連載小説
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act25・絶叫!パワフル草野球2011 C
サイガ
「…で、出るんだ。久し振りの出番だったのにデッドボールぐらいで引っ込んでたまるかぁ…!」

コルト
「医者も無理だって言ってたろ。てゆーかお前、顔面陥没してて自分の顔がわからないくらい包帯巻いている状況でよくそんなことが言えるよな?サイガ、気が付いてる?お前、今自分の顔にモザイクがかかってるって。」

サイガ娘その1(ナンブ)
「ぱぱ、すっごいもざいく〜♪」

サイガ娘その2(カレフ)
「あぶ〜♪」

コルト
「ほら、子供たちも笑ってるじゃないか。」

サイガ
「や、やかましい!俺は笑われるために出場した訳じゃないんだぞ!!娘たちにカッコいいお父さんを見せてやりたいんだ。決して面白いお父さんなんて見せたかった訳じゃないんだぞ!!」

コルト
「贅沢だねぇ、お前も。本編で副将補佐って役職で大出世していたじゃないのさ。それだけでも娘たちには自慢出来るんじゃないのか?むしろカレフはまだあっちじゃ生まれていないけどね。」

サイガ
「あっちでは確かに出世したけど、あんまり出番ねえじゃん!あのルオゥム戦役の話だって主役は龍雅のおっさんだし、アルフォンス姐さんとノエル姐さんがいる限り俺は時々状況説明でちらっと名前が出るくらいなんだよ!!作者、殺す!!」

コルト
「………サイガ、娘の前でそういう言葉遣いをするなっていつも言ってるだろ。悪い言葉を覚えたらどうするんだ。もしも悪い言葉を覚えたら……、どうなるかわかっているだろうな?」

サイガ
「お、俺、怪我人!!」

コルト
「安心しろよ、お前が死なない程度にボコってあげるから。まあ、その後でお前のコレクションを再現して悦ばせてやるから、そこまで悪いようにはしないよ。終わったら、コレクションを捨てるけどな。」

サイガ
「や、やめてくれ!!」


コンコン

ガチャ


???
「回診の時間です。」

コルト
「あ、お願いします。じゃあ、ナンブ。お医者さんがお父さんを見てくれている間に、売店でお菓子でも買おうか。今日は一日良い子にしていたから、2つ買っちゃうよ。」

ナンブ
「わ〜い♪」

コルト
「では、先生。お願いします。」


ガチャ

スタスタスタ…


サイガ
(すまん、コルト。俺はお前を愛している。だが……、こんなバインバインの女医さんを前にして、心拍数が危険値まで高まっている!きっと血圧もやばいことになっているだろう…。さすがにうちの学園の『真(チェンジ)!好色一代男』、スーパージジイと同じようにアッチコッチに子供を作るようなことにはなるまいが…。)

???
「…あまり、奥方を泣かせることはしない方が良いな。」

サイガ
「え、な、なんのことっすか!?」

???
「まぁ、良いよ。私も医者と偽って潜り込んでいる訳だし。」

サイガ
「………へ?お姉さん、女医さんじゃないんすか?」

???
「うん、女医ではないね。本職は……、まぁプログラマーと言っておこうか。君に頼みがあって、ここまでわざわざ足を運んだ訳だ。」

サイガ
「頼み…、ですか?」

???
「ふふふ、緊張しなくても良いよ。ただ君が負傷退場した枠に、私を出させてもらえないかな?」

サイガ
「だ、駄目だ!俺だって出番が…。」

???
「そう言うと思ったよ。もちろん、タダで譲ってもらおうなんてムシの良い話はしないよ。」


チラッ


サイガ
「そ、それは…、まさか!!!」

???
「君はエロDVDのコレクションをしているそうだね。ふふふ…、これを探していたんだろう?」

サイガ
「間違いない…!『ユニコーン 本気で一発乱れ咲き。あなたの肉角でビチョ濡れマ○コもア○ルも貫いて♪(初回限定版)』じゃないですか!!」

???
「そう、君が砂漠の兄弟社に注文し続けている超レアお宝DVDさ。どういう経緯かは不明だが、ユニコーンを女優として撮影は出来たものの、ユニコーン保護の会から脅迫にも近いクレームが寄せられたために、発売1時間で回収された曰く付きのDVDだよ。」

