第二章〜舞台は砂漠!旅は道連れ世は情け!〜
……………ここが、セイの言ってた平行世界というやつだろう…
うん。少なくとも俺はこんな場所にはきたことない。
でも、あえて言わせてもらおう………
「なんで砂漠なんじゃーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
俺こと霧島翔一は叫んだ。
俺の叫び声は、この広大な砂漠の前で綺麗にかき消された。
見渡す限りは砂、砂、砂。テレビや漫画でしか見た事の無い…砂漠…。
正直さっきの「精神と●の部●」と大して変わらない。白い空間が砂だけの空間に変換されただけだ。
「もしかして、まだセイがいるかも……………呼んでみるか…」
俺はとりあえずこの場所で呼んでみることにする。いたらいたで安心するし…なんだかんだいって寂しいんだよね、一人って…
「おーい、セーーーイ」
…呼んでも返事は無い。
「おーい!セーイ、いたら返事してくれぃ!」
…………………
「せーい!せいせいせいせいせいせいせい!!」
「フォオォーーーーーーー!!」
一昔前に流行った芸をしてみた。…返事がない、ただの仕方の無い馬鹿のようだ(俺)
「こんな場所に出されても、どこに行けばいいんだ?」
ただ、ひたすらたたずむだけ…
「とりあえず人を探すか…さすがにこの世界の住人ならってオブフォッ!!」
いきなりの奇襲。俺の頭上から何かが落ちてきた。しかもかなりの大きさの物が。
それは…旅行カバン!そう、旅をするものなら必ずいる旅行カバン!
大事なことなので二回いっておいたZE★by翔一
「畜生!いてぇぞこの野朗!!誰だ!こんなのぶつけた奴は!!」
結構色々入っているみたいで、それなりの重さがあった。
「くそぅ、いきなりなんだってんだよ。もっとファンタジーファンタジーしろよ…って、手紙?」
カバンの横に紙があることに今気づく。この手紙は…
〜〜 翔一へ 無事平行世界へとたどりついたようじゃな。そのカバンは我からのせめてものの選別じゃ。中に必要最低限の生活用品や食料、水、路銀なんかを入れておいた。大事に使え。これからはお前もその世界の住人じゃ。我が干渉できるのはこれっきりじゃから、もう我の名前を叫ぶでないぞ?それじゃあ、せいぜい体に気をつけいよ。 セイより 〜〜
いきなりの不意打ちに少し涙ぐんでしまう。俺って結構なみだもろいんだよねぇ〜(笑)
「………あいつも結構おせっかいだな……ん?追伸?」
〜〜P.S そのカバンの中に魔物図鑑と世界の成り立ちについて簡単に書いたものを入れておく。最初に目を通しとけ。 若いからって調子にのるなよ?せいぜいからだにきぃつけい。〜〜
・・・・・・・・・・・・・・・・・なんだろう。本文と追伸の「気をつけろ」の意味が違う気がするのだが・・・とりあえず見てみるか・・・
「なになに………ふんふん……へぇー剣と魔法のある世界か…やべぇ、オラわくわくしてきたぞ!!」
この世界の世界観は、ほとんどRPGのようなものだった。魔王や勇者なども存在し、独自の組織をもった教団などがある。昔プレイした「ドラ●ンクエス●」のような感じだ。
「まぁ、俺はせいぜい村人Dとか商人Fとかそのあたりの位置づけだろうな…」
それでもよかった。いきなり来た世界が、人間のような生物がいなくて、火星人みたいな生物の跋扈する世界でなくて…
「神族…ヴァルキリーやエンジェルのこと……セイもそんな感じの生き物なのかなぁ」
セイ=天使という考えをすると、笑ってしまう。あいつはどっちかって言えば悪魔に近い感じだったし
「しかし、なんかエロいなぁ、触手の森とかどうなん?(笑)」
どうやらここは少し貞操観念が薄いのか、魔物に男の大事なものが色々と奪われる傾向があるようだ。…さっきのセイからの手紙はこういうことだったのだろう。
「よし、大体世界の仕組みはわかったぞ!?残りの知識は生活しながら自然に覚えよう!!」
こうして俺はようやく動き出した。
まずは町を見つけよう!!
