私の首輪、あなたの鎖 %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d

夏虫

「で?何か言うことは?」
「むー、ごめんなさい。」
 あたりはすでに真っ暗な時間、アレンの小屋では奇妙な光景が繰り広げられていた。
 フェブは机の上で正座し、頬を膨らませてそっぽを向いている。それをアレンがため息混じりで見つめている。ここまでは問題ではない。問題は机に置かれた器に盛り付けられた『何か』だ。
 恐らくは、スープかシチューなのだろうがこれをそう呼んでしまうと料理と言う行為にあまりにも失礼と言うもだ。
 ジャガイモや干し肉が入っているがほとんどがぶつ切りの塊で火が通っていない。ハーブらしきものも入っているが明らかに詰め込んでいるだけ、そもそも調味料その他がデタラメのでこれではただのジャガイモ煮である。
「はぁ、やったことないならないって言ってくれればいいのに。」
「だって、アレンが簡単そうにやってたから・・・。」
「仕方ない。ふかし芋?ってことで食べるかな。」
 アレンは塩に胡椒、ときには砂糖を使い、何とか食べきる努力をし始めた。
 残せばいいのでは?と考える方もいるだろうが忘れてはいけない。彼は貧乏なのだ。そして男の子でもある。仮にも女の子の手料理を残すような真似はしない。

「(キー!なによなによ!ちょっと間違えたからって!あたしだって本気を出せば・・・)」
 でも、このままじゃあどうやっても二の舞になっちゃうし。。。。。どうすれば?
 悪戦苦闘しながらスープっぽい何かを食べるアレンを見ながら自分のパンを食べるフェブ。
 その時、フェブにあるアイデアが浮かんだ。
「(そうよ!もう意地張んなくていいんだからあの手があったじゃない!)」
 フェブは不適ににやけつつアレンが寝静まるのを待つことにした。
「(覚悟なさいよ!ア・レ・ン)」




 その夜、フェブはアレンがベッドで寝ることを許した。
 アレンがどう言う心境の変化かと聞くと、
「か、仮にもご主人様が下で寝るわけにはいかないじゃない!」
 しかし、自分だけベッドに寝てフェブをまたあの虫籠に押し込みたくないと反論した。
「何よ、あたしの好意が受け取れないって言うの?」
とすごい剣幕で迫られたのでしぶしぶベッドで寝ることにした。
 だが、これ自体がフェブの作戦だったのだ。
 フェブはアレンが寝静まると彼のシーツを剥ぎ、ズボンと下着を脱がし始めた。
「(ウフフ♪アレンのやつはどんなかな♪)」
 (ボロンッ
「(って何これ!大きい!今のあたしくらいあるじゃない!)」
 今のフェブは魔力が不足しており、本来の大きさ、手のひらより少し大きいぐらいのサイズしかない。その小さい身体で自分と同じ大きさのものを受け入れることは、流石のピクシーでも無理そうだった。しかも、まだ相手は、

