第二車両「ウトウトトレイン」
眠い。とてつもなく眠い。
ただいま時刻深夜0時半。積み重なった仕事のせいでこんな時間まで残業することになった。出勤は朝八時だったから、完全にオーバーワークである。労働基準法無視しまくりである。社畜は辛い。休みがない。家より会社にいる時間の方が長い。
深夜0時を過ぎると町は静けさを得る。神城町も例外ではない。社内にまで届く昼間の喧騒は息を潜め、静寂と冬の寒さが町を支配していた。
電車ももう眠りにつく寸前である。つまりは終電。乗り逃すと帰宅できなくなる。
まあ、時間的にまだ余裕はあったのでそれほど焦ってはいないのだが。
改札を通り、エスカレーターで上がる。そしたらちょうど電車が来た。頑張った俺への神様からのご褒美なのかタイミングばっちしである。あまり嬉しくないけど。
眠気眼な俺には眼前に開かれたドアをなんの考えもなく潜った。
終電だからか車内に人影はほとんどない。なにやら魔物娘ばかりだけど疲れMAXな俺にはそれがなにを意味するか、思い至ることはない。
もう体力も限界に近いので、入り口脇の席に倒れ込むように座る。
はあ、疲れた。終電の役得は絶対に席に座れることだよな。
ああ、眠い。頭がぼんやりしてきた。
何故、こうも電車は快適なのか。冬なんかは特に。足下の暖房がやばいくらい気持ちよすぎる。上は若干心許なくあるが、それでも眠気は倍増だ。
ウトウトと眠りの世界へ舟を漕いでいると、隣に人影が現れる。
寝ぼけ眼でそいつを見ると、フワフワモコモコな毛皮に覆われた、穏和そうな表情をした女性だった。ワーシープか?
ワーシープの女は俺に対して柔和に微笑むと、俺の腕に組付いて隣に座った。
って、なんで?
眠気MAXな俺でも、こんなことをされれば流石に目を覚ます。うおおお、柔らかいフワフワたゆんたゆんな胸が俺の肩に。
「……あ、」
俺は気付く。向かいのドアに貼られているステッカーを見て。
《魔物娘専用車両》
そうか。そういうことか。じゃあ、この娘は俺を狙って……。
やば、い。逃げな、いと。ああ、でも、すごく眠たい。眠気が気持ち、いい。
頭が宙を浮かんでいるようにフワフワして。力がどんどん抜けていって。甘い蕩けるような眠気だ。ずっとこれに浸っていたくなるような。この暖かさを味わっていたくなる。
目尻をかわいらしく垂らしたワーシープの女性に顔を覗き込まれる。なかなか童顔なようで高校生といっても通じそうだった。でも体つきは大人顔負けのぼよんぼよんのたゆんたゆんで、フワフワモコモコ気持ちいい。
視界に影が指す。ワーシープさんの顔が視界に広がって。
「あ、ん、んん」
「んちゅ、むちゅぅぅ」
キス、された。驚いた。うん、驚いた。でも気持ちいい。柔らかい唇柔らかい。舌が入ってくる。暖かい。それに甘い。唾液だ。これも甘い。でもさっぱりしてる。いくらでも飲めそう。もっと欲しいかも。ワーシープさん甘い。
「ぷはぁ」
唇が離れる。ワーシープさんの顔が見える。真っ赤っかだ。エッチな顔だ。眠そうだけどエッチだ。
ワーシープさんの手が俺の股間に伸びる。
撫で撫でさすさす。
ワーシープさんの優しいお触りに、俺のぺニスはどんどん膨らむ。
ワーシープさんはますますエッチな顔になる。俺のズボンのファスナーを下ろした。俺のペニスが表に現れる。
ワーシープさんは眠そう。だけど口を横いっぱいに広げて笑う。嬉しそうだ。そうか。嬉しいのか。なんだろう。ワーシープさんが嬉しいと俺も嬉しい。
ワーシープさんが胸のモコモコを上にずりあげる。たわわなおっぱいこんにちは。ピンクのサクランボが実ってます。
モコモコ毛糸のパンツも片足だけ脱ぐ。目線を下にやると洪水オマンコこんばんは。小さなお豆が勃ってます。
ワーシープさんが俺の手を取る。自分のオマンコへ誘った。見た目通り濡れ濡れだ。ビラビラが柔らかい。こすこすこす。