セイ視点(オマケ)
・・・気になる。あやつは大丈夫じゃろうか・・・
さっきから妙にあやつが気になってしまう。あやつの意思とはいえ、あのような世界で生きていけるのじゃろうか?
「あやつはああ見えて結構たらしじゃからのぅ…もう襲われておるんじゃ…」
………いかんいかん、管理職にいながらなんてざまじゃ。一つの存在に固執しておったら勤まらんとゆうのに…
「まぁ、たまにあいつの様子を伺うだけにしておくか…///べつにあやつの事が気になるわけじゃないぞ!///ただの暇つぶしの存在にすぎん!///」
……意味もなく叫んでしまう。
……まるであやつのようじゃな…
ホントに、あやつは我を乱すだけ乱してほっていく…罪な男じゃ…
翔一視点
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・暑い・・・
いくら砂漠と言っても3時間近く歩いているのに…何にも目に入ってこない。本当に俺以外の人がいるのか疑いたくなるほどだ…
「…体力には自身があるほうだけど…さすがにこれはきつい」
汗が吹き出て止まらない。一応服装は夏服だったが、肌が焼けているのかひりひり痛む。風が吹けば砂が痛いし、靴の中にも砂が入り気持ち悪い。
思いのほか砂漠を歩くのは疲れる。周りに建物のようなものもなく、影のできる場所は見当たらない。
「…このままじゃ干からびる…。早いところ休める場所を探さなくては……ん?おお!あれは!!」
俺が目にしたもの、それは人影だった。
視力は両目とも8,0だ!カンニングで鍛えたこの視力はマサイ族も真っ青の視力だ。
「よし、町がどこにあるか聞いてみよう…」
と思ったら…人影が倒れた…
「おおおおぅ!!!いきなり死体に遭遇は嫌だぞ!!!」
急いで人影まで走る。すごい走りづらいが普通にいくよりかわ幾分かましだ。
「だ…大丈夫…ですか?ってキャーーーーーーーーー!!」
俺が見たもの、それは全身を包帯で覆った重症患者だった。
「うおおお!!こんなときはどうすれば!?えぇと人工呼吸か?心臓マッサージか?あぁ、それともそれとも(アセアセ」
「…みず…のどが…ミ・・ズ」
…どうやら彼女?は喉が渇いているみたいだ。とりあえず水をあげよう。
「はい、水です。」
「……あっ…」
やっと俺の存在に気づいたようで、同時に水を与えてもらってると気づいたようだ。
彼女?はその水を喉を鳴らしながら飲んだ。
「………ぷはっ……ありがとう…だいぶ…おちついた…」
「いやいや、そんなんでお礼なんていいですよ。よっぽど喉が乾いていたんですね。」
彼女も水分を補給し、なんとか落ち着いたようだ。
「それにしてもずいぶん怪我をされているようですね…大丈夫ですか?」
「…あぁ…これ…は…だいじょう・ぶ…」
ずいぶんゆったりとしゃべっている。まだ喉が本調子ではないのだろうか?
「倒れるほど水分を補給していなかったんですね…まだ調子が悪そうですし。」
「…ありがと…でも…だいじょうぶ…それよりも……めいわくをかけ…た…すまない」
彼女が立とうとする。それを俺が止めて寝かせる。
「???…あの…」
「まだしばらく寝ててください。また倒れますよ?俺が影になってますんで。」
太陽を背にして彼女の頭が俺の膝に来るように寝かせる。砂漠の真ん中じゃこれが精一杯の休憩所だった。
「…でも…あなたにわる…い。」
「俺なら平気です。これでも結構鍛えてますから。あなたはしっかり体を休めてください。」
「…ありが…とう…///」
やばい…、この人がいますごく可愛く見えた。
ってこら!こんな状況で反応するんじゃない!!感動のシーンが台無しになるだろ!!
俺の愚息をなんとか鎮める。
こんな状況でおったてたら変態街道まっしぐらだよ…
「…すぅ…すぅ…」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
規則正しい寝息を立てて彼女は寝ている。
どこの馬の骨とも知らない奴の前でなんとも無防備である。
「ぐへへぇ!!うばっちゃうぞ〜〜〜〜!!」
・・・おきない。相当安心しきって寝ている。
まぁ、俺に女を襲うなんて根性ないし、ここまで接する事ができたことは奇跡に近いことだし。
「でも膝枕ってなんかこっちも落ち着くなぁ。なんかこの重みが心地いいっていうか…」
ガッテム!!今のこの姿を前の世界の奴らみ見せ付けたいぜ!