サイガ
「魔界においても発売禁止処分を喰らったと言われる超レア物…。最早、エロDVD名鑑の中でしかその存在を知ることが出来ないものを…、何故あなたが!?」

???
「蛇の道は蛇と言ってね…。ちなみコレは、マスターテープ。」

サイガ
「………!!!」

???
「モザイクなし、カットされたシーンなし。そして撮影の合間の女優さんが素顔に戻っている休憩風景など、ファンには嬉しい内容だと思うよ。私もだいぶお世話になったけど、どうかな?これで私に出場権を譲ってれn……。」

サイガ
「犬とお呼びください!」


サイガ、ここに復帰を諦める。
しかし、この直後にこの取引がバレたサイガは、コルトの必殺パンチで殴られて頸椎を激しく痛め、さらに1ヶ月の入院を強いられることになる。
そして退院したその日、1ヶ月以上お預けを喰らっていたコルトにDVDの内容を再現されたプレイで延々と襲われ続けたというのは想像に難くない話であった。


―――――――――――――――――――――――


さぁ、5番マイアを迎えます、アルヴァロス選手。
マイア選手の今シーズンの成績は打率3割4分8厘、本塁打25本、打点89。
チームのクリーンナップの締めとして好成績を残しています。
特に得点圏打率6割はまさに脅威。
では、アケミさん。
アルヴァロス選手とマイア選手の対決をどう見ますか?

アケミ
「そうね……。実力的にはアルヴァロス選手有利、と言いたいのだけど…、先発があっさりとノックアウトされちゃって準備不足ですから厳しいところでしょうね。無理して全力投球すれば怪我の恐れがありますから、ヒロ選手のリードがまさに勝負の鍵になると思います。」

そうですねぇ、アケミさん。
マイア選手、右バッターボックスで素振りをします。
先程もお伝えしましたが、マイア選手は剛と柔をうまく使い分ける選手。
ホームランが無理とわかると、すぐさまヒット狙いに変えられる器用なバッターで特に苦手なコースはないようです。



ヒロ
(……初球は、敢えてストライクで行きましょう。)

アルヴァロス
(ただし、きわどいところに変化球…ね。まぁ、妥当だな。)


サインが決まったようです。
アルヴァロス選手、頷いてセットポジションで構えます。
アルヴァロス選手、独特のアンダースローで第一球目を…投げました!


シュッ…

パカァーン…!


マイア
「くそ、裏を掻かれたか。」

アルヴァロス
「おっと…。」



引っ張った、ファール!
マイア選手、積極的に打ちに行きましたが明らかなファールです。
いやぁ、アケミさん。
マイア選手、非常に積極的なバッティングをしますねぇ。

アケミ
「打ったのはインコースのカーブですね。初球から狙っていましたが、狙い球が外れてタイミングが早すぎたようです。もしもこれがストレートから入っていったら、ヒットになっていたでしょうね。これはバッテリーの読み勝ちだったようです。」



ヒロ
(もう一球、インコースで…。)

アルヴァロス
(今度は内角から、小さく曲がるシュートでボール半個分外か。)



アルヴァロス選手、首を縦に振ってセットポジションで構え直します。
さぁ、仕切り直し。
次は一体、どんな結末なのか。
アルヴァロス選手、第二球を投げました。


シュッ…


マイア
「同じコースなら!!」


パカーンッ!



打ったー!
打球はワンバウンドで三遊間を……!



クック
「待ってたぜぇー!!!」


バシィッ…!




クック選手、ダイビングキャーーーーッチ!!!
204cmの長身を活かして、マイア選手の放ったヒット性の当たりを止めたぁー!



