粘液の感触と総合的なパーティー
Μ不思議の国・ソーンファーム草原Μ
Μ初太視点Μ
白のワンピース、風に靡くスカートが普段見られないマドラの生足がチラチラ見え隠れする。
帽子とワンピースは、サンドラ洋服店からレンタルしたのだろうか？
マドラはシルクハットを拾い上げ、ズボンを畳む。
｢初太、服｣
｢服？あぁ、上着のことか｣
触手の間から引き抜いたマドラの上着をマドラに渡す。
上着とワイシャツも畳むと、ズボン、シルクハットを一番上にして、バスケットの中へ収納する。
｢触手に着替えを手伝って貰いました｣
｢わざわざ触手に着替えを手伝って貰わなくても｣
｢ちょっと驚かせてみたかったんです。それにここの触手は着替えのプロなんです｣
｢着替えのプロ？｣
｢あそこにマーチヘアがいますよね｣
マーチヘア(巨乳)が触手の草原を歩いていた
全裸で。
マドラは華奢な指先で俺の顎を持ち上げ
｢彼女をよく見ていてください｣
彼女から目をそらさないように俺の顔を固定する。
し･ょ･く･し･ゅさ･ぁ･んあ･た･し･を着替えさせて♪
触手がマーチヘアの胸と股に絡み付く。
ああん、触手が動くたびビーチクやヒダヒダがぬるぬる刺激されちゃう♪
｢あんな風に快楽目的で触手植物を自らの肢体に纏わせる魔物娘もいるのですよ｣
｢マドラは触手の服を着ないのか？｣
｢初太は触手の服に興味があるのですか？｣
｢いや、ただ触手に着替えを手伝って貰ったから、いや、そうじゃなくて……｣
｢初太が望むなら、身体中に触手を纏っても構いませんよ？｣
マドラが触手の服を着る!?
一瞬、マーチヘアをマドラに置き換える。
燕尾服やワンピースからでも判る程に膨らんだ美乳の上から触手が縛られ、蠢く触手によって胸の形が変幻自在に――
｢なんて冗談ですよ｣
我に返る。
｢機会があれば着用するかもしれませんが｣
着るつもりなのかよ。
｢でも今日は、昔の、人間だったころのわたしを知ってください……｣
いつもの笑顔、しかしそこに微かな悲しみがあるような気がして。
｢歩きながら話しましょう｣
｢うん……｣
俺は妻と共に草原を歩き始める。
麗人ではない令嬢の妻と共に――
Μ
わたしは貴族の次女として生を受けました。
両親はわたしを、貴族に相応しい令嬢として一流の教育を施しました。
だけどわたしは、普通の女の子のように街の子供達と遊びたかったのです。
ですが、両親はそれを許してくれませんでした。
毎日窓から見える街並みを眺めながら、いつか自由になりたい
そう何度も願い、叶わない現実を噛み締めながら、眠るようにベッドを倒れ
その日は突然訪れたのです。
Μ
｢気づけば、不思議の国に迷いこんでいた……と？｣
｢はい、奇妙な植物や、変な建物が聳え立つ光景に、最初は戸惑いました。そこにたまたまコルヌが通りかかって、彼女に付いていきました。コルヌは人間だと思いましたので｣
｢俺の時はチェシャ猫に案内されたな｣
｢もしチェシャ猫でしたら、きっと驚いて逃げたでしょうね。その頃は魔物は人を喰らい堕落させる存在と思ってましたから｣
｢魔物が人を喰うって、どこのロープレだよ｣
｢わたしが住む街は魔物は邪悪な存在であることが普通でした。後でコルヌに魔物の真実を聞きましたが｣
｢魔物は人を喰らわない、魔物は人を愛する、だろ？｣
｢はい、魔物は優しいんです｣
俺はマドラの話を聞きながら、空を見上げると
に小さなサキュバス――アリスが空の上を歩いていた。何故か豚を担いで。
｢何だ？空中で子供が歩いているぞ｣
かん、かん、かん……
アリスが少しずつ地上へ向かってゆく。
まるで階段を降りるかのように。
アリスが草原へと降り立った。
｢よいしょ、と｣
抱えていた魔界豚を草原にそっと置く。
よく見れば魔界豚は鼻の辺りを負傷しており
アリスは紺色の作業服を着ていた。
それは清掃員のようで
｢清掃員さん？｣
｢やぁマドラちゃん｣
はい、そのまんまでした。
ｼｭﾙﾙﾙﾙﾙ!!!
