第四十四記 -メドゥーサ-
「ちょっと貴女、ソラに寄り過ぎじゃありませんの!?」
「ぴったり貴様と同じ距離だ! 妄言を吐くな!」
あぁ、また始まっちゃった…。
「折角ソラと同じテントで眠れる権利を得ましたのに…!」
「それはこちらの台詞だ。これ程まで五月蝿い相手と一緒とは…」
ちなみに、どのテントで誰が寝るかはクジ引き制。
このテントは3人用だけれど、身体が大きいふたりが居ると、少し手狭になる。
「ごめんなさい、ソラ…。この阿呆なお犬さんの躾がなっていないばっかりに…」
「阿呆に阿呆と呼ばれるとはな。知能はスーフィ以下か」
「だ、誰が阿呆ですの!? この駄犬ッ!」
「一々言われなければ分からんか! 阿呆蛇ッ!」
…今日、眠れるかな…。これ…。
「だいたい、なんですの!? その邪魔な尻尾! ソラを圧迫していますわ!」
「貴様の尻尾は、ソラどころか私まで圧迫しているだろう!」
…ハクさんのお屋敷を出て、私達は今、魔界へ向かっている…。
次に会う相手は、うーちゃんの上司…前々から話には出ていた、バフォメット。
魔女達を統べる存在で、魔王軍の最高幹部にもなるコがいるくらい、すごい魔物。
数が非常に少なく、その能力はまだまだ未知数なところが多いらしい。
分かっていることは、サバトを率いて、男女共に誘惑し堕とす、
人間にとって非常に恐ろしい存在…と記された、図鑑情報だけ。
もう魔物の研究をする必要はないんだけれど…ちょっと興味深い。
「ムッキー! 石に変えてしまいましょうかしらっ!」
「貴様こそ! 哀れなマミーに変えてくれるっ!」
それにしても、リムさんの身体を治す手掛かりについて、進歩があってよかった。
最初のままじゃ、どうすればいいのか何も分からないような状態だけれど、
神様や天使様が治せると分かったことで、どうすればいいか、色々考えられる。
例えば…神様や天使様がよく現れる場所はどこなのか、とか。
どうすれば会ってくれるのか、とか…たくさんの疑問が湧いて出てくる。
これを一つずつ解決していけば、いつしか、目標に手が届くはず…。
「ならば喰らいなさいっ! 石化ビー…!」
「待てっ! 本当に阿呆か、貴様! ソラまで石にする気か!?」
「ハッ…! あ、危ないところでしたわっ!」
「…このままでは泥沼だ。そこで阿呆蛇よ、提案がある」
「なんですの? 駄犬」
……身体が治れば…リムさん、みんなとも仲良くなってくれるかな…。
あの時のしこりが、まだみんなの中に残っているのを、どことなく感じる。
リムさんもそれを感じていて、私以外には自分を見せられないんだと思う。
気にしないで、甘えてもいいのに。みんな、とっても優しいんだから。
それで仲良くなれるなら、とってもいいことなんだから。
「ソラに悪影響が無い方法で、我々の勝負に決着を付けよう」
「…いいですわ。どんな方法ですの?」
「互いにとって、公平な勝負が望ましい」
「………じゃんけん?」
「運任せでは納得いかぬ心持ちになるだろう」
「しりとり?」
「私に有利だ」
「○×ゲーム?」
「決着がつかな……いや、私に有利だ」
「なんなんですの、否定してばっかり! なら貴女が決めなさいっ!」
「…そうだな…」
………眠くなってきた……。
「………ソラを先に2回絶頂させた方が勝ち、というのはどうだ?」
「なっ…!」
………え?
「なんて素晴らしい勝負方法ですのっ! 見直しましたわ、駄犬!」
「貴様に言われるまでもない」
え? 何? 今、あーちゃん、なんかすごいこと言わなかった?
「でも、どうやって勝ち負けを決めるんですの?」
「ルールを定める」
「ルール…?」
「1、ソラは一切動いてはいけない」
「ちょっと物足りませんわね…」
「2、我々は自由にソラを刺激していい」
「前言を撤回しますわ」
「3、ソラが絶頂した際、それがどちらの刺激によるものか判定してもらう」
「ソラが判断するのなら、文句はありませんわ」
「4、負けた方はテントから出ていく」
「いいですとも。負けた時は、潔く外で夜を過ごしますわ」
「以上だ」
「では、早速…♥」
起き上がり…私を捉える、きらりと光る獣たちの目。
本能が、逃げるべきと察して…私も、起き上がろうとした………その時。
「逃がしはっ♥」
「しませんわよっ♥」
…完璧なチームワークにより……あっさり捕らわれる、私。
「ソラ…♥ この私から、逃げられると思わないことだ…♥」
「例え逃げても…わたくしは地の果てまで追い掛けますわ…、ソラ♥」
上半身に馬乗りになるあーちゃんと、下半身を尻尾で締め付けるメディさん。
どちらもがっちり押さえ付けられていて、動こうにもまったく動けない状態。
…あぁ…。おもちゃにされちゃう……。
「ふふ…♥ ……んっ…♥ ちゅっ…♥ ぺろ……♥」
「あっ! ず、ずるいですわっ!」
やさしく…ほっぺにキスをする、あーちゃん。
…そういえば、この旅中に気付いたけれど…、
キスするときに、まずほっぺにキスするの、あーちゃんだけ。
サキュさんだけはまだ分からないけれど、他の皆はまず唇。
終わりの時に、うーちゃんやユニさんはほっぺにキスしてくれるけれど…。
こだわりみたいなもの…なのかな?
