連載小説
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本編
「しんくん、おっはよ〜♪」
その声が聞こえたのは、自室のベットで軽く二度寝をしていたときだった。
いわゆるモーニングコールである。

しかし、その声がしたところを察するに、今日顔を出したばかりのお天道様の日差しがまぶしく照らしている窓の方から不法侵入入ってきたと思われる。
ちなみに名前は慎吾だが、女の子―――特に魔物娘―――からはしんくんと呼ばれている。
目つきが鋭く長身である以外は特に紹介するような特徴は無い。多分。

「・・・おはよう、アンジェ。毎回日光が差し込む方から入らないでもらえるとうれしんだが」
暗かった部屋が一気に明るくなると目が痛い。
そしてなかなか目が開けられない。窓の鍵を閉めない俺も俺だが。
「えへへ、毎日ごめんね?けど、こうしないとしんくんなかなか起きないもん♥」
部屋の明るさに慣れない為、目が見えないのだが、彼女―――アンジェ。俺とは同級生であり、俺の嫁その1である―――の鈴のような声が聞こえ、心地よい重さが下半身から感じられた。

俺が二度寝をしようとしてたあたり、彼女のしていることには悪意は無く、説得力はある。
そして今の時刻は6時半だ。
学校があるのは9時頃であり、とても時間に余裕はあるのだが、早起きが日課になりつつあるので、別に怒るようなことでもない。

しかし、の生理現象が収まっていない朝方にあまり腰を前後に動かさないでもらいたい。
間接的とはいえ、このままだと布団やら何やらと汚れてしまいかねない。


「まぁ、確かに言うとおりだよな・・・んんっ」

上半身を起こして軽く背伸びをし、少ししてようやく目が慣れた時、太陽の光を背にした彼女がはっきりと見えた。
海のように蒼く大きい瞳と、ピュアな心を象徴しているかのような真っ白い肌にほんのり赤く頬が染まり、小さく瑞々しい唇が小さく微笑んでいる。
これが天使の笑顔というものだ。

朝起き一番の笑顔はいつ見ても幸せな気分になれる。
その笑顔を合図に俺は彼女の頭を撫でてあげるのだ。

彼女のふわふわっとし、黄金よりも気品さを感じられる黄金がかった銀色の、腰に届きそうなウェービーヘアを軽く撫でる。
そのあまりの感触の良さおもわずにハフハフしたい衝動を抑えないといけない。
ほんのりと石鹸と蜂蜜の甘い匂いがするのでより抑制しないと朝っぱからヤってしまいそうだ。いや、これからするんだけど。
まぁ、向こうはあれでも魔物という存在なので願ってもないだろう。
が、今日は普通に学校があるので休むわけにもいかない。

「にゅふふー、しんくんに撫でられるのきもちいいよぉ♥」
一方の彼女は手の温もりにすっかり頬をゆるめ、俺の方に体を預けるように寄りかかった。ここで彼女を抱きしめてもう一眠りしたい。
今日がなぜ休みでないのかと神に恨んでしまいそうだ。いや、今では神ではなく、堕落神だったか。

「・・・・・・ん」
ひとしきり撫でた後には軽くキスをする。軽くといっても、ディープで舌を絡めるのだが、それもほんの数秒だ。

「んっ、ちゅっ、ちゅる・・・♪ぁふっ♥」

唇が離れる名残惜しさを少しでもなくすために、彼女を後ろ向きにさせ、そのまま抱きしめる。ついでにベットに腰掛ける。騎上位は好きでないのでね。

「ほんと、アンジェは朝から元気だなぁ」
「だ、だってぇ、体が疼いてしかたないの♥ね、早くちょうだい♥」
そう彼女は布団を横にどかし、俺にのっかったまま起用にパンツをずりおろした。ちなみに俺はどんな季節でもパンツ一丁で寝る。着替えが楽でいいのだ。

「んっ、んぁあ♥はいってきたぁ♥」
ずぷんっ、とやや間の抜けた水音がしたかと思うと彼女の口からあられもない声が漏れた。
どうやら彼女の方は最初っから準備万端のようだった。
ここにくる以前に下着をはいてないからな

同時にの方からも強烈な締め付けと熱さと快楽が全身に伝わってくる。

残念な美少女その1
朝一番の愛の結合である。
できるなら手料理を起こす前に作ってくれるとすごくありがたいが、これでも彼女の愛情表現であり、うれしくもある。

彼女の方はいつでも準備万全といわんばかりに濡れていて、水気0のをすんなりと挿入していった。
「っく、ふぅっ・・・全く朝から健康的だな、おぃ!」
そう皮肉りながらも、俺は至ってノリノリである。ベットのバネを利用して、腰を上下に動かし、彼女の控えめに膨らんだ胸をやわやわと揉んだ。

