小よく大を精す 大は小を変える
んはぁ〜。
さいこぉ〜。
もうおなかいっぱぁ〜い。
私は満たされたお腹と快楽にとろけていた。
人間とエッチするのがこんな気持ちいいなんて何百年も生きてきて初めて知った。
そして人を斬る気持ちよさは思い出の中よりもずっと新鮮に味わえた。
人を斬るごとに、そして精を味わうごとに私たちは結びついていき、今ではもう区別はなくなってしまった。
主様の意思を強く残していた“ワシ”も、人間だった弱くて脆い“私”も、今では同じ。
私になった。
ううん。私達だけじゃない。
私の中にはこれまでの全ての宿主達が生きている。
これが私の持って生まれた呪い。
私はいつも私で、そして私じゃない。
紛い物の偽物の、強制に共生する寄生虫。
主様のような圧倒的な“ワシ”がいなければ一振りの剣にすらなれない半端者。
あは。
それでもいっか。
獲得したばかりの“私”が妥協する。
一見過去のどの宿主よりも弱い“私”の唯一持つ異常性、あまりにも強い慣性と妥協。
向上や努力を一切行わせない程の異常性。
だから“私”は人間であった頃は何も出来ない人間だった。
だから“私”は人間であった頃をすぐに忘れて化物になれた。
だから“私”は人間であった頃からバケモノだった。
ああ“ワシ”もそんな私に惹かれてしまったのだと今ならわかる。
でも、いっか。
成っちゃったものは成っちゃったんだし。
私は立ち上がって暗い洞窟を歩き出す。
きっと外はまだ真っ暗。
はぁ、そっか。
私外に出るんだよねぇ。
もう何百年ぶりだろう。
“私”は昨日まで外に居たけど。
私が封印された頃に比べて世界はひどく変わっちゃった。
もう昔のような命をかけた醜く心躍る殺戮は行われていないだろう。
人間の国同士の戦争なら時々やってるみたいだけど、所詮人間の戦争。
主様みたいな存在が再び現れるとは思えない。
じゃあ、私はどうしよう。
さっきのおにいちゃんみたいなおもちゃを探して旅をしようかな?
うん。
それはいいかも。
おにいちゃんみたいな悪い人なら壊しちゃっても誰も文句言わないよね?
幸い今の私は子供の姿だし、人間に警戒はされにくい。
興奮すると赤く光っちゃう目だけは隠さなくちゃだけど、落ち着いてる間は昔の私と同じ青い瞳だし、どうにかなるかな?
私は身体の中から黒い糸を紡ぎだしてワンピースを形作る。
ワンピースの設計図(パターン)は私の頭のなかに自然と浮かんでくる。
これは主様よりもずっと昔の宿主のおねえちゃんの記憶だ。
おねえちゃんは大きな街の小さな洋服屋の一人娘で、骨董品店に売られていた私を偶然手に取って、私の宿主になった。
力は弱かったけど、お洋服への愛情は強くて、相手のお洋服を斬ったり、紅く染めたりするのが何よりも好きだった。
その時の私は大きなハサミの姿をしてたっけ。
なんだか懐かしい。
ワンピースの形になった黒い糸はぴったりのサイズで私の身体を包み込む。
薄くて軽い、良い出来栄え。
それにこの糸は私の刀身から出来てるから鎧みたいなものだ。
でもひらひらして邪魔だから、人を斬るときは裸で斬ろう。
「――――。」
その時、洞窟の別の部屋から小さな声が聞こえた。
ああ。そっか。
一緒に売られてきた奴隷のおねえちゃんたちも居るんだっけ?
ん〜。
どうしよっかな?
私は正義の味方じゃない。
ただの剣で、ただの化物だ。
助けてあげる義理もないけど…。
床を見るとさっき私が斬ってあげたおにいちゃんたちが幸せそうに精液を漏らしながら倒れてる。
あ。
いいこと思いついた。
んふふ〜。
いい事した後は気持ちがいい。
おねえちゃん達は私が斬って魔力を注いであげると発情して、我も忘れておにいちゃん達を襲っていた。
人を斬れて私も気持ちいいし、斬られて本当の気持ちよさを知ったおねえちゃん達も幸せ。
みんな幸せで私は満足。
きっと少しもしない内におねえちゃん達は魔物になっちゃうけど、まぁ、いっか。
さて…、次はぁ…。
最後に残った部屋。
この中には身体の大きなおにいちゃんが居る。
ん〜。
どうしよっかな?
