童貞は奪われる物?処女は捨てる物?
此の世に生を受けて27年。そう、27年だ。俺の27年間は一体なんだったんだ。周囲を見ればカップルだらけで、しかもほとんどが結婚してるというのに俺は付き合うどころか、女とまともに会話した事ないし、触れた事すら無い。親父達の若い頃みたいに魔物娘が居なくて結婚するだけでも必死だった時代じゃないってのに、友人知人の間では俺だけが独身になってしまった。なんで俺だけこうなっちまったんだろうな。
「な〜〜んで、こんな事になってんだろな、俺・・・」
「そりゃお前が悪いんだろ?好みの欄に『清き乙女求む!!』なんて書くからだよ」
「それの何が悪いってんだ。男だったら一度は誰でも思う事だろうが」
「はぁ…周りを良く見ろよ・・。お前の童貞を奪おうとして殺気立ってるのが結構居るんだぞ。清き乙女とか言う前にさっさと誰かに喰われてこいよ」
御断りだ。俺は意地でも清き乙女に出逢ってやる。例え何年掛かっても・・30歳までには・・見付かるといいな・・。
「ああ・・わかったわかった。夢見るのもいいが、早い内に現実を見ろよ?・・あぁ、そうそう。珈琲飲んでこの店出たら速攻でダッシュしろよ?」
「あぁ?何言ってんだ?」
「後ろに居るセイレーンとハーピーが涎垂らしてるぞ。たぶんお前の童貞を狙ってるようだからな…」
「貴重な情報サンクス…」
それじゃ会計済ませて出たほうがいいな。って、レジ打ちのダンピールの目が怖い。
「今日は俺の奢りだから、先に店出ててくれよ」
俺にアイコンタクトを送りながら、早く帰れと促してくれる友人に感謝。それじゃあ・・せーのっ!!
「んじゃ、先にいつものとこに行ってるからな!」
もちろんこれは嘘。店を出た瞬間、俺は弾けるようにして家までダッシュ。後ろから複数の声が聞こえてくるがひたすらに家まで走る。何度も無意味に角を曲がりひたすら追っ手を撒く。どうやらなんとか撒いたようだ。だが安心は出来ない。いつ見付かるかわからないので必死に家まで走る。
「・・・はぁー・・はぁー・・、今日もなんとか・・」
家に到着するなり玄関の鍵を3重に掛け窓という窓を全てロック。これで良し。おっと、ゴースト対策に御札も貼っておこう。これで俺の童貞は護られる。まだ見ぬ清き女に逢う為にも大切にしておかないと。それに後3年護り続ける事が出来れば本当に魔法使いになれるのかも試してみたいし。
「魔法使いか・・いいな。世界を守っている最中に美女と出逢って恋に落ちるみたいなシチュも最高かも・・」
俺の妄想がマッハで最高の気分だぜHuuuuuuuu!!ん、なんかガンガン五月蝿いな。おおぅ、窓にゴーストが何人も張りついてる。
「妄想ならあたし達に任せなさいよ!!一瞬で昇天させてあげるんだから!」
「要らんわ!!早く帰れ!」
「この御札邪魔なの!!」
むぅ、・・・もう一枚貼っておくか。ぺたり、と・・。
「ああっ!?なんて事すんのよー!入れないじゃないの!」
これで良し。カーテンも閉めて見えないようにしておこうか。外で何か叫んでるが気にしない。30分もすれば諦めて帰ってくれるだろうし。しっかし暇だよなあ。最近あまり外出してないし、かと言って出れば今日みたいに追いかけられる。おまけに窓の外にはゴーストがテンコ盛り。息つく暇もありゃしない。
「なんかいい暇潰しないかなー」
暇潰しにちょっとだけゲームでもしてみっか。って、最近のゲームって全部エロゲーだったな。やめとこ。・・・な〜〜んてな、昔親父がやってたシューティングがあるんだよな〜♪
「おおっ!はっ・・すげー迫力だなぁ・・。親父が・・・おっと!若い頃・・ゲーム好きで良かったぜ・・ほっ!・・今じゃ・・手に入らない物・・っととと・・ばかりだしな」
親父いい趣味してたんだな、これすっげー面白いし、刺激ありすぎだぞ。あああ・・・やられた。
「はぁー・・すっげー面白かった!また今度親父の部屋からこっそり持ってくるか」
「そうかそうか、面白かったか」
「おう、すっげー最高だったわ。もっと他のやつもやってみてえ」
「そうかそうか・・・だが駄目だ」
あれ?俺、誰と喋ってんだ・・、それになんで背後から親父の声が。
「・・・・んげっ!?親父仕事じゃなかったんかよ!?」
「俺の秘蔵のゲームを勝手に持ち出してたのはお前か・・全く」
ああああ・・・・お、俺の楽園が去っていく・・。今じゃもう二度と手に入らないと言われてる有名なRPGやシューティングがああ・・・。くそっ・・、まぁいい。またこっそり親父の部屋から拝借してやる。さて、困ったな。またもや暇になってしまったか。ふぅ・・・、金は持ってるのに外出出来ない身が悔しい。今日みたいに喫茶店に行けば、そこらじゅうから視線を浴びせられるし、本屋に行けば本の中からインプが飛び出してきたし、一番最悪だったのは空からワイバーンが急降下してきた時だな。着地と同時に地面が抉れてちょっとびびったぞ。漏らしかけたのは内緒だ。
「まだ1時を過ぎたばかりか。親父に秘蔵のゲーム持っていかれちまったし、する事が無くなったな」
