彼女への疑いを晴らせ
拓と付き合い始めてから、玲華の生活は様変わりしていた。
まず、彼女自身がきちんと授業に出てくるようになったのだ。これまでは遅刻早退は当たり前、来ても真面目に授業を受けない等、問題行動が多かった。それが今では、拓の傍に居るというだけの為に学校に来ているのだ。
「やっと来てくれるようになったんだ! 先生うれしいな!」
玲華のことを気にしていた担任は、学校に来るようになった玲華を見て喜ぶ。いくら素行が良くなく、周囲から敬遠されているとはいえ、担任にとっては生徒であることに代わりは無いのだ。
「うるせえ。別にお前の為じゃねえよ」
玲華はそう言って担任を一睨みする。だが、本気で怒っている訳ではなく、照れ隠しなのは明らかであった。
恋人がいるから学校に来る。好きな人の傍に居たいという理由も、立派な理由である。その担任は、玲華を受け入れた拓に内心で感謝していた。
だが、玲華が学校に来たことを、内心で快く思わない教師が居るのも事実であった。その教師にとって、玲華は学校の品位を落とす存在であったのだ。その為、玲華と拓が付き合い始めた事を由々しき事態だと考えていた。
元々、拓は成績も良く真面目で模範的な生徒だという印象があった。本来なら、素行の悪い玲華とは関わり合いになるべきではない生徒なのだ。その為、玲華が拓を脅しているのではないかと邪推する教師も居た。彼らの担任はそのような事は無いと言い張るものの、どうしても玲華と拓が結びつかないのだ。だから、玲華が生活指導室に呼び出されたのも無理は無かった。
*****
「……本当に何も無いのか? 脅したり何かしたんじゃないだろうな」
「だから、本当に付き合ってるって言ってんだろ!」
生活指導の追及に対し、苛立ちを抑えきれない玲華。自身の愛情を疑われ、否定的な発言を受けているのだから当然である。しかも、何の関係のない第三者に言われているのが腹立たしい。
だが、その生活指導は追及の手を緩めない。その教師は元々玲華を快く思っていないのだ。だから玲華を追及する言葉には容赦が無い。もう初老にさしかかろうかというジジイで、頭が固いので何を言っても通じそうに無い。
あまりにも勝手な言葉を並べられ、玲華は爆発しそうになる。今までの行いが行いなので仕方無い部分もあるが、あまりにも一方的過ぎるのではないか。
そろそろ玲華が暴れだしそうになる頃、その生活指導室に飛び込んで来た生徒が一人。
「拓っ、オメエ何でここに……」
玲華は、飛び込んできた生徒を見て少し戸惑う。それは、紛れも無く恋人の拓であったのだ。だが、その拓の様子が、いつもと違うように思えた。普段とは違った雰囲気を目の当たりにし、玲華は呆気に取られる。
一方、生活指導の教師は拓の乱入に顔をほころばせた。これで恐喝の言質が取れるという思惑があったのだろう。その教師は拓に話しかける。
「君は、この生徒に脅されていたんだろ? 正直に話すんだ。今からこの生徒に……」
「――ふざけるなっ!」
偏見に満ちた教師の言葉に、拓は声を荒げる。その普段とは全く違った様子に、教師も玲華も驚く。普段全く怒った様子を見せない拓であるだけに、逆に相当の迫力があった。彼は許せなかったのだ。いくらヤンキーとはいえ、玲華の愛情そのものを疑うような教師の発言に、本気で心の底から憤りを感じていた。いくらその生活指導が暴君と言われるような奴でも、引く訳にはいかなかった。
「だから何度も俺と玲華は付き合ってるって言ってんだろ! 俺らの言う事が信じられねえのかよ!」
拓は教師を怒鳴りつける。初めて見る拓の剣幕に驚いていた教師は、慌てたように言う。
「先生が居るから仕返しとか怖がらなくてもいいんだぞ? 正直に話せば、先生が責任もってこの生徒を学校から追い出し……」
「ああもう、全然話にならねえっ!」
口で言っても分からないなら、証拠を見せるまで。拓は不意に玲華の腕を掴んで引き寄せると、生活指導の目の前で自ら玲華に口付けていった。
