逆に考えるんだ、「ヤらなくてもいいさ」と考えるんだ
！警告！
最初の方はネタ成分多めでちょっと違いますがだいたいあらすじ通りに進みます。
「そんなことより本編ﾏﾀﾞｰ?」
「多すぎるネタに興味などない！」
「あらすじを作中に書くとか馬鹿なの？死ぬの？」
「魔王様を作中に出すんじゃねーよ！このド素人がッ！！」
「ネタとはいえ、魔王様を作中に出すのは規約違反だよね？」
「魔王様のキャラ崩壊を書きやがって！ぜってー許さねー！！」
「あらすじと同じ内容なんか見てられっか！俺はスクロールするぞ！」
↑に当てはまる方はキングクリムゾンさんまでスクロールしてください。
（◎皿◎）←キングクリムゾンさん。
／ｺｯﾁｦ見ﾛｰ＼
《リリム城》
妖狐
「う～ん・・・」
九尾になったばかりの妖狐は、ある悩みを抱えていた。
その悩みは、普通なら魔物が心配しなくても大丈夫な考えるだけ無駄の悩みであった。
妖狐
「はぁ、どうしましょう？このままじゃ夫に飽きられて・・・」
しかし、どうやら相当思いつめているようだ。
と、そこへ・・・。
？？？
「どうしたの？私に話をしてみなさい。」
誰かが来たようだ。
妖狐
「誰です！？」
振り向くとそこには・・・。
妖狐
「この魔力・・・もしかして魔王様！？」
魔王様
「フフフ♪正解♪」
なんということでしょう！
誰かと思ったら魔王様が降臨されたのだった！
妖狐
「ま、魔王様！このしがない狐めに何用でございましょう！？」
魔王様
「ちょ・・・ちょっと落ち着きなさい！」
妖狐
「す、すいません・・・しかし、魔王様は何故ここに？」
魔王様
「男が魔物に飽きるなんて非常事態じゃない！と言う訳で何があったのか教えてちょうだい。」
妖狐
「は、はい・・・」
しばらくして、徐々に落ち着いてきたのかポツリポツリと話し始めました。
妖狐
「実は最近夫が事後に何か考え事をしていて・・・私に飽きてきたんじゃないか？と思いまして・・・」
魔王様
「ほうほう。」
妖狐
「私と別れようか悩んでるのかと思うともう不安で・・・」
魔王様
「ふんふん・・・それで？」
妖狐
「当たり前の事なんですが、私達魔物娘は夫の愛なしでは生きていけません・・・。」
魔王様
「いやいや、そんなこと知ってるから。」
妖狐
「だから・・・うぅ、夫に捨てられたら・・・どうしましょう・・・夫なしじゃ私生きていけません・・・グスン。」
魔王様
（聞いてないし・・・）
妖狐
「魔王様！どうすれば！？」
魔王様
「気にするな！魔物娘も必死だ！悩む事もあるだろう。だが魔物娘に男が飽きるなどありえん！」
妖狐
「ですが・・・」
魔王様
「私じゃ説得できそうにないわねぇ・・・仕方ない！んもぅ！助っ人を呼びましょう！」
妖狐
「へ？」
魔王様
「スタッフー！スタッフー！」
魔王様が聞いたこともない呼び名で誰かを呼ぶと・・・。
？？？？？？？
「話は聞いたよ、妖狐。」
妖狐
「こ、今度は・・・ま、魔王様のお婿様ァ！？」
なんと！今度は魔王様のお婿様まで出てきたのだ！
妖狐
「あｑｓｗでｆｒｇｔｈｙじゅきぉ；ｐ：＠！！？？」
魔王様のお婿様
「淑女たる者これくらいの事で慌てるんじゃない！」
妖狐
「す、すいません・・・」
魔王様のお婿様
「で？どうしたのかね？」
妖狐
「話は聞いたんじゃないんですか！？」
魔王様のお婿様
「さっきのはノリで言ったのだ。」
妖狐
「ノリですか！？」
魔王様のお婿様
「そんなことより、どうしたんだね？」
妖狐
（話を戻された・・・）
妖狐
「えっとですね、実はカクカクシカジカで・・・」
気を取り直して私は魔王様のお婿様に事情を説明した。
