私の首輪、あなたの鎖 %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d %02 c=15d

玉虫

 最初にかアレンを襲ったのは鋭い痛みだった。ピキッ!と言う音がよく似合う痛みが左肩から頭の天辺まで突き抜ける。何とか叫び声を上げることだけは我慢し、アレンは目を開けた。
最初に見えたのはやたら近い天井。頭を横に向けようとするがあの痛みがジリジリと肩から流れてきたので止めた。
 ぼーっとする頭で何か考えようとするが何も思いつかない。確か、大切な何かの心配をしなければならなかったはずなのに、霞がかかってアレンは思い出せずにいた。
アレンは、とにかく体を起こそうと少しづつ体を動かし、自分が寝ているベッドらしき物のフレームに上半身を預けた。肩の痛みが引くまで目を瞑って耐えているとお腹の上から何かがころんと落ちた。

「ん、んぅ〜。…すぅすぅ。」

ベッドに転げ落ちたものは可愛らしい寝息を立てていた。蒼く透き通った羽はキラキラと変わらず、小さな体は少女らしい柔らかな曲線を描き、ピクシーらしい衣装があるがままの魅力を表現していた。
片手で持ち上げられるほどの小ささが保護欲を掻き立て、アレンは愛しいお人形さんがら目が離せないでいた。

「うーん、ふっあぁーーーあ!……あれぇ?あたし、寝ちゃって。………あ。」

「おはよう、フェブ。」

「…。」

「?フェブ?フェブさーん?」

「う。」

「う?」

「うえええええぇぇーぇっええぇぇえええぇぇえーーーえええぇぇぇん!!」

「ちょ、えっ!?なんで?フ、フェブさんえーっと、」

「びええーーーーえぇぇええっぇえええぇえぇん!!!アレェンのぉばぁがあああぁぁぁぁああああぁぁーー!!!!」

ぐしゃぐしゃに泣きながらなので言葉の大半は何を言っているのか解らなかったが、最後の言葉だけは鈍感なアレンでも何とか理解できた。
フェブの泣き声を聞いているうちに頭もスッキリとし始め、今更ながらにアレンはどんな状況にいたのか思い出すことができた。
押しつぶされそうな恐怖と緊張、腐臭と血臭、その先にあった痛みと死の実感、はっきりと覚えている紅と蒼に煌めくフェブ。溢れ出た安堵感にアレンも目頭が熱くなってきた。

「う、ぐすっ!ふぇぶぶじだったんだね。よかったよ゛がったよ゛ぉ〜!」

「えぐっ、な、なんであんたまでな゛いでんのよ゛ぉ。ばあぁかあああぁぁぁああぁ〜!!」

「ご、ごめんよぉ〜。ご、うぐっごべんなさい〜!!」

「うえぇええぇっぇ〜〜ん!!」

<ガチャッ!!
「あらあら、え〜と、これはどう言った状況なんでしょう?」

大声を聞きつけて駆付けたリールーは、大泣きしている一人と一匹を目に苦笑を漏らしながら考え、取り敢えず泣き止むまでに温かいホルスタウルス印のスープでも作っておこうとその場を放置した。











 しばらく泣き続けた一人と一匹は、アレンの腹の音で少し心が落ち着き、頃合を見たリールーに促されて食事を取ることにした。家にはアレンとフェブ、リールー以外にも幾匹かのフェアリーやピクシーが住み込んでおり、
食事の用意も何もかも彼女達が用意してくれていた。
当然ながら、アレンは、ベッドでの安静を言い付けられたので、食事の場所は寝室に広げられた。ベッドの上やら横やらで小さな女の子達がきゃあきゃあ騒ぎながら取る食事と言うものを経験したことのないアレンにとって、
一種の家族団欒の雰囲気を感じていた。

「ずずずぅ〜。ぐすっ!……………美味しかった。」

「ふふ、逃げてきた方の中にホルスタウルスの方がいらして、助けてくれたお礼にとミルクを分けてくれたんです。」

「そ、そうだ!そこら辺どうなったのか聞きたいんですけど!僕が倒れてどのくらい経ったんですか!?てか、ここどこなんですか!?」

「まあまあ、落ち着いてください。ここは妖精の国で、倒れてからだいたい二日ほどですよ。作戦については、私も詳しい内容を聞いていないので教えることはできません。
 それよりも!アレンさんは他に気にすることがあるんじゃないんですか!フェブさんは二日間ずっと付き添ってたんですよ!」

<ブッフゥー!!
「な、ななな、何言ってんのよ!?あ、あぁたしがそんな事するわけないいじゃない!今日は、その、たまたまよ!たまたま!
 ご主人様に倒れられたら食い扶持が無くなるからよ!そうよ!そうに違いないわ!」