女の子と男の子の人数はぴったりだし。
そうすると大きなおにいちゃんは余っちゃう。
ふと人間だった頃の私を思い出す。
大きなおにいちゃんは奴隷商人が私たちに餌として配ったパンが少ない時、自分の分を私に譲ったりしてくれた。
盗賊のおにいちゃん達に捕まるまでの長い道のりで私が歩くのに疲れると私を抱っこしてくれた。
奴隷商人達は大きなおにいちゃんは一番の高値だからやめろって怒ってたけど、私は嬉しかったのを覚えてる。
ん〜。
斬ってあげようかな?
それともいっぱいエッチしようかな?
あ、でも、身体も大きいし、力も強そうだし、次の宿主になってもらうのも良いかもしれない。
ん〜。
でも、私は今の“私”の姿と性格も気に入ってしまった。
最初は弱くて何も出来ないしどうかと思ったけど、慣れることに長けた“私”は今までの宿主の中で一番魔物らしい私に成れている気がする。
そもそも寄生する呪いである私と、どんなものも慣れて受け入れてしまう“私”はとても相性が良い。
今は弱くても百人も人を斬れば魔力も貯まって強くなるだろう。
ああ、でもそうだった。
“私”はすぐに慣れてしまうから、今の強さにすぐ慣れて、妥協して、諦めて、それ以上強くならないかもしれない。
ん〜。
まぁ、いっか。
とりあえずは大きなおにいちゃんを斬ってみよう。
大きなおにいちゃんが宿主として相応しければなってもらえばいいし、ダメそうなら玩具にしよう。
「おにいちゃ〜ん。起きてる?」
私は努めて可愛らしい声を上げながら部屋の中に入る。
部屋と言っても壁や扉はボロボロと外側が崩れて砂になりかけてる。
そんな砂埃と乾燥した空気ばかりで何もない部屋におにいちゃんは居た。
頑丈そうな手枷や足枷をされたうえで更に縄で縛ってある。
でも、“私”の記憶では手枷と足枷をはめられて、それに重そうな鉄球まで付けられていたのに軽々と私を抱っこしてくれていた。
そう考えればこれでも足りないぐらいかもしれない。
―じゅるり
そんなおにいちゃんの逞しくて強い姿を想像すると私のオマンコが熱くなってくる。
生命力に溢れるおにいちゃんの精はどれだけ美味しいだろう…。
――クチュ…ヌチュ
私は黒いワンピースの上から左手でオマンコをいじる。
もう私になってからずっと濡れたままの割れ目。
ツンと甘い匂いがいつも私の身体にまとわりついてる。
今じゃ汗やよだれも甘い匂いがしてる。
甘酸っぱい匂いとミルクみたいな子供っぽい匂いが交じり合ってる。
もう自分の匂いだけでもクラクラしちゃう。
なのに、こんなに私が誘ってるのに、おにいちゃんは寝ていた。
―ツンツン
ほっぺを指でツンツンしてみる。
ダメだ。全く起きる気配がないや。
ん〜。まぁ、いっか。
私は起こさないように気をつけながら私の刀身を取り出す。
またさっきと少し形の変わっている不安定な刀身。
そのおにいちゃんの身体と同じくらい大きな刃を数回振るう。
――カラン
おにいちゃんの身体にまとわりついてた拘束具が全て斬り落とされる。
私の身体は人の体を傷つけないようにもできるし、こうして鋭利に斬り裂くこともできる。
今まさに身体をすんでのところで斬り裂かれるところだったのに、そんなことには全く気づかずにおにいちゃんは大きな寝息を立てている。
ん〜。
戦士としては失格かな。
まぁ、でもおにいちゃんは農民だって言ってたから、仕方ないのかも。
貧しい農村では食いぶちを減らすために兄弟の多いところは末っ子を売ったりするらしい。
“私”がおにいちゃんに聞いた話では、よくあることらしい。
まったく。人間は変わってるよね。
人間同士なのにお互いを家畜みたいに扱ったりして。
まぁ“私”だって同じように捨てられたんだし、人間にとってはそれが普通なのかもしれないけど。
私は仰向けになって寝ている大きなおにいちゃんの身体を見下ろしてそんなことを考えていた。
それにしても大きい。
腕なんか、私の胴程もありそう。
うふふふ。
あっちの方はどうかな?
