ルーニャの幸せな結婚
私はルーニャ・ルーニャ。ルーニャ・ルーニャサバトの長、未婚。
私には今悩みがある。
「ルーニャさん、僕と結婚してください!!」
「…ルーニャはいい」
この男性、アレクサンダーに迫られているのだ。なんど振っても諦めない、嫌われるのを恐れていないのだろうか。
「じゃ、じゃあ。僕の書いた小説を見てください」
「それはいいよ、見せて」
彼は持っていた鞄から原稿が入っているであろう封筒を取り出した。
それを受け取り中の原稿に目を通してみる。
「悪くない、でもまだまだ。こっち来て、添削してあげる」
「ありがとうございます」
彼を連れて私の書斎へ
「ここ座って」
「はい!」
その後彼の小説の添削で1〜2時間は一緒に居た。正直告白の後だったから少しは意識してしまった。
でも私は… きっと私以外の人の方がふさわしいから。
「ルーニャさん、ありがとうございました」
「いい、若い才能は大事にしたい」
「ルーニャさんは優しいし、可愛いし、もっと惚れちゃうな」
「おべっかはいい///」
そうだ、きっとこれも私に気に入られたいというおべっかに違いない。私になんて惹かれる人はいない…
「おべっかでも嘘でもありません!僕は真剣にルーニャさんの事が大好きなんです!!」
「ん… じゃ、じゃあ私の好きな所…5個、言って」
「可愛いし、聡明で、書く文章が綺麗で、その流れるような真っ白の髪も綺麗で、僕みたいな人にも優しく、皆と対等に扱ってくれる所」
彼はすぐに5個言い切ってしまう。
「どうですか?まだ言えますよ、100個でも1000個でも」
「いい///もう言わなくていい///」
このまま言われるのは吾輩が恥ずかしさで持たない気がする…
「ルーニャさん、どうですか?信じてくれますか?」
「アレクが私の事好きなのはわかった、でももう少し時間が欲しい」
「分かりました…」
彼はしょんぼりしたような様子で部屋から出ていく。
「吾輩も…少し相談でもしようかの」
「ルーニャ様にも遂に春が…長かった…」
「まだ決めたわけではない。迷ってるだけ…」
「でも好きなんでしょう?だったらアタックですよアタック」
こやつはサバトの中でも古株の魔女、吾輩の恋の相談によく乗ってくれる奴じゃ。
「でも…」
「いつまでもでもでもだってって言ってるわけにもいきませんよ。それに、他の女に取られちゃうかも」
「それだけは嫌じゃ!!」
「その気持ちが答えですよ。そうと決まれば早く告白に行ってきてください」
彼女にグイグイと引っ張られ行く先はなんと洋服屋
「可愛い服きて彼をもっとメロメロにさせちゃいましょうね〜♡」
「嫌じゃ、吾輩はいつもの子の服でよい!!」
吾輩の抵抗虚しく服はフリフリの物に変えられてしまった。
「後は彼に告白するだけですね〜ってちょうどあそこに」
「ちょっと待つのじゃ!!って行ってしもうた」
すぐに彼女がアレクを引っ張ってくる。
「可愛いですね、ルーニャ様」
「ありがとう… アレクよ…その…あの…やっぱり無理じゃ!!」
「!?!?」
「貴様にはもっとふさわしい奴がおる。だから吾輩よりいい奴を見つけるのじゃ」
つい言ってしまう。吾輩はなんて意気地なしなんじゃ…逃げようと後ろを振り向くも彼に手を掴まれる。
「何するのじゃ、放せぇ!!」
「嫌です、ルーニャ様」
「なぜじゃ!?なぜ吾輩にこだわる!?」
「そんなの…そんなの…」
彼はフルフルと震えながら叫ぶ。
「貴方ルーニャルーニャが心から大好きだからに決まっているでしょう!!」
「そんな…吾輩で…吾輩なんかでいいのか?」
「ルーニャ様だから好きなんですよ」
「吾輩も…吾輩も大好きであるぞ、アレクサンダー」
1か月後
「いや〜遂にルーニャルーニャ様もご結婚か〜」
「私も運命の王子様が来てくれるといいなぁ」
「ああも大声で愛を叫ばれちゃあのルーニャ様も落ちちゃうかぁ」
今日は吾輩とアレクサンダーの結婚式。
「どうだアレク、吾輩のウエディングドレス姿は♡」
「凄い似合ってるよ、ルーニャ」
全ての準備が終わり、我らはヴァージンロードをともに歩く。
着々と儀式が終わり、誓いのキスをする。
「ルーニャ、君を絶対に幸せにしてみせる」
「何言っておる、吾輩はもう十分幸せだ」
そのまま吾輩らはキスをする。
吾輩は今、とてもとても幸せじゃ♡
私には今悩みがある。
