読切小説
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手作り弁当198円お茶付き
最近『アイツ』が家にいない。

夜は決まって私が料理を作りにアイツの家に行く予定だった。
でも最近は夜にアイツの家に行ってももぬけの殻だ。

なぜ?

理由はわからない。
この間、一日だけ夜にアイツの家に行けない用事が出来た。
アイツは両親が『永久に新婚』の旅行中(それくらい仲睦まじいと言う事)なので大体家では一人だ。なので私が家に行き、料理を振舞っている。これで嫁ポイトンを稼いでアイツの嫁に・・・グフフジュルリ
おっといけない、妄想が過ぎた。そう言う訳で、私はアイツの家に(自称)通い妻となっているのだが・・・。

−−−今日もいない。

「ぐぬぬ。」

納得の残念感。もしかして私の料理の味に飽きて外食してる?いやいや、アイツに限って外食は無いな、年中金欠だし。第一アイツの隣にこんなにカワイイ嫁(自称)がいるのになんで私の事を見てくれないかな・・・寂しいョ・・・。イカンイカン、スイーツ(暗黒微笑)になるところだった。というか語尾を小文字にするとサスケェ・・・思い出すよね。え?私だけ?あ、そう。
それは置いといて、なぜアイツが家にいないのか。今後はそれを調査するしかないわ!じっちゃんの名にかけて!

−−−と、言う訳で。
こんにちは。わ た し で す 。
アイツの家の近くで張り込みしてます。え?ストーカー?チガウヨーハリコミダヨー。
といっても一日中じゃなく、アイツが家を出るであろう夕飯の時刻近くにアイツの家に張り込みしてるわけでごぜぇますよ。全ては私の嫁ポイトンのために・・・!
そうこうしてるうちにアイツが家から出てくる。やはり外食か・・・外食なのか・・・!私の味に飽きてしまったのかっ・・・!アレー?目からしょっぱい水が出てくるヨー?
おっといけない。悲しみを背負う前にアイツの動向を探らなくては。電柱や道の角に身を隠しながらカサカサ追う。その姿はまるで黒い悪魔G。だがおかしい。こちらの方向は市街地から離れて何も無い方向だったはず・・・あぁ、コンビニが一つあったな。
もしかして、そんな粗悪品を口に・・・?ダメよ!アナタの口に合うのは私の愛のこもった手料理だけなのにっ!はい、妄想乙。だけどコンビニのお弁当は正直健康にはあまりよくは無い。防腐剤などの薬が入っているからだ。全国のコンビニ経営会社の皆様、ごめんなさい。
そして私の読みは当たった。片田舎の寂しげな雰囲気をかもし出すコンビニに入っていく。そして私は一つ、大きな失態に気づく。

変装して来てねぇ。

しまったぁー!黒い服だから変装しなくても私服で大丈夫でしょwwwとか思ってた自分を殴りたい。チョキで。
これじゃコンビニに入れないっ!仕方が無いのでアイツがコンビニから出てくるのを待つ。おぉ、くらいくらい。

どれくらい待っただろうか。5分かもしれないし5分だったかも知れない。つまり5分待った。
アイツの姿が見えたのは予想外のところからだった。正面から出てくると思ったのだが、アイツはなぜか裏から出てきた。おそらく従業員入り口からでてきのだろう。いやそれ以上に、驚くところがあった。

隣 に い る 女 の 子 は 誰 ?

・・・。
いやいやいや。フリーズしてる場合じゃないでしょ。なんなのあの女の子は!?っつーか手!手繋いでる!なんとうらやましい。私なんかまだ偶然触れ合った程度なのに。偶然触れ合ってもアイツは何のリアクションもしてくれなかったけど!クソぁ!これは・・・更なる尾行(ストーカー)が必要ね・・・!こうなったらとことん追求してやるわ!
そう私が悔しがっていると、アイツの隣にいる女の子がこっちを見た。

「!?」

ヤバイ・・・!見つかった!?バッチリ目と目が合ってたし・・・。
いや、ここまで来て退けるかっ!女は度胸!男は根性!





