連載小説
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眠らずの国と闇幕の向こう側
※魔王城・ハーレム部屋・化粧室※
※リーゼ視点※


「ベルフィード様って……誰ですか?」
「眠らずの国を治めるワイトの王様よ」
「王様……これから王様をおもてなしするのですか!?」


「そうよ、先日ベルフィード様から手紙が届いたの」


「メシャスさん、いつの間に!?」
「ラーモちゃんを連れて先回りしてたのよ」
「ところで手紙って一体……?」
「これよ」

わたしはメシャスさんが差し出した手紙を読みます。


手紙には、ベルフィード様の名前・種族及び出身地


そしてリクエストが書かれてました。


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 ワイト達が上級アンデッドのプライドを完全に忘れて乱れ狂う様子と、できればファラオの調教シーンやゾンビがワイト化する瞬間を見てみたいです。

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「凄いリクエストですね、ちゃんと実現出来るのですか?」
「私のハーレムには魔物娘図鑑に記載されている種族ほぼ全員揃ってるわ」
「確かにここには様々な種族が柴様と淫らに交わってますよね、わたしも初めて見る魔物もいますし」
「ただユニコーン,マンティス,シー・ビショップ,リリムはいないけどね」
「柴様も涙目で理由を語ってましたね……」


「ミーファさん、クリマちゃんの衣装はこれで宜しかったでしょうか?」

キキーモラのラーモさんがピンク色の高級ドレス(子供サイズ)を持ってきます。


「オッケーなのだ!」


Tシャツ半ズボンという少年っぽい容姿のファミリア……ミーファちゃんが瞳に炎を宿します。

熱く燃えながらも愛くるしい容姿というギャップが何とも可愛らしいと思ったり。

「変身ヒーロー&変身ヒロインは子供の憧れなのだ!」

ミーファちゃんは腕に装着したブレスレットを用いて、赤のメッシュが入ったワイトの少女……クリマちゃんにドレスを着用させます。

「大きなお友達もヒーローの熱い闘志に火が点き、ヒロインの愛くるしい魅力に惹かれるのだ!」

ブレスレットから発した魔力をクリマに注ぐと

「クリマは社交界の麗しき令嬢なのだ」

可愛い容姿を持ちながら貴族の令嬢のように麗しく、今から社交界に出席するような雰囲気になりました。

「クリマ様、準備は宜しいでしょうか…?」

メシャスがクリマに一礼する。

「準備オッケーだよー」

ズゴーッ!

「大丈夫?リーゼちゃん」
「大丈夫ですパール様、クリマちゃんの令嬢らしからぬ言葉遣いに、思わずこけてしまいました」
「そこがクリマちゃんの魅力なのよ」

「それじゃイク準備をするわよ、リーチ様、トビラちゃん、ラーモちゃん」

リッチのリーチさん,マーチヘアのトビラちゃん,キキーモラのラーモちゃんがメシャスさんの下に集まります。

リーチさんは冷静、トビラちゃんはウキウキ、ラーモはドキドキしています。

「ラーモちゃん」ギュッ

きゃーっ!急に抱きつかないでくださいメシャスさん」
「リラックスリラックス」
「リラックス出来ませんよ、これから王様に会うのですよ、何故私も同行するのですか?」

「研修、外部の客をハーレムの国へ招待するのを直に見て学ぶいい機会」
「リーチさんの言うことももっともですけど、よりによってその相手が一国の王様だなんて」
「登竜門、キキーモラなら誰もが一度は通る道」
「うう〜緊張します〜ベルフィード様ってどんな恐ろしい王様何だろう……もし逆らう者には容赦しない冷酷な氷の女王だったら……」ガクガクブルブル

「ラーモちゃん震えてるですぅ、オーガニズムですぅ」
「あらイケない娘ね、そんな娘はおっぱいモミモミしましょうね〜」モミモミ
「ヒャウッ、だから揉まないでください」