「…ソラ…♥」
くすぐる、囁き声。
「……愛してる……♥」
どきっ。
「ひ…卑怯ですわよっ! 自分ばっかり…!」
「愛してる…♥ 世界中の誰よりも……ソラを…♥」
どきどきどき…。
「あ、貴女、そんなキャラじゃないでしょう!? 何を企んでいますの!?」
「…聞いてくれ…♥ この音を…♥」
…ぴとっ……と…私の胸に押し当てられる、あーちゃんの胸…。
………私と同じくらいの……どきどきが、伝わる……。
「………ソラと一緒にいるだけで…♥」
「こんなに……なってしまうんだ……♥」
「……そして……♥」
ぺちんっ…と、スカート越しに私のあそこを叩く…何か。
…あーちゃんの、尻尾。
「…これが……欲しくなってしまうんだ…♥」
どきんっ。
「……精液…♥」
「出して……くれないか…?♥」
どきどきどきどきどき…。
「…♥」
「……今…ソラが出してくれたら…♥」
「私は…とても幸せになれるんだ…♥」
「私を愛してくれているという…ソラの気持ちが、分かるんだ…♥」
…頭の中に響く……あーちゃんの声…。
しあわせな声…。しあわせな言葉…。しあわせな音…。
鼓動さえもかき消してしまう、私を愛おしんでくれる声…。
……恋慕……恍惚……情欲が………破裂しそう……。
「…ソラ…♥」
「もう一度だけ…♥」
「…♥」
「……愛してる……♥」
……………ぁっ。
「……あっ…」
「…♥」
「………ふっ♥」
「1ポイントだ♥」
………う、そ……っ。ほとんど……ふれられてないのに…っ…。
「ソラ……♥」
あーちゃん…。どうして……私…。
「…わんっ♥」
はうっ。
「あああっ!?」
「…ふふっ♥ …今の分は、1ポイント目の延長分という処理でいい…♥」
「こ、この駄犬…! 策士ですわ! 策でソラを溺れされようとしていますわっ!」
「当然だ。勝負とは策。策無くして栄光無し」
…ぅぅ……。今のだけで出ちゃう、自分が情けない……。
「くっ…負けていられませんわ! おどきなさいっ!」
「言われなくとも退く」
入れ替わりに、私の目の前に来るメディちゃん。
…必死な形相で、ちょっとだけ鬼気迫ってる。
「ソラ! わたくしだって、ソラのこと、愛していますわっ!」
「あの駄犬より、ずっと、ずーっと、強く愛していますわ!」
メディちゃん…。すごく嬉しいけれど…ちょっと落ち着こう。ねっ?