−−−−−−
と、頭の中で啖呵切ってみたはいいものの・・・。

も の す ご く 不 安 。

だって!私、幼馴染だよ!?アイツのことよく知ってるのって親とアイツ自身を除いたら一番は私じゃん!それなのに・・・。
いや、弱気になるな私!たとえどこまであの二人の仲が進展していようとも私も絶対に諦めない!諦めてたまるもんですか!
そして二人はとある一軒家に入っていく。ここがあの女のハウスね!でも私がそこにどかーんと入るわけにもいかないし・・・それでアイツに嫌われたくないし・・・。というか豪華だな、一階建ての一軒家なんて。二階建てより土地使うからそれなりに部屋数あると高いんだよ、一階建て。
・・・窓!窓からちょこっと覗くくらいは許されるよね!うん、許される。大丈夫。
と言う事で捜索開始。アイツとあの女の子がいる部屋を探す。いったい何を・・・いや、ナニをしているのか・・・。いや、アイツにナニまでする度胸は無いか。いやいや待てよ。もし逆にアイツが誘われちゃったら青いつなぎを着たいい男に誘われるようにホイホイ♂誘いに乗っちゃう可能性も・・・。それだけは回避せねば・・・。

「・・・。・・・・・・♥・・・・・・・・♥」

・・・ん?こっちから声が聞こえる・・・。台所?
換気用の機械の上に乗ればぎりぎり台所を覗けるかも・・・。\そぉい/

あぁ、見えたみえt

「んっ♥あぁん♥おく・・・ついてぇ・・・♥もっとぉ♥」

!?

え?え!?

・・・もう一回。もう一回ちょっとだけ見てみよう。\そぉい/

「ふぁ♥あぁ!ひっ・・・あぁぁ♥わらひのしきゅうまでぇ♥ずんずんっておちんぽぉ♥きてりゅのぉ♥」

あばばばばbbbb

そそそそそおっそおっそそおそそそんあばかな
あ・・・アイツとその・・・女の子が・・・

ひ・・・非常に仲睦まじくにゃんにゃんしてたわけですが・・・。
こ・・・ここまで進んでたと言うの・・・?連邦のMSは化け物か・・・!
・・・。

も・・・もうちょっとだけ・・・。\アンタモスキネー/

「ふぁ♥あ・・・ふぁぁ♥なかで♥びくんびくんっておちんぽふくらんでぇ♥だひてぇ♥しろくてあちゅいのぉ♥おまんこのなかにだひてぇ♥」

ふおぉぉぉ・・・。これがにゃんにゃんでござるか・・・。な、なんていうか・・・エロいな・・・いや、エロいことしてるんだからエロいのは当たり前か。
・・・ちょ・・・ちょっとだけ・・・ヘンな気持ちになってきちゃうな・・・コレ。
・・・あ、やばい。ショーツちょっと濡れてるかも。
・・・バレナイヨネ?ウン。チョットダケ・・・。

「・・・んっ・・・ふっ・・・♥んんっ・・・♥」

・・・うん、ちょっとだけ。ショーツの上からいじるだけだから・・・。

「はっ・・・あぁ・・・♥」

でも・・・すごいなぁ・・・。あんなおっきいのが女の子の・・・その・・・お・・・・・・アソコに入っちゃうもんなんだ・・・。

「ひあぁん♥らめぇ♥さっき・・・イったばかりですからぁ♥うごいたら・・・あっ・・・あぁぁぁん♥」

・・・。

「ふぁ・・・♥すご・・・アイツのチンポ・・・♥気持ちよさそう・・・♥」

・・・ふぁ!?わ、私、ナニを考えて・・・。
あぁ・・・れ?もう、思考がうまく回らない・・・。
というか、ショーツ越しじゃ・・・なんかムズムズする・・・。

・・・ちょっとだけ・・・。ちょっとショーツ脱いでするだけ・・・。

「ん・・・♥んんっ!」

ヤバイ・・・すっごい濡れてる・・・♥
アイツのチンポ・・・私のここにも入るのかな・・・?

「ん・・・あ・・・あっ・・・♥」

すごっ・・・ちょっといじっただけで・・・イきそ・・・♥

「んあっ・・・ふぅ・・・ぅうううんっ・・・♥」

・・・あっぶなかった・・・。声を出さないように服噛んでてよかった。

「・・・あ・・・ふぅ・・・♥」

・・・って。こんなことしてる場合じゃない!もしかしたらばれてるかも・・・。賢者タイムという余韻は気持ちいいけど撤収!というかこんな姿アイツに見せられないってヴぁ!急いで撤収!たいさ〜ん!うわ!中途半端に濡れたショーツ気持ちわるっ!脱いじゃえ!


−−−フフフ♥

・・・?なんか聞こえたような・・・。今はそんな事より逃げるんだよォ!