アレンがフェブを見つめるとフェブは顔を真っ赤にしてそっぽを向いてしまった。如何に朴念仁なアレンでもこの仕草だけで本当の事なんだと解る。
フェブの優しさにまた目頭が熱くなるが、同時に彼女を悲しませた事に対しても申し訳なさが込み上げてくる。

「フェブ、ごめんね。心配かけて。でも僕はきm…」

言いかけたアレンの言葉は横で聞き耳を立てていたフェアリーの人差し指で止められた。飛び上がってアレンの口に当てていた人差し指を戻して自分の唇に当て直したフェアリーはお茶目にウインクしながら小声でこう言った。

「お兄さん、違うよ。こういう時は、一言だけ言えばいいんだよ。」

「えっ?でも、なんて言えば?」

「アレンさんは鈍いですね。恋人同士の一言なんて限られてるでしょう?」

「あ。」

「じゃあ、私は皆と洗い物してますからね。さあさあ、皆、行きますよ!」<え〜。やだぁ〜。これからなのに〜。ぶぅ〜。

<バタンッ




フェアリー達の喧騒が遠のいていくと部屋に少しだけ静寂が戻った。
フェブは相変わらずそっぽを向いてアレンに顔を見せようとしない。怒っているのか?しかし、それならアレンにも言いたいことがあった。いくら自分が無茶をしたからと言って、フェブまで飛び出してくることはなかったはずだ。アレンにはそれが腹立たしかった。

「(自分が傷つくのはいいのに相手がそれをすると怒るか…。考えてみると身勝手だよな。)」

改めてフェブを見る。小さな体をさらにしゅんとさせて考え込んでいるようだ。ふと窓が少しだけガタガタと揺れる音を聞いた。恐らく風に吹かれたのだろう、窓を見るとポカポカと暖かそうな風景とよく晴れた空、うっすらと硝子に反射したしゅんとした少年が写り込んでいた。
 それを見てアレンは気付いた。フェブも同じなんだと。こっちが心配してるいるのに無視して危険に飛び込んで行く。そのことに腹を立てているのに同じ状況になると自分も同じ行動に出てしまった矛盾。怒りと人のことは言えないと思う反省。何を言えば許してもらえて、かつ、自分の怒りを鎮められるのか分からないから黙っているのだ。
そのことに気がついてしまうとアレンはあれこれ考えていた台詞が馬鹿らしくなり吹き出して笑ってしまった。

「な、何笑ってるのよ!?あたしはね…!」

「フェブ。」<ガバッ

「ちょ、ちょちょちょちょなななにするのよ!いきなり!(ふぁ、アレンの胸の臭いがぁあぁ。すぅ〜、すぅ〜さいこおぉぉ〜♥)」

「ごめん、でも、愛してる。」

「…!あっ…っの、えと…、…うん。あたしも。」←ちょっと恥入り中

 アレンはしばらく包み込むようにフェブを胸に抱いていたが、しばらくするとフェブの方からもぞもぞと身悶えするような動きを始めた。訝んだアレンが抱えていた手を緩めてフェブの顔を見やるとぷにぷにの頬を赤く染めて潤んだ瞳でアレンを見つめていた。荒い息は、息苦しいと言うよりもそこにある空気全てを吸い込もうとしているようにも見える。
もしやまさか、と思っているとフェブの方から答えを出した。

「ねぇ、Hしよ?(はぁはぁはぁはぁ、あ〜、もう何これぇー。すっごいあつーい)」

「フェブもしかして発情してる?」

「うん、してるしてる〜。(いやだぁ、発情なんて言われたらもっとあつくなっちゃうー↑)」

「フェブさん、なんかキャラ変わってないかい?(そう言や、ホルスタウルスのミルクが入ってるとか言ってたっけ。ん?待てよ。てことは僕も…)」



<ビクンッビクンッ!!