「ちょっ、拓っ……んむっ!」
突然唇を奪われ、玲華は目を白黒させる。これまで玲華の方から無理やりに迫る事はあっても、拓の方から迫る事は皆無だったのだ。思わぬ展開に、玲華は頭が真っ白になる。
「おいっ! 君は何をやっているんだっ!」
生活指導の教師は、目の前の事態に頭が混乱する。この機会に模範生である拓から言質を取って玲華を追い込むという目論見が、見事に崩れ去ってしまったのだ。あまりに受け入れがたい事態に、その教師は変な雄たけびをあげながら生活指導室から飛び出してしまった。
一方、玲華は拓との口付けに没頭している。最初は驚いたが、拓が心配して来てくれた上に、自分から口付けてきてくれたのだ。先ほどまで生活指導のジジイに怒られていた事はすっかり頭から抜けており、ただ拓の唇を堪能するのみである。
「んふぅ……んはっ! ああっ、拓ぅ……んんっ! んむぅ、んちゅっ、んちゅっ……」
玲華はすっかり拓との口付けに夢中になり、腕を拓の首筋に回してぎゅうっとしがみ付く。
「んはぁっ! ぁっ……あんな事されたら、アタイもう……」
玲華は快感に染まった表情で、新たな愛撫をねだる。いつもと全く逆のシチュエーションに、すっかりハマってしまっているようだ。だが、そんな玲華を、拓は押し止める。
「ごめん玲華、ちょっとだけ待ってて」
「わぅぅ、何すんだよぉ! あんなにアタイをその気にさせて、お預けなんかすんじゃねえよぉ!」
あれだけ口付けしておいて、お預けをくらされた事に玲華は不満げな声をあげる。そんな玲華を尻目に、拓は室内の机やら椅子やらを運んでいる。
実は彼、部屋にバリケードを作っていたのである。室内のドアが開錠されたままなのに気付いた拓は、鍵を閉めるだけでなく、扉を封鎖する事で誰も入ってこられないようにしたのだ。
本当なら、場所を移したかった。だが、玲華はもう持ちそうになく、今にも拓に飛び掛らんばかりの勢いである。とりあえず、次善策として誰も入ってこられないようにするしかなかった。
そしてバリケードの前に椅子を置き、拓はそこに座る。そして両手を広げて玲華に声をかけた。
「もういいよ。玲華、おいで」
拓が声をかけた瞬間、玲華は待ちきれないとばかりに飛び掛ってくる。彼女は向かい合うように拓の膝の上に跨って座ると、いきなり拓のズボンのベルトに手をかける。そしてチャックを下ろして逸物を露にすると、自身のショーツをずらして秘所にグリグリ押し付けた。
「へへっ、もう喰っちまうからな! んっ……んはぁぁぁーーーっ!」
そして玲華は一気に腰を落とし、最奥まで勢いよく拓の逸物を銜え込んでしまった。
「あああぁぁぁぁーーーっ! 凄え、拓のが、いっぱい……わふぅぅぅっ!」
玲華は拓にぎゅぅぅっと抱きつき、豊かに実った身体を押し付ける。制服の上からでも彼女の柔肌の感触を感じて、拓は玲華のナカで一層逸物を大きくする。
「んはぁぁぁっ! 拓のが、ナカで大きくなって、んひぃぃぃぃっっっ!」
甲高い嬌声を発しながらも、玲華は拓の肩に手を置いて腰をぐりんぐりんと激しく振りたくる。彼女は自ら激しく快楽をむさぼり、嬉しそうに密着してくる。本当に幸せなのだろう、彼女の背中越しにふさふさの尻尾がブンブン振られているのが見える。
拓は玲華の身体をしっかりと抱きしめると、手を伸ばして尻尾の根元を掴む。すると、玲華の膣がぎゅうっと締まる。
「んあああぁぁぁーーーっ! やめろぉ! アタイ、尻尾弱い……あひぃぃぃっ!」
拓にいいように責められ、玲華は嬌声をあげ続ける。いつもと違う場所で、いつもと違うシチュがそうさせるのだろう、玲華は珍しく拓のいいように弄られている。
「尻尾っ! 尻尾ラメェ! アタイ、そんなにされたら……畜生っ、尻尾っ! 尻尾気持ちイイィィィーーーッ!」
