歌姫-Utahime-
ただいまーってだれもおれへんのやけどな…
ささかまぼこ、カップ麺が切れかかっているので補充すること
…試合後のサッカー選手をなんやと思っとるんやねん…
「今日はね〜なんとピンリンちゃんにきていただいているんですよね〜」
「えへへ!世界一かわいいリンちゃんだよぉ!」
「あれぇ?鼻の高さ変えた?」
「もう!整形じゃないもん!プンプン!」
「冗談だってば〜。さて、次のワールドカップも近いよねぇ〜」
「そーですねー、私、香川選手と内田選手大好き!」
「イケメンばっかじゃないか〜本当は川口選手とか宮本選手、好きなんじゃないの〜?」
「ええ〜私22だもん!」
「おいおい、この前18って言ってなかったかい?なんてね。それでは歌っていただきます!ピンリンちゃんで曲はJIPANGUです!」
「ジパング代表の皆のために歌いま〜す!がんばれぇ〜」
そう言ってリンは落ち着いた緑の笹柄のギターを構える。はだけた着物が艶かしい。
でもお前大陸出身やろ…
「最果て目指して持ってきたものはたった一つ〜♪この地球上でいっちっば〜ん♪」
…
「混じりけ〜のない♪気高い〜蒼〜♪」
…
「ああ何よりも熱く♪静かな炎さ♪」
…
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
迎え…いくか…
「お疲れ様です!」「うん、お疲れ様です!」
バタン!
「ああ〜つっかれた。着替え、あんの?」
「あいよ。さっきまでのかわいくて人懐っこい歌姫はどこへやら…やな…」
「ん?なんか言った?二流プレイヤー君。」
「ジャージ俺のお古のくせに…それになんだよ、せっかく髪セットしてもらって別嬪サンやったのに。」
「これが楽なのよ…あ、後ろ向いたら殺すわよ?」
「へーいへい」
「あっちょっ…コンビニ!止まって!」
「ん!?なんだ!?」
「ああーもう…はい戻って戻って…もう!」
「は!?笹かまとカップ麺はもうかったで?」
「これよこれ!ないの思い出したの!ほんと使えないマネージャーね!」クイックイッ
「あーはいはい…心は18じゃなk…」
「うるさいっ!」
「これとーこれとーあとカラアゲ君とーうへへ…」
「まーた夜中にカップ酒ばっかり…太るで…」
「笹くってりゃふとりませ〜んだ。」
「はぁ…すいませんカードで。」
「いけえ!いけえ!そこ!ああ〜んもう!ひっくぅ…」
「帰って酒飲みながらサッカーって、おっさんかお前は!?」
「うっさいなぁ。おっさんはブンデス見ませ〜ん。だいひょ〜だけですぅ〜。げふっ」
「もうほろ酔いかいな!ほらほらもう…またこぼして…」
「わらひのいえだも〜ん。らめらめぽんこつサッカー選手いそ〜ろ〜ちゅ〜ふへへ…」
「……」
「りょ〜たは〜ブンデスの〜はしぇべとか〜しんじくんみたいなぷれ〜できないもんね〜」
「な、なにを!今日かてワンアシストや!」
「ひあいはガンバに負けましゅた〜」
「はぁ…ほら…もうおそいで?寝ーや?」
「よるはこれからだぜぃ!あひゃひゃひゃ!」
…明日に続く…乞うご期待
15/01/24 23:05更新 / リエージュ川島