 布団の上からでもわかるくらいにテントを張った股間が意識とは関係に無しに震えている。服を突き破らんばかりに大きくなっているはずなのに余りにもギンギンになっているため下着の締め付けも意に介さない。
フェブの潤み、上気した顔を見てからはさらに強ばりを増していた。
 フェブを布団に下ろし、自らも臨戦態勢になろうとしたアレンだったが、肩の傷が引き攣り上手く服が脱げない。何とかシャツを脱ごうと四苦八苦していると人形ほどの大きさだったフェブがみるみると大きくなり、アレンとさほど変わらないまでの身長へと変身した。大きくなったフェブは、それまで見たことのあるどのサイズのフェブにもない魅力をこれでもかと言わんばかりにはち切れさしていた。
 手のひら大のサイズからでも解っていた柔らかい肉付きは、大きくなったことでさらに柔らかさを増し、それでいて垂れることはない絶妙な張りを誇り、その太ももでアレンのそそり立つ肉棒を布団の上からぎゅぎゅうと締め付ける。そして、ピクシーにしては大きいなと思っていた胸は、やはり、大きくなるとその豊満さが溢れ出し、身長との不釣合いから今にもピクシー種伝統の服からぽろりとこぼれ落ちそうになっていた。(所謂、ロリ巨乳である。)

「アレンはじっとしてて。あたしがぜんぶしたげるから。」

 フェブは、まずアレンのシャツを脱がしにかかった。ボタンを外し、器用に右腕を袖から抜いていき、次にゆっくりと優しく左腕を持ち上げながら脱がしていく。その間、その豊満な胸がアレンの目の前常にたゆんたゆん揺れ続け、時折、恐らくはわざとであろうが、アレンの顔や胸に押し付けられた。押し付ける度にフェブから漏れる吐息が面白く、舐めたり吸い付いたりを繰り返した。

「いやん、もう、悪戯はだめぇ〜♥」

「だって、こんなすごいの押し付けられたら我慢できないよ。」

「でしょ〜?でもだめ。ピクシーに悪戯するなんて後悔させてやるんだから!」

 そう言うなり、いきなりアレンの乳首へと吸い付き始めた。舌先で弾くように舐めアレンが声を漏らすのを見計らって甘噛みに切り替える。空いている乳首にはコリコリと指で摘む攻撃。普通なら女の子に行うような責めを与えることで背徳感によるゾクゾクとした気分をアレンに与え続けた。
 乳首攻めに飽きるとフェブはそのまま舌を這わしながら下へ下へと降りていく。へそまで舐めたところでズボンと下着に手を掛け一気にずり下ろした。勢い良く開放されたアレンのモノは大きく反り返り、いつもよりも赤黒く充血している。ホルスタウルス印に偽りなしの効果であった。
 それをうっとりと眺めながらフェブはため息を漏らしている。

「フェブ?」

「はふぅ。(おっきいよぅ。二日もベッドで寝てたから臭いも……。あ、白いのが………じゅる)」

「フェブさーん?」

「ふぇっ!?な、何?」

「あんまり見られると恥ずかしいし、息があたって、その、切ないというか…。」

「わ、わかってるわよ!………ん、レロぴちゃ、ちゅぶ」

 丹念な舌使いで竿の根元から先端に向けて舐め上げていく。数日前にくわえさせた時とは違う愛撫のフェラにアレンの息遣いも荒くなっていく。

「れろれろ、あ〜む♪じゅずッ!ちゅ〜、んく。むふふ、アレン、すっごく切なそうな顔してるよ。舐めるだけじゃ足りない?」

「うんッ!く、う、足りない。」

「じゃあ、どうして欲しいか言ってみて?」

「くわえて欲しい。先から根元まで全部。」

「こんな大きいのを全部だなんて、ほんとアレンは変態だよね。まぁ、やるんだけどね♪んっ。」

 起こしていたアレンの上半身を横たえさせるとフェブは、その胸板に股がり、お尻をアレンの顔の方に突き出す格好でイチモツにかぶりついた(所謂69)。さらされたフェブの背中には蒼く澄んだ羽が畳まれ、神秘的な美しさと透けて見える肩甲骨のエロさが装備されていた。当然、突き出された尻からは、フェブの秘部とすぼまった穴がアレンに丸見えとなり、両穴ともヒクヒクと物欲しそうに誘っていた。不思議なことに、二回も剛直でガバガバに広げられたはずの秘部は、綺麗なピンク色の筋のままで、自分にそれをグチャグチャになるまで犯し抜いた記憶がなければ処女でも通せる位の可愛らしさであった。濡れそぼった股からはメスの臭いが溢れ出し、足を開いたことで太腿から太腿へ粘液が糸を引いた。

「んちゅ、んむ、んぐんぐむぅ。んくんっうぅ〜。はぁあ、ずぅちゅ、んん〜♪」

「は、はぁ、くぅ、舌がァツ!サリサリして、く。」

「しはぁふぁけぇ?ほっふぇふぉっはややはいへひょ?」

「うん!ほっぺもやわらかい!ああ、すごい!」

「ひゃあほれはぁ〜?ちゅぅ〜、んぐじゅちゅる、んぐく、ごくごきゅ、はっ、じゅ、じゅ!」

「ああ!そんな喉で吸われたら!うぅ。」

 アレンからは見れないが、舌を縦に丸めて竿に沿わせて吸い上げたり、先端をほっぺの内側で擦ったり、最後には喉の奥まで突き刺したりと涎のローションで顔も股間もどろどろになった痴顔を浮かべているフェブは魔物の本性そのものである。次々に玉で精子が造られ続けるアレンにとって我慢など出来るはずもないし、その必要もない。なので、アレンは、欲望のまま吐き出そうとしたのだが、

「はあへぇ〜♪」<ぎゅ!