「さて…。……れろっ…♥」
―きゃうっ!?♥♥♥
「えっ!?」
「…濃い味だ…♥ そんなに私の言葉に、悦んでくれたのか?♥」
「なっ…何をしているんですの!? 今はわたくしの番で…!」
「そんな決まりはない。…ちゅ…♥」
下着ごと、口で丹念に刺激するあーちゃん…。
きもちよくて……また、むくむくと…下着を押し上げる、オチンチン…。
「そんなっ…! あっ……やめっ…、やめてっ…!」
「はむっ…♥ …カチカチだ…♥ ソラの…ペニス……♥ ちゅるっ…♥」
横から咥え込み、ぺろぺろと幹を舐めてくれる…。
…あーちゃんは、フェラチオもかなり個性的。
私のが小さいせいもあるけれど…他の皆は、大抵が一口で全部か、先端だけ。
でも、あーちゃんだけは、こうやって横から咥えるパターンが多い。
そして、裏筋を舐め上げたり…かぷ、って…軽く噛んだり…。
あーちゃんだけが与えてくれる……甘い刺激。
「やぁぁっ…。ソラッ、ソラ…。お願い……達さないでっ…!」
「ちゅぅぅ…っ♥ ……ぺろ…♥ 我慢しなくていい…♥ ソラ……出してくれ…♥」
…はぅぅっ…。
「やです…。やですわっ…。ソラ…。おねがい…っ…」
「はむ、はむ…♥ …ふふっ♥ 亀頭がパンパンだ…♥ もうすぐ…♥」
だめっ…。まだ敏感なのに……こんなに刺激されたら…もうっ…。
「ソラ…。ソラァ…」
「わたくしが……わたくしが、一番ソラを愛しているんですのぉ…っ」
「…ひっく…。わたくしがぁ…。ずびっ……。ソラァ…」
「ぐすっ……、やです…。やですぅ……」
……メディ…ちゃ………っ。
「…ぁ……」
「…♥ ……一杯出たな…♥」
……………。
「………」
「…さぁ、決着は付いた。約束は…」
―……きもちよかったよ…、メディちゃん…♥
「ふぇっ!?」
「なっ!?」
「ほ、本当に!? ソラッ! 本当に…!?」
―うん…♥
「っ……ソラァァァァァ〜〜〜〜〜ッ♥♥♥♥♥」
「……泣き落とされるとは…」
…ごめんね、あーちゃん……。
でも、メディちゃんが泣いちゃうのは嫌だから…。
それに、やっぱり……喧嘩はしてほしくない…。
みんなには、ももちゃんとドラちゃんのように、お互い仲良くなってほしい。
分かってる。喧嘩になる原因が私にあるのは、分かってる。
けじめ…つけるから。絶対に。この旅が終わったら、絶対に。
だから…。
「…だが、次で決めれば、何の問題も…」
―あーちゃん…。
「…? 何だ、ソラ?」
―メディちゃん…。
「ソラッ♥ 何ですの?♥」
―…楽しく、しよう…♥
「むっ…」
「ソラ…♥ 勿論♥ 勿論ですわっ♥」
―…♥ …ちゅっ…♥ ん…♥
心底嬉しそうなメディちゃんの、可愛い唇を啄みながら、上体を起こす。
私のキスを、むさぼるように味わうメディちゃん…。
「ふぅっ…♥ んちゅっ…♥ ちゅっ…♥ ちゅぅ…♥」
…頭の蛇さん達も、額や、ほほ、耳…至るとこに、キスしてくれる。
触れたり、撫でたり、舐めたり、啄んだり、甘噛みしたり…。
色んなところがくすぐったいけれど、同じくらいに、心地良い…。
私のことを、こんなに好きになってくれているんだなって…伝わってくる…。
「…ふはっ…♥ ソラァ…♥ わたくしっ…♥ わたくしぃっ…♥」
メディちゃん。私もだよ。メディちゃんのこと、大好きだよ。
「あっ…♥」
指と指を絡め…今度は逆に、押し倒し…私が上に。
恥ずかしがるメディちゃんを楽しみながら…ほとんど無い服を、
一枚……いちまい、丁寧に……移り変わる表情を見つつ…脱がしていく…。
「…はぅ……♥」
両手で顔を隠し…まるで初めて他人の身体を晒したかのような反応。
普段は強気で、恥ずかしい台詞も大声で言っちゃうメディちゃんだけれど、
エッチをするときは、借りてきた猫みたいに大人しくなっちゃう。
他のみんなに対する対抗心が強くて、意地っ張りなところもあるけれど、
こういう雰囲気になっちゃうと、弱気で、素直なコに早変わり。
…そのギャップが……こんなに、ドキドキさせてくれる…。
―…メディちゃん…♥
「ソラ…♥」
―……愛してる……♥
「ふぇっ!?♥♥♥」
―…ここ、サクランボみたい…♥ ……食べていい…?♥
「やぁっ…♥ そ、ソラァ…ッ♥」
―…こっちの、やわらかいお腹のほうがおいしいかな…?♥
「ふぇぇぇ…♥」
―……ここも……ジュースがいっぱいで…飲みたいなぁ…♥
「そ…そんなこと言っちゃ……っ♥ やです……のぉ…♥」
…かわいい。今この瞬間は、世界中の誰よりも…一番、メディちゃんがかわいい。
だって、私の一言々々に、こんなに反応して、照れて、感じてくれているんだよ?