「はぁぅぅっ、おっぱいはだめぇ、びんかんだからからだがびくびくしちゃうよぉっ♥♥」

先ほどの天使の笑顔が淫らに歪み、さながら淫魔の如く妖しくなっていた。
通常ならこれでダーク♂エンジェルとなり、容姿が豹変するが、彼女はどれだけ乱れても、どれだけ快楽に溺れても姿を変えることはなかった。
きっと、このままの姿であってほしいと思う俺の願いが女神や堕落神に聞き届いたのではないのだろうかと。


ギシギシと、夜が明けているのに夜の営みよりも響くベットの音とともに、ぐちゅっ、ぱちゅっと粘性のある水音がリズムよく鳴っていた。
それをお天道様は呆れていたように見ていたかもしれない。


「ふあっぁっ、あぁぅん♪そろそろあの世にいっちゃうよぉっ!♥」

こんな淫らな天使がいないと思ってたアナタ、大間違いです。

言葉自体聞けば、ようやく馴れて楽しくシているように聞こえるが、朝からの情事は毎度のことなので、間違いなく淫らである。
だが、そのギャップがまたいい。


「あ、あんじぇ!そろそろ・・・!」

「うんっ、うんっ♪いいよぉ♪いっぱい出してぇ!♥」
 
といいながら、彼女は立ち上がって結合された部分を抜き出し、そのまま俺のベットに仰向けで倒れ込んだ。

これは拒絶ではなく、顔に出してほしいという合図である。
魔物娘の多くは中出しを望むが、彼女の場合は顔射を望んでいる。
本人曰く、中出しの方が一番うれしいが、美容のためにはこっちの方がいいとの話だ。

まぁ、俺も中出しより、こっちの方がいい。
妊娠する心配が無いという安堵感と見た目がエロくなるので、むしろぶっかけというのはうれしい。
とはいっても、中出しもするにはするが、それは夜の営みの時だ。
朝に中出しなどすれば、お互い学校を休んでしまいかねない。
1度の中出しでは足りないくらい、病みつきになるからな。


「・・・うっ、でるっ!」

体が身震いした瞬間、強烈な快感と倦怠感と共に、精子を彼女の顔に降り注げた。

「ふぁぁん!♥顔がやけどしちゃうぅぅ!!♥♥」

その幼さを残した顔にどろりとした白濁液がここから離れんぞといわんばかりにべっとりと張り付いた。

顔を紅潮させた天使の顔を白く濁った液体で汚すという行為自体に俺は嗜虐的な興奮と愛しい人を虜にさせた征服感が満たされてゆく。
同時により愛しいと思う愛情も満たされてゆく。

そんな満足感に浸った俺の感情を感じ取れたのか、白濁にまみれた天使はにっこりと笑った。

うぉ、何度見てもこれはエロい。さすがエロス直属の天使である。
その笑顔に向けて、もう一度俺は白濁の精子をぶっかけてやった。




「―――さてと。アンジェ、俺着替えるからそこを退いてくれないかな?」

一時の悟りの時間が過ぎた後、お互いのおなかの虫が鳴いたので、朝食をとる前に制服に着替えることにした。
このままの格好をいつまでもいるわけにもいかない。
アンジェの方は少し残念そうな顔をしたが、そもそもお越しに来た理由が理由なので、さっとどいてくれた。

時間はまだまだ時間があるが、ぎりぎりに起こされて慌てるよりはずっといい。ゆっくり着替えることができるのだから。
そう、まだ時間に余裕はあるのだが。


「・・・アンジェさん、俺の着替える様子を見てて楽しいですかい?誰得な感じがするんだが」
「んふふ〜、とっても楽しいよぉ、私得だよぉ♪」

残念な美少女その2


あれからすぐに着直した彼女は俺の着替える姿をよだれを垂らしながら見つめるその様は今日に限った話ではない。
しかも、顔にべっとりと精液がついたまま、である
彼女曰く、美容にいいというのだが、本当に効果があるのか疑わしいし、何より、俺自身から出たものなので、においがキツい。本人はとても甘くていい匂いなんだろうと思うが。

「しんくぅん、あれだけシたのに、ズボンが穿き辛そうだねぇ♥」

その汚れた顔を見るだけでまたが元気にそそり立つ。
おぃ、節操無いな。

「ちょっ、まだ着替えが―――」
「―――あむっ♪」
俺の無駄な抗議も空しく無視され、パンツごとズボンを引きずりおろされてデロンとでてしまったをそのままくわえ込んだ。
魔物だからシカタナイネ

