連載小説
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act28・セラエノ学園ラジオ4
3…


2…


1……きゅー!






ネフェ「ネフェルティータと!」
ステラ「ステラのー!!」
二人 「「セラエノ ラジオ☆ジャックー♪」」
イチゴ「こやつゲストのクセに番組ジャックしおったー!?」




(オープニングテーマ)
『性感秘孔』 歌・ネフェルティータ
(画面の前のお友達も一緒に歌ってみよう)

温泉が揺らぐ
湯気の輪が広がる
触れ合った肉球に赤い電流♪

全力を出すだけで
寿命加速装置とか
案外打たれ弱いあなたが好きよ

愛が心に届かなくて
宙に浮く涙
でも不倫だって構わない
あなたと生きたい

わんっ♪
真っ赤な蝶にまたがって
あなたに急降下 ah ah
ノーコンな想いでも あなたに届きますように…
心にハートの矢を放つ

いけないとわかってても 私はあなたを愛してる
神様にだって邪魔させない♪
神様にだって止めさせない♪





ネフェ「おはようございます、こんにちわ、こんばんわ?
    本当にお久し振りです♪
    今日もあなたと一緒に辺境ジャック☆!
    メインパーソナリティーのネフェルティータです♪」
イチゴ「おはこんばんちわ、したぼくどもー!!
    同じくオヌシらの女神、メインパーソナリティーのイチゴじゃー!!
    そして今回は……!何と何とぉー!!」
ネフェ「そうです!
    今回はまさかまさかの公開録音に踏み切っちゃいましたー♪
    という訳で今回の放送はスタジオを飛び出して、
    セラエノ学園裏山、最近は学園都市セラエノの観光名所になりました
    セラエノ鉱山温泉、女湯よりお送り致します♪」
イチゴ「ん〜〜〜〜?
    男性リスナーの悲鳴が聞こえてくるようじゃのう。
    そもそもこの鉱山温泉は混浴だったはずなのに〜っと
    淡い期待を抱いて温泉にやってきたリスナーも多いようじゃが、そこはそれ。
    大事なゲストがおるというのに無駄に混浴なんぞさせてたまるかというものじゃ♪
    入浴料100z程度でワシらの玉の肌を見ようという魂胆が甘いのじゃ!」
ネフェ「私はそもそも込む時間帯にお風呂に入っていませんが……。
    男湯で頑張っている佐々先生ーっ、お友達の方々もーっ!
    侵入者が女湯に入って来ないようにお願いしまーす!!!」

ぎゃああああああああああああああああああああ……

おのれぇぇぇ…、宿利ぃぃぃ…

よくも我らを謀ったなぁぁぁぁ…

許さん……、許さんぞぉぉぉぉぉぉぉぉ…


ネフィーの……、ネフィーたんの…!!

究極生オッパイを思う存分視姦出来ると思ったのにぃぃぃぃ…!!

イチゴ「何でワシの一切の無駄のないナイスバディ目当ての客がおらんのじゃろ?
    そんな大馬鹿もんにはちょうど良い罰じゃ♪
    精々ロリコンに生れ落ちなかったことを……
    佐々の針と指圧で見る快楽地獄で後悔するが良いのじゃー♪」
ネフェ「尚、危険人物としてリストに載ったロウガさんは
    アスティアさんと綾乃さんのスペシャルタッグに、
    サイガ君は奥様のコルトちゃんに、
    紅龍雅さんはアルフォンスさんに連れて行ってもらいました♪」
イチゴ「今頃、ルゥの店でコッテリ絞られておるじゃろうな。
    説教的な意味と性的な意味で。」
ネフェ「ついでに今回のゲストがと〜〜〜〜っても素敵なナイスバディな方なので
    確実に覗きに来るであろうと心配していた二代目ロウガ君は
    新番組『モンスターハンター娘々M』の主役に抜擢されたため、
    現在、別スタジオにて撮影の真っ最中で来られませんでしたー♪
    ロウガさん、龍雅さん、サイガ君にロウガ君が揃ったら
    佐々先生も危なかったと言っていましたから助かりましたね、イチゴ先生。」
イチゴ「あやつらが乱入したら番組どころじゃないからのぅ。
    では、CMの後は素敵なゲストとフリートークのコーナーじゃ!!
    チャンネルはそのまま。
    今日はワシら、完全すっぽんぽん!
    生まれたまんまの姿で、温泉に浸かりながら放送じゃー!!」
ネフェ「それではセラエノ ラジオ☆ジャック。
    鉱山温泉よりリスナーへ愛を込めて!
    今日も始まりますよ〜♪」