触手が威嚇するように清掃員を取り囲む。
｢違う、違う、怪我をした魔界豚をここまで運んできただけだ｣
アリスは魔界豚の鼻に湿布を貼り、優しく擦る。
｢もう大丈夫だよ、お前はもう自由だ。ここには仲間達が大勢住んでいるからね｣
俺達は魔界豚がゆっくりとその場を去るのを見届ける。
｢変なところを見せてすまなかった、これからラピッド署に用事があるからこの辺で失礼するよ｣
かん、かん、かん……
清掃員は階段を昇るように空中を歩く。
｢空中を歩くのも不思議の国特有の仕掛けなのか？｣
｢あれは清掃員さんの魔術ですよ。あの人は硝子を生成する魔術が得意で、硝子の階段や通路を作って地上では届かない場所を掃除してるのです｣
｢あぁ、道理で｣
空中歩行かと思ったら、透明なガラスの上を歩いてたのか。
｢この国にも清掃員はいるんだな｣
｢ただ、ソーンファームの触手は取り零した精液や愛液を拭き取ってくれますから、滅多に清掃員は来ないんです｣
｢さっきのシーンは貴重だったのか｣
｢初太｣
マドラが俺の服の裾を軽く引っ張る。
｢そろそろ、しましょうか｣
マドラがそう言うと草原の触手が俺達を取り囲んだ。
触手の一本がマドラのスカートに巻き付く。
粘液でスカートが湿り気を帯びる。
｢おい、マドラの服を濡らすな｣
｢構いません、その為に服を着替えたのです。粘液で濡れてもいい服装に｣
マドラを纏う触手の数が増えてゆく。
腰に、腹に、肩に、胸に、巻き付き、湿らせ、液体をぶっかける。
粘液により白いワンピースがマドラの肌に貼り付き、通過度を増す。
服を着ているのに細長い臍と、胸の形が判る、整った乳房に、桜色の先端が――
｢うふふ、まるでぬれおなごみたいですね｣
マドラは濡れた服を見て微笑みを浮かべる。ぬれおなごのことはよくわからないがマドラは嬉しそうだ。
｢どうですか、わたしの格好は？｣
燕尾服でも裸とは違う、胸の魅力に俺の股間は臨戦態勢に入る。
｢マドラ……｣
｢初太……｣
俺はマドラをそっと押し倒し、触手の草原に寝かせる。
寄り目にならない絶妙な距離に顔が接近、彼女の顔を改めて見る。
令嬢としての顔つきに、普段とは違う雰囲気を醸し出す。
服装も言葉遣いも少女のそれとなっているマドラに
俺は自ら熱い口付けを交わした。
｢んっ、ん♪｣
マドラが嫌がると一瞬思ったが、嫌がるどころか嬉しそうにしている。
安心した俺は舌を、激しく、さらに激しく動かす。
時にマドラの舌がゆっくり絡み、激しさとはまた違う感触に快感を学ぶ。
激しいだけが愛ではない。
俺はマドラの胸に手を伸ばし
ゆっくりと、優しく胸を揉むようにする。
マドラは先ほどとはまた違った表情で喜び、俺はまた強引に舌を絡ませ、胸を乱暴に刺激する。
｢ぷはっ｣
夢のような時間も息継ぎと共に終わる。
｢初太、そろそろ｣
夢の続きはスカートの中に
マドラが濡れて肌に密着したスカートをめくりあげる。
スカートの下は履いておらず、粘液とは違い、愛液により湿っていた。
俺はズボンを下ろそうとするが限界まで膨張した性器が引っ掛かる。
触手の助けにより、何とかズボンを下ろし、膨張した性器を、ゆっくりと、マドラの中へ挿入する。
気のせいか中はいつもより濡れているような気がするが、これからゆっくり性器を動かすのだから、滑りがよい方が助かる。
ゆっくり、ゆっくり、性器を動かす。
いつもより濡れているせいか、菌糸よりも粘液が絡み付くような感触がする。
｢マドラ、ぬるぬるしてるよ｣
｢初太、わたしの背中も触手の感触でぬるぬるしてます……あんっ♪｣
マドラの背中にある触手は彼女に何をしてるのだろう？
でもそれで、マドラが感じて、粘液が溢れ出るなら、触手に感謝しないとな。
時間をかけ、何度も性器を動かすことで、ようやく俺に限界が訪れた。
