連載小説
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性癖ケース@ 【メドゥーサ✕人間の場合】

「どうもみなさんこんにちは! ラタトスクのクーデリカです! 気軽にクーちゃんって呼んでくださいね!」

「さて、今回の配信から新企画! ということで……こちらをスタートしていきたいと思います! じゃん、 【実録! 隣のニッチなエッチ】! わー、ぱちぱち〜」

「この企画はですね、私が実際に撮影した『魔物娘と男性によるニッチないやらしーい行為』を皆さんに紹介するというものです! 名前などは伏せてますが、もちろん撮影許可は頂いていますよ!」(まぁウソですけど!)

「それでは早速第一回、行ってみましょう! みなさんティッシュの準備は良いですか?」



―――では、VTR スタート!―――



性癖ケース@ 【メドゥーサのサーラ(仮名)✕人間のリオン(仮名)】



「なぁ、今日も……いいだろ?」

「イヤよ。毎日毎日あんなこと……恥ずかしいもの」

「なんでさ! お前のアレ、めちゃくちゃ気持ちいいってのに!」

「うぅ、気持ちよくなってくれるのは嬉しいけど。でも……他のメドゥーサに聞いてもあんなことしてないって言うから……」

「それは、他の男がコレの魅力に気づいていないだけさ」

「きゃっ! ちょっと……もう! 急に触らないでよ、びっくりするでしょ!」

「ごめんごめん。可愛く動いてアピールしてたからつい……」

「あ、アピールなんて そ、そんなことしてないしっ! これは勝手に……」

「無意識のうちに動いてたってことは、サーラも求めてたんじゃないのかな?」

「う〜……はぁ。今日は一回だけ! 一回だけだからね!」

「ありがとうサーラ! 愛してるよ!」

「ほんと調子いいんだから……それじゃあほら、椅子に座って。おちんちん出して」

「はいよ」

「……いくよ?」

「おう、バッチコイ!」

スリスリ… スリスリ…

「ああぁぁっ! 気持ちいいっ……う、くっ……やっぱり最高だ……」

スリスリ…スリスリ…

「あぁ、あああぁ! さ、最高だ……」



「メドゥーサの蛇髪ズリは最高だあぁぁぁぁっ!!」



「う、うるさい! 恥ずかしいんだから叫ばないでよもうっ!」

「叫ばずにいられるか! 蛇特有の締付け! 小さな鱗がこすれる低刺激! そして亀頭をチロチロなめるちっちゃな舌! すべてが最高だ! うあぁぁ、もう出る!」

「え、もう!? きゃあっ! ……うー、髪ベトベト……拭くの大変なんだからね」

「う、そんなジト目で見なくても……。でも髪の蛇は喜んでるよ? サーラも興奮してるんじゃない?」

「こ、興奮なんてしてないしっ! こんな変態なことで喜ぶわけないでしょ!」

「またまたぁ」

「むかつく」

「でもどうしてみんな蛇髪ズリをやらないんだろうなぁ。こんなに気持ちいいのに」

「普通は髪を性的な対象、ましてやおちんちん擦るために使おうなんて思わないからじゃない?」

「それ毛娼妓さんの前でも同じこと言えr
「ごめんなさい」

「即謝るくらいなら言わなきゃいいのに……」

「でも毛娼妓さんの毛はきれいじゃない。私の髪は……その、蛇だし」

「それがいいんじゃないか。蛇特有の動きと肌触り、アレが俺を射精へと導くんだから。サーラはわかってないなぁ」

「その、世界の真理をわかってるのは俺だけフェイスやめなさい。びっくりするくらいは腹立つ」

「そんな怒らないでよ。髪拭く手伝うからさ、ね?」

「むー……優しくね?」

「はーい」

「……〜〜♪」

「やっぱりサーラの髪はきれいだなぁ、すべすべだなぁ。あ、枝蛇」

「うっそ枝蛇!? 枝毛ならぬ!?」

「冗談冗談。というか、枝蛇……メドゥーサには枝毛って無いの?」

「聞いたことない。一応、意思を持ってる蛇だからね、勝手に枝分かれなんかされちゃ困るもの」

「なるほどなぁ」

「……うぇ、こんな隙間まで精子しみてる……てかリオン、あんたって蛇髪ズリするとすぐイッちゃうわよね。いつもなら遅漏なぐらいなのに」

「サーラの蛇が気持ちよすぎるからな!」

「……ねぇ。それって、私のおまんこは、あんまり気持ちよくないってこと? いつも私ばっかり気持ちよくなっちゃってるってこと?」

「へ……? あ、ち、違う! そうじゃない! お前のもすごく気持ちいいよ! 甲乙つけがたい!」

「じゃあどうして……?」

「それは……俺、まだただの人間だから、何回も射精できるわけじゃないんだ。蛇髪ズリは俺が気持ちいいだけだけど、エッチのときはサーラにもたくさん気持ちよくなってほしいから、さ」