ステラ「あたしが読んじゃって良いの?
    あはは、段取りとか意味ないじゃない♪
    この番組は、ある意味地獄の一丁目、セラエノ学園。
    肩こりスッキリ……、あたしも行ってこようかな…?
    あっと、佐々鍼灸医院!!
    安くて早くて美味しくてガッツリ、フラン軒。
    大人の男女の癒しの社交場、娼館・テンダー。
    月夜の不思議な出会い、小料理屋・月音。
    熱血レベル激MAX!!フンドシソフトー!!!
    の、提供でお送り致します。
    ちょっとミスっちゃった♪てへっ♪」



―――――――――――――――――――――――――――――――――


ネフェ&イチゴ
   「「フリーダムトークのコーナー!!」」


ネフェ「タイトル変わっちゃいましたね?」
イチゴ「そりゃあ、毎回毎回段取り無視したトークじゃからのぅ。
    タイトルの一つや二つ変わろうものよ。」
ネフェ「あはは♪
    では、フリートーク改めフリーダムトークのコーナーです♪
    このコーナーでは、ゲストと私たちが台本にないトークを繰り広げて
    ゲストとスタッフを困らせてしまおうってコーナーです。
    そしてお待ちかねの今日のゲストはぁ〜〜♪」
ステラ「…………………ぷふっ♪
    あはははははははははははは♪♪
    笑いを堪えるのが大変♪」
ネフェ「はい、今日のゲスト。
    現在、沈黙の天使様の超売れっ子アイドル。
    このラジオの前番組『ステラのキラキラ☆星』のメインパーソナリティー。
    ピクシーのステラちゃんが、うちのラジオに来てくれました♪
    お久し振りです♪」
ステラ「お久し振りでーす♪
    今日はお邪魔しに来ちゃいましたー♪」
イチゴ「早速、番組ジャックしてくれたのぅ貴様。」
ネフェ「ちょっと!
    いきなりゲストを貴様扱いしないの!!」
イチゴ「五月蝿いのじゃあぁぁぁ!!!!
    そもそも貴様ら、ワシの目の前でお湯に乳を浮かべるとは良い度胸じゃのぉ?
    それはワシに揉めということか?
    あ〜ん?」
ネフェ「そんな訳ないじゃないの!!」
ステラ「え、あたしは構わないけど…?」
ネフェ「ステラちゃん、軽く考えない方が良いですよ!!
    イチゴ先生の乳揉みで堕ちた女の子はまさに星の数なんですよ!!
    ステラちゃんも将来的にまともな恋愛をしたいんだったら、
    安易に揉ませない方が良いですよ。
    …………でも、ホントにおっきな胸ですね?」
ステラ「えへへ、ありがと♪
    だってあたしの売りは『ロリ巨乳のピクシー』ってことなんだもん♪」
イチゴ「だがオヌシの属性は尽く潰されていっておるのぅ?」
ネフェ「ちょ、それ禁句!!」
ステラ「………そうなんだよねぇ。
    正確にはレオタードだけど、スク水属性はサハギンに持ってかれて、
    ロリ巨乳属性はホブゴブリンなんかに持ってかれて……。
    あたしの個性を確立させようとバトルSSに出演したり、
    かなりエッチなSSでは赤裸々に晒してみたり…。
    あたしこんなに努力してるのに…。」
ネフェ「あわわわわわわわわ!?
    あ、サ、サクラ君!!!
    すぐに何か飲み物を用意してー!!」
イチゴ「……気が付かなかったのじゃ。
    まさか一緒のお湯の中にサクラが入っておったとは…。
    今、泣きながら風呂から上がったのじゃが、