私は唾液でぬめる舌で唇を舐めながら私を振り上げる。
起こさないように少しずつ。
―ツプ
腕に小さく突き立てる。
血は流れないけど、おにいちゃんの分厚い皮膚を突き破る感触、そして。
「――っ!?!?ふへぇ?」
途端に私の背筋が反り返り、私は目を見開いて真っ白な光景を見上げていた。
――プピュッ
私のオマンコから白濁した液が数滴飛び散った。
何が起こったのかわからなかった。
ただ、ものすっごく気持ちよかった。
私はその場にへたり込んでしまう。
何!?何今の?
おにいちゃんの身体から私の刀身を伝って流れてきた精は盗賊のおにいちゃんや奴隷のおねえちゃん達のとは比べ物にならないほどすごかった。
―ヒクヒク
まだオマンコがビクビクしてる。
内ももに力を入れようとするとガクガクして立ち上がろうとしてもよろけちゃった。
愛液が一気に溢れてお尻までベトベト。
もう甘い匂いが見えるんじゃないかってほど拡がってむせ返りそう。
私の身体に何が起こったのかわからなかった。
ただ、とてつもなく興奮してるのはわかる。
心臓がバクバクして、子宮も心臓と同じように脈動して疼いてる。
こんなの初めて。
―ムクムク
「っ!!?」
私がこんなに感じたっていうことは、当然おにいちゃんも気持ちよかったわけで。
おにいちゃんのおちんちんが奴隷のみすぼらしい服を押し上げてそそり立った。
あふぁ…。
す、すごい…。
私は指先に刃だけを発現させて震える手でその大きな柱を覆っている布を切り裂いた。
「は…ふぅ…」
もうため息のような声しか出ない。
私の太ももほどもありそうな大きなおちんちん。
しゅ、しゅごい…。
―ゴクリ
私はおにいちゃんのお腹の上に座り込んで両手でおちんちんを掴む。
―ドクン…ドクン
指先から感じる鼓動。
そして熱い体温。
目一杯口を開けてもとても頬張れそうにない。
でも、欲しい。
私はその芳しい鈴口にしゃぶりつく。
あふん。
おいしい。
おいしいよう。
美味しいお汁が滲んでくる。
――ちゅば…ちゅば…むちゅ…んむ
私は夢中でおちんちんをおしゃぶりする。
あんまり大きいから顎が外れちゃいそう。
ヨダレがネトネトになって口の端から垂れていく。
おにいちゃんのおちんちんがどんどん私のヨダレでヌルヌルになっていく。
――ズチュ…ヌチュ…
いつの間にか私は腰を大きく滑らせて幼いぽってりしたオマンコをおにいちゃんの逞しいお腹にこすりつけていた。
あひぃ。
おにいちゃんの腹筋のボコボコがきもちいいよう。
――んふぅ…ちゅば…ぬちゃ
さらに全身でおちんちんに抱きついてヨダレでベトベトになった素敵なおちんちんをおっぱいの膨らみなんて殆ど無いぷにぷにの胸板でゴシゴシ擦る。
――ぬっちゅ…ぬっちゅ
オマンコを腹筋にこすりつけて、お胸をおちんちんにこすりつけて、お口はおちんちんをしゃぶりながら、お手々で裏筋をこすこすする。
あはぁ。素敵。
まるで私の身体全部がおにいちゃんのオナニーの道具になったみたい。
全身でおにいちゃんのおちんちんを感じる。
――ちゅば…ちゅちゅ…むちゅ
お口の中にお汁が溢れる。
おにいちゃんの我慢汁。
いっぱい、い〜っぱいあふれる。
―ズクン…ズクン
おにいちゃんの鼓動が大きくなってる。速くなってる。
―ビクン…ビクン
おちんちんが気持ちよさそうに震える。
もうすぐ…なんだね。
――ずっちゅずっちゅ
私は全身のストロークを上げて、お口の吸い付きを強めて、おにいちゃんを追い立てる。
「ン゛…ん?……」
おにいちゃんの声が背中の方でした。
ドキッとした。
別に起きちゃってもいいはずだけど。
でもなんか見つかっちゃったらダメなことしてる時みたいにドキドキする。
起きる前にヤっちゃわないと。
イケぇ…イっちゃえぇ!