「うぎ!フェブ、そんな!」

「じゅずるるるるるうぅぅ〜、じゅぱっ!けふっくふっ、さっき意地悪したからだめぇ。出したい?」

「出したい!フェブ、我慢できないよ!出させて!」

「むふ〜♪反省したらね。あーむぅ、ん、んぐん、ぐんぐん、じゅちゅちゅ、じゅるるんんぐく、おん。」

「はあ、はあ、くうう。」

 しっかりと根元を抑えられて出すに出せないアレンは、天井を仰ぎ見て必死に耐えた。蒸れたお尻を目の前でふりふりされながらフェラされているのに出せないとは、拷問に等しい仕打ちである。

 ふりふり?

「(むふ〜♪情けない顔しちゃって。でも大丈夫!我慢しただけあとでしっかり)ふぇぇ!?!?」

「れろ、ちゅるる、フェブ、フェブ!んぶぅ。」

「ふぇっふぇお!ほあふぃふぃふぇ…!ほああ!んん!ふぃふぃひょ〜♥(やだ!あたしが責めてるのに!あんぅ!でも、気持ちいい!)」

 フェブのお尻にむしゃぶりついたアレンは、夢中で割れ目の中に舌を食い込ませていった。片腕なので十分に押さえつけることは出来ないが普段よりもさらに敏感になっているフェブには十分効果的な反撃となった。最初の反撃で腰砕けになってしまったフェブには、起き上がって止めさせることも、さらに強力なフェラで責め立てることも出来ず、ただ、喘ぎ声で口をもごもごさせて逝かないように努めることが精一杯であった。射精を抑えている手にも力がなく、為すがままにされていた。
 その変化を感じ取ったアレンは、腰を抑える手を外し、フェブの愛液を指ですくい上げるとある一点を弄り始めた。

「ふぇああああああぁぁぁぁああぁぁあ!!ひょほ!ひょほふぃはう!ははひゃあぅあ(そこ!そこ違う!身体浮いちゃううぅ!!)」

「こっちは初めてだよね。前にね、店長がこっちで犯ってるの見たことあるんだ。ラージマウスさんすごく気持ちよさそうだったよ。」

「ふひゃああああああああああああ!!(あたしは違うのに!ぐりぐり入ってくるぅぅぅl!あああああああ!!)」

「うう!声の振動がッ!出すよ!出すよ!!」

「ふぇああああほほおおおおあああああ!!(クリも噛まれてる!お尻、深いぃぃぃ!!いくいくいくいういういういういうううう!!)」



ドブッ!どぷッどぷッ、びゅりゅるる!ビュッ!ドプッ!!


「んぐ!ゴクゴク、ぶうぇ、ごきゅ、ごふぇ!んぐんく、ごほっ、ごく!」





 ミルクの効果で大増量された白濁液が容赦なくフェブの喉奥を叩く。虚ろな目で咳き込みながら飲み込んでいくフェブの顔は、口や鼻から咳き込んだ液によって白濁色に染め上げられていった。
 一発出して落ち着きを取り戻したアレンは、フェブのア〇ルから中指を引き抜いた。引き抜く衝撃でフェブの身体はガクガクと痙攣し、抜けた時には「ジュポンッ!」と小気味の良い音がなった。フェブも何とか身体を起こし、アレンの肉棒から口を放した。お返しとばかりに最後の瞬間まで吸い上げ続け、尿道に残った少し黄色い液までも吸い出し、ごくごくとわざと音が出るように飲み干した。

「んくんく、んはぁ〜。もう!お尻は弱いのに!アレンの変態変態変態!」

「はぁはぁ、ごめんよ。でも、気持ちよかっただろ?」

「うぅぅ〜、…よかったけどさぁ。あたしが責めてたのに!」

「まぁまぁ、じゃあ、上になってくれるかい?責めたいんだろ?」

「きぃ〜!アレンのくせに!いいわよ!怪我が治ってもベッドから出れなくしてやるんだから!」

 フェブは、羽をばたつかせてふわりと浮き上がるとアレンと向き直り、腹の上へと着地した。まだまだ収まらないミルク効果によって萎えない剛直をまろいお尻で少し擦ると先から白濁液とは違う潤滑液がみるみる溢れ出し、すぐに準備が整った。フェブが腰を持ち上げ、自分の膣内に誘い入れようとしているとき、アレンは、また善からぬことを閃いた。どうやら人間とは、一度死にかけると何かが吹っ切れてしまうようだ。

