再会のお茶会と金銭代わりの情事
Μラピッドタウン・飛脚運送Μ
Μ初太視点Μ
「もう会話していいのか、平也」
「いやースマンスマン、あの後、滅茶苦茶セックスしてさ〜」
「しかも俺達の目の前で堂々とな」
「気にするなよ〜オレと満知子はもう夫婦だからさー」
「お待たせ」
「やっと着替えが終わったか、って満知子、何だその色眼鏡?」
「これ?へーくんを直接見ないようにするためよ」
「どういうことだ?」
「色眼鏡をかけないと色目でへーくんを見てしまって色めき立つ状態になって色っぽくへーくんに近づき色事に走ってしまうから色々と厄介なことになるの」
「……」
「言ってる意味が解る?さっきのように交わっちゃうのよ!」
「オレはいつでもOKだよ」
「へーくんは黙ってて、マーチヘアになりたての頃はホント参ったわ。へーくんと対面する度にへーくんと交わる事で頭がいっぱいになって」
「でもそれはオレの事が大好きだってことだろ?」
「初太、せっかくだから、あんたが今住んでる家に案内してよ」
「放置プレイか〜そんな満知子も可愛いよ♪」
ジリリリリ♪
「おや、電話だ」
「コルヌ、何故帽子を外す?」
「もしもし、コルヌですが?」
「ぬわにぃ、二角帽が電話機だとー!」
「へーくん驚きすぎ」
「えっ女王様が?本当に?うんうん、しょうがないなぁ、後で可愛い娘を紹介してよね」
「どうしたの?コルヌ」
「ゴメンマドラ、急用ができた。ちょっと城の方へ行って来る」
「コルヌの奴、あんなに慌てて、マドラ、案内どうする?俺もまだ里のことよく知らないから」
「大丈夫だよ初太、ぼくが里を案内するよ」
「そうか、助かるよ」
Μタマゴの里Μ
「ここが初太が住んでる里なの」
「キノコ型の家がいっぱいだな」
「マドラちゃんに初太くん、おかえり」
「マリアさん、ただいま」
「おおっ、紫と白縞模様の燕尾服に烏帽子を被ったマッドハッターを発見♪」
「妙に卑猥な烏帽子ね、何ていうか、アレを連想するわ」
「おや、隣にいるマーチヘアの夫婦は?」
「俺の親友の平也と満知子です」
「親友……そうか」ダッ
「あれ?マリアさんというマッドハッター、急に走りだしたわよ」
「多分、お茶会の開催だよ」
「お茶会?」
キン、コン、カン、コーン♪
『お茶会開催の連絡です。これより、初太くんの親友来賓記念パーティーを開催します』
「ぬわにぃ、キノコ型の家から住民が一斉に出てきただとー!しかも全員マッドハッター!」
「へーくん驚きすぎ、住民全員マッドハッター及びその夫であることはブルーグさんから聞いてたでしょう」
「驚くのはまだ早かったようだ、里の中心にあるキノコ型テーブルにお茶やお菓子が並べられて、幕には『初太くんの親友来賓記念パーティー』と書いてあるぞ!」
「初太くん、立ってないでお茶会に参加、参加」
「ちょっとマリアさん、引っ張らないでください」
「ホラホラ、初太くん、席に座って」
「この席って前にシャーシャというチェシャ猫が座ってた席だぞ」
「それは今回の主催者は初太くんだからだよ。はいマイク」
「キノコ?」
「それはキノコ型マイク」
「マドラ、使い方」
「笠に向かって喋るだけだよ」
『あー、あーっ、成る程、これより……初太くんの親友、来賓記念、パーティーを開催します。皆様、パーティーを楽しんでください』
パチパチパチパチ
Μ
「二人は隣のラピッドタウンに住んでるのね」
「はい、カウさん。不思議の国にへーくんと迷っていたところをブルーグさんに拾われて」
「それでエッチをしながら、初太君を探していたのね」
「その通りですよベレさん。運送業の受付をすれば初太の手掛かりが掴めるかなー!って思いまして」
「まさか親友が隣町に住んでるとは奇跡のような偶然だね」
「マリアさん、紅茶からクリームが溢れてますよ、トッピングしすぎですよ」
「初太くん、これは精クリームだよ」
「精クリーム?」
「精補給剤に甘味を加えた、不思議の国の生クリームさ、夫がいない魔物娘達の為に、女王様が作ってくれた物だよ」
「ぬゎんだと!精補給が出来るか!」
「へーくんが驚いてどうするのよ。私もそのクリームを食べたけど、お世辞にも美味しくなくて、ご近所からお裾分けされたときはホント参ったわ」