｢マドラ、そろそろ｣
｢はい、触手さんにも分け与えるくらい、沢山出してください……｣
俺の性器から、精液が少しずつマドラの膣内に流れはじめた。
コップに水を注げばやがて溢れるように
結合部から精液が溢れだし、触手の栄養源となる。
だが、それでも構わない。溢れた分は好きなだけお持ち帰りすればいい。
今は愛する妻の中で果てる快楽を楽しもう――
Μ
｢もし、ぼくがぬれおなごのように、服を自由自在に形成することが出来るなら、どれだけ楽なことか｣
マドラは触手に着替えを手伝ってもらいながら、びしょ濡れワンピースをバスケットの中へ入れる。
｢俺に聞かれてもな、ぬれおなごのことなんて、よくわからんし｣
｢確かにそうだね｣
マドラはシルクハットを被り、男装の麗人へ戻る。
｢さて、そろそろ帰ろうか｣
｢ああ｣
今度は俺の方からマドラの手を繋ぐ。
マドラは嬉しそうに俺の手を握る。
Μタマゴの里Μ
里に帰ると、お茶会が開かれていた。
｢今日は何の記念ですか？｣
｢四つん這いドーマウス誕生競技中止パーティーだよ｣
｢何それ？｣
｢今日は色々なことがあったから、一つに纏めたらしいよ｣
ホント、何気ないことでもパーティーを開くんだな。
｢せっかくだし、平也達も誘いに行ってみるか｣
｢任せて｣
マドラは刑示板を取りだし、通話パネルをタッチする。
｢通信も出来るのか｣
｢これならわざわざ隣町まで行かなくてもいいでしょ｣
マドラは飛脚運送に連絡、平也達は不在だったが、ブルーグという人が平也達に里のパーティーへ出席するように伝えるそうだ。
｢ぼく達も席に座ろう｣
俺達は空いてる席を探す。
タマゴの里のマッドハッター達はパーティーを楽しんでるようだ。
｢うめぇ、チーズの味がする｣
｢ドーマウスの魔力で栽培したまかいもは一味違うわね｣
養鶏場の双子、ムッギとワーラがまかいもを味わい
｢お注射しまーす｣
精補給剤を注射する診療所のナースさん
｢泡気持ちいい？｣
｢ああ｣
同じく診療所に勤めるシャンプは夫リンスの頭を洗っている。
｢メート、メートぉ♪｣
雑貨屋のルーメが四つん這いになり、夫のメートに犯される。
｢ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ、バイザー、紅茶もう一杯！｣｢ﾌﾟﾊｯ、早く紅茶を注いでよ！｣
｢はいはい｣
中にはやけ酒ならぬ、やけ紅茶をする者もいたが。
｢今日はマッドハッター以外もいるのか｣
盛り上がるのはマッドハッターだけではない。
｢紅茶はいかが～？｣
まずはやたらと紅茶を勧めるドーマウス。
容姿が若干変化しているが、今朝助けた来訪者のようだ。
｢ｵﾄｺ～｣
｢ﾊｧﾊｧｯ、いい匂い！｣
頭に花を生やした巨大な女性が男に股がり、男も彼女の匂いに息をあらげる。
｢ああんっ｣｢やっと、見つけた半身、たっぷり可愛がってあげる｣
リリラウネ同士(ソーンファームで見かけたのとは別人)が百合百合している。
｢おーい、来たぞ｣
｢まどっち～｣
平也と満知子がやって来た。
｢飲み物を沢山持ってきたわ｣
満知子は小さな箱のリボンを引くと、箱から無量の缶やビンが流れ出す。
｢水分じゃー｣｢飲ませろー｣
片っ端から飲み干す、カウとベレ。
｢僕の出番だね。飲み物如何ですかー？｣
飲み物を拾い上げ、売り子のように住人達に分け与えるバイザー。
淫らな会話をし、媚薬入りの菓子を食べ、夫婦同士が発情すれば交わる。
こうして、タマゴの里の一日は過ぎてゆく。
明日は何があるのだろう。
俺達は平也と満知子と共にお茶会を楽しむ。
Μ続くΜ
Μ初太視点Μ
白のワンピース、風に靡くスカートが普段見られないマドラの生足がチラチラ見え隠れする。
