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現代魔物娘譚―メドゥーサ編―
魔力ちゅーにゅー。

これでどうかしら?
好きな男の子に素直になれそう?
えっ、わからない?不安だって?
ふふ、大丈夫よ。魔物娘になったら素直になれるわ。
あら、お礼はいらないわよ。
あなたがその子と結ばれるのが私の幸せだもの。
あ、でも本当に私に感謝してるなら、ひとつお願いがあるの。
とっても簡単なことよ。
ふふ、それはね。
ごにょごにょ。
どうかしら?ダメだったら無理にとは言わないんだけれど。
え?いいの?やった!
なに使うのかって?うふふ、悪いことには使わないわよ。私が個人的に使うだけだから。
ふふ、お礼に二つ魔法を教えてあげる。
大丈夫。魔物娘になりたてでも簡単な魔法よ。
一つはあなたのやることの役に立つわ。彼を逃がさないで済むわよ。
もう一つは、あなたの特性を強化するための魔法よ。ま、使う機会はないと思うけれどね。
さあ、いってらっしゃい。
あなたが幸せになれることを祈ってるわ。


ふう、暮らしやすくなったものね、この世界も。魔界に比べたらまだまだ魔素は薄いけれど、もう魔物娘たちはこの世界に受け入れられた。そこらを歩けば、魔物娘が見受けられるくらいだ。
でもまだまだ。まだまだ魔物娘は増やさないと。
この世界に、魔物娘の祝福を。

それと、私のコレクションの充実を。
一眼 13/03/11 19:38
二眼13/03/28 23:23
三眼13/03/11 19:49
四眼13/03/11 19:56
蛇足13/03/11 20:06

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