マイア
「う、嘘!?」



マイア選手、懸命に走る!
走るが、強肩のクック選手、サードからファーストへの大遠投ー!!
マイア選手、ヘッドスライディングで滑り込むがアウトぉー!
懸命に走りましたが、間一髪でアウトになりました。
アケミさん、素晴らしい守備でしたね。

アケミ
「若干コースが甘かったようですが、クック選手の守備に助けられましたね。先程のチョンボもこれで帳消しになると思いますよ。しかし、今日はクック選手が魅せてくれますね。守備でも打撃でも。」



クック
「よう、これでさっきの分は帳消しか?」

アルヴァロス
「この状況だったら、釣りが来る。3点差でノーアウトなんてふざけた状況でヒットになってみろ。本当に勢いで初回で終わってしまっていたかもしれん。さっきの打撃は褒められたものじゃないが、助かった。」


―――――――――――――――――――――――


1対4、ワンアウトになりました。
これから左バッターボックスに6番、ロウガ=サワキ選手を迎えます。
今シーズンは打率2割3分1厘、本塁打39本、打点99と大暴れ。
特に開幕戦で放ったサヨナラ満塁ホームランが印象に残っているファンは多いことでしょう。
そして手元の資料によりますと、沢木監督やサクラ選手と違って、巨乳が好きとのことです。
ダオラ譲りの大きく構えた一本足打法でホームランを量産したロウガ選手は…、おっと?
マウンド上のアルヴァロス選手に向かって、ロウガ選手、敬礼をしています。
これは一体どういうことなんでしょうか…?



ロウガ
「元帥閣下、お久し振りです!」

アルヴァロス
「……げ、元帥!?俺は中将だぞ。誰かと勘違いしているんじゃないか?」

ロウガ
「………はっ!?失礼しました。拙者はこの時代から28年後の未来から来たので、そのことを失念しておりました。」

アルヴァロス
「28年後…!?その頃には元帥になっているのか!!」

ロウガ
「はい、アルヴァロス閣下は今から18年後に勃発する第44次教魔戦争で御息女やアルヴァロス夫人と共に魔王陛下を助け、不利に陥った戦局を劇的に覆した武勲により元帥の地位に就かれます。」

アルヴァロス
「………やっぱいつか子供が出来るのか。それで、美人か?」

ロウガ
「あの手の女は拙者の趣味ではありません、閣k……うわっ!?」



おーっと、アルヴァロス選手!
何があったのかわかりませんが、アルヴァロス選手、エキサイトォォーッ!
突然ボールを投げたかと思えば、そのままロウガ選手に向かって突撃ぃー!
アルヴァロス選手の物凄い右ストレートがロウガ選手の頬を打ち抜いたぁー。
おおっと、ロウガ選手も負けていません!
殴られながら、アルヴァロス選手の顎にアッパーカットォォーッ!!!
両チームのベンチからチームメイトが飛び出して二人を引き離します。
幸いなことにチーム同士の乱闘には至らないようです。
いやぁ、しかし一体何があったのでしょうか…?



ドラゴンその1(ルッツ)
「離せ、レアス!ルカン!ロウガが、弟が殴られているのに黙って見てられるか!!あの男、うちの弟に手を出したらどうなるか、その身を以って教育してやる!!」

ドラゴンその2(レアス)
「駄目だよ、姉さん!お母様もマイアお母様だって我慢しているのに姉さんが出て行ってどうするのよ!!」

ドラゴンその3(ルカン)
「そうだよ、ルッツ姉!それに乱闘ももうすぐ鎮まる……って、ツバキ姉さん!!大剣をしまって!!!殺る気満々でどこに行くつもりよ!!」

リザードマン(ツバキ)
「決まっている…。ロウガは…、『私』たちのサワキの弟だ!行くぞ、アスティア!!お前の夫、私たちの弟の加勢に向かうぞ!!」

アスティア(二代目)
「心得ました、お義姉様!元帥だろうが中将だろうが、思い知らせてやる!!」

レアス・ルカン
「「みんな、落ち着けぇぇぇぇぇーっ!!!」」



どうやら観客席もエキサイトしている模様。
先程のファインプレイの熱が冷めないのでしょうか。

アケミ
「違うと思うわ。」

そうでしょうか…っと、審判が試合再開を宣言します。
さぁ、この乱闘がどう言った影響を及ぼすのか。
アルヴァロス選手、怒りも治まらぬままにサイン交換をします。



アルヴァロス
(試合が終わったら、速攻でぶっ殺す!)

