連載小説
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風呂上り

〜至福の一杯〜

ふふんふ〜〜ん♪今日もたっくさんミルク搾っちゃいますね〜。んっ・・んっ・・。もっともっと出さないと満足してもらえないです。今日はきっとあの人が入ってくれる日。がんばって美味しいミルクを貯めちゃおう。んんぅ、ふぅ〜・・、残りはお昼から出しましょう〜。それまではこちらで保管して〜。あっ・・・おっぱいからちょっとだけミルク漏れてきちゃった。舐めちゃおう♪ふ・・はふ・・・、ん、今日も甘いですぅ♪これならあの人も満足してくれますぅ〜。ぁん、あの人が私のミルクを味わってるのを想像しただけで・・、んんっ!またミルクが出てきちゃいますぅ〜。はふっ・・はぅ、今はこれだけなのです、次の分はお昼からなのです。

「時間も空きましたし〜、お買い物いこ〜」

今日のお買い物は〜、お野菜いーーーっぱいなのです!あ〜、このキャベツさん美味しそうです。こっちの人参さんも甘くて美味しそうです〜。いっぱいいっぱい美味しそうです〜♪これと〜これと〜、あ〜これも食べたいです〜。たっくさん食べてお昼から美味しいミルク搾らないと。

「んんぅーーーーー!買いすぎましたぁ〜〜・・・。ちょっと重たいですぅ・・・」

「手伝いましょうか?」

「えっ?」

えっ?えっ?どうして後ろにあの人が居るの〜。でも〜・・これはチャンスかも〜。

「お願いしていいですか〜」

「いいよ・・・・っと」

嬉しいです〜、二人並んでお買い物袋下げてるのって夫婦みたいで嬉しいです〜♥

「結構沢山の量を買い込むのですね」

「今日は特別な日ですの〜」

「そうなんだ?」

「そうですよ〜、今日はたっくさんミル・・・な、なんでもないですー」

あぅぅ・・・、今日はあの日。この人が私の・・・、あぁん♪想像したらお顔真っ赤になっちゃう。

「??」

「な・・・なんでもないですよー///」

はふぅ〜、やっと家に着きました〜。

「それじゃ俺はこれで」

「あ〜・・待ってくださーい・・」

急いで家に入って冷蔵庫から瓶を一本持ち出してくるのです。

「は〜い、これどうぞ〜」

「お、ありがとう。・・・んぐ・・んぅ・・・んぐ・・ぷはぁ!あー・・旨い!ありがとうな!」

「いえいえ〜、こちらこそです〜♥」

私のミルク美味しいって言ってもらえました!すごく嬉しくて感激しちゃいます!

「それじゃまたなー」

あぅ・・・行っちゃったです。でもでも、あの人とはもう一度会えるのです!その為には頑張ってミルクを搾らないと。それにはまず・・お野菜いっぱい食べて栄養満点なミルクを出さないといけないですー。

「ん〜♪おいふぃ〜です〜♪メイちゃんちのお野菜美味しいです〜♥」

お野菜作ってる農家さんがわかるのは嬉しいですー。すっごく愛情込めて作ってるのがわかります〜。ぷふぅ〜、お腹いっぱいです〜。

「んーーーーっ・・・少しだけ御昼寝した後に搾り始めよ〜」

んんっ、ふわぁぁ〜〜・・・、14時・・ですぅ。朝搾ったミルクを届けないと〜。うんしょ・・・うんしょ・・・。ミルクタンク重いです・・。


<ガラララララ・・・・>


「こ〜んに〜ちわ〜」

「いらっしゃ〜い♪待ってたのよ〜、そろそろ来るかなぁ〜って」

「それじゃ〜、入れてきますね〜」

まだ誰も居ないお風呂場の浴槽に私のミルクをいっぱい入れちゃいますー。透明な色から真っ白になっちゃってるー。

「ん〜〜〜〜っ!・・・はふぅ〜。全部入れました〜」

真っ白で綺麗〜。それに良い匂いです〜。

「終わりました〜」

「御苦労様〜、それじゃ今回の代金ね♪」

「ありがとうです〜♪次は19時頃に持って来ますね〜」

「はーい、お願いねー♪」

空っぽのミルクタンク軽いです。はやくこれイッパイにしないとあの人が来ちゃいます〜。

んっ♪んっ♪はふっ♪あの人がもうすぐ来るって思うだけでミルクたっくさん出てきちゃいます!朝よりたっくさん出てますー。これならすぐに貯まっちゃいそう。んっ・・んんぅ♪

「終わりました〜・・・、はにゃ?まだ16時ですー・・。それじゃ〜ちょっとだけ横に〜・・おやすみなさーぃ・・」


・・・・・・・・・・・・・・。


はぅっ!?今何時ですかぁ!?じゅ・・19時過ぎてますぅぅー!早く持っていかないとあの人が居なくなっちゃいますぅ!んんーーーーーっ!ミルクタンク重いですぅ!


