その2
やぁみんな。僕の名前は鵜呑 喝采という人間だ。自己紹介は2回目だ。
先ほど狸差 蜜樹という子供の性格を持った経済的な大人に出会った。と言っても相手は女性だ。身長も俺よりも身長も低いし、胸もそこまでないな。うーん...B−と言ったところだな。
守備範囲内だ。
「ところで狸差さん」
「蜜樹でいいで。なんならお姉様とでも言っt」
「じゃあ蜜樹さん。部屋を貸してくれるって言ったけど、もしかして不動産とかの人かな?」
「ちゃうちゃう、ウチはサービス業の元社長や」
「元社長なんだ......あっ(察し」
「勘違いはせんどいてな!ウチはやりたいことがあったからやめたんや。知らんかいな、あの『狸の尻尾と虫食い葉っぱが商業の証』で有名なアレやで」
「『狸の尻尾と虫食い葉っぱが商業の証』のサービス業?......あ!!もしかして『ポンポコサービス 株式会社』の社長!?」
「せやせや♪」
説明しよう!!
『ポンポコサービス 株式会社』とは。株式会社、チェーン店、自営業など関わらずに店を持っている人は知らない人はいないというほどの隠れた名誉を持つ会社だ。何のサービス業をしているかと言うと、通行費の削減サービス、加盟した他店の元社長を集めて売り上げ上昇の為の会議、人員不足の店への一時的人員補給サービスなどなど。他の店の利益を生み出す為に作られた会社だ。47都道府県に1軒ずつ設立されており、社長年収はなんと3億8000万を超えるらしいな。
そしてその社長がこの人、狸差 蜜樹社長だ。名前だけは知られていたが、顔は見たことがなかったな。最近社長を引退したと聞いたが、まさかこんなところで......。
「僕、蜜樹社長のこと知っています!握手をお願いします!」
「いいで」
「はぁー...僕、この右手一生洗わないな」
「あんたはアイドルと握手したファンか!」
「でも蜜樹社長」
「堅苦しいから蜜樹って呼んでいいって。なんならお姉さn」
「蜜樹さんは何故僕なんかを助けるのですか?」
「ん?んーっと、アロエを取ってくれたのもあるけど...何と無くかな?」
何と無くで助けるものなのかな。でもコレも地獄の仏、わらしべ長者、神、かみ、カミ。感謝っ・・・!圧倒的感謝っ・・・!
今はこの人について行くしかない!
「ところで、場所はどこですか?」
「魔物娘大学の裏にある『ポンポコーポ』や」
「その名前といい、もしかして...」
「せや、3倍価格で落札したわ」
さすが社長やで!!
「でも、確かそこは満室だったよな?」
「マジックカード発動!『スマホ』!」
普通の携帯ですね。闇のデュエルをしているみたいにポケットから引き出さないでください。というのは心にしまっておこう。
「...あ、もしもし?ウチや。そうそう、大家や。ちょっと付き合いが出来てな、部屋空いとるかいな?......うん......うん。利子増しで誰が退場出来へん?」
いまこの人サラリと社長権利を使いやがった!
「あ〜無理かいな〜。そんなら仕方ないな。ほんじゃ、またな〜」ピッ
「無理そうだったけど...」
「まぁ、これも想定内や。じゃ、ポンポコーポ行くで」
「え?空いているんですか?」
場所は変わり、ポンポコーポ前。辺りは暗くなってしまった。コーポとはいえ、5階建ての2LDKだっけな?値は高いが、コーポとは思えないいい部屋やなんだよな。不動産に相談しに行った時、満室で入れなかったんだよな。多分魔物娘大学の生徒が全部屋居るんだろうな。
「さ、このコーポの1階の右端のところや」
「よく空いてましたね。大家(社長)権利ですか?」
「せやな」
「認めちゃったよこの人!」
「えへへ...そんなことより、さっさと行こうや」
そして蜜樹に引っ張られて僕はその部屋へと案内された。
暗い中模索としていると蜜樹が電気を付けてくれた。
「ここが、鵜呑の部屋となる部屋やで」
「へぇ...。2LDKといい、かなり広いですね。テレビにエアコンもある。壁も叩くと軽い音はしない。防音が設備されているのか。でも少し臭うな。換気がイマイチなのかな?クローゼットが半開だし、中身が綺麗に畳んでないんだな。床も下着が散乱している...女性ものの下着、薄ピンクの面積の狭いパンツ、薄く透けているカップが小さめの白いブラジャー。勝負下着ばっかりだな......。が、僕は強く肯定すr...!」
「ここ他人の部屋だ!!」
「せやで」
「知っててやったんかい!?」
「だってここ」
そう言って蜜樹は荷物の肩掛けバッグを壁にかける。
「ウチの部屋やもん♥」
「え"!?も、もしかして...ルームシェア......な訳n」
「せやで♥」
嘘だろぉぉぉぉ!!予想を反してしまったよ!!神様、コレは僕に定められた試練ですか!?仏様、コレは彼女を作るという煩悩を潰す為の修行ですか!?