魔王様の英国紳士
「なに妖狐？Hがワンパターンすぎて飽きられて捨てられないか心配？」
魔王様の英国紳士
「妖狐、それは何が何でも射精させようとするからだよ。」
魔王様の英国紳士
「逆に考えるんだ、「射精以外の快楽を与えればいいさ」と考えるんだ。」
妖狐
「・・・え？」
魔王様のお婿様
「つまり、ヒソヒソ・・・ボソボソ・・・」
妖狐
「フムフム・・・」
魔王様
「私、完全に空気ね・・・」
おお、それは名案！
流石は魔王様のお婿様！
妖狐
「魔王様のお婿様！素晴らしい助言をありがとうございます！」
魔王様のお婿様
「礼には及ばない、早く旦那さんの所へ行っといで。」
妖狐
「本当に・・・本当にありがとうございました！」
こうして魔王様のお婿様から助言をもらった私は早速愛しの旦那様の所へダッシュしたのだ！
待っててね♪ダーリン♥
魔王様
「貴方？今日はちょっと悲しい事があったから、今夜は寝かせないわよ？」
魔王様のお婿様
「悲しい事？何があったんだい？」
魔王様
「それはベッドの上で話しましょうか・・・」
魔王様の獲物
「いや、ちょっと待ｔアッー！」
（ ◎皿◎）＜この世には結果だけが残るッ！
《妖狐の夫の帰り道》
畜生！妻にSEX以外にやってあげられる事がなく紐になってしまっている自分にイライラする！
妻は城で仕事しているのに自分は掃除、洗濯、買い物等の家事しかやれてないじゃあないか！
その肝心の家事も妻と比べると圧倒的レベルで歴然の差があり、料理は妻が作っている状態だ。
あんなに妻は自分の為に尽くしてくれているというのに、それに比べて自分はなんてザマだ！
妻も最近何か悩み事をしているみたいだし、相談されないってことは信用されていないってことじゃないのか！？これじゃあまるでただの同居しているセックスフレンドじゃないか！！
ダーリン・ブランドー
（酒！飲まずにはいられないッ！あのクズの様な父親と同じ状況になりかけている！クソ！）
そう考えてはまた一口、酒を飲む。
自分の父親・・・いや、父と親という単語を使うのも嫌になるあの生ゴミは最低なクズ野郎だ。
金目の物を見つけると即売り、高級品を見つけると即買い漁る強欲で、仕事も怠けてばかり。
豪快に行くかと思いきやマニアックな趣味を持っていて本性は凄く気持ち悪い。
それだけなら1000歩譲って許せた・・・自分は趣味に口を出すほど心が狭いわけじゃないからな。
だがあの粗大ゴミは男としてやってはいけないことをやったんだッ！あのクソが！
まず紳士的な態度で母親に近づき、母親とある程度いい関係になった所で交際を持ちかけた。
母親はこれを一晩考えた後OKしたのだが、この母親の選択が母親の運命を分けたのだ。
最初に同居することになったのだが母親はゴミ親父が夜遅くまで出歩いている事を心配していた。
それをマヌケは「己の名にかけて浮気はしてない事を誓おう！」とほざきやがった。
母親はそこを心配しているわけではなかったが名前に誓われた気迫に押され何も言えなかった。
後々わかったが深夜に外出した理由は母親にバレないよう高級品を見つけて買い漁る為らしい。
本当に人間のクズだな。
そしてこの社会のゴミは遂にやりやがった。
母親が自分を孕んだ事が発覚したらボロクズは財産や高級品を全て持って逃げやがったんだ！
既に生活は苦しかったはずなのに母親は自分を産んで更に苦しくなっていた！
そして栄養失調と働きすぎの疲労により母親は死んだんだ！
今でこそアンデット（ヴァンパイア）となって生きてはいるが怒り、憎しみは今でも存在する！
・・・だが母親は「お父さんを恨まないであげて？」と言ってくる。