かわいくないわけがない。好きにならないわけがない。愛したくならないわけがない。
もっとエッチなことをしたくならない…わけがない。
―…あむっ♥
「きゃひぃんっ!?♥♥♥」
メディちゃんのおへそを、ぱくっと食べて……中を、ぺろぺろ。
「はひっ…♥♥♥ おへそっ…♥♥♥ だめっ…ぇ…♥♥♥ だめですわ…ぁ♥♥♥」
…もちもち、ぷにぷにとしたお腹の感触が、触れる口にしあわせを運んでくれる。
呼吸に合わせて……膨らんだり……へこんだり……。かわいいお腹。
「ソラ…♥♥♥ 好きっ…♥♥♥ 好きぃ…♥♥♥ ソラッ…♥♥♥」
…舌に感じる…わずかなしょっぱさ…。
メディちゃんの汗…かな。こんな味なんだ…。
また、メディちゃんのことがひとつ分かった。嬉しいな…。
「……ぅぅ…♥」
呻き声が耳に届いて……ちら、と横目で見る。
…両手をおまたに挟んで…もじもじしながらこちらを見つめる、あーちゃん。
何か言いたげな口元に、耳と尻尾はぺたんとして、どう見ても我慢している状態。
忘れていたわけではないけれど…ちょっとメディちゃんに夢中になり過ぎたかもしれない。
―…あーちゃん♥
「ソラ…♥ わ……私も…っ…♥」
―うん…♥ …おいで…♥
「…わんっ…♥」
…擦り寄るあーちゃんと、頬擦りを交わしながら……そっと、尻尾の付け根に手を伸ばす。
「わぅんっ…♥」
ぱたぱたと動く尻尾。
その生え際を…指先で、こちょこちょ。
「きゃううぅぅぅんっ♥♥♥」
嬌声を上げて…私の身体にしがみつき、身を襲う快感に耐えるあーちゃん。
…むっつりした顔の時が多いあーちゃん。
でも、エッチの時は…こんな風に、散歩の時のわんちゃん以上に嬉しそうな顔。
真面目で、少し頑固さんなあーちゃんも、エッチになれば、好色で素直なコ。
とってもかわいい、エッチなコ。
「しっぽぉぉ…っ♥♥♥ きゃうんっ…♥ わんっ♥ わんっ…♥」
「ソラッ…♥ あそこも……弄ってほしい…ですわっ…♥ ……ふぁぁっ♥♥♥」
…メディちゃんと、あーちゃん。
喧嘩が多いけれど…似た者同士なふたり。
どちらも、普段は強気だけど、本当は素直で。
どちらも、エッチなことが大好きで。
どちらも、私のことを好きでいてくれて。
どちらも…愛しい存在で…。
「くぅぅっ…♥♥♥ ソ、ソラッ…♥♥♥ 私……しっぽ…でぇ……っ…♥♥♥」
…掴む腕のひとつを外して……肉球を、ぺろぺろ、はむはむ。
「きゃいんっ!?♥♥♥♥♥ きゃんっ!♥♥♥ きゃぅんっ!♥♥♥」
「ソラ…ッ♥♥♥ わたくし……もう…♥♥♥ もうっ…♥♥♥」
…とろとろのあそこに……私のあそこを合わせて、ぐちゅぐちゅ、ぐりぐり。
「やぁぁぅっ!?♥♥♥♥♥ わっ…私のとっ……ソラのがっ…♥♥♥ キスしてっ…♥♥♥」
五感の全てが…エッチな感情に浸されていく…。
涎を垂らしながら、自らお尻を振って快楽を求めるあーちゃん。
顔を真っ赤にしながら、毛布を掴んで必死に耐えるメディちゃん。
なんて…。なんてエッチで……しあわせなんだろう…。
「わんっ♥♥♥ わんっ♥♥♥ きゃんっ♥♥♥ きゃいんっ♥♥♥」
―あーちゃん…♥
「ああっ…♥♥♥ わたくしっ…♥♥♥ ソラッ…♥♥♥」
―メディちゃん…♥
「きゃうっ…♥♥♥」
「あぁっ…♥♥♥」
―…大好き…♥
「きゃうううぅぅぅぅんっっっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥♥♥」
「ああぁぁぁぁぁっっっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥♥♥」
…ぷしゃっ……と、噴水のように溢れる……ふたりの潮吹き…。
表情はだらしなくとろけきっていて…どこか、ゆめうつつ…。
ぶるぶると身体を震わせて……それだけ強い絶頂だったのが、分かる…。
…本当に…かわいいなぁ……。ふたりとも…。
「ッ…♥♥♥ ソラ…ァ…♥♥♥」
「はぅぅ…っ♥♥♥ …ソラ…♥♥♥」
―ふふっ…♥
私の大切な、大切な…。
―…ふたりに、1ポイント…♥
……………
………
…
「ソラ…♥」
「…阿呆蛇、くっつき過ぎだ。ソラが眠れない」
「尻尾を巻き付けている貴女こそ、くっつき過ぎですわ」
「それはお前もだろう! 頭の蛇共までっ!」
「先程から匂いを嗅ぎまくっている駄犬に言われたくありませんわっ!」
―…ふたりとも。
「ハッ…! ソラ、ごめんなさい! 駄犬が五月蝿かったでしょう?」
「む…。すまない、ソラ。すぐにこの阿呆蛇を外に追い出してくる」
―…大好き…♥
「はうっ!?」
「わうっ!?」
―…♥
「……仕方ありませんわ。今夜だけは、大目に見て差し上げます」
「……いいだろう、私も貴様の行動は不問とする。今夜限りだが」
―…♪
「…ソラ…♥」
……………
………
…
「ぴったり貴様と同じ距離だ! 妄言を吐くな!」
あぁ、また始まっちゃった…。
「折角ソラと同じテントで眠れる権利を得ましたのに…!」