とりあえずカーテンを開けてみる。誰も居なかった。これはこれで少し寂しい気もするが、童貞を守る為だからしょうがない。俺の初めては清き乙女に捧げるって昔から決めてたしな。・・・そんな女どこ探しても居ねぇけど。どこかにいい女居ないかなあ。例えるなら、そう・・純白が似合ってて髪はさらさらで触るだけで興奮しそうな。それでいて控え目な性格で母性が強くて慎み深くて少しだけ嫉妬深いなら最高だよ。
「・・・居るわけないか、そんな都合のいい女」
軽く溜息を吐いて床に転がる。フローリングの床が独り身の俺の体に冷たく響くぜぇ・・。他の連中は今頃ベッドの上か布団の中で暖まってるんだろうな。今日みたいな寒い日は尚更篭ってるんだろうし。はぁ、寂しいねぇ・・。TVでも見て無駄に一日を過ごしますかねー。・・・うわ、TVすっげーつまんねぇし。しょうがねえ、ちょい無茶かもしれんけど出掛けよう。襲われませんように。
「どこ行こうかな・・・」
あの本屋はもう行けないし、お気に入りだったビリヤード場も今じゃ魔物娘だらけだしな。独りカラオケなんてしようもんなら速攻で雪崩れ込んできて明日にゃ何人と夫婦になってるやら。流石にハーレムは作りたくない。
「俺、・・・どこに行けばいんだ?」
自問自答しても解らない謎だ。まず、身の安全から考えなきゃならんてあかんだろ。考えてもしょうがないし、どこかに出掛けよう。おぅ、空が澄みきって綺麗だな。
「どっこにでっかけましょー『あっ!居たぁーーーー!!』・・・戦略的退避!!」
俺のダッシュ能力を舐めんなよ!ゴースト程度なら一瞬で撒けるぜ!うおりゃあああああああ!!って、壁擦り抜けてやがる!?このままじゃ追い付かれる・・。おっ?いい逃げ場はっけ〜ん♪
「うわぁ〜〜♪男の人いっぱいだぁ〜〜♥」
許せ・・・、休日返上で体育館に来てた剣道青年達。俺にはまだやるべき事が残っているんだ。だが、これでゴーストは撒けたな。さて、どこ行こうか。
「時間潰せて、尚且つ安全な所ってどこだろうな?」
最近は家もやばくなってきたし、どこかに安全地帯は無いもんだろうか。以前は人込みの中だったら安全だろうと思ってたけど、後ろから何人もの魔物娘が尾行してたのは怖かった。あれ気付かなかったら今頃キャッキャウフフ状態になってたんじゃないだろうか。それはそれで楽しい一生を送れたかも知れないが・・やはり俺は純白が似合う乙女と出逢いたいんだ。どこかに俺の希望通りの女性が居ないかな。
「ぉ、そうだ。あそこなら絶対に大丈夫だ」
そういやここからちょっと南寄りに行った所に新装開店の店があったな。タバコ臭い所に魔物娘はあんまり近寄ってこないだろうし、一番安全だ。たまにはちょっとぐらい羽目を外してみっか。何を打とうかなー♪
「あれ?おっかしいな・・、確か此処にあったはずなんだけど」
先日見かけた時は、確かにこの辺にあったはずなんだけどな?どう見てもオフィスビルだよな?俺の勘違いか?それとも、もう少し先のほうだったか?って、あった!なんだ、やっぱり俺の勘違いだったのか。さぁ〜て、何を打ちますかねー。
「・・・・」
やっべー・・、すげえ姉ちゃんが店の前に居るし。なんなんだよ、あのプラチナの髪とか反則だろ。しかも顔なんて反則超えてチートじゃねぇか。どっかの女神降臨なのか、と叫びたいぜ。しかもおっぱい!でけぇよ!あれ絶対に100ぐらいあるだろ。それにあの尻!ムッチムチだぞ。やべ、チンコ勃っちまった。
「あ、いらっしゃいませ。本日は当店に足をお運び頂きありがとうございます♪・・・御客様、どうかなされましたか?」
「な、なんでも無いです!」
あかーん・・・、このまま居たら抜きたくなってくる。早く店に入ろう。ありゃ?客は俺一人だけなの?もしもーし、誰か居ませんかー?マジで俺一人だわ。
「おっかしーなあ?前見た時はもっと客が居たはずなんだけど・・・それに全然ヤニ臭くない」
それはそれでいいか、俺はタバコ吸わないしちょうどいい。んで、何打つかな。全台魔物娘シリーズか・・・なかなかいい趣味してるじゃないか。あー、こりゃまいったな。俺の好きそうなタイプの台ばかりで迷っちまう。ちょっとぶらぶらして〜、おっと・・これは。
「・・・童貞CUPって・・・あまりにも狙いすぎだ」
でも、これは・・お、魔物娘達がレースする台なのか!レースと言えばやはりケンタウロスとか走るんだろうな。超期待しちまう。これに決めた!負けてもいいからジャンジャン打つぞ。さあて、閉店まで頑張るかー。
「どんなレースをしてくれるのやら」
んじゃ、景気良く万札ぶちこんでやる。は〜、久しぶりに聞く玉が出てくる音。ハンドルゆっくり回して〜、おっし、この辺りか。いい感じに玉が流れてるな。よし、回りだしたか。ふんふん、やはりケンタウロスにナイトメアか。ユニコーンにバイコーンだろ・・・んで、ヘルハウンドとマンティコアにクノイチに白蛇・・・、アマゾネスとコカトリスか。足速そうなのばかり揃ってるな。お、しょっぱなからリーチ来たか。
「クノイチリーチか・・、って、いきなりレース発展かよ!期待していいのか!?」
『ふっ・・・我は一陣の風・・・いざ参る!!』
競馬と同じ感じでレースするのか。結構凝ってる作りなんだな。と、スタートした!
