デュラハンたんがいじめられるようです
〜ある昼下がり、デュラハンの私室〜
私は私室で書類整理をした後、のんびりTVを見ていた
最近流行っているアニメだそうだ
部下に面白いものは無いか、と聞いたところ
おススメ、ということでDVDを貸してもらったのだ
最初はどんなものか、と思っていたが、これがなかなか面白い
続きも貸してもらおう
机の上に置いてある「たけのこの山」をつまみ、口の中に放り込む
・・・・あ、予告がもう少しで終わる
『次回、魔女っ娘わんわん ねふぇるてぃーた第六話!
"四天王、襲来!!" 次回も見てね、わんわん♪』
・・・・六話目にして四天王が出るのか
ホント展開が破天荒過ぎて読めないな
まあ面白いから良いんだけど
聞いた話だとこのアニメは、あるアヌビスがあまりにも可愛すぎるせいで
ファンが本人に内緒で作ったところ、出来上がりが異常に良くなってしまい
それを聞いて面白がったTV局に話を持ちかけられ、放送されたらしい
実在の人物をモデルに作られているが、どこまで実在の人物に近いのか不明だ
とりあえず実名ではないだろう、多分
というかこんなに可愛い生物がいるのか・・・・世の中は広いなあ
寝ているときに涎を垂らして「もう食べられないよう・・・」とか言っている人初めて見た
(※注 この前デュラハンも似たようなことをしていました)
魔女っ娘、か・・・・・・
実は私は魔法使いに憧れている
いや、正確には魔法に憧れている、と言ったほうが正しいか
私は魔法を使えないのだ
昔、師匠に魔法の素質がほとんど無い、と言われショックを受けた
無論、魔力が無いわけではないので魔道具は使えるが
だが魔道具はなんか違う
なんかこう・・・・指先をかざしてファイヤー! みたいにやりたいのだ
あと、可愛い服とか着てキラッ☆ とかもやりたい
騎士は嫌いじゃないけど、騎士なんてやっていると筋肉ついちゃうし・・・・
なんか背も高めになってきて、正直可愛い服が似合いそうにないしなあ・・・・
そう考えていると、全身が見える大きな鏡が目に入った
師匠に「これで剣の型の練習をしろ」と言われ買ってもらった大きな鏡だ
毎日寝る前にこれで練習するのが日課である
私はおもむろに剣を取り出して、鏡の前に立った
剣を杖のように構える
「魔女っ娘デュラハン、ここに参上! 悪い怪人をやっつけちゃうぞ☆」
キラリンッ☆
「ウルティマジカル〜・・・・・超銀河破壊砲〜〜!!」
・・・・・・し〜ん
うん、キモい
これはダメだわ・・・・
仕事終わったし、もう「たけのこの山」食べて遊びに行こう
そして振り返ったその時
副長「・・・・・・・・・・(唖然)」
Dエン「・・・・・・・・・・(笑いをこらえている)」
あれ、なんかDエンジェルと我が麗しのマイハニーの幻覚が?
えっと・・・・・・・・・あれ、本物?
私の部屋が嫌な沈黙に包まれる
ぶっちゃけ冷や汗だらだらである
「一応聞くが・・・・・・いつから?」
「え、えっと・・・・・(汗)」
「で、デュラハンが鏡の前に立った辺りかしら・・・・?(ぷくくっ♪)」
「・・・・・・・・笑うなら、笑え」(ぐすっ)
「ぶはははははっ!! おっかし〜〜〜〜!!!!
魔女っ娘デュラハン、ここに参上!(キリッ)だって〜〜!!!
あはははははははははっ!!! あっはははははははは!!!!」
「うわあああああああん!!! ちくしょう死んでやる〜〜〜〜!!!」
「で、デュラハン落ち着いてください!!!
窓に向かって突進しないで!!! 僕は可愛いと思いましたよ!?」
「うわああああああああああああああん!!!!!」
泣きじゃくるデュラハンを落ち着けるのに二時間ほどかかりました(by副長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以下、おまけ
「アニメ 魔女っ娘わんわん ねふぇるてぃーた第三十五話"悪の親玉"」
なお、この番組はLost in BLUEの人物や事件などとは関係があったり無かったりします
〜どっかの建物〜
ロウガ「ふははははっ!! よくぞここまで来たな、アヌビスよ!