ヒロ
(あ、あの…、落ち着いて…。)

アルヴァロス
(落ち着けるか!俺の嫁とまだ見ぬ娘を趣味じゃないだと言いやがったんだぞ!それだけで万死に値する。)

ヒロ
(それはそうと…。)

アルヴァロス
(お前だって……、お前が密かに隠し持っているガーベラのプロマイド。もしもそのガーベラを趣味じゃないと貶されてみろ。お前だって落ち着けるはずはない!)

ヒロ
(な、何故それを……!?しかし、理屈はわかりますよ…。彼女が貶されてしまった場合、私は本編での地位を最大限に利用し、鉄鋼騎兵団を動かして最大限の報復行動を起こすだけの覚悟があります。)

アルヴァロス
(俺たちは……、立場や仰ぐ主は違えど同志(ロリコン)だ!)



サインが決まったようです。
私としては悪影響が出ないことを祈ります。
第一球、投げまし……。


シュッ……


おーっと、いきなり頭にボールがぁぁぁ!!!
ロウガ選手、それでも構わず踏み込みます!
これはサイガ選手の悲劇の再現かぁぁぁ!!!!


クィッ…


曲がった、落ちたぁぁ!
信じられないキレと落差のシンカーだぁ!!



アルヴァロス
(………チッ。この状態での最高の落ち方だってのに、あの野郎!)

ヒロ
(読まれていた!)


カキィーンッ!!



打ったぁぁぁ!!!
ロウガ選手、あわやデッドボールからインコース高目まで曲がって落ちたシンカーを完璧に捉え、振り抜きましたぁー!!
しかし、打球は低い。
ホームランにはなりませんが、左中間を割る長打コースに……。



フレック
「忘れるなよ。レフト守っているのは、俺だぜ?」


バシッ



ならなかったぁぁぁぁー!!!!
再びファインプレイが飛び出したぁぁー!!
フレック=P=ニザール選手、まるで予想していたかのように楽々と打球を捕りました。
何なんだ、このチームは!?
これがレギュラーシーズン1位突破の実力なのかぁぁ!?

アケミ
「フレック選手も素晴らしいですが、もう一人、センターのリオン選手も褒めるべきですね。もしものために、フレック選手のカバー出来るように彼の後ろに着いています。実によく訓練された連係プレイです。一見地味で、ファインプレイには見えませんが、こうした細かいことが出来て、初めてフレック選手のようなプレイが光るんです。」



アルヴァロス
「助かったぞ、フレック!」

フレック
「気にするなよ。打たれた時はバックが何とかする。たまにはチームプレイってのも良いものだな。」



いやぁ、素晴らしいプレイの続出です。
まだ1回の裏だというのに、こんな攻防が続いて良いのでしょうか。
さぁ、チーム雷紅狼7番バッターは……、三振ですね。

アケミ
「ちょ、はや!?」

だってイチゴですよ。
アルヴァロス選手みたいなエース級相手に打てるとは思えません。

アケミ
「…………否定は、出来ないわね。」

では恒例のイチゴ選手の今シーズンの成績です。
今シーズンは打率1割1分4厘、本塁打44本、打点45と意味のわからない成績。
ちなみに彼女がホームランを打つと、試合は必ず負けるというジンクスがあるため、球団ファンは彼女が打つとメガホンや飲みかけの飲み物を投げて、ブーイングをする有様。
そのせいで普段は代打としてベンチにいることが多いのが今シーズンでした。
では何故、そんな彼女が、この成績で7番にいるのか。
それは目立ちたいという彼女たっての希望だったそうです。



イチゴ
「………ワシ、ラジオで放送席の会話聞いているもんね。おのれ、作者め。確かにワシは打撃成績はよろしくない。それだけは認めてやるのじゃ。だが、もしもあの男からホームランでも打てば、ワシは目立てるし、何より姉上に一杯食わせてやれるのじゃ。げっこくじょー♪げっこくじょー♪後で作者をぶち殺す〜♪」