−−−−−−おおゆうしゃよ。にげてしまうとはなさけない。

「王様!?・・・ハッ!」

どんな夢だ。
自分に突っ込みを入れながらおはようございます。わ た し で す 。
だが、夢は見たが夢オチでもなんでもなくアイツは私の見ず知らずの女の子とよろしくやっていました。ギギギ。ゆ゛る゛ざん゛!
いや、相思相愛なら私が付け入る隙もないのかなぁ・・・。自信がなくなってまいりました。でもとりあえず問い詰めてみる?でもそれで嫌われたくないし・・・。第一、何で知ってるんだって言われそうだし。尾行(ストーカー)してたのがばれちゃうし・・・。
・・・とりあえずあのコンビニに行けば何かヒントがあるかも・・・。いや、そんなものないってわかりきってるんだけど、何か行動を起こさないと自分自身に押しつぶされそうで・・・ぐぬぬ。





−−−−−−というわけでやってきましたコンビニ。
片田舎のヤンキーもなぜか寄り付かないコンビニらしい。私はコンビニをあんまり使わないからよくは知らないけど。まぁ、なんといいますかどこまで行っても普通のコンビn

「いらっしゃいませ〜♥」(野太い声で)

!?

何アレ?何アレ!?なんか筋肉質の2メートルくらい身長あるおっさんが女性用の服着てレジに立ってるんだけど!?どういうことなの・・・。というか服がすごいピッチピチなんだけど。胸がはちきれそうだよ?(物理)

「あらァん?どうしたのかしら?」

そっちがどうしたんだよ。
そう言いたい気持ちを抑えて何事も無かったかのごとく商品を見る。さすがに商品は普通か・・・。
・・・ん?手作り弁当?コンビニなのに手作りとはこれ如何に。珍しい商品もあるももなのね。興味本位でそれを買う。あとは冷やしカレードリンクと抹茶コーラを・・・あったあった。

「いらっしゃいませ〜。」(野太い声で)

慣れない。この人には。

「お箸お付けいたしますかぁ?」(野太い声で)
「あ、いえ。いいです。」

お箸は自分の家にあるからね。ゴミは極力少なくしないと。

「むぅん・・・。あなた!」(野太い声で)
「ひゃいっ!?」

いきなり大声を出さないで欲しい。なんというか驚くだけじゃなくてめちゃくちゃ不気味。

「あなた・・・今誰かに恋をしていてその相手が他の誰かに取られそうで悩んでいるわネ?」(悟りを開いた声で)

こいつ・・・私の目を見ただけで心を読んだだと・・・?只者じゃない・・・いや、見た目からもだけど。

「え・・・えぇ・・・そうですが・・・。」

でも本気で悩んでいるのはそうだ。だから弱く返事をするしか出来なかった。
もしアイツがあの女の子と一緒になってしまったら。
私は当然いらない子になってしまうだろう。アイツに依存している私が悪いのはわかりきっている事なのに、心はアイツに依存せざるを得ない。だが、いつまでも子どもじゃいられない。そんなことわかりきっているはずなのに・・・。

「・・・。」

そう考えていたら黙り込んでしまった。この筋肉隆々な男(?)に何を期待しているのか。しかし私はどんな藁にもすがりたい気持ちだ。救いは無いんですか!?

「女は度胸。思い人に嫌われるかもって思っていたら何も行動できないワ。むしろ女の欠点を飲み込めない尻の穴♂の小さい男だと思ったら手を出さない方がいいわヨ。」

・・・。
強くなりたい・・・。

私は弱い女だ。
アイツはいつもいろいろな女の人とフラグを立てては持ち前の鈍感さでヘヨーとへし折っていく強さ(!?)があった。
でも、私には一つ。絶対に折れないフラグがある!幼馴染のアドバンテージを発揮せずに何が恋愛だ!「これなんてエロゲ?」とか言われたってかまうもんか!私はアイツを愛してりゅ!この気持ち、アイツに届け!

「おつり、いいです!」

千円札をレジに置いて私は飛び出した。ヒャッホイ!私たちの明るい未来が待ってる〜!