だが、その健闘もここまでだ!!」
アヌビス「くっ・・・・・まさかロウガさんが親玉だったなんて・・・・!!」
ロウガ「はっはっは、その通り!
そして昨日冷蔵庫に入っていたプリンを二つ食ったのはこの俺だ!!」
アヌビス「ちょっと!? あれ一人一つずつだって言ったじゃないですか!?」
ロウガ「とにかく、ここまで来たからにはただでは帰さん!」
アヌビス「話をすり替えないで下さい! 私が疑われたんですからね!?」
ロウガ「出でよ、戦闘員A、B!!」
アヌビス「しかも聞いてない・・・・・・」
マイア「父上、戦闘員Aというのは私か・・・・・?」
サクラ「で、僕がBですか・・・・・・」
アヌビス「ちょっと待ってください、なんか戦闘員がえらく強いんですけど」
ロウガ「気にするな! 仕様だ!! さあ行くのだ、戦闘員!!」
マイア「はあ・・・・・父上は言い出したらきかないからなあ・・・・」
サクラ「えっと、その・・・・・アヌビス先生、ごめんなさい」
アヌビス「ふっ・・・・では私も"切り札"を使わせていただきます」
ロウガ「切り札、だと・・・・?」
アヌビス「アスティアさ〜ん、ロウガさんが二人を使って悪いことしてますよ〜」
ロウガ「なん・・・・・だと・・・・・!?」
ドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!
バンッ!!!!!
アスティア「ロウガ・・・・あれほど馬鹿な真似はやめろって言ったのに
・・・・・ちっとも懲りてないようだね・・・・・?」
ロウガ「な・・・・・・!? ま、待てアスティア、話せばわかる・・・・・」
アスティア「何を言っているんだ、わからなかったからこうなったんだろう?
・・・・さあ、こっちで"お説教"の時間だ・・・・・」
ロウガ「お、おい、待てアスティア・・・・そっちはルゥの娼館・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」×3
マイア「あ、フラン軒で食事でもしましょうか」
アヌビス「いいですね、行きましょう」
サクラ「おなか減っちゃいましたね」
てくてくてくてく・・・・・・
こうして、世界の平和は保たれた 〜続く〜
私は私室で書類整理をした後、のんびりTVを見ていた
最近流行っているアニメだそうだ
部下に面白いものは無いか、と聞いたところ
おススメ、ということでDVDを貸してもらったのだ
最初はどんなものか、と思っていたが、これがなかなか面白い
続きも貸してもらおう
机の上に置いてある「たけのこの山」をつまみ、口の中に放り込む
・・・・あ、予告がもう少しで終わる
『次回、魔女っ娘わんわん ねふぇるてぃーた第六話!
"四天王、襲来!!" 次回も見てね、わんわん♪』
・・・・六話目にして四天王が出るのか
ホント展開が破天荒過ぎて読めないな
まあ面白いから良いんだけど
聞いた話だとこのアニメは、あるアヌビスがあまりにも可愛すぎるせいで
ファンが本人に内緒で作ったところ、出来上がりが異常に良くなってしまい
それを聞いて面白がったTV局に話を持ちかけられ、放送されたらしい
実在の人物をモデルに作られているが、どこまで実在の人物に近いのか不明だ
とりあえず実名ではないだろう、多分
というかこんなに可愛い生物がいるのか・・・・世の中は広いなあ
寝ているときに涎を垂らして「もう食べられないよう・・・」とか言っている人初めて見た
(※注 この前デュラハンも似たようなことをしていました)
魔女っ娘、か・・・・・・
実は私は魔法使いに憧れている
いや、正確には魔法に憧れている、と言ったほうが正しいか
私は魔法を使えないのだ
昔、師匠に魔法の素質がほとんど無い、と言われショックを受けた
無論、魔力が無いわけではないので魔道具は使えるが
だが魔道具はなんか違う
なんかこう・・・・指先をかざしてファイヤー! みたいにやりたいのだ
あと、可愛い服とか着てキラッ☆ とかもやりたい
騎士は嫌いじゃないけど、騎士なんてやっていると筋肉ついちゃうし・・・・
なんか背も高めになってきて、正直可愛い服が似合いそうにないしなあ・・・・
そう考えていると、全身が見える大きな鏡が目に入った
師匠に「これで剣の型の練習をしろ」と言われ買ってもらった大きな鏡だ
毎日寝る前にこれで練習するのが日課である
私はおもむろに剣を取り出して、鏡の前に立った
剣を杖のように構える
「魔女っ娘デュラハン、ここに参上! 悪い怪人をやっつけちゃうぞ☆」
キラリンッ☆
「ウルティマジカル〜・・・・・超銀河破壊砲〜〜!!」
・・・・・・し〜ん
うん、キモい
これはダメだわ・・・・
仕事終わったし、もう「たけのこの山」食べて遊びに行こう
そして振り返ったその時
副長「・・・・・・・・・・(唖然)」
Dエン「・・・・・・・・・・(笑いをこらえている)」
あれ、なんかDエンジェルと我が麗しのマイハニーの幻覚が?
