少女兵士と女王様のハーレム参り(変化)
※魔王城・パール夫妻部屋※
※リーゼ視点※
「パール様、これが例の箱ですね?」
わたしはパールさん改めパール様に、足元にある白い箱について尋ねます。
表面にはピンク色の糸で刺繍された『ABС』の文字
少し横幅が広く、人間二人が敷き詰めて入れそうな大きさ
わたしを魔物へと変えるための箱。
「これは化粧箱。三人のリリムが共同して制作した特別な箱」
パール様が、箱の表面を優しく撫でます。
「リリムは魔王の娘。全ての魔物の魔力を持ち、人間の女性を好きな魔物に変えることが出来るの」
「つまり望めば好きな魔物になれるのですね?」
「ええ、リーゼちゃんは何になりたいの?」
「名前は判りませんが、少し興味がある種族がいて……」
ワイト達のカルタ大会で見た絵札の一枚、蜥蜴の戦士の事を説明します。
「成る程、リザードマンの事ね」
「リザードマン、雄の魔物ですか?」
「リザード『マン』だけど、れっきとした女性よ。魔王の代替により魔物は雌になったから」
「リザードマン……それでは早速」
「待って、リーゼちゃん。箱に入るには全裸になる必要があるの」
「え!?全裸に?」
「魔力を全身に馴染ませるためよ。それに箱に入るだけでは魔物化しないの」
「何か条件があるのですか?」
「それはね……」
「ただいまー魔力を沢山蓄えてきたぞー」
「丁度良かった、夫が帰ってきたわ」
「やぁリーゼちゃん、それは化粧箱……そうか、リーゼちゃんは魔物になる決心がついたのか」
「はいっ、宜しくお願いします、柴様」
わたしはもうすぐ夫になる柴様に頭を下げます。
「いいよ、別に畏まらなくても」
「いえ、ハーレムに入るからには礼儀を正しくしないと」
「まっいいか、よーし、いつヤるか?」
「今すぐよ」
二人が服を脱ぎ始めます。
「え?何するのですか?」
「何ってセックスだよ」
「私達二人のセックスで化粧箱は作動するの」
「さすが魔物娘ですね」
「さぁリーゼちゃんも裸になって」
わたしは服を脱ぎ、生まれたままの姿で箱に入ります。
「よし、今年の姫始めだ」
「いただきます」
箱の外から二人の会話と喘ぎ声が聞こえてきて、
わたしは少しずつ、深い眠りにつきました。
※夢の中※
わたしの目に映ったもの
黒馬の二角獣とその夫がベッドの上で契る光景
パール様と柴様です
人と馬、二つの裸体
人の上半身、白い肌は白真珠
馬の下半身、黒い毛は黒真珠
白と黒が交じる二面性の顔
白は夫を純愛へ導く純粋な願い
黒は夫を淫蕩へ誘う不純な欲望
頭部に生えた二本の角は、光と闇の二重奏
ブロンドの髪は美しく束ねられ、首から見えるうなじは隠れた宝石
首から下は、形を整えた二つの果実が実り
果実の先端は綺麗に直立した突起
はっきりと見える乳腺
色は綺麗な桜
果実を支えるくびれは美しく、しがみつけば弾力の肌が腕を優しく包み込むでしょう
くびれと黒馬、白真珠と黒真珠の境目
境目のクレパスからは蜜が溢れ、中は魅惑的な桃色の世界
綺麗……
パール様の裸体を味わえる柴様は何て幸せなのでしょう
そんな柴様から愛される魔物達もまた幸せだと思います
柴様の両手がパール様の果実を優しく収穫します
今まで沢山の魔物達の身体に触れてきた手
幾度の経験を重ねてきた手が、胸と一緒にパール様を喜びに浸らせます
パール様も柴様の堅い肉棒を優しく、強く、淫らに刺激を与えます
自分が感じた快楽を夫にも与えるかのように
柴様の表情も浸けてきて、収穫のペースを早めます
パール様の突起は限界まで隆起し
柴様の肉棒は最上階まで建設を終え
肉棒は空のクレパスへ侵食されます