「ルーニャさん、僕と結婚してください!!」
「…ルーニャはいい」
この男性、アレクサンダーに迫られているのだ。なんど振っても諦めない、嫌われるのを恐れていないのだろうか。
「じゃ、じゃあ。僕の書いた小説を見てください」
「それはいいよ、見せて」
彼は持っていた鞄から原稿が入っているであろう封筒を取り出した。
それを受け取り中の原稿に目を通してみる。
「悪くない、でもまだまだ。こっち来て、添削してあげる」
「ありがとうございます」
彼を連れて私の書斎へ
「ここ座って」
「はい!」
その後彼の小説の添削で1〜2時間は一緒に居た。正直告白の後だったから少しは意識してしまった。
でも私は… きっと私以外の人の方がふさわしいから。
「ルーニャさん、ありがとうございました」
「いい、若い才能は大事にしたい」
「ルーニャさんは優しいし、可愛いし、もっと惚れちゃうな」
「おべっかはいい///」
そうだ、きっとこれも私に気に入られたいというおべっかに違いない。私になんて惹かれる人はいない…
「おべっかでも嘘でもありません!僕は真剣にルーニャさんの事が大好きなんです!!」
「ん… じゃ、じゃあ私の好きな所…5個、言って」
「可愛いし、聡明で、書く文章が綺麗で、その流れるような真っ白の髪も綺麗で、僕みたいな人にも優しく、皆と対等に扱ってくれる所」
彼はすぐに5個言い切ってしまう。
「どうですか?まだ言えますよ、100個でも1000個でも」
「いい///もう言わなくていい///」
このまま言われるのは吾輩が恥ずかしさで持たない気がする…
「ルーニャさん、どうですか?信じてくれますか?」
「アレクが私の事好きなのはわかった、でももう少し時間が欲しい」
「分かりました…」
彼はしょんぼりしたような様子で部屋から出ていく。
「吾輩も…少し相談でもしようかの」
「ルーニャ様にも遂に春が…長かった…」
「まだ決めたわけではない。迷ってるだけ…」
「でも好きなんでしょう?だったらアタックですよアタック」
こやつはサバトの中でも古株の魔女、吾輩の恋の相談によく乗ってくれる奴じゃ。
「でも…」
「いつまでもでもでもだってって言ってるわけにもいきませんよ。それに、他の女に取られちゃうかも」
「それだけは嫌じゃ!!」
「その気持ちが答えですよ。そうと決まれば早く告白に行ってきてください」
彼女にグイグイと引っ張られ行く先はなんと洋服屋
「可愛い服きて彼をもっとメロメロにさせちゃいましょうね〜♡」
「嫌じゃ、吾輩はいつもの子の服でよい!!」
吾輩の抵抗虚しく服はフリフリの物に変えられてしまった。
「後は彼に告白するだけですね〜ってちょうどあそこに」
「ちょっと待つのじゃ!!って行ってしもうた」
すぐに彼女がアレクを引っ張ってくる。
「可愛いですね、ルーニャ様」
「ありがとう… アレクよ…その…あの…やっぱり無理じゃ!!」
「!?!?」
「貴様にはもっとふさわしい奴がおる。だから吾輩よりいい奴を見つけるのじゃ」
つい言ってしまう。吾輩はなんて意気地なしなんじゃ…逃げようと後ろを振り向くも彼に手を掴まれる。
「何するのじゃ、放せぇ!!」
「嫌です、ルーニャ様」
「なぜじゃ!?なぜ吾輩にこだわる!?」
「そんなの…そんなの…」
彼はフルフルと震えながら叫ぶ。
「貴方ルーニャルーニャが心から大好きだからに決まっているでしょう!!」
「そんな…吾輩で…吾輩なんかでいいのか?」
「ルーニャ様だから好きなんですよ」
「吾輩も…吾輩も大好きであるぞ、アレクサンダー」
1か月後
「いや〜遂にルーニャルーニャ様もご結婚か〜」
「私も運命の王子様が来てくれるといいなぁ」
「ああも大声で愛を叫ばれちゃあのルーニャ様も落ちちゃうかぁ」
今日は吾輩とアレクサンダーの結婚式。
「どうだアレク、吾輩のウエディングドレス姿は♡」
「凄い似合ってるよ、ルーニャ」
全ての準備が終わり、我らはヴァージンロードをともに歩く。
着々と儀式が終わり、誓いのキスをする。
「ルーニャ、君を絶対に幸せにしてみせる」
「何言っておる、吾輩はもう十分幸せだ」
そのまま吾輩らはキスをする。
吾輩は今、とてもとても幸せじゃ♡
23/04/07 07:10更新 / photon
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