町のリア充どもの気持ちが少しわかったきがする。
「…んぅ…」
「お?起きたか?」
あれから結構たった。日も沈み始めている。
彼女はゆっくりと立ち上がり、体の調子を確認し始める。
この様子なら大丈夫だろう。会ったときに比べると大分動きが違う。
「…ありがとう…もう…ちょうしも…ばっちり…」
「そうか、そりゃよかった。一つ聞いていいか?」
「はい…わたしがわか…る…ことなら…なんでも…こたえます…」
「町ってないかな?人が集まる場所でもいいんだ。」
「それなら…いま…ひがしずんでい…るほうに…おおきな…まち…が…あります…きょりは…そう・・とおくはないです。」
「おお!そうか、ありがとうな!あ、そうだ。」
「?」
「黒い髪と赤い瞳のやつをしらないか?種族はわからないがこの世界のどこかにいるはずなんだ。」
「………ごめんなさい…わたしには…おぼえ・・が・ないです…」
「そうか…すまなかったな。」
それもそうだよな…ネロってのも俺が勝手につけた名前だし、人かどうかもわからないんだからな…
「ありがとうな、とりあえず町まで行ってみるよ。お前ももう倒れるんじゃないぞ。」
「あっ!…」
この場を離れようとすると不意に服をつかまれる。よく見ると、かすかに見える顔が少し赤みを帯びているように見える。
「おい、お前大丈夫か?まだ熱があるんじゃないのか?」
でこを触ってみる。そんなに熱くはない。
「熱はないな・・・ってどうしたんだってうぉっ!!」
顔をいきなり引き寄せて、お互いの唇を重ねる。つまり…これは
「んちゅ…んむぅ」
(俺もしかしてキスされてる?!なぜ!?ホワイッ!?この世界じゃお礼にキスでもするのか???)
「ちゅっ…んむぁ…んんんっ!」
(ちょっ!舌!舌がはいってきてるって!!ちょっと奥さん!!!!)
「んっんっんっんんぅ」
(ちょっとぉぉ!あせdrftgyふじこlp;@:「」!!)
どんどん激しさが増していく。俺は口の中をものすごい勢いで舐られ、なすすべもなく口の中を犯されてゆく。
結局このまま約十分ほど口の中を犯され続けた。
「ぷはっ。なんて情熱的…じゃなくて!ちょっとどうしたんですか!!?」
「…ごめんなさい。…でも…抑えられない…」
とうとう彼女は自分の秘所をさらけだし始めた。オマケに俺のズボンまで脱がしはじめる。
「ちょちょちょちょっと!!さすがにそれはまずいって!!俺たち今日あったばかりじゃないか!!!あんたの好意はありがたいけどこえちゃいけない一線ってものがあるでしょう!!」
「…あなたが…わるいの……わたしに…やさしく・・する…から…んっ…おさえ…きれなく…なっちゃった…」
確かに、前戯もしていないのに彼女の秘所はびしょびしょだった。俺の股の上に彼女の愛液が垂れてくるほどだ。
(さすがにまずいって!俺まだチェリーなのに!!初めてがこれはさすがに…)
しかし俺の愚息はすでに臨戦状態だった。…俺の息子のばか!!
「それじゃ…いれる…ね…///」
「わーーー!!まったまったまったまった!!せめて前戯ぐらいしようよ!!!!」
「まった…なし…んっ!!」
「ちょwwっwwとww!!いきなりww根元まではwwwwうっ!!」
霧島翔一、脱、童貞!
じゃなくて!!このままじゃさすがにまずい。
彼女の中は俺を迎え入れる準備万端だったのか思ってたよりすんなり入った。
中はとろとろに濡れていて、それでいてすごく気持ちいい。搾り取るような締め付けで、気を抜いたら一瞬で果ててしまいそうだ。
(ぐぅ!!なんて気持ちいいんだ…俺様のオナニーテクは最高だと自負してたのに・・・・)
「んぁ!んん…きもち…いい…きもちいいよ……とまらない…よぅ・・ああん!」
俺の上で彼女は快楽をむさぼるように動いている。彼女が感じるたびに俺にも快感が電気のように走る。
(これが、セックスって奴なのか…俺には一生無縁だと思ってたが、でも気持ち良過ぎるぞ!?これはちょっと俺には刺激が強すぎる!)