「それはこちらの台詞だ。これ程まで五月蝿い相手と一緒とは…」
ちなみに、どのテントで誰が寝るかはクジ引き制。
このテントは3人用だけれど、身体が大きいふたりが居ると、少し手狭になる。
「ごめんなさい、ソラ…。この阿呆なお犬さんの躾がなっていないばっかりに…」
「阿呆に阿呆と呼ばれるとはな。知能はスーフィ以下か」
「だ、誰が阿呆ですの!? この駄犬ッ!」
「一々言われなければ分からんか! 阿呆蛇ッ!」
…今日、眠れるかな…。これ…。
「だいたい、なんですの!? その邪魔な尻尾! ソラを圧迫していますわ!」
「貴様の尻尾は、ソラどころか私まで圧迫しているだろう!」
…ハクさんのお屋敷を出て、私達は今、魔界へ向かっている…。
次に会う相手は、うーちゃんの上司…前々から話には出ていた、バフォメット。
魔女達を統べる存在で、魔王軍の最高幹部にもなるコがいるくらい、すごい魔物。
数が非常に少なく、その能力はまだまだ未知数なところが多いらしい。
分かっていることは、サバトを率いて、男女共に誘惑し堕とす、
人間にとって非常に恐ろしい存在…と記された、図鑑情報だけ。
もう魔物の研究をする必要はないんだけれど…ちょっと興味深い。
「ムッキー! 石に変えてしまいましょうかしらっ!」
「貴様こそ! 哀れなマミーに変えてくれるっ!」
それにしても、リムさんの身体を治す手掛かりについて、進歩があってよかった。
最初のままじゃ、どうすればいいのか何も分からないような状態だけれど、
神様や天使様が治せると分かったことで、どうすればいいか、色々考えられる。
例えば…神様や天使様がよく現れる場所はどこなのか、とか。
どうすれば会ってくれるのか、とか…たくさんの疑問が湧いて出てくる。
これを一つずつ解決していけば、いつしか、目標に手が届くはず…。
「ならば喰らいなさいっ! 石化ビー…!」
「待てっ! 本当に阿呆か、貴様! ソラまで石にする気か!?」
「ハッ…! あ、危ないところでしたわっ!」
「…このままでは泥沼だ。そこで阿呆蛇よ、提案がある」
「なんですの? 駄犬」
……身体が治れば…リムさん、みんなとも仲良くなってくれるかな…。
あの時のしこりが、まだみんなの中に残っているのを、どことなく感じる。
リムさんもそれを感じていて、私以外には自分を見せられないんだと思う。
気にしないで、甘えてもいいのに。みんな、とっても優しいんだから。
それで仲良くなれるなら、とってもいいことなんだから。
「ソラに悪影響が無い方法で、我々の勝負に決着を付けよう」
「…いいですわ。どんな方法ですの?」
「互いにとって、公平な勝負が望ましい」
「………じゃんけん?」
「運任せでは納得いかぬ心持ちになるだろう」
「しりとり?」
「私に有利だ」
「○×ゲーム?」
「決着がつかな……いや、私に有利だ」
「なんなんですの、否定してばっかり! なら貴女が決めなさいっ!」
「…そうだな…」
………眠くなってきた……。
「………ソラを先に2回絶頂させた方が勝ち、というのはどうだ?」
「なっ…!」
………え?
「なんて素晴らしい勝負方法ですのっ! 見直しましたわ、駄犬!」
「貴様に言われるまでもない」
え? 何? 今、あーちゃん、なんかすごいこと言わなかった?
「でも、どうやって勝ち負けを決めるんですの?」
「ルールを定める」
「ルール…?」
「1、ソラは一切動いてはいけない」
「ちょっと物足りませんわね…」
「2、我々は自由にソラを刺激していい」
「前言を撤回しますわ」
「3、ソラが絶頂した際、それがどちらの刺激によるものか判定してもらう」
「ソラが判断するのなら、文句はありませんわ」
「4、負けた方はテントから出ていく」
「いいですとも。負けた時は、潔く外で夜を過ごしますわ」
「以上だ」
「では、早速…♥」
起き上がり…私を捉える、きらりと光る獣たちの目。
本能が、逃げるべきと察して…私も、起き上がろうとした………その時。
「逃がしはっ♥」
「しませんわよっ♥」
…完璧なチームワークにより……あっさり捕らわれる、私。
「ソラ…♥ この私から、逃げられると思わないことだ…♥」
「例え逃げても…わたくしは地の果てまで追い掛けますわ…、ソラ♥」
上半身に馬乗りになるあーちゃんと、下半身を尻尾で締め付けるメディさん。
どちらもがっちり押さえ付けられていて、動こうにもまったく動けない状態。
…あぁ…。おもちゃにされちゃう……。
「ふふ…♥ ……んっ…♥ ちゅっ…♥ ぺろ……♥」
「あっ! ず、ずるいですわっ!」
やさしく…ほっぺにキスをする、あーちゃん。
…そういえば、この旅中に気付いたけれど…、
キスするときに、まずほっぺにキスするの、あーちゃんだけ。
サキュさんだけはまだ分からないけれど、他の皆はまず唇。
終わりの時に、うーちゃんやユニさんはほっぺにキスしてくれるけれど…。
こだわりみたいなもの…なのかな?
