連載小説
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27.キョニュー特戦隊只今参上!

Wooooooonnn!!
雄叫びとともにクー・シーの少女が現れた。クルクルクルと膝を抱えて回転してメイの隣に見事に着地を決める。そして、フワフワの毛並みのアピールかーらーのー、瞳を潤ませたおねだりポーズ、で叫ぶ。
「パウカー!」

あたりの観客は期待ともにシィンとして、ブレイブたちは意味がわからなくてシィンとしてしまう。

「とうっ!」
ボーイッシュな声とともにダンピールの少女が伸身宙返りを見事に決めて降り立つ。抜き放たれたレイピアをブレイブたちに突きつけて叫ぶ。
「ニークン!」

整えられたはずの石畳がガタガタと音を立てて波打ち、その隙間から小さな紫色の粘体がいくつも現れて、現れてーー集まり、ダークスライムの少女の形を作る。彼女はビシィとポーズをとって叫ぶ。
「……トリ、ンバルッ!」
羞恥によってプルプルと震えている。

「え、デイジー?」
カーラが目を見開いて驚いている。トリンバルことデイジーは聞こえなかったふりをしているが、紫色の頬をピンク色に染めて、唇を噛み締めて必死で耐えている。
「ママー、カッコいい〜」という可愛らしい声が観客から一つ聞こえた。
ズシャアッとそのまま崩折れてしまいそうになるが、以前ソレをした時のメイのお仕置きはしっかり覚えている……。

そして、最後の少女が現れる。
「ちょっとゴメンね〜」
ブレイブたちの隣を呑気そうに尻尾をフリフリ、ホルスタウロスの少女が通り過ぎる。
そうしてまだ育ちきっていない胸を強調しながらポーズをとった。
「ガーテン」

彼女たち四人が揃ってから、ようやくメイが動き始めーー、溜めて溜めてーーポーズをとって、叫ぶ。
「キョニュー」

ヴィヴィアンが驚愕と、彼女に何があったのかという恐ろしさのあまりに顔面蒼白となってしまっている。
キョニューと名乗った彼女はヴィヴィアンをギラギラした目つきで睨み付けると、何もいうなーー笑ったらブッ殺すーーというオーラを放った。
ヴィヴィアンがコクコクと慌てて頷くのを見て、

五人が再び動き出す。今度は五人全員の協調を旨としたポーズ。
ーーー『キョニュー特戦隊只今参上っ!!』
全員が声を揃えて宣言すると、彼女たちの後ろにあった石畳が吹っ飛んで、爆発音とともにオレンジやら赤やら青やら、明らかに不自然な色の煙が巻き起こった。

見事に決まった彼女たちにヤンヤヤンヤの拍手喝采が観客から沸き起こる。
「待ってましたー」
「俺、あのポーズ生で見ないと落ち着かないんだよ」
「ガーテンちゃ〜ん」「ママー」「パウカーちゃん撫でた〜い」

「ワシらはキョニュー特戦隊、この街の平和はワシらが守る! さあ、かかってくるがよい悪漢どもよ!!」
ブレイブたちは退治される側のようだ。
以前からメイを知っているヴィヴィアンは彼女の変わりように、オロオロしている。お姫さまモード(見た目のみ)の彼女にはとても似合っている。
他のパーティメンバーは何を言っていいかわからず唖然としたままだ。
だが、その中で一人ブレイブだけは違った。

