後編―(選んだ結果が)この様である。
「―――シャルミィさん」
「……どちらにするか決まったかしら?」
何時になく緊迫した雰囲気を放つ二人。
それもそうだ。少しでも長く人間でいるのか、それとも人間をやめるのか。
大げさかもしれないが、これでも人生の分岐点であるのだ。
しかし、もう選択肢は決まっている。
「はい。……俺を、『インキュバス』にして下さいっ!」
いや、実際は二つ目の方法を聞いた時点で決定しているようなものだった。
嫁の前でお姉さんと交わるのは正直良心が痛むし、インキュバス化による未知の領域には不安もある。
しかし、そんなものは恐らくすぐに消え去るのだろうと、心のどこかで思っていた。
いや、もう心はインキュバスの精神にすっかり満たされているのだろう。
これから4日ぶりに『嫁+お姉さん』に精をぶちまける事ができると思うと気分が昂ってしまった。
「はぁい、良く言えましたぁ♪」
……とても嬉しそうに言うなぁ、おぃ。舌舐めずりをするほどに飢えていたのだろうか?
ちなみに治療費は性交1回、らしい。
今の日本社会ではお金のやり取りが普通であり常識であるが、魔物娘はそんな回りくどいものよりも、精といった直接的な物を求めるのが普通なんだとか。
「それじゃぁ、沙奈ちゃんの旦那様は沙奈ちゃんを押し倒しぇて、そのままおちんぽをぉ、沙奈ちゃんのおまんこに入れてぇ、そのまま繋がっていてねぇ?♪」
お姉さんの猥らな言葉の一つ一つに強力な魔力が込められているのか、聞いているだけで体中に快感が走ってくる。
どうやら、心のつがいが取れ、そこに彼女の魔力が入り込んでいる様だと、やっと理解した。
だが、身体はその魔力に屈した。
その言葉に従われるまま、嫁を押し倒そうとして振り向くと、嫁は熱に浮かされたかのようにトロンと蕩けた表情を浮かべていた。
「けいくぅん…そのままワタシを…押し倒してぇ///」
お姉さんの魔力は種族は違うが同じ魔物の嫁にまで及び、嫁の秘所から柔らかそうな太ももにかけて透明で甘い香りのする蜜がトロリと垂れるほど、そこはすっかり濡れていた。
いや、濡れていたのはそこだけでは無い。
皮膜が汗―サハギンの汗は魚類の魔物が地上に居続ける際に長く過ごせる様にするためなのか、粘性が強く、ローションの様にぬるぬるしている―を吸って濡れているのか、より黒っぽい紺色に染まって、身体にピッチリと張り付いていた。
そこから見える二つの小さな突起物と下半身の割れ目の食い込みを見て、俺の理性はすっかり壊れてしまった。
そのまま嫁を抱きつき、そのまま慣性にしたがってベットに倒れこんだ。
ベットからギシッと悲鳴が上がる。
「沙奈…、いくぞっ!」
俺は嫁を少しだけ見つめ、準備が出来たのだと悟ると、皮膜をずらし、グショグショに濡らした嫁の秘所にめがけて、待ちきれないと悲鳴を上げ続ける肉棒を一気に貫かせた。
俺の肉棒は全く濡れていなかったが、嫁の愛液のおかげでちゅぶっと大きな音を立てて、一気に嫁の子宮まで入り込んだ。
「んあぁっ!来てるっ、きてるよぉっ!!」
「ぐっ!ふぅぅーッ!」
4日ぶりなのか、嫁の膣中は凄まじいほど締め付けが強く、けれども、一切拒む事なく肉棒をずっぽり包み込む。
今すぐにでも出したいが、まだ治療されていない為、俺の肉棒は狂う様に暴れていた。
「あぅ"ぅっ、しゃるみぃぃ!早くけいくんをなおしてぇぇ!!バイブの様にぶるぶるしててぇ、はやくしないといっちゃうよぉぉっ!!///」
乱れまくっている嫁の言うとおり、まさに俺の肉棒は生バイブそのものだった。
精液よ、早く出て来いと叫ぶように、ビクビクッ、ビクンビクンと脈打っている。
それに伴い、腰が勝手に動き、ヂュクッジュプッと乱暴に嫁の秘所を犯してゆく。
それに合わせるかのように、嫁も身体を震わせ、「あ"っ!ぁ"ぅっ!!///」とはしたなく喘ぎ、貫かれた秘所から愛液がゴポゴポと溢れだしていた。
「うふふっ、とっても素敵だわぁ…♪でも、何時までも見る訳にはいかないからぁ…それっ♪」
俺と嫁の痴態を見てすっかり発情したお姉さんは俺の背中に寄り添った。
ぷにゅう、と俺の背中にゼリーとマシュマロが組み合わさったかのような、至高の柔らかさをもつ何か、いや、そう言わずとも判るように、お姉さんのおっぱいが押し付けられていた。
しかし、その柔らかさを味わえたのはほんの一瞬だった。
じゅぷんっ!