パール様は挑発的に身体の上下運動を行い自らの襞で、愛夫の陰茎を刺激し
柴様も負けじと腰を浮かせて自らの肉棒を愛妻の子宮に打ち込みます
パール様も全身を上下に、上下に、上下に
柴様も打ち込みを強く、強く、強く
お互いの快感を、愛する人へ返します
ヤられる度に、ヤリ返す
まさにバイコーン……返……し……
あっ、熱い
身体が、熱い
子宮が、疼く
気持ちいい……
わたしの身体が熱くなります
熱の正体はすぐに察しました
魔物へと生まれ変わるのだと
耳の形が変わり
腕の皮膚が緑の鱗となり
足も爬虫類の足へと進化し
お尻の辺りが痒くなり蜥蜴の尻尾が生え
不思議と自分の変化に恐怖を感じませんでした
ましてや
子宮が疼く性感と
美しく生まれ変わる快感と
どんな愛でも許される解放感と
戦士として生きることが出来る使命感と
自分を見失うことは無い安心感に包まれました。
※※※
わたしは夢から覚めました。
いや、夢ではありません。
夢と同じく、
わたしはリザードマンに生まれ変わったのです。
「おはようございます。パール様柴様」
わたしは箱から出て、二人に挨拶します。
(-_-)zz(-_-)zz
「……お二人共寝てる」
わたしは箱の傍にある巫女服に気付きました。
「これを着るのね」
わたしは巫女服を着用し、お二人を起こさないよう、そっと部屋を出ます。
「まずはメシャスさんに挨拶しに行こう」
わたしはハーレム部屋へ続く赤い門を押します。
「結構重い」
両腕を使って門を押し、僅かに空いた隙間から入ります。
※ハーレム部屋※
「開けたら閉める」
閉門して振り替えると、
「わーい」
「わーい」
アリスを筆頭に、幼妻達が紐を引っ張り薄紙を浮遊させていました。
中には昨日見たワイトの少女も。
「何の遊びだろう?」
「凧上げです」
「あっ、ラーモさん。おはようございます」
「おはようございます。リーゼさん」
「ラーモさん、たこあげって?」
「凧を紐で引っ張って空へと高く上げる遊びです」
「パール様が浮いたー」
「若様の嫁負けるなー」
天井ではパール様を型通った凧と魔物娘凧三つが浮かび、
「姫君上がれー」
「煌羅上がれー」
「若様はやく上がれー」
地上ではラージマウス達が、せっかちに走ります。
「みんなー周りに注意してねー」
「「「はーい、ラーモさん」」」
「ほのぼのする遊びですね」
「ほのぼのだけではなく、エロもありますよ。昨日はクノイチが柴様と共に人間凧上げと精液撒きを行い、ラージマウス達が精液塗れになりました」
「ところでメシャスさんは?」
「メシャスさんは依頼内容の確認をしています」
「依頼?」
「外部からの依頼でーー」
「おい、そこの二人」
唐突にわたし達を呼ぶ声。
振り向くと、まるで一国の女王のような衣装を身に纏った褐色の女性が立っていました。
ただ、千鳥足でふらつき
手には酒瓶を持ち
顔を赤くして
女王とは程遠い威厳の無い表情でした。
「ファインさん、私達に何か御用ですか?」
ラーモさんがファインと言う名の魔物に尋ねます。
「何かとは何じゃヒック余はカコノ王国の女王じゃぞヒックゴクゴク……酒が足りんヒック酒をもってこいヒック」
「あの〜酒はもうそれくらいで……」
ラーモさんがファインさんの飲酒を止めますが、
「何じゃヒック使用人の分際でヒック余に口出しするなぁヒック」
「飲み過ぎは身体に悪いですよ」
「余に逆らう愚か者め罰を与えるヒック」
ファインさんが杖を高く振りかざし、
振り下ろす前にわたしが杖を握って止めました。
「何をしているのですか貴女は!」
わたしは彼女に向かって怒鳴りました。