    何と違和感のない女体化じゃ。
    なるほど、サクリストの連中があやつでオナニ(わん♪)する訳じゃ。」
ステラ「ねぇ、今の子……何、何?
    本当は男の子なの?」
ネフェ「うわ、食い付いた!?」
イチゴ「おう、あれが学園都市セラエノ名物の1つ。
    史上最強の男の娘、サクラじゃ。」
ステラ「へぇ……、あの子が本物のサクラ君かぁ…。
    DVDで見た時より可愛い子だね♪」
イチゴ「そうじゃ、オヌシにこれをやろう。」
ネフェ「?」
ステラ「??」
イチゴ「てこてこん♪
    サクラの鬼ち(わん♪)こ等身大バイブ〜〜!!」
ネフェ「ブフゥッ!!!!」
ステラ「すごく……、大きいです。
    てゆーか、冗談でしょ!?
    軽く20cmは超えているよ!!」
イチゴ「身長152cm、体重48kgのサクラじゃが、
    この鬼バイブの通り、最大まで勃起すると
    脅威の縦25cm、太さ6cmまで大きくなるのじゃ。
    しかも大きくて太いだけじゃないのじゃぞ?
    うちのオッパイドラゴンとど貧乳リザ子に仕込まれたテクニックで
    2大魔物娘を満足させてしまうスキルを手に入れておる。
    まさしく魔王納得の味!!」
ステラ「ま、魔王納得の味…!?
    ね、ねぇ……、この後、彼をつまみ食いしちゃっても良いかな?」
ネフェ「やめておいた方が…。
    彼の恋人って、うちのセラエノ一家のベスト5の強さ持ってるから…。」
ステラ「う…!?
    諦めようかなぁ…、あはは…♪」
イチゴ「ワシも諦めることを推奨……っと。
    飲み物を持ってきたようじゃな。
    ふむふむ……、ワシにはテキーラっと…。」
ネフェ「私は……、あ、冷たいお茶♪
    ありがとう♪
    今はお酒よりお茶が飲みたかったんです♪」
ステラ「あたしは……おお〜♪
    アーネンエルベのアイスティー!?
    わざわざ取り寄せてくれたんだ〜♪」
ネフェ「さすがロウガさんの跡継ぎです♪
    20年後の世界では、まさに私の教育の賜物ですね〜♪」
ステラ「あ、ロウガさんと言えば!
    さっきの曲、大胆〜♪」
ネフェ「え、あ、あの……、あの人にはこれくらいやらないと伝わりませんから…。」
ステラ「………ねえねえ、イチゴちゃん。
    ネフィーってアヌビスよね?
    アヌビスってお堅いイメージがあるんだけど、こんなに可愛い生物だったの?」
イチゴ「……こやつが特別なのじゃ。
    まぁ、ほら。
    オヌシも知っての通り、セラエノという土地は
    変わり者やはぐれ者が集まりやすいのじゃ。
    こやつもアヌビスのクセに、自己管理は出来ないわ、想い人の管理も出来ぬわで
    教頭なんぞやれておるのが不思議なくらいでのぅ。」
ステラ「そういうイチゴちゃんもはぐれ者だよね?
    サバト主催してる〜って聞いたことがあるけど、
    あまりサバト運営には熱心じゃなさそうだし。」
イチゴ「ワシにはエロゲーという使命があるからのぅ。」
ネフェ「………さり気に酷いことを言われているような気がする。」
イチゴ「気にするでない。
    さて、そろそろCMに行けとスタッフが五月蝿いんで
    次のコーナーに行くのじゃ!!」
ネフェ「チャンネルはそのまま。」
ステラ「良い子にCM明けるのを待っていたら、投げキッスしてあげるよ♪」



