連載小説
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ピクシー救済作戦2
「さて、一発抜いて頭がスッキリしたところで考えよう」
前回でピクシーにヤり倒された男が下着とズボンを穿きなおして、気分を変えるように言う。
彼の名前はニールという。
「ピクシーの陰が薄いのはロリ属性、妖精属性、悪戯属性など、いろんなキャラ被りがあるところがネックだ・・・あてて」
「そんなにハッキリ言わなくてもいいじゃないのよ〜!」
ニールの耳をピクシーが引っ張る。
「まぁまぁ・・・さて、その一番被っているロリ属性だがちょっと見て欲しい。フェアリー、リャナンシー、厳密には違うけどインプなどの妖精系と、バフォメット、魔女、ケサンラパン・・・」
「キリがないじゃないのよ〜っ!」
「いたい! いたい! 耳をひねるな!」
ニールの悲鳴を聞いてピクシーはいったん耳から手を離す。
「ふぅ、どうも。さて、ここで一つ疑問。なぜ妖精種全種がロリ属性に所属している?」
「う? う〜ん・・・確かに・・・でもさ、ロリじゃなくて大人な魅力の妖精ってなんか変じゃない?」
「それは確かにそうだ・・・だから性格に関してはピクシーはあくまで無邪気で悪戯大好き、エッチには興味津々なロリな性格を失ってはいけない!」
「なに熱く語っているのよ・・・」
「ロリの性格としてはさっきの要素が必要だと思う。だがここでもう一つの疑問。性格と体格を一致させるのは絶対必要なのか!?」
「いや・・・そうでないとロリな感じが・・・ん?」
「そう! ロリ巨乳という要素があってもいいと僕は思う!!!!!」
ニールが腕を広げて高らかに叫ぶ。
「確かに体つきも幼女体系の方がロリの要素が強くなるだろう。でも、ロリでありながら巨乳であるというギャップ! そして無邪気なロリ顔でのパイズリなどの巨乳を駆使した性技! これは王道的なロリには逆立ちをしても真似できない要素であろう!」
「・・・ロリで巨乳なんているのかな?」
「いないよ。だが、ここは魔法も使える創作の世界! ある程度のチートは許されるのだ!」
「でも、巨乳の妖精族っていいのかな・・・?」
「全然問題ない! こいつを見てみろ」
ピンク色のビキニに身を包み、頭に曲がった角が2本、それなりにボリュームのあるお尻からは矢印型の尻尾、そして胸は・・・大きい。
「こいつもピクシーだ。円盤から生まれたりするんだ」
「はぁ、モン▽ターフ○ームの・・・」
「言っちゃったよ! まぁ、そのとおり。この娘のことを考えれば、巨乳のピクシーも全く不自然じゃないと思わないか?」
ちょっと考えていたピクシーだったが、顔を上げてうなずいた。
「だがこれには問題が二つある」
ニールが真剣な顔で言う。
「何?」
「一つは、健康クロス様がピクシーの絵を描き直さなければいけないこと。根本的な話だね・・・」
「う〜ん・・・それは問題だなぁ」
「そしてもう一つは・・・バフォ様の怒りを買うことだ」
「そのとおりじゃのう」
いつの間にか二人の背後にバフォメットが立っていた。
「この裏切り者めが・・・ロリでありながら自分本来の武器・そして責務を忘れ、巨乳キャラに走ろうなどとは言語道断・・・!」
「せ・・・責務?」
「そうじゃ! ロリであるもの、その幼女の魅力と背徳感を男に教え込む責務というものがあるのじゃ! それを・・・!」
ピクシーの問いにバフォメットは怒りに打ち震えながら答える。
「天罰じゃ! 思い知れ〜っ!」
「いや、魔界の上級魔獣で悪魔や魔女を従え、天とはほど遠いバフォメットが天罰って・・・」
「問答無用!」
「ぎゃあ〜〜っ!」
「きゃ〜〜!」
二人に地獄の雷が落ちた・・・



「ぐへっ・・・バフォメットの怒りを買いましたが、僕の意見は悪いものではないと思います」
「そんなわけで健康クロス様、最近スライムやラミア、インプなどをリメイクしようと考えていらっしゃるとのことですが、ぜひ私たちピクシーもリメイクしてください。そしてそのときはぜひ巨乳に描いて下さい」
10/09/28 00:10更新 / 三鯖アキラ(旧:沈黙の天使)
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■作者メッセージ
ピクシーをロリ巨乳分野のパイオニアに!
これが私の出した結論ですが、いかがでしょうか・・・?
・・・ロリ派の方に「邪道だ!」と怒られてしまうかもしれませんが・・・

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