「満知子ちゃんは既に夫の精の味を知ってるからね。私は未だに夫募集中の身だから、家には精クリームが沢山あるのだよ」
「へぇーマリアさんの好みは?」
「私はショタが好みだな、純粋な子は素晴らしい。特に「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と無垢な心で寄ってくるところがな。そういう子に媚薬入りのお菓子をたっぷり与えて「お姉ちゃん、何か変だよ?」とズボンを抑えながら私に助けを求める姿を想像するだけでフフフ……」
「ぬわにぃマリアさんの烏帽子が膨張している、彼女の帽子は脳内の状態とリンクしているのかー!」
「卑猥過ぎるわよ」
「よーし、オレがマリアさんの願いを叶えてやる、むしゃむしゃ」
「平也君、それ子供化クッキーだよ」
「マドラちゃーん、承知の上さぁ」
「でもそんなに食べたらしばらく戻れなくなるよ」
「それも承知の上さ、おっ、効果が出てきたみたいだ、どーん♪」
「へーくんが子供になった!?」
「みてくださいまりあさん、ショタですよショタ」
「……」
「あれ?のーりあくしょん?」
「私は本物にしか興味はない」
「ぬゎん、だと」
「第一、君の今の姿はあまりにも歳を取り過ぎている」
「ええー?」
「へーくんの名誉のためではありませんが、マリアさんの許容範囲っていくつですか?」
「マーチヘアよ、いい質問だ。耳を貸せ」ゴニョゴニョ
「ええっ!狭っ、許容範囲狭っ!」
「まちこ、おしえてくれ、なんさいなんだ?」
「流石にこれは言えないわ、伏せ字レベルよ、●歳ってなるわ」
「おしえてよー」
「嫌」
「にげるなよーまちこー」
「くすくす」
「どうしたマドラ」
「いえ、あんな風に追いかけっこするなんて、ほのぼのしてるな〜って思いまして」
「あいたっ」
「へーくん大丈夫?」
「ふくがぶかぶかで、ころんじゃった」
「参ったわ、代わりの服なんて無いのよね」
「べつにまちこのふくでもいいよ、さいずぴったりだし、あいたた!つねるなよ」
「子供が生意気な口を叩くな」
「マドラ、あの店に行こうか」
「うん、そうだね」
「平野、満知子、洋服店に連れていってやるよ」
「洋服店?」
「この里にある服を提供してくれる店、ぼくと初太のペアルックを用意してくれた所だよ」
「お茶会はいいの?」
「別にここの住民は主催者が途中退場してもきにしないさ、ホラ」
「今から、平也君サンドラ洋服店で服購入記念パーティーを始めます。司会は花よりショタが信条のマリアがお送りします。皆、媚薬入りのお菓子を沢山食べて、当然のように交わろう」
「おー」
「流石不思議の国のお茶会ね……」
Μサンドラ洋服店Μ
「こんにちは、サンドラさん」
「いらっしゃい、マドラちゃんに初太君、ペアルックの着心地はどう?」
「はい、三日三晩、着衣セックスをしたら、帽子で家がパンパンになっちゃって」
「それはいいことだねぇ、服にはすっかりお互いの匂いが染み付いたんじゃない?」
「勿論だよ、まるで初太に抱かれてるかのよう♪」
「サンドラさん、話の途中ですみませんが、頼みたいことがあって」
「ひょっとして、そこにいるダボダボ服を着た似非ショタに合う子供服を探しているのかい?」
「え、よく解りましたね。まだ何も言ってないのに」
「マッドハッターの思考力を舐めてはいけないよ?性交をしていないかぎり、客の出入りと目的にも気付くのさ」
「それなら話が早いです。早速子供服をお願いします」
「オッケーさ、そこのマーチヘアの奥さんと一緒に仕立て部屋でエッチしてもらおうか?」
「はーい♪」
「エッチね、それなら問題無い……って何でエッチするのよ!」
「あれ?マーチヘアは性交が服着て歩いてるような存在じゃないの?」
「確かにそうですけど、今は普通に服が欲しいの」
「えー、満知子さん勿体ない。この部屋で交われば旦那さまとのペアルックが作れるのに。因みにぼくと初太の初めての共同作業の場所でもあるんだよ」
「誰もかれもエッチして服を購入してる人ばかりじゃ無いわよ」
「えーせっかくだからやろうよーまちこー」