「んんっ、あ、あんっ」
擦ってあげたらエッチな声出した。喜んでいるみたい。気持ち良さそう。
チュプチュプチュプチュプ。
人差し指をオマンコに優しく挿入れてあげる。中はドロドロの熱々。指が溶けてしまいそう。ワーシープさんの顔は蕩けてる。
ワーシープさんが仕返しと言わんばかりに俺のペニスを握る。オマンコ汁で塗らされた細く柔らかい指。それが亀頭にカリに竿に絡む。
シコシコシコシコシコ。
「ぁ、うぁ、ああ」
単純な上下運動。でも自分でするより何倍も気持ちいい。細く柔らかい濡れた手が、触手のようなペニスに絡まって夢見心地の快楽を与えてくる。
俺も負けていられない。
チュップチュップチュップチュップ。
「あ、ん、あんあんっ」
抜いて、刺して。抜いて、刺して。
ワーシープさんのオマンコ大洪水。エッチなお汁でいっぱいだ。俺の手もドロドロ。
ワーシープさんも手の動きが速くなる。上下運動だけじゃない。我慢汁とオマンコ汁のドロドロ使って、亀頭を手の平で擦ったりもしている。
シコシコシコシコシコ。
ズリュズリュズリュズリュ。
シュッシュッシュッシュッ。
ああ、イキそう。精液上ってきてる。グングン尿道駆け上がってきてる。
ワーシープさんもそれがわかったみたい。手の動きが速くなる。
もうダメだ。イク。
でも、ワーシープも一緒に。一緒にイこう。
だから、クリトリスを親指で押し潰した。
「あああああっ」
「あああんっっ」
ドピュドピュドピュドピュドピュ。
プシャーーーーーーーーーーーー。
優しい絶頂。眠気の損なわない、それでいて遥か高みに上り詰める絶頂。優しく柔らかく暖かく。気持ちよくて気持ちよくて。身を委ねたくなる絶頂。
精液がワーシープさんの手の平で爆発している。まるでワーシープさんの手を孕ませようとしているみたいだ。
ワーシープさんが受精しまくりの手を口許に持っていく。
ペロペロ。ゴクゴク。
俺の精液舐めてる。美味しそうに飲んでる。
目尻トロトロ涎タラタラ。
俺もワーシープさんの愛液まみれの手を口許に持ってくる。甘酸っぱい匂いが鼻腔をくすぐる。
一舐め。甘い。
二舐め。美味しい。
三舐め。止まらない。
ペロペロペロペロ。
ワーシープさんのオマンコ汁堪らない。これからずっと飲み物はこれがいい。
舐め終わる。ワーシープさんを見る。なんだか意味深な表情で微笑んでいた。
ワーシープさんが立ち上がる。
俺の膝の上に跨がる。
ニンマリ。
エッチな顔で俺を見下ろす。
首に腕を回された。腕のモコモコが首筋を包んで、ウトウト。ムギュ。顔が胸に押し付けられる。柔らかい。暖かい。胸の谷間に挟まって、心地いい。布団にいるみたい。肉布団だ。おっぱい枕だ。
ワーシープさんがゆっくりと腰を下ろす。その先はペニス。射精してなお全く萎えない、ビンビンのペニス。
ピト。
鈴口がオマンコ穴に触れる。濡れ濡れのドロドロ。気持ちいい。これだけでイッてしまいそう。でも我慢。
「んん、んぁんんっ」
ワーシープさんがさらに腰を下ろす。
ズプ、ズプププ……。
亀頭がオマンコ肉に包まれる。ヒダヒダがピタピタ亀頭に貼り付く。キュッキュッ締め付ける。敏感な亀頭。気持ちよくて堪らない。ついつい声が漏れちゃう。我慢汁もドピュドピュ。
「あ、ん、んんあんっ」
ワーシープさんが腰を下ろす。
カリ裏にヒダヒダが侵入。擦り舐めていく。まるで涎でいっぱいの舌みたい。れんろれんろ。愛液でペニスドロドロ。精液グングン上る。
「あ、ああああっ」
ワーシープが腰を下ろしきる。
竿にオマンコ肉ギュウギュウ。ギチギチ。チュウチュウ。絡み付いて締め付けて吸い上げる。
チュウチュウチュウチュウチュルルルルル。
我慢。でき、ない。
「ああああああっ」