帽子とワンピースは、サンドラ洋服店からレンタルしたのだろうか？
マドラはシルクハットを拾い上げ、ズボンを畳む。
｢初太、服｣
｢服？あぁ、上着のことか｣
触手の間から引き抜いたマドラの上着をマドラに渡す。
上着とワイシャツも畳むと、ズボン、シルクハットを一番上にして、バスケットの中へ収納する。
｢触手に着替えを手伝って貰いました｣
｢わざわざ触手に着替えを手伝って貰わなくても｣
｢ちょっと驚かせてみたかったんです。それにここの触手は着替えのプロなんです｣
｢着替えのプロ？｣
｢あそこにマーチヘアがいますよね｣
マーチヘア(巨乳)が触手の草原を歩いていた
全裸で。
マドラは華奢な指先で俺の顎を持ち上げ
｢彼女をよく見ていてください｣
彼女から目をそらさないように俺の顔を固定する。
し･ょ･く･し･ゅさ･ぁ･んあ･た･し･を着替えさせて♪
触手がマーチヘアの胸と股に絡み付く。
ああん、触手が動くたびビーチクやヒダヒダがぬるぬる刺激されちゃう♪
｢あんな風に快楽目的で触手植物を自らの肢体に纏わせる魔物娘もいるのですよ｣
｢マドラは触手の服を着ないのか？｣
｢初太は触手の服に興味があるのですか？｣
｢いや、ただ触手に着替えを手伝って貰ったから、いや、そうじゃなくて……｣
｢初太が望むなら、身体中に触手を纏っても構いませんよ？｣
マドラが触手の服を着る!?
一瞬、マーチヘアをマドラに置き換える。
燕尾服やワンピースからでも判る程に膨らんだ美乳の上から触手が縛られ、蠢く触手によって胸の形が変幻自在に――
｢なんて冗談ですよ｣
我に返る。
｢機会があれば着用するかもしれませんが｣
着るつもりなのかよ。
｢でも今日は、昔の、人間だったころのわたしを知ってください……｣
いつもの笑顔、しかしそこに微かな悲しみがあるような気がして。
｢歩きながら話しましょう｣
｢うん……｣
俺は妻と共に草原を歩き始める。
麗人ではない令嬢の妻と共に――
Μ
わたしは貴族の次女として生を受けました。
両親はわたしを、貴族に相応しい令嬢として一流の教育を施しました。
だけどわたしは、普通の女の子のように街の子供達と遊びたかったのです。
ですが、両親はそれを許してくれませんでした。
毎日窓から見える街並みを眺めながら、いつか自由になりたい
そう何度も願い、叶わない現実を噛み締めながら、眠るようにベッドを倒れ
その日は突然訪れたのです。
Μ
｢気づけば、不思議の国に迷いこんでいた……と？｣
｢はい、奇妙な植物や、変な建物が聳え立つ光景に、最初は戸惑いました。そこにたまたまコルヌが通りかかって、彼女に付いていきました。コルヌは人間だと思いましたので｣
｢俺の時はチェシャ猫に案内されたな｣
｢もしチェシャ猫でしたら、きっと驚いて逃げたでしょうね。その頃は魔物は人を喰らい堕落させる存在と思ってましたから｣
｢魔物が人を喰うって、どこのロープレだよ｣
｢わたしが住む街は魔物は邪悪な存在であることが普通でした。後でコルヌに魔物の真実を聞きましたが｣
｢魔物は人を喰らわない、魔物は人を愛する、だろ？｣
｢はい、魔物は優しいんです｣
俺はマドラの話を聞きながら、空を見上げると
に小さなサキュバス――アリスが空の上を歩いていた。何故か豚を担いで。
｢何だ？空中で子供が歩いているぞ｣
かん、かん、かん……
アリスが少しずつ地上へ向かってゆく。
まるで階段を降りるかのように。
アリスが草原へと降り立った。
｢よいしょ、と｣
抱えていた魔界豚を草原にそっと置く。
よく見れば魔界豚は鼻の辺りを負傷しており
アリスは紺色の作業服を着ていた。
それは清掃員のようで
｢清掃員さん？｣
｢やぁマドラちゃん｣
はい、そのまんまでした。
ｼｭﾙﾙﾙﾙﾙ!!!