「ねぇ、お尻に入れたいな。」

「はぁ!?何言ってるの!ダメよ、ダメダメ!絶対ダメだからね!(指でアレだったのに、アレンのを入れられたらあたし///)」

「でもすごくひくひくしてるよ?本当は、期待してる?」

「そそそそそそんなわけないでしょ!(も〜、どうしてあたしの身体は嘘つけないかな!)」

「そうか、分かった。仕方ないね。フェブは、前も気持ちいいから全然気にしな…」

「え?あっ。」

「…。」

「…。」

「フェブさん?」

「うぅぅ〜、すればいいんでしょ!アレンの変態!ド変態!」

 そう言うとフェブは、アレンの剛直を秘部ではなくア〇ルの方へと導き、ゆっくりと腰を下ろし始めた。流石にかなりきつい。それなのにフェブときたらもう口角から涎を垂らして焦点の定まらない目をしている。本人は否定していてもそこらへんは、やはり魔物なのだろう。そう思う反面、改めて自分の要求も変態じみてるな、とアレンは思い直すのだった。

「くっあ、フェブ、きつくて、もう、かなりやばいよ。今、動かれると、うぅ。」

「ふあああ、あなぁ広がってぇ。い、逝っちゃった。あは♪じゃ、思いっきり動いてあ・げ・る♪んぅ!覚悟なさい!」

「ま、待って、ほんとに、うぐうう。出そううう!」

ずちゃっ、ずりゅ、ずりゅぱんっ♪パンっ♪ずちゃ、ずちゃっずちゃ

「あん、あ、んああ、んくあひう、あ、いい、いう、あは、アレンもう漏らしてるの?あぎゅ、あひ、だらし、いは、な〜い♪」

「だって、それは、ああ!フェブのお尻が!うあああ、また、あああ!」

ぬちゃ、ぎゅちゃ、ぱんぱんぱん、ずちゃびちゃ、ぐちゅぐちゅ、どぷっ、ずちゃ

「んあああ!追加で出てる!あひ、アレンが出すたびに滑りが、ああ!いい、いいようぅ。腰が、腰が止まんないぃい!」

「もう、もうだめだ!大きのが来る!沢山、出すよ!フェブ!」

「ま、まだ出るの!?あい、ひう、んお!これい、じょう、うあ!だ、だされたら、いいう!いく!お尻で、お尻で、ああ!赤ちゃん出来ちゃう!」

 今や上半身を弓形に反らしたフェブであったが、それでも腰を打ち付けるのを止めない。アレンの方もフェブの腰に合わせて腰を打ち付ける。貪欲に快楽のみを求め、気遣っていたはずの理性は、快感の衝撃の前に霞みに消える。完全な魔物と化した二匹にはお互いしか見えず、感覚が一点に集約されていく。堕楽と退廃こそが全てなのである。

「ああ!フェブ!フェブ!で、出る!!」「んほおおおおおああああああ!!」

ドプッ!!びゅるるる!ドピュっ!ビュク!ドクドクドクッ!!ビュる……

「ふぇ、ふぇあぁぁ…。ま、まだでてりゅ。お尻もうゆるゆるだよぅ。」

 長い長い射精が続き、本当に直腸で妊娠させるつもりかと思われるほど、大量の性を撃ち込んだ。あまりの疲労と快感に下半身の筋肉が緩んだのか、フェブは、身体を弓形に反らしたまま失禁してしまった。どうやらアレンとの交わりで失禁癖が付いてしまったようだ。

「あ、また、あたし、んうう!漏らしてる?アレン、ごめんなさい。汚しちゃったよう。」

「はぁうはぁはぁ、大丈夫だよ。僕は、気にしないから。もっと漏らしてもいいよ?」

「もう、ばか。ん!んしょ、んふぁ。だめ、腰が抜けて、いう!おち〇〇ん抜けないよ。」

 何度も腕の力で身体を起こそうとするが、失敗し、小刻みなピストンで刺激してくるフェブにわざとではないのかとも思えた。しかし、どうやら本当のようで、変身すら維持するのが困難なようだ。その証拠にフェブの大きさが段々と縮んでいるのである。ア〇ルに流石にへたれたとは言え、未だ膨脹したままの肉棒を残したまま。