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
射精。勢いはあまりない。漏れ出るような射精だった。甘い、甘い、蕩けるような射精だった。
挿入れたばかりで出してしまった。早漏だ。ワーシープさん怒ってないだろうか。
顔を上げて、視線をワーシープさんに。
ニコニコ。
良かった。怒ってないみたい。それどころか嬉しそう。射精が嬉しかったのかな。気持ち良さそうな顔しているし。
そうだ。我慢するのはやめよう。精液出しまくろう。出せるだけ出して、ワーシープさんを喜ばせよう。それにペニスは全然萎えない。これならいくらでも出せそうだ。
「あ、ふ、ふぁあ、ああん」
ワーシープさんがゆっくりと腰を上げる。
ジュプププププププププププププププ。
オマンコ肉が吸い付く音が響く。離したくないと亀頭にカリに竿に絡み付いてくる。エロい。
抜けるギリギリまで引き抜いて、今度は腰を下ろす。ゆっくりと。ゆっくりと。オマンコに俺のペニスの味を覚えさせるみたいに。ペニスにワーシープさんオマンコの味を覚えさせるみたいに。
あまぁく。あまぁく。ゆっくりと。ゆっくりと。やさしく。やさしく。
ペニスにオマンコ肉を絡ませていく。ねぶるみたいに。アイスキャンディーを舐めるみたいに。あまいあまぁい快楽でペニスを舐めていく。
頭はまるで桃源郷にいるみたいだ。
普通のセックスとは全然違う。激しさも気負いも熱さも狂喜もない。
優しく、甘く、柔らかく、暖かく、穏やかに、ゆっくりと、上っていく。
気持ちよすぎの苦しい快楽はない。
ただただ穏やか。ただただ気持ちいい。ただただ蕩ける。
フワフワと空を漂い、太陽の光に包まれているような。
母の胎内にいるみたいな安心感。
気持ちいい。心地いい。
ゆっくりと。ゆっくりと。ゆっくりと。
甘い陶酔の中で高まっていく。
ペニスがワーシープさんのオマンコにぴったり。しばらく完全に繋がったまま、そのあとまた腰を上げる。ゆっくりと。ゆっくりと。そしてまた、腰を下ろす。ゆっくりと。ゆっくりと。
「ああ、ああっ、ああああ」
「ふわぁ、ああんっ、ああ」
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
甘い快楽の中で果てる。まるで弛んだ蛇口から漏れ出るみたい。射精はゆっくりと大量に吐き出される。
ワーシープさんは嬉しそう。口から涎をタラタラ。それが顔にかかって、口に入って。甘い。美味しい。俺のペニスはさらに硬く大きくなる。
変化は訪れた。
何度目かの腰を下ろす動きの後。ワーシープさんのオマンコに変化があった。
鈴口にピトッとプリプリしたなにかが触れる感触。それは口のように亀頭に吸い付いてくる。チュウチュウチュウチュウ。チュウウウウウウウ。
チュル。
「あぅ」
吸い付かれていた亀頭が、吸い付いていたそれに丸呑み。オマンコ肉よりもプリプリとした肉厚のソレに包まれた。
紛れもない。ワーシープさんの子宮だ。子袋だ。
俺は胎の中へ還ったんだ
キュッキュッ。
チュッチュッ。
キュウキュウ。
チュウチュウ。
キュルキュル。
チュルチュル。
四方八方。あらゆる角度から子宮が亀頭を包む。プリプリの子袋で亀頭を我が子のように優しく包み込む。
まるで溶かされているみたい。
まるで引きずり込まれているみたい。
まるで溺れさせられているみたい。
まるで囚われているみたい。
まるで堕とされているみたい。
ワーシープさんの子宮は俺を赤ん坊のように優しく甘く蕩けさせていく。
もう、なにも考えられなくなるくらい。
ただワーシープさんの与える快楽に包まれて眠ればいいと思うくらい。
ゆっくりゆっくり、ドロドロに蕩けるようにまどろんでいく。
ワーシープさんの腕に、胸に、体に、オマンコに、子宮に包まれて、ゆっくりゆっくり俺は眠りに堕ちていく。