臨戦態勢にもなっていない。
「(ど、どうしよう。こんなの流石のあたしでも・・・・・・!そうだ!一度出させて、精を回収してからにすればいいんだ!)」
 善は急げとばかりにフェブは、アレンのぐったりと倒れた息子に飛びついた。
「うわぁ、す、すごい匂い。あたまくらくらする。」
 身体全体を竿に擦り付けながら荒い息を吹きかける。一呼吸するたびに脳髄が焼けるような感覚になりさらに求めるように激しく擦る。
「か、硬くなってきた。先も剥けて、うわぁ。」
 ガチガチになってきたことで皮で隠された部分がだんだん広がり、さらに濃い匂いを放出し始めた。それを一吸いしただけでフェブはもはやまともな思考が出来なくなった。
「はぁぁ、はぁぁ、何か白いのが、ついてる。これ匂いが、すぅー、あああぁぁぁ////////な、舐めても大丈夫かな?」
 白いカスに舌を這わす。口の中に男の匂いが拡がり、身体の中に染み渡っていく。
「あああぁぁぁ////////・・・まだ、付いてる。あ、舐める度にビクビクって、ずちゅー、ちゅば。んく。」
「んん〜。」
「アレン、寝ながら感じてる。かわいい♪」
 アレンのものから溢れだした汁がフェブの身体を濡らしていく。ベトベトになった服がさらに体温を上げる。
「暑い・・・、服なんか着てられない。」
 裸体になり、直に肌を擦り付ける。アレンから滴り落ちる潤滑油以外に自分の身体から溢れだす潤滑油も加える。唾液に汗に愛液に先走り汁、それらすべてが混ざりあったぐちゃぐちゃ感が強力な刺激となってアレンに押し寄せた。
「ん〜、んん?・・・ぐっはぁぁ!な、何!?フェブ何して、くうううう!」
「あれ?アレン、はぁはぁ、起きちゃった?今ね、レロ、ちゅば、ちゅ、すっごいことね、ああ、んん!し、してあげてるの、あぁぁ、熱いぃぃ。」
 アレンには状況が理解できなかった。あまりの気持ちよさに目を覚ますとフェブがギンギンに膨張したイチモツの上に股がって股間を擦り付け、皮をめくって恥垢を舐めているのだ。理解できる訳がない。
「と、兎に角そこを退いて、冷静にはなs」
「イヤ!!(グニッ」
「ぎうっ!?!?」
 痛みとも快感ともとれる衝撃に襲われ、フェブを掴もうとした手でシーツを握り締める。
「えい!えい!」
「ぎぃ!がぁ!」
「おちんちんの先、気持ちいい?指入れられるの気持ちいい?」
「がぁぁああぁ!待って!ひうぅっ!もうやm、ひぎ!グニグニしない、ぐぅ!」
 小さな指を駆使した尿道責めにアレンは半狂乱になり、出すことしか考えられなくなった。
「きゃう!また熱くなったぁ。何だかせり上がってきたよ?出そう?出して、出して!」
「出る!出ちゃう!あああああああああ!!」

ドプッ!!びゅるるるるぅぅぅぅぅ!!!

「んぐ!!ぶはっ!すご、まっ!うぶ!溺れる!溺れちゃ、んんんー!!」
 ここ数日、ろくに処理できなかった多量の欲望がフェブを白濁した色に染め上げる。
 小さな身体を満遍なくコーティングするには十分なほどであり、白くべちゃべちゃになったフェブがお腹の上に倒れた。
「はぁはぁはぁはぁはぁ。。。」
「んくんく、ぷはっ。アレンすっごく濃いよぅ///」
 顔や身体にへばりついた精液を丹念にすくっては飲み干していく。手のひらサイズとは言えその痴態は実に興奮を誘うものだった。
 アレンが射精後の脱力感を味わっていると不思議なことが起きた。 
 フェブが精液を一飲みする毎に、段々大きくなっていくのである。
 ついに身体に付いたものの大半を飲み干すと、以前まで大きさより二倍に成長していた。
「うーん、一回だけだとこれくらいが限界か。」
「フェブ?これは・・・?」
「知らないの?あたしたちはね、魔力があれば好きな大きさに変身できるんだよ。今はこれが限界だけど、ちょうどいい大きさだから大丈夫だよ!」
 フェブはそう言うと、先ほどの痴態で再び臨戦態勢になっていた剛直を自らの性器にあてがった。
「いっぱい、い〜っぱい、気持ちよくしてあげる///」
 大きくなったとは言え、人間に比べればまだまだ小さい、せいぜい大き目の人形くらいしかない身体をぼこぼこと掻き分けるように入っていく。若干、フェブのお腹が膨れているかのようになっても腰を落とすことを止めなかった。
 しかし、そこまでがんばってもやはりサイズの違いが見え、最後の手前でフェブの奥に当たって止まった。
「ぐううう!!お、おっきいよ!うぅぅ〜。お腹すごい、あうあああう!・・・はぁはぁ、これげんかい。」
「くあ、あああ、きつい、でも、すごく気持ちいいよ!きつくてゾクゾクしちゃうよ、フェブぅぅぅ。」
「んんう!んくぅ!はぅ、だめ、おっきすぎて動けないよぅ。ねぇ、動いて、動かして。あたし軽いから思いっきり動かせるよ。」
「わ、わかった。動かすよ?」
「う、うん。うん!」
 アレンはフェブの腰を掴むとゆっくりと持ち上げた。しかし、そのままゆっくり戻す筈が汗で手が滑り、重力に引かれるままフェブを落としてしまった。
「きゃう!」  「ぐはぁ!」
 子宮口と先端がぶつかる。何もかもが解けてしまったような感覚が襲い、自分が射精してしまったことに気づくのにずいぶん時間がかかった。
「あ!もう!いきなりなんて、あ!イっちゃって、あ!痙攣しちゃってるじゃない!ん!」
「ごめん、手が滑って。」
「もう!でも、気持ちよかったぁ。ねぇ、もっとして。もっと上から落として!」
 アレンは再びフェブを持ち上げた。今度は落とさなかったが、変わりに勢いをつけて腰にたたきつけた。
「ひぐ!うあ!はげし、いいう!あああ!」
「はぁはぁはぁ、フェブ、フェブ!フェブ!!」
「あああん!いいよ!アレン、いいよ!もっと!もっと感じたいよ!アレン!アレン!」
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ!!」
「ダメ!激しすぎ!あん!奥の!奥の口突き抜けちゃう!いぐ!ゆ、ゆるひ、ひぐぅ!」