『我の動き・・・・見切れまい!!』
おおおおおっ!?すっげー速いぞ!言うだけあってトップじゃないか。そのまま一気に突き進め!
「おっしゃー、第3コーナーぶっちぎりだ。あ、後ろからアマゾネスが!?」
『野生の力を・・・舐めるなよ?』
『それは御互い様だ・・・』
いけっ!そのまま突っ切れ!・・・・ッ!?ど、同時ゴールだと・・?これはまさか・・写真判定オチとか言うんじゃないだろうな・・。
『只今の判定は〜・・・』
「当れ当れ〜・・・」
『胸の差でアマゾネスでした!!』
「なんじゃそりゃああああああ!!」
でも、アマゾネスのおっぱいでかかったな・・・。うんうん・・・いいおっぱいでした。まぁ、打とう。ふんふん・・・やっぱ一発目のリーチ外したらなかなか来なくなったな。ま、これぐらいシビアじゃないと打ってる気がしないからいいけど。次に期待期待。
「早いな・・・、速攻で7千円呑まれたか」
見た目ゆるそうな台なのに結構呑んでいくな。やっとリーチ来てくれたか。おっしゃー、ヘルハウンドとマンティコアのダブルリーチか!いいね、いいねぇ・・っと、またレース発展か。・・・今度は絶対当ってくれるだろうなあ。この二人の接戦だったら確実だろうし。と、スタートした!
『いっただきー♪』
「お、マンティコアが幸先いいダッシュしてるじゃないか」
おお、これなら意外といいとこまで行ってくれるかもしれない。他の邪魔さえなければ・・。
『らっくしょー!』
コーナーを楽々とクリアか、これなら当るか。・・・・て、やっぱ邪魔がき・・おお!?ヘルハウンドが追いついてきてる!これアタリ確定じゃねぇの!?アタリ絵柄が2つ同時に走ってきてるし、これって完璧だろ!!
「おっしゃー!アタリ確定した・・・・・・ぜ・・・??」
『アタシが先だ!』
『アタイが先だってんだろ!!』
「・・・あれ・・なんでこの二人ゴール前で取っ組み合いの喧嘩してんの・・」
『お先に失礼〜』
ああああああああああ!二人が喧嘩してる最中に白蛇が・・・ゴール・・。こんなのってありかよおお!普通そこまでいったら絶対にどっちかは当るはずだろ!詐欺だ!ちくしょう!!
「あまりにも最悪すぎる結末・・・これは想像出来んかった」
くそっ!こうなったら何が何でも当ててやろうじゃないか。更に万札追加してやる。次こそは余計な事すんなよ〜。
「・・・やべ、2万呑まれた。しかもリーチ来なくなった・・」
少し熱くなりすぎた。少しだけ深呼吸して落ち着こう。・・・よし、落ち着いた。んじゃ、もう一枚追加してやるよ。
「負け確定かー・・・、そろそろいい時間になってきたし、打ち終わったら帰るか」
そろそろいい加減に激熱リーチでも来てくれんかな、残り三千円だし・・・、ん?レース予想だと?
「次のレースで勝つキャラクターを予想してください・・・・?」
10人の中から誰か選べってか。いきなり選べっていってもなぁ・・・、って、ちょっと待て!?10・・9・・8・・ってまさかカウントダウンか!えとええと・・6・・5・・、ああ、くそっ!!ああ、決めれないまま出走しちまう・・・。2・・1・・、超俺好みのコイツに決める!