「かっこい〜〜!!」
目をキラキラさせて、年相応の子供の様子で憧れの眼差しを投げかけていた。
「うぇっ?」「へぇ」「ほう」ブレイブパーティの面々がそれぞれのリアクションを取っているのにも気がつかず、両手を握りしめて見つめている。
ブレイブにそんな目で見つめられて、キョニューとトリンバルーーー以外が気を良くした。
「あの子は囚われの王子。ーーここは僕がいかないといけないね」
「ちょっとニーくん、あの子はわたしが担当するの〜」
「ダメー、ワたし、ワたし〜」
帽子を弾きつつ抜け駆けしようとしたダンピールにホルスタウロスとクー・シーが抗議の声を上げる。
「ちょ、ちょっと待ってください。あの子は別に暴れようとしている訳ではないので別にお仕置きする必要はありませんよ」
「いいのだよ。ボクたちがヤりたいのだから」
「そうだよ、そうだよ。ワたしたちがヤる方がみんなもウケるよ〜」
「うん、子持ちのオバさんは黙っていて」
「お……、オバッ?!」
あんまりな言いようにガックリと項垂れてしまうトリンバルことデイジー。デイジーはウチの娘が彼女たちみたいでなくて本当に良かったと心から思う……。

「……お主ら、はしゃぎ過ぎじゃ。先ほど言ったように、ワシはあのゴツゴツしたのの相手をする。他の者は抵抗した時だけ懲らしめるのじゃ」
「「「はーい……」」」
トリンバルの時とは打って変わって素直に返事をする少女たち。歳で言えばキョニューの方がトリンバルよりも遥かに年上ではあるのだが、同時に遥かに恐い。
少女たちは跳ねるようにブレイブたちに近づいていった。





「すまん待たせたな」
キョニューがカーラに向き合う。
「………キョニューと呼べばいいのか?」
カーラがそれを口にしたトタン、カーラの口が引き結ばれた。まるで文字通りお口にチャックをしたようにーー目の前のバフォメットの手もチャックを引っ張ったような形で止まっている。
聞・く・な。とキョニューは口だけパクパク動かしてカーラに言って聞かせた。それからニッコリと背筋が寒くなるような顔で笑う。
何かを理解したカーラはゆっくりと頷く。
「分かればよいのじゃ」
という声とともにカーラの口が解放された。
「では、気を取り直してーーー来い」
バフォメットが手招いた。

気を取り直しても何もないのだが、流石はカーラである。
「うおおおおっ!!」
様々なものを吹き飛ばすかのように、気合一喝。メイに斬りかかった。
大上段からの袈裟斬り。
しかし、それは無造作に掲げられた鎌ので防がれた。
「っ」
カーラは四方八方からメイに向けて剣撃を放つ。その一条一条が、岩を砕き、大木を両断するほどの威力を持つ。苛烈な剣風が己の身に向かって吹き荒れる中、メイはまるでそよ風を受けるがごとく気安く立ち、その全てを鎌で受けきっていた。ギャリギャリと鋭く響き渡る剣戟の音は、カーラをあざ笑うかのようにただ重なっていくのみ。
「ほれ、どうした? この程度か?」
涼しい顔で汗ひとつかかない彼女に対してカーラは次の手を放つ。
彼女の背中から棘が飛び出し、メイの背後から襲いかかる。籠の中に取り込められるかのように、迫るそれらをメイはーーー鎌の一振りで切断した。だが、切り落とされた棘は地面に落ちることなく、空中で鳳仙花の種のような形状を取ると、爆ぜて鋭い種子を発射する。
「器用じゃの」
感心こそするものの、小さな弾丸は鎌を振るう必要がないと、メイはーー前面のカーラの剣撃を右手で鎌を操作し受けてーー、後面から迫る凶弾に対しては左手をパッと開くと………凍結させた。凍って石畳に落ちて砕け散る芽吹くことのなかった種子たち。一瞬にして芯まで凍結させられたそれらは、カーラの操作から外れていた。
「Aaaaa!!」
黒剣を己の体ごとカーラはメイに浴びせかける。「フム」重みが増しはしたがなんでもないことのように、メイは片手のまま鎌で受けた。ーーー途端、剣が溶ける。
溶けて、魔力を孕んだ泥のようにメイに向かって落ちた。