「あぁん!くる!きちゃうよぅ…はやく…なか・・に…だして!!」
「ちょっ!さすがに中田氏さんはまずいって!!もっと自分を大切にしなさい」
「いいよ!…わたし…あなたのことが…んぁっ!…すき!すきぃ!!」
突然の告白に俺は思考が停止した・・・。まじで?俺のことが好き?
やったーこくはくされたー!
「じゃなくて!きっとそれは一時の錯覚だって!もう一度考え直そうよ?俺がたまたま助けただけで…うぉ!!…ちょっと…腰の動き止めて!出そう!!」
「そんな…こと…ない。…わたしみたいな…まものを…あっ!…たすけてくれるひと…そうそう…いない・・」
・・・・・・・・・・・・・あぁ、この子、魔物だったんだ。
俺はつくづく勇者には向いてない。多分こんな子を殺せといわれても絶対できない。
「だから…わたし…に…ちょうだい!あなたの…せい・・しぃ…」
もうさすがに限界が近づいてきた。 でるっ!
ぶびゅるぅ!びゅっ!びゅ〜
「ああぁ〜〜!!わたしも…いくぅ〜!!」
出してしまった。初めての性行為で…中に…しかも初めて会ったばかりの人に…。
「はぁ〜〜〜」
「その…ごめん…なさい…」
「謝らなくていいよ。謝らなきゃいけないのは俺の方だし…ごめんな…中に、その、出しちゃって。」
「いえ、……その…だしてくれて…うれしかった…です…///」
うぅ、なんか恥ずかしい。でも正直な感想を言えば気持ちよかった。
「その、もう、大分おさまった?」
「はい…その……ちょっと、りょうが…おおかった…ので」
「//////////////////////////」
「//////////////////////////」
砂漠のど真ん中で俺はなにをやっているのだろうか……
「じゃあ、俺はもうそろそろ町に行くから…」
「あっ!」
…これはデジャヴというのだろうか…
俺が行こうとした瞬間彼女がまた俺の服をつかみ、引き止めた。
「…まだなにか?」
恐る恐る聞いてみる。これ以上あの性行為をしたら絶対に足腰が立たなくなる。
「あの…ひとを…さがすの……わたしも…てつだう…!」
「へ?」
これは、一緒に旅をするという意味だろうか?
「さすがに悪いって、俺一人で何とかするって」
「わたし、あなたにたすけて…もらった。あなた…わたしの…おんじん。おんがえししたい。そ…それに…わたしの…はじめての…ひとだから…///」
「ぶっ!」
思わず吹き出してしまう。まさかお互い初めて同士だったとは…
「だから…おねがい…」『なかまに なりたそうに こちらをみている 』
ううぅ、そんな可愛い目でこっちを見られたら…
「……給料は出ないぞ?」
「そんなの…いらないよ」
「……危険なところにいくかも知れないぞ?」
「だいじょうぶ!わたし…つよい」
「……オレガイツオソウカワカラナイゾ?」
「だいかんげい!いつでも…おそって///」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・だめ?」
「…早いところ町に行こう。二人分の宿を早く確保しておきたいからな」
「っ!!ありがとう!!」
「おぅ!何も抱きつかんでも!!」
まぁ、いいか。
こうして俺の旅に新たに仲間ができた。
そいつの名は…名は…
「…自己紹介がまだだったな…」
「あっ!そう…だね」
俺たちはお互いの名前も知らないでエッチをしていたのか…
「俺は霧島翔一だ。これからよろしく頼むな。」
「わたし、ろる=ましゅてぃ。よろしく…しょういち」
こうして俺の旅に早速仲間ができた。名前はロル。マミーという魔物らしい。
「よし、じゃあとりあえず町にいくか…ロル」
「うん、いこう…しょういち」
まぁ、こうして俺はこの世界でようやく行動を開始し始めた。
まだまだ道のりは長そうだが、なんとかやって行けそうだ。
「しょういち…」
「ん?」
「だいすき!!」
ちゅっ
///////////// こいつと一緒だと、体が持たないかもしれない。
そう思った。
うん。少なくとも俺はこんな場所にはきたことない。