『貴方の勝利予想は3番のユニコーンに決まりました』
「・・・はぁ〜、なんとか間に合ったな・・。でも・・勝てそうな雰囲気ないよなぁ。なんだかぼぉ〜〜としてるし、走る気無さそうな感じだしなあ」
ま、しょうがないか。当らん時は当らん。
『さぁ、一斉にスタート!!』
「・・・・ほらな、一番後ろ走ってるし・・。うーわ・・、すっげー覇気の無い走り方。こりゃ完全にハズレだな」
あ〜ぁ、欠伸しながら走ってるし・・・・、ちょっと幻滅だなあ。ユニコーンって神聖なる処女ってイメージがあったのに。
「童貞捨てるなら、ユニコーンもいいかなーとか思ってたけど・・・ま・・無理な話か」
『・・・・!?』
え?え?なんで急に走りが良くなったんだ!?しかも目付きが鋭くなって凛々しさが溢れてるし!顔付きが頼れる御姉様系になってる!さっきまでとのギャップがすげぇ。速っ!速過ぎだろ!?一気に7人抜くとか胸熱だぞ。第3コーナーで一気に3位に浮上してる・・・、このまま差し抜くのか?おおっ・・・最終コーナーでケンタウロス抜いた!先頭は・・・バイコーンなのか。
『(童貞は)私の物ですわ!!』
『(童貞は)私が頂きます!!』
「なにこれ!?すっごい睨み合って迫力ありすぎだ・・・」
どっちだ、どっちが先にゴールするんだ・・。もうすぐ、もうすぐ・・・
『ゴーーールッ!!』
「く・・、御互い速過ぎてどっちが先にゴールしたか見えなかった・・」
-暫くお待ちください。写真判定中です-
あーーっ、もう・・もどかしいな!!早く結果見せてくれよ。
『判定の結果・・・・・・角の差でユニコーンの勝利です!!』
おっしゃーーー!キタキターッ!おおぅ、トロフィーを掲げたユニコーンの笑顔が眩しいぜ・・・。この勢いで一気に負けを取り返してや・・あれ?なんで玉出ない?ちょ、ちょっと・・・まじで玉出ないんだけど。あ、そういや最近のは貯玉ってのが出来るんだった。すっかり忘れてたわ。どれどれ〜、どんだけ貯まったかなぁ〜♪
「・・・あれ?表示が・・・・どこにもない?」
待って待って!これマジで玉減ってる!貯玉も何も無い!いつのまにか残高も無くなってる!?残ってた三千円どこ行ったの!?これって、もしかしてぼったくり店で当っても出さないようにして、抗議したら恐い連中が裏から出て来る系!?どうしよ・・・最悪な店に入ってしまったのかも。
-カラ〜〜〜〜ン♪-
「・・・んぅ?何か出てきた・・・、銀・・・・・貨・・だよな・・?これ何て書いてるんだ?さっぱり読めん・・んで裏は何が・・・・アッ!!」
さっきのユニコーンの顔が彫られてる・・・、すっごい美人だ。でも、これどうすればいいんだ。出てきたのはいいけど、これを持ってカウンターに行け、という事なのか?まさかとは思うけど、この銀貨で何かと交換するとか・・?いやでも・・交換するにはちょっともったいない感が。
「おめでとうございます♪あら・・?ユリちゃんが当たったのですね!」
「・・・・ッ!?」
いつから後ろに立っていたんだ。もしかして銀貨見てニヤニヤしてたの見られてないよな。それにユリちゃんって誰の事を言ってんだ?
「あ、あの・・ユリちゃんって誰の事ですか?それと、この銀貨は何かと交換でも・・?」
「その銀貨は御客様の物です♪あ、それとね。ユリちゃんってのは・・ほら、ここにユレスリーナって彫ってあるの。私はいつもユリちゃんって呼んでるの♥」
「・・はぁ?」
よくわからんけど、この銀貨は俺の物って事でいいんだよな。ちょっと出費痛かったけど。
「その銀貨、大事に懐に入れておいてくださいね。きっと貴方を守ってくれますから」
はぁ、・・・御守りみたいなもんかねー?ま、気休め程度にはなるかもしれないし持っておくか。・・・・って、あれ?もしかしてこれって交換品じゃなくてアタリ景品!?・・・別にいいか、帰ろう。
「ありがとうございました♪今宵は頑張ってくださいね♪」
ああ、勿論頑張るとも!あんたの尻と胸すっごくエロかったから今日の晩にでもおかずにしてヌキまくるよ!!・・・・しっかし、妙な店だったなぁ。
「さぁ、自分でヌけるのかなぁ〜♪」
おろ?まだ夕方だったのか。もっと時間経ってたと思ったんだけど、気のせいか。げっ!?真正面にあのゴースト軍団が居やがる!あの人数だと絶対に捕まってしまう・・・。
「・・あっ!!み〜つけた〜♪今度こそいっただっきまー・・・」
やばい、こいつらの動きすっげー速い!!
「くっ・・・速い!・・・・・・ん?どした?」
「・・・ちぇ〜・・、もうお手付きになっちゃったんだ・・・。はぁ〜・・残念・・。他のいい男探してこよ・・」
え、なんで全員帰ったんだ?それにお手付きって何の事だ。でも、・・・助かったぁ〜。流石にゴースト5人とかに襲われたら勝てる気しねぇ。・・・ん?そういやなんで誰も俺を見ないんだ?なんか変だぞ。さっきまで『童貞ゲットーー♪』とか言いながら走ってきた連中が誰一人として俺を見てねぇ。もしかしてこの銀貨のおかげなのか?