「同じ夫を愛する魔物に手を出すなんて」
「何を言うておるヒック余は王じゃヒック国を支える王者ヒック旧時代から魔物と人間の争いを見てきたファラオ……ヒック!」
ファインさんの表情が急変しました。
「あっ」
酔いすぎて吐き気がしたのかと思いましたが、
「ああん……」
それは不快感よりも、快楽の表情で……。
「感じるぅ」
ファインさんが下半身に手を当てており、
「……!!」
わたしは驚愕しました。
ファインさんの股間に緑色の筒が刺さっていたのです。
『それは門松の竹筒よ』
ファインさんの後方にメシャスさんが姿を現しました。
「門松?」
「正月に玄関の前に立てられてるモノよ」
「あっあっ、肉棒が、我が主の肉棒が下着越しでぐりぐりとぉ」
ファインさんが口をだらしなく開け涎を垂らしています。
「リーゼちゃんに門松を見せてあげる」
「はい、見せてください」
「私は幼妻達とファインさんの面倒を見ています」
ファインさんはラーモさんに任せ、わたしはメシャスさんについて行きました。
※門松※
「これが門松ですか?」
「そうよ」
「竹筒の先端がキノコ状に加工されていてとっても卑猥……ごくり」
「本来の竹筒は斜め状にカットだけど、ハーレム用として柴様の陰茎を再現したの」
ふと、門松の根元に生えている目玉がついた触手に気付きました。
「触手さん、こんにちは」
「それはテンタクル・ブレイン。知能を持つ触手よ」
「へぇー、テンタ君は何が出来ますか?」
わたしはテンタ君の頭を優しく撫でます。
するとテンタ君は返事をするかのように触手を動かし、
竹筒三本が打ち上がり、遠くへ飛びました。
「メシャスさん、今のは?」
「あの竹筒は誘導弾にもなるの。未挿入の妻を探して、チンポの代わりに膣をねじ込むの」
アアーン
マンコニチンポガハイッテル
キモチイイ
遠くから三者の喘ぎ。
「イクわよ、リーゼちゃん」
「はいメシャスさん」
わたしは竹筒の快楽を受けている妻の下へと向かいました。
※
竹筒に犯されていたのは、以前見たドラゴン,龍,そしてワイバーンでした。
「三人共、快楽に浸るメストカゲになってる……」
「柴様の性器を再現してるもの。竜のプライドなんてないも同然よ」
「いいなー気持ちよさそうでグビグビ」
「ワームが酒飲みながら羨ましそうにドラゴン達を見てる」
アー オー
ェー ゥー ァ-
ヨー ウー オー
オー ォー ェー ェー
ウー ゥー アー
彼方からゾンビの大群が現れ、竹筒に群がります。
「流石ゾンビね。竹筒を柴様のチンポと勘違いしちゃって」
「皆さ〜んそれは偽物ですよ〜」
「一人だけ群がってないゾンビがいる……あの、貴女は?」
「初めまして〜ワタシはポワイです〜」
「ゾンビにしては知能がありますね」
「はい〜最近自我に目覚めて〜」
「ヒック!アタイもオチンポ欲しいよー!ヒック」
泥酔のワームが暴走しました。
ゾンビ達が右往左往に逃げ回り、ポワイさんが転倒します。
「きゃ〜」
「ポワイさん、大丈夫ですか?」
「平気です〜ゾンビなので〜」
「仕方ないわね」
メシャスさんの紐が、ワームを束縛します。
「柴様のチンポー!」
「何時もより力強い…きゃっ」
ワームは渾身の力で紐を千切り、出入口に向かって爆走しました。
「出入口には凧上げをする幼妻達が、行かなきゃ」
わたしは駆け出します。
速い
疾い
迅い
人間の時とはスピードの桁が違う
これが蜥蜴の戦士
これが魔物娘
「待ちなさぁぁぁぁい」
ワームに追い付いたわたしは、尻尾を掴み、足に力を入れブレーキをかけます
勢いが落ちない
わたしには無理なの?
パール様のように魔物を止める事が出来ないの?