「まさか……、私の魔法を見て!?」
先ほどまで、魔力の霧を操りカーラと戦っていたヴィヴィアンはカーラの行ったことに驚愕した。さすがにあの血液の中に毒を含ませることなどできないだろうが、他者の魔力を含んだあれは、もしかしたら毒として作用するかもしれない……。ヴィヴィアンはカーラの戦闘センスに身震いする。これが、ドラゴンに刃を届かせた勇者の戦闘能力ーー。

しかし、それもメイには届かない。
「そんなものをぶっ掛けようとしないでくれんかの?」
” ーーーーーー”
単なる咆哮。だが、それはメイの咆哮である。落ちてきた黒の液体を咆哮の威力のみで発散させた。毒を孕んだ血液は霧散させられる。
そして、その咆哮の余波はそのままカーラの全身を震わせ痺れさせていた。自由がきかなくなり硬直したカーラの脇腹をメイは鎌の柄で横薙ぎに払うーー。
石畳の上を割れた鎧や石を撒き散らしながら、バウンドしていくカーラ。「ぐぅぅっ!」なんとか態勢を整えて顔を上げると、メイが鎌を置いて追って来るところだった。

ーー終わらせるつもりだ。カーラはとっさに感じる。
拳を振りかざしたメイを視界に入れるとカーラは大きく目を見開き、急いで全身を覆う鎧を巨大な盾の形状に変え全霊を防御に専念させる。
カーラの展開した盾はバフォメットの体躯よりも、カーラの体躯よりも巨大ーー。過剰に思える防御反応だったが、「足りんな」メイは鼻で笑う。

「我が拳の露と散れイッ!!」
魔法によって強化に強化を重ねたメイの拳が勢いよく放たれる。
カーラを手玉にとって剣戟を繰り広げたバフォメットを侮るものはいないとは思うが、彼女の見た目に反してーー小さなロリっ子のーーそのモフモフした獣の拳は岩を粉砕し鋼鉄をも貫く。
今の彼女は深遠なる魔法の知識と技術を全て身体強化に回したバフォメットーーその細腕に押し込められた力はドラゴンすら屠る。

ギィィィン!!
金属が叩きつけられる音。疾風よりも早く重い怒涛の拳にカーラの展開した盾が押し込まれる。「ぐぅぅっ」なんとか踏みとどまろうとするが、それで精一杯、ただの盾であればとっくに貫かれている。元勇者であり、カースドソードと化したカーラの魔力を最大展開して構成されている盾はなんとか……衝突点を大きく凹ませたものの、貫かれずに耐えている。それでも、盾を壊されないように魔力を回すことだけで精一杯だ。
「っ、オオァっ!!」
乾いた破裂音が弾け、雄叫びとともに増したメイの拳圧にカーラは吹っ飛ばされた。
単に魔力を高めたわけではない。カーラの盾を押し込んでいた右拳の威力を、左足をつっかえ棒の要領で固定し、右足を浮かせて前に向かって思いっきり踏み込んだのだ。霧の大陸のとある武術の絶招に用いられる力の動きの一つではあるのだが、押し合いの最中ーー少しでも重心移動、再び右腕に伝える力の流れを誤れば逆に吹き飛ばされかねない技法を、彼女はカーラに対して叩き込んだ。ちなみに私は拳法家がゼロ距離でその技法をもって、大地を蹴る破裂音とともに衝撃のみを相手に連撃で叩き込むのを目前で見たことがある。
それは、押し合っている荷車の後ろから追加で荷車を追突させるに等しい。それは大質量の追撃。
カーラの盾は大砲でも浴びせかけられたようにヒシャげ、二重に凹んでいる。「う、ぅう」呻き声を上げるカーラの持つ盾はボロボロと崩れ落ちていく。
「少しはやるかと期待しておったのじゃが、この程度かの?」
カーラを見やりながらメイは近づいていく、ポテポテと音が聞こえるかと思うくらいに可愛らしい足取りにも関わらず全身から覇気が漲っていた。
「つ、……強い」
「当たり前じゃ。儂は先代魔王の時から生きておる。量産された勇者などに負けるハズがなかろう」
獰猛な犬歯を見せつけながらメイが吐き捨てる。横に細く狭まった針のような瞳孔を歪めて苛烈に笑う。
「まだやるか? 良いぞ、挑戦を許そう」