―――――――――――――――――――――――――――――――――


三人 「「「ふつおたのコーナー♪」」」


ネフェ「このコーナーは皆さんから寄せられた
    普通のお便りを私たちが読んじゃいましょう♪
    というコーナーです。」
イチゴ「今回は2通!
    まず最初のお便りを、ステラの嬢ちゃんが読んでくれるのじゃ!!
    読まれたリスナー、ティッシュとゴミ箱を用意するのじゃ!!!」
ステラ「あははは♪
    こほん、このお便りはラジオネーム『ササニシキ』さんよりいただきました。
    ………これ、読んじゃっても大丈夫?」
イチゴ「気にすることはないのじゃ。
    いつかは来るじゃろうと思っておった質問じゃ。」
ステラ「ええっと、じゃあ、読むね。
    『なぜ!なぜに!!本編&風雲のエロシーンが増えないのか!!(血涙)
     ネフェルティータの(わん♪)や(わんわん♪)なシーンや
     ノエル帝の(わん♪)や(わぉ〜〜ん♪)、
     イチゴちゃんの(バァッフォン♪)などなどを期待してるのにorz』
    という質問をお二人にいただいて……って、めっちゃ頭抱えてる!?」
ネフェ「うう……、ついにこの質問が…。」
イチゴ「アヌビス、耐えるのじゃ。
    耐えて平然とダメージを受け流すのじゃ…。」
ステラ「え、えっと……?」
ネフェ「ご、ごめんね…。
    ではその質問には私からお答えします。
    はっきり言ってしまえば、このSM放送局MamoMusuRadio社長の
    宿利京祐自身の技量不足が問題です。
    えっちなお話を書こうにも、思い浮かぶのは基本的に似たようなシュチュエーション。
    それにギャグである『風雲!セラエノ学園』ならともかく
    ほとんどシリアスな『Lost in BLUE』では無理矢理エッチなエピソードを
    入れ込むことが不可能なのだと、さっき不貞寝する前に聞き出しました。」
イチゴ「その内書く、とは言っておったが……ラジオネーム『ササニシキ』とやら。
    あれの『その内』は当てにならんから、気長に待つのじゃ。
    忘れた頃にエッチなエピソードが出ると思うぞ?」
ネフェ「その頃まで読んでくれる人がいるかどうか…。」
ステラ「うわわわ!?
    落ち込まないで!!
    次、次のお便りも読んじゃうからね!?
    ラジオネーム、サイ……?
    サイレントエンジェル!?
    うちのプロデューサーだ♪」
ネフェ「え……!?
    まさか、そちらからも……?」
ステラ「違うみたいだよ。
    『ネフィー先生、イチゴ先生、こんばんは。
     サイレントエンジェルです。
     いつも楽しくラジオに限らず、楽しくみなさんの生活を拝見しております。
     社長の宿利様にもお世話になっております。
     そしてこのたびは私のステラをお招きいただき、誠にありがとうございます。
     プロデューサーの私と同様未熟者で
     なにかと粗相をするかもしれませんが、どうぞご容赦くださいませ。
     今後ともお付き合いのほど、よろしくお願いします。』
    というメッセージです♪」
ネフェ「こちらこそ、ステラちゃんのゲスト承諾を受けていただきありがとうございます。
    社長の宿利に代わりまして、私たちより厚く御礼申し上げます。
    おかげ様で楽しい収録になっております♪」
イチゴ「さっきのCMの間に揉ませてもらったんじゃが…、
    形といい、大きさといい、柔らかさといい
    うちの大首領と良い勝負だったのじゃ。
    サイレントエンジェル、オヌシのおかげで楽しい収録じゃぞ!」
ネフェ「オッパイ揉んで楽しんでいるんじゃありません!!!
    セクハラ以外にやることないんですか!?」
イチゴ「ある訳ないのじゃ?」
ステラ「あ、ごめん。
    まだ続きがあった……ふむふむ。
    『PS そちらの名物伏せ字、『(わんわん♪)』をパクって申し訳ありません。』
    だって♪
    あはは♪
    最後にスライディングで土下座してるイラストが付いてるよ〜♪」
ネフェ「本当にありがとうございます。
    では、本日のふつおたのコーナーはここまでです♪」
イチゴ「次はお悩み相談のコーナー!!
    何やらこの番組のメインコーナーになりつつあるのじゃが、
    今回も気合の入ったお悩みが来ておるのじゃー!!」
ステラ「CMの後もまだまだ続きます♪
    私にも答えられると良いな?」