   ぐぽっ!!

「えぐうあぁぁ!入ったぁぁぁ〜、はいっひゃっらぁぁ〜!ほんろに〜!!」
「フェブ!フェブ!あああ!フェブぅぅぅ!」
「だめぇぇ〜、ひひゃら、ひゃう!あう!はひんらぁい、あひ!ひふゅ!はひんらぁいひょ〜・・・・・?」
 イきまくりの状態だったフェブだが、自信の身体の異変には気づくことが出来た。なんと段々、身体が元の大きさに戻ってきているのだ。
「(な、なんで!?んん〜!!だめ、大きさを保てない!!)」
「ア、アレんふゅ!まっふぇ!いう!あひ!まっふぇ!おおきひゃ、ひっひゃく!あれん!あれん?」
 とうとう、子宮口まで抉じ開け、フェブの一番奥を抉り出したアレンだが、本人は完全にトランス状態になっており、さらに気持ちよくなったとしか認識できていなかった。
 そのため、フェブの訴えも虚しく、まったく勢いを緩めることなく突き続けた。
「おなひゃ!えぐ!ぐえ!おひゃか、膨れ!うぐ!ぎゃ!うげ!」
「フェブぅぅ!!フェブ!!フェブぅぅぅああああ!!」
「(お・・・なか・・・膨れて・・・あた・ま・・・ま・・・しろ・・・)」
 最早、元の大きさまで戻ってしまったフェブのお腹は、ぼっこりと大きく膨れ上がり、アレンの剛直の形そのものになっていた。子宮口は完全に開ききり、ぐぽっぐぽっ!っと音をたてている。
 (しゃあああああーーーーー)
 強力な内部からの圧迫に耐え切れず、膀胱から小便が押し出される。
「(あた・・し・・・・お・・おもらし・・・・して・・る?・・・あは・・あはは・・・・あはははははは)」

 ぐぽっ!ぐちゃ!ぐぽっ!ぐちゃ!ぐぽっ!ぐちゃ!ぐぽっ!ぐちゃ!ぐぽっ!ぐちゃ!ぐぽっ!ぐちゃ!ぐぽっ!ぐちゃ!ぐぽっ!ぐちゃ!ぐぽっ!ぐちゃ!ぐぽっ!ぐちゃ!ぐぽっ!ぐちゃ!ぐぽっ!ぐちゃ!

「フェブ!!フェブ!!でる!また出ちゃう!膣内に射精すよ!フェブ!!」
「・・・・・・・・・・・・・」
「ぐうううううううううううううう!!!!!」

どぷっ!どぴゅっ!どくっ!どぷっ!