あれ?神(イエス)も仏(ブッダ)もいま有給を取っているんだっけ?
「.........」
「まぁ、驚くのも仕方ない。鵜呑もここしかないんやろ?なら、ここは大人しく従うべきやで。それに、鵜呑をここに誘ったのには理由があるんや」
「理由?」
「ウチには企業といい、名前といい、共通点が1つあるんやけど、それは何か分かるかいな?」
「企業と名前の共通点?...狸しか思いつかない」
「つまり、私は......」
そう言うと頭に葉っぱを乗せ、「ドロン!」という掛け声と共に、鵜呑は目を疑う。いや、狸に化かされたような顔をした。
茶色の丸く尖った耳、
太く、柔らかく跳ねた茶色の縞模様の尻尾。
「え、あ...え?...も、もしかして蜜樹って...」
「せや♥ウチは化け狸、詳しい名前は『刑部狸』や♥」
僕はこの時、無意識に頬をつねっていた。更に無駄かと思ったのか、クローゼットの角に向かって思いっきり蹴りを入れていた。
夢であって欲しかった。2つの意味で。
先ほど狸差 蜜樹という子供の性格を持った経済的な大人に出会った。と言っても相手は女性だ。身長も俺よりも身長も低いし、胸もそこまでないな。うーん...B−と言ったところだな。
守備範囲内だ。
「ところで狸差さん」
「蜜樹でいいで。なんならお姉様とでも言っt」
「じゃあ蜜樹さん。部屋を貸してくれるって言ったけど、もしかして不動産とかの人かな?」
「ちゃうちゃう、ウチはサービス業の元社長や」
「元社長なんだ......あっ(察し」
「勘違いはせんどいてな!ウチはやりたいことがあったからやめたんや。知らんかいな、あの『狸の尻尾と虫食い葉っぱが商業の証』で有名なアレやで」
「『狸の尻尾と虫食い葉っぱが商業の証』のサービス業?......あ!!もしかして『ポンポコサービス 株式会社』の社長!?」
「せやせや♪」
説明しよう!!
『ポンポコサービス 株式会社』とは。株式会社、チェーン店、自営業など関わらずに店を持っている人は知らない人はいないというほどの隠れた名誉を持つ会社だ。何のサービス業をしているかと言うと、通行費の削減サービス、加盟した他店の元社長を集めて売り上げ上昇の為の会議、人員不足の店への一時的人員補給サービスなどなど。他の店の利益を生み出す為に作られた会社だ。47都道府県に1軒ずつ設立されており、社長年収はなんと3億8000万を超えるらしいな。
そしてその社長がこの人、狸差 蜜樹社長だ。名前だけは知られていたが、顔は見たことがなかったな。最近社長を引退したと聞いたが、まさかこんなところで......。
「僕、蜜樹社長のこと知っています!握手をお願いします!」
「いいで」
「はぁー...僕、この右手一生洗わないな」
「あんたはアイドルと握手したファンか!」
「でも蜜樹社長」
「堅苦しいから蜜樹って呼んでいいって。なんならお姉さn」
「蜜樹さんは何故僕なんかを助けるのですか?」
「ん?んーっと、アロエを取ってくれたのもあるけど...何と無くかな?」
何と無くで助けるものなのかな。でもコレも地獄の仏、わらしべ長者、神、かみ、カミ。感謝っ・・・!圧倒的感謝っ・・・!
