おはようございます。

一大事が起きました。

わたしはまた床で寝て体がごきごきになりました。

しかし、一大事とはそこではありません。

牛の女の子から母乳が出るようになりました。

いや、正確には牛乳だろうか。

とにかく、朝起きて牛の女の子が胸を押し付けてくるものなので辛抱たまらず揉んでいたら牛乳が出ました。

どういうことなの。

・　・　・　・　・　・

今日も体がごきごきなので朝のストレッチから。

わんつーすりーふぉー。

ふぁいぶしっくすせぶんえいと。

すごく痛い。

隣でうし子（牛の女の子）も真似してやっている。

しかし、胸が邪魔なのかうまくできていない。

本人は満足げに胸を張っているからよしとしよう。

さて、今日こそは石を取りに行こうと思う。

うし子はお留守番。

そう言うとちょっとしょんぼりしたような顔をしたが、笑顔で見送ってくれた。

いってきまーす。

しゅー。

家を出た瞬間、そんな音とともに誰かに見られているような気配がした。

しかし、家の周囲を見渡しても誰もいない。

空耳だろうか？

こだまでしょうか。

いいえ、ケフィアです。

気にせず昨日遠くに見つけた山岳地帯を目指すことにしよう。

・　・　・　・　・　・

今日は体の調子がいい。絶好調である。

あの牛乳が効いたのだろうか。

ちなみに瓶などの入れ物がなかったため直飲みである。

飲み終わった後、うし子がすごい発情したような顔をしていた。

今頃発散しているのだろうか。

･･･。

いかんいかん。

邪な考えをしてしまった。

ちなみに味は少し甘く、濃厚な味わいだった。

瓶詰にして売り出したらいくらで売れるかな。

そうこう考えているうちに山岳地帯へたどり着く。

小さな山がいくつかある地形だ。

ここなら石が豊富そうだ。

もしかしたら石以外にも何か採れるかもしれない。

出来れば鉄なんかがあればありがたいのだが。

つるはしとりんごを片手に山に入っていくことにする。

少し歩いたところに採掘にちょうどいい小さな洞窟を見つけた。

中は真っ暗なので松明を片手に歩く。

松明の明かりが周囲を照らす。

そこまで大きな洞窟ではなさそうだ。

程なく行き止まりにたどり着く。

ここならちょうどいい。

松明を地面に置いて採掘を開始する。

・　・　・　・　・　・

かーん。かーん。かーん。

やはり石も叩いて壊すと小さなブロック状になる。

しかし、まっさらな石になるのではなくところどころひびが入っていたり形が不揃いな石ころが集まってできているような見た目の石ブロックになる。

丸石ブロック。とでも名付けようか。

かーん。かーん。かーん。

一心不乱につるはしを動かす。

かーん。かーん。かーん。

不思議と腕は疲れない。

体全体が疲れを感じたり、体力がなくなってきたり。といった消耗はわかるのだがなぜか体の部分部分の疲れは不思議とない。

長時間歩いたり走ったりするとお腹は減るが疲れといった感じではない。

自分の身体なのに自分の身体がわからない。

不安も感じるがはっきり言って生活していくうえで非常に便利だ。

幸運だなー。程度に思っておくことにした。

どうせ考えてもこういった問題は考えるだけ無駄である。

わたしはそう悟った。

第一、床で寝ると体全体は人間らしい反応を起こし、体がごきごきになるのに採掘採取のような作業をしている時間はそういった反応はないに等しい。

どういうことなんだろうか。

うん。世の中そんなもんなんだろう。

そうに決まってる。

そうと思いたい。

というかベット作りたい。

この世界に布はあるのだろうか？

今現在で判明している布はわたしが来ている服一丁とうし子が着ている服。

うし子の服を剥ぐわけにもいくまい。

かといってわたしが全裸で過ごすわけにもいかない。

つまり、布を見つけなくてはいけない。

あとは布を作るか。

糸を集めれば布になるかな。

そんなことを考えていると不意に変な音が聞こえる。

ぴたぴたという足音だ。

それも靴ではなく、石の床を素足で歩いているような音だ。

そして、う˝ぁー。という不気味なような、それでいて女の子のような声。

気になって振り返ると。

ぼろぼろの服を着た女の子がいた。

その女の子は浅黒く血の気の薄い肌で、しかし女性としてはかわいらしい体つきだ。

ふむ、大きさはＢからＣの間くらいか。

美乳だな。

おまえは何を言っているんだ

そんな天啓が飛んできたような気がしなくもなかった。

そんなことを考えているうちに血の気の薄い女の子はゆっくりと近づいてくる。

しかも口元に微笑を浮かべて涎を垂らしながら。

これはどういうことなのだろうか。

いや、この動き。

見覚えがある。

知識として似たようなものに覚えがあるような。