 フェブの一番奥まで指し込み、子宮の壁に向かってこれまでで一番の勢いで解き放った。アレンのもので膨れていたお腹はさらに膨れ上がり、妊婦のようになっていた。
 アレンがイチモツを引き抜くとボタボタボタ!!っと精液も一緒に落ちてきた。しかし、それでもすべては流れず、フェブはボテ腹の状態で眠りに付くことになった。













「で?何か言う事は?」
「アレンすごかった///」
 早朝、お互いに水浴びとお茶碗風呂を終えた後、一人は椅子に座り、一匹は机に正座して向かい合っていた。
「そうじゃなくて、何であんなことしたの?」
「アレンを喜ばせたくてつい(テヘッ☆」
「はぁ〜、だからって何も夜這いまでしなくても、、、」
「む〜、何よ!アレンだってのりのりだったくせに!!まだお腹ぽっこりしてるんだからね!」
 フェブは立ってアレンにお腹を見せ付ける。確かにいささかイカ腹をひどくしたような大きさになっているようには見える。しかし、アレンはそれよりも昨夜の光景を思い出しそうになりあわてて視線をそむけた。
「わかった!わかったから、もういいよ!はあぁ〜。」
「溜め息つくと幸せ逃げるわよ。ま、まあ、あたしはどこにも逃げないけど///」
「はいはい、ありがと。僕はこれから薬草採りに行って街に行くけど君はどうする?」
「いっしょに行くに決まってるじゃない。」
「わかった。じゃあ、用意しようか。」
 フェブとの散策はとても有意義なものとなった。
 フェブはアレンの知らない薬草を幾つか知っており、新しく売ったり、畑で育てることが出来る薬草が増えた。中でも驚いたのが、今まで毒々しい色を放っていた為に近づかないようにしていた植物が、魔界のものだと教えられた時だった。
「えっ!?これ魔界の植物なの?」
「そうよ。最近、妖精の国にも生えてるから間違いないわ。食べるとすっごく強くなって、あっちのほうもすっごいことになるんだって。」
「へ、へぇ〜。」
 とりあえず、アレンは店長のとこまで持っていってみようと考えた。
「そういえば、籠から逃がした時に妖精の国には行かなかったの?森で迷わなくても。」
「あのね、妖精の国に行くにはすっごく魔力を使うの。お腹ぺこぺこの時に行ける訳無いでしょ。フェアリーだって最低3人はいるんだから。」
「へぇ〜。お、茸発見♪」


 
 その後アレンたちは見つけた薬草を携えて店長のところに訪れた。店長はフェブを甚く気に入り、いつもより色をつけて取引してくれた。特にあの魔界植物は目玉が飛び出るほどの値段を提示された。
「こここここ、こんなに!?」
「安いもんだぜ、それでも。そいつは生で食うのが一番効果的なんだが、調合して精力剤の部分のみにした薬がバカ売れなんだ。魔物に合わすにはこっちもウラ技使わにゃってことなんだろ。がはははは!」
「へぇ〜、そんなに人気なんだ。」
「おう!お前も試してみろ!アレンの坊主にゃ強すぎるかもしれんがな。」
「そ、そんなの使わなくてアレンはすっごいもん!!」 <ちょ!フェブ何言ってるの!?
「がはははははははは!!」


「いやぁ〜、フェブのおかげで大儲けしちゃったよ!」
「まぁ〜、あたしにかかればこんなものよ!」
「はは、まったくだよ、ありがと。」
 アレンは臨時収入でフェブの望みを叶えてやることにした。昨日は資金不足で諦めていた綿菓子を買い、やりたがった射的を思う存分やらせてあげた。もちろんアレン自信も楽しんだ。アレンにとって祭りは常に遠くから見ているだけの行事であり、楽しんだことなど一度も無い。今こうして笑いながら過ごせることをフェブに感謝していた。
 フェブも感謝していた。故郷の森で、フェアリーたちと悪戯したり、リャナンシーに絵を教えてももらったりしていた、楽しかった日々に勝るとも劣らない一時を貰ったからだ。フェブにとって、アレンは最早切っても切れない関係になっていた。
「(この首輪みたい。きっと離れてても直ぐにあたしは引き戻されるんだ。)」