「・・・できるなら早めにしてくれよ〜」
「んっふぅっ・・・ふぁい♪」
ここで、おいやめろと言っても無駄なので、とりあえず早く済ませるように言っておく。もっとも、彼女の方も俺の精子を求めているあたり、言わなくても早く済ますだろう。

「んっ、あむっ・・・・・・じゅるるるぅ♥」
その証拠として、いやらしい舌使いをしながら、じゅぼじゅぼ音を立てて頭をスライドさせている。

「っ〜〜〜!!!」
再びが心臓よりも強く脈を打っている。もう射精そうだ。

早漏で何が悪い。
こっちはただの貧弱一般男子だ。
天使相手に射精できないはずがない。

「んふふっ♥しんくんの、とっってもびくんびくんしちゃってとっても気持ちよさそうだね♥」
くわえるのをやめた彼女は上目遣いで見上げながら舌先での先端をチロチロと舐めていた。

先端を責められると射精ができず、快楽だけが続くという責テクがあるが、今の俺にはそんなの関係なく出てくる感覚が沸き起こり―――。
「・・・・・・あっ、でっ・・・ーーーッッッ!!!」

―――それが不発で終わってしまった。
もう一度彼女を汚してやると言わんばかりに暴れているのに、一向に出てくる気配がしない。
痛い、痛い痛い痛い。だが、気持ちいい。

「出してあげたいんだけど、お昼まで我慢できるかな・・・?苦しいことさせちゃってごめんね、しんくん♥」

涙目で、けれども、申し訳なさそうな中にどこかしら悦んでいる顔で彼女は謝った。

よく見ると、俺のの根本に、彼女の頭に浮かんでいた天使の輪が栓をきっちり閉じるように締め付けていた。
締め付けられる痛さは無いが、精子どころか、我慢汁一つも出てこないあたり、魔物娘が本能的に持っている優しさと種族の魔法による効能が【射精封印+状態維持】という苦しさを与えられているのだろう。

「ほら、お昼休みにまたするよね?///それに併せて我慢したらどのくらいでるのかなぁって・・・どのくらい汚してくれるのか試してもいいかな?♥」

あぁ、なるほど。それなら悦んで協力しよう。

俺も彼女も、苦痛を伴うプレイは好きではないし、これまでしたこともない。いつも『家』では甘く優しくまったりなセックスを楽しんでいるのだ。
朝はカカッと済ませているが、それでもお互い満足はしているはずだ。

だが、たまにはこういうプレイも悪くはない。
誰が彼女に吹き込んだかは大体察しはついたが、まぁいいだろう。

一向に収まる気配のないを何とかパンツの中に納め、ズボンを穿いた。
テントが張っていて歩きづらい感じがするが、天使の加護を受けているのか、擦れる痛みは全くなく、歩けないわけでもない。
まぁ、1秒でも早くだしたくてたまらない苦しさはますます感じるのだが。


とにかくも着替え終えた俺は彼女と一緒に朝食をとり―――両親はいるが、住んでいるところが違うので今は身元を離れ、学生向けのマンションに半ば二人暮らしの状態だ―――、膨らんでいる下半身をブレザーで隠して登校することにした。

一方の天使は顔を洗わず、そのまま歩いて学校へ向かった
イカ臭い天使が隣にいる。だけど、日課だからシカタナイネ

「なぁ、アンジェ」
「なぁに?」
「地上を歩いていて足疲れないか?」
「んー、輪っかが無いからすこし疲れるけど、全然大丈夫だよ〜」

そう、普段彼女は飛んでいる為地面から離れているのだ。
体育などにおいて地に着いているものの、輪っかにある魔力で人間以上の身体能力を得ている。

今回は封印の魔法を俺の下半身に施しているため、羽は生えているものの飛ぶ力を持っていない。そして身体能力も人間の女性以下にまで落ちているのだ。

それを証拠に彼女は足取りがどこかおぼつかず、呼吸をせわしなくしている。こんな姿をみたら無視するわけにはいかない。

「無理するなって」

俺は彼女の荷物を手にもち、彼女を背中に負ぶってやった。
普段から天使の加護を受けているのか、苦を全く感じない。

一部分を除いて。

「えへへー、しんくん、やさしいね♪」
「無視するわけにはいかないが、だからといってうれしさ余ってほほずりするんじゃないぞ」

俺の頬にまでべっとり付けられたらたまったもんじゃない。

「・・・・・・ちぇ〜」
後ろから残念そうな声が聞こえたが無視しておこう。


「おはよー、みんな」
「みんなーっおっはよー♪」
「おっ、しんちゃんとアンジェ、おっはよーぅ!」
「おはようございます、慎吾さん、天使様ぁ♥」
「ぁ・・・おは・・・・・・ょぅ///」