ダメと言いながらも、気持ち良さそうに腰を動かし続ける玲華。そんな彼女が可愛くて、拓はもっと玲華を鳴かせてみたくなる。彼は玲華のふさふさした尻尾の根元をぎゅっと掴み、こしゅこしゅと刺激を与え続ける。その愛撫に堪らずにぎゅうっと締め上げられる膣を押し分けるように、ズンッと逸物を突きこんで最奥まで抉る。結合部から勢い良く飛び散った愛液が、玲華の快感の深さを物語っている。
「ああぁっ、あおぉぉぉっ! アタイもうイクっ! 尻尾でイクぅぅぅーーーっ!」
玲華はもう絶頂寸前で、いつでも陥落しそうな様子を見せている。そんな玲華に、拓はとどめの一撃をお見舞いする。
「おほぉぉっ! おあぁぁぁっ! わおぉぉぉおーーーっ! イクっ、イクイクイクイクっ! イックぅぅぅぅーーーっ!」
「うわぁぁぁっ、玲華ぁっ! もう出すよっ!」
そしてほぼ同時に、二人は快楽への絶頂へと昇り詰める。拓は玲華の腰をぐっと引き寄せ、最奥にありったけの精液をぶっ放す。玲華も背を反らせてガクガクと身体を震わせた後、くたぁっと拓にしがみつくようにもたれ掛かった。そのまましばらく、二人は荒い息をついていた。
だが、すぐに二回戦が始まろうとする。珍しく拓に責められた玲華の快感に、火がついてしまったのである。
「あんなに激しくされたら、もう止まんねえよぉ! 次はアタイが動くかんな!」
そう言って、玲華は腰を激しくくねらせて再び快感を貪り始める。一方、出したばっかりの逸物を刺激され、拓は先ほどとは打って変わって責められ始める。
「待って! 出したばっかりでちょっとキツイって」
「何いってんだ、さっきはアタイが無理って言っても尻尾弄りまくったくせにぃ……」
玲華はニヤッと笑い、余計に腰の動きを激しくしていく。そしてその動きに拓が悶えるのを見て楽しみ始める。だが、その言動とは裏腹に、玲華の拓を見る視線には、彼への愛情が詰まっているのが窺えた。
そのままバリケードで封鎖した部屋で、結局二人は三回戦まで進出してしまうのであった。
まず、彼女自身がきちんと授業に出てくるようになったのだ。これまでは遅刻早退は当たり前、来ても真面目に授業を受けない等、問題行動が多かった。それが今では、拓の傍に居るというだけの為に学校に来ているのだ。
「やっと来てくれるようになったんだ! 先生うれしいな!」
玲華のことを気にしていた担任は、学校に来るようになった玲華を見て喜ぶ。いくら素行が良くなく、周囲から敬遠されているとはいえ、担任にとっては生徒であることに代わりは無いのだ。
「うるせえ。別にお前の為じゃねえよ」
玲華はそう言って担任を一睨みする。だが、本気で怒っている訳ではなく、照れ隠しなのは明らかであった。
恋人がいるから学校に来る。好きな人の傍に居たいという理由も、立派な理由である。その担任は、玲華を受け入れた拓に内心で感謝していた。
だが、玲華が学校に来たことを、内心で快く思わない教師が居るのも事実であった。その教師にとって、玲華は学校の品位を落とす存在であったのだ。その為、玲華と拓が付き合い始めた事を由々しき事態だと考えていた。
元々、拓は成績も良く真面目で模範的な生徒だという印象があった。本来なら、素行の悪い玲華とは関わり合いになるべきではない生徒なのだ。その為、玲華が拓を脅しているのではないかと邪推する教師も居た。彼らの担任はそのような事は無いと言い張るものの、どうしても玲華と拓が結びつかないのだ。だから、玲華が生活指導室に呼び出されたのも無理は無かった。
*****
「……本当に何も無いのか? 脅したり何かしたんじゃないだろうな」
「だから、本当に付き合ってるって言ってんだろ!」
生活指導の追及に対し、苛立ちを抑えきれない玲華。自身の愛情を疑われ、否定的な発言を受けているのだから当然である。しかも、何の関係のない第三者に言われているのが腹立たしい。
だが、その生活指導は追及の手を緩めない。その教師は元々玲華を快く思っていないのだ。だから玲華を追及する言葉には容赦が無い。もう初老にさしかかろうかというジジイで、頭が固いので何を言っても通じそうに無い。