ハインケル
「………………………?もしかしてイチゴって……。お前、もしかして魔王軍陸戦魔術部隊にいたイチゴ曹長か?」

イチゴ
「……………げぇーっ!?ハインケル=ゼファー!?」

ハインケル
「いや、初めからいたし。てゆーか、元上官に大層な口を利くなぁ、お前。やっぱりイチゴじゃねえか。そうかそうか、本編では思い出せなかったが、お前こんなとこにいやがったのか。普通のオタクに戻りますって書置きだけ残して、どこに行ったかと思えば…。いくらハートウーマン軍曹に泣いたり笑ったり出来ないようにされたからって、盛大にオネショしたくらいで軍を抜けるなよ。今でも士官学校の笑い話の一つとして伝説に残っているぞ?」

イチゴ
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁーっ!!!!!」



これは凄まじい精神攻撃!
ハインケル選手、不意打ちの精神攻撃でイチゴ選手の分厚い面の皮を貫通し、ガラスのハートにダイレクトダメージ!
やめて、イチゴのライフポイントはもう0だぁぁーっ!!!

アケミ
「これは間違いなくイチゴ選手に悪影響でしょうね。」



…………………………

………………………

……………………

…………………


主審
「ストライク、バッターアウト!チェンジ!!」



イチゴ選手、バッターボックスの中で不貞寝をしたまま、一度もバットを振ることなく三振しまして、3アウト。
チーム志雄、アルヴァロス選手やナインの好プレイに助けられ、チーム雷紅狼の4番、ダオラ選手の放った満塁ホームランの4点で何とか抑え、2回の表の攻撃の準備に入ります。
アケミさん、それにしても凄まじい攻防でしたね。
このあたりをどうご覧になりますか?

アケミ
「先発ピッチャーの起ち上がりが明暗を分けましたね。チーム雷紅狼のネフェルティータ選手も、もう少しだけ早く変身をしていればウェールズ選手の先頭打者ホームランを回避出来た、とも考えられますしね。しかし、コーネリア投手は自滅に次ぐ自滅で傷を広げてしまった。この差は、今後の展開に大きく関わると思いますよ。」

そうですねぇ、アケミさん。
おっと、ここで情報が入りました。
負傷退場したサイガ選手の代わりに、代走として1番・センターに入っていたキャサリン嬢(?)が交代のようです。

アケミ
「あら、キャサリンちゃん。ここで交代なの?」



ルナ
「選手交代のお知らせを致します。
 1番、センター、キャサリンに代わりまして……。
 センター、ルシフェル。
 センター、ルシフェル。」



アケミ
「…ブッ!?」

おや、この選手の情報はまったくありません……?
アケミさん、どうしました。
咳き込んでいますが…。

アケミ
「き、気にしないで!ちょっと知り合いが出てて驚いただけですから。」
(何であいつが出てくるのよ!?)

顔色がよろしくありませんよ?

アケミ
「だ、だって私、ゾンビですから…。」
(大人しくやってくれたら良いんだけど…。)

さぁ、2回の表。
チーム志雄の攻撃が始まります。
野茂英雄投手の能力をコピーしたネフェルティータ選手。
2回はどのような投球を見せてくれるのか非常に楽しみです。
再び三振の山を築くのか。
それともチーム志雄、5番バッターのファラ=アロンダイト選手から始まる好打順に捕まって、逆転を許してしまうのか。
ではここで一旦CMです。
次回放送もお楽しみに〜。

アケミ
「次回はダイジェストでお送り致します♪」






11/04/04 01:17更新 / 宿利京祐
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■作者メッセージ
5回放送では終わりそうにありませんでした。
たぶん6回放送になります…。
こんばんは、宿利です。
さっそく、才能のなさを露呈してしまいました。
短くまとめられる才能が欲しいなぁ…。

それはそうと、今回は知らない名前がわんさかでしたね。
はい、御察しの通りそれぞれコルトの娘、ダオラとアスティアの娘たちです。
名前の由来は、
ナンブ=ニューナンブから。
カレフ=トカレフから。
ルッツ、レアス、ルカン=ミラルーツ、ミラボレアス、ミラバルカンから。
ツバキ=父親がサクラなので。
という具合です。

では最後になりましたが、
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
次回放送は得点があった、
ファインプレイがあった、などを8回までのダイジェストでお送りいたします。

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