触手が威嚇するように清掃員を取り囲む。
｢違う、違う、怪我をした魔界豚をここまで運んできただけだ｣
アリスは魔界豚の鼻に湿布を貼り、優しく擦る。
｢もう大丈夫だよ、お前はもう自由だ。ここには仲間達が大勢住んでいるからね｣
俺達は魔界豚がゆっくりとその場を去るのを見届ける。
｢変なところを見せてすまなかった、これからラピッド署に用事があるからこの辺で失礼するよ｣
かん、かん、かん……
清掃員は階段を昇るように空中を歩く。
｢空中を歩くのも不思議の国特有の仕掛けなのか？｣
｢あれは清掃員さんの魔術ですよ。あの人は硝子を生成する魔術が得意で、硝子の階段や通路を作って地上では届かない場所を掃除してるのです｣
｢あぁ、道理で｣
空中歩行かと思ったら、透明なガラスの上を歩いてたのか。
｢この国にも清掃員はいるんだな｣
｢ただ、ソーンファームの触手は取り零した精液や愛液を拭き取ってくれますから、滅多に清掃員は来ないんです｣
｢さっきのシーンは貴重だったのか｣
｢初太｣
マドラが俺の服の裾を軽く引っ張る。
｢そろそろ、しましょうか｣
マドラがそう言うと草原の触手が俺達を取り囲んだ。
触手の一本がマドラのスカートに巻き付く。
粘液でスカートが湿り気を帯びる。
｢おい、マドラの服を濡らすな｣
｢構いません、その為に服を着替えたのです。粘液で濡れてもいい服装に｣
マドラを纏う触手の数が増えてゆく。
腰に、腹に、肩に、胸に、巻き付き、湿らせ、液体をぶっかける。
粘液により白いワンピースがマドラの肌に貼り付き、通過度を増す。
服を着ているのに細長い臍と、胸の形が判る、整った乳房に、桜色の先端が――
｢うふふ、まるでぬれおなごみたいですね｣
マドラは濡れた服を見て微笑みを浮かべる。ぬれおなごのことはよくわからないがマドラは嬉しそうだ。
｢どうですか、わたしの格好は？｣
燕尾服でも裸とは違う、胸の魅力に俺の股間は臨戦態勢に入る。
｢マドラ……｣
｢初太……｣
俺はマドラをそっと押し倒し、触手の草原に寝かせる。
寄り目にならない絶妙な距離に顔が接近、彼女の顔を改めて見る。
令嬢としての顔つきに、普段とは違う雰囲気を醸し出す。
服装も言葉遣いも少女のそれとなっているマドラに
俺は自ら熱い口付けを交わした。
｢んっ、ん♪｣
マドラが嫌がると一瞬思ったが、嫌がるどころか嬉しそうにしている。
安心した俺は舌を、激しく、さらに激しく動かす。
時にマドラの舌がゆっくり絡み、激しさとはまた違う感触に快感を学ぶ。
激しいだけが愛ではない。
俺はマドラの胸に手を伸ばし
ゆっくりと、優しく胸を揉むようにする。
マドラは先ほどとはまた違った表情で喜び、俺はまた強引に舌を絡ませ、胸を乱暴に刺激する。
｢ぷはっ｣
夢のような時間も息継ぎと共に終わる。
｢初太、そろそろ｣
夢の続きはスカートの中に
マドラが濡れて肌に密着したスカートをめくりあげる。
スカートの下は履いておらず、粘液とは違い、愛液により湿っていた。
俺はズボンを下ろそうとするが限界まで膨張した性器が引っ掛かる。
触手の助けにより、何とかズボンを下ろし、膨張した性器を、ゆっくりと、マドラの中へ挿入する。
気のせいか中はいつもより濡れているような気がするが、これからゆっくり性器を動かすのだから、滑りがよい方が助かる。
ゆっくり、ゆっくり、性器を動かす。
いつもより濡れているせいか、菌糸よりも粘液が絡み付くような感触がする。
｢マドラ、ぬるぬるしてるよ｣
｢初太、わたしの背中も触手の感触でぬるぬるしてます……あんっ♪｣
マドラの背中にある触手は彼女に何をしてるのだろう？
でもそれで、マドラが感じて、粘液が溢れ出るなら、触手に感謝しないとな。