「ユレスリーナ・・・ユリ・・か。名前・・似合ってるな」
此処に居てもしょうがない、帰ろう。・・・え?なんで此処にパチの店あるの!?ちょ、ちょっと待て。それじゃあ俺が打ってた店は一体・・・。ま、・・・まさか・・・な。まじ怖いけど、チラッとだけ後ろを確認・・。
「・・・・・!?な、なんで空き地が・・・さっきまであそこで打ってたはずなのに」
やばい・・今更ながら膝がガクガクと震えてくる。もしかして俺は入ってはいけない場所に知らずに紛れこんじまったのか。早く家に帰ろう。
「は〜・・何なんだろうな・・この銀貨」
別にこれと言って変な所は感じられないし、だから大丈夫だって訳・・でも無さそうだし。この銀貨手に入れてから誰にも襲われなくなったのが凄く怪しい。いつもなら家に帰るまでに最低でも数回は襲われるか、逃走劇があるはずなんだがなぁ。ん〜、やっぱり本当に御守りなんかな?いや、待てよ?もし御守りだったとしたら、もしかしてこの銀貨が俺の望み通りの清き乙女に逢えるまでずっと守ってくれるのかもしれんな。そうだ、きっとそうに違いない。俺の薔薇色人生はこれから始まるかもしれないんだ。ありがとう、俺の御守りちゃん!
「・・・あれ?今一瞬だけ笑った・・・?」
気のせいか、いくらなんでも銀貨の絵が笑うわけない。疲れてるのかな、俺。今日は早めに寝てしまおう。・・・おやすみ。
・・・・、何だ。なんで急に目が冴えたんだ。さっきから誰かに見られてる感覚がする。もしや、また窓の外にゴースト達が・・・居ないな。やっぱ気のせいだったか。ふあぁ〜〜あ、もう一眠りするか。・・あれ?俺の枕ってこんなにふかふかしてたっけ?いや、柔らかい?こう、むにゅっとした肌触りに人肌温度。なんだか昔に同じ事があったような気がするんだが。ああ、そうだ。ガキの頃、酷い熱を出して寝込んだ時に母さんがこうやって・・・そう・・こうやっ・・・て・・・。
「・・・・は・・はは・・・、なんだろうなぁー・・・・今触ってるのはー・・・凄く・・・柔らかいし・・」
俺は一体何を枕にして寝てるんだろうなー・・。尋常じゃないほどの汗が噴き出る。季節はまだ冬だというのに炎天下に晒されたマンホールの上で寝転がったみたいに汗が止まらない。脳が早くこの場から逃げろと催促してくる。だけど・・。
「あ〜〜〜・・・この感触気持ちええ〜〜・・・。このフニッとした感触・・揉み心地・・それに匂い・・。なんか、こう・・リラックス出来る良い匂いがする〜」
あ〜、もっとモミモミしてぇ・・。こう・・ムニュリと・・。
「あん♪・・・そこは敏感ですから優しく揉んでください♥」
「・・・・・・・・・」
枕が喋った・・、違う・・・俺の頭上から声がした。暗くてよくわからないが誰かが俺を覗き込んでるみたいだ。部屋の照明のスイッチに手を伸ばす。ポ、ポチッとな・・。
「おはようございます、アナタ♪」
「・・おはよう」
なんですっげー美女が俺を覗いてるんだ。ん?なんかおかしいぞ?真上から見られてるはずなのに、なんでこんなに密着してる?それに今、俺が枕にしてるのって・・・。
「馬体!?」
いつのまに俺は馬の腹枕で寝てたんだ!?急いで起き上がり馬の腹を撫でる。
「ご、ごめん!・・じゃない!アンタ誰だ!?」
「酷いですわ・・・これから処女を捨て・・捧げる女性に『誰だ』だなんて・・・」
今捨てるとか言いかけてなかったか?でも、・・・
「綺麗だ・・・」
「・・そ、そんな・・綺麗だなんて・・」
本当に綺麗だ、言葉では言い表せ無いほど美しい。俺の欲望がそのまま出てきたかのような女性だ。頭に軽く乗せてる薄い純白のヴェールが清純そのものを醸し出してる雰囲気だし、着ている服だってどう見てもウェディングドレスで何者にも染まってない感が丸出しでいい。見てるだけで穢したくなるぐらい眩しい女性。いや、ユニコーン。ああ・・今すぐ俺の精液で穢してやりた・・・、はっ!?