――ずちゅずちゅずちゃ
――ずずずずずずぅ
最後にひときわ強く吸い上げる。
吸い込みすぎて頭がくらくらするぐらい。
すると
―びゅくびゅくぅ!!
「んむぅぅぅぅぅんっぐっっ!?!?!?」
一瞬でお口がいっぱいになる。
溢れる精液が抑えきれずそのままのどちんこ撫で回しながら胃の中に落ちていく。
んひぃ。
おかしい。
だめぇ。
感じる。
感じちゃう。
のどちんこ感じる。
ゼリーみたいに濃いのが流れ込んでくる。
ゼリーみたいな精液にのどちんここしゅこしゅされて感じちゃう!!
――こく…んく…ごくん
最後の一口を飲み込み終わる頃には私は意識を保っていることすら難しい状態だった。
それほどにすごい精だった。
身体中から力が抜けて、私の身体中の魔力がおにいちゃんの精に犯されてる。
すごい勢いで身体が敏感になっていく。
作り変わっていく。
精液直接飲んでたお口の中と喉は特にズクズク疼く。
飲み込んでも飲み込んでもヨダレが溢れてくる。
ヨダレが喉を通り過ぎる度に喉がこすられて感じちゃう。
「あひぃ…あらひのおくち…おまんこになっひゃったぁ……」
おにいちゃんの強すぎる精で私の中の魔物の魔力が塗り替えられる。
ただおにいちゃんの精を味わうための身体になっていく。
白い肌が全身薄桃色に染まり、子供みたいにぷにぷにの身体は全身がオマンコになっていく。
身体中の皮膚が付着した精を吸収できるサキュバスみたいなものになっていく。
「ふぁれぇ?」
なんだかおちんちんが大きくなっていく。
…違う。
私が縮んでるんだ。
もともと子供みたいに小さかった私の身体はさらに頭一つ分ぐらい縮んでしまった。
それでも下半身はむっちりしていて。
全身のぷにぷに具合はもっと酷くなってる。
筋肉…どこいっちゃったんだろ…。
人間の体ではありえない柔らかさと弾力。
こんなにぷにぷにだと筋力がなくて立ち上がるのも辛いはずなのに、身体に感じる力強さは変わっていない。
たぶん変わらずあの大きくて重い刀身を軽々振り回せるし、その気になれば拳一つで人間の頭ぐらい吹き飛ばせる。
ほんと。都合良く出来てる身体。
私の身体は快楽を感じて、男を悦ばせるためだけに出来てるんだ。
そして、“私”は抵抗なくそれを受け止め、どこまでも慣れ親しみ、その変化を受け入れてしまった。
“もっと全身でこの大きなおちんちんを感じたいから。”
そのためだけに私の身体は縮んでしまった。
5、6歳児ぐらいに見える。
お兄ちゃんのお腹の上に座ってるとおちんちんは胸の高さぐらいまで立ち上がってる。
こんな体になっちゃったのはきっと今の魔王のせい。
どうせ魔王のせい。
まったく。魔王というやつはいつだって周りに迷惑ばっかり引き起こすんだから。
だから仕方ないよね。
と…。
―ぱちくり…
次はこの身体を使ってどう攻めようか。
なんてことを考えていた私は、振り向いた時におにいちゃんと目が合った。
さいこぉ〜。
もうおなかいっぱぁ〜い。
私は満たされたお腹と快楽にとろけていた。
人間とエッチするのがこんな気持ちいいなんて何百年も生きてきて初めて知った。
そして人を斬る気持ちよさは思い出の中よりもずっと新鮮に味わえた。
人を斬るごとに、そして精を味わうごとに私たちは結びついていき、今ではもう区別はなくなってしまった。
主様の意思を強く残していた“ワシ”も、人間だった弱くて脆い“私”も、今では同じ。
私になった。
ううん。私達だけじゃない。