「さーさー、あたしの輪の中に入って入って」

メシャスさんがラーモちゃんを弄りつつピンク色の紐で輪を作り、トビラちゃんを中心に、メシャスさん,クリマちゃん,リーチさん,ラーモちゃんを囲みます。

「トビラちゃん、眠らずの国への扉を開くのよ」
「開いちゃうですぅ」

ムグゥムグゥチュパチュパ

メシャスさんからピンク色の人参を受け取ったトビラちゃんが人参をしゃぶり始めます。

チュポッ…ズブッズブズブ…ジュボッジュボッ

唾液で光った人参を女性器に挿入、出し入れを繰り返し

「あんっ、ああんっ、イクイク、行っちゃうですぅー!」

絶頂と共に紐の内側に術式が展開され、五人共その場から消えました。
トビラちゃんの愛液を残して。

「眠らずの国へと向かったようね」
「あの自慰行為は転送魔術の発動だったのですか!?」


「そこに座るのだポワイ」
「は〜い」

メイド服を着たゾンビがクリマちゃんが座ってた椅子に着席します。

「ポワイをナチュラルにメイクアップしてあげるのだ」
「おねがいしま〜す」

「わたしも手伝います」
「リーゼちゃん、ここは彼女達に任せましょ」

手伝おうとわたしをパール様が止めます。

「私達にはこれから彼女達の下へ行くの」
「彼女達……?」


※眠らずの国・住宅街※
※ラーモ視点※


私達はベルフィード様の城を目指して、石造りと煉瓦造りの住居が並ぶ地区を歩いています。

「女性はゾンビやゴースト等のアンデッド型、男性は彼女達の夫ばかりですね」
「住民達はみんな幸せそうですぅ、まるで不思議の国ですぅ」
「トビラちゃんの陽気な性格が羨ましいよ……この国の女性はみんなゾンビに襲われて生きる屍に変えられちゃうんだろうな」

「居住区、この国には人間が住む地区もある。ベルフィード様が人間の為に作った」

眼鏡と白衣の研究者風のリッチ……リーチさんが補足します。

「へぇ〜少し興味がありますが、私達の目的地は王様が住むお城ですよね、はい」

「ベルフィード様のお城が見えてきたわよ」
「もう!?早っ!」

「でっかいお城ですぅ、きっとベッドルームがいっぱいあるですぅ」
「あらゆる建築技術がごちゃ混ぜしたお城ですね……」

「早速入りましょ」
「入門、いざ王の城へ」
「レッツゴーゴー」
「ふふふ〜お城の中ではどんなエッチが繰り広げられてるのかわくわくですぅ」ジュルリ
「勝手に入っていいのですか?」

「大丈夫大丈夫」
(本当に大丈夫なのかな……?)

メシャスさん達が躊躇なく入るので私も恐る恐る足を踏み入れます。

目的地の城までまだ歩く必要があると思うと入門前からくたびれてきました。


※ハーレム部屋※
※リーゼ視点※


「リーゼちゃんくたびれちゃった?」
「いえ、この程度でくたびれたりはしません」
「リーゼちゃんの歩くペースが落ちたから心配したわ」
「このエリアに来たのは初詣以来なもので……」

このエリアにも柴様の分身体数名が妻たちと交わっています。


「あんっ、柴様のオチンポが、あたしのオマンコをズブズブしてるわ」

あるサキュバスは自身の膣で直接咥え


「柴様のオチンチンの味、お砂糖のように甘い〜」チュパチュパ

別のサキュバスは口で咥えています。

「熱いっ」
「甘くてとろけるぅ〜」

柴様達は射精したようです。
膣及び口の隙間から濃厚でどろりとした精液が垂れ流れています。

「はーい、射精したら次の娘に譲りましょうね」

「了解、パール様」スポン
「ふぁーい…」パカッ

膣と口から柴様の性器が解放されました。
衰えを知らない性器から粘着力のある精液が漏れています。


「いっただきまーす」ズニュ、ズプズプ…
「もっと出して〜」シコシコ〜

別のサキュバス二人が、即ハメと手コキをします。


「パール様、行きま」

パール様の方を向いたわたしの目に飛び込んだのは、拘束中のレッサーサキュバスでした。

顔中にこびり付いた精液を舐め回しています。

固まった理由は、かつての仲間の変わり果てた姿ではありません。

「こんなに汚して〜」ペロペロ「お掃除が大変よね」フキフキ「勿体ないわ」ペチャベチャ「いつもよりねばねばしてる」ノビー

サキュバス達が獣のように彼女の身体に付着した精液を舐めたり拭き取ってました。

「あー、せいえーきとっちゃだめー」

精液を横取りされてると思ったのか、レッサーサキュバスが暴れだします。

「暴れちゃダメです」ガシッ「これは貴女のためなのよ?」ペロリッ「精液を取り込む度に身体が成長してサキュバスに近づくのよ?」ハムハム「少しでも長くレッサーを維持しなきゃね」レロー「その代わりに身体中をペロペロして気持ちよくしてあげる」ペロペロペロペロ「体毛がフサフサしてるね。昔を思い出すわぁ」フサフサ

彼女に群がるサキュバス達が身体中を舐め回したり、体毛を撫で始めました。

「いくらレッサーサキュバスを維持させるとはいえやりすぎなのでは?」
「敢えて焦らすことで、好色なサキュバスへと育てる意図があるのよ。因みに群がるサキュバス達の大半がかつてレッサーとして拘束された者達よ」

サキュバス達の群れの先にはあぐらをかいた状態で手コキされる柴様。
その肉棒は彼女達に狙いを定めています。

「射精マダー?」「待ってもう少しで」シコシコ…ビュゥゥゥ「せいえき、せいえきー」アーン「良かったね、いつもより精が補給できて」ヒョイパクッ「まっ私達も同じだけどね」パクパク「みんなで仲良く食べましょ」レロレロ