「今なんであんな事を想像したんだ!?」
「あんな事って・・何ですか?」
言える訳ねぇ、あんたの体を俺の精液で穢しまくってとことん俺専用に染めてやりたいなんて。その綺麗な口にチンコ捻じ込んで喉の奥までぶちこみたいなんて本人の前で言える訳ないだろ。それに今気付いたが・・・馬体のほうにもマンコあるみたいだな。チラッとだけ見えたけど、人間と同じ形のマンコ。・・・ん?これって、もしかしなくてもマンコ2つあるって事か!?俺の目の前にはウェディングドレスに薄ら隠れたマンコが。それと、チラッとだけ見えた馬体のマンコ。エ、エロい・・。
「やだ・・アナタったら、そんなに私の大事な所を見つめて・・♥」
やべえ・・・目を逸らしたいのにどうしても乳とマンコの間を行ったり来たりと目が。
「いいのですよ・・・、愛するアナタの為でしたら私の体を隅々まで曝け出しますね♪」
お、おお・・・少しずつドレスを脱いでいくのがそそられるな。綺麗なレースのカーテンみたいなドレスが俺の目の前で・・・おおっ!!おっぱいでっけえ。乳首がピンクなのがもう最高。もうちょっと・・もうちょっとでマンコが見える。
「・・・はい、ここまでですわアナタ♥」
なっ!?なんでそこで脱ぐの止めるんだよ!あともうちょっとで全部見えるというのに。
「ここから先は・・・アナタの手で脱がしてくださいね♪」
一瞬だったが、喉の奥がごくりと鳴ったのがわかった。俺の手で・・・処女の象徴とも言えるユニコーンのマンコを拝めという事を理解してしまったからだ。一筋の汗が頬を伝うのがわかる。早くドレスを引き剥がして穢れを知らないユニコーンの処女膜を俺のチンポで破り膣に子宮に穢れを注ぎ込みたい。何度も孕ませてボテ腹にしてやりたい。
「・・・はっ!?な、何なんだ・・、何でさっきから変な妄想ばかりが頭を過ぎる・・」
「それは妄想ではありませんわ」
「妄想じゃ・・・ない?」
「はい♪だってそれは・・・今からアナタが私にしてくれる大切な愛の営みなのですから♥」
俺にこんな願望があるだなんて到底信じられない。だって俺は・・・清純な乙女と・・・乙女と・・あれ?俺は清純な乙女と逢って何がしたかったんだ。結婚?確かにそれもある。清い交際?もちろんそれも考えていた。だけど、実際に清き乙女の象徴であるユニコーンに出逢って想像したのは・・・犯して穢してやりたいという欲望丸出しの妄想だけ。俺は本当にこれを望んでいたのか?もしかして俺は清き女性と出逢いたいと上辺だけ取り繕って、本当は清き女性を穢したくて犯したくてどうしようもない変質者だったのかもしれない。ならば・・・俺がする事は一つ。
「まだ・・・脱がしてはくれないのですか?」
「まだ脱がさない、そのかわりに後ろを向いてくれ」
「こうですか、アナタ?」
俺の目の前に馬の尻がある。垂れていた尻尾を軽く持ち上げてやるとやはり先程見た通りに人間と同じマンコ穴があった。本当に人間と同じなのかゆっくりと指を沈めていく。
「んぅ…♪ダメですよぉ・・そっちじゃなくて前のオマンコ弄って〜」
「やっぱり同じ・・なんだな。ん?何か弾力のあるものが…?」
「あっ!!そ、それは・・処女膜です…」
処女膜と聞いた途端に俺のチンコが一瞬にして勃起してしまった。今目の前にあるのは人には有り得ない馬マンコの処女膜。これを今から破けるという現実を目の当たりにして下着の中で先走り汁が少しだけ漏れる。もう見てるだけでは我慢出来そうもない。下着ごと一気にパジャマを脱ぎ捨て先走り汁で濡れた亀頭を馬マンコに押し当てる。
「…え?ア、アナタ・・、ダメですわ、せめて・・・せめて初めては抱き合って前の処女から・・・・アアアッ!?」
「くうっ・・、もう半分ほど入れちまったよ。このまま馬マンコの処女膜破らせて・・・くれっ!!」
「ああああーーーーーーーっ!!や・・破れましたぁ〜・・・♥馬マンコで・・ウマンコで童貞奪っちゃいましたぁ〜♥」
一気に奥まで突っ込んだのはいいが、前戯も何もしてないのになんでこんなに濡れているんだ。もしかして初めからこれを期待してたのか?
「なぁ…もしかしてだけど・・」
「ぁっ・・・はぁ・・、ふぁぃ・・なんですかアナタ♪」
「初めからこっちの処女膜を先に破られるの・・期待してた?」
「そんな事・・・あああん♪」
うっ!?なんだ!?急に締め付けが強くなって・・それに馬マンコから汁が漏れて・・。
「そんないやらしい事言わないでください…♥」
これ絶対に期待してたな。そうじゃなきゃ普通拒絶するし。突っ込んだままは寂しいからちょっと動かしてみよう。
「ん・・・くう・・、ユニコーンなのにいやらしい穴してるんだな。動かす度にケツ穴までヒクヒクしてるじゃないか」
「ぁっ・・ぃゃ、そんな卑猥な言葉を言わないで・・」
んっ…んっ…、少しだけ悪戯してみるか。馬マンコの上の穴にこう・・指をプスッとな。
「ああーーっ!!そっちはダメですぅーー!イッちゃいますぅ!!んはぁっ・・・」
「うあっ・・し、締めすぎっ!出る!?」
うあああ・・出しちまった。初セックスが獣姦なうえに中出しって・・すごく興奮するじゃないか!もっとだ!もっと馬マンコに中出ししたい!