私の中にはこれまでの全ての宿主達が生きている。
これが私の持って生まれた呪い。
私はいつも私で、そして私じゃない。
紛い物の偽物の、強制に共生する寄生虫。
主様のような圧倒的な“ワシ”がいなければ一振りの剣にすらなれない半端者。
あは。
それでもいっか。
獲得したばかりの“私”が妥協する。
一見過去のどの宿主よりも弱い“私”の唯一持つ異常性、あまりにも強い慣性と妥協。
向上や努力を一切行わせない程の異常性。
だから“私”は人間であった頃は何も出来ない人間だった。
だから“私”は人間であった頃をすぐに忘れて化物になれた。
だから“私”は人間であった頃からバケモノだった。
ああ“ワシ”もそんな私に惹かれてしまったのだと今ならわかる。
でも、いっか。
成っちゃったものは成っちゃったんだし。
私は立ち上がって暗い洞窟を歩き出す。
きっと外はまだ真っ暗。
はぁ、そっか。
私外に出るんだよねぇ。
もう何百年ぶりだろう。
“私”は昨日まで外に居たけど。
私が封印された頃に比べて世界はひどく変わっちゃった。
もう昔のような命をかけた醜く心躍る殺戮は行われていないだろう。
人間の国同士の戦争なら時々やってるみたいだけど、所詮人間の戦争。
主様みたいな存在が再び現れるとは思えない。
じゃあ、私はどうしよう。
さっきのおにいちゃんみたいなおもちゃを探して旅をしようかな?
うん。
それはいいかも。
おにいちゃんみたいな悪い人なら壊しちゃっても誰も文句言わないよね?
幸い今の私は子供の姿だし、人間に警戒はされにくい。
興奮すると赤く光っちゃう目だけは隠さなくちゃだけど、落ち着いてる間は昔の私と同じ青い瞳だし、どうにかなるかな?
私は身体の中から黒い糸を紡ぎだしてワンピースを形作る。
ワンピースの設計図(パターン)は私の頭のなかに自然と浮かんでくる。
これは主様よりもずっと昔の宿主のおねえちゃんの記憶だ。
おねえちゃんは大きな街の小さな洋服屋の一人娘で、骨董品店に売られていた私を偶然手に取って、私の宿主になった。
力は弱かったけど、お洋服への愛情は強くて、相手のお洋服を斬ったり、紅く染めたりするのが何よりも好きだった。
その時の私は大きなハサミの姿をしてたっけ。
なんだか懐かしい。
ワンピースの形になった黒い糸はぴったりのサイズで私の身体を包み込む。
薄くて軽い、良い出来栄え。
それにこの糸は私の刀身から出来てるから鎧みたいなものだ。
でもひらひらして邪魔だから、人を斬るときは裸で斬ろう。
「――――。」
その時、洞窟の別の部屋から小さな声が聞こえた。
ああ。そっか。
一緒に売られてきた奴隷のおねえちゃんたちも居るんだっけ?
ん〜。
どうしよっかな?
私は正義の味方じゃない。
ただの剣で、ただの化物だ。
助けてあげる義理もないけど…。
床を見るとさっき私が斬ってあげたおにいちゃんたちが幸せそうに精液を漏らしながら倒れてる。
あ。
いいこと思いついた。
んふふ〜。
いい事した後は気持ちがいい。
おねえちゃん達は私が斬って魔力を注いであげると発情して、我も忘れておにいちゃん達を襲っていた。
人を斬れて私も気持ちいいし、斬られて本当の気持ちよさを知ったおねえちゃん達も幸せ。
みんな幸せで私は満足。
きっと少しもしない内におねえちゃん達は魔物になっちゃうけど、まぁ、いっか。
さて…、次はぁ…。
最後に残った部屋。
この中には身体の大きなおにいちゃんが居る。
ん〜。
どうしよっかな?