時間をかけ、何度も性器を動かすことで、ようやく俺に限界が訪れた。
｢マドラ、そろそろ｣
｢はい、触手さんにも分け与えるくらい、沢山出してください……｣
俺の性器から、精液が少しずつマドラの膣内に流れはじめた。
コップに水を注げばやがて溢れるように
結合部から精液が溢れだし、触手の栄養源となる。
だが、それでも構わない。溢れた分は好きなだけお持ち帰りすればいい。
今は愛する妻の中で果てる快楽を楽しもう――
Μ
｢もし、ぼくがぬれおなごのように、服を自由自在に形成することが出来るなら、どれだけ楽なことか｣
マドラは触手に着替えを手伝ってもらいながら、びしょ濡れワンピースをバスケットの中へ入れる。
｢俺に聞かれてもな、ぬれおなごのことなんて、よくわからんし｣
｢確かにそうだね｣
マドラはシルクハットを被り、男装の麗人へ戻る。
｢さて、そろそろ帰ろうか｣
｢ああ｣
今度は俺の方からマドラの手を繋ぐ。
マドラは嬉しそうに俺の手を握る。
Μタマゴの里Μ
里に帰ると、お茶会が開かれていた。
｢今日は何の記念ですか？｣
｢四つん這いドーマウス誕生競技中止パーティーだよ｣
｢何それ？｣
｢今日は色々なことがあったから、一つに纏めたらしいよ｣
ホント、何気ないことでもパーティーを開くんだな。
｢せっかくだし、平也達も誘いに行ってみるか｣
｢任せて｣
マドラは刑示板を取りだし、通話パネルをタッチする。
｢通信も出来るのか｣
｢これならわざわざ隣町まで行かなくてもいいでしょ｣
マドラは飛脚運送に連絡、平也達は不在だったが、ブルーグという人が平也達に里のパーティーへ出席するように伝えるそうだ。
｢ぼく達も席に座ろう｣
俺達は空いてる席を探す。
タマゴの里のマッドハッター達はパーティーを楽しんでるようだ。
｢うめぇ、チーズの味がする｣
｢ドーマウスの魔力で栽培したまかいもは一味違うわね｣
養鶏場の双子、ムッギとワーラがまかいもを味わい
｢お注射しまーす｣
精補給剤を注射する診療所のナースさん
｢泡気持ちいい？｣
｢ああ｣
同じく診療所に勤めるシャンプは夫リンスの頭を洗っている。
｢メート、メートぉ♪｣
雑貨屋のルーメが四つん這いになり、夫のメートに犯される。
｢ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ、バイザー、紅茶もう一杯！｣｢ﾌﾟﾊｯ、早く紅茶を注いでよ！｣
｢はいはい｣
中にはやけ酒ならぬ、やけ紅茶をする者もいたが。
｢今日はマッドハッター以外もいるのか｣
盛り上がるのはマッドハッターだけではない。
｢紅茶はいかが～？｣
まずはやたらと紅茶を勧めるドーマウス。
容姿が若干変化しているが、今朝助けた来訪者のようだ。
｢ｵﾄｺ～｣
｢ﾊｧﾊｧｯ、いい匂い！｣
頭に花を生やした巨大な女性が男に股がり、男も彼女の匂いに息をあらげる。
｢ああんっ｣｢やっと、見つけた半身、たっぷり可愛がってあげる｣
リリラウネ同士(ソーンファームで見かけたのとは別人)が百合百合している。
｢おーい、来たぞ｣
｢まどっち～｣
平也と満知子がやって来た。
｢飲み物を沢山持ってきたわ｣
満知子は小さな箱のリボンを引くと、箱から無量の缶やビンが流れ出す。
｢水分じゃー｣｢飲ませろー｣
片っ端から飲み干す、カウとベレ。
｢僕の出番だね。飲み物如何ですかー？｣
飲み物を拾い上げ、売り子のように住人達に分け与えるバイザー。
淫らな会話をし、媚薬入りの菓子を食べ、夫婦同士が発情すれば交わる。
こうして、タマゴの里の一日は過ぎてゆく。
明日は何があるのだろう。
俺達は平也と満知子と共にお茶会を楽しむ。
Μ続くΜ
14/08/14 23:58更新 / ドリルモール
戻る
次へ