「へーくんは黙ってて、とにかくお金は出しますから服を下さい」
「あたしの店は金銭での取引はしてないの」
「ハイ!?」
「この店は里の住民のために、ほぼ無料で服を提供する所なのさ」
「ほぼ無料って、ここにある全部が?」
「この里は男女問わず帽子及び燕尾服着用だから、仕立て部屋で交わることで服を作ること以外にも、試着のモデルになってその服を持ち帰りしてもいいし、目の前で情事を披露することで好きな服を購入出来る」
「前にコルヌを着せ替えしてたのもその一環なのか?」
「初太君鋭い、最近は王族風子供服を制作中で、モデルになってくれる男女を募集中さ」
「参ったわ、まさか金銭取引不成立とは。どうしようかな、へーくん子供化クッキー食べ過ぎたから暫くは元のカラダに戻れそうにないし」
「まちこ、だいじょうぶだよ」
「へーくん」
「てんちょうは『じょうじ』っていったんだ、つまりせっくすしなくてもおれたちがらぶらぶなところをみせてやればいいんだ!だよね、てんちょうさん」
「そうだよ、ボウヤ」
「よーし、さっそくまちこのてとくちでおれのおちんーー」
Uノ;`_´ レU ギロリッ
「き、きすでおねがいします」
「ええ、アタシが少し前屈みになるから」
(´3`)< んー Uノ ̄- ̄;レU …。
(´3`)(´レU チュッ
「ほっぺたかよ!」
「いいじゃない、ほっぺたでも」
「はっはっは、オッケーだ。好きな服一着持っていくといい」
「いいの!?」
「ついでに下着も二着サービスするよ」
「有り難うございます、へーくんは服を選んで、アタシは下着を選ぶから」
「むー、ふにおちん」
「平也、気にするなよ」
「だってよー」
「夫婦ならキスぐらい、どの箇所でもするだろ」
「そうだよな〜ん?はつた、おまえ……」
「どうした?」
「いや、なんでもない」
Μマドラ視点Μ
「満知子さん、下着コーナーで何を探しているの?」
「参ったわ、女物の下着が見つからないのよ。マドラさん、女物の場所知らない?」
「……えっ、女物ですか?」
「二着サービスだから、アタシが履くのショーツを探してて、パンティやTバッグでもいいけど」
「満知子さん、実はこの店には、えっと」
「どうしたのマドラさん、顔を赤くして」
「下着は、お、男物のしか置いてないんです」
「ハイ!?どうして?この里には女の子だっているんでしょ?」
「どうやら夫婦同士が男物の下着を履いて、定期的にお互いの下着を交換する習慣があるらしいです」
「まさか、マドラさんも男物を履いてるの?」
「履いてません!」
「マドラさん、声、大きい」
「す、すみません。だって恥ずかしいじゃないですか。里の風習とマッドハッターの本能で男装はしても、下着まではちょっと……」
「本能って、無理して男装しなくても」
「確かに私も最初は男物の服を着るのに抵抗があって、コルヌから男装のコツを教えて貰ったり、英雄の話を聞いて少しは吹っ切れましたけど」
「英雄?」
「この里が不思議の国に転送された時に、偶々巻き込まれた男装の麗人がいるようでして、彼女の名言に確か、え〜と」
「性交に性別は必要、それ以外に性別は不要」
「サンドラ店長」
「これが彼女の名言だよ、マドラちゃん。服を着るのも、誰かを想うのも、性別なんて関係ないのさ」
「性別は関係ない……」
「君たちの旦那は見た目で嫌うような男かい?」
「いえ、そんなことありません」
「アタシが色眼鏡を掛けてもへーくんは文句を言わず、寧ろ「照れ屋さんなんだから〜」と言いました」
「その通り、だから無理して下着を着用しなくてもいいのだよ。ズボンを脱げば直ぐに出来るしね♪」
「会話の中にさりげなく淫らな事を入れないで」
「照れ屋なマーチヘアだねぇ」
「着替え終わったぞ」
「どうだまちこ、しちごさんみたいだろ?」
「ハイハイ似合ってますよ。半ズボンの燕尾服」
「あの、もう暗いので、今夜は私と初太の家に泊まってください」
「いいの?マドラさん」
「はいっ」
「じゃあよにんでエッチしようぜ」
「「ダメ♪」」
「断る」
「そくとうかよ〜」
Μ続くΜ
Μ初太視点Μ
「もう会話していいのか、平也」
