連載小説
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七夕
「たなばた?」

「たなぼた??」

七夕・・・そう、今日は七夕なのだ

織姫と彦星が1年に1回再会できる日

「ふ~ん、

でさ、彼ら1年間溜めてきてるんかね」

おばさん、興味津々な目で俺を見つめる。

・・・しらねぇ、そんなん話ないし。

「まぁ、お子様のお話だからね。

1年ぶりだから、1日中交尾しまくるわよ。

うらやましいわ」

エロ牛おばさん、子供の夢壊す発言はなぁ・・。

「そういいながら、ししょー狙ってるな?

そうはとんやはおろさないニャ!!」

さっそくかまえるミレイ。

「ひさびさ、遊んであげるかい・・・ダーリン

この子借りるよ。」

おれはダーリンにいつなった? 

この世界にも天の川ってあるんだな・・・。

空気がきれいな分星ぼしがはっきりと見えてる。

夜空を見上げてる俺に、寄り添ったウォルフ。

「ご主人様、キレイですね・・・。

そういえば、こんな風に見上げたことなかったワン」

彼女は最近まで絶望の渦の中にいたんだ

夜空を見上げることすらなかったはずだ。

「ご主人様に殴られてよかったわん・・・

こんなキレイなもの見れるようになったから。」

・・・まぁ・・変な感謝の形なんだろうけど

ニコリと笑ったウォルフの顔がやけにかわいかった。








で、







「くっそ~あのヘンタイ牛ばばぁに勝てなかったニャ・・」

ミツコの強さは本物だからな・・・。

ま、近い中でいい目標ができたからいいか。

「ししょー、明日からたっぷり鍛えてくださいニャ

いつかぎゃふんといわせてやるニャ・・覚悟するニャ」

気合入れたミレイ・・・あ、そうだ

流れ星が見えたら願い事を3回言えばかなえられる

って人間界のはなし・・・。

「にゃんですと~!!!」



そのころ、ミツコは夜空を見上げ流れ星を待っていた

「きたら、クマと交尾・・・クマと交尾・・・」

結局見る前にねオチして寝冷えで風邪ひいたそうだ

・・・ばかなやつ。


(犬山熊二郎)
10/07/09 21:48更新 / Gすと・くま
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■作者メッセージ
出来るの遅かったけど七夕ネタですw

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