嫁の秘所から聞こえる水音ではない。
俺の『菊門』からその音が聞こえた瞬間、赤く爛れた鉄棒を押し込まれたかのような熱さと、未知の恐怖と快感が襲いかかった。
「あ”がっ!!?う"、あ”あ”あ”ァ”ッ――――!!!」
「い"っ!?やぁ"ぁぁぁぁっっ!!けいくんのおちんちん、もっとおっきくなっちゃってるぅぅ!!///」
俺はその異物に恐怖が満たされ、獣のように絶叫し。
嫁は俺の肉棒が禍々しく成長した事を狂ったかのように喜ぶ。
「あはぁっ…♪貴方のけつあなぁ、なかなか締まっていて気持ちいいわぁ♪ぁっくぅん…っ♪アタシの尻尾が締め付けられちゃってるぅっ♪」
そして背中に寄り添ったお姉さんは嫁とは違った快楽に溺れていた。
そのお姉さんからこぼれた言葉を聞いて俺の後ろでナニをしたのか瞬時に把握してしまった。
―――こ、こいつ・・・っ! 俺を掘りやがった・・・っ!!
イイオトコにも掘られてない・・・っ、男の処女を・・・っ!
淫魔の持つ尻尾で・・・っ、貫かれた・・・っ!!!
しかし、そう把握できても時既に時間切れ。
他人に純潔を奪われた喪失感が来る前に、またしても得体のしれない何かが俺の体内―腸の中―からどぷっどぷっと放出されていた。。
「んはぁっ、出てるぅ、出ちゃってるぅっ/// アタシの魔力がぁびゅーびゅーいってぇ♪あぁん、とってもぉきもちぃよぉ♪」
ひとしきり出した後、お姉さんは尻尾を俺の菊門から引き抜き、魔力を尽きたのかそのまま嫁の隣に倒れた。
すっかり蕩けてしまったお姉さんのその声を聞きながら、俺は熱い熱い彼女の魔力を吸収してしまっていた。
通常、インキュバスになるには一回の性交では成らず、永い時間をかけてゆっくりと変化してゆく。
そう、それはサキュバス以外の強力な魔力をもたない魔物に襲われた場合だ。
しかし、今回はサキュバスであるお姉さんが直接魔力を注ぎ込んでいる。
研修生いえども、その魔力は他のサキュバス以上の巨大な魔力―直感的に把握した―を秘められていた。
その巨大な魔力はやがて俺の精を押し出す。
つまりは言うと―――。
「ーーーーーっ!!!あ”ぁ”ーッ!!!」
俺の身体はその魔力に犯され続け、ついに肉棒の先端から精液が噴火する様に射精した。
俺の肉棒は嫁の子宮に咥えられたかの様に捕えらていた。
「あっ、んあぁぁぁっ!!けいくんのあっついせーえきがぁ、私の中で一杯になっちゃうぅぅぅ!!!」
そう叫び、絶頂を迎えた嫁のお腹は妊婦のように膨らんでいた。
いや、ごぼっ、ごぽっ、と精液を注ぐたび、どんどん膨らみ、出産する寸前までぽっこり膨らんだ時には、今度はつなぎ合わせていたとこから精液が逆流していた。
しかし、俺の肉棒は全く萎えることなく、依然と性欲を持て余している。
(ふぅっ…やっぱり、中よりも外に出したいなぁ…っ!)