女の子と男の子の人数はぴったりだし。
そうすると大きなおにいちゃんは余っちゃう。
ふと人間だった頃の私を思い出す。
大きなおにいちゃんは奴隷商人が私たちに餌として配ったパンが少ない時、自分の分を私に譲ったりしてくれた。
盗賊のおにいちゃん達に捕まるまでの長い道のりで私が歩くのに疲れると私を抱っこしてくれた。
奴隷商人達は大きなおにいちゃんは一番の高値だからやめろって怒ってたけど、私は嬉しかったのを覚えてる。
ん〜。
斬ってあげようかな?
それともいっぱいエッチしようかな?
あ、でも、身体も大きいし、力も強そうだし、次の宿主になってもらうのも良いかもしれない。
ん〜。
でも、私は今の“私”の姿と性格も気に入ってしまった。
最初は弱くて何も出来ないしどうかと思ったけど、慣れることに長けた“私”は今までの宿主の中で一番魔物らしい私に成れている気がする。
そもそも寄生する呪いである私と、どんなものも慣れて受け入れてしまう“私”はとても相性が良い。
今は弱くても百人も人を斬れば魔力も貯まって強くなるだろう。
ああ、でもそうだった。
“私”はすぐに慣れてしまうから、今の強さにすぐ慣れて、妥協して、諦めて、それ以上強くならないかもしれない。
ん〜。
まぁ、いっか。
とりあえずは大きなおにいちゃんを斬ってみよう。
大きなおにいちゃんが宿主として相応しければなってもらえばいいし、ダメそうなら玩具にしよう。
「おにいちゃ〜ん。起きてる?」
私は努めて可愛らしい声を上げながら部屋の中に入る。
部屋と言っても壁や扉はボロボロと外側が崩れて砂になりかけてる。
そんな砂埃と乾燥した空気ばかりで何もない部屋におにいちゃんは居た。
頑丈そうな手枷や足枷をされたうえで更に縄で縛ってある。
でも、“私”の記憶では手枷と足枷をはめられて、それに重そうな鉄球まで付けられていたのに軽々と私を抱っこしてくれていた。
そう考えればこれでも足りないぐらいかもしれない。
―じゅるり
そんなおにいちゃんの逞しくて強い姿を想像すると私のオマンコが熱くなってくる。
生命力に溢れるおにいちゃんの精はどれだけ美味しいだろう…。
――クチュ…ヌチュ
私は黒いワンピースの上から左手でオマンコをいじる。
もう私になってからずっと濡れたままの割れ目。
ツンと甘い匂いがいつも私の身体にまとわりついてる。
今じゃ汗やよだれも甘い匂いがしてる。
甘酸っぱい匂いとミルクみたいな子供っぽい匂いが交じり合ってる。
もう自分の匂いだけでもクラクラしちゃう。
なのに、こんなに私が誘ってるのに、おにいちゃんは寝ていた。
―ツンツン
ほっぺを指でツンツンしてみる。
ダメだ。全く起きる気配がないや。
ん〜。まぁ、いっか。
私は起こさないように気をつけながら私の刀身を取り出す。
またさっきと少し形の変わっている不安定な刀身。
そのおにいちゃんの身体と同じくらい大きな刃を数回振るう。
――カラン
おにいちゃんの身体にまとわりついてた拘束具が全て斬り落とされる。
私の身体は人の体を傷つけないようにもできるし、こうして鋭利に斬り裂くこともできる。
今まさに身体をすんでのところで斬り裂かれるところだったのに、そんなことには全く気づかずにおにいちゃんは大きな寝息を立てている。
ん〜。
戦士としては失格かな。
まぁ、でもおにいちゃんは農民だって言ってたから、仕方ないのかも。
貧しい農村では食いぶちを減らすために兄弟の多いところは末っ子を売ったりするらしい。
“私”がおにいちゃんに聞いた話では、よくあることらしい。
まったく。人間は変わってるよね。
人間同士なのにお互いを家畜みたいに扱ったりして。
まぁ“私”だって同じように捨てられたんだし、人間にとってはそれが普通なのかもしれないけど。
私は仰向けになって寝ている大きなおにいちゃんの身体を見下ろしてそんなことを考えていた。
それにしても大きい。
腕なんか、私の胴程もありそう。
うふふふ。
あっちの方はどうかな?