自分を一人で育ててくれた母親には悪いがそいつはできそうにない。
母親はその死に損ないのせいで苦労して死んだ。
あいつの血がこの体に流れていると思うだけで、気が狂いそうになるッ！
現在あのくたばり損ないは自警団に居場所を突き止められ既に囮調査で現行犯逮捕された。
だがどういうわけか母親が話をつけてあの極悪非道嘘吐き犯罪者を釈放することになったのだ！
それを聞いた瞬間頭の中が真っ白になったね。
話によると、クソ親父はそれに感動して改心して母親と遠距離恋愛をしているようだ。
しかし、俺にとってはクソ親父はクソ親父、母親を傷つけた事には変わりない。
その廃棄物を処理しに行かないのは母親の言葉と魔物娘である妖狐と結婚したからだろう。
魔物娘は人間が大好きだ、だから何が何でも生かそうとする。
例えそれが凶悪強盗犯でも、快楽殺人鬼でも、自殺悲願者でも、誰であろうと生かそうとする。
まあ、そういう甘いところも好きだけどな。
だから必然的に母親の仇の所へは行けない。
まあ多分してしまえば母親が悲しむだろうし、結局できないんだけどな。
そして今、そのクズの様な父親とほぼ同じ状況になりかけているのでは？と疑問に思い始めた。
それが確信に変わったのは妻が悩みを持っていることだ。
信頼しあっているはずなのに何故悩みを打ち明けないのか？
それは悩みの種が俺自身の可能性もある。
が、最も可能性が高いのは俺が信頼できないからだろう。
だから悩みを話してくれないと俺は思ったわけだ。
つまり、
母親はクソ親父の悩みを持っていた。
↓
俺は妻に悩みを持たせてしまっている。
↓
つまりクソ親父と同格。
と言う訳だ。
このままでは、折角築き上げた幸せも、何もかもおしまいだぁ。
そんなこんなを色々考えていたら、自宅に着いた。
・・・妻はもう帰っているようだ。
俺は重い足取りで玄関の扉を開けた。
《妖狐と夫の家》
夫
「ただいまー」
俺は靴を脱ぎながら妻に帰ってきたことを伝える。
妖狐
「あら？お帰りなさーい♪」
夫
（なんだ？今日は元気そうじゃないか）
そう思いつつリビングの扉を開けると・・・。
夫
「どうしたー？今日は何か良い事でも・・・ファッ！？」
妖狐
「ダーリン♥これどうかしら？似合う？」
そこにはいつもと違う妻が立っていた。
ぱっと見いつも通り赤いチャイナドレスを着た普通の妖狐に見えるだろう。
しかし、それは大きな間違いだ。
まず、肌の露出がいつもと比べて少ない。
どれくらい少ないかというと、まず胸部分に穴がないし、前掛け部分にも穴がない。
腕は完全に露出されているが谷間の部分や前掛けの部分に穴がないのは驚きだった。
しかも左足の方にスリットはない。
淫乱である妖狐がこんな清楚な格好をするとは、一体どうしたというのか？
夫
「ど、どうしたんだい・・・？その格好・・・？」
妖狐
「ある人から教えてもらったの。これもエロスの道の一つなのよ？」
夫
「いやいや、その清楚な格好のどこにエロが混じっているんだい？」
妖狐
「フフフ♪私のチャイナドレスをよく見てみて♪そうすればきっとわかるはずよ？」
夫
「？？？どれどれ・・・？」
私は妖狐をよく見てみた。
そして私はこの服に隠されたある秘密を知ってしまった。
そう、これは誘惑用ではなく甘酸っぱい性春用の服だったのだ！
え？つまり、どういうことだってばよ？だって？
まず順を追って腕から説明しよう。
その手には当然手袋の類はない。
普段は他に目が行ってしまうので見る機会は少なくなる。
しかし、改めて見るとポキッと折れてしまいそうに細く、爪も美しく、見てるとドキドキしてしまう。
腕はふにふにして柔らかそうで、思わず頬でスリスリしてしまいそうになる。