―――――――――――――――――――――――――――――――――



ネフェ&イチゴ
   「「セラエノ学園、お悩み相談室ー♪」」

ネフェ「このコーナーは、皆様のお悩みに…。」
イチゴ「ワシら大人なお姉さんが、官能的に答えてやろうというコーナーじゃ!」
ステラ「ネフィーはともかく……、イチゴちゃんが大人?」
イチゴ「しゃらっぷ、このオッパイピクシー!!
    本日最初のお悩み相談、カモン!!」
ネフェ「ラジオネーム、ドッペルゾルドナーさんからいただきました。
    『上司のリリムが奔放すぎて困っているのです。
     気まぐれに遠くに出掛けてしまったり、奇行に走ったりと枚挙にいとまがないのです。
     このままではほかのリリム姉妹から浮いてしまうと思われるのです。
     なんとかして精神的に大人になってほしいのです。
     何か言い解決案はないですかねぇ〜…』というご相談です。
    何だかさっきも似たような話をしてましたね♪」
ステラ「うう……、そういえばあたしもピクシーらしくない立場かも…。
    二人はどう思う?
    やっぱりあたしたちってイメージ商売だから、種族のイメージは大事にする方?」
ネフェ「私は……、偉大な先人たちの名を汚さないようにイメージを大事に…。」
イチゴ「はい、ダウトー。」
ネフェ「否定1秒!?」
ステラ「ごめん、あたしもネフィーをフォロー出来ないよ…。」
ネフェ「ステラちゃんまで!?」
イチゴ「オヌシ、アヌビスのイメージってわかっておるのか?」
ネフェ「え……?
    そ、そりゃあ、私だってアヌビスの端くれです!
    クールで几帳面で…。」
イチゴ「その時点でアウトなのじゃ。
    オヌシ、クールと言うよりただのクソ真面目なだけじゃし、
    几帳面が売りという割りには、
    朝は二度寝をしたいなどとベッドの上でグダグダしていたり、
    実は掃除とか基本的な家事が出来ないから全部使用人任せなどなど
    ワシの知らぬことはないのじゃぞ?」
ネフェ「なっ!?」
ステラ「え、なになに!?
    その情報ってどこから!?」
イチゴ「こやつんとこの使用人から聞いたのじゃ。」
ネフェ「セェェェェェェェトォォォォォォォーッ!!!!!!!」
イチゴ「そんな訳じゃ、ドッペルゾルドナー。
    オヌシもくだらぬことをウジウジ考えるでないのじゃ。
    ワシらは生きておる。
    生きておる以上は、様々な性格や生活スタイルが存在するのじゃ。
    リリムらしくないと言うが、そもそも人間という種族であっても
    人間らしい性格なぞ存在しないのじゃ。
    というところで、このお悩みに対する回答は以上じゃ。
    その性格はきっと直らぬ。
    諦めるのじゃ。」
ステラ「あ、続きがあるよ?
    『PS:バフォメットなのに「〜なのです」はアリですか?』と来てるけど
    イチゴちゃんは同じバフォメットとして、どう思う?」
イチゴ「うちの従姉妹にもそんなのがいるのじゃ。
    ワシより年上のクセに『ですの〜♪』と年下ぶるのもおるしな。
    気にするな、ドッペルゾルドナー!!
    いつか気にならなくなるのじゃ。」
ステラ「じゃあ、次のお悩みはあたしが……ってネフィー?
    そろそろ復活してほしいなぁ?」
ネフェ「……くすん。」
ステラ「あちゃ〜…、ちょっと弄りすぎちゃったかな?
    ではラジオネーム、『ロア』さんからいただきまし……んん?」
イチゴ「どうしたのじゃ?」
ステラ「えっとね、これ文字化けしちゃったのかな?
    『こんは’’んは○ わ+=Jは ことは’’ か’’ へ+= て’’す○
     と’’うJ+=ら ことは’’ か’’ うまく ない ますか ?』
    というお便りなんだけど…。」
ネフェ「え……?
    ああ、この文章だったら……えっと…。
    こんばんは。わたしはことばがへたです。
    どうしたらことばがうまくなりますか?と書いているんですよ。」
ステラ「すごい…、ちょっと見ただけで解読出来るなんて…!
    やっぱりアヌビスの能力はハンパじゃないんだ…。」
ネフェ「いえ、イチゴ先生の文字を見慣れているだけです。」
イチゴ「………道理で親近感の湧くお便りだと思ったのじゃ。」
ネフェ「イチゴ先生の文も古代文字級ですから、
    一時期は辞書と過去の書類と照らし合わせて解読していたくらいです。」
ステラ「どれだけ汚いの!?」
ネフェ「言葉では言い表せないくらいです。
    ではロアさん、あなたのお悩みに私がお答えします♪
    言葉はコミュニケーションの基本ですけど
    焦らずゆっくり覚えていってくださいね。
    綺麗で正しい言葉は、あなたの人格を表現してくれます。
    難しく考えず、周囲の人たちと一緒に楽しく覚えていってくださいね♪」
イチゴ「じゃ、最後はステラの嬢ちゃんに答えてもらうとするかのう。
    ラジオネーム『謎のヤングガイ・仮面のウェールズ』さんからいただいたのじゃ!!」
ステラ「あはははは、何それ〜♪
    ツッコミ待ちしてるの、そのラジオネーム♪」
イチゴ「こまけぇこたぁ良いんじゃよ!
    おっと、個人名は伏せて読んでやろう。
    魔物の情けじゃ。
    『こんばんは。』うむ、こんばんわ。」
ステラ「こんばんわー♪」
ネフェ「じゃあ、私もこんばんわ♪」
イチゴ「『Hとか言う馬鹿たれが、「第二部でウェールズ出す」とか言っていた癖に、
     いつまでもグズグズしていて腹が立つ。
     ミンチにするか、ソーセージにするか、せんべいにするか、
     どれが良いと思うか教えていただきたい。』という内容のお便りを
    もの凄く達筆な筆文字で送られてきたのじゃ。
    こやつらしいと言うか、時代錯誤と言うべきか…。」
ネフェ「凄い……!
    手紙にとてつもない怨念とストレスが叩き込まれてる!?」
ステラ「こ、これにあたしが答えるの?
    えっと、じゃあ月並みだけど、直接的な武力行使はやめた方が良いよ?
    なかなか出番がなくて苛々する気持ちもわからなくもないけど
    それをやっちゃうと永遠に出番が来ないような気がするんだ。
    謎のナイスガイさん、きっと今は耐える時期なんだと思うよ。
    だから腐らないで、いつか来る出番のために準備をしててください。
    あたしも謎のナイスガイさんの物語を楽しみにしています♪」
ネフェ「という感じに綺麗にまとまったところで本日のお悩み相談室はここまで♪」
イチゴ「CMの後は待望の新コーナーじゃー!!!」



―――――――――――――――――――――――――――――――――



ネフェ「あのキャラこのキャラの裏事情…。」
イチゴ「口にすることもはばかれるような本編に出てこない情報コーナー。」
ステラ「題して『楽屋裏』ー!!まんまじゃん♪」