私は唾液でぬめる舌で唇を舐めながら私を振り上げる。
起こさないように少しずつ。
―ツプ
腕に小さく突き立てる。
血は流れないけど、おにいちゃんの分厚い皮膚を突き破る感触、そして。
「――っ!?!?ふへぇ?」
途端に私の背筋が反り返り、私は目を見開いて真っ白な光景を見上げていた。
――プピュッ
私のオマンコから白濁した液が数滴飛び散った。
何が起こったのかわからなかった。
ただ、ものすっごく気持ちよかった。
私はその場にへたり込んでしまう。
何!?何今の?
おにいちゃんの身体から私の刀身を伝って流れてきた精は盗賊のおにいちゃんや奴隷のおねえちゃん達のとは比べ物にならないほどすごかった。
―ヒクヒク
まだオマンコがビクビクしてる。
内ももに力を入れようとするとガクガクして立ち上がろうとしてもよろけちゃった。
愛液が一気に溢れてお尻までベトベト。
もう甘い匂いが見えるんじゃないかってほど拡がってむせ返りそう。
私の身体に何が起こったのかわからなかった。
ただ、とてつもなく興奮してるのはわかる。
心臓がバクバクして、子宮も心臓と同じように脈動して疼いてる。
こんなの初めて。
―ムクムク
「っ!!?」
私がこんなに感じたっていうことは、当然おにいちゃんも気持ちよかったわけで。
おにいちゃんのおちんちんが奴隷のみすぼらしい服を押し上げてそそり立った。
あふぁ…。
す、すごい…。
私は指先に刃だけを発現させて震える手でその大きな柱を覆っている布を切り裂いた。
「は…ふぅ…」
もうため息のような声しか出ない。
私の太ももほどもありそうな大きなおちんちん。
しゅ、しゅごい…。
―ゴクリ
私はおにいちゃんのお腹の上に座り込んで両手でおちんちんを掴む。
―ドクン…ドクン
指先から感じる鼓動。
そして熱い体温。
目一杯口を開けてもとても頬張れそうにない。
でも、欲しい。
私はその芳しい鈴口にしゃぶりつく。
あふん。
おいしい。
おいしいよう。
美味しいお汁が滲んでくる。
――ちゅば…ちゅば…むちゅ…んむ
私は夢中でおちんちんをおしゃぶりする。
あんまり大きいから顎が外れちゃいそう。
ヨダレがネトネトになって口の端から垂れていく。
おにいちゃんのおちんちんがどんどん私のヨダレでヌルヌルになっていく。
――ズチュ…ヌチュ…
いつの間にか私は腰を大きく滑らせて幼いぽってりしたオマンコをおにいちゃんの逞しいお腹にこすりつけていた。
あひぃ。
おにいちゃんの腹筋のボコボコがきもちいいよう。
――んふぅ…ちゅば…ぬちゃ
さらに全身でおちんちんに抱きついてヨダレでベトベトになった素敵なおちんちんをおっぱいの膨らみなんて殆ど無いぷにぷにの胸板でゴシゴシ擦る。
――ぬっちゅ…ぬっちゅ
オマンコを腹筋にこすりつけて、お胸をおちんちんにこすりつけて、お口はおちんちんをしゃぶりながら、お手々で裏筋をこすこすする。
あはぁ。素敵。
まるで私の身体全部がおにいちゃんのオナニーの道具になったみたい。
全身でおにいちゃんのおちんちんを感じる。
――ちゅば…ちゅちゅ…むちゅ
お口の中にお汁が溢れる。
おにいちゃんの我慢汁。
いっぱい、い〜っぱいあふれる。
―ズクン…ズクン
おにいちゃんの鼓動が大きくなってる。速くなってる。
―ビクン…ビクン
おちんちんが気持ちよさそうに震える。
もうすぐ…なんだね。
――ずっちゅずっちゅ
私は全身のストロークを上げて、お口の吸い付きを強めて、おにいちゃんを追い立てる。
「ン゛…ん?……」
おにいちゃんの声が背中の方でした。
ドキッとした。
別に起きちゃってもいいはずだけど。
でもなんか見つかっちゃったらダメなことしてる時みたいにドキドキする。
起きる前にヤっちゃわないと。
イケぇ…イっちゃえぇ!