教室に入っておはようの挨拶をすると、早速3人のクラスメイトの反応が返ってきた。

まず元気に挨拶をしたのは、格闘技が好きなリザードマンのレヴィア。
彼女とは体育の授業で同じグループになったときから仲良くなり、今ではゲームやスポーツで共にするぐらいまでになっている。そして俺の嫁その2。
見た目通り、快活でさばさばしており、その性格から人気が高い。
しかし、さばさばし過ぎて平然と性的な話を織り交ぜるのはやめていただきたい。魔物の性質上仕方ないとはいえ、どきまぎしてしまう。

次に、敬語で挨拶したのは、ダーク♂プリーストのあまね。
アンジェに会った時から僕であると誓い、俺とつき合ってからも変わらず、そして俺との仲もいい。そして俺の嫁その3。
普段からおっとりおしとやかでお嬢様らしい気品が漂うが、アンジェや俺に対して恐ろしいほど従順でドMな部分があいまみえる。
特にアンジェに対しては熱狂的で、たびたびキマシ展開になることも。
まぁ、見てて愉しいからつい彼女を犯してしまうのだが。

ほれ、「天使様と言わないのっ」というと同時に平手打ちが飛んできた。べちんっといい音が響いたと同時に「あひぃんっ♥」と矯声が響きやがった。

そして、恥ずかしそうに小さく挨拶したのはワーバッドのロコ。
クラスの端っこで携帯ゲーム機をしており、それが今流行のゲームだったので、一緒にやらないかと誘ったところから仲良くなった。ゲームってすごい。

普段は見ての通りおどおどして、顔を隠している前髪をあげて素顔を晒せば、赤子のように泣きわめいてしまう。だがそこがかわいい。
しかし、ゲームをすると、とても明るく、面白いネタを話してくれたりと、別人のようになる。
だからといって素顔を晒してはいけない。
最近は俺をイス代わりにして座るのがマイブームなんだとか。
うれしいが、ずっと座っているとが反応してしまうので辛い。


この3人をアンジェと同じくらい仲良く、長く一緒にしている。他にも男友達はいるが、そいつ等は現在恋人と甘い時間を送っているので、できうる限りじゃまさせないように配慮している。おかげで出会う機会がめっきり減った訳だが。


「わわっ、ぁ、アンジェちゃん・・・・・・また付けてきたの・・・?///」
アンジェの顔をみてロコは顔を真っ赤にし、マジマジと見つめていた。
ゴクリとのどを鳴らして。

「おぉ、今日もしてきたんだな♪アタシ、丁度のどが渇いているんだが・・・♪」
レヴィアの方も、また見つめていた。舌なめずりしながら。

「まぁ、なんて素敵でやらしいでしょう・・・私が綺麗にしてご覧になりましょう・・・!」
そしてあまねも例に漏れず見つめていた。はぁはぁと息を荒げて。

3人とも共通していたのは熱に浮かされたかのような表情でアンジェの顔にいまだにべっとり付いている精子をねらっているのだ。

いや、3人だけではなかった。まだ男子と付き合いのないクラスの魔物娘が穴が開くようにアンジェを見つめ、ある者は匂いをくんかくんかと嗅ぎ、ある者は胸一杯に息を吸い込んでいた。
中には破廉恥だと思って顔を背ける者もいたが、やはり、ちらちらと世話しなくみていた。

一方の、まだ付き合いもない男性はアンジェの白濁にまみれた顔を見て次々とテントが出来上がり、必死に押さえつける人もいた。

また、その一方で男子とつき合っている魔物娘の反応はどうなのか。
「ねぇ、ちょっとこっちに付いてきなさい(怒」
「ちょっと部屋から出て外の空気吸っていこうよ♪」
「・・・・・・♥(クィクィ)」
カップルの魔物娘側が、男子の腕を強引に引っ張り、教室から消えていった。

後に聞こえたのは矯声であるのはいうまでもない。

アンジェが精液まみれになって登校したのは今日に限った話ではない。
しかし、体外いつものメンバー以外はチャイムぎりぎりになって一斉にくるので、ここにいるのは俺たちしかいないはずである。

だが、どういう風の吹き回しか、今日に限ってクラスの大半がここにいるのだ。はっきり言って、予想外である。

「・・・・・・今日は何かあるのか?」
「何があるんだろうね〜?♪」

こいつ、絶対何の日かわかってやがる。

「まさかアンジェ・・・謀ったなっ!?」

「わたしなんにもしらないも〜ん♪てへぺろっ☆」

白濁にまみれた顔でてへぺろするんじゃない。

しかし、今は怒るどころではなかった。
俺の第六感が早くここから逃げるんだと警鐘をならしている。

しかし、逃げようとしても時すでに時間切れ。

教室の出入り口では双子のローパーがそれぞれ立ちふさがって、俺よりも早く危機を察知して逃げようとした男子を捕らえて陵辱という名の愛の営みを行っていた。
俺も逃げようとすれば間違いなく彼らのようになるだろう。