「・・・フフフ♥若いわねぇ。」(野太い声で)




−−−−−−
・・・で、意気込んでみたはいいものの・・・。
現在あの女のハウスの前。

えぇ、またやっちまいました。声もかけられずに尾行(ストーカー)するだけに終わりました。本番に弱いのよ・・・グスッ
家に入られちゃ何も出来る事もないし・・・帰ろうか・・・。
そう思っていたら奇襲攻撃。

「こんばんわ♪」
「ひゅいっ!?」

後ろから声。女の人の。
壊れたからくり人形張りにギギギギギと首を回すと・・・。

にこやかな笑顔をした女の子がいた。なにこのこかわいい。女の私から見てもかわいい。
でも奇襲攻撃のせいで言葉が出てこない。酸欠の金魚のように口をパクパクと動かすだけだ。だがそんな金魚状態の私にもにこやかな笑顔で私を見てくる。

「あの人の彼女さんですか?」

かっ!かかかかから・・・かのじょ!?ちがうし!まだそんなんじゃないし!しいて言うなら・・・。

「よ・・・嫁です!」

・・・。

こ こ に ア ホ ひ と り 爆 誕

もう・・・死にたい・・・恥ずかしすぎて死ねる。
顔真っ赤で足が生まれたての子馬のようになっているとかわらずのにこにこ笑顔で私にこんな提案。

「ちょっと・・・私のお家に上がっていきませんか?」





−−−−−−
どうしてこうなった?
尾行(ストーカー)→女のハウスに着く→二人が愛の巣に入るのを見送る→ドナドナ〜→奇襲攻撃→おじゃましま〜す
以上、前回までのあらすじでした。
んで、今私は居間にいるわけですよ。そして女の子と一緒にお茶を飲んでいるわけですよ。
空気が・・・重いっ・・・!(私だけかもしれんが)

「さて・・・。まずは自己紹介からですか?」
「あ、ひゃいっ!」

声が裏返って変な声が出た。私顔真っ赤。
女の子はクスクスと笑ってる。笑えよ○ジータ。

「本当にかわいいお方ですね。食べちゃいたいくらいです・・・♥」

ちょ、えぇ!?初対面でなに言ってんのこの人!重病のでんぱちゃんですか!?

「へぁ・・・あの・・・私、霧野・・・『高山 霧野』(タカヤマ キリノ)です・・・。」

なんとか平静を保って(?)自己紹介。セフセフ。

「『真垣 あやの』(マカキ アヤノ)と申します。よろしくおねがいしますね、霧野さん。」

そしてこのエンジェルスマイルである。
うんわぁーかわえぇー。お持ち帰りしたくなるなこりゃ。わっふるわっふる。
ぽわわーんとしていたらあやのさんが藪から棒に衝撃の一言。

「私・・・今『彼』と付き合っています。」

・・・。
お、おう・・・。

「突き合っているんですか?」
「付き合っています。」

・・・。
ん?なんかかみ合ってない?気のせいか。

「・・・。」
「・・・。」

・・・。

「・・・あの・・・驚かないんですか?」

「ふぇ?あ、ああぁぁぁ!そ、そそそうなんですかー!いやぁーおどろいたわーすっげーおどろいたわー!っべーマジっべーわー。」

そうだった「もう知ってます。」的な雰囲気を出してしまった。尾行(ストーカー)がばれるところだったセフセフ。

「実は・・・霧野さんのことは彼からよく聞いてるんです。」

え?アイツが私の事を?

「私たちは実はもうヤる所までヤってしまっていて・・・。私、結婚を前提に彼とお付き合いしたかったんです。ですが彼は『結婚・・・まではちょっと待ってくれないかな・・・。ちょっと気になるヤツがいるんだ。そいつ、オレの幼馴染でさ・・・。ゴメン、最低な男で。』って言ってたんです。」

アイツが私の事を?マジかー。
・・・ヤバイ・・・顔熱くなって来た・・・。絶対耳まで真っ赤だよ・・・。

「でも私はたとえあの人の2番目でも3番目でも構いません。私は・・・彼を愛してるんです。」

本気の目だ。
この人はアイツを本気で想っている。同じ恋をする・・・いや、愛する人を決めた目だ。
・・・だからこそ、私も覚悟を持って、本気で対峙しなければならない。本能でそう感じた。

「わ・・・私だって・・・。私だってアイツの事・・・。」

・・・うぅ・・・。後一歩・・・。最後の言葉が出てこない・・・。本当に本番と重要な場面で踏ん張りが利かないんだもんなぁ・・・私・・・。
でも・・・ここで言わなきゃ・・・。
この人の決意と覚悟を超える事は、絶対に出来ない!

「私だって・・・!アイツの事が・・・!」

「だいs
「話は聞かせてもらったワ!」(野太い声で)

パリーン
窓ガラスを割ってダイナミック☆おじゃまします
2メートルを超える長身に筋肉モリモリマッチョマンの変態だ。

「」
「店長?どうしてここに?」
「店長!?」

この筋肉モリモリマッチョマンの変態があのコンビニの店長だったの!?今の雇用状況どうなってんのよ!