ふと、性欲を持てましている俺の脳内は嫁を真っ白に染め上げるイメージが出来上がっていた。
本来俺は、中だしよりもぶっかけに欲情するタイプだ。
なぜなら、俺の欲望の塊で汚す事に快感を感じるからだ。
特に顔射が一番好きである。
大学で学んだ、心理学―教師は堅物な外見のエキドナで教える中身は言うまでも無い―において、顔射は支配欲、征服欲の強さが端的に表れているんだとか。
俺自身そこまで自覚はないが、嫁をいちいちでも早くヒィヒィ言わせたいと思ってた時期があったもんだと考えると、あながち間違ってはないなぁ。
そんな事をぼんやりと考えながら、その欲望を満たす為、頃合いを見て俺は肉棒を彼女の秘所から抜き出し、乱暴に肉棒を扱いた。
乱暴に扱くたびににびゅるるっびゅるるっ、とゼリー状にちかい精液が噴射していた。
噴出した精液の行き先は嫁の皮膜に包まれた身体へダイビング。
ばしゃりと白く濁った大量の粘液が嫁の紺色の皮膜にかかり、本来の用途とは誤った姿へと変えてゆく。
「あひぃんっ!けーくんのせーえきでやけどしちゃうぅぅ!///」
俺の性欲が「ほんの少し」おさまり、精液が出てこなくなったのを確認して改めて嫁をみると、体中がすっかり真っ白にそまり、その白く染まりつつある皮膜を無意識にすりこませていた。
ぬちゅり、ぬちゅりとすりこむたび、「はぅん♪」と身体を震わせ、幸せに浸かっているかのように放心している。
あぁ、これだ。この光景を見たかったのだ。
あまりに淫靡で卑猥、なのに美しい。
いつも以上の量でぶっかける事が出来た事にも重なって、嬉しさがこみ上げてくる。
だが、まだ何か足りない。
しかし、どこが足りないのかわからない。
まだまだ持て余しているが、より性欲を貯める為、ほんの少し「賢者タイム」を行使すると、ふと大きな音が聞こえた。
ごぽっ、という一際大きな水音と、嫁のお腹が少しずつしぼんでいるのをみて、下半身から大量の精液があふれ出ていたのがわかった。
しかし、そのまま溢れだしている、という訳では無く、力尽きたはずのサキュバスのお姉さんが魔力を回復させようと嫁の秘所に直接口をあて、ごくっ、ごきゅ、と喉を鳴らして飲んでいた。
「んくっ、んんぅ……///ふはぁ、貴方の精液、とっても濃くて美味しいわぁっ♪」
そう満足そうに言ってもなお足りないのか、一旦離してた所を再び口に充てて、ごくごくと音を鳴らして飲み続けた。
実においしそうに飲む、精液でべっとりと汚れたお姉さんの顔を見て、はっと気付いた。
そういや、沙奈の顔はまだ綺麗なままだ。
すっかり蕩けて何も考えていなさそうな嫁の顔をみて、どんどん性欲が高まってゆく。
そうだった、一番好きな顔射を忘れてたなんて。
久しぶりの射精で嫁をもっと汚してやりたい気持ちがどんどん高まってゆく。
その気持ちはやがて、嫁の可愛い顔にかけたいという欲望へ変わった。
「あぅぅっ///わ、私も、けいくんのおちんぽみるく、ちょうだい・・・っ///」
俺の欲望を感じ取ったのか、嫁はあまったるくむず痒い催促の言葉が口から出た。
流石俺の嫁。考えている事を俺から言う事なく求めてくるなんて。
俺は嬉しさで顔を緩ませ、嫁が求める肉棒を顔に近づかせた。
「まだまだ出そうだからな、ゆっくり味わうんだぞ…」
「うんっ…♪それにしてもすっごくいい匂い…♪あむっ」
嫁は釣り餌を食らいつくのように肉棒を咥えこんだ。
「んっんっ、んんぅ…んふぅー///」
嫁の愛液2割と俺の精液8割が絶妙(?)にまじりあった肉棒をこれ以上の美味しい物は無いと思えるかのような美味しそうな顔で頬張っている。
しばらく味わったあと、嫁はゆっくりと、じゅぶり、じゅぶりといやらしく音を立てて頭を前後に動かした。
秘所とはまた違った柔らかさと温かさ、そしてザラりとしていてぬめりのある舌が俺の肉棒を舐めまわしていた。