もう潔く諦めるしかないのかと思った時には、魔物娘たちは俺―――ではなく、まだ付き合いのない男子を襲いかかった。
後でフルボッコされる覚悟でもしておくか。


その一方で、アンジェは襲われていた。仲良しの魔物娘たちに。
「ふぁぁっ、ほっぺがピリピリしてきもちぃよぉ♥」
「ぺろぺろ、ちゅる・・・あはぁ♥慎吾さんの聖液・・・そして天使様の唾液・・・♥たまりませんわぁ♥」
「んぅ・・・ちろちろ・・・、しんのせーえき、とってもおいしぃ♥///」
「ちゅっ、じゅるっ、れろれろ・・・ごきゅ。・・・・んふふ♥相変わらずいい味だなぁ♪」

友達の3人がアンジェの顔にべっとり付いた精液を綺麗に舐めとっていた。
魔物が天使を陵辱しているようにも見えるが、実際はさながら親鳥が溜めた食料を小鳥に与えているかのようにどこかしら微笑ましいところも感じる。

これが、彼女たちの日常生活の一環である。
レヴィアは部活の後の水分兼栄養補給として、ロコは安堵感を得るためとして、あまねは主人のスキンシップ兼奉仕活動として天使の顔を舐めているのだ。
その偶然の産物として、アンジェは顔がとてもつややかで健康的な美肌を得ることに成功している。身体の方も舐められる以前よりも魅力的になっているのだ。

恐らく、彼女らの唾液にそれぞれ何かしらの美容成分が含まれ、それがうまい具合に化学反応をおこし、最高の美容液になっているのだろう。

だが冷静に分析して現実逃避しても変わることはない。
わかってはいるものの、諦めで身体が一向に動かないのだ。
まぁ、これから何をするかは周りを見渡せば、なぁ。

「ねぇ、しんくぅん♥」
不意に、唾液まみれになったアンジェが訊いてきた。唾液の媚淫の効果によってすっかりできていた。
「お昼までっていったけど、わたしもみんなも我慢できないから、封印をといちゃうねぇ♥」

ようやくの解放だ。
以外と冷静で心穏やかな感じであるが、これでも極限状態である。クラスの魔物娘等が発情し始めた時点で俺も理性が崩壊していただろう。
しかし、ここまで保ったのは、魔物娘の存在に慣れていること、エロに関する適応力があったこと、そして一番大きいのはアンジェが施した封印と加護のおかげでもあるだろうか。
しかし、その封印が理性とともに解放される。
それでもなお、恐ろしい気持ちにはならず、むしろ楽しみでたまらない。
恥ずかしい気持ちもあるが、同時に周りに見せつけれるという優越感が勝っているような気さえするのだ。

「俺は一向にかまわないよ。だけど、他の子にも犯すかもしれないが、それで構わないかい?」

正直、誰でもいいから、この猛るを沈めてほしくてたまらない。

先ほどから、あちこちで早くも男子を代わる代わる輪姦している娘たち、暴走する双子のローパーに襲われて矯声をあげる娘もいた。
それを見て自慰にふけたり、魔物娘同士でキスしたり舐めあったりするのもいた。

何という地獄絵図。

「うん、いいよ、いいよぉっ♪だけど、一番目は私を犯してぇ♥」
瞬時に封印を解き、頭の輪が付いた天使は恥ずかしがることもなく、秘所を晒し、指で広げて誘っていた。
いつの間にか産まれたままの格好になっていたが、恐らく顔に付いた精液を舐められたときに、あまねが手際よく脱がしていたんだろう。

言われずとも、と俺は口にせず、二度目の結合を開始した。
にゅぷんっ、とすんなり入ったかと思えば、鋼のようにガチガチになったを圧縮せんと、勢いよく締め付けた。

「んぁあぁぁっ♥朝のよりもすっごくあつひぃぃ!!♥♥」

挿入したとたんにこれである。
天使は快楽で顔が歪み、涎が口から溢れ。
秘所からはぷしゃぁぁと音を立てて聖水を吹かせていた。

その様子を、魔物娘たちはわあぁっという驚嘆の声や、きゃぁー♥という黄色い歓声を上げて食い入るように見ていた。

「やっべー・・・みんなに見られてすっげー恥ずかしいわー」
そういいながらも腰の動きは止まらない。

二人一組の横長の机、それも教壇の前にある机の上で、天使であるアンジェを人間如きの俺がバックで乱暴に突きまくっている。

パンッ、パンッと突き上げる音に合わせて、魔物娘からも手拍子しながら、「はっらっめ!はっらっめ!」と囃したてていやがる。
何という羞恥プレイ。
穴があったら入りたい。性的な意味ではなく、例えで