「…ソラ…♥」
くすぐる、囁き声。
「……愛してる……♥」
どきっ。
「ひ…卑怯ですわよっ! 自分ばっかり…!」
「愛してる…♥ 世界中の誰よりも……ソラを…♥」
どきどきどき…。
「あ、貴女、そんなキャラじゃないでしょう!? 何を企んでいますの!?」
「…聞いてくれ…♥ この音を…♥」
…ぴとっ……と…私の胸に押し当てられる、あーちゃんの胸…。
………私と同じくらいの……どきどきが、伝わる……。
「………ソラと一緒にいるだけで…♥」
「こんなに……なってしまうんだ……♥」
「……そして……♥」
ぺちんっ…と、スカート越しに私のあそこを叩く…何か。
…あーちゃんの、尻尾。
「…これが……欲しくなってしまうんだ…♥」
どきんっ。
「……精液…♥」
「出して……くれないか…?♥」
どきどきどきどきどき…。
「…♥」
「……今…ソラが出してくれたら…♥」
「私は…とても幸せになれるんだ…♥」
「私を愛してくれているという…ソラの気持ちが、分かるんだ…♥」
…頭の中に響く……あーちゃんの声…。
しあわせな声…。しあわせな言葉…。しあわせな音…。
鼓動さえもかき消してしまう、私を愛おしんでくれる声…。
……恋慕……恍惚……情欲が………破裂しそう……。
「…ソラ…♥」
「もう一度だけ…♥」
「…♥」
「……愛してる……♥」
……………ぁっ。
「……あっ…」
「…♥」
「………ふっ♥」
「1ポイントだ♥」
………う、そ……っ。ほとんど……ふれられてないのに…っ…。
「ソラ……♥」
あーちゃん…。どうして……私…。
「…わんっ♥」
はうっ。
「あああっ!?」
「…ふふっ♥ …今の分は、1ポイント目の延長分という処理でいい…♥」
「こ、この駄犬…! 策士ですわ! 策でソラを溺れされようとしていますわっ!」
「当然だ。勝負とは策。策無くして栄光無し」
…ぅぅ……。今のだけで出ちゃう、自分が情けない……。
「くっ…負けていられませんわ! おどきなさいっ!」
「言われなくとも退く」
入れ替わりに、私の目の前に来るメディちゃん。
…必死な形相で、ちょっとだけ鬼気迫ってる。
「ソラ! わたくしだって、ソラのこと、愛していますわっ!」
「あの駄犬より、ずっと、ずーっと、強く愛していますわ!」
メディちゃん…。すごく嬉しいけれど…ちょっと落ち着こう。ねっ?
「さて…。……れろっ…♥」
―きゃうっ!?♥♥♥
「えっ!?」
「…濃い味だ…♥ そんなに私の言葉に、悦んでくれたのか?♥」
「なっ…何をしているんですの!? 今はわたくしの番で…!」
「そんな決まりはない。…ちゅ…♥」
下着ごと、口で丹念に刺激するあーちゃん…。
きもちよくて……また、むくむくと…下着を押し上げる、オチンチン…。
「そんなっ…! あっ……やめっ…、やめてっ…!」
「はむっ…♥ …カチカチだ…♥ ソラの…ペニス……♥ ちゅるっ…♥」
横から咥え込み、ぺろぺろと幹を舐めてくれる…。
…あーちゃんは、フェラチオもかなり個性的。
私のが小さいせいもあるけれど…他の皆は、大抵が一口で全部か、先端だけ。
でも、あーちゃんだけは、こうやって横から咥えるパターンが多い。
そして、裏筋を舐め上げたり…かぷ、って…軽く噛んだり…。
あーちゃんだけが与えてくれる……甘い刺激。
「やぁぁっ…。ソラッ、ソラ…。お願い……達さないでっ…!」
「ちゅぅぅ…っ♥ ……ぺろ…♥ 我慢しなくていい…♥ ソラ……出してくれ…♥」
…はぅぅっ…。