俺はその快感によって腰が動かす事が出来ず、嫁のしゃぶられるがままになっていた。
「はむっ、あむあむ…じゅるるるっ……。ぷはぁっ、け、けいくぅん、早くおちんぽみるくをちょうだぁい…♪」
すっかり、お姉さんの影響を受けて、普段はせーえきくださいとねだる嫁にいつの間にかおちんぽみるくが定着していた。 お姉さんマジで半端ねぇ。
「あ、あぁ。もうすぐ出そうだから、ほら、舌を出して、あーんとしてごらん」
俺の命令を嫁はすぐに理解し、真っ赤な舌をだし、「ぁ、あ〜んッ///」恥かしそうに舌を出し、上目遣いで見つめるという、俺好みのシチュを忠実に再現してくれた。
「あぁ、いいぞ、沙奈のいやらしい目つきでもうで……う"っ!」
嫁の上目遣いを見つめて、俺は嫁におちんぽみる…じゃなく、精液を降り注がせた。
「ひゃぁあん///舌がぁ、顔がぁっ!焼けるようにあづいよ"ぉぉ!!///」
人間の頃よりも強く多く噴射しており、舌だけでなく、顔や黒い髪にびしゃびしゃと汚してゆく。
焼けるように熱いと叫びながらも、嫁は貪欲に精液を飲み、それでも足りないのか、顔にかかった精液を手で掬いとり、黄色い熊のように汚れた手を舐めしゃぶっていた。
「どうだ、これで満足したか?」
俺が人間の時にこう言えば、「もうそろそろ終わらせて下さいお願いします」という意味が込められている台詞になっていた。
だが、今はお姉さんによって、ほぼ完全なインキュバスだ。
つまり、この台詞は人間時とは打って変わって、「満足できてないならもっと犯してやるぞ」という意味が込められている言葉に早変わり。
もはや、今の俺は疲れ知らずどころか、ますます元気になっているのだよ!
「……私、すごく幸せ♪でも、もっと欲しいの……けいくん、もっとちょうだい///」
ほら来た、嫁の殺し文句ならぬ、殺し催促が。
この催促であの頃、どれだけヒィヒィ言われて次の日やつれていたのだろうか。
だが、今は違うッッッ
もっと欲しいのなら・・・くれてやるッ!!
「あぁ、いいぞ……沙奈が気絶して何も言えなくなるくらい、一杯に―――」
「―――沙奈ちゃんを犯してもいいけど、アタシを忘れてもらっちゃぁ、困るわよぉ♪」
……嫁の顔を汚すことで頭に一杯になってて、すっかり忘れていた。
「……あぅぅ。けいくん、私は後ででいいから、シャルミィを気持ちよくさせてね」
……嫁が変な所で遠慮しちゃったよ。そこは無視していいとこなのに。
し、しかし、約束は、約束だ。
そうである以上仕方ない。
「……あ、あぁ。わ、わかった、シャルミィさん、貴方様のおあいてn――ぐわぁっ!?」
お手柔らかにと言うことさえ出来ず、お姉さんにそのまま押し倒された。
インキュバスである以上、筋力も人間以上の力を得たはずだが、所詮はお姉さんのおかげ。
元のお姉さんに俺の精液を飲んですっかり回復したお姉さんに勝てるはずが無かった。
「ウフフフ…次はおねえさんとキモチヨクなりましょ?♪」
お姉さんは騎上位の状態で、全く動けない俺に跨り、そのまま俺の肉棒を入れこもうとした。その時のお姉さんのおぞましく、そして艶かしい笑顔に魅入られ、あぁ、このまま犯されてもいいやと思えるようになった。
だがその時、後ろで妖しく揺れ動く『アレ』を見て、先ほどのまんざらでもない気持ちが吹き飛び、恐怖とトラウマが襲いかかった。
「あっ、ちょっ…おまっ……!!ま、まってくd……ヒギャ"ッッ、ア”ア”ッ――――ッ!!!!」
俺の菊門が『アレ』に再びブチ抜かれた瞬間、体内を抉られるような激痛と味わった事も無い快感が快楽を通り越して、激しい苦痛―快痛と言わせてもらおう―が一斉に襲い掛かった。
二度も掘られたっ!!親父にも掘られた事が無いのにっ!!!