「しゅごい、しゅごいよぉぉ!♥みんなに見らへてわらしおかひくなっっひゃうぅぅっ!!♥♥」
ろれつが回らなくなり、身体をガクガク揺らして、いつダーク♂エンジェルになってもおかしくないようなほど、彼女は快楽におぼれていた。

「あらあら、とても気持ちよくしてらっしゃって・・・♪そんなお二人様をより気持ちよく出来るように私もお手伝いしますわ・・・♥」
同じく、胸だけはだけ、下着を脱ぎ、しっぽの鎖をほどいた彼女は俺とアンジェの間に寄り添い、そのしっぽをアンジェのもう一つの穴に挿入した。

じゅぷっ。
天使の肛門に下僕の尻尾が侵入し、容赦なく蠢く。その振動や圧迫感が強まり、より一層の快楽が襲いかかった。

「ひぎゃぁっ!♥おひりが♥おひりがぁ"ぁぁ!!!♥」
「うぉぉっ、や、やっべぇっ・・・!」

悲鳴に近い喘ぎ声とうめき声が響いた。
それに合わせて、見ている者もきゃーっ♥と黄色い悲鳴を上げていた。

「ふぁあ♥天使様ぁ、気持ちよくなれてますかぁ?♥天使様のなかぁ、わたしの尾が焼けるほど熱いですわぁ♥♥」

「勝手に割って入ってくるんじゃない、この淫乱シスターめ!」
俺は怒りの感情をわざと入れて、あまねの大きな胸を鷲掴んだ。言っておくが本気で怒って暴言を吐いていない。これも愛情表現の一つであり、こう言うと彼女が悦ぶのだ。あまり言いたくはないのだが、シカタナイネ

「あひぃぃぃ!すみませんでしたぁっ!♥しんごさまぁっ、わたくしはいけないこですぅぅっ♥」
聞いているこっちが恥ずかしくなるような台詞を、悦びにみちた色で叫んだ。


もう戻るに戻れないところまでいってしまった。
そう悟り、俺は吹っ切れたかのように、激しく腰を降り続けた。


―――あぁ、とても羨ましいねぇ。
アタシとロコははみ出されてしまった。
うぐぐ、あまねの奴、さりげに入ってこれて羨ましい。

ロコの方も、羨ましそうに見つめ、太股から透明の液体を垂らしている。
アタシも人(?)の事がいえないけど。
「―――あたしらも入れてもらえるかどうかわからないけど・・・その前にウォーミングアップでもいこっか♪なぁ、ロコ?♪」
「ふぇっ!?ぁ・・・う、ぅん・・・・・・ゃ、やさしくしてね・・・・・・?♥///」
アタシの呼びかけに驚いたのか、びっくりしたロコの反応が返ってきた。
しかし、アタシの意図をしっかり把握し、すっかり濡らした太股をもじもじとこすり寄せ、アタシの方に寄り添った。

もぅ、可愛い奴め♪♥

「・・・んっ、ちゅっ、ちゅる・・・♥れろれろ♪」
「んぅっ!んっ、ん、んぅぅっ!♥」
アタシ自身はやさしくキスしているはずだけど、ロコの方は乱暴にされてると感じているらしく、身体をびくびくと震えていた。

「ちゅっ、・・・じゅるゅゅ、んくっ、んくっ♥」
「んんんぅ・・・ちゅっ、ちゅっ・・・♥」
しかし、すこしして慣れたのか、彼女の方からもちょっとずつキスするようになってきた。
舌を絡める度にお互いの唾液が混じりあって、しんちゃんほどではないが、口の中が甘い。
しかし、それを味わう余裕はなかった。
「・・・んっ!んぁあっ!♥胸をいきなり触るなんて、ひぅっ、ひ、卑怯だぞぉ♥」

いつもいじめられる側だったロコが珍しくアタシのおっぱいを揉んできた。
しんちゃんに胸を揉まれる手とは違った、鉤爪状の手がアタシの胸に食い込むように揉まれて、痛みを伴った気持ちよさが電流となって体中に巡った。

「ろこぉっ、おまえもあまねの様にいじめられたいのかぁ?♥」
「だ、だってぇ・・・いつも揉まれてたから、わたしも揉んでみてーーーひぎぃぃっ!?」
口答えなんてさせないぞぉ♥
アタシはそう言う代わりに尻尾をあのこのおまんこにぶち込ませた。