「あっ♪あっ・・あぁん♥急に激し・・いっ!そんなにされたら馬マンコ拡がっちゃうぅぅぅ♥」
「はぁう・・・はぁ・・はぁ・・、凄く気持ち良いよ。何回でも・・・馬マンコに出してあげる・・・・よっ!!ウッ!!」
「ふぁ〜〜、また出してるぅ〜♪ウマンコの子宮が精液でタプタプしてますぅ♥」
ちょっと出すの早かった気もするけどすっげー気持ちいい・・。このままずっと馬マンコに出し続けたい気分だ。
「あ、あの・・そろそろ前の穴にも欲しいです…。もう我慢出来なくて・・」
「あ、あぁ…そうだった。前にもオマンコあるんだったな」
少し名残惜しいけど抜くか。
「んぁっ!!・・私のウマンコ…アナタ用にぽっかり拡がっちゃいましたぁ♥」
ゆっくり閉じていく穴を眺めながら馬尻を撫でる。よほど綺麗にしているのか触り心地のいい毛並みだ。もう少しだけ馬マンコを味わいたかったが前にも処女マンコがあるのならそちらも頂こう。フヒヒ…、初セックス、獣姦、中出し、最高だったぜ。それじゃ次はお望み通りに前の処女も奪ってやろう。…はっ!?なんでさっきから変な欲望ばかり出てくるんだ!?ち、違う!こんな事、俺は望んでいない!違う違う違う違う違う違う!!こんなの俺じゃない!俺じゃ…。
「ねぇ〜アナタ〜。早く前の処女オマンコも奪ってぇ〜♥」
「・・・・・・そうだな、だったらこっちを向いて先に馬マンコで汚れたチンポを綺麗にしてもらおうか」
「はい〜♥んぅ・・んぐぅ、んぢゅ・・んん・・はぁ、美味しいれすぅアナタ〜♥」
「馬マンコ汁とザーメンと破瓜の血が混じった味は美味いか?」
「しゅごくおいしぃれしゅ〜・・んんっ♪」
跪いて頬を窄めながらチンポをしゃぶる姿は見ていて最高だ。もっと喉の奥まで突っ込んでやらないと。
「んんんっ!?んんぐぅーーー!!んーーーっ!!」
はぁ・・はぁ・・すごくいいぞ。喉奥まで突っ込まれても喜ぶ姿は見ているだけで悶えてしまいそうだ。ほら、もっとだ。もっと奥で感じてくれ。
「んんんんっ!!んぉ〜〜・・・んふぅ♥」
「い、いいぞ・・そのエロい顔を見てるだけで・・うっ!出すぞっ!!」
「んーーーーっ・・・ぷはっ・・・・。美味しかったです・・アナタ♪」
口の端から涎のように精液垂らすとは、なんて淫乱なユニコーンなんだ。これはもう今すぐオシオキしなきゃな。
「今から綺麗になったチンポでお望み通りに前の処女膜も破ってやるぞ。さ、服を捲くり上げて自分の手で拡げて奥まで見せるんだ」
俺の言葉に従って素直に両手でマンコを拡げる。本当にいやらしいユニコーンだ。処女の象徴とは思えない。
「はい・・私の淫欲に塗れたオマンコ、アナタの逞しいオチンポでオシオキしてくださ・・・・フヒイィッ!!」
最後まで言わせずに抱き合う形で一気にチンポを捻じ込む。最高だぜ。連続して処女奪えるなんて男冥利に尽きる。処女膜破った瞬間の感触がもう堪らない。
「ぁ・・ぁぁ、前の処女膜も破られちゃいましたぁ〜♪童貞オチンポ2回も奪っちゃいましたぁ〜〜♥」
今日は本当に最高な日だ。今まで理想としてしか想像出来なかった清き乙女を犯せるなんて。しかも2回だ、2回も処女を奪ったんだ。こんな非現実な事は一生体験出来ない。
「ふっ・・くっ・・締まりが最高に気持ちいいぞ・・・んっ・」
「あっ・・あーっ!・・そこ・・そこぉ・・・そこが気持ちイイィ・・」
「もっと深く突いてやるから・・・ふん・・う・・、体を突き出せ」
素直に従うユニコーンの巨乳に顔を埋め谷間を何度も嘗める。僅かに浮き出た汗を舐め尽くし、そのまま舌を乳房へと運び徐々に乳首へと這わせていく。腰を突き上げながら乳房と乳首を丹念に嘗め回していると我慢出来なくなったのか、俺の背に両腕を回し必死に快楽に耐えようと踏ん張っている。だけど俺は手を緩めない。腰を突き上げながら右乳首をしゃぶっては嘗め回し空いた左のおっぱいは右手で少し乱暴に揉みしだく。時折乳首を抓むのを忘れない。
「んひぃぃぃっ!!乳首っ!乳首そんなに抓っちゃらめぇぇ・・・、おっぱいとオマンコを乱暴に弄られたら・・い・・いっちゃうぅぅーー!」
「ぅ・・うぁっ・・そんなエロ顔されたら・・・お、俺もまたイク・・・・うっ・・」
はぁぁ〜、この中出しする瞬間って最高に気持ちいい・・・、女を征服したって感じに満たされて・・くぁ、想像しただけでまた出るぅ!!