でも、あえて言わせてもらおう………
「なんで砂漠なんじゃーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
俺こと霧島翔一は叫んだ。
俺の叫び声は、この広大な砂漠の前で綺麗にかき消された。
見渡す限りは砂、砂、砂。テレビや漫画でしか見た事の無い…砂漠…。
正直さっきの「精神と●の部●」と大して変わらない。白い空間が砂だけの空間に変換されただけだ。
「もしかして、まだセイがいるかも……………呼んでみるか…」
俺はとりあえずこの場所で呼んでみることにする。いたらいたで安心するし…なんだかんだいって寂しいんだよね、一人って…
「おーい、セーーーイ」
…呼んでも返事は無い。
「おーい!セーイ、いたら返事してくれぃ!」
…………………
「せーい!せいせいせいせいせいせいせい!!」
「フォオォーーーーーーー!!」
一昔前に流行った芸をしてみた。…返事がない、ただの仕方の無い馬鹿のようだ(俺)
「こんな場所に出されても、どこに行けばいいんだ?」
ただ、ひたすらたたずむだけ…
「とりあえず人を探すか…さすがにこの世界の住人ならってオブフォッ!!」
いきなりの奇襲。俺の頭上から何かが落ちてきた。しかもかなりの大きさの物が。
それは…旅行カバン!そう、旅をするものなら必ずいる旅行カバン!
大事なことなので二回いっておいたZE★by翔一
「畜生!いてぇぞこの野朗!!誰だ!こんなのぶつけた奴は!!」
結構色々入っているみたいで、それなりの重さがあった。
「くそぅ、いきなりなんだってんだよ。もっとファンタジーファンタジーしろよ…って、手紙?」
カバンの横に紙があることに今気づく。この手紙は…
〜〜 翔一へ 無事平行世界へとたどりついたようじゃな。そのカバンは我からのせめてものの選別じゃ。中に必要最低限の生活用品や食料、水、路銀なんかを入れておいた。大事に使え。これからはお前もその世界の住人じゃ。我が干渉できるのはこれっきりじゃから、もう我の名前を叫ぶでないぞ?それじゃあ、せいぜい体に気をつけいよ。 セイより 〜〜
いきなりの不意打ちに少し涙ぐんでしまう。俺って結構なみだもろいんだよねぇ〜(笑)
「………あいつも結構おせっかいだな……ん?追伸?」
〜〜P.S そのカバンの中に魔物図鑑と世界の成り立ちについて簡単に書いたものを入れておく。最初に目を通しとけ。 若いからって調子にのるなよ?せいぜいからだにきぃつけい。〜〜
・・・・・・・・・・・・・・・・・なんだろう。本文と追伸の「気をつけろ」の意味が違う気がするのだが・・・とりあえず見てみるか・・・
「なになに………ふんふん……へぇー剣と魔法のある世界か…やべぇ、オラわくわくしてきたぞ!!」
この世界の世界観は、ほとんどRPGのようなものだった。魔王や勇者なども存在し、独自の組織をもった教団などがある。昔プレイした「ドラ●ンクエス●」のような感じだ。
「まぁ、俺はせいぜい村人Dとか商人Fとかそのあたりの位置づけだろうな…」
それでもよかった。いきなり来た世界が、人間のような生物がいなくて、火星人みたいな生物の跋扈する世界でなくて…
「神族…ヴァルキリーやエンジェルのこと……セイもそんな感じの生き物なのかなぁ」
セイ=天使という考えをすると、笑ってしまう。あいつはどっちかって言えば悪魔に近い感じだったし
「しかし、なんかエロいなぁ、触手の森とかどうなん?(笑)」
どうやらここは少し貞操観念が薄いのか、魔物に男の大事なものが色々と奪われる傾向があるようだ。…さっきのセイからの手紙はこういうことだったのだろう。
「よし、大体世界の仕組みはわかったぞ!?残りの知識は生活しながら自然に覚えよう!!」
こうして俺はようやく動き出した。
まずは町を見つけよう!!
セイ視点(オマケ)
・・・気になる。あやつは大丈夫じゃろうか・・・
さっきから妙にあやつが気になってしまう。あやつの意思とはいえ、あのような世界で生きていけるのじゃろうか?