「いやースマンスマン、あの後、滅茶苦茶セックスしてさ〜」
「しかも俺達の目の前で堂々とな」
「気にするなよ〜オレと満知子はもう夫婦だからさー」
「お待たせ」
「やっと着替えが終わったか、って満知子、何だその色眼鏡?」
「これ?へーくんを直接見ないようにするためよ」
「どういうことだ?」
「色眼鏡をかけないと色目でへーくんを見てしまって色めき立つ状態になって色っぽくへーくんに近づき色事に走ってしまうから色々と厄介なことになるの」
「……」
「言ってる意味が解る?さっきのように交わっちゃうのよ!」
「オレはいつでもOKだよ」
「へーくんは黙ってて、マーチヘアになりたての頃はホント参ったわ。へーくんと対面する度にへーくんと交わる事で頭がいっぱいになって」
「でもそれはオレの事が大好きだってことだろ?」
「初太、せっかくだから、あんたが今住んでる家に案内してよ」
「放置プレイか〜そんな満知子も可愛いよ♪」
ジリリリリ♪
「おや、電話だ」
「コルヌ、何故帽子を外す?」
「もしもし、コルヌですが?」
「ぬわにぃ、二角帽が電話機だとー!」
「へーくん驚きすぎ」
「えっ女王様が?本当に?うんうん、しょうがないなぁ、後で可愛い娘を紹介してよね」
「どうしたの?コルヌ」
「ゴメンマドラ、急用ができた。ちょっと城の方へ行って来る」
「コルヌの奴、あんなに慌てて、マドラ、案内どうする?俺もまだ里のことよく知らないから」
「大丈夫だよ初太、ぼくが里を案内するよ」
「そうか、助かるよ」
Μタマゴの里Μ
「ここが初太が住んでる里なの」
「キノコ型の家がいっぱいだな」
「マドラちゃんに初太くん、おかえり」
「マリアさん、ただいま」
「おおっ、紫と白縞模様の燕尾服に烏帽子を被ったマッドハッターを発見♪」
「妙に卑猥な烏帽子ね、何ていうか、アレを連想するわ」
「おや、隣にいるマーチヘアの夫婦は?」
「俺の親友の平也と満知子です」
「親友……そうか」ダッ
「あれ?マリアさんというマッドハッター、急に走りだしたわよ」
「多分、お茶会の開催だよ」
「お茶会?」
キン、コン、カン、コーン♪
『お茶会開催の連絡です。これより、初太くんの親友来賓記念パーティーを開催します』
「ぬわにぃ、キノコ型の家から住民が一斉に出てきただとー!しかも全員マッドハッター!」
「へーくん驚きすぎ、住民全員マッドハッター及びその夫であることはブルーグさんから聞いてたでしょう」
「驚くのはまだ早かったようだ、里の中心にあるキノコ型テーブルにお茶やお菓子が並べられて、幕には『初太くんの親友来賓記念パーティー』と書いてあるぞ!」
「初太くん、立ってないでお茶会に参加、参加」
「ちょっとマリアさん、引っ張らないでください」
「ホラホラ、初太くん、席に座って」
「この席って前にシャーシャというチェシャ猫が座ってた席だぞ」
「それは今回の主催者は初太くんだからだよ。はいマイク」
「キノコ?」
「それはキノコ型マイク」
「マドラ、使い方」
「笠に向かって喋るだけだよ」
『あー、あーっ、成る程、これより……初太くんの親友、来賓記念、パーティーを開催します。皆様、パーティーを楽しんでください』
パチパチパチパチ
Μ
「二人は隣のラピッドタウンに住んでるのね」
「はい、カウさん。不思議の国にへーくんと迷っていたところをブルーグさんに拾われて」
「それでエッチをしながら、初太君を探していたのね」
「その通りですよベレさん。運送業の受付をすれば初太の手掛かりが掴めるかなー!って思いまして」
「まさか親友が隣町に住んでるとは奇跡のような偶然だね」
「マリアさん、紅茶からクリームが溢れてますよ、トッピングしすぎですよ」
「初太くん、これは精クリームだよ」
「精クリーム?」
「精補給剤に甘味を加えた、不思議の国の生クリームさ、夫がいない魔物娘達の為に、女王様が作ってくれた物だよ」
「ぬゎんだと!精補給が出来るか!」
「へーくんが驚いてどうするのよ。私もそのクリームを食べたけど、お世辞にも美味しくなくて、ご近所からお裾分けされたときはホント参ったわ」
