連載小説
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魔道の道を、彼女と
「荷物よしっ、魔導書よし。お財布に貴重品よし。準備終わりっと…」

俺は、スウェン。一応魔法学者ってのをやっている。魔法使いと何が違うのかって?
まぁ正直魔法使いとやっている事は大差が無いな、魔法を研究することが第一なのはどちらも変わらないし。

そんな俺だがついにその研究が評価されあのシロクトーサバトに勧誘をされた。
あの勧誘を全くと言ってもいいほどしていないシロクトーサバトにだぞ?初めて聞いた時は飛んで喜んだね。

ともかくシロクトーサバトに勧誘されるだなんて思ってもみなかった俺は、勧誘を受けた次の日から準備をし今に至る。

そう、今日が俺のシロクトーサバトの入信日だ。

「魔法の研究の日々が俺を待ってる!!待ってろよ〜シロクトーサバト」

そして意気揚々とシロクトーサバトが本拠地を置いている町への電車に乗り、ガタンゴトンと電車に揺られ2時間ほど。目的の街に着く。

「さぁここが今日から俺が研究を共にする街か。大きいな」

その町は結構な都会で、しかしシロクトーサバトが本拠地を置く理由もわかるほど魔法と深く結びついているのだろう。魔力の濃さが他と段違いだ、きっと魔法産業が栄えているのだろう。

「えっと確か迎えが来てくれてるはず…あっ、あの子か」

迎えの子と書かれた写真と全く同じ容姿の子を見つける。

「君がシロクトーサバトからの迎え、でいいよね?」
「失礼だぞ、人間。まぁいい、うむ、確かに私が迎えであっている」

この態度、この容姿の特徴から見てほぼヴァンパイアで確定だろうな。

「さっさと行くぞ、それと、人間は初めて会った人には自己紹介をするものじゃないのか?」
「すみません、俺はスウェンと言います。ファミリーネームはありません」
「無い?どうしてだ?」
「辺境生まれで、俺の故郷にはファミリーネームの文化が無くて…」
「そうか、私はアナスタシア。ついてこい」

そう言うとすたすたと歩いていってしまう。
彼女について歩いていく事10分ほど。目的地のシロクトーサバト本拠地に着く。

「ここだ。さぁ、入れ」

中に入るとそこには夢にまで見たシロクトーサバト、漂う魔力も外とは段違いだ。
そしてそこにはシロクトーサバト代表、白山羊シロクトー様が居る。

「よく来たのぉ、歓迎するぞ。スウェン」
「シロクトー様、これからよろしくお願いします」

まさかシロクトー様直々に出迎えてくれるとは思っても澪なかったぞ。

「それじゃあ、アナスタシア。こやつの部屋と研究室に案内してやってくれるか?」
「はい、シロクトー様。ついてくるがいい、人間」
「はい」

外から見た建物と仲の大きさが明らかにおかしい、これも空間魔法だとは思うが規模が桁違いだ…

「ここがお前の部屋兼研究室だ」
「あっ、ありがとうございます」
「それと、こっちを見ろ」

かがんで彼女に目線をあわせ彼女を見る。

「汝、我に隷属せよ」
「あっ…」

なんだ…これ…頭がふわふわする…体が言うこと聞かねぇ…

「これは私が開発した隷属魔法。これで貴様は私の思うままだ」
「なに…するつもりですか…?」
「こうするのだ」

彼女はそう言うとカプリと俺の首筋に噛みつき、チューチューと血を吸い始める。

「ふむ、やはりお主とは相性がいいらしいな」

吸血が終わると彼女はこう語る。

どうやら俺と彼女は相性がいい、俗にいう運命の相手らしく他の女に取られる前に唾を付けておいたらしい。

「そんなんで…」
「我らヴァンパイアにとっては死活問題だ。それで、お主は我の魔力を吸った以上他の女は見向きも起き無くなったぞ」
「ここには女目的できたわけじゃない」
「かかっ、合格」

彼女が言うにはこれが最終選別、ここで安易に女に手を出すようじゃ研究は務まらないとして雑用兼旦那さんにされたというらしい。

「よかった…」
「それじゃあ、研究を頑張るのだぞ」

そう言うと彼女は立ち去る…ではなく隣の部屋に入っていく。部屋隣りかいっ、っとツッコミそうになった。

「まぁとにかく、今日からここが俺の城か」

ガチャリとドアを開けるとそこは結構な広さの部屋だった。こんなにい部屋でいいのだろうか。

まぁとにかく今そんな事を考えていても仕方ない。まずは荷ほどきをするか

と思っている時、ドアをノックされる音が部屋に響く。

「儂じゃ、シロクトーじゃ」
「あっ、シロクトー様。今開けますね」

シロクトー様は部屋の中に入ると何か紙を渡してくる。

「この建物の地図とかじゃ、暫くは世話になると思うぞ」
「ありがとうございます」
「それと…アナスタシアから言伝じゃ」
「?」
「ペアを組んで研究をしないか?と言っておったぞ。素直じゃないのぅ、あいつも」