「あやつはああ見えて結構たらしじゃからのぅ…もう襲われておるんじゃ…」
………いかんいかん、管理職にいながらなんてざまじゃ。一つの存在に固執しておったら勤まらんとゆうのに…
「まぁ、たまにあいつの様子を伺うだけにしておくか…///べつにあやつの事が気になるわけじゃないぞ!///ただの暇つぶしの存在にすぎん!///」
……意味もなく叫んでしまう。
……まるであやつのようじゃな…
ホントに、あやつは我を乱すだけ乱してほっていく…罪な男じゃ…
翔一視点
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・暑い・・・
いくら砂漠と言っても3時間近く歩いているのに…何にも目に入ってこない。本当に俺以外の人がいるのか疑いたくなるほどだ…
「…体力には自身があるほうだけど…さすがにこれはきつい」
汗が吹き出て止まらない。一応服装は夏服だったが、肌が焼けているのかひりひり痛む。風が吹けば砂が痛いし、靴の中にも砂が入り気持ち悪い。
思いのほか砂漠を歩くのは疲れる。周りに建物のようなものもなく、影のできる場所は見当たらない。
「…このままじゃ干からびる…。早いところ休める場所を探さなくては……ん?おお!あれは!!」
俺が目にしたもの、それは人影だった。
視力は両目とも8,0だ!カンニングで鍛えたこの視力はマサイ族も真っ青の視力だ。
「よし、町がどこにあるか聞いてみよう…」
と思ったら…人影が倒れた…
「おおおおぅ!!!いきなり死体に遭遇は嫌だぞ!!!」
急いで人影まで走る。すごい走りづらいが普通にいくよりかわ幾分かましだ。
「だ…大丈夫…ですか?ってキャーーーーーーーーー!!」
俺が見たもの、それは全身を包帯で覆った重症患者だった。
「うおおお!!こんなときはどうすれば!?えぇと人工呼吸か?心臓マッサージか?あぁ、それともそれとも(アセアセ」
「…みず…のどが…ミ・・ズ」
…どうやら彼女?は喉が渇いているみたいだ。とりあえず水をあげよう。
「はい、水です。」
「……あっ…」
やっと俺の存在に気づいたようで、同時に水を与えてもらってると気づいたようだ。
彼女?はその水を喉を鳴らしながら飲んだ。
「………ぷはっ……ありがとう…だいぶ…おちついた…」
「いやいや、そんなんでお礼なんていいですよ。よっぽど喉が乾いていたんですね。」
彼女も水分を補給し、なんとか落ち着いたようだ。
「それにしてもずいぶん怪我をされているようですね…大丈夫ですか?」
「…あぁ…これ…は…だいじょう・ぶ…」
ずいぶんゆったりとしゃべっている。まだ喉が本調子ではないのだろうか?
「倒れるほど水分を補給していなかったんですね…まだ調子が悪そうですし。」
「…ありがと…でも…だいじょうぶ…それよりも……めいわくをかけ…た…すまない」
彼女が立とうとする。それを俺が止めて寝かせる。
「???…あの…」
「まだしばらく寝ててください。また倒れますよ?俺が影になってますんで。」
太陽を背にして彼女の頭が俺の膝に来るように寝かせる。砂漠の真ん中じゃこれが精一杯の休憩所だった。
「…でも…あなたにわる…い。」
「俺なら平気です。これでも結構鍛えてますから。あなたはしっかり体を休めてください。」
「…ありが…とう…///」
やばい…、この人がいますごく可愛く見えた。
ってこら!こんな状況で反応するんじゃない!!感動のシーンが台無しになるだろ!!
俺の愚息をなんとか鎮める。
こんな状況でおったてたら変態街道まっしぐらだよ…
「…すぅ…すぅ…」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
規則正しい寝息を立てて彼女は寝ている。
どこの馬の骨とも知らない奴の前でなんとも無防備である。
「ぐへへぇ!!うばっちゃうぞ〜〜〜〜!!」
・・・おきない。相当安心しきって寝ている。
まぁ、俺に女を襲うなんて根性ないし、ここまで接する事ができたことは奇跡に近いことだし。
「でも膝枕ってなんかこっちも落ち着くなぁ。なんかこの重みが心地いいっていうか…」
ガッテム!!今のこの姿を前の世界の奴らみ見せ付けたいぜ!