快楽をとっくに通り過ぎた痛みがやがてそれ以上の快感に変わる事も無く、俺の意識は失った。
もうちょっとだけ、つづくんじゃよ。
「……どちらにするか決まったかしら?」
何時になく緊迫した雰囲気を放つ二人。
それもそうだ。少しでも長く人間でいるのか、それとも人間をやめるのか。
大げさかもしれないが、これでも人生の分岐点であるのだ。
しかし、もう選択肢は決まっている。
「はい。……俺を、『インキュバス』にして下さいっ!」
いや、実際は二つ目の方法を聞いた時点で決定しているようなものだった。
嫁の前でお姉さんと交わるのは正直良心が痛むし、インキュバス化による未知の領域には不安もある。
しかし、そんなものは恐らくすぐに消え去るのだろうと、心のどこかで思っていた。
いや、もう心はインキュバスの精神にすっかり満たされているのだろう。
これから4日ぶりに『嫁+お姉さん』に精をぶちまける事ができると思うと気分が昂ってしまった。
「はぁい、良く言えましたぁ♪」
……とても嬉しそうに言うなぁ、おぃ。舌舐めずりをするほどに飢えていたのだろうか?
ちなみに治療費は性交1回、らしい。
今の日本社会ではお金のやり取りが普通であり常識であるが、魔物娘はそんな回りくどいものよりも、精といった直接的な物を求めるのが普通なんだとか。
「それじゃぁ、沙奈ちゃんの旦那様は沙奈ちゃんを押し倒しぇて、そのままおちんぽをぉ、沙奈ちゃんのおまんこに入れてぇ、そのまま繋がっていてねぇ?♪」
お姉さんの猥らな言葉の一つ一つに強力な魔力が込められているのか、聞いているだけで体中に快感が走ってくる。
どうやら、心のつがいが取れ、そこに彼女の魔力が入り込んでいる様だと、やっと理解した。
だが、身体はその魔力に屈した。
その言葉に従われるまま、嫁を押し倒そうとして振り向くと、嫁は熱に浮かされたかのようにトロンと蕩けた表情を浮かべていた。
「けいくぅん…そのままワタシを…押し倒してぇ///」
お姉さんの魔力は種族は違うが同じ魔物の嫁にまで及び、嫁の秘所から柔らかそうな太ももにかけて透明で甘い香りのする蜜がトロリと垂れるほど、そこはすっかり濡れていた。
いや、濡れていたのはそこだけでは無い。
皮膜が汗―サハギンの汗は魚類の魔物が地上に居続ける際に長く過ごせる様にするためなのか、粘性が強く、ローションの様にぬるぬるしている―を吸って濡れているのか、より黒っぽい紺色に染まって、身体にピッチリと張り付いていた。
そこから見える二つの小さな突起物と下半身の割れ目の食い込みを見て、俺の理性はすっかり壊れてしまった。
そのまま嫁を抱きつき、そのまま慣性にしたがってベットに倒れこんだ。
ベットからギシッと悲鳴が上がる。
「沙奈…、いくぞっ!」
俺は嫁を少しだけ見つめ、準備が出来たのだと悟ると、皮膜をずらし、グショグショに濡らした嫁の秘所にめがけて、待ちきれないと悲鳴を上げ続ける肉棒を一気に貫かせた。
俺の肉棒は全く濡れていなかったが、嫁の愛液のおかげでちゅぶっと大きな音を立てて、一気に嫁の子宮まで入り込んだ。
「んあぁっ!来てるっ、きてるよぉっ!!」
「ぐっ!ふぅぅーッ!」
4日ぶりなのか、嫁の膣中は凄まじいほど締め付けが強く、けれども、一切拒む事なく肉棒をずっぽり包み込む。
今すぐにでも出したいが、まだ治療されていない為、俺の肉棒は狂う様に暴れていた。
「あぅ"ぅっ、しゃるみぃぃ!早くけいくんをなおしてぇぇ!!バイブの様にぶるぶるしててぇ、はやくしないといっちゃうよぉぉっ!!///」
乱れまくっている嫁の言うとおり、まさに俺の肉棒は生バイブそのものだった。
精液よ、早く出て来いと叫ぶように、ビクビクッ、ビクンビクンと脈打っている。
それに伴い、腰が勝手に動き、ヂュクッジュプッと乱暴に嫁の秘所を犯してゆく。
それに合わせるかのように、嫁も身体を震わせ、「あ"っ!ぁ"ぅっ!!///」とはしたなく喘ぎ、貫かれた秘所から愛液がゴポゴポと溢れだしていた。
「うふふっ、とっても素敵だわぁ…♪でも、何時までも見る訳にはいかないからぁ…それっ♪」
俺と嫁の痴態を見てすっかり発情したお姉さんは俺の背中に寄り添った。
ぷにゅう、と俺の背中にゼリーとマシュマロが組み合わさったかのような、至高の柔らかさをもつ何か、いや、そう言わずとも判るように、お姉さんのおっぱいが押し付けられていた。
しかし、その柔らかさを味わえたのはほんの一瞬だった。
じゅぷんっ!