 屋台を見ながら歩いているといかにも怪しげな商人が一人近づいてきた。
「ちょいちょい、兄さんよ。羽振りよさそうじゃないか。ちょっとこっちも見ていきなよ。」
「いえ、間に合ってるんで・・・」
「つめてぇこと言いなさんなよ。珍しいものをそろえてるよ。」
「いらないって言ってるでしょ!べー!」
「なんでい。兄さん羽虫を飼ってんのかい?」
「キー!!誰が羽虫y(ムガー!!」
「はいはい少し静かにね(また目付けられたらどうするんだよ)。この娘は羽虫じゃなくてピクシーだから。」
「そんなのどうでもいいでさぁ。兄さん、羽虫を飼うならこいつは必需品ですぜ。」
 商人は背中の籠の中から奇妙なものを取り出した。
 それは高さが50cmくらいのそこそこ大きな円錐形状をしていた。円錐の周りにはいくつもの突起物が付いており、一つ一つが男性器を模っているようにも見える。中は空洞になっており、何かを燃やすための台が付いている。
「これは?」
「へえ、『羽虫香炉』でさぁ。」
「羽虫香炉?」
「へえ、こいつに特殊な香を焚くとですな、ピクシーもフェアリーもリャナンシーもふらふらと吸い寄せられんでさぁ。そして、吸い寄せられた羽虫どもは発情してこの突起でオナニーを始めちまうんですよ。羽虫使いたちはこれを使ってオナニーに夢中になって動けなくなった羽虫を捕まえるんでさぁ。」
 商人はひたすらにすごいものだと説明してくるがアレンの耳にはちっとも届かない。それよりもさっきから背中から伝わる振るえのほうが気になって仕方が無いからだ。
「フェブ?」
「・・・。」
 返事は無い。しかし、小刻みに震えながら頭を横に振っているのは解かった。フェブは嫌がっている?
「すまないけど、これはいらないよ。別の客にあたってくれ。」
「けちくせぇ兄さんだぜ。まぁ、必要になったらいつでも言ってつかぁさい。残っていたらですがね。」
 アレンは足早に商人から離れ、路地裏の人ごみの喧騒から離れた場所に落ち着いた。
「フェブ大丈夫?」
「あれ、嫌なの。」
「あれって羽虫香炉?」
「うん、あれ見てると何だか自分が自分じゃなくなるように感じるの。全部忘れて、頭の中真っ白になって、それで、それで・・・・・ひぐっ、ううぅ。」
 フェブはここに来るまでずっと涙を溜めていたのか、大粒の涙をいくつも落とした。最初に気づくべきだった。フェブはここに自分の意思で来たんじゃない。連れて来られたのだと。
「大丈夫だよ、フェブ。もうここにはあんなものないから。ごめんね、僕が振り切れなかったばっかりに。」
「ううん、アレンのせいじゃないの。ただ・・・。」
「今日はたくさん遊んだしもう帰ろう。夕飯の材料買って、ね?」
「うん。」
 アレンは夕食の買い物をしながら悩んでいた。フェブに染み付いた心の闇は深い。自分に癒せるのだろうか?
 綿菓子に舌鼓を打ち、射的を楽しんでいた笑顔よりどこか影が張り付いてしまった笑顔。彼女に本当の笑顔を取り戻せるのか?その為に何が出来るのか?
 そうやって悩むアレンの顔にもまたどこか影が張り付いていた。










「ちっ、ちっとも売れねぇなぁ。」
 アレンたちが通り過ぎてからと言うもの彼の売り文句に耳を貸すもはいない。今日は店仕舞にするかと言う時に一人の羽虫使いが声をかけた。
「その香炉を一つ貰おう。」
「へい!旦那!いや、よかった。もう店仕舞するところ・・・・・?」
 商人は男が引く車の中にはすでにいくつもの羽虫香炉が入っていることに気づいた。
「旦那、そんなにたくさんの香炉どうするんでさぁ?」
「なに、ちょっとした害虫駆除をやるんでね。で?売るのか?売らないのか?」
「もちろん売りますでさぁ。さあどうぞ。」
「うむ。代金だ。」
「こ、こんなに!?」
「半分は口止め料だ。言いふらすんじゃないぞ。」
「は、はぁ。」
 そう言うと羽虫使いはごとごとと車を引いて去っていった。
 商人は奇妙な男だと思ったが、手に入れた代金で飲む酒の方が気になり始め、酒場に付く頃にはすっかり忘れてしまった。

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エロエロ成分をぶち込んでみましたで見ました。これでエロタグ詐欺って呼ばれないね。やったね、特車2課!!

やっぱり、ピクシーとかフェアリーはボテ腹、ボコ腹えっちが一番いいと思うんですよね。

11/06/21 21:30 特車2課

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