今はこの人について行くしかない!
「ところで、場所はどこですか?」
「魔物娘大学の裏にある『ポンポコーポ』や」
「その名前といい、もしかして...」
「せや、3倍価格で落札したわ」
さすが社長やで!!
「でも、確かそこは満室だったよな?」
「マジックカード発動!『スマホ』!」
普通の携帯ですね。闇のデュエルをしているみたいにポケットから引き出さないでください。というのは心にしまっておこう。
「...あ、もしもし?ウチや。そうそう、大家や。ちょっと付き合いが出来てな、部屋空いとるかいな?......うん......うん。利子増しで誰が退場出来へん?」
いまこの人サラリと社長権利を使いやがった!
「あ〜無理かいな〜。そんなら仕方ないな。ほんじゃ、またな〜」ピッ
「無理そうだったけど...」
「まぁ、これも想定内や。じゃ、ポンポコーポ行くで」
「え?空いているんですか?」
場所は変わり、ポンポコーポ前。辺りは暗くなってしまった。コーポとはいえ、5階建ての2LDKだっけな?値は高いが、コーポとは思えないいい部屋やなんだよな。不動産に相談しに行った時、満室で入れなかったんだよな。多分魔物娘大学の生徒が全部屋居るんだろうな。
「さ、このコーポの1階の右端のところや」
「よく空いてましたね。大家(社長)権利ですか?」
「せやな」
「認めちゃったよこの人!」
「えへへ...そんなことより、さっさと行こうや」
そして蜜樹に引っ張られて僕はその部屋へと案内された。
暗い中模索としていると蜜樹が電気を付けてくれた。
「ここが、鵜呑の部屋となる部屋やで」
「へぇ...。2LDKといい、かなり広いですね。テレビにエアコンもある。壁も叩くと軽い音はしない。防音が設備されているのか。でも少し臭うな。換気がイマイチなのかな?クローゼットが半開だし、中身が綺麗に畳んでないんだな。床も下着が散乱している...女性ものの下着、薄ピンクの面積の狭いパンツ、薄く透けているカップが小さめの白いブラジャー。勝負下着ばっかりだな......。が、僕は強く肯定すr...!」
「ここ他人の部屋だ!!」
「せやで」
「知っててやったんかい!?」
「だってここ」
そう言って蜜樹は荷物の肩掛けバッグを壁にかける。
「ウチの部屋やもん♥」
「え"!?も、もしかして...ルームシェア......な訳n」
「せやで♥」
嘘だろぉぉぉぉ!!予想を反してしまったよ!!神様、コレは僕に定められた試練ですか!?仏様、コレは彼女を作るという煩悩を潰す為の修行ですか!?
あれ?神(イエス)も仏(ブッダ)もいま有給を取っているんだっけ?
「.........」
「まぁ、驚くのも仕方ない。鵜呑もここしかないんやろ?なら、ここは大人しく従うべきやで。それに、鵜呑をここに誘ったのには理由があるんや」
「理由?」
「ウチには企業といい、名前といい、共通点が1つあるんやけど、それは何か分かるかいな?」
「企業と名前の共通点?...狸しか思いつかない」
「つまり、私は......」
そう言うと頭に葉っぱを乗せ、「ドロン!」という掛け声と共に、鵜呑は目を疑う。いや、狸に化かされたような顔をした。
茶色の丸く尖った耳、
太く、柔らかく跳ねた茶色の縞模様の尻尾。
「え、あ...え?...も、もしかして蜜樹って...」
「せや♥ウチは化け狸、詳しい名前は『刑部狸』や♥」
僕はこの時、無意識に頬をつねっていた。更に無駄かと思ったのか、クローゼットの角に向かって思いっきり蹴りを入れていた。
夢であって欲しかった。2つの意味で。
15/01/27 21:14更新 / ケモニー
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