「やです…。やですわっ…。ソラ…。おねがい…っ…」
「はむ、はむ…♥ …ふふっ♥ 亀頭がパンパンだ…♥ もうすぐ…♥」
だめっ…。まだ敏感なのに……こんなに刺激されたら…もうっ…。
「ソラ…。ソラァ…」
「わたくしが……わたくしが、一番ソラを愛しているんですのぉ…っ」
「…ひっく…。わたくしがぁ…。ずびっ……。ソラァ…」
「ぐすっ……、やです…。やですぅ……」
……メディ…ちゃ………っ。
「…ぁ……」
「…♥ ……一杯出たな…♥」
……………。
「………」
「…さぁ、決着は付いた。約束は…」
―……きもちよかったよ…、メディちゃん…♥
「ふぇっ!?」
「なっ!?」
「ほ、本当に!? ソラッ! 本当に…!?」
―うん…♥
「っ……ソラァァァァァ〜〜〜〜〜ッ♥♥♥♥♥」
「……泣き落とされるとは…」
…ごめんね、あーちゃん……。
でも、メディちゃんが泣いちゃうのは嫌だから…。
それに、やっぱり……喧嘩はしてほしくない…。
みんなには、ももちゃんとドラちゃんのように、お互い仲良くなってほしい。
分かってる。喧嘩になる原因が私にあるのは、分かってる。
けじめ…つけるから。絶対に。この旅が終わったら、絶対に。
だから…。
「…だが、次で決めれば、何の問題も…」
―あーちゃん…。
「…? 何だ、ソラ?」
―メディちゃん…。
「ソラッ♥ 何ですの?♥」
―…楽しく、しよう…♥
「むっ…」
「ソラ…♥ 勿論♥ 勿論ですわっ♥」
―…♥ …ちゅっ…♥ ん…♥
心底嬉しそうなメディちゃんの、可愛い唇を啄みながら、上体を起こす。
私のキスを、むさぼるように味わうメディちゃん…。
「ふぅっ…♥ んちゅっ…♥ ちゅっ…♥ ちゅぅ…♥」
…頭の蛇さん達も、額や、ほほ、耳…至るとこに、キスしてくれる。
触れたり、撫でたり、舐めたり、啄んだり、甘噛みしたり…。
色んなところがくすぐったいけれど、同じくらいに、心地良い…。
私のことを、こんなに好きになってくれているんだなって…伝わってくる…。
「…ふはっ…♥ ソラァ…♥ わたくしっ…♥ わたくしぃっ…♥」
メディちゃん。私もだよ。メディちゃんのこと、大好きだよ。
「あっ…♥」
指と指を絡め…今度は逆に、押し倒し…私が上に。
恥ずかしがるメディちゃんを楽しみながら…ほとんど無い服を、
一枚……いちまい、丁寧に……移り変わる表情を見つつ…脱がしていく…。
「…はぅ……♥」
両手で顔を隠し…まるで初めて他人の身体を晒したかのような反応。
普段は強気で、恥ずかしい台詞も大声で言っちゃうメディちゃんだけれど、
エッチをするときは、借りてきた猫みたいに大人しくなっちゃう。
他のみんなに対する対抗心が強くて、意地っ張りなところもあるけれど、
こういう雰囲気になっちゃうと、弱気で、素直なコに早変わり。
…そのギャップが……こんなに、ドキドキさせてくれる…。
―…メディちゃん…♥
「ソラ…♥」
―……愛してる……♥
「ふぇっ!?♥♥♥」
―…ここ、サクランボみたい…♥ ……食べていい…?♥
「やぁっ…♥ そ、ソラァ…ッ♥」
―…こっちの、やわらかいお腹のほうがおいしいかな…?♥
「ふぇぇぇ…♥」
―……ここも……ジュースがいっぱいで…飲みたいなぁ…♥
「そ…そんなこと言っちゃ……っ♥ やです……のぉ…♥」
…かわいい。今この瞬間は、世界中の誰よりも…一番、メディちゃんがかわいい。
だって、私の一言々々に、こんなに反応して、照れて、感じてくれているんだよ?