血の気の薄い肌。

涎を垂らしながら人に向かう。

それでいて緩慢な動き。

う"ぁー。という鳴き声。

･･･鳴き声？

うん、鳴き声。

もしかしなくてもこれはかの有名なゾンビではないか？

人を物理的に食べることで有名な。

そうだとしたら今この現状は非常にピンチなのではないか。

おう、のう。

逃げ道はゾンビの女の子の後ろ。

背中は壁。

絶体絶命と言う奴だろうか。

しかし、黙ってやられるわけもいかない。

逃げの一手を考えるんだ。

その時わたしに電流走る。

これだ。

これしかない。

わたしは一瞬考えたのち、行動に移った。

・　・　・　・　・　・

ああ。

やっぱり、今回もダメだったよ。

現状を説明しますとゾンビの女の子に馬乗りになられてます。

そして頭を掴まれ今にも食べられそうなくらい迫ってきています。

嗚呼、南無三。

目を瞑り、頭の中で念仏を唱える。

そしてゾンビの女の子の口が。

わたしの唇と重ねられた。

え。

ちゅー。

ゾンビの女の子はわたしの口から何かを吸い出そうとしているかのごとく激しく吸い付いてくる。

息ができない。

数秒そうしていたのち、ちゅぽん。とゾンビの女の子が唇を離す。

ゾンビの女の子の顔をおそるおそる見て見るとまたもや驚愕の出来事が。

少しだけだが血の気がよくなっている。

そして頬が紅潮しているではないか。

明らかに出会った時と今では血の気が違う。

少し艶めかしく吐息を漏らし、今度はわたしの下半身に顔をゆっくりと持っていく。

この時わたしは逃げることもできたのだろうが。

如何せん口づけから始まったのだ。

男としてこの先も期待してしまうだろ常識的に考えて。

ゾンビの女の子の顔がわたしの下半身に近づき、服を脱がしてくる。

そして露出したわたしの陰部を執拗に舐めてくる。

血の気がなく口内は冷たいと思ったが不思議とあたたかい。

先ほどの口づけのせいだろうか。

ゆっくりと、しかし力強くわたしの陰部をくわえてじゅるじゅると吸いたてる。

程なく限界が来てゾンビの女の子の口に欲望を吐き出してしまう。

微かに読み取れるうっとりとした表情。

そして艶めかしく荒い吐息。

思わず私は。

頭を撫でていた。

満足そうに撫でられているゾンビの女の子。

よくみるとかわいい。

･･･。

･･･。

･･･。

はっ。

癖になってきてしまったかもしれない。

最初は物理的に食べられるかと恐れていたがこう見ると愛おしく見えてくる。

しばらくゾンビの女の子の隣で頭を撫でながら休むことにした。

・　・　・　・　・　・

それからわたしはゾンビと一緒に作業をしていた。

わたしが石を掘る。

ゾンビの女の子が松明を持つ。

わたしが道具を作る。

ゾンビの女の子が横で見てる。

わたしが頭を撫でる。

ゾンビの女の子が気持ちよさそうに撫でられる。

わたしがなごむ。

ゾンビの女の子もなごむ。

そして作業が終わって洞窟から出るころには日が沈んで月が出ていた。

結構長らく作業をしていたらしい。

石はたくさん取れた。

また、黒いごつごつしたものが取れた。

おそらく石炭だろう。

結構な量が取れたのでしばらくは燃料には困らないだろう。

しかし、鉄は残念ながら取れなかった。

もう少し深く掘らないとないのだろうか。

そして後ろにはゾンビの女の子がふらふらと付いてきている。

またまたなつかれたらしくわたしにすり寄ってくる。

歩くのが遅いのでおんぶして家に帰ることにする。

おんぶするとゾンビの女の子はわたしの頭に顔をうずめて動かなくなった。

エネルギー切れだろうか。

とりあえずわたしは家に帰ることにした。

・　・　・　・　・　・

豆腐ハウスに新しい住人が加わりました。

わたしと。

うし子と。

ゾン子。（ゾンビの女の子）

豆腐ハウスもちょっと狭くなってきた。

寝る時も三人横になって密着して寝るほかない。

ちなみに寝ながらわたしの背中に胸をこすりつけながらオナニーをしているのがうし子。

わたしの前にいて陰部を中に入れて腰を動かしているのがゾン子。

二人が疲れて寝る前に枯れ果てないか心配である。

今日は二人の中に1回出して眠りました。

ぐぅぐぅ。

・　・　・　・　・　・

今日の成果。

・この世界の生き物は女の子の姿である。
　↑ほぼ確定かもしれない。

・この世界の生き物はえっちなことが大好きだ。

・この体は疲れ知らずだ。

・この体についてまだよくわからないことが多い。

以上。

■作者メッセージ
やっとモンスターらしいモンスが出た。
ゾンビｶﾜｲｲﾃﾞｽ
ちなみにゾンビは日光に弱いですが帽子かぶればノーカンです。

あー海。海いいね。

そんなことよりプール行こうぜ。