ネフェ「はい、始まりました。
    オフレコ発言満載の珍コーナー、楽屋裏。
    あのキャラの裏設定ってどんなの〜?とか
    このキャラの作者脳内設定ってどんな感じ?という
    誰も特に気にしていないであろう設定を暴露しちゃうのが
    この楽屋裏の趣旨です♪」
イチゴ「例えば、二代目ロウガの筆おろしをしたのは姉のルッツだったとか
    うちの大首領の尻尾は1本に見せかけて、実は5本生えているだとか
    最近、うちの学園長殿はこれ以上自分の子供が出てこないかビクビクしているとか
    ぶっちゃけ他愛もない情報コーナーじゃ。」
ステラ「その他愛のない例えの中に、かなり不味いのが入っていたような…?」
イチゴ「気にするななのじゃ。
    さて、第1回のこのコーナーじゃが……、
    オヌシ、ゲスト権限で聞きたいキャラはおるかの?」
ステラ「え、そ、そうね…。
    う〜〜〜〜〜ん……、じゃあ………、ルゥ夫妻で♪」
イチゴ「何じゃ、娼館で雇ってほしいのか?」
ステラ「違うよ〜!
    ただ…、どうやったらあんなラブラブな夫婦になれるのか純粋に興味が…。」
イチゴ「あ〜…………。
    夢が壊れるかもしれぬのぅ。
    アヌビス、説明してやるのじゃ。」
ネフェ「結局、解説は私任せですか…。
    えっと、ルゥ=オルレアンさん。年齢は(わんわん♪)歳。
    オルレアンというのは旦那さんのジャックさんの苗字ですね。
    ジャックさんとの出会いは、ジャックさん11歳の頃で……。」
ステラ「ダウトー!!
    11歳で出会ったって、何!?」
ネフェ「えっと……、そのあたりは『Bad Communication』と
    『Lost in BLUE(第一部)』の第4話を見ていただくとわかるのですが、
    掻い摘んで斜めからバッサリ言ってしまうとと、
    当時、美味しそうな少年だったジャックさんが
    ギルドの配達員として娼館にやってきたのが運の尽きで
    ルゥさんに食べられてしまって、度重なる逢瀬の末に結婚したということです。」
ステラ「ショタかぁ…。
    守備範囲内だけど。」
ネフェ「尚、どうでも良い情報を追加すると、夫のジャック=オルレアンさんですが、
    名前の由来は『ジャック=オ=ランタン』からもじったそうです。」
ステラ「本当にどうでも良い情報だ!!」
ネフェ「現在のお仕事ですが、
    ルゥさんはロウガさんをモデルに書いた悲劇小説が売れたのがきっかけで
    劇場の人気作家として大変忙しい日々を送っています。
    現在公開中の恋愛劇『小さな勇気』は
    当学園アイドル、リザードマンのガーベラちゃんをモデルに描かれたそうです。
    まぁ、お相手のイメージは当然マザコンのあの人ですけど…。」
ステラ「ふむふむ〜。
    うちの相方もそういう活動しないかなぁ…。」
ネフェ「そしてお店の方は、名目上はジャックさんが店長代理という形で繁盛させています。
    彼のきめ細かい性格、マネジメント能力、
    年上のお姉さんに御奉仕し続けた日々のおかげで身に付いたサービス精神で
    お客さんにもお店の女の子にも信頼される良い店長さんです。」
ステラ「……良いなぁ、そんな男性が傍にいてくれたら良いのに。」
ネフェ「あら、ステラちゃんはお相手がいないんですか?」
ステラ「知ってて言わないでよ〜。
    そりゃあ、あたしだって男性経験はそこそこだよ?