「えっ、それじゃあ……エッチのときは、すっごく我慢してたってことなの?」

「……おう。すぐ射精しちゃってさ、お互い一回イッたくらいでお終い、だと寂しいだろ?」

「……」

「だから、別にお前のあそこが気持ちよくないとかそういうんじゃ」

「か わ い いー!」

「おう!? かわいいってなんだ!?」

「だって頑張って我慢しているリオンを想像したらすっごくかわいく思えちゃって! そっかぁ、私がいっぱいイケるように我慢してくれてたんだー?」

「そ、そうだよ! なんだよ悪いかっ!?」

「ううん! むしろすっごく嬉しいわ! ありがとうリオン! ちゅーっ♡」

「ちょ、いきなり……んっ」

「んっ…ちゅ……ぷはぁ。うふふっ、私やっぱりリオンと結婚してよかった」

「なんだよ、急に。さっきまでの変態扱いとはえらい違いだな」

「だってぇ、そんなに私のことを考えてくれてたなんて思わなかったから」

「そりゃお前……普通考えるだろ、夫婦なんだから」

「……ふふっ、そうよね。夫婦だもんね。……ねぇリオン? 私、濡れてきちゃった♡」

「ったく。しょうがねぇな。ほら、来いよ」

「……うんっ♪」



――――――

〜数十分後〜

――――――



「あぁんっ! やあぁぁぁっ! きもちぃよぉ♡」

「そりゃよかった! こっちはもうイキそうでイキそうで仕方ないんだっ!」

「わりゃしはっいっぱいイってるぅ! いっぱいイってゆのぉぉっ!」

「まったく! いつものお前は勝気なのに、ちんぽ突っ込むとすぐにアヘアヘヘビになるんだなっ!」

「りゃってぇぇ♡ きもちいいんだもんっ♡ あひいぃぃっ!」

「くそ、エロい声出しやがって……あ、いいこと思いついた」

「ふぇ…?なぁに…?」

「サーラの髪って自由に伸ばしたりできるのか?」

「うん……まりょくをこめりぇば伸びるよぉ?」

「じゃあ一本だけびろーんって伸ばして。そうそう、よし、捕まえた」

「へびのかみのけで、にゃにするのぉ…?」

「いやぁ、サーラにも『蛇髪が気持ちいい』ってことを感じてもらおうかなぁっと」

「へぇ? ……ひっ!? そ、そこは…! 」

「痛かったら言えよー」

「や、しょこ、おしりのあにゃ……あひぃっ!! ああぁぁぁんっ♡ やらぁ! しょんなとこにへびいれにゃいでぇぇっ!」

「おー、ずぼずぼ入ってくなぁ」

「んひぃぃぃっ! おしりこわりぇるぅ!! こわれちゃうよぉ!!」

「大丈夫だって、それにほら! 動かすと気持ちいいだろ!!」

「き、きもちよくなんてぇ! んやぁぁぁ♡ へんだよぉ! へびのかみのけ、おしりにいれりゅなんてぜったいおかしいよぉぉ♡」

「それ毛娼妓さんの前でも同じこと言えるの?」

「けじょうりょうしゃんでもぉ! かみの毛はおしりにゃんかに入れにゃいわよぉ! あああぁぁんっ♡」

「くっ、絞まる…! やっぱり感じてんじゃねぇか! 」

「かんじてなんかぁぁぁ♡ あああぁぁぁ♡ らめ!らめらめらめ♡」

「出す……膣で出すぞっ!」

「らしてぇ! おしりのあにゃ、じゅぽじゅぽしにゃがら、おまんこにだしてぇぇぇ! いきゅっ! いきゅううううぅぅぅぅぅっ!」

「ぐっ……! ……はぁ…はぁ……」

「あへぇぇ……へびのかみのけ……きもちよかったぁ……♡」



――――――

〜賢者タイム〜

――――――



「な? 気持ちよかったろ? 蛇の髪の毛」

「ううううぅ、悔しいわ……」