「やあぁ、アレンたすけてぇ。お尻に刺さったまま元に戻っちゃうよぉ。このままじゃ、お尻が開きっぱなしになっちゃうよぉ。」

「わ、わかった。今抜いてあげ…。」





「その必要はないですね。」

「え?」「え?」





 声のする方は、リールー達が閉めていったはずの扉の方。急いで視線を移すと扉が半開きの状態になっており、その隙間から無数の視線がこちらを見返していた。扉が勢い良く開け放たれると積み木を崩すようにフェアリー達が部屋に雪崩込んできた。それを尻目にリールーが空中で腕を組みながらホバリングし、得意気な、それでいて意地悪な表情をアレン達に向けてきた。
 ふと視線を窓に向けると窓枠からのぞく視線がこれまた幾つも飛び出していた。どうやら、二匹の痴態はずっと見られていたようだ。

「ちょ、ちょっろ〜、なにのぞいてんのら〜!へんらい〜。」

「呂律の回ってない状態で言われても怖くもなんともないですね。それより、アレンさん!まだまだ元気なのでしょう?だったら抜く必要なんてありません!そのまま犯ってしましましょう!」

「いや、抜かないとフェブのお尻が…。」

「フェアリーやピクシーはその程度では、どうということもありません!さあ、続きをどうぞ。」

「いや、確かに、もう遅すぎてお尻、、広がっちゃってるけど。フェブも腰抜かしてるようだし、ね?」

「そうよ〜。これいじょうは、むり〜。」

「ダメです!それでは、面白く…、じゃなくて、魔物の名折れではないですか。もっと絞り尽くさないと!」

「でもほら、フェブもぴくぴくしちゃってるし、僕も怪我してるからさ。」

 リールーは、お尻を串刺しにされたままのフェブとアレンの包帯を交互に見て、深いため息をついた。これで諦めてくれるかとアレンは安堵したが、当然、妖精の国のフェアリーはそれほど甘くはなかった。リールーが指をパチンと鳴らすと倒れていたフェアリーやピクシー達が一斉に飛び立ち、アレン達に群がった。フェアリー達はフェブを助け起こすやいなやいきなりフェブから肉棒を引き抜き(この時、フェブは、盛大に身体を跳ね上げ、ア〇ルから大量の白濁液を噴出させた。)竿を清めようと一斉に舐めにかかった。
 ピクシーたちはと言うとアレンの胸板に張り付き、乳首や乳輪に甘噛みと吸い付きの嵐を起こした。ずっと見ていたのだから弱点などお見通しなのであろう。

「リールー、何を!!」

「せっかくなのでフェブさんには小さいままで前の方でしてもらおうと思いまして。やっぱり、私達みたいな小さい種族は、この特徴を生かさないといけないと思いませんか?お腹をぱんぱんにしてその上さらに白濁液で限界まで膨らまされてこそフェアリーとピクシーだと思うのですよ。ああ!想像したら私も濡れてきちゃいました。でも、私にも恋人がいますので代わりにアレンさんとフェブさんに発散してもらおうかと思ったのです。さぁ、今日は、私が満足するまで付き合ってもらいますよ。他の娘もいることですしね!」

 そうこう話している内に硬さと大きさを取り戻した肉棒に、フェブは、両脇をフェアリー達にがっちりとホールドされ、股を広げられた状態でセットされた。ア〇ルからまだ白いものが垂れていることからまだ、力が入らないのか、それとも、実は期待しているのかフェブの抵抗は実に弱々しい。アレンは既に臨戦態勢ばっちりなので抵抗などしようはずもない。

「さあ〜て、それでは一気にいきますよ〜♪」「おお〜♪」「おお〜♪」「おお〜♪」「おお〜♪」「おお〜♪」

「まっふぇ、せめて一休み…。」

「それぇ〜♪」

「…………!!」「…………!!」











「(いいなぁ、私もあんな風にボコ腹にして欲しいなぁ。ケイン、早く帰ってこないかなぁ〜。)」
フェアリー達にぐちゃぼこにされるフェブ達を見ながらリールーは、帰ってこない放蕩恋人に思いを馳せるのであった。


















 アレンが目を覚ましてから一ヶ月ほど経った。
 やっとケインから手紙が来たのだ。手紙に誰よりも喜んだのはリールーであったが、フェブ達は別の部分で大いに喜んだ。なにせ、この一ヶ月、毎晩のごとくリールーのストレス発散に付き合わされたのだ。フェブのお腹が膨らんでいなかった日がなかったほどに。