そしてなんとその下半身にもドキドキ要素が含まれていた！
右足だけ露出というのが清楚を保ちつつ微妙で絶妙ないやらしさを兼ね揃えている。
スリットもギリギリまでとなっていて前掛けを少し捲れば見えてしまいそうだ。
が、あとちょっとで見えそうなのにまだまだ見えないというもどかしさが下半身にはあった。
『見えそうで見えない』『チラリズム』『露出少なめ』という上級者向けのエロス。
俺はそれに興奮を通り越して感動を覚えていた。
夫
「そういうことか・・・」
妖狐
「わかってくれた？」
夫
「ああ！最高だよ！」
妖狐
「ありがと、フフ♪」
君達も経験した事があるだろう？
階段を上がってゆく等で女子のスカートの中が見えそうになっている時とか。
見えそうで見えない・・・あとちょっと・・・成功か失敗か問わずその行為はドキドキしたはずだ。
そんな感じの滲み出るエロスを再現したのが今の妻の服装だ。
夫
「たまにはこういうのもいいなぁ・・・」
妖狐
「・・・ねぇ、貴方。」
夫
「ん？なんだい？」
妖狐
「見て・・・」
そう言って妖狐はスルスルと前掛けをたくし上げ始めた。
徐々に露出されていく太もも、撫で回したいくらいにスベスベしている。
そう考えている間にも前掛けはどんどんたくし上げられていく。
そしてそれは期待している瞬間に確実に近づいていた。
もう内ももまで見えてしまっている。
あとちょっとでパンツが見える！というところで・・・。
妖狐
「はい！おしまい！」
無情にも前掛けは戻されていた。
妖狐
「フフフフ♪見たかった？」
山岸夫
「なぜ・・・！なの・・・？なぜ！？やめちゃうの・・・？どうして途中でやめちゃうのォオオオ～ッ！！」
妖狐
「残念でした！ちなみに今夜はセックスもしません！」
夫
「何故だぁ！！」
妖狐
「それはヒミツ、しばらくの間我慢して♪」
壊死夫
「あァァァんまりだァァアァ！！」
この日の夜、悶々としながら眠りについたのは言うまでもない。
しかしここからが本当の地獄だった。
妖狐
「えい♥」
夫
「ボフゥ！？」
あるときはパフパフされたり・・・。
妖狐
「寝心地はどう？」
夫ータ
「最高っすよー！」
膝枕されたり・・・。
妖狐
「私の尻尾を枕にしてみて♪尻尾は気持ちいいかな？」
夫ジュン
「凄く・・・気持ちいいです・・・」
更に尻尾で枕の代わりにして寝っ転がったり・・・。
妖狐
「よしよし♪」
夫
「わーい。」
またあるときは添い寝からのナデナデ攻撃だったり・・・。
しかし、イかせてはくれないので、生殺しもいいことだった。
そして・・・とうとう我慢の限界がきてしまった。
《寝室》
夫
「頼む・・・ヤらせてください！」
妖狐
「ダーメ！」
夫
「どうして！？何故！？」
妖狐
「どうしても教えて欲しいなら私の質問に答えなさい！」
夫
「は、はい！」
妖狐
「一体何で悩んでいるの？」
夫
「そ、それは・・・」
妖狐
「言えないの？私の事が嫌いなの？」
夫
「それは違う！」
妖狐
「じゃあ言えるよね？」
夫
「わかった！言うよ！もう・・・」
そして俺はエロには勝てず、白状したのだった。
夫
「最近妻が悩みを持っているみたいだから心配で・・・」
妖狐
「それで？」
夫
「全然相談してくれなかったから、もしかしたら俺は信用されてないのかと・・・」
妖狐
「え・・・？」
夫
「そのまま俺に愛想を尽かして何処かに行ってしまうんじゃないかと心配で・・・」
妖狐
「そんなわけがないじゃない！」
夫
「！？」
妖狐
「断言するわ！私は貴方を愛している！」
夫
「俺もだ！キミを愛している！！」
妖狐
「貴方ァ！！」
夫