「満知子ちゃんは既に夫の精の味を知ってるからね。私は未だに夫募集中の身だから、家には精クリームが沢山あるのだよ」
「へぇーマリアさんの好みは?」
「私はショタが好みだな、純粋な子は素晴らしい。特に「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と無垢な心で寄ってくるところがな。そういう子に媚薬入りのお菓子をたっぷり与えて「お姉ちゃん、何か変だよ?」とズボンを抑えながら私に助けを求める姿を想像するだけでフフフ……」
「ぬわにぃマリアさんの烏帽子が膨張している、彼女の帽子は脳内の状態とリンクしているのかー!」
「卑猥過ぎるわよ」
「よーし、オレがマリアさんの願いを叶えてやる、むしゃむしゃ」
「平也君、それ子供化クッキーだよ」
「マドラちゃーん、承知の上さぁ」
「でもそんなに食べたらしばらく戻れなくなるよ」
「それも承知の上さ、おっ、効果が出てきたみたいだ、どーん♪」
「へーくんが子供になった!?」
「みてくださいまりあさん、ショタですよショタ」
「……」
「あれ?のーりあくしょん?」
「私は本物にしか興味はない」
「ぬゎん、だと」
「第一、君の今の姿はあまりにも歳を取り過ぎている」
「ええー?」
「へーくんの名誉のためではありませんが、マリアさんの許容範囲っていくつですか?」
「マーチヘアよ、いい質問だ。耳を貸せ」ゴニョゴニョ
「ええっ!狭っ、許容範囲狭っ!」
「まちこ、おしえてくれ、なんさいなんだ?」
「流石にこれは言えないわ、伏せ字レベルよ、●歳ってなるわ」
「おしえてよー」
「嫌」
「にげるなよーまちこー」
「くすくす」
「どうしたマドラ」
「いえ、あんな風に追いかけっこするなんて、ほのぼのしてるな〜って思いまして」
「あいたっ」
「へーくん大丈夫?」
「ふくがぶかぶかで、ころんじゃった」
「参ったわ、代わりの服なんて無いのよね」
「べつにまちこのふくでもいいよ、さいずぴったりだし、あいたた!つねるなよ」
「子供が生意気な口を叩くな」
「マドラ、あの店に行こうか」
「うん、そうだね」
「平野、満知子、洋服店に連れていってやるよ」
「洋服店?」
「この里にある服を提供してくれる店、ぼくと初太のペアルックを用意してくれた所だよ」
「お茶会はいいの?」
「別にここの住民は主催者が途中退場してもきにしないさ、ホラ」
「今から、平也君サンドラ洋服店で服購入記念パーティーを始めます。司会は花よりショタが信条のマリアがお送りします。皆、媚薬入りのお菓子を沢山食べて、当然のように交わろう」
「おー」
「流石不思議の国のお茶会ね……」
Μサンドラ洋服店Μ
「こんにちは、サンドラさん」
「いらっしゃい、マドラちゃんに初太君、ペアルックの着心地はどう?」
「はい、三日三晩、着衣セックスをしたら、帽子で家がパンパンになっちゃって」
「それはいいことだねぇ、服にはすっかりお互いの匂いが染み付いたんじゃない?」
「勿論だよ、まるで初太に抱かれてるかのよう♪」
「サンドラさん、話の途中ですみませんが、頼みたいことがあって」
「ひょっとして、そこにいるダボダボ服を着た似非ショタに合う子供服を探しているのかい?」
「え、よく解りましたね。まだ何も言ってないのに」
「マッドハッターの思考力を舐めてはいけないよ?性交をしていないかぎり、客の出入りと目的にも気付くのさ」
「それなら話が早いです。早速子供服をお願いします」
「オッケーさ、そこのマーチヘアの奥さんと一緒に仕立て部屋でエッチしてもらおうか?」
「はーい♪」
「エッチね、それなら問題無い……って何でエッチするのよ!」
「あれ?マーチヘアは性交が服着て歩いてるような存在じゃないの?」
「確かにそうですけど、今は普通に服が欲しいの」
「えー、満知子さん勿体ない。この部屋で交われば旦那さまとのペアルックが作れるのに。因みにぼくと初太の初めての共同作業の場所でもあるんだよ」
「誰もかれもエッチして服を購入してる人ばかりじゃ無いわよ」
「えーせっかくだからやろうよーまちこー」
「へーくんは黙ってて、とにかくお金は出しますから服を下さい」
「あたしの店は金銭での取引はしてないの」