かわいくないわけがない。好きにならないわけがない。愛したくならないわけがない。
もっとエッチなことをしたくならない…わけがない。
―…あむっ♥
「きゃひぃんっ!?♥♥♥」
メディちゃんのおへそを、ぱくっと食べて……中を、ぺろぺろ。
「はひっ…♥♥♥ おへそっ…♥♥♥ だめっ…ぇ…♥♥♥ だめですわ…ぁ♥♥♥」
…もちもち、ぷにぷにとしたお腹の感触が、触れる口にしあわせを運んでくれる。
呼吸に合わせて……膨らんだり……へこんだり……。かわいいお腹。
「ソラ…♥♥♥ 好きっ…♥♥♥ 好きぃ…♥♥♥ ソラッ…♥♥♥」
…舌に感じる…わずかなしょっぱさ…。
メディちゃんの汗…かな。こんな味なんだ…。
また、メディちゃんのことがひとつ分かった。嬉しいな…。
「……ぅぅ…♥」
呻き声が耳に届いて……ちら、と横目で見る。
…両手をおまたに挟んで…もじもじしながらこちらを見つめる、あーちゃん。
何か言いたげな口元に、耳と尻尾はぺたんとして、どう見ても我慢している状態。
忘れていたわけではないけれど…ちょっとメディちゃんに夢中になり過ぎたかもしれない。
―…あーちゃん♥
「ソラ…♥ わ……私も…っ…♥」
―うん…♥ …おいで…♥
「…わんっ…♥」
…擦り寄るあーちゃんと、頬擦りを交わしながら……そっと、尻尾の付け根に手を伸ばす。
「わぅんっ…♥」
ぱたぱたと動く尻尾。
その生え際を…指先で、こちょこちょ。
「きゃううぅぅぅんっ♥♥♥」
嬌声を上げて…私の身体にしがみつき、身を襲う快感に耐えるあーちゃん。
…むっつりした顔の時が多いあーちゃん。
でも、エッチの時は…こんな風に、散歩の時のわんちゃん以上に嬉しそうな顔。
真面目で、少し頑固さんなあーちゃんも、エッチになれば、好色で素直なコ。
とってもかわいい、エッチなコ。
「しっぽぉぉ…っ♥♥♥ きゃうんっ…♥ わんっ♥ わんっ…♥」
「ソラッ…♥ あそこも……弄ってほしい…ですわっ…♥ ……ふぁぁっ♥♥♥」
…メディちゃんと、あーちゃん。
喧嘩が多いけれど…似た者同士なふたり。
どちらも、普段は強気だけど、本当は素直で。
どちらも、エッチなことが大好きで。
どちらも、私のことを好きでいてくれて。
どちらも…愛しい存在で…。
「くぅぅっ…♥♥♥ ソ、ソラッ…♥♥♥ 私……しっぽ…でぇ……っ…♥♥♥」
…掴む腕のひとつを外して……肉球を、ぺろぺろ、はむはむ。
「きゃいんっ!?♥♥♥♥♥ きゃんっ!♥♥♥ きゃぅんっ!♥♥♥」
「ソラ…ッ♥♥♥ わたくし……もう…♥♥♥ もうっ…♥♥♥」
…とろとろのあそこに……私のあそこを合わせて、ぐちゅぐちゅ、ぐりぐり。
「やぁぁぅっ!?♥♥♥♥♥ わっ…私のとっ……ソラのがっ…♥♥♥ キスしてっ…♥♥♥」
五感の全てが…エッチな感情に浸されていく…。
涎を垂らしながら、自らお尻を振って快楽を求めるあーちゃん。
顔を真っ赤にしながら、毛布を掴んで必死に耐えるメディちゃん。
なんて…。なんてエッチで……しあわせなんだろう…。
「わんっ♥♥♥ わんっ♥♥♥ きゃんっ♥♥♥ きゃいんっ♥♥♥」
―あーちゃん…♥
「ああっ…♥♥♥ わたくしっ…♥♥♥ ソラッ…♥♥♥」
―メディちゃん…♥
「きゃうっ…♥♥♥」
「あぁっ…♥♥♥」
―…大好き…♥
「きゃうううぅぅぅぅんっっっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥♥♥」
「ああぁぁぁぁぁっっっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♥♥♥♥♥♥♥」
…ぷしゃっ……と、噴水のように溢れる……ふたりの潮吹き…。
表情はだらしなくとろけきっていて…どこか、ゆめうつつ…。
ぶるぶると身体を震わせて……それだけ強い絶頂だったのが、分かる…。
…本当に…かわいいなぁ……。ふたりとも…。
「ッ…♥♥♥ ソラ…ァ…♥♥♥」
「はぅぅ…っ♥♥♥ …ソラ…♥♥♥」
―ふふっ…♥
私の大切な、大切な…。
―…ふたりに、1ポイント…♥
……………
………
…
「ソラ…♥」
「…阿呆蛇、くっつき過ぎだ。ソラが眠れない」
「尻尾を巻き付けている貴女こそ、くっつき過ぎですわ」
「それはお前もだろう! 頭の蛇共までっ!」
「先程から匂いを嗅ぎまくっている駄犬に言われたくありませんわっ!」
―…ふたりとも。
「ハッ…! ソラ、ごめんなさい! 駄犬が五月蝿かったでしょう?」
「む…。すまない、ソラ。すぐにこの阿呆蛇を外に追い出してくる」
―…大好き…♥
「はうっ!?」
「わうっ!?」
―…♥
「……仕方ありませんわ。今夜だけは、大目に見て差し上げます」
「……いいだろう、私も貴様の行動は不問とする。今夜限りだが」
―…♪
「…ソラ…♥」
……………
………
…
12/04/13 00:06更新 / コジコジ
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