「いや、止めてみせる」
蜥蜴の腕力を込め、少しずつ減速させ
凧上げする幼妻の目前で
「止まれぇぇぇ!」
ワームの進行方向と正反対の力で
大きく投げ飛ばしました。
地龍の地響きが部屋に響き、地面を反響します。
「はぁはぁ……」
わたしは呼吸を整え、倒れたワームに向かって、
「周りの魔物に迷惑を掛けてはいけません!」
注意しました。
「は、はい……」
ワームの酔いは醒めていました。
「ワームを止めるなんて…ヤルわねリーゼちゃん」
メシャスさんは感心していました。
※???視点※
巫女服を着た彼女はその一部始終を遠くから見て、
「止めて怒鳴る姿は、正に止蜴戦士&リザー怒鳴るマン♪」
尻尾に炎を灯して燃え上がらせた。
※続く※
※リーゼ視点※
「パール様、これが例の箱ですね?」
わたしはパールさん改めパール様に、足元にある白い箱について尋ねます。
表面にはピンク色の糸で刺繍された『ABС』の文字
少し横幅が広く、人間二人が敷き詰めて入れそうな大きさ
わたしを魔物へと変えるための箱。
「これは化粧箱。三人のリリムが共同して制作した特別な箱」
パール様が、箱の表面を優しく撫でます。
「リリムは魔王の娘。全ての魔物の魔力を持ち、人間の女性を好きな魔物に変えることが出来るの」
「つまり望めば好きな魔物になれるのですね?」
「ええ、リーゼちゃんは何になりたいの?」
「名前は判りませんが、少し興味がある種族がいて……」
ワイト達のカルタ大会で見た絵札の一枚、蜥蜴の戦士の事を説明します。
「成る程、リザードマンの事ね」
「リザードマン、雄の魔物ですか?」
「リザード『マン』だけど、れっきとした女性よ。魔王の代替により魔物は雌になったから」
「リザードマン……それでは早速」
「待って、リーゼちゃん。箱に入るには全裸になる必要があるの」
「え!?全裸に?」
「魔力を全身に馴染ませるためよ。それに箱に入るだけでは魔物化しないの」
「何か条件があるのですか?」
「それはね……」
「ただいまー魔力を沢山蓄えてきたぞー」
「丁度良かった、夫が帰ってきたわ」
「やぁリーゼちゃん、それは化粧箱……そうか、リーゼちゃんは魔物になる決心がついたのか」
「はいっ、宜しくお願いします、柴様」
わたしはもうすぐ夫になる柴様に頭を下げます。
「いいよ、別に畏まらなくても」
「いえ、ハーレムに入るからには礼儀を正しくしないと」
「まっいいか、よーし、いつヤるか?」
「今すぐよ」
二人が服を脱ぎ始めます。
「え?何するのですか?」
「何ってセックスだよ」
「私達二人のセックスで化粧箱は作動するの」
「さすが魔物娘ですね」
「さぁリーゼちゃんも裸になって」
わたしは服を脱ぎ、生まれたままの姿で箱に入ります。
「よし、今年の姫始めだ」
「いただきます」
箱の外から二人の会話と喘ぎ声が聞こえてきて、
わたしは少しずつ、深い眠りにつきました。
※夢の中※
わたしの目に映ったもの
黒馬の二角獣とその夫がベッドの上で契る光景
パール様と柴様です
人と馬、二つの裸体
人の上半身、白い肌は白真珠
馬の下半身、黒い毛は黒真珠
白と黒が交じる二面性の顔
白は夫を純愛へ導く純粋な願い
黒は夫を淫蕩へ誘う不純な欲望
頭部に生えた二本の角は、光と闇の二重奏
ブロンドの髪は美しく束ねられ、首から見えるうなじは隠れた宝石
首から下は、形を整えた二つの果実が実り
果実の先端は綺麗に直立した突起
はっきりと見える乳腺
色は綺麗な桜
果実を支えるくびれは美しく、しがみつけば弾力の肌が腕を優しく包み込むでしょう
くびれと黒馬、白真珠と黒真珠の境目
境目のクレパスからは蜜が溢れ、中は魅惑的な桃色の世界
綺麗……
パール様の裸体を味わえる柴様は何て幸せなのでしょう
そんな柴様から愛される魔物達もまた幸せだと思います
柴様の両手がパール様の果実を優しく収穫します
今まで沢山の魔物達の身体に触れてきた手
幾度の経験を重ねてきた手が、胸と一緒にパール様を喜びに浸らせます
パール様も柴様の堅い肉棒を優しく、強く、淫らに刺激を与えます
自分が感じた快楽を夫にも与えるかのように