「ハイ!?」
「この店は里の住民のために、ほぼ無料で服を提供する所なのさ」
「ほぼ無料って、ここにある全部が?」
「この里は男女問わず帽子及び燕尾服着用だから、仕立て部屋で交わることで服を作ること以外にも、試着のモデルになってその服を持ち帰りしてもいいし、目の前で情事を披露することで好きな服を購入出来る」
「前にコルヌを着せ替えしてたのもその一環なのか?」
「初太君鋭い、最近は王族風子供服を制作中で、モデルになってくれる男女を募集中さ」
「参ったわ、まさか金銭取引不成立とは。どうしようかな、へーくん子供化クッキー食べ過ぎたから暫くは元のカラダに戻れそうにないし」
「まちこ、だいじょうぶだよ」
「へーくん」
「てんちょうは『じょうじ』っていったんだ、つまりせっくすしなくてもおれたちがらぶらぶなところをみせてやればいいんだ!だよね、てんちょうさん」
「そうだよ、ボウヤ」
「よーし、さっそくまちこのてとくちでおれのおちんーー」
Uノ;`_´ レU ギロリッ
「き、きすでおねがいします」
「ええ、アタシが少し前屈みになるから」
(´3`)< んー Uノ ̄- ̄;レU …。
(´3`)(´レU チュッ
「ほっぺたかよ!」
「いいじゃない、ほっぺたでも」
「はっはっは、オッケーだ。好きな服一着持っていくといい」
「いいの!?」
「ついでに下着も二着サービスするよ」
「有り難うございます、へーくんは服を選んで、アタシは下着を選ぶから」
「むー、ふにおちん」
「平也、気にするなよ」
「だってよー」
「夫婦ならキスぐらい、どの箇所でもするだろ」
「そうだよな〜ん?はつた、おまえ……」
「どうした?」
「いや、なんでもない」
Μマドラ視点Μ
「満知子さん、下着コーナーで何を探しているの?」
「参ったわ、女物の下着が見つからないのよ。マドラさん、女物の場所知らない?」
「……えっ、女物ですか?」
「二着サービスだから、アタシが履くのショーツを探してて、パンティやTバッグでもいいけど」
「満知子さん、実はこの店には、えっと」
「どうしたのマドラさん、顔を赤くして」
「下着は、お、男物のしか置いてないんです」
「ハイ!?どうして?この里には女の子だっているんでしょ?」
「どうやら夫婦同士が男物の下着を履いて、定期的にお互いの下着を交換する習慣があるらしいです」
「まさか、マドラさんも男物を履いてるの?」
「履いてません!」
「マドラさん、声、大きい」
「す、すみません。だって恥ずかしいじゃないですか。里の風習とマッドハッターの本能で男装はしても、下着まではちょっと……」
「本能って、無理して男装しなくても」
「確かに私も最初は男物の服を着るのに抵抗があって、コルヌから男装のコツを教えて貰ったり、英雄の話を聞いて少しは吹っ切れましたけど」
「英雄?」
「この里が不思議の国に転送された時に、偶々巻き込まれた男装の麗人がいるようでして、彼女の名言に確か、え〜と」
「性交に性別は必要、それ以外に性別は不要」
「サンドラ店長」
「これが彼女の名言だよ、マドラちゃん。服を着るのも、誰かを想うのも、性別なんて関係ないのさ」
「性別は関係ない……」
「君たちの旦那は見た目で嫌うような男かい?」
「いえ、そんなことありません」
「アタシが色眼鏡を掛けてもへーくんは文句を言わず、寧ろ「照れ屋さんなんだから〜」と言いました」
「その通り、だから無理して下着を着用しなくてもいいのだよ。ズボンを脱げば直ぐに出来るしね♪」
「会話の中にさりげなく淫らな事を入れないで」
「照れ屋なマーチヘアだねぇ」
「着替え終わったぞ」
「どうだまちこ、しちごさんみたいだろ?」
「ハイハイ似合ってますよ。半ズボンの燕尾服」
「あの、もう暗いので、今夜は私と初太の家に泊まってください」
「いいの?マドラさん」
「はいっ」
「じゃあよにんでエッチしようぜ」
「「ダメ♪」」
「断る」
「そくとうかよ〜」
Μ続くΜ
14/03/21 21:51更新 / ドリルモール
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