もう動きはない。動いているのはワーシープさんのオマンコの中だけ。ズリュッズリュッと甘い脈動でペニスを啜っているだけ。
俺はワーシープさんの中でまどろむのだ。
身体と意識を切り離すのだ。
「あー、あーー、あぁーーー」
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
俺はまどろみの中、精液を吐き出す。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
精液が出る。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
壊れた蛇口みたいに。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
おしっこを漏らすみたいに。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
止まることなく。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
甘い甘い、堕落する快楽の中で。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
………………………………。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
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―ZZZ―
朝日の眩しさに目を覚ました。
場所は電車の中。俺は席に座っていた。
どうしてこんなところに、と一瞬頭が混乱するけれど、俺の膝の上に乗り、全体重を俺に預けて寝ているモフモフ少女に気づいて、全てを思い出す。
そうだった。俺はこの娘に襲われて。
いや、襲われたとは言いがたい優しく甘い襲い方だったけれど。
でもそうだ。俺はこの娘と繋がったまま寝てしまったんだ。繋がったまま……。
ワーシープさんを動かさないようゆっくりと首を動かし、車内を見渡す。俺たちの周りには、白い白濁した液体やら透明な汁が大量に水溜まりを作っていた。眠気が僅かに冴えれば、これだけ出しても勃起している俺のペニスが、ワーシープさんのオマンコを貫いていることに気付く。
俺とワーシープさんはいまなお繋がりっぱなしの、甘い甘いセックスタイムだった。朝チュンである。
やっちまったなぁ、と思う反面、やってよかった、という気持ちもあった。
ワーシープさんとのセックスは最高だった。だった、じゃない。最高だ。
だって今も続いているのだから。
不意にポケットの携帯が振動する。俺は携帯を取って画面を見た。会社の電話だ。もう時刻は朝九時。完全に遅刻である。早く来いとの電話だろう。万が一にも心配しての電話ではないはずだ。
俺はワーシープさんを見る。
目尻を垂らして涎も垂らして、安らかな笑みで眠っているワーシープさん。
日常に忙殺されていた俺に、安息の快楽を与えてくれたワーシープさん。
愛おしかった。堪らなく愛おしかった。
ワーシープさんの全てが俺には愛おしかった。
俺の全てをワーシープさんに捧げたかった。
だから俺は携帯を投げ捨てた。
会社などどうでもよかった。
だから唇をワーシープさんのに重ねた。
ワーシープさんが全てになった。
身体を抱き締め、ワーシープさんのモコモコ毛皮を自分の身体に擦り付ける。優しい睡魔が鎌首をもたげる。
ワーシープさん。
あなたのまどろみに俺は堕ちます。
どこまでも。どこまでも。
深く。深く。
ワーシープさん。
愛しています。
俺はそっと瞼を閉じた。
[完]