 手紙には、作戦は、大成功を納め、街は安全な状態に戻ったので一度、領主城まで来て欲しいと書かれていた。何故、領主城なのか、何故、こんなにも時間が掛かったのかも書かれていなかったのでアレンたちは、疑問を抱きつつも街へと帰ることにした。
 フェアリー達が開けてくれた門をくぐり抜け、アレン達は街から少し離れた目立たない場所へと降り立った。遠目に見た街には、確かに目立った破壊もなく、異常な喧騒も聞こえない為、確かに安全であるとは思えた。しかし、近づくに連れて違和感も増していった。作戦は成功したはずなのに何故か街には人間の警備兵が待機しており、念の為に着けてきたフェブの首輪を入念に調べられてから入門を許可された。
 街の中も相変わらずであった。相変わらず魔物と人が入り乱れ、相変わらず魔物の首には首輪が着けられていた。

「なんだよこれ?成功したんじゃなかったのかよ。」

「ねぇ、騙されてるってことはないよね?」

「うーん、騙すにしても僕達をピンポイントで騙すかな?それならリールーを引っ掛けたほうが早い気がするけど。」

 兎に角、城まで行かなければ話が進まないと決断した一人と一匹は何か変わったところがあるはずと街を見回しながら城までの道を進んだ。城に着いたら着いたで、門番にはかなり渋い顔をされた。グチグチと漏らしていた端々からは、「騒動の原因の羽虫何か連れ込みやがって」などが聞こえてきた。アレンはフェブと顔を見合わせていよいよ大きくなってきた不安をお互いに打ち消しあった。

「領主様の御成である。控えよ!」

「ははぁー!」

 謁見の間にて領主との対面を許されたアレンとフェブは地面に手を付き、深々と頭を下げて領主の登場を待った。そして、意外な人物と顔を合わせることになった。




「よおう。お前ら、元気にしてたか?がははははははは!!」




「!?店長!?」「!?店長さん!?」

「!!領主様を前に無礼であるぞ!!」
目くじらを立てた近衛兵が剣に手をかけて近づいてきた。

「も、申し訳ありません!!どうかご容赦を!!」

「よいよい!ところで余はこの者達だけと話がしたい。席を外してくれんか?」
店長が手を払うと近衛兵は、頭を下げて部屋から退出していった。謁見の間には、アレンとフェブ、店長だけとなった。

「さぁ、お前ら、そんなとこで座っとらんで、こっちにきて酒でも飲まんか?」

「いやいやいやいやいや、その前に説明してくださいよ!!なんで店長が領主になってるんですか?全然話が解りませんよ!!」

「ああ?それはな、俺が前の領主の弟だからだ。これで気が済んだか?言わなかったけか?」

「知るわけないでしょ!てか、それだけ?説明終わり?ラージマウスさん達は?」

「めんどくさいやつだのう。おい!お前が説明してやれ!」

 店長が呼びかけると柱の影からケインが姿を表した。まったく気配を感じなかったのにいったいどうやって入ってきたのか?あるいは最初から居たのか?

「やあ、アレン君。久しぶりだね。傷の方も治ってるみたいでよかったよ。」

「はぁ、ありがとうございます。って、違っがーーーーーーーう!!何のんびりと挨拶してんですか!?作戦、成功したんでしょ?なのに、なんでまだ魔物が首輪を着けてたり、魔王軍じゃなくて警備兵が居るんですか?」

「うーん、君には作戦の内容を全部説明してなかったからね。じゃあ、ぱっぱと説明しておこうかな。」




 ケインの説明を纏めるとこうである。アレンが勝手に魔物の開放と魔王軍による街への総攻撃の手助けと思っていた作戦は、実は街の乗っ取り作戦だったのである。
 反魔物の貴族や豪商ばかりが住むように思われているこの街ロシオールだが、実際には、その中のかなりの数が隠れ親魔物派なのである。隠れ新魔物派は、長い間、領主一族とその取り巻きが目の上のこぶであり、ずっと暗殺計画を練り上げてきた。しかし、それと同時に今の地位も捨て去りたくはなかった。領主を暗殺し、魔王軍に寝返れば当然、王国から討伐軍が差し向けられ争いに巻き込まれる。しかも、救えるのはロシオールの魔物だけであり、むしろ、ロシオールのみに許された魔物の商品価値を失えば奴隷商はすぐに死刑囚として魔物を王国に売り渡すようになることが予想された。そこで考え出されたのがロシオールの立場はそのままに、内部をそっくりと入れ替える作戦だったのだ。