「んふぅ〜(フシュー)。二人の男を取り合うなんて、醜いわ。醜すぎるわアナタ達。」(野太い声で)
「いえ・・・。取り合っているわけでは・・・。」
「・・・そうですよね・・・。」

あやのさん納得しちゃらめぇぇぇぇぇぇ!

「真の愛を理解している二人なら、どちらかが引くなんて出来ない話でしょう?大丈夫。私にいい考えがある。」(総司令官の声で)
「そ・・・それは・・・?」
「・・・。」

・・・なんかいやな予感がする。

「女の子同士でも愛し合っちゃえばいいのよ♥同じ人を好きになるんだもの、お互いに相性はバッチリヨ!」(野太い声で)

ありえん(笑)

「・・・なるほど、妙案です。」

工工工エエエエェェェェェェ!?
どう考えても珍案でしょう常識的に考えて!第一女の子同士って、私そんな趣味ないし!

「大丈夫よ♥霧野ちゃんもあの手作り弁当を見つけられたんだもの、絶対にうまくいくワ!」
「今なにか関係ありますかそれ!?」
「・・・なるほど、それなら安心です。」

何を納得してるの!?私の知らないところで一体何が起こっているの!?

「じゃ、アタシは退散するわネ♥ごゆっくり〜♥」

パリーン
筋肉モリモリマッチョマンの変態は隣の窓ガラスを割ってダイナミック☆おじゃましました。なんでいちいち割る必要あるの!?無いよね!

「・・・えっと・・・あの・・・。」
「・・・。」

・・・え?何この空気。あやのさん、頬赤くないですか?