柴様の表情も浸けてきて、収穫のペースを早めます
パール様の突起は限界まで隆起し
柴様の肉棒は最上階まで建設を終え
肉棒は空のクレパスへ侵食されます
パール様は挑発的に身体の上下運動を行い自らの襞で、愛夫の陰茎を刺激し
柴様も負けじと腰を浮かせて自らの肉棒を愛妻の子宮に打ち込みます
パール様も全身を上下に、上下に、上下に
柴様も打ち込みを強く、強く、強く
お互いの快感を、愛する人へ返します
ヤられる度に、ヤリ返す
まさにバイコーン……返……し……
あっ、熱い
身体が、熱い
子宮が、疼く
気持ちいい……
わたしの身体が熱くなります
熱の正体はすぐに察しました
魔物へと生まれ変わるのだと
耳の形が変わり
腕の皮膚が緑の鱗となり
足も爬虫類の足へと進化し
お尻の辺りが痒くなり蜥蜴の尻尾が生え
不思議と自分の変化に恐怖を感じませんでした
ましてや
子宮が疼く性感と
美しく生まれ変わる快感と
どんな愛でも許される解放感と
戦士として生きることが出来る使命感と
自分を見失うことは無い安心感に包まれました。
※※※
わたしは夢から覚めました。
いや、夢ではありません。
夢と同じく、
わたしはリザードマンに生まれ変わったのです。
「おはようございます。パール様柴様」
わたしは箱から出て、二人に挨拶します。
(-_-)zz(-_-)zz
「……お二人共寝てる」
わたしは箱の傍にある巫女服に気付きました。
「これを着るのね」
わたしは巫女服を着用し、お二人を起こさないよう、そっと部屋を出ます。
「まずはメシャスさんに挨拶しに行こう」
わたしはハーレム部屋へ続く赤い門を押します。
「結構重い」
両腕を使って門を押し、僅かに空いた隙間から入ります。
※ハーレム部屋※
「開けたら閉める」
閉門して振り替えると、
「わーい」
「わーい」
アリスを筆頭に、幼妻達が紐を引っ張り薄紙を浮遊させていました。
中には昨日見たワイトの少女も。
「何の遊びだろう?」
「凧上げです」
「あっ、ラーモさん。おはようございます」
「おはようございます。リーゼさん」
「ラーモさん、たこあげって?」
「凧を紐で引っ張って空へと高く上げる遊びです」
「パール様が浮いたー」
「若様の嫁負けるなー」
天井ではパール様を型通った凧と魔物娘凧三つが浮かび、
「姫君上がれー」
「煌羅上がれー」
「若様はやく上がれー」
地上ではラージマウス達が、せっかちに走ります。
「みんなー周りに注意してねー」
「「「はーい、ラーモさん」」」
「ほのぼのする遊びですね」
「ほのぼのだけではなく、エロもありますよ。昨日はクノイチが柴様と共に人間凧上げと精液撒きを行い、ラージマウス達が精液塗れになりました」
「ところでメシャスさんは?」
「メシャスさんは依頼内容の確認をしています」
「依頼?」
「外部からの依頼でーー」
「おい、そこの二人」
唐突にわたし達を呼ぶ声。
振り向くと、まるで一国の女王のような衣装を身に纏った褐色の女性が立っていました。
ただ、千鳥足でふらつき
手には酒瓶を持ち
顔を赤くして
女王とは程遠い威厳の無い表情でした。
「ファインさん、私達に何か御用ですか?」
ラーモさんがファインと言う名の魔物に尋ねます。
「何かとは何じゃヒック余はカコノ王国の女王じゃぞヒックゴクゴク……酒が足りんヒック酒をもってこいヒック」
「あの〜酒はもうそれくらいで……」
ラーモさんがファインさんの飲酒を止めますが、
「何じゃヒック使用人の分際でヒック余に口出しするなぁヒック」
「飲み過ぎは身体に悪いですよ」
「余に逆らう愚か者め罰を与えるヒック」
ファインさんが杖を高く振りかざし、
振り下ろす前にわたしが杖を握って止めました。
「何をしているのですか貴女は!」
わたしは彼女に向かって怒鳴りました。
「同じ夫を愛する魔物に手を出すなんて」
「何を言うておるヒック余は王じゃヒック国を支える王者ヒック旧時代から魔物と人間の争いを見てきたファラオ……ヒック!」
ファインさんの表情が急変しました。
「あっ」
酔いすぎて吐き気がしたのかと思いましたが、
「ああん……」
それは不快感よりも、快楽の表情で……。