町のリア充どもの気持ちが少しわかったきがする。
「…んぅ…」
「お?起きたか?」
あれから結構たった。日も沈み始めている。
彼女はゆっくりと立ち上がり、体の調子を確認し始める。
この様子なら大丈夫だろう。会ったときに比べると大分動きが違う。
「…ありがとう…もう…ちょうしも…ばっちり…」
「そうか、そりゃよかった。一つ聞いていいか?」
「はい…わたしがわか…る…ことなら…なんでも…こたえます…」
「町ってないかな?人が集まる場所でもいいんだ。」
「それなら…いま…ひがしずんでい…るほうに…おおきな…まち…が…あります…きょりは…そう・・とおくはないです。」
「おお!そうか、ありがとうな!あ、そうだ。」
「?」
「黒い髪と赤い瞳のやつをしらないか?種族はわからないがこの世界のどこかにいるはずなんだ。」
「………ごめんなさい…わたしには…おぼえ・・が・ないです…」
「そうか…すまなかったな。」
それもそうだよな…ネロってのも俺が勝手につけた名前だし、人かどうかもわからないんだからな…
「ありがとうな、とりあえず町まで行ってみるよ。お前ももう倒れるんじゃないぞ。」
「あっ!…」
この場を離れようとすると不意に服をつかまれる。よく見ると、かすかに見える顔が少し赤みを帯びているように見える。
「おい、お前大丈夫か?まだ熱があるんじゃないのか?」
でこを触ってみる。そんなに熱くはない。
「熱はないな・・・ってどうしたんだってうぉっ!!」
顔をいきなり引き寄せて、お互いの唇を重ねる。つまり…これは
「んちゅ…んむぅ」
(俺もしかしてキスされてる?!なぜ!?ホワイッ!?この世界じゃお礼にキスでもするのか???)
「ちゅっ…んむぁ…んんんっ!」
(ちょっ!舌!舌がはいってきてるって!!ちょっと奥さん!!!!)
「んっんっんっんんぅ」
(ちょっとぉぉ!あせdrftgyふじこlp;@:「」!!)
どんどん激しさが増していく。俺は口の中をものすごい勢いで舐られ、なすすべもなく口の中を犯されてゆく。
結局このまま約十分ほど口の中を犯され続けた。
「ぷはっ。なんて情熱的…じゃなくて!ちょっとどうしたんですか!!?」
「…ごめんなさい。…でも…抑えられない…」
とうとう彼女は自分の秘所をさらけだし始めた。オマケに俺のズボンまで脱がしはじめる。
「ちょちょちょちょっと!!さすがにそれはまずいって!!俺たち今日あったばかりじゃないか!!!あんたの好意はありがたいけどこえちゃいけない一線ってものがあるでしょう!!」
「…あなたが…わるいの……わたしに…やさしく・・する…から…んっ…おさえ…きれなく…なっちゃった…」
確かに、前戯もしていないのに彼女の秘所はびしょびしょだった。俺の股の上に彼女の愛液が垂れてくるほどだ。
(さすがにまずいって!俺まだチェリーなのに!!初めてがこれはさすがに…)
しかし俺の愚息はすでに臨戦状態だった。…俺の息子のばか!!
「それじゃ…いれる…ね…///」
「わーーー!!まったまったまったまった!!せめて前戯ぐらいしようよ!!!!」
「まった…なし…んっ!!」
「ちょwwっwwとww!!いきなりww根元まではwwwwうっ!!」
霧島翔一、脱、童貞!
じゃなくて!!このままじゃさすがにまずい。
彼女の中は俺を迎え入れる準備万端だったのか思ってたよりすんなり入った。
中はとろとろに濡れていて、それでいてすごく気持ちいい。搾り取るような締め付けで、気を抜いたら一瞬で果ててしまいそうだ。
(ぐぅ!!なんて気持ちいいんだ…俺様のオナニーテクは最高だと自負してたのに・・・・)
「んぁ!んん…きもち…いい…きもちいいよ……とまらない…よぅ・・ああん!」
俺の上で彼女は快楽をむさぼるように動いている。彼女が感じるたびに俺にも快感が電気のように走る。
(これが、セックスって奴なのか…俺には一生無縁だと思ってたが、でも気持ち良過ぎるぞ!?これはちょっと俺には刺激が強すぎる!)