「・・・大丈夫。私に任せてくださいね・・・♥」

アッーーーーーーーーー♀





−−−−−−
「ん・・・♥ふ・・・♥んちゅ・・・ちゅ・・・♥」
「ん・・・んん〜!ん・・・ふ・・・んぅ・・・!」

ちょちょちょちょ!いきなりねっとりとしたキスから始まったけど!あ・・・唇、すごい柔らかい・・・。

「ん・・・ちゅる・・・♥れる・・・んん〜♥」
「ん・・・?んぅう!?ん・・・ちゅる・・・♥」

うわわわわわ・・・。舌入ってきた・・・。なんか、口の中全部舌で舐められてる感じ・・・。なんか・・・頭がぽ〜っとしてきた・・・♥

「んぅ・・・れりゅ・・・ちゅうぅ♥」

あぅ・・・舌、吸われてる・・・♥なんか・・・すごい気持ちいい・・・♥

「ん・・・ぅ・・・ふぅ・・・うん・・・♥ちゅる・・・♥」

私からも舌を舐めて吸ってみる。わ・・・すごいぬるぬる・・・あやのさんの舌、あったかい・・・♥

「んふ・・・ちゅ・・・♥ちゅる・・・♥・・・っはぁ・・・♥」

長いような短いようなキスはあやのさんが頭を離して終わる。私は舌をだらしなく外に出して脱力するしかなかった。だって気持ちよかったんだもん!力はいんない・・・。

「んふふ・・・♥もう・・・準備できてるんですね♥」
「あ・・・?ひっ!っあぁ♥」

ショーツ越しにあやのさんの指が私の恥部をなぞる。アソコに、腰に、背中に、頭に、身体全体に電気が走ったような快感が私を襲う。ちょ、私敏感すぎワロタwww

「・・・フフ♥かる〜くなぞっただけですのに・・・ちょっとイっちゃいました?」
「・・・ぁ・・・♥ふぁ・・・♥」

もう何がなんだかわからない。頭の中がぐるぐると回るだけ。この快感を終わらせたくない。もっと・・・♥

「・・・ん♥あぁ・・・♥あ、ひぁ・・・♥」
「もぅ・・・自分でいじっちゃダメですよ・・・♥」
「あっ・・・んんっ♥ひっ・・・ぃあああぁん♥」

私は無意識に自分のアソコをいじっていた。そこにあやのさんは舌を這わせてきた。ぬるぬるした舌が私のアソコを蹂躙する。あやのさんの舌あったかいナリィ・・・

「フフフ♥本当にかわいい・・・♥ちょこっと舐めただけでイっちゃうほど敏感になってるんですよね♥」

そう言って私のクリトリスに指を這わせる。今そんなことされたら・・・♥

「あっ♥ひぁ♥あっ♥はぁぁぁん♥」

盛大にイってしまった。弱いところというのもあるのだが、あやのさんテクすごすぎワロエナイ。すぐイっちゃって・・・目の前がチカチカする。

「霧野さん・・・かわいいです・・・♥一緒に・・・気持ちよくなりましょう♥」

そう言って私の足を広げて私はアソコが丸見えの格好になってしまった。しかし私はそんな事はもうどうでもよかった。

「あ・・・あやの・・・さん・・・♥きてぇ・・・♥」

もう拒む理由なんて無い。もっとあやのさんと気持ちよくなりたかった。

「ん・・・♥あ・・・♥あぁぁ♥」
「ふあぁ♥あ、ひぁあん♥」

私とあやのさんのアソコが合わさる。私はまだ動いてもいないのに強烈な快感に襲われていた。

「さらに・・・こんなのはどうですか♥」

そう聞こえた瞬間、私のお尻に何か固いようなやわらかいようなものが当たった。するとそれは意思があるような動きをして私のお尻・・・それもお尻の穴を執拗に刺激してくる。

「あっ♥ひっ♥そこ・・・ちがっ・・・♥」

そう言った瞬間、ずるりとその何かが私のお尻の中に侵入してきた。苦しいような感じがしたが、それも一気に快感の波に押し流される。

「あ゛・・・♥か・・・はぁ・・・♥」

もう考える事も出来ない。身体も頭もぐちゃぐちゃにかき回されて顔は涙とよだれとなんだかわからない粘液でべちょべちょになっていた。目の前は白くスパークしたと思えば真っ暗になったり、見ることもかなわない状況だ。ただ唯一、わかる事といえばあやのさんが私の上に重なって舌で口内を犯したりクリトリスをこすり合わせたりしている事だけがわかった。
ただ、最終的に私のお尻に入ってきたものだけがわからなかった・・・。
そして私はその暴力的ともいえる快感の波に精神が耐え切れず、気絶してしまった・・・。




−−−−−−
それからというもの・・・。

「ほら♪隠してちゃ歩けませんよ♥」
「うぅ〜・・・。だって・・・これぇ・・・。」
「大丈夫ですって。普通の人間には見えませんよ♥」

私の頭にはツノが。臀部からは色素が薄いしっぽと羽が生えてきた。
アレから私はアイツに全部話した。

今までの事。
そしてこれからのこと・・・。

私とアイツとあやのさんは三人で一緒になった。
そう、文字通り『一緒に』なったのだ。あやのさんはもともとそれをよしとしていたし、アイツにいたっては「キマシタワー」とか言って歓迎状態だったし・・・。
ただ、私だけはまだこの状況を受け入れる事が出来なかった。だって・・・。

「・・・聞いてないよぉ。魔物になるだなんてぇ・・・。・・・うぅ・・・お腹空いてきたし・・・♥」

レッサーサキュバスという状態の私は定期的に男の人の精液を摂取しなければ正常な精神が保てなくなる・・・いや、もしかしたらもうこの状況こそが普通じゃないのかもしれない。
でも、それはそれでもうよかったのかもしれない。

「もう・・・♥しょうがないですね♥一回えっちしてから出かけましょうか♥」
「・・・うぅ・・・うん・・・♥」

大好きなアイツとずっと一緒に居られるんだから・・・♥





−−−−−−
「・・・むむ。異界からの転移ゲート要請信号感知!やっとこさあのガチムチが新人を持ってきてくれるのね・・・。あー長かった。・・・まったく、このリリムも待ちくたびれたわよ。いくら異世界の人間の方が精を多く持っているとしても長い間この世界に居ないんじゃ意味ないじゃないの!・・・まぁ、今回はどんな人が『堕ちてくる』のか楽しみでもあるのだけど・・・♥」
12/10/10 15:17更新 / サガク

■作者メッセージ
おはこんばんちは。来世は女の子に生まれたいですむしろ今すぐ魔力で性転換したいですサガクです。

レズものって難しいですね。女の子の心情とか、男と女の考え方の違いとか本当に難しいです。うまく書ける気がしません書けません。
そして主要人物の名前ェ・・・。本当にパクリスペクトです本当に(ry

次回は連載物に手をつけてみようと思います。前回でこそっと言っていたやつです。ですが男ばかり目立つような小説は作りません作らせません持ち込みません。デモケッキョクハソウナッチャイソウナンダヨナァ
いつ作るかは構想が固まり次第、執筆しようと思います。

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