「感じるぅ」
ファインさんが下半身に手を当てており、
「……!!」
わたしは驚愕しました。
ファインさんの股間に緑色の筒が刺さっていたのです。
『それは門松の竹筒よ』
ファインさんの後方にメシャスさんが姿を現しました。
「門松?」
「正月に玄関の前に立てられてるモノよ」
「あっあっ、肉棒が、我が主の肉棒が下着越しでぐりぐりとぉ」
ファインさんが口をだらしなく開け涎を垂らしています。
「リーゼちゃんに門松を見せてあげる」
「はい、見せてください」
「私は幼妻達とファインさんの面倒を見ています」
ファインさんはラーモさんに任せ、わたしはメシャスさんについて行きました。
※門松※
「これが門松ですか?」
「そうよ」
「竹筒の先端がキノコ状に加工されていてとっても卑猥……ごくり」
「本来の竹筒は斜め状にカットだけど、ハーレム用として柴様の陰茎を再現したの」
ふと、門松の根元に生えている目玉がついた触手に気付きました。
「触手さん、こんにちは」
「それはテンタクル・ブレイン。知能を持つ触手よ」
「へぇー、テンタ君は何が出来ますか?」
わたしはテンタ君の頭を優しく撫でます。
するとテンタ君は返事をするかのように触手を動かし、
竹筒三本が打ち上がり、遠くへ飛びました。
「メシャスさん、今のは?」
「あの竹筒は誘導弾にもなるの。未挿入の妻を探して、チンポの代わりに膣をねじ込むの」
アアーン
マンコニチンポガハイッテル
キモチイイ
遠くから三者の喘ぎ。
「イクわよ、リーゼちゃん」
「はいメシャスさん」
わたしは竹筒の快楽を受けている妻の下へと向かいました。
※
竹筒に犯されていたのは、以前見たドラゴン,龍,そしてワイバーンでした。
「三人共、快楽に浸るメストカゲになってる……」
「柴様の性器を再現してるもの。竜のプライドなんてないも同然よ」
「いいなー気持ちよさそうでグビグビ」
「ワームが酒飲みながら羨ましそうにドラゴン達を見てる」
アー オー
ェー ゥー ァ-
ヨー ウー オー
オー ォー ェー ェー
ウー ゥー アー
彼方からゾンビの大群が現れ、竹筒に群がります。
「流石ゾンビね。竹筒を柴様のチンポと勘違いしちゃって」
「皆さ〜んそれは偽物ですよ〜」
「一人だけ群がってないゾンビがいる……あの、貴女は?」
「初めまして〜ワタシはポワイです〜」
「ゾンビにしては知能がありますね」
「はい〜最近自我に目覚めて〜」
「ヒック!アタイもオチンポ欲しいよー!ヒック」
泥酔のワームが暴走しました。
ゾンビ達が右往左往に逃げ回り、ポワイさんが転倒します。
「きゃ〜」
「ポワイさん、大丈夫ですか?」
「平気です〜ゾンビなので〜」
「仕方ないわね」
メシャスさんの紐が、ワームを束縛します。
「柴様のチンポー!」
「何時もより力強い…きゃっ」
ワームは渾身の力で紐を千切り、出入口に向かって爆走しました。
「出入口には凧上げをする幼妻達が、行かなきゃ」
わたしは駆け出します。
速い
疾い
迅い
人間の時とはスピードの桁が違う
これが蜥蜴の戦士
これが魔物娘
「待ちなさぁぁぁぁい」
ワームに追い付いたわたしは、尻尾を掴み、足に力を入れブレーキをかけます
勢いが落ちない
わたしには無理なの?
パール様のように魔物を止める事が出来ないの?
「いや、止めてみせる」
蜥蜴の腕力を込め、少しずつ減速させ
凧上げする幼妻の目前で
「止まれぇぇぇ!」
ワームの進行方向と正反対の力で
大きく投げ飛ばしました。
地龍の地響きが部屋に響き、地面を反響します。
「はぁはぁ……」
わたしは呼吸を整え、倒れたワームに向かって、
「周りの魔物に迷惑を掛けてはいけません!」
注意しました。
「は、はい……」
ワームの酔いは醒めていました。
「ワームを止めるなんて…ヤルわねリーゼちゃん」
メシャスさんは感心していました。
※???視点※
巫女服を着た彼女はその一部始終を遠くから見て、
「止めて怒鳴る姿は、正に止蜴戦士&リザー怒鳴るマン♪」
尻尾に炎を灯して燃え上がらせた。
※続く※
14/01/08 22:06更新 / ドリルモール
戻る
次へ