ただいま時刻深夜0時半。積み重なった仕事のせいでこんな時間まで残業することになった。出勤は朝八時だったから、完全にオーバーワークである。労働基準法無視しまくりである。社畜は辛い。休みがない。家より会社にいる時間の方が長い。
深夜0時を過ぎると町は静けさを得る。神城町も例外ではない。社内にまで届く昼間の喧騒は息を潜め、静寂と冬の寒さが町を支配していた。
電車ももう眠りにつく寸前である。つまりは終電。乗り逃すと帰宅できなくなる。
まあ、時間的にまだ余裕はあったのでそれほど焦ってはいないのだが。
改札を通り、エスカレーターで上がる。そしたらちょうど電車が来た。頑張った俺への神様からのご褒美なのかタイミングばっちしである。あまり嬉しくないけど。
眠気眼な俺には眼前に開かれたドアをなんの考えもなく潜った。
終電だからか車内に人影はほとんどない。なにやら魔物娘ばかりだけど疲れMAXな俺にはそれがなにを意味するか、思い至ることはない。
もう体力も限界に近いので、入り口脇の席に倒れ込むように座る。
はあ、疲れた。終電の役得は絶対に席に座れることだよな。
ああ、眠い。頭がぼんやりしてきた。
何故、こうも電車は快適なのか。冬なんかは特に。足下の暖房がやばいくらい気持ちよすぎる。上は若干心許なくあるが、それでも眠気は倍増だ。
ウトウトと眠りの世界へ舟を漕いでいると、隣に人影が現れる。
寝ぼけ眼でそいつを見ると、フワフワモコモコな毛皮に覆われた、穏和そうな表情をした女性だった。ワーシープか?
ワーシープの女は俺に対して柔和に微笑むと、俺の腕に組付いて隣に座った。
って、なんで?
眠気MAXな俺でも、こんなことをされれば流石に目を覚ます。うおおお、柔らかいフワフワたゆんたゆんな胸が俺の肩に。
「……あ、」
俺は気付く。向かいのドアに貼られているステッカーを見て。
《魔物娘専用車両》
そうか。そういうことか。じゃあ、この娘は俺を狙って……。
やば、い。逃げな、いと。ああ、でも、すごく眠たい。眠気が気持ち、いい。
頭が宙を浮かんでいるようにフワフワして。力がどんどん抜けていって。甘い蕩けるような眠気だ。ずっとこれに浸っていたくなるような。この暖かさを味わっていたくなる。
目尻をかわいらしく垂らしたワーシープの女性に顔を覗き込まれる。なかなか童顔なようで高校生といっても通じそうだった。でも体つきは大人顔負けのぼよんぼよんのたゆんたゆんで、フワフワモコモコ気持ちいい。
視界に影が指す。ワーシープさんの顔が視界に広がって。
「あ、ん、んん」
「んちゅ、むちゅぅぅ」
キス、された。驚いた。うん、驚いた。でも気持ちいい。柔らかい唇柔らかい。舌が入ってくる。暖かい。それに甘い。唾液だ。これも甘い。でもさっぱりしてる。いくらでも飲めそう。もっと欲しいかも。ワーシープさん甘い。
「ぷはぁ」
唇が離れる。ワーシープさんの顔が見える。真っ赤っかだ。エッチな顔だ。眠そうだけどエッチだ。
ワーシープさんの手が俺の股間に伸びる。
撫で撫でさすさす。
ワーシープさんの優しいお触りに、俺のぺニスはどんどん膨らむ。
ワーシープさんはますますエッチな顔になる。俺のズボンのファスナーを下ろした。俺のペニスが表に現れる。
ワーシープさんは眠そう。だけど口を横いっぱいに広げて笑う。嬉しそうだ。そうか。嬉しいのか。なんだろう。ワーシープさんが嬉しいと俺も嬉しい。
ワーシープさんが胸のモコモコを上にずりあげる。たわわなおっぱいこんにちは。ピンクのサクランボが実ってます。
モコモコ毛糸のパンツも片足だけ脱ぐ。目線を下にやると洪水オマンコこんばんは。小さなお豆が勃ってます。
ワーシープさんが俺の手を取る。自分のオマンコへ誘った。見た目通り濡れ濡れだ。ビラビラが柔らかい。こすこすこす。
「んんっ、あ、あんっ」
擦ってあげたらエッチな声出した。喜んでいるみたい。気持ち良さそう。