「んひぃっ!?また出てましゅ〜〜・・・、こんなの・・こんなの絶対に孕んじゃいましゅぅ・・着床しましゅ・・♥」
あー。最高な気分。ユニコーンを犯す事が出来るなんて・・今まで童貞で良かった!これから朝までみっちり犯して絶対に孕ませてやるからな。ほら、脱力してないでさっさと尻をこっちに向けろ。また馬マンコを犯してやるから喜べ。
「あぁ〜・・これこれ・・・、馬マンコ犯してると獣姦してるみたいで興奮してくる・・・」
ああ・・これは夢だな。俺がこんな事を望むわけないのに。無抵抗になったユニコーンを犯して愉しむなんて俺の柄じゃない。これは夢だ。そうだ・・これは悪い夢なんだ。朝起きたら・・きっと何も無く・・・。
「おはようございます、ア ナ タ ♥」
「・・・・・ああ、おはよう・・」
やはり夢じゃなかったのか。あれが俺の本当の願望。そして欲望。最低だな、俺。
「ねぇ・・・おはようのキスはしてくれないの?」
「・・・え?」
「・・・・ねぇ、約束してくれたでしょう?」
あ、あれ?俺そんな事言ったっけ。全く覚えていない訳なんだが。
「ねぇ、・・・・キス、して」
あー、もうどうにでもなれ。・・・ん、ぁ・・柔らかい。それになんだかいい匂いがする。
「んぅ♪・・ぷはっ、・・・おはようございますアナタ♪」
頬を赤らめながらこっちを見つめてくるのは嬉しいんだけど、こっちも恥ずかしさで顔が真っ赤になっちまう。
「ねぇ、アナタ♪今日はお天気もいいし『ちょっと待った』、どうかしました?」
「俺は裕也だ、アナタって呼ばれるとなんだかむず痒い・・」
「はい、ユーヤさん♪」
「それで今更だが・・貴女の名は・・」
「ユレスリーナです♪親しい人からはユリって呼ばれてます♪」
ユレス・・リーナ。ユリ・・、どこかで聞いた名だぞ。どこで・・あっ!!まさかとは思うが・・。昨日脱ぎ捨てたズボンのポケットを必死に探る。
「・・・ない、・・ない!!あの銀貨が無い!まさか・・・」
後ろを振り返ると全てわかっていると言いたげな澄まし顔のユレスリーナが。
「ね、ユーヤさん。どんな名前がいいかしら?私は可愛らしい名前をつけたいのです」
「名前・・・、何の事?」
「だってぇ〜〜・・・♥」
なんでそこでモジモジする必要があるの?
「昨晩の・・そのぉ、あれで〜・・・」
「あ、あれで・・・?」
なんだか嫌な予感がする。昨日からまさかという出来事ばかり続いてるし、そのまさかが来るというのか・・。
「着床・・・しちゃいました♥」
やっぱりかよぉぉーー!!初めからそんな気してたんだよぉ!
「童貞奪って処女捨てた日に懐妊なんて、なんて素晴らしい日ですの・・・♥」
おいおいおい、童貞は捨てるもんであって奪われるもんじゃないんだが。いや、本当に奪われたのかもな。昨晩の俺は異常だったし、・・もしかしてあれが俺の本性か?もしあれが俺の本性だとしたらとんでもない鬼畜野郎だな。その、・・なんていうか、処女好き獣姦好きとか変態すぎる。
「昨日のアナタは素敵でした・・・、初めて同士でしたのにあんなにウマンコを気に入ってくださって・・ユリ・・・感激です♥」
ぐああああああああああああっ!!今一番聞きたくない言葉がーーーーっ!!ちくしょぅ、今日から俺のあだ名は『獣姦フェチ』確定だぜぇ・・・。変態の烙印を押される気分がよく身に染みたぜ・・。
「あ、そうでしたわ。すぐにユーヤさんの御両親に挨拶しないといけませんわ」
やめてぇ・・これ以上傷を抉らないでぇ・・。こんな事が親父にばれた日にゃ・・。
「ははははははははっ!!いつまでも童貞臭いガキだと思ったら、いつのまにかそれを餌にユニコーンと結婚したか。全く・・まいったのぉ、あれほど清き乙女に逢いたいとか妄想してたバカが本当に連れ込んでくるとはなあ」
つ、連れ込んだわけじゃないよ、親父殿?そこだけは勘違いしないでくれ。
「初めまして御父様、ユレスリーナと申します。不束者ですがユーヤさんと共に・・いえ、この子も一緒に幸せになります♪」
「・・・この子?」
「はい♪昨晩のユーヤさんったら凄く激しくて・・・一晩で着床しちゃいました♪」
腹を擦りながらこっち見つめないで。ほら親父の顔がっ・・て。
「・・・よく・・・」
よく・・何て言ってるんだ。小声だから聞こえないぞ?
「よくやった裕也!!これでやっと孫が出来たと自慢出来る!!」
親父が小躍りしながら家を飛び出して行ったけど頭ん中大丈夫なのか。・・俺の親父だ、まぁ大丈夫だろう。さて、親父が居ない内に・・・恥ずかしい事を済ませてしまうか。
「なぁユレス・・・ユリ」
「なんですかアナタ♪」
「ヤってしまった後に言うのもなんだけど・・・。こんな俺で良かったら一生・・・・一生共に生きてくれ!」
「はいぃぃ♥」
やっべー・・顔から火が出そうだ。一生口に出さないだろうと思ってた台詞を言うはめになるなんて。ふぅ、今日から色々と忙しい毎日になりそうだなあ。でも、悪くないよな・・・これから毎日獣姦プレイが出来るんだから・・フヒヒ・・。
「…やっぱ俺の本性って最低だわ・・」
「何の事??」
「・・・なんでもない」
その晩・・・・昼に親父とお袋がケンタウロス種用のベビーカーやらオモチャを大量に購入したせいで部屋がとんでもない事態になってしまった。
15/04/11 22:54更新 / ぷいぷい
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