えっと・・・・・・・・・あれ、本物?
私の部屋が嫌な沈黙に包まれる
ぶっちゃけ冷や汗だらだらである
「一応聞くが・・・・・・いつから?」
「え、えっと・・・・・(汗)」
「で、デュラハンが鏡の前に立った辺りかしら・・・・?(ぷくくっ♪)」
「・・・・・・・・笑うなら、笑え」(ぐすっ)
「ぶはははははっ!! おっかし〜〜〜〜!!!!
魔女っ娘デュラハン、ここに参上!(キリッ)だって〜〜!!!
あはははははははははっ!!! あっはははははははは!!!!」
「うわあああああああん!!! ちくしょう死んでやる〜〜〜〜!!!」
「で、デュラハン落ち着いてください!!!
窓に向かって突進しないで!!! 僕は可愛いと思いましたよ!?」
「うわああああああああああああああん!!!!!」
泣きじゃくるデュラハンを落ち着けるのに二時間ほどかかりました(by副長)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以下、おまけ
「アニメ 魔女っ娘わんわん ねふぇるてぃーた第三十五話"悪の親玉"」
なお、この番組はLost in BLUEの人物や事件などとは関係があったり無かったりします
〜どっかの建物〜
ロウガ「ふははははっ!! よくぞここまで来たな、アヌビスよ!
だが、その健闘もここまでだ!!」
アヌビス「くっ・・・・・まさかロウガさんが親玉だったなんて・・・・!!」
ロウガ「はっはっは、その通り!
そして昨日冷蔵庫に入っていたプリンを二つ食ったのはこの俺だ!!」
アヌビス「ちょっと!? あれ一人一つずつだって言ったじゃないですか!?」
ロウガ「とにかく、ここまで来たからにはただでは帰さん!」
アヌビス「話をすり替えないで下さい! 私が疑われたんですからね!?」
ロウガ「出でよ、戦闘員A、B!!」
アヌビス「しかも聞いてない・・・・・・」
マイア「父上、戦闘員Aというのは私か・・・・・?」
サクラ「で、僕がBですか・・・・・・」
アヌビス「ちょっと待ってください、なんか戦闘員がえらく強いんですけど」
ロウガ「気にするな! 仕様だ!! さあ行くのだ、戦闘員!!」
マイア「はあ・・・・・父上は言い出したらきかないからなあ・・・・」
サクラ「えっと、その・・・・・アヌビス先生、ごめんなさい」
アヌビス「ふっ・・・・では私も"切り札"を使わせていただきます」
ロウガ「切り札、だと・・・・?」
アヌビス「アスティアさ〜ん、ロウガさんが二人を使って悪いことしてますよ〜」
ロウガ「なん・・・・・だと・・・・・!?」
ドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!
バンッ!!!!!
アスティア「ロウガ・・・・あれほど馬鹿な真似はやめろって言ったのに
・・・・・ちっとも懲りてないようだね・・・・・?」
ロウガ「な・・・・・・!? ま、待てアスティア、話せばわかる・・・・・」
アスティア「何を言っているんだ、わからなかったからこうなったんだろう?
・・・・さあ、こっちで"お説教"の時間だ・・・・・」
ロウガ「お、おい、待てアスティア・・・・そっちはルゥの娼館・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」×3
マイア「あ、フラン軒で食事でもしましょうか」
アヌビス「いいですね、行きましょう」
サクラ「おなか減っちゃいましたね」
てくてくてくてく・・・・・・
こうして、世界の平和は保たれた 〜続く〜
13/07/29 20:21更新 / くびなし
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