チュプチュプチュプチュプ。
人差し指をオマンコに優しく挿入れてあげる。中はドロドロの熱々。指が溶けてしまいそう。ワーシープさんの顔は蕩けてる。
ワーシープさんが仕返しと言わんばかりに俺のペニスを握る。オマンコ汁で塗らされた細く柔らかい指。それが亀頭にカリに竿に絡む。
シコシコシコシコシコ。
「ぁ、うぁ、ああ」
単純な上下運動。でも自分でするより何倍も気持ちいい。細く柔らかい濡れた手が、触手のようなペニスに絡まって夢見心地の快楽を与えてくる。
俺も負けていられない。
チュップチュップチュップチュップ。
「あ、ん、あんあんっ」
抜いて、刺して。抜いて、刺して。
ワーシープさんのオマンコ大洪水。エッチなお汁でいっぱいだ。俺の手もドロドロ。
ワーシープさんも手の動きが速くなる。上下運動だけじゃない。我慢汁とオマンコ汁のドロドロ使って、亀頭を手の平で擦ったりもしている。
シコシコシコシコシコ。
ズリュズリュズリュズリュ。
シュッシュッシュッシュッ。
ああ、イキそう。精液上ってきてる。グングン尿道駆け上がってきてる。
ワーシープさんもそれがわかったみたい。手の動きが速くなる。
もうダメだ。イク。
でも、ワーシープも一緒に。一緒にイこう。
だから、クリトリスを親指で押し潰した。
「あああああっ」
「あああんっっ」
ドピュドピュドピュドピュドピュ。
プシャーーーーーーーーーーーー。
優しい絶頂。眠気の損なわない、それでいて遥か高みに上り詰める絶頂。優しく柔らかく暖かく。気持ちよくて気持ちよくて。身を委ねたくなる絶頂。
精液がワーシープさんの手の平で爆発している。まるでワーシープさんの手を孕ませようとしているみたいだ。
ワーシープさんが受精しまくりの手を口許に持っていく。
ペロペロ。ゴクゴク。
俺の精液舐めてる。美味しそうに飲んでる。
目尻トロトロ涎タラタラ。
俺もワーシープさんの愛液まみれの手を口許に持ってくる。甘酸っぱい匂いが鼻腔をくすぐる。
一舐め。甘い。
二舐め。美味しい。
三舐め。止まらない。
ペロペロペロペロ。
ワーシープさんのオマンコ汁堪らない。これからずっと飲み物はこれがいい。
舐め終わる。ワーシープさんを見る。なんだか意味深な表情で微笑んでいた。
ワーシープさんが立ち上がる。
俺の膝の上に跨がる。
ニンマリ。
エッチな顔で俺を見下ろす。
首に腕を回された。腕のモコモコが首筋を包んで、ウトウト。ムギュ。顔が胸に押し付けられる。柔らかい。暖かい。胸の谷間に挟まって、心地いい。布団にいるみたい。肉布団だ。おっぱい枕だ。
ワーシープさんがゆっくりと腰を下ろす。その先はペニス。射精してなお全く萎えない、ビンビンのペニス。
ピト。
鈴口がオマンコ穴に触れる。濡れ濡れのドロドロ。気持ちいい。これだけでイッてしまいそう。でも我慢。
「んん、んぁんんっ」
ワーシープさんがさらに腰を下ろす。
ズプ、ズプププ……。
亀頭がオマンコ肉に包まれる。ヒダヒダがピタピタ亀頭に貼り付く。キュッキュッ締め付ける。敏感な亀頭。気持ちよくて堪らない。ついつい声が漏れちゃう。我慢汁もドピュドピュ。
「あ、ん、んんあんっ」
ワーシープさんが腰を下ろす。
カリ裏にヒダヒダが侵入。擦り舐めていく。まるで涎でいっぱいの舌みたい。れんろれんろ。愛液でペニスドロドロ。精液グングン上る。
「あ、ああああっ」
ワーシープが腰を下ろしきる。
竿にオマンコ肉ギュウギュウ。ギチギチ。チュウチュウ。絡み付いて締め付けて吸い上げる。
チュウチュウチュウチュウチュルルルルル。
我慢。でき、ない。
「ああああああっ」
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
射精。勢いはあまりない。漏れ出るような射精だった。甘い、甘い、蕩けるような射精だった。
