連載小説
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おおきな まんどらごら
あるところでお兄さんがマンドラゴラを見つけました。
葉っぱの大きさからして大きく大きく育ったマンドラゴラです。
良い臭いにつられてお兄さんはそのマンドラゴラを抜こうとしました。
うんとこしょ どっこいしょ
けれどもマンドラゴラは抜けません。

お兄さんは知り合いのワーウルフさんを呼びました。
「なぁワーウルフさん、このマンドラゴラを一緒に抜いてくれよ」
「あなたの頼みならお安いご用よ」
お兄さんがマンドラゴラを引っ張って、ワーウルフさんがお兄さんを引っ張ってマンドラゴラを抜こうとしました。
うんとこしょ どっこいしょ
まだマンドラゴラは抜けません。

ワーウルフさんは友達のワーキャットさんを呼びました。
「ねぇワーキャットさん、一緒にこのマンドラゴラを抜いてくれないかしら?」
「面倒くさいけど手伝ってやるのニャ」
お兄さんがマンドラゴラを引っ張って、ワーウルフさんがお兄さんを引っ張って、ワーキャットさんがワーウルフさんを引っ張ってマンドラゴラを抜こうとしました。
うんとこしょ どっこいしょ
まだまだマンドラゴラは抜けません。

ワーキャットさんはラージマウスさんを呼びつけました。
「やい、ラージマウス! 一緒にこのマンドラゴラを抜くニャ! さもないと・・・」
「わ、分かったからいじめないで〜!」
お兄さんがマンドラゴラを引っ張って、ワーウルフさんがお兄さんを引っ張って、ワーキャットさんがワーウルフさんを引っ張って、ラージマウスさんがワーキャットさんを引っ張ってマンドラゴラを抜こうとしました。
うんとこしょ どっこいしょ
まだまだマンドラゴラでは抜けません。

ラージマウスさんはフェアリーちゃんを呼びました。
「ねぇフェアリーちゃん、一緒にこのマンドラゴラを抜いてよ」
「うん、わかった〜♪」
お兄さんがマンドラゴラを引っ張って、ワーウルフさんがお兄さんを引っ張って、ワーキャットさんがワーウルフさんを引っ張って、ラージマウスさんがワーキャットさんを引っ張って、フェアリーちゃんがラージマウスちゃんを引っ張ってマンドラゴラを抜こうとしました。
うんとこしょ どっこいしょ
とうとうマンドラゴラは抜けました。
身体も胸もお尻も大きく育ったマンドラゴラです。



「いやあああああああああっ!」




「「「「やったぁ! みんなで食べよう!」」」」














お兄さんはマンドラゴラの鳴き声で発情したみんなとマンドラゴラに食べられてしまいましたとさ(性的な意味で)
めでたしめでたし。
11/06/26 03:00更新 / 三鯖アキラ(旧:沈黙の天使)
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■作者メッセージ
チャットでなぜか受信してしまった電波を形にしてみました。
着想2分、資料検索4分、執筆30分で書き上げました。
なんということにwww

ところで途中に変なものがありますが、これは受け狙いのわざとです。
気付かれたでしょうか?
というか、こんな真夜中に私は他の作業やSSを放りだして何をやっておるww




追伸:ロリマンドラゴラじゃなくてごめんなさい(スライディング土下座) for(わんわん♪)様

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