嫁の秘所から聞こえる水音ではない。
俺の『菊門』からその音が聞こえた瞬間、赤く爛れた鉄棒を押し込まれたかのような熱さと、未知の恐怖と快感が襲いかかった。
「あ”がっ!!?う"、あ”あ”あ”ァ”ッ――――!!!」
「い"っ!?やぁ"ぁぁぁぁっっ!!けいくんのおちんちん、もっとおっきくなっちゃってるぅぅ!!///」
俺はその異物に恐怖が満たされ、獣のように絶叫し。
嫁は俺の肉棒が禍々しく成長した事を狂ったかのように喜ぶ。
「あはぁっ…♪貴方のけつあなぁ、なかなか締まっていて気持ちいいわぁ♪ぁっくぅん…っ♪アタシの尻尾が締め付けられちゃってるぅっ♪」
そして背中に寄り添ったお姉さんは嫁とは違った快楽に溺れていた。
そのお姉さんからこぼれた言葉を聞いて俺の後ろでナニをしたのか瞬時に把握してしまった。
―――こ、こいつ・・・っ! 俺を掘りやがった・・・っ!!
イイオトコにも掘られてない・・・っ、男の処女を・・・っ!
淫魔の持つ尻尾で・・・っ、貫かれた・・・っ!!!
しかし、そう把握できても時既に時間切れ。
他人に純潔を奪われた喪失感が来る前に、またしても得体のしれない何かが俺の体内―腸の中―からどぷっどぷっと放出されていた。。
「んはぁっ、出てるぅ、出ちゃってるぅっ/// アタシの魔力がぁびゅーびゅーいってぇ♪あぁん、とってもぉきもちぃよぉ♪」
ひとしきり出した後、お姉さんは尻尾を俺の菊門から引き抜き、魔力を尽きたのかそのまま嫁の隣に倒れた。
すっかり蕩けてしまったお姉さんのその声を聞きながら、俺は熱い熱い彼女の魔力を吸収してしまっていた。
通常、インキュバスになるには一回の性交では成らず、永い時間をかけてゆっくりと変化してゆく。
そう、それはサキュバス以外の強力な魔力をもたない魔物に襲われた場合だ。
しかし、今回はサキュバスであるお姉さんが直接魔力を注ぎ込んでいる。
研修生いえども、その魔力は他のサキュバス以上の巨大な魔力―直感的に把握した―を秘められていた。
その巨大な魔力はやがて俺の精を押し出す。
つまりは言うと―――。
「ーーーーーっ!!!あ”ぁ”ーッ!!!」
俺の身体はその魔力に犯され続け、ついに肉棒の先端から精液が噴火する様に射精した。
俺の肉棒は嫁の子宮に咥えられたかの様に捕えらていた。
「あっ、んあぁぁぁっ!!けいくんのあっついせーえきがぁ、私の中で一杯になっちゃうぅぅぅ!!!」
そう叫び、絶頂を迎えた嫁のお腹は妊婦のように膨らんでいた。
いや、ごぼっ、ごぽっ、と精液を注ぐたび、どんどん膨らみ、出産する寸前までぽっこり膨らんだ時には、今度はつなぎ合わせていたとこから精液が逆流していた。
しかし、俺の肉棒は全く萎えることなく、依然と性欲を持て余している。
(ふぅっ…やっぱり、中よりも外に出したいなぁ…っ!)