挿入れたばかりで出してしまった。早漏だ。ワーシープさん怒ってないだろうか。
顔を上げて、視線をワーシープさんに。
ニコニコ。
良かった。怒ってないみたい。それどころか嬉しそう。射精が嬉しかったのかな。気持ち良さそうな顔しているし。
そうだ。我慢するのはやめよう。精液出しまくろう。出せるだけ出して、ワーシープさんを喜ばせよう。それにペニスは全然萎えない。これならいくらでも出せそうだ。
「あ、ふ、ふぁあ、ああん」
ワーシープさんがゆっくりと腰を上げる。
ジュプププププププププププププププ。
オマンコ肉が吸い付く音が響く。離したくないと亀頭にカリに竿に絡み付いてくる。エロい。
抜けるギリギリまで引き抜いて、今度は腰を下ろす。ゆっくりと。ゆっくりと。オマンコに俺のペニスの味を覚えさせるみたいに。ペニスにワーシープさんオマンコの味を覚えさせるみたいに。
あまぁく。あまぁく。ゆっくりと。ゆっくりと。やさしく。やさしく。
ペニスにオマンコ肉を絡ませていく。ねぶるみたいに。アイスキャンディーを舐めるみたいに。あまいあまぁい快楽でペニスを舐めていく。
頭はまるで桃源郷にいるみたいだ。
普通のセックスとは全然違う。激しさも気負いも熱さも狂喜もない。
優しく、甘く、柔らかく、暖かく、穏やかに、ゆっくりと、上っていく。
気持ちよすぎの苦しい快楽はない。
ただただ穏やか。ただただ気持ちいい。ただただ蕩ける。
フワフワと空を漂い、太陽の光に包まれているような。
母の胎内にいるみたいな安心感。
気持ちいい。心地いい。
ゆっくりと。ゆっくりと。ゆっくりと。
甘い陶酔の中で高まっていく。
ペニスがワーシープさんのオマンコにぴったり。しばらく完全に繋がったまま、そのあとまた腰を上げる。ゆっくりと。ゆっくりと。そしてまた、腰を下ろす。ゆっくりと。ゆっくりと。
「ああ、ああっ、ああああ」
「ふわぁ、ああんっ、ああ」
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
甘い快楽の中で果てる。まるで弛んだ蛇口から漏れ出るみたい。射精はゆっくりと大量に吐き出される。
ワーシープさんは嬉しそう。口から涎をタラタラ。それが顔にかかって、口に入って。甘い。美味しい。俺のペニスはさらに硬く大きくなる。
変化は訪れた。
何度目かの腰を下ろす動きの後。ワーシープさんのオマンコに変化があった。
鈴口にピトッとプリプリしたなにかが触れる感触。それは口のように亀頭に吸い付いてくる。チュウチュウチュウチュウ。チュウウウウウウウ。
チュル。
「あぅ」
吸い付かれていた亀頭が、吸い付いていたそれに丸呑み。オマンコ肉よりもプリプリとした肉厚のソレに包まれた。
紛れもない。ワーシープさんの子宮だ。子袋だ。
俺は胎の中へ還ったんだ
キュッキュッ。
チュッチュッ。
キュウキュウ。
チュウチュウ。
キュルキュル。
チュルチュル。
四方八方。あらゆる角度から子宮が亀頭を包む。プリプリの子袋で亀頭を我が子のように優しく包み込む。
まるで溶かされているみたい。
まるで引きずり込まれているみたい。
まるで溺れさせられているみたい。
まるで囚われているみたい。
まるで堕とされているみたい。
ワーシープさんの子宮は俺を赤ん坊のように優しく甘く蕩けさせていく。
もう、なにも考えられなくなるくらい。
ただワーシープさんの与える快楽に包まれて眠ればいいと思うくらい。
ゆっくりゆっくり、ドロドロに蕩けるようにまどろんでいく。
ワーシープさんの腕に、胸に、体に、オマンコに、子宮に包まれて、ゆっくりゆっくり俺は眠りに堕ちていく。
もう動きはない。動いているのはワーシープさんのオマンコの中だけ。ズリュッズリュッと甘い脈動でペニスを啜っているだけ。