――ずちゅずちゅずちゃ
――ずずずずずずぅ
最後にひときわ強く吸い上げる。
吸い込みすぎて頭がくらくらするぐらい。
すると
―びゅくびゅくぅ!!
「んむぅぅぅぅぅんっぐっっ!?!?!?」
一瞬でお口がいっぱいになる。
溢れる精液が抑えきれずそのままのどちんこ撫で回しながら胃の中に落ちていく。
んひぃ。
おかしい。
だめぇ。
感じる。
感じちゃう。
のどちんこ感じる。
ゼリーみたいに濃いのが流れ込んでくる。
ゼリーみたいな精液にのどちんここしゅこしゅされて感じちゃう!!
――こく…んく…ごくん
最後の一口を飲み込み終わる頃には私は意識を保っていることすら難しい状態だった。
それほどにすごい精だった。
身体中から力が抜けて、私の身体中の魔力がおにいちゃんの精に犯されてる。
すごい勢いで身体が敏感になっていく。
作り変わっていく。
精液直接飲んでたお口の中と喉は特にズクズク疼く。
飲み込んでも飲み込んでもヨダレが溢れてくる。
ヨダレが喉を通り過ぎる度に喉がこすられて感じちゃう。
「あひぃ…あらひのおくち…おまんこになっひゃったぁ……」
おにいちゃんの強すぎる精で私の中の魔物の魔力が塗り替えられる。
ただおにいちゃんの精を味わうための身体になっていく。
白い肌が全身薄桃色に染まり、子供みたいにぷにぷにの身体は全身がオマンコになっていく。
身体中の皮膚が付着した精を吸収できるサキュバスみたいなものになっていく。
「ふぁれぇ?」
なんだかおちんちんが大きくなっていく。
…違う。
私が縮んでるんだ。
もともと子供みたいに小さかった私の身体はさらに頭一つ分ぐらい縮んでしまった。
それでも下半身はむっちりしていて。
全身のぷにぷに具合はもっと酷くなってる。
筋肉…どこいっちゃったんだろ…。
人間の体ではありえない柔らかさと弾力。
こんなにぷにぷにだと筋力がなくて立ち上がるのも辛いはずなのに、身体に感じる力強さは変わっていない。
たぶん変わらずあの大きくて重い刀身を軽々振り回せるし、その気になれば拳一つで人間の頭ぐらい吹き飛ばせる。
ほんと。都合良く出来てる身体。
私の身体は快楽を感じて、男を悦ばせるためだけに出来てるんだ。
そして、“私”は抵抗なくそれを受け止め、どこまでも慣れ親しみ、その変化を受け入れてしまった。
“もっと全身でこの大きなおちんちんを感じたいから。”
そのためだけに私の身体は縮んでしまった。
5、6歳児ぐらいに見える。
お兄ちゃんのお腹の上に座ってるとおちんちんは胸の高さぐらいまで立ち上がってる。
こんな体になっちゃったのはきっと今の魔王のせい。
どうせ魔王のせい。
まったく。魔王というやつはいつだって周りに迷惑ばっかり引き起こすんだから。
だから仕方ないよね。
と…。
―ぱちくり…
次はこの身体を使ってどう攻めようか。
なんてことを考えていた私は、振り向いた時におにいちゃんと目が合った。
16/07/13 07:57更新 / ひつじ
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