「だめっ♥だめぇっ!レヴィのしっぽぉ、そんなにはげしくしちゃ、らめぇなのぉ!!♥♥」
「んぁっ、んっ、んはぁっ、なにがダメなのかアタシにゃわかんないねぇ♪」

だいぶん胸を揉む手の握力が弱まったけど、それでもロコは揉むのをやめてくれない。
なのでアタシは尻尾を机の上でアンジェを犯しているしんちゃんのように激しく突き立てた。
尻尾がロコのおまんこの中のヒダヒダに絡んでゾクソクし、特に先端が子宮まで行かせないように塞いでいる柔らかい部分に当たって、アタシ自身もうイきそうだ。

また今度、しんちゃんのお尻の穴を犯してみたいっ♥

そう思っ直後、突然目の前に何かが急接近し―――

「―――ひゃぁぁあっ!顔がっ、おっぱいが熱いぃぃぃっ!!♥」
「やゃあぁぁぁぁっ!!顔がとけちゃうぅぅ!!♥」

顔やおっぱいににとてつもなく熱く、甘い何かをぶちまけられた。ロコの方もぶちまけられたらしく、アタシと同じように悲鳴を上げた。
それがしんちゃんの出たてのせーえきだと口に含んだ瞬間わかった瞬間、頭の中が真っ白になった。



「―――ひゃうぅぅっ♥あたまがくらくらしひゃうぅっ♥」
「んあ"ぁぁっ!♥体中がやけどちひゃいますぅぅ!でもぉもっとぶっかけてくださいませぇぇ!♥」

レヴィアとロコに不意打ちのぶっかけをしたあと、立て続けにアンジェとあまねの秘所にめがけてぶっかけた。

あれから、囃し立てられ、最初に中出しをしたため、お腹を精液でぷっくり膨らませ、白濁とあまねの尻尾からでた魔力の液体まみれになった天使と、同じく中出しをし、さらに白濁にまみれながらもさらに懇願するあまね。

もう何度目の射精かわからない。
いや、射精した回数はまだ2、3回ほどだ。
しかし、量的に考えると、それ以上であるのは違いないが、止まる気配はまるで感じない。

いや、ますますぶっかけたくなる衝動が、性欲とともに沸き上がってくる。
おぃ、女神エロスよ、どこまで出させる気だ

「ほんっとにやらしいな!この肉壷ぉっ!」
そう罵倒しながらをアンジェとあまねに向け、滝のようなゼリー状の精液をぶっかけた。
びちゃっ、ではなく、パシャシャシャシャッ!!とホースにでてくる水にかけられたかのように、白濁にまみれた天使と修道女の顔を中心に精液が上塗りした。留まれなかった精液は太い糸を垂らして彼女らの身体にに降り、びちゃりびちゃりと音を立てて張り付いた。

「ああぅぅぁぁぅう・・・っ♥しんくんのせーえきでおぼれちゃっったよぉぉ・・・・・・♥」
「はひぃぃぃ・・・・・・♥わたくしもぉ、しんごさまのせーえきで溺れてしまいましたわぁ・・・♥」
すっかりとろけきった二人は白く濁る水たまりが出来た机の上で抱き寄せるように倒れ、無意識に舌で精液を舐めながら安らかな寝息を立てて寝始めた。


いつの間にか囃し声が止み、少し静かだった教室がわあぁっという大歓声と盛大な拍手で響いた。
おいおい、レイプ紛いなことをしたんだぞ。
おまえらそれでいいのか?調子ぶっこいちゃうぞ?

「このなかでぶっかけられたい奴はおらんのか!」
・・・はい、ぶっこいちゃいました、スミマセン。

でも、まだまだ性欲を持て余しているのだから、シカタナイネ

しかし、約1秒後。

\ここにいるよ!!!/


と、教室にいる魔物娘全員の返答が返ってきやがった。

ちなみにクラスに取り残された男子は教室の奥側で絶賛逆れいぽぅ中だ。天使と女神の加護がなければあぁなってたに違いない。


さて、勢いでとはいえ、言ってしまったからには実行せねばな。
俺は猛るを、アンジェを抱きしめて寝ているあまねのお尻でしごき、射精を促した。いわゆる、尻コキである。

数秒後、尿道からこみ上げてくる感覚を察知し、俺を呼びかけに応じた魔物娘たちに向けて勢いよく射精した。

後に、クラスメイトの一人であるダークスライムはこう言った。
―――あれはまるでオーロラのようだわ、と。



ほんの少し浮遊していた精液が一斉に彼女たちの顔面に着陸しだした。
黄色と桃色の悲鳴と矯声が響きわたり、倒れ込むもの、精液を舐めようと顔についた者に襲いかかる者が続出した。



