連載小説
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5羽 幸せは自分で見つけること
ここはとある公園の噴水広場。
ここでは多くのカップルや夫婦に子供が集まる憩いの場所である。
そして広場にある木の下でキャップを被ってフォークギターを奏でているセイレーンがいる。
彼女の名前は渡鳥ウタというセイレーンの少女である。

「〜♪〜〜♪〜♪」
「良い歌だ」「泣ける」などと言う声が彼女の周りにいる者から聞こえてくる。
そしてそこにちょうど通りかかった川鵜クロが空を飛んでいた。
どうやら彼女は「そよ風」に向かっているのだろう。

「…くぅちゃんに聞いてみよう」
そして彼女は自分が働いている場所に向かう。

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「なるほど…ウタかぁ…」
そして場所は変わりそよ風の事務所にあるソファーに座りながら湯呑に入ったお茶を飲む烏丸蒼空が対面に座っているクロと話している。

「しかし…確かそのウタはスズメの同い年なのだろう?」
「…そうなの?」
どうやら蒼空のカラステングの情報量は伊達にならないと今更知ったクロは少しだけ目を見開くがその後に普段通りのものになる。
「…どうするの?」
「決まっているだろう?」

「それをするとそのウタちゃんが可愛そうよ?」
「いたのかツバメ?」
どうやら事務室に入ってきた小鳥遊ツバメにより蒼空は話すのを辞めた。
そして三人はソファーに座って仲良くお茶を飲む。
「それで…どうしてウタが可愛そうなのだ?」
蒼空に問われたツバメは「そうねぇ〜」と言いながらお茶を飲む。

「彼女はね?…歌手になるのが夢なんだってスズメが言っていたわ」
「…セイレーンなら大体はそうだと思う」
ツバメが話した後にクロが同意する。
「うぅ…二人で私をいじめないでくれ…(あやうく本心を出しそうになった)」
そして三人は休日のそよ風の事務所で笑うのだった。

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「ふぅ…疲れた…」
ここは小鳥遊家にあるスズメの部屋。
そこにはスズメはもちろんウタの姿もあった。
「久しぶりだねスズメ」
「そうだねぇ〜…何か飲む?」
「良いよ?アタイはいつも持っているこのスポーツドリンクで」
「私もそれが好きなのッ!!」
「えッ!?そうなのッ!?」
そして二人(この際は二羽だろうか?)はスポーツドリンクについて話し合った。

「ところでスズメは就職したんだよね?」
「うん。ウタはどうなの?」
「今はアルバイトをしながら路上ライブしてるよ?」
そして二人は少し黙った後にリビングに向かいテレビゲームおすることにした。
12/05/28 20:51更新 / オガちゃん
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■作者メッセージ
どうも今回は短く終わってしまいましたが次回の話が思い浮かばず…。
言い訳はご無用で…はい、すみません。

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