「ただ今回はいつもより精液を多めに与えるつもりよ」
「ですが他のサキュバスが精を奪ってますよ」
「多くの妻を持てば自然とそうなるわよ、ウチのハーレムは協力して精を得ることが基本だけどね。あら、あそこに丁度いい例があるわ」

パール様が指した先

巨大な一輪の花に、一人の柴様が二人の魔物娘に密着されていました。

「ハァハァ、そんなに僕のオマンコ気持ちいいかい?」
「はぁはぁ、気持ちいいよぉ」
「どぅ?私と一緒に腰振る感覚は?」
「まるで百合プレイをしてるようだよ、出るー!」
「ああんっ、白くてベタベタしてる」

両者とも緑色の肌と身体に植物の蔓が巻き付いた植物型の魔物娘。

「次は私の番ね」ズニュ
「同じようで違う感触がするよー!」
「僕が支えてあげるから、遠慮なく腰振ってね」


「アルラウネが二人?」
「彼女達はリリラウネよ、二人一組で夫と交わる特殊な種族なの」

「ウッ!」
「え?」
「どうしたんだい柴様?急に止まって」

「アァァァァ」

柴様が悲鳴のような喘ぎ声を上げ続け


気絶しました。


「あああ……精液がびゅくびゅく出て、溢れ出ちゃうよぉ」
「すごい、結合部から精液が溢れ出して、僕達の花の中にトッピングされてゆく」

「ちょっと精液が止まらないわよ」「止まれ、いや止まらないでぇ」「せいえきいっぱーい」

リリラウネ以外にも同じ事態が発生しているようです。
気絶しても尚、止まらない射精にサキュバス達は貪ります。

遠くからも柴様の意識を確かめる悲鳴と噴出する精に喚声が木霊します。

「何が、起こってるの?」
「まさか分身の一人が、向こう側に……リーゼちゃん、私の背中に乗って」
「柴様以外の乗馬は禁止では?」
「緊急事態よ、乗って」
「はいっ」

パール様の走りはとても速く、わたしは振り落とされないよう必死です。

ふと前を見ると



「闇?」



と思いきや通路全体に黒いカーテンが覆われてました。

カーテンの前には妻たちが騒いでいます。

「サラダちゃん」
「サラダ先輩、一体何が?」

サラマンダーのサラダ先輩に状況を確認します。

サラダ先輩は黒いカーテンを指差し

「しばった、柴様分身体がカーテンの向こう側へ行っちゃった♪」


ウワァァァァ…


「カーテンから悲鳴……彼女達に搾られてるようね」
「助けに行きます」
「待ってリーゼちゃん」

パール様の制止を聞かず、わたしは黒いカーテンを潜り抜け「動くな」ると同時に白き聖剣が喉元へと向けられました。


※眠らずの国・城堀※
※ラーモ視点※


「曲者か?」

私の胸元に剣が向けられてます。

「あっちゃー囲まれちゃった」

私だけではなくメシャスさん達も同様です。



堀に掛かる橋を渡ったら、デュラハンの衛兵に取り囲まれました まる



「やっほークリマだよーベルフィード様に会いにきたのー」
「ここは子供がくる所ではない!」

(クリマちゃん、火に油を注いでますよーもうおしまいだー)



「待ち給え、その者は客人だ」



「フィリア様」

衛兵のリーダーが敬礼をします。

敬礼の相手
ローブだけを纏った裸のリッチが立っていました。


※続く※
14/06/23 23:30更新 / ドリルモール
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■作者メッセージ
ドリルモールです。

 ベルフィード様おもてなし編、ベルフィード様をハーレムの国のディナーへ招待する話に入りました。

 果たしてラーモちゃん達は無事にベルフィード様に会うことが出来るのか?
 そして柴様を助けようとしたリーゼちゃんに剣を向けた相手の正体とは?

また次回。





キャラクター紹介
【名前】クリマ
【性別】女
【種族】ワイト
【序列】第一位
【容姿】140cm+ツインテール+赤のメッシュ+ミニスカドレス
【魔宝石】赤と灰色
【口調・口癖】子供っぽい喋りで、語尾に「ー」をつけるよー
【能力・特技】抱きつきながら精を奪う。
【概要】
 ハーレムの国のワイトで、幼い容姿からロリ系ワイトと呼ばれている。
 現在七人いるワイトの中で、一番最初にゾンビからワイトへと変化したワイトで、魔力及び権限はワイトの中で一番上であり、ベルフィード様を招待する際はワイト代表として眠らずの国へ向かった。
 悪戯が大好きで夫や敵対者に抱きついてはワイトの能力で精を奪い、魔物ですら昏倒する程の快楽を味わう。故にハーレムの仲間にもちょっかいを出しては脱力させてしまうが、無邪気な容姿と性格であるため何故か憎めない。

【補足事項】
 ワイトのフルコースは、クリマのデザートでしばさまとの甘くとろける交わりを見せてあげるー

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