あまりにも勝手な言葉を並べられ、玲華は爆発しそうになる。今までの行いが行いなので仕方無い部分もあるが、あまりにも一方的過ぎるのではないか。
そろそろ玲華が暴れだしそうになる頃、その生活指導室に飛び込んで来た生徒が一人。
「拓っ、オメエ何でここに……」
玲華は、飛び込んできた生徒を見て少し戸惑う。それは、紛れも無く恋人の拓であったのだ。だが、その拓の様子が、いつもと違うように思えた。普段とは違った雰囲気を目の当たりにし、玲華は呆気に取られる。
一方、生活指導の教師は拓の乱入に顔をほころばせた。これで恐喝の言質が取れるという思惑があったのだろう。その教師は拓に話しかける。
「君は、この生徒に脅されていたんだろ? 正直に話すんだ。今からこの生徒に……」
「――ふざけるなっ!」
偏見に満ちた教師の言葉に、拓は声を荒げる。その普段とは全く違った様子に、教師も玲華も驚く。普段全く怒った様子を見せない拓であるだけに、逆に相当の迫力があった。彼は許せなかったのだ。いくらヤンキーとはいえ、玲華の愛情そのものを疑うような教師の発言に、本気で心の底から憤りを感じていた。いくらその生活指導が暴君と言われるような奴でも、引く訳にはいかなかった。
「だから何度も俺と玲華は付き合ってるって言ってんだろ! 俺らの言う事が信じられねえのかよ!」
拓は教師を怒鳴りつける。初めて見る拓の剣幕に驚いていた教師は、慌てたように言う。
「先生が居るから仕返しとか怖がらなくてもいいんだぞ? 正直に話せば、先生が責任もってこの生徒を学校から追い出し……」
「ああもう、全然話にならねえっ!」
口で言っても分からないなら、証拠を見せるまで。拓は不意に玲華の腕を掴んで引き寄せると、生活指導の目の前で自ら玲華に口付けていった。
「ちょっ、拓っ……んむっ!」
突然唇を奪われ、玲華は目を白黒させる。これまで玲華の方から無理やりに迫る事はあっても、拓の方から迫る事は皆無だったのだ。思わぬ展開に、玲華は頭が真っ白になる。
「おいっ! 君は何をやっているんだっ!」
生活指導の教師は、目の前の事態に頭が混乱する。この機会に模範生である拓から言質を取って玲華を追い込むという目論見が、見事に崩れ去ってしまったのだ。あまりに受け入れがたい事態に、その教師は変な雄たけびをあげながら生活指導室から飛び出してしまった。
一方、玲華は拓との口付けに没頭している。最初は驚いたが、拓が心配して来てくれた上に、自分から口付けてきてくれたのだ。先ほどまで生活指導のジジイに怒られていた事はすっかり頭から抜けており、ただ拓の唇を堪能するのみである。
「んふぅ……んはっ! ああっ、拓ぅ……んんっ! んむぅ、んちゅっ、んちゅっ……」
玲華はすっかり拓との口付けに夢中になり、腕を拓の首筋に回してぎゅうっとしがみ付く。
「んはぁっ! ぁっ……あんな事されたら、アタイもう……」
玲華は快感に染まった表情で、新たな愛撫をねだる。いつもと全く逆のシチュエーションに、すっかりハマってしまっているようだ。だが、そんな玲華を、拓は押し止める。
「ごめん玲華、ちょっとだけ待ってて」
「わぅぅ、何すんだよぉ! あんなにアタイをその気にさせて、お預けなんかすんじゃねえよぉ!」
あれだけ口付けしておいて、お預けをくらされた事に玲華は不満げな声をあげる。そんな玲華を尻目に、拓は室内の机やら椅子やらを運んでいる。
実は彼、部屋にバリケードを作っていたのである。室内のドアが開錠されたままなのに気付いた拓は、鍵を閉めるだけでなく、扉を封鎖する事で誰も入ってこられないようにしたのだ。
本当なら、場所を移したかった。だが、玲華はもう持ちそうになく、今にも拓に飛び掛らんばかりの勢いである。とりあえず、次善策として誰も入ってこられないようにするしかなかった。
