使い魔の触手がテンタクルになりました
使い魔の触手がテンタクルになりました 「クロ、どうしてテンタクルになってるの……?」 「おほしさまみながらねー シーラとおしゃべりしたりしたいってお願いしたらねー なってたー」 「なにそれ……」 「にひひー」 (ま、いっか……) この地域に住まう人と魔物が戦争に建設性の欠片も無いということに気付き、互いに対話という形で決着をつけようとしたのが十数世紀前。 感情から来る小さな諍いこそ絶えないけれど、互いに長所を生かして手を取り合って生きた方が賢いことに気付いたのが数世紀前。 そうしてできた余裕を楽しむことに使えば、戦争以上の技術革新が行われることが声高に叫ばれるようになったのが今世紀になってから。 途中で魔物が魔物娘になったなんて事件も魔物の歴史に書いてあった気がするけれど、人間の私には正直なところよく解らない。 大きな時代の流れと言うことにしておこう。 ここの外では対話の通じない魔物というのは居るけれど、それは人間も同じ。 とかく、今日も美味しいご飯が食べれて平和に暮らせればいいし、その為に隣人と仲良くできれば人生と言うのは万々歳なのだ。 ―――――――――――― この話の半分は皆様から頂いた感想とイイネでできているよ!(露骨な感想コール) |
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