<ガラララララ・・・>


「はぁ・・・はぁ・・ふぅ・・・・。お、遅れちゃい・・ましたぁ〜・・」

「あら?そんなに遅れてないわよ?まだ19時10分じゃない」

良かったぁ〜・・、って、そうじゃないですー。あの人まだ居るかなぁ・・。

「入れてきますねー」

「はーい、お願いねー」


<カララララ・・・>


あぅ・・、お客さんいっぱいです・・。うう・・おっぱいじろじろ見られてるです・・。・・・あ、居た!あの人が私のミルク風呂に入ってますぅ♥そそそそ・・それじゃぁ・・早く補充しないと♪

「ッミミミミ・・・ミルク・・追加しますねー」

「ん?・・あっ!昼間会った・・」

う、嬉しいですー!覚えていてくれたんですねー。・・・・、お湯が真っ白で中が何も見えないです・・。ちちち・・違うのです。見ちゃいけないのです!早く出ないと!

「しっ・・失礼しましたぁー」

急いで番台さんのとこに戻って一息吐いた。はぁ〜・・変な子って思われてないといいなぁ。でもでも〜・・・あの人が私のお風呂に・・。ゃぁん♪

「何してんのよ?」

「なななっ・・・なんでもないですよー!」

はふぅ・・、まだかなー。あの人まだ出てこないかなー・・。


<カララララ・・・・>


「・・・・!」

「あー・・ええ湯やったわー・・・」

違うのです・・、あの人じゃないですぅ・・・。次々とお客さんが出てきますー・・、でもあの人がなかなか出てきてくれないのです・・。


<カラララララ・・・>


「・・・・・。・・・!!」

出てきたのです!きょ、今日こそは・・あの人に。・・あれ?そっちはドリンクコーナーですよ〜・・。

「うーん・・今日は何飲もうかなー。おっ、牛乳があった」


『!?』


だ、ダメですぅ〜〜〜!!私以外のミルクは飲まないでくだしゃーーーい!


・・・ドスンドスンドスンドスン・・・ぷるん♪


「ダメですぅ〜〜〜!!」

「・・・え?うわっ!ちょ、おっぱいが出てる・・・んんーーーーーーーーーっ!?」

「私のじゃないミルク飲まないでくだしゃーーい!」

「んんんーーーーーっ!?んぐぅ!んぐっ!・・・んぅ〜〜〜〜〜!」

「んぁっ♪・・・・・ミルク飲まれてますぅ〜♥」

「・・・・・・んぐぐ・・・んんん・・・・・・・ん・・・・・・・ぅ」

あれ?なんで私・・この人抱き締めて・・・。え?え?どうして私の胸の中でぐったりしてるの!?起きてぇ!起きてくだしゃい!






「はぁぁ〜〜〜〜、・・・本当に窒息するかと思った・・・」

「ごめんなしゃい!ごめんなしゃい!ごめんなしゃい!」

あの後、この人を背負って急いで家に戻ったの。送ろうにもどこに住んでるかわからなかったし・・・。

「んで、どうしてあんな事を?」

「・・・貴方に・・私以外のミルク飲んで欲しくなかったの・・・」

恥ずかしくて俯いちゃう・・。

「それって・・・」

言っちゃった・・・。あぅぅ・・・、返事が怖くて顔を上げれないよ〜・・。いきなり襲い掛かるような子って・・絶対嫌だよね・・。

「はぁ・・・・」

「…!?」

あぅ・・溜息吐かれちゃいました・・。やっぱり私なんか・・。

「あーー・・・、そういやさっき牛乳飲み損ねたから喉が渇いたなあー」

「・・・・・えっ?」

顔を上げたら・・あの人が嬉しそうな笑顔で。

「なんだか喉が渇いたなー、どこかに美味しい牛乳を飲ませてくれる可愛い子居ないかなー?」

「・・・・・ハイッ!美味しい牛乳たっくさんありますぅ♥」

嬉しいですぅ〜〜!頑張って貴方だけのミルクいっぱい出しちゃいます!

「そ・・それじゃ・・遠慮無く・・・頂きます」






          やぁぁん♥



14/08/12 14:04更新 / ぷいぷい
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■作者メッセージ
縷々流さんからのリクエスト『牛乳風呂』『ホルスタウロス』『偶然を装った補充中の遭遇』でした。ホルスたんのミルク風呂・・・いいですなぁ。

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