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第十一話 成果確認A

第二層の祈祷室も、幻覚魔法が解けていた。
部屋の端に寄せられた大量の長椅子は、サバトのメンバーたちが使う作業机に変わり、きらびやかな主神像は世界中を見渡す『千里眼の立体地図』に変わっていた。
内装は赤い絨毯の床に、シックなベージュの壁紙と、粗末な祈祷室の面影はどこにもない。
エドは部屋の中央の光景を目にすると、素早く作業机の陰にもぐりこんだ。
「んおお!いくら出しても止まらねえ!」
「あはあ!いいのよ!もっともっとちょうだい!」
がらんとした部屋の中央で二人は交わっていた。
ダムドはボローニャの身体を押しつぶす勢いで腰を振り、ボローニャはダムドの下で抱きつきながら喘いでいる。
何も知らぬ人が見れば、少女が巨漢に強姦されている凄惨な犯罪現場に見えるだろう。
しかし、ボローニャの蛇の下半身がダムドの腰にしっかりと巻き付き、ダムドが逃げられないように固定している。
この場合、強姦されているのはダムドの方だ。
「ボローニャ!出る!また出るぞ!」
「んんっ!出して!お腹いっぱい破裂するくらい出してえ!」
どくっどくっと、大量の精子がボローニャの中に注がれる。
ボローニャの腹は妊娠したようにパンパンになり、入りきらなかった精子がどばどばと床に零れる。
「ふふ、こうしてみると、お兄ちゃんの子供を授かったみたいで嬉しい……
「ボローニャ、大丈夫か?オラ、夢中になって……」
「いいのよ。それより、もうお腹いっぱい?」
ボローニャは、くぱあと自らの手で性器を押し広げながら、ダムドに囁く。
すると、ダムドの巨根がみるみるうちに膨れ上がる。
「オラ、まだ足りねえ」
「ふふふ……じゃあ、もっとしないと、んっ!」
ダムドの巨根が再びボローニャを貫く。
ダムドはそこからボローニャを抱え上げ、立った状態で激しく腰を振り始めた。
「はあ!はあ!ボローニャ!」
「んっ!ダムドお兄ちゃん……!」
ボローニャがダムドの胸に口寂しそうに吸い付くと、ダムドは背をかがめてボローニャの口を貪る。
そのままボローニャを突き殺すようなピストンで突きあげると、ボローニャは恍惚した表情でダムドから口を離した。
「素敵……本当に素敵よダムドお兄ちゃん。ずっと、ずっと待ってた……ダムドお兄ちゃんみたいに強い人が現れるのを……」
「ボローニャ、オラが孕ませてやる。孕むまでずっとこうしてやるからな」
「嬉しい……」
そして、再び貪り合うようなキスと共に、二人は絶頂に達した。

エドは作業机の陰に隠れながら、螺旋階段に向かう。
ずっと満たされることのなかった戦友の欲求が満たされたことを、ひそかに喜びながら。



第一層のエントランスに戻ってきたエドは、すぐに物陰に隠れた。
幻覚魔法が解けた粗末なエントランスを、輝くシャンデリアが明るく照らしている。
ぼろぼろの長椅子の代わりに茶色のソファーが並び、傷だらけの木の床は赤いカーペットに変わっている。
その一角に、マクナイトとイラリアが居た。
マクナイトのペニスを、イラリアがぐちゅぐちゅと音を立てながら口に含んでいる。
ペニスの先端から根元までくまなく舐め上げるその姿は、主人に奉仕する従者そのものである。
「ぷはぁ……ご主人様、綺麗になりました」
「よくやったイラリア。それじゃ、お尻をこっちに向けるんだ」
「はい……♪」
期待を声に含ませ、ふりふりと尻尾を振りながら、イラリアは壁に手をついてマクナイトに尻を向けた。
マクナイトはたっぷりと愛液がしたたる性器に指を入れ、ぐちゃぐちゃとかき混ぜる。
「あっ、ご主人様。焦らさないで……」
涙目で振り返るイラリアの姿に、マクナイトはごくりと息を飲んだ。
「誰が入れてやるって言った?しかも、これだけ濡れて……指だけで満足できるんじゃないのか?」
「そんな……」
「めんどくせえなあ、お願いの仕方ってものがあるだろ?」
イラリアは恥じらいながら、マクナイトにペニスの挿入を懇願する。
「お願いしますご主人様、この未熟で至らないダメ従者の卑しくドロドロになったきつきつのキキーモラロリマ〇コに、ご主人様の熱くてぶっとくて逞しいガチガチペニスをガンガン壊れるくらい突っ込んでください!」
「長げえんだよ!」
「ひゃう!」
ペニスが挿入された瞬間、イラリアの性器はぷしゅっと潮を吹いた。
足をがくがくさせて、立っているのがやっとの状態だ。
「入れただけで立てなくなるなんて、従者失格だなイラリア」
「す、すみません……」
「ほら、抱えてやるよ。めんどくせえな」
マクナイトはイラリアの両足を抱きかかえて、腰を振り始める。
「はああっ!ご主人さまので貫かれてる……!」
「俺の槍をしっかり磨けよイラリア……おっ、あそこにいいものがあるな」
マクナイトは腰を振りながら、エントランスの隅にある全身鏡の前に移動する。
すると、マクナイトとイラリアが繋がっている部分が丸見えになり、イラリアは顔を赤く染めた。
「やっ!ご主人様!恥ずかしいです!」
「丸見えだな、イラリア。こんなでかい槍を咥えこめるなんて、従者の鑑だよお前は」
「あ、ありがとうございます!」
「ほら!褒美にくれてやる!一滴もこぼすなよ!」
「はいっ!私もイク……イキます!」
マクナイトは、イラリアの子宮にどくどくと大量の精子を放った。
イラリアは目を見開いて必死に精子を受け止めるが、努力空しくぼたぼたと精子がカーペットを白く汚す。
「ああ、ご主人様のが……もったいない……」
「おいおい、こぼすなと言ったはずだろ。床が汚れたじゃねえか」
「すみませんご主人様……」
マクナイトはイラリアの肩越しに深い口付けをくれてやる。
舌を吸い、唇を貪った後、マクナイトはイラリアに微笑みかける。
「まったく、罰を与えねえとな。さっきよりも酷いやつをな」
「はい……覚悟はできています」
そう言うイラリアの顔は、言葉に反して幸福に満ちた笑みで輝いていた。