そしてバリケードの前に椅子を置き、拓はそこに座る。そして両手を広げて玲華に声をかけた。
「もういいよ。玲華、おいで」
拓が声をかけた瞬間、玲華は待ちきれないとばかりに飛び掛ってくる。彼女は向かい合うように拓の膝の上に跨って座ると、いきなり拓のズボンのベルトに手をかける。そしてチャックを下ろして逸物を露にすると、自身のショーツをずらして秘所にグリグリ押し付けた。
「へへっ、もう喰っちまうからな! んっ……んはぁぁぁーーーっ!」
そして玲華は一気に腰を落とし、最奥まで勢いよく拓の逸物を銜え込んでしまった。
「あああぁぁぁぁーーーっ! 凄え、拓のが、いっぱい……わふぅぅぅっ!」
玲華は拓にぎゅぅぅっと抱きつき、豊かに実った身体を押し付ける。制服の上からでも彼女の柔肌の感触を感じて、拓は玲華のナカで一層逸物を大きくする。
「んはぁぁぁっ! 拓のが、ナカで大きくなって、んひぃぃぃぃっっっ!」
甲高い嬌声を発しながらも、玲華は拓の肩に手を置いて腰をぐりんぐりんと激しく振りたくる。彼女は自ら激しく快楽をむさぼり、嬉しそうに密着してくる。本当に幸せなのだろう、彼女の背中越しにふさふさの尻尾がブンブン振られているのが見える。
拓は玲華の身体をしっかりと抱きしめると、手を伸ばして尻尾の根元を掴む。すると、玲華の膣がぎゅうっと締まる。
「んあああぁぁぁーーーっ! やめろぉ! アタイ、尻尾弱い……あひぃぃぃっ!」
拓にいいように責められ、玲華は嬌声をあげ続ける。いつもと違う場所で、いつもと違うシチュがそうさせるのだろう、玲華は珍しく拓のいいように弄られている。
「尻尾っ! 尻尾ラメェ! アタイ、そんなにされたら……畜生っ、尻尾っ! 尻尾気持ちイイィィィーーーッ!」
ダメと言いながらも、気持ち良さそうに腰を動かし続ける玲華。そんな彼女が可愛くて、拓はもっと玲華を鳴かせてみたくなる。彼は玲華のふさふさした尻尾の根元をぎゅっと掴み、こしゅこしゅと刺激を与え続ける。その愛撫に堪らずにぎゅうっと締め上げられる膣を押し分けるように、ズンッと逸物を突きこんで最奥まで抉る。結合部から勢い良く飛び散った愛液が、玲華の快感の深さを物語っている。
「ああぁっ、あおぉぉぉっ! アタイもうイクっ! 尻尾でイクぅぅぅーーーっ!」
玲華はもう絶頂寸前で、いつでも陥落しそうな様子を見せている。そんな玲華に、拓はとどめの一撃をお見舞いする。
「おほぉぉっ! おあぁぁぁっ! わおぉぉぉおーーーっ! イクっ、イクイクイクイクっ! イックぅぅぅぅーーーっ!」
「うわぁぁぁっ、玲華ぁっ! もう出すよっ!」
そしてほぼ同時に、二人は快楽への絶頂へと昇り詰める。拓は玲華の腰をぐっと引き寄せ、最奥にありったけの精液をぶっ放す。玲華も背を反らせてガクガクと身体を震わせた後、くたぁっと拓にしがみつくようにもたれ掛かった。そのまましばらく、二人は荒い息をついていた。
だが、すぐに二回戦が始まろうとする。珍しく拓に責められた玲華の快感に、火がついてしまったのである。
「あんなに激しくされたら、もう止まんねえよぉ! 次はアタイが動くかんな!」
そう言って、玲華は腰を激しくくねらせて再び快感を貪り始める。一方、出したばっかりの逸物を刺激され、拓は先ほどとは打って変わって責められ始める。
「待って! 出したばっかりでちょっとキツイって」
「何いってんだ、さっきはアタイが無理って言っても尻尾弄りまくったくせにぃ……」
玲華はニヤッと笑い、余計に腰の動きを激しくしていく。そしてその動きに拓が悶えるのを見て楽しみ始める。だが、その言動とは裏腹に、玲華の拓を見る視線には、彼への愛情が詰まっているのが窺えた。
そのままバリケードで封鎖した部屋で、結局二人は三回戦まで進出してしまうのであった。
15/02/10 16:12更新 / 香炉 夢幻
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