この騒ぎは俺の性欲が治まってからも続き、ようやく落ち着いたのはお昼を過ぎてからだった。


この日から、クラスの魔物娘及び、学校の先生方から「顔謝♂王」、ないし「性なる♂覇者」という嬉しくない称号を付けられ、称えられた。どういうことなの。




「―――今日のしんくん、とっってもすごかったぁ♥やっぱり封印させておいて正解だったよ♪」

「仰るとおりです、アンジェ様♥信吾さんの精液をたくさん浴びれて私はもう感激ですわぁ♥」
「でも、アタシにシてくれなかったのは少し悲しいなぁ。また近々シてくれないかな・・・?///」
「ぁー、ぅー・・・わ、私も///」

あれから少しした後、いつもの校舎の屋上に集まって遅い昼食をとった。
すっかりご機嫌な顔で、お昼ご飯をそこまで食べていないのに大きく膨らませたお腹をさすっている白濁にまみれた天使
その天使に大いに同意し、うっとりとして同じく食事以外で膨らんだお腹をさする、黒い修道着を真っ白に染まったダーク♂プリースト
普段は見せない、涙目になって拗ねる、顔にべっとり付いたままのリザードマン
恥ずかしそうに意志を伝えている、前髪が白くべたつくものでコーディングされているワーバット


おまえ等、いい加減洗ってこい!!!

弁当がうまいのにイカ臭い悪臭で台無しじゃなイカ!!



「・・・・・・レヴィアとロコ、約束は守っておく。だが、今日は一体何の日だったんだ」

拗ねている顔から一気に笑顔になったレヴィアとロコを横目に、アンジェに少し怒りを込めて聞いてみた。

いくら恋人であっても、隠し事があったのは少々頂けない。

「実はね・・・今日、三年に一度だけ行われる性交祭という行事だったんだよね」

「・・・せ、性交祭ィ!?」
おぃィ?この学校に入学してからずっと学校生活をしているのに、一度も耳にしたことがないんだが?

「えぇ、その行事は・・・いわゆる婿探しを行事に催されてまして、その日に性交したカップル、結ばれた夫婦には永遠の夫婦愛、健康、類稀なる才能や魔力が約束されるのです!そして、その者たちの営みをみて、祝福の声を送った者たちにも様々な御利益を得られると言われていますわ♪」

なるほど。つまり、魔物娘にとっては一世一代の大事な行事って言うわけか。

「だけど、この行事を男に知らせてはいけないと言うルールがあるんだ。破ると二度と男が出来なくなるとも言われてて、実際そうなった奴がずっと前にいたのさ…」
「ずっとだまってて・・・ごめんね」

やはり、隠していたことを申し訳ないと感じているらしく、4人とも申し訳なさそうな顔で俺をみていた。


「いや、謝らなくていい。理由がわかったから、スッキリしたよ」

俺にとってはまだ理解できない部分もあるが、彼女らにとってどれだけ重要な日であり、それを隠し続ける辛さを耐えてきたのかがわかった。

そう思うと、アンジェ、レヴィア、あまね、ロコそれぞれが愛おしく感じ、先ほどの不名誉だと感じていた「顔射♂王」および「性なる♂覇者」という称号も少しだけ誇らしく思えた。


「みんな―――、ありがとう。みんな、愛してるぞ」

そう俺は精液のぬめりや臭いを気にせず、4人同時に抱きしめた。

「・・・うんっ♥私もしんくんのこと、愛してるよっ!♥」
「・・・はいっ!私はいつまでも信吾さんと天使様のお隣にずっといさせてくださいっ♥」
「・・・ありがとう!アタシもしんちゃんと一緒だぞ!♥」
「・・・・・・うれしい♥」

校舎を照らす太陽の下で、愛する4人の少女の笑顔は太陽よりも眩しかった。


終わり。

12/01/22 12:59更新 / 浮浪物
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■作者メッセージ
どうも、耳にした事のあるお方、ご無沙汰しておりました。知らない方は初めましてです。浮浪物です。
前回のサハギンSSから随分と遅くなりました。某都内のマラソンで完走してきたり、モンハン3Gに明け暮れていたりとすっかりブランクが空いてしまいました。待っていた方、誠にすみませんでした!

さて今回は、エンジェルをメインに3人の魔物娘とでヤりたい事♂を詰め込んだ結果、またしてもやりたい放題してしまいましたwww

そんな訳で次回作もいつ投稿出来るかどうかわかりませんが、楽しみにして下さるとうれしいです。そして誤字脱字、他に何か問題あれば報告をお願いします。阿部さんは帰ってください
では、また!

追伸。 前回のサハギンで親子丼しますが、何かこういうプレイを望むというのがあれば気軽に申しつけてくださいな。出来る範囲で参考させてイタダキマス!

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