「ちょうど店長さんと言う、領地と自治権を正当に受け継げる人物と仲が良かったので私が作戦に加わるようなったのさ。」

「だが、俺は一族から離縁を言い渡された身だ。一族に戻り、正当に位を受け継ぐためにはそれなりの手柄が必要だった。」
ワイン瓶を片手に店長が話に入ってきた。しかし、どこからどう見ても酔っ払いのこのおっさんが領主一族だなんて誰が信じようか。

「そこで魔王軍に協力を依頼して、一芝居打ったってわけさ。ただ暗殺しただけじゃ怪しまれるからね。目暗ましも必要だったし。」

「罪は全部魔王軍に被ってもらって、俺たちは素知らぬ顔で「皆のもの!揺るぎない信仰を今こそ示すのだ!神のご加護は我らにある!」と叫んで、見事に撃退。正当な手柄としてロシオールは俺達の手に。」

「ちなみに、祭りの時期を選んだのは、奴隷商が一堂に会するこの時期ならバレにくいと踏んだのと奴隷商そのものを一掃するためさ。」

「はぁ、じゃあ、どうして、街の魔物はまだ首輪着けてるんですか?支配権を取ったのなら廃止にしてもいいんじゃ…。」

「まぁ、そうなんだけどね。王国への誤魔化しってのが二割くらい、残り八割は趣味で着けてる。」

「趣味?」

「おう!俺の嫁さんも着けてるぞ。おーい、入ってこい。ガキ共もいいぞ!」

 店長の掛け声と共にラージマウスの子供達がわっと入ってき、あっと言う間に店長にまとわりついた。遅れて静静と入ってきたのは、店長のラージマウスさんであり、首には相変わらず重厚な首輪と鎖が繋がっている。

「いやぁ、俺は嫌なんだけどなぁ。嫁さんが鎖が届く距離から離れたくないって泣きつくもんだから仕方なく着けてるんだよ。俺の趣味じゃねぇぞ、俺の趣味じゃあ。」

 そうは言いつつも、乱暴に鎖を引っ張ったときにラージマウスがきゃっと漏らす声を聞いて顔をほころばしているの様子からまんざらでもないのであろう。

「でも、魔王軍もよく協力したわね。魔物の為とは言っても貧乏くじしかないでしょうに。」

「そこはな、ほら、あれだ。」

「?」「?」

「私達と行動していた部隊がいたね。ほら、リーダーって呼ばれてた人達。あの人たちが報酬さ。あとは、他の貴族を堕落させたら魔王軍の高官に見合いさせることで同意してもらった。」

「…なんとも魔物らしいですね。で、僕らが呼ばれたわけは?}

「そうだった!そっちが本題なんだ。俺の前の店な。お前にやるわ。」

「は?え!本当ですか!?あんな大きなお店をいいんですか?」

「馬鹿野郎!今じゃ俺は領主様だぞ。店の一つや二つどうってことねぇよ。商品から資金まで全部まとめて持ってきやがれ!」

 アレンには、信じられなかった。物心ついた時から貧乏で父も母も貧乏に殺されたようなもので、これからも貧乏な人生をフェブと歩んで行くんだろうと覚悟してた。夢なんて信じているわけではなかったが、小さな商店でも開いて、フェブと生きていければそれでいいと思っていた。誰かが頭を撫でている。横を見るとフェブが頭を撫でてくれていた。どうやら、いつの間にか泣いていたようだ。

「なんか、いきなりお金持ちになっちゃって、仕事まで貰えたんだけどどうしようか?」

「そうね。とりあえずはキスでいいんじゃない?」

「これから忙しくなると思うけど、大丈夫かい?」

「野暮なこと言わないで。リールーが言ってたでしょ?こう言う時は一言でいいの。」

「愛してる。」「うん、あたしも。」

 一人と一匹は、口付けを交わし、ただただ幸せな時間を味わうことにした。













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長らく投稿を放置してしまい、誠に申し訳ありませんでした!!
リアルが忙しいと創作意欲とはなかなか湧いてこないものでして、今章も年末に入りやっとできた時間で仕上げたものでございます。コメントをいただいた方々にも申し訳なく思っています。

さて、今連載もこの「玉虫」にて終幕と相成りました。相変わらずエロ表現が貧弱で魔物らしさを表現するために四苦八苦しておりますが、それでも皆様に楽しんでいただけたなら幸いです。
お詫びとは言いませんが、短編を並行して執筆中ですのでそちらも近日中にうpできるよう努力していきます。

最後になりますが、以上のことを棚に上げて言わせてもらえば、ロリ巨乳は魔王様の御業にして正義、そして、ボコ腹は神秘なる存在。異論は認めない。

12/07/15 11:42 特車2課

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