そんな事も出来るのか、まぁ別に嫌ではないしいいか。

「ありがとうございます。それじゃあアナスタシアさんの所に行ってきます」
「かかっ、若いとはいい事じゃのう」

俺はアナスタシアさんの部屋の扉をノックする。

「アナスタシアさーん、いますかー?」
「なんだ、うるさいぞ」
「僕とペアで研究するって話、いいですね、僕さっきの隷属魔法興味があります!!」
「ほう、隷属魔法に興味があるとは…いいだろう、この私がペアになってやろう」

それから俺とアナスタシアさんは隷属魔法について研究を始めたのだが…

「それじゃあ隷属魔法で操るから家事をやってくれ」

みたいな雑用を押し付けられているような気がする。

しかしある日、彼女が急にもじもじし始めた。

「スウェン…お前に話したい事がある」
「なんですか?」
「お前、これからはロレーヌ性を名乗れ」

どういう事だか分からない

「だから、お前はこれからスウェン・ロレーヌを名乗れと言っているんだ」
「それってまるでアナスタシアさんの家族になるみたいじゃないですか」
「そうなりたいから言っているのだ///」

急に茹蛸みたいに真っ赤になるアナスタシアさん

「お前はヴァンパイアのインキュバスになっているんだ。私が吸血しすぎて…そうしたらお前がすごく魅力的に見えて…///」
「アナスタシアさん…俺はアナスタシアさんの事…」

急に喋れなくなる。隷属魔法だろう。

「断るなどは聞かない。スウェンは我の永遠の伴侶となるのだ♡」
「さぁ、私の事を抱擁しろ、接吻もしろ。熱くてとびきりいちゃらぶな物をだ」

体が勝手に動き彼女を抱きしめる。その次は彼女にキスをする。勿論普通のではなく舌を絡めるエッチな物をだ。

「ぷはっ///いいぞ、次は我の初めてを奪うのだ」

しかし俺の体はうんともすんとも言わない。

「ふーむ、具体的に言わねば動かんか。それなら…」
「我とセックスしろ、我の初めての相手になれ」

体が動き出し彼女の服を脱がす。俺も服を脱ぎお姫様抱っこでベッドに寝かせる。

「それじゃあまずは我がフェラをしてやろう」

俺の平均よりかは大きいイチモツを咥えるアナスタシアさん
亀頭やカリを重点的に刺激される。どんどん射精感が高くなっていく。

遂に耐えられなくなり射精をする

「美味しいぞ、スウェンの精液。よし、それでは本番セックスを始めるぞ。スウェンが下だ」

俺はベッドに寝ころび彼女が俺に跨る。

「さぁ挿れるぞ♡我の初めてを奪っておくれ」

勢いよくばちゅんと腰を鎮める

「おっほぉ…イイ///」
「うっぐう…よし…隷属魔法が弱まった」
「我もまだまだの、だがもう既成事実は作ってしまった以上///貰ってもらうぞ///」

ばちゅんばちゅんと何度も何度も腰を打ち付ける彼女。

「アナスタシアさん…おれ…」
「なんだ?今更何も言わせんぞ」
「ずっとずっと好きでしたよ」
「え?」

またも茹蛸のように真っ赤になるアナスタシアさん

「初めて見た時から、一目惚れでした」
「しょれなりゃしょういえよぉ…///♡」

恥ずかしそうでカミカミになる彼女。かわいい

「好きならそう言え!!」
「だから言おうとしたっあっあっあ///♡そろそろ出るっ///」

その後、セックスは三日三晩ほど続いた。

数年後

「スウェン、今日も魔法の研究か?」
「あぁ、もうすぐ論文も書き終わるんだ」
「あんまり頑張りすぎるなよ」

今日も彼女と共同で研究した隷属魔法の論文を書いている。これが実用化されれば素直になれないツンデレ種族がセックスをする口実がまた一つできる。

「なぁスウェン。今日はシないか?」
「あぁいいぞ///」

今日の夜は頑張らないとな…
23/04/06 05:23更新 / photon
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■作者メッセージ
こんばんは、photonです

今回はシロクトーサバトのヴァンパイアさんのssです

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