「おっとっと・・・」
愛を再確認したところで妻が俺の胸に飛び込んできた。
やっぱり俺には妻以外と一緒なんてありえないな。
なぜなら俺は妻を世界で一番愛しているからだ。
―HAPPYEND―
妖狐
「ところで・・・事後は何を悩んでいたの？」
夫
「エロのバリエーションを考えていたのだが・・・」
妖狐
「私は別れるのか心配していたのだけれど・・・」
パラ夫
「え！？す、すまんかった！だから魔力を静めろ、我妻よ。」
妖狐
「私の苦労は一体・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ（ry
夫ガス
「お、おお！や・・・やめろ！妻よ！それ以上魔力を高めるなー！やめろ！妻よ！落ち着けェ！」
妖狐
「もう知らない！罰として後一週間射精禁止！！」
夫
「勘弁してくれーッ！！」
結局最初のお願いが叶う事はなかった・・・。
～リア充爆発した～
最初の方はネタ成分多めでちょっと違いますがだいたいあらすじ通りに進みます。
「そんなことより本編ﾏﾀﾞｰ?」
「多すぎるネタに興味などない！」
「あらすじを作中に書くとか馬鹿なの？死ぬの？」
「魔王様を作中に出すんじゃねーよ！このド素人がッ！！」
「ネタとはいえ、魔王様を作中に出すのは規約違反だよね？」
「魔王様のキャラ崩壊を書きやがって！ぜってー許さねー！！」
「あらすじと同じ内容なんか見てられっか！俺はスクロールするぞ！」
↑に当てはまる方はキングクリムゾンさんまでスクロールしてください。
（◎皿◎）←キングクリムゾンさん。
／ｺｯﾁｦ見ﾛｰ＼
《リリム城》
妖狐
「う～ん・・・」
九尾になったばかりの妖狐は、ある悩みを抱えていた。
その悩みは、普通なら魔物が心配しなくても大丈夫な考えるだけ無駄の悩みであった。
妖狐
「はぁ、どうしましょう？このままじゃ夫に飽きられて・・・」
しかし、どうやら相当思いつめているようだ。
と、そこへ・・・。
？？？
「どうしたの？私に話をしてみなさい。」
誰かが来たようだ。
妖狐
「誰です！？」
振り向くとそこには・・・。
妖狐
「この魔力・・・もしかして魔王様！？」
魔王様
「フフフ♪正解♪」
なんということでしょう！
誰かと思ったら魔王様が降臨されたのだった！
妖狐
「ま、魔王様！このしがない狐めに何用でございましょう！？」
魔王様
「ちょ・・・ちょっと落ち着きなさい！」
妖狐
「す、すいません・・・しかし、魔王様は何故ここに？」
魔王様
「男が魔物に飽きるなんて非常事態じゃない！と言う訳で何があったのか教えてちょうだい。」
妖狐
「は、はい・・・」
しばらくして、徐々に落ち着いてきたのかポツリポツリと話し始めました。
妖狐
「実は最近夫が事後に何か考え事をしていて・・・私に飽きてきたんじゃないか？と思いまして・・・」
魔王様
「ほうほう。」
妖狐
「私と別れようか悩んでるのかと思うともう不安で・・・」
魔王様
「ふんふん・・・それで？」
妖狐
「当たり前の事なんですが、私達魔物娘は夫の愛なしでは生きていけません・・・。」
魔王様
「いやいや、そんなこと知ってるから。」
妖狐
「だから・・・うぅ、夫に捨てられたら・・・どうしましょう・・・夫なしじゃ私生きていけません・・・グスン。」
魔王様
（聞いてないし・・・）
妖狐
「魔王様！どうすれば！？」
魔王様
「気にするな！魔物娘も必死だ！悩む事もあるだろう。だが魔物娘に男が飽きるなどありえん！」
妖狐
「ですが・・・」
魔王様
「私じゃ説得できそうにないわねぇ・・・仕方ない！んもぅ！助っ人を呼びましょう！」
妖狐
「へ？」
魔王様