    でも特定の男性はいないの。
    まぁ、言ってみれば魔性の女って感じ?」
ネフェ「あはは♪
    確かにステラちゃんは綺麗というか小悪魔的というか♪」
ステラ「この魅惑のボディで、どれだけの男を泣かしてきたか♪」
ネフェ「ちなみにジャックさんも、お店にあれだけ魅力的な女性がいるというのに
    ルゥさん以外に欲情しないと豪語しています。
    ルゥさん本人は、『幼い頃から調教をしておいて良かった』という
    コメントを寄せてくれました。」
ステラ「なるほど…、良い男は青田買いっと♪」
ネフェ「こんな感じです。
    楽屋裏というにも、この二人にはそれ程裏設定がなかったんですよ。
    そもそも『Bad Communication』の時からアスティアさんの出番がほとんどなく
    物語の狂言回しとして考えられたのがルゥさんだったというのが
    裏事情らしい裏事情ってくらいですね。」
ステラ「そういえば、ここの社長さんの作品の傾向って
    メインヒロインの出番が空気って話を聞いたんだけど…?」
ネフェ「それは言わないお約束で……ってイチゴ先生!!
    お酒ばかり飲んでないで、こっちの会話に戻ってきてください!!」
イチゴ「む、やっと終わったかの?
    サクラ、テキーラを5、6本用意しておくのじゃ。
    番組終了までには飲み終わるじゃろう。」
ネフェ「飲みすぎです!!
    一体何本ボトルを開けたと思っているんですか!!!」
ステラ「………あれ?
    そういえば、この不自然に転がったウォッカの空き瓶がたくさん…。」
ネフェ「え…?
    あ、あら、私としたことが……、ついつい…。」
ステラ「ウォッカはついで飲めるものじゃないと思うんだけど…。」
イチゴ「酒と言えば、ジャックの親父はワシの飲み友達じゃ。
    95歳でまだまだ現役。
    16人の妻と38人の子供たち囲まれながら、
    株と投資で更なる財を築こうとしておる幸せ者じゃ。
    ルゥの店にも多額の投資をしておるようで、財はまだまだ増えるぞ。
    このセラエノであやつの財産に対抗出来るとしたら、
    うちの学園長か、ワシのお気に入りのディオーレ嬢を攫ったフラン
    ぐらいなものじゃろうな。」
ステラ「えーっと、人間?」
イチゴ「イエス、人間。」
ネフェ「私的には人間で括って良いのかわかりませんが…。
    今回の楽屋裏は以上です。
    ステラちゃん、第1回目は如何でしたか?」
ステラ「何だか黒い部分を覗いちゃったような…?」
イチゴ「大体楽屋裏なんぞそんなものじゃ。
    オヌシだって人に言えない秘密の性癖の一つや二つあるじゃろ?」
ステラ「そりゃあ、良い女なら秘密の一つや二つ。
    恋愛のスパイスとして持ち合わしてるけど…。」
イチゴ「それと一緒じゃよ。」
ネフェ「あはは、一緒にして良いんでしょうか…?
    では今回の楽屋裏はここまでです♪
    このコーナーでは、このキャラあのキャラの裏事情を知りたいという
    リクエストをお待ちしています。
    もしも多数寄せられた場合は、
    恒例の麻雀などの方法で選ばせていただきますのでご了承ください。
    また、応募は宿利作品オリジナルキャラのみとさせていただきます。
    ゲストキャラの著作権や世界観は、原作者様にありますので
    楽屋裏対象外とさせていただきます。」
ステラ「CMの後はエンディングでーす♪」