ふと、性欲を持てましている俺の脳内は嫁を真っ白に染め上げるイメージが出来上がっていた。
本来俺は、中だしよりもぶっかけに欲情するタイプだ。
なぜなら、俺の欲望の塊で汚す事に快感を感じるからだ。
特に顔射が一番好きである。
大学で学んだ、心理学―教師は堅物な外見のエキドナで教える中身は言うまでも無い―において、顔射は支配欲、征服欲の強さが端的に表れているんだとか。
俺自身そこまで自覚はないが、嫁をいちいちでも早くヒィヒィ言わせたいと思ってた時期があったもんだと考えると、あながち間違ってはないなぁ。
そんな事をぼんやりと考えながら、その欲望を満たす為、頃合いを見て俺は肉棒を彼女の秘所から抜き出し、乱暴に肉棒を扱いた。
乱暴に扱くたびににびゅるるっびゅるるっ、とゼリー状にちかい精液が噴射していた。
噴出した精液の行き先は嫁の皮膜に包まれた身体へダイビング。
ばしゃりと白く濁った大量の粘液が嫁の紺色の皮膜にかかり、本来の用途とは誤った姿へと変えてゆく。
「あひぃんっ!けーくんのせーえきでやけどしちゃうぅぅ!///」
俺の性欲が「ほんの少し」おさまり、精液が出てこなくなったのを確認して改めて嫁をみると、体中がすっかり真っ白にそまり、その白く染まりつつある皮膜を無意識にすりこませていた。
ぬちゅり、ぬちゅりとすりこむたび、「はぅん♪」と身体を震わせ、幸せに浸かっているかのように放心している。
あぁ、これだ。この光景を見たかったのだ。
あまりに淫靡で卑猥、なのに美しい。
いつも以上の量でぶっかける事が出来た事にも重なって、嬉しさがこみ上げてくる。
だが、まだ何か足りない。
しかし、どこが足りないのかわからない。
まだまだ持て余しているが、より性欲を貯める為、ほんの少し「賢者タイム」を行使すると、ふと大きな音が聞こえた。
ごぽっ、という一際大きな水音と、嫁のお腹が少しずつしぼんでいるのをみて、下半身から大量の精液があふれ出ていたのがわかった。
しかし、そのまま溢れだしている、という訳では無く、力尽きたはずのサキュバスのお姉さんが魔力を回復させようと嫁の秘所に直接口をあて、ごくっ、ごきゅ、と喉を鳴らして飲んでいた。
「んくっ、んんぅ……///ふはぁ、貴方の精液、とっても濃くて美味しいわぁっ♪」
そう満足そうに言ってもなお足りないのか、一旦離してた所を再び口に充てて、ごくごくと音を鳴らして飲み続けた。
実においしそうに飲む、精液でべっとりと汚れたお姉さんの顔を見て、はっと気付いた。
そういや、沙奈の顔はまだ綺麗なままだ。
すっかり蕩けて何も考えていなさそうな嫁の顔をみて、どんどん性欲が高まってゆく。
そうだった、一番好きな顔射を忘れてたなんて。
久しぶりの射精で嫁をもっと汚してやりたい気持ちがどんどん高まってゆく。
その気持ちはやがて、嫁の可愛い顔にかけたいという欲望へ変わった。
「あぅぅっ///わ、私も、けいくんのおちんぽみるく、ちょうだい・・・っ///」
俺の欲望を感じ取ったのか、嫁はあまったるくむず痒い催促の言葉が口から出た。
流石俺の嫁。考えている事を俺から言う事なく求めてくるなんて。
俺は嬉しさで顔を緩ませ、嫁が求める肉棒を顔に近づかせた。
「まだまだ出そうだからな、ゆっくり味わうんだぞ…」
「うんっ…♪それにしてもすっごくいい匂い…♪あむっ」
嫁は釣り餌を食らいつくのように肉棒を咥えこんだ。
「んっんっ、んんぅ…んふぅー///」
嫁の愛液2割と俺の精液8割が絶妙(?)にまじりあった肉棒をこれ以上の美味しい物は無いと思えるかのような美味しそうな顔で頬張っている。
しばらく味わったあと、嫁はゆっくりと、じゅぶり、じゅぶりといやらしく音を立てて頭を前後に動かした。
秘所とはまた違った柔らかさと温かさ、そしてザラりとしていてぬめりのある舌が俺の肉棒を舐めまわしていた。
俺はその快感によって腰が動かす事が出来ず、嫁のしゃぶられるがままになっていた。