そのような挑発を受けては、ハイそうですかと引きさがれるカーラではない。
軋む全身を叱咤して起き上がる。しかし、メイは今持てる力を全て注ぎ込んだとしても、勝てるイメージがわかない相手だーーザキルには一度殺されたとはいえ勝つヴィジョンは持っていた、ヴェルメリオは勝てるイメージこそまだ浮かばないとはいえ、勝てないイメージはなかった。ーーーだが、メイは違う。恐い。勝てないイメージしかわかない。これほど勝つイメージにまでたどり着けない感覚は下手をするとルチア以上かもしれない……。


カーラとメイの戦いをブレイブたちは信じられない面持ちで見つめていた。
「信じられないです……。あれほどの力を持っているなんて……。でも、カーラさんの様子も何だか、……怖がっているような」
白衣の言葉にヴィヴィアンは頷いて答える。
「メイちゃんは……恐いのよ。普段は別にいいけど、本気になったメイちゃんからは私は戦わずに逃げ出します」
「……カーラちゃん」
そんなブレイブに少女ののんびりとした声がかけられた。


「は〜い。こんにちは。わたしと遊ばない?」
柔かな笑みを浮かべながら現れたのはホルスタウロスの少女。
「遊ぶって……」
「決まってるでしょ。エッチなこ・と」
彼女はあくまでものんびりとした口調で答え、その顔には淫らな色は浮かんでいなかった。
「ずるいよ〜。ワたしだってしたかったのに〜」
「ぅう、ジャンケンで負けてしまうとは、不覚……」
ホルスタウロスの後から他のキョニュー特戦隊のメンバーが現れた。クー・シーはホルスタウロスを羨ましがり、ダンピールは肩を落としていた。その後ろには困った顔をしたダークスライムが付いてきていた。
「い、イヤだよ」
「そうです。ブレイブは私たちの夫です。あなたたちには渡しません」
困惑するブレイブとブレイブの前に立つヴィヴィアン。他のブレイブパーティもそうだそうだ、というが、白衣だけはヴィヴィアンの反応に首を傾げていた。
(記憶喪失ではなかったはずですが……。)

「え、じゃあ、牢屋に行ってからにする?」
ホルスタウロスの少女、ガーテンがにこりと微笑む。
「えぇっ、牢屋!?」
牢屋という言葉にブレイブが素っ頓狂な声を上げる。
「当たり前でしょ? さっきまで君たちの仲間がアレだけ暴れてたんだから〜。一回捕まえておかないと」
「でも、もう元どおりになって、……それに、今はそっちのバフォメットの子が壊してて……」
「いいの〜。私たちは町側の人なんだから〜。ん〜、それとも抵抗する? わたしとしてはそっちの方が嬉しいかな? 観客も喜んでくれるし……」
彼女は幼女の大きめの目をチラリと観客の方に向けた。観客たちはコトが起こるのを今か今かと待っているようだった。
「じゃあ、こうしよう」
ピョンっとヴィヴィアンをすり抜けてブレイブに近づくガーテン。ヴィヴィアンは自分の脇をあっさりとすり抜けてブレイブにたどり着いたガーテンを驚いた目で見ている。
ガーテンはブレイブに向かって人差し指を立てて突きつける。
「一回、一回だけ。私に君のおチンポをチュポチュポさせて? そうして私のお口に一回射精してくれたら、牢屋に入れるのは暴れてたあの子達だけで許してあげる」
「ぇえっ!?」
「どう? 君は牢屋に入らなくて済むし、気持ちよくもなれる。君にとって損はないと思うけど?」
そんな魅力的な提案にブレイブは、
「ご、……ごめん。断るよ。ヴィヴィアンとカーラちゃんが牢屋に入らなくちゃいけないんだったら、僕も一緒に入る」
「ブ、……ブレイブ」
ブレイブの言葉にヴィヴィアンは感激して両手で鼻と口を抑えて、目尻に涙までためている。幼い容貌になったヴィヴィアンのその仕草はなんとも様になっていて、見ているものたちにため息をつかせた。
……が、「んん?」白衣だけが訝しげな表情を浮かべていた。
「う〜ん、……つまらないな。つまらないよ君。欲望には忠実にならなくちゃあ。じゃあ、無理矢理しちゃおっかな〜」
ガーテンの雰囲気が変わる。のんびりした口調はそのままに、歴戦の娼婦のような空気をまとい出す。そして、おもむろにーー。
「ま、こうすれば、わたしの提案がとっても魅力的なもので、ソッチからお願いします、ってイッちゃうと思うけどな〜」
ブレイブの股間を撫で上げた。