全ての成果を見届けたエドは、一休みするためにソファに向かう。
すると、ソファの上でシスター服に身を包んだミールが寝転んでいるのを発見した。
人化の魔法は解けており、大きな尻尾がシスター服の裾の下から伸びている。
「先輩、お疲れ様です」
「ん?ああ、エド。やっと来てくれた」
ミールは寝ころんだまま、体勢を変える。
両手をだらしなく頭上に伸ばし、ほっそりした身体を無防備にさらす姿はまるで誘っているようだ。
「ねえ、神父様。私、魔物になっちゃいました」
何ふざけてるんですか、と言いかけて、エドは自身のカソックと、ミールの熱に浮かされた目を見て、その意図を察する。
「なんたることです、シスター。さあ、私が魔物の穢れを払って差し上げましょう」
安っぽいセリフに吹きだしかけながら、エドはミールのシスター服をまくりあげる。
「きゃっ、神父様。恥ずかしいです」
わざとらしく恥ずかしがるミールの姿は、しかしいつもより煽情的で可愛らしかった。
「安心しなさい、これは信仰に基づく医療行為ですから」
「神父様、なんだかここが熱いんです。穢れが溜まっているんでしょうか?」
そう言ってミールは、足を開いて性器を見せつけてくる。
とろとろと既に愛液で濡れた性器が、シャンデリアの明かりでてらてらと輝く。
「ああシスター、なんて破廉恥な。では、私の指で穢れを払いましょう!」
エドはミールの性器を優しく指でほぐしながら、ミールとキスをした。
緑色の瞳が愛おしそうに、エドの顔を見返している。
「エド」
ミールはエドの首に腕を回しながら言った。
「大好きだよ」
「な、なんですか急に」
エドは思わず神父の演技を止めてしまう。
「ふふん、こうしてきちんと気持ちを言える機会ってあまり無いと思って」
「どきりとするから、いきなりはやめて下さい」
「エドはどうなの?」
ミールの目が、不安そうにエドを見つめる。
演技とわかっていながらも、エドは目をそらすことができない。
愛しい人が不安を抱えているのを、放っておくことができない。
「す、好きです」
「よく聞こえない」
「大好きです!一緒にいるとドキドキします!その服も似合ってます!これでいいですか!?」
「ふふ、ありがと。それじゃ……」
ミールは性器を指で広げて、エドに向ける。
「もっとドキドキすること、しよっか」
「先輩……!」
エドは正常位の姿勢で、ミールの中にペニスを押し込んだ。
「んっ!はぁ……やっぱり大きいね神父様♪」
「まだ続けるんですか……」
「エドの神父姿、はぁっ、かっこいいから……」
「いつでも着てあげますから、普通にしましょうよ」
「ホントに?約束だからね神父様♪」
「だから普通にって!」
エドが腰を叩きつけると、ミールは嬉しそうに喘ぐ。
「あっ、はぁ、いいよ!もっと!神父様!」
「ええい、主神の怒りを喰らえ!」
エドはミールを抱きしめながら、さらに腰の動きを速めていく。
満たされたような笑みを浮かべるミールは、エドに抱きついて快感を貪っている。
すっかりエドの形になった膣内が、歓喜するようにエドのペニスをしゃぶりつくす。
キスをしながら指を絡め、きゅうきゅうと締め付ける性器で一突きごとに絶頂しそうになる。
「もう、イキます!先輩!」
「いいよ。ぎゅってして……!」
エドはミールを抱きしめながら、子宮に精子を放った。
ミールはどくどくと注がれる精子の熱を味わいながら、とろけた瞳でエドの目を覗き込む。
脱力した二人は、ソファに並んで倒れこむ。
「はあ……気持ちいい……」
「ふう……先輩、寝室にいきましょう。もうすぐアルラさんも戻ってきますし」
「やーだ」
ミールはエドに背中を向けると、尻尾でぽふぽふとエドの顔を叩いた。
「ここで寝ちゃおう。あとはアルラが全部やってくれるよ」
「だめです。誰か来たらどうするんですか。ほら、いきますよ」
エドは尻尾の感触を楽しみながら、ミールを抱き上げて螺旋階段に運んでいく。
「きゃー!誘拐犯ー!」
「茶化さないでください」
「エド」
ミールはエドの顔を見上げながら言う。
「上手くいってよかったね」
「……ええ、本当に」
エドは嬉しそうに微笑んで、ミールをぎゅっと抱きしめた。

20/06/08 19:15更新 / KSニンジャ
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