俺はワーシープさんの中でまどろむのだ。
身体と意識を切り離すのだ。
「あー、あーー、あぁーーー」
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
俺はまどろみの中、精液を吐き出す。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
精液が出る。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
壊れた蛇口みたいに。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
おしっこを漏らすみたいに。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
止まることなく。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
甘い甘い、堕落する快楽の中で。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
………………………………。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
ドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプドプ。
―ZZZ―
朝日の眩しさに目を覚ました。
場所は電車の中。俺は席に座っていた。
どうしてこんなところに、と一瞬頭が混乱するけれど、俺の膝の上に乗り、全体重を俺に預けて寝ているモフモフ少女に気づいて、全てを思い出す。
そうだった。俺はこの娘に襲われて。
いや、襲われたとは言いがたい優しく甘い襲い方だったけれど。
でもそうだ。俺はこの娘と繋がったまま寝てしまったんだ。繋がったまま……。
ワーシープさんを動かさないようゆっくりと首を動かし、車内を見渡す。俺たちの周りには、白い白濁した液体やら透明な汁が大量に水溜まりを作っていた。眠気が僅かに冴えれば、これだけ出しても勃起している俺のペニスが、ワーシープさんのオマンコを貫いていることに気付く。
俺とワーシープさんはいまなお繋がりっぱなしの、甘い甘いセックスタイムだった。朝チュンである。
やっちまったなぁ、と思う反面、やってよかった、という気持ちもあった。
ワーシープさんとのセックスは最高だった。だった、じゃない。最高だ。
だって今も続いているのだから。
不意にポケットの携帯が振動する。俺は携帯を取って画面を見た。会社の電話だ。もう時刻は朝九時。完全に遅刻である。早く来いとの電話だろう。万が一にも心配しての電話ではないはずだ。
俺はワーシープさんを見る。
目尻を垂らして涎も垂らして、安らかな笑みで眠っているワーシープさん。
日常に忙殺されていた俺に、安息の快楽を与えてくれたワーシープさん。
愛おしかった。堪らなく愛おしかった。
ワーシープさんの全てが俺には愛おしかった。
俺の全てをワーシープさんに捧げたかった。
だから俺は携帯を投げ捨てた。
会社などどうでもよかった。
だから唇をワーシープさんのに重ねた。
ワーシープさんが全てになった。
身体を抱き締め、ワーシープさんのモコモコ毛皮を自分の身体に擦り付ける。優しい睡魔が鎌首をもたげる。
ワーシープさん。
あなたのまどろみに俺は堕ちます。
どこまでも。どこまでも。
深く。深く。
ワーシープさん。
愛しています。
俺はそっと瞼を閉じた。
[完]
13/03/27 19:37更新 / ヤンデレラ
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