”三擦り半”
ズボン越しながら正確に、肉棒を左から一擦り、右から一擦り、最後に返す手首で下から上に向かって一擦り半、擦り上げる。
ガーテンの男に対する必昇の性技の一つーー。

「うわっ、何するの!?」
「え?」
突然股間に強烈な快感を送り込まれたブレイブは驚いて声を上げるが、ブレイブよりも驚いたのはガーテンであり、キョニュー特戦隊のメンバーたちであった。
「今ので射精しなかっただって?」
「いくらリリムがいると言っても、ガーテンちゃんに撫でられて噴き出さなかった人なんて、ワたし初めて見た……」
ニークンとパウカーだけでなく、トリンバルも感心したような顔をしている。
しかし、射精こそしなかったものの、ブレイブの肉棒はギンギンにいきり勃ち、ズボンの上からでもわかるくらいになっている。
「「わぁ♡」」
ダンピールとクー・シーが感激の声を上げる。
「ふぅん、興奮しないわけじゃないんだ……」
そこに、先ほどまでとは違うーーガーテンの静かな声がかかった。
「わたし、君に興味を持っちゃったなぁ♡」
ペロリと舌なめずりをするガーテンの目にはようやく……情欲の炎が灯っていた。
その様子に見た目通りまだ幼いニークンとパウカーは思わず後ずさり、お互いに顔を見合わせてしまった。


「おい、お主ら。まだ終わっておらんのか? それともワシが待たせてしっまたのかの?」
戦闘態勢に切り変わろうとしていたガーテンをよそに、すっかりメイにやられて現身のカースドソードの姿になったカーラを手にして、メイが現れた。
「カーラちゃん!?」
「安心せい……気絶しとるだけじゃ」
メイはそう言ってブレイブに向かって刀剣の状態のカーラを投げてよこした。
「うわっ、……とっと」
ブレイブはカーラをとり落とさないようにしっかりと抱き受けた。
「よし、ーーでは行くかの」
「待ってよ、キョニューちゃん、わたしやっと面白くなってきたのに……」
不満そうに可愛らしく頬を膨らませるガーテンに対してキョニューと呼ばれたメイは煩そうに、
「さっさと動かんお主が悪い……行くぞ」
と促したのだった。
「むぅ〜」
ガーテンは大人しくキョニューについて行くのだったが、目線だけは獲物を見つけた肉食獣よろしく、ブレイブに注がれている。

ーーーブレイブたちはガーテンの視線には警戒していたのだが、圧倒的な力を見せつけたキョニューには従うほかなく、大人しく連行されていった。去って行く彼らの背中は、壮絶な戦闘は見られたのだが、淫虐なガーテンの戦闘が見られなくて残念がる観客たちのため息に見送られていた。
16/10/16 20:19更新 / ルピナス
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■作者メッセージ
【補足】
メイがルチアより強い、とは明記しておりませんので、ご注意を。


これで3部の前編終了。これが前半で済むのか、もっと増えるのかは今のところまだわかりません。

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