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(エンディングテーマ)
BGM・バッハ『主よ、人の望みの喜びを』



ステラ「エンディングだよー♪」
ネフェ「今日は本当に来てくれてありがとう、ステラちゃん♪」
ステラ「こっちこそ呼んでくれてありがとう♪」
イチゴ「ワシもムカつくけど、良いオッパイをありがとうなのじゃ。」
ネフェ「あなたという人はもう!!」
ステラ「あはは……。
    結局、イチゴちゃん、収録の休憩時間の間中、
    あたしの胸ばっかり揉んでたよね。」
イチゴ「ご馳走様なのじゃ♪」
ネフェ「そういえば、ステラちゃんって地味にセラエノ学園にも出てたね。」
ステラ「そうそう♪
    お便り読んでもらったり、劇場とかでの宣伝してくれたり、
    そっちの生徒さんが、あたしたちのラジオ聞いてくれる〜とか
    結構チラホラ出してもらってたね。」
ネフェ「そしてついにゲスト参戦♪
    さすがに本編では出れないですけど…。」
ステラ「駄目駄目、あっちは無理無理♪
    さすがにバトル属性は獲得出来たけど、あっちのハードな世界じゃ
    あたしの身体が持たないよ〜♪」
イチゴ「ところでオヌシのとこの、アロンダイト親子どうにかならぬか?」
ステラ「え…!?
    な、何か粗相をしちゃった!?」
イチゴ「いやぁ……、今ワシ、カードゲームのイラストの仕事もしておるんじゃが
    アロンダイト親子のカード性能が酷すぎて話にならんのじゃ。
    何、ファラは武力9で知力5でコスト2?
    リトルに至って武力8の知力4でコスト2?
    これにヒロ=ハイルの計略効果が加わるとチート性能じゃ!!」
ステラ「ああ……、何かやらかした訳じゃないんだ…。
    でもそれをあたしに言われても…。
    文句言うなら販売元に言った方が…?」
イチゴ「販売元はうちの学園長と大首領じゃぁぁーっ!!!!」
ステラ「文句言えないね、それ♪」
ネフェ「ごめんなさい、うちのイチゴ先生が空気読まなくて本当にごめんなさい。」
ステラ「大丈夫、大丈夫♪
    これくらい想定の範囲内だよ♪」
ネフェ「今日は楽しんでいただけました?」
ステラ「うん、すっごく!
    温泉に浸かりながら、何も着ないで収録するって
    不思議な開放感があって癖になっちゃうかも♪」
ネフェ「効能に美肌効果がありますからお肌ツルツルになりますよ♪」
ステラ「噂には聞いてたけど、うち以上に筋書き無視のラジオも刺激的だったよ♪
    それにお土産までもらっちゃったし♪」
イチゴ「おう、等身大サクラバイブ、大事に使うのじゃ。
    品質保証安心のセラエノ産オリハルコンを贅沢に使用した
    半永久的に壊れないバイブじゃ!
    満足すること間違いなし♪」
ネフェ「そんなものをお土産に渡す方も渡す方ですが…。」
ステラ「他にもフラン軒の唐揚げまでもらっちゃったよ♪
    たくさんもらったから、帰ったらみんなで食べるね。」
ネフェ「あ、レンジでチンするよりトースターで軽く焼いた方が
    外はカリカリで中はジューシーに温まりますよ♪」
ステラ「りょうか〜い♪」
ネフェ「ではエンディング恒例のコーナーのおさらいです。
    ふつおたのコーナー。」
イチゴ「リスナーから寄せられた普通のお便りを、
    ワシらが良い声で読み上げる羞恥プレイのコーナーじゃ!」
ネフェ「セラエノ学園、お悩み相談室のコーナー。」
ステラ「皆さんから寄せられた助けて〜というお悩みを
    あたしたちが…って、あたしは入ってないよ。
    ネフィーとイチゴちゃんが解決のお手伝いをするコーナーです♪」
イチゴ「あのキャラこのキャラの裏事情、楽屋裏のコーナー!」
ネフェ「あの人の裏設定ってどんなの?という疑問に
    ネタバレしない程度にお答えするコーナーです。
    運が良かったら、そのキャラの未来までわかるかも♪」
イチゴ「お便りの応募期間はいつも通りなしなのじゃ。
    他にもコーナーは、その場のノリやオヌシらのお便りで増えるかもしれんから
    番組は毎回チェックしておくのじゃー!!」
ネフェ「それでは今回の『セラエノ ラジオ☆ジャック』はここまで。
    お相手は、ネフェルティータと…。」
イチゴ「大陸三大美女の頂点、イチゴと!!」
ステラ「ゲストのステラでセラエノ鉱山温泉から〜♪」
ネフェ「公開収録でお送り致しました♪
    では、またどこかで…。」
三人 「「「お会いしましょう♪」」」



ステラ「この番組は、ある意味地獄の一丁目、セラエノ学園。
    肩こりスッキリ、佐々鍼灸医院。
    安くて早くて美味しくてガッツリ、フラン軒。
    大人の男女の癒しの社交場、娼館・テンダー。
    月夜の不思議な出会い、小料理屋・月音。
    熱血レベル激MAX、フンドシソフト。
    そして、ラジオの前のみんな。
    公開収録に集まってくれたみんなの提供でお送り致しました。

    今度はあたしのラジオで会おうねー!!」









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ステラ「んふふ〜、次回予告〜♪
    時はOEDO、場所はジパング!
    長き平和は時に腐敗を生み出す。
    悪代官沢木と悪徳商人イチゴ屋の野望を砕け!!
    次回、『風雲!セラエノ学園』第29話、『暴れん坊皇帝』!
    え、何だか世界観が違う?
    あたしゲストだからわかんな〜い♪」

ネフェ「ステラちゃ〜ん、打ち上げ、フラン軒に決まったよ〜!!」
ステラ「あ、待ってー!
    すぐに行くからー!!」




11/07/16 23:50更新 / 宿利京祐
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■作者メッセージ
お久し振りです、こんにちは、こんばんは、おはようございます?
久し振りのラジオSS、ラジオ☆ジャックは如何だったでしょうか?
今回もたくさんのお葉書をいただき、ありがとうございました。
そして沈黙の天使様、看板キャラのステラちゃんを
快くゲストとしてお貸しいただき、ありがとうございました。
またちょくちょく遊びにきてくださ(殴

今回、やらかした通り『楽屋裏』のコーナーを開始しました。
もしも宿利作品オリジナルキャラで
こいつの裏側を知りたいというキャラがいましたら
遠慮なく感想やメールにてリクエストしてください^^。
もしも裏設定のあるキャラでしたら、番組内で放送する『かも』しれませんw

では最後になりましたが
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
特に今回は、お疲れ様でした(--;。
また次回、お会いしましょう!

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