「ただ唯一の問題点は、おしりの穴から救助した蛇が大変そうってことだな」

「きゅ、救助ってなによぉ!」

「でもおしりがきゅんきゅんに絞まって全然抜けなかったから……」

「ううぅ、し、仕方ないじゃない! 体がいう事聞いてくれなかったんだから!」

「まぁでもあの蛇も逆に心配になるくらいピンピンしてたし。なぁ、大丈夫だったろ?」

 シャー

「ははは、指にクルクル巻きつきよって。愛いやつめ」

「むー。次やるときはせめて、心の準備ができてからにしなさいよねっ!」

「お、『次』を認めてくれたな?」

「まぁ…蛇も大丈夫だったし……それに」

「それに?」

「……気持ちよかったから♡」

「……よーし! やはり蛇髪ズリは万人に愛される行為だった!!」




―――VTR END―――



「……んっ……んうっ……」

「ひゃっ……ぁん……」

「……あっ、イッちゃ……んんんっ! ………」

「はぁ……はぁ……♡」

「って、はわわっ! VTR終わってました! ……てへへ、お見苦しいところをお見せしました」

「さぁて、いかがだったでしょうか! 今回の性癖は……『蛇の髪を使った性行為』といったところでしょうか? 蛇のあの肌触り、あれを敏感なところに擦ると……全然想像がつきません! ほんとうに気持ちいいのでしょうか?」

「でもお二人はとっても気持ちよさそうでしたね、私もつい体が熱くなってしまいました!」

「もし興味が湧いた方がいらっしゃいましたらぜひお試しあれ! 動画のコメント欄に感想待ってます! ちなみに動画下の広告にもあります『タヌタヌオンライン通販』には、『蛇革ディルド』なるものがありました! 私も買ってみようかなぁ…… 」

「それでは、毎回恒例の豆知識コーナーを流しまして、配信終了とさせていただきます。次回の配信でお会いしましょう! じゃーねー!」
 



☆☆☆


「眉唾でも気にしない!! クーちゃん豆知識コーナー!」

「今回ご紹介した性癖は、人間社会で言うところの『トリコフィリア(毛髪性愛)』に近いものだと思われます。毛髪に対する異常なまでの愛情を持つことですね。まぁ今回のメドゥーサさんたちは、異常、という程ではありませんけど」

「ちなみにトリコフィリアの方の多くが好む髪は『黒髪ロング』なんだとか! なので毛娼妓さんが奥さんの男性はこのトリコフィリアを発症することが多いそうです。まぁ自然の摂理な気がしますね」

「以上! クーちゃん豆知識コーナーでした! ばいばーい!」


20/07/21 19:43更新 / トーレ石油
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■作者メッセージ
蛇ズリはいいぞ。

どうも、トーレ石油です。読んでくださりありがとうございます。
いろんな性癖を自分なりに書いてみたくて筆をとりましたが……なかなか難しい。
書いているうちに「あれ?これっていうほどニッチか?」と思うようになってきて……
もしこんなのノーマルだよ!という人がいたらごめんなさい。

「こんな性癖もどうすか?」というようなリクエストございましたら、どしどしお寄せ下さい。性癖暴露大会、いいと思います。
こんなクオリティでよろしければ、書かせていただければと思います。

それでは、次のクーちゃんの動画配信をお楽しみに!

連載2本抱えても気にしない!

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