「あぁん!くる!きちゃうよぅ…はやく…なか・・に…だして!!」
「ちょっ!さすがに中田氏さんはまずいって!!もっと自分を大切にしなさい」
「いいよ!…わたし…あなたのことが…んぁっ!…すき!すきぃ!!」
突然の告白に俺は思考が停止した・・・。まじで?俺のことが好き?
やったーこくはくされたー!
「じゃなくて!きっとそれは一時の錯覚だって!もう一度考え直そうよ?俺がたまたま助けただけで…うぉ!!…ちょっと…腰の動き止めて!出そう!!」
「そんな…こと…ない。…わたしみたいな…まものを…あっ!…たすけてくれるひと…そうそう…いない・・」
・・・・・・・・・・・・・あぁ、この子、魔物だったんだ。
俺はつくづく勇者には向いてない。多分こんな子を殺せといわれても絶対できない。
「だから…わたし…に…ちょうだい!あなたの…せい・・しぃ…」
もうさすがに限界が近づいてきた。 でるっ!
ぶびゅるぅ!びゅっ!びゅ〜
「ああぁ〜〜!!わたしも…いくぅ〜!!」
出してしまった。初めての性行為で…中に…しかも初めて会ったばかりの人に…。
「はぁ〜〜〜」
「その…ごめん…なさい…」
「謝らなくていいよ。謝らなきゃいけないのは俺の方だし…ごめんな…中に、その、出しちゃって。」
「いえ、……その…だしてくれて…うれしかった…です…///」
うぅ、なんか恥ずかしい。でも正直な感想を言えば気持ちよかった。
「その、もう、大分おさまった?」
「はい…その……ちょっと、りょうが…おおかった…ので」
「//////////////////////////」
「//////////////////////////」
砂漠のど真ん中で俺はなにをやっているのだろうか……
「じゃあ、俺はもうそろそろ町に行くから…」
「あっ!」
…これはデジャヴというのだろうか…
俺が行こうとした瞬間彼女がまた俺の服をつかみ、引き止めた。
「…まだなにか?」
恐る恐る聞いてみる。これ以上あの性行為をしたら絶対に足腰が立たなくなる。
「あの…ひとを…さがすの……わたしも…てつだう…!」
「へ?」
これは、一緒に旅をするという意味だろうか?
「さすがに悪いって、俺一人で何とかするって」
「わたし、あなたにたすけて…もらった。あなた…わたしの…おんじん。おんがえししたい。そ…それに…わたしの…はじめての…ひとだから…///」
「ぶっ!」
思わず吹き出してしまう。まさかお互い初めて同士だったとは…
「だから…おねがい…」『なかまに なりたそうに こちらをみている 』
ううぅ、そんな可愛い目でこっちを見られたら…
「……給料は出ないぞ?」
「そんなの…いらないよ」
「……危険なところにいくかも知れないぞ?」
「だいじょうぶ!わたし…つよい」
「……オレガイツオソウカワカラナイゾ?」
「だいかんげい!いつでも…おそって///」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・だめ?」
「…早いところ町に行こう。二人分の宿を早く確保しておきたいからな」
「っ!!ありがとう!!」
「おぅ!何も抱きつかんでも!!」
まぁ、いいか。
こうして俺の旅に新たに仲間ができた。
そいつの名は…名は…
「…自己紹介がまだだったな…」
「あっ!そう…だね」
俺たちはお互いの名前も知らないでエッチをしていたのか…
「俺は霧島翔一だ。これからよろしく頼むな。」
「わたし、ろる=ましゅてぃ。よろしく…しょういち」
こうして俺の旅に早速仲間ができた。名前はロル。マミーという魔物らしい。
「よし、じゃあとりあえず町にいくか…ロル」
「うん、いこう…しょういち」
まぁ、こうして俺はこの世界でようやく行動を開始し始めた。
まだまだ道のりは長そうだが、なんとかやって行けそうだ。
「しょういち…」
「ん?」
「だいすき!!」
ちゅっ
///////////// こいつと一緒だと、体が持たないかもしれない。
そう思った。
10/01/08 05:00更新 / 理科総合A(改訂版)
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