連載小説
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福井県坂井市、シー・ビショップの場合
夫「お疲れさん。また今日も随分飛び込みあったな。」
シ「ですね。」
夫「なにぶん海に魔物が住んでから、この東尋坊が自殺スポットじゃ無くなった代わりにダイビングスポットになってしまったからな。」
シ「でもいいじゃないですか。皆さん自分で命を断つなんて恐ろしい事をしなくなったんですから。」
夫「しかしお前身体大丈夫か?今日だって随分儀式を執り行なっただろうよ。」
シ「大丈夫ですよ。それより。」
夫「ん?」
シ「あなたもあれだけ見てたら我慢出来なくなったんじゃないんですか?」
夫「……ああ。今晩もよろしく。」
シ「はい、あ・な・た。」
10/09/02 21:51更新 / G13型トレーラー
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■作者メッセージ
世界の海を回るシービショップもいるなら一箇所に留まって仕事をするシービショップもいるんじゃないかと思って書きました。

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まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33