「はむっ、あむあむ…じゅるるるっ……。ぷはぁっ、け、けいくぅん、早くおちんぽみるくをちょうだぁい…♪」
すっかり、お姉さんの影響を受けて、普段はせーえきくださいとねだる嫁にいつの間にかおちんぽみるくが定着していた。 お姉さんマジで半端ねぇ。
「あ、あぁ。もうすぐ出そうだから、ほら、舌を出して、あーんとしてごらん」
俺の命令を嫁はすぐに理解し、真っ赤な舌をだし、「ぁ、あ〜んッ///」恥かしそうに舌を出し、上目遣いで見つめるという、俺好みのシチュを忠実に再現してくれた。
「あぁ、いいぞ、沙奈のいやらしい目つきでもうで……う"っ!」
嫁の上目遣いを見つめて、俺は嫁におちんぽみる…じゃなく、精液を降り注がせた。
「ひゃぁあん///舌がぁ、顔がぁっ!焼けるようにあづいよ"ぉぉ!!///」
人間の頃よりも強く多く噴射しており、舌だけでなく、顔や黒い髪にびしゃびしゃと汚してゆく。
焼けるように熱いと叫びながらも、嫁は貪欲に精液を飲み、それでも足りないのか、顔にかかった精液を手で掬いとり、
「どうだ、これで満足したか?」
俺が人間の時にこう言えば、「もうそろそろ終わらせて下さいお願いします」という意味が込められている台詞になっていた。
だが、今はお姉さんによって、ほぼ完全なインキュバスだ。
つまり、この台詞は人間時とは打って変わって、「満足できてないならもっと犯してやるぞ」という意味が込められている言葉に早変わり。
もはや、今の俺は疲れ知らずどころか、ますます元気になっているのだよ!
「……私、すごく幸せ♪でも、もっと欲しいの……けいくん、もっとちょうだい///」
ほら来た、嫁の殺し文句ならぬ、殺し催促が。
この催促であの頃、どれだけヒィヒィ言われて次の日やつれていたのだろうか。
だが、今は違うッッッ
もっと欲しいのなら・・・くれてやるッ!!
「あぁ、いいぞ……沙奈が気絶して何も言えなくなるくらい、一杯に―――」
「―――沙奈ちゃんを犯してもいいけど、アタシを忘れてもらっちゃぁ、困るわよぉ♪」
……嫁の顔を汚すことで頭に一杯になってて、すっかり忘れていた。
「……あぅぅ。けいくん、私は後ででいいから、シャルミィを気持ちよくさせてね」
……嫁が変な所で遠慮しちゃったよ。そこは無視していいとこなのに。
し、しかし、約束は、約束だ。
そうである以上仕方ない。
「……あ、あぁ。わ、わかった、シャルミィさん、貴方様のおあいてn――ぐわぁっ!?」
お手柔らかにと言うことさえ出来ず、お姉さんにそのまま押し倒された。
インキュバスである以上、筋力も人間以上の力を得たはずだが、所詮はお姉さんのおかげ。
元のお姉さんに俺の精液を飲んですっかり回復したお姉さんに勝てるはずが無かった。
「ウフフフ…次はおねえさんとキモチヨクなりましょ?♪」
お姉さんは騎上位の状態で、全く動けない俺に跨り、そのまま俺の肉棒を入れこもうとした。その時のお姉さんのおぞましく、そして艶かしい笑顔に魅入られ、あぁ、このまま犯されてもいいやと思えるようになった。
だがその時、後ろで妖しく揺れ動く『アレ』を見て、先ほどのまんざらでもない気持ちが吹き飛び、恐怖とトラウマが襲いかかった。
「あっ、ちょっ…おまっ……!!ま、まってくd……ヒギャ"ッッ、ア”ア”ッ――――ッ!!!!」
俺の菊門が『アレ』に再びブチ抜かれた瞬間、体内を抉られるような激痛と味わった事も無い快感が快楽を通り越して、激しい苦痛―快痛と言わせてもらおう―が一斉に襲い掛かった。
二度も掘られたっ!!親父にも掘られた事が無いのにっ!!!
快楽をとっくに通り過ぎた痛みがやがてそれ以上の快感に変わる事も無く、俺の意識は失った。
もうちょっとだけ、つづくんじゃよ。
11/09/13 23:00更新 / 浮浪物
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