「スタッフー！スタッフー！」
魔王様が聞いたこともない呼び名で誰かを呼ぶと・・・。
？？？？？？？
「話は聞いたよ、妖狐。」
妖狐
「こ、今度は・・・ま、魔王様のお婿様ァ！？」
なんと！今度は魔王様のお婿様まで出てきたのだ！
妖狐
「あｑｓｗでｆｒｇｔｈｙじゅきぉ；ｐ：＠！！？？」
魔王様のお婿様
「淑女たる者これくらいの事で慌てるんじゃない！」
妖狐
「す、すいません・・・」
魔王様のお婿様
「で？どうしたのかね？」
妖狐
「話は聞いたんじゃないんですか！？」
魔王様のお婿様
「さっきのはノリで言ったのだ。」
妖狐
「ノリですか！？」
魔王様のお婿様
「そんなことより、どうしたんだね？」
妖狐
（話を戻された・・・）
妖狐
「えっとですね、実はカクカクシカジカで・・・」
気を取り直して私は魔王様のお婿様に事情を説明した。
魔王様の英国紳士
「なに妖狐？Hがワンパターンすぎて飽きられて捨てられないか心配？」
魔王様の英国紳士
「妖狐、それは何が何でも射精させようとするからだよ。」
魔王様の英国紳士
「逆に考えるんだ、「射精以外の快楽を与えればいいさ」と考えるんだ。」
妖狐
「・・・え？」
魔王様のお婿様
「つまり、ヒソヒソ・・・ボソボソ・・・」
妖狐
「フムフム・・・」
魔王様
「私、完全に空気ね・・・」
おお、それは名案！
流石は魔王様のお婿様！
妖狐
「魔王様のお婿様！素晴らしい助言をありがとうございます！」
魔王様のお婿様
「礼には及ばない、早く旦那さんの所へ行っといで。」
妖狐
「本当に・・・本当にありがとうございました！」
こうして魔王様のお婿様から助言をもらった私は早速愛しの旦那様の所へダッシュしたのだ！
待っててね♪ダーリン♥
魔王様
「貴方？今日はちょっと悲しい事があったから、今夜は寝かせないわよ？」
魔王様のお婿様
「悲しい事？何があったんだい？」
魔王様
「それはベッドの上で話しましょうか・・・」
魔王様の獲物
「いや、ちょっと待ｔアッー！」
（ ◎皿◎）＜この世には結果だけが残るッ！
《妖狐の夫の帰り道》
畜生！妻にSEX以外にやってあげられる事がなく紐になってしまっている自分にイライラする！
妻は城で仕事しているのに自分は掃除、洗濯、買い物等の家事しかやれてないじゃあないか！
その肝心の家事も妻と比べると圧倒的レベルで歴然の差があり、料理は妻が作っている状態だ。
あんなに妻は自分の為に尽くしてくれているというのに、それに比べて自分はなんてザマだ！
妻も最近何か悩み事をしているみたいだし、相談されないってことは信用されていないってことじゃないのか！？これじゃあまるでただの同居しているセックスフレンドじゃないか！！
ダーリン・ブランドー
（酒！飲まずにはいられないッ！あのクズの様な父親と同じ状況になりかけている！クソ！）
そう考えてはまた一口、酒を飲む。
自分の父親・・・いや、父と親という単語を使うのも嫌になるあの生ゴミは最低なクズ野郎だ。
金目の物を見つけると即売り、高級品を見つけると即買い漁る強欲で、仕事も怠けてばかり。
豪快に行くかと思いきやマニアックな趣味を持っていて本性は凄く気持ち悪い。
それだけなら1000歩譲って許せた・・・自分は趣味に口を出すほど心が狭いわけじゃないからな。
だがあの粗大ゴミは男としてやってはいけないことをやったんだッ！あのクソが！
まず紳士的な態度で母親に近づき、母親とある程度いい関係になった所で交際を持ちかけた。
母親はこれを一晩考えた後OKしたのだが、この母親の選択が母親の運命を分けたのだ。
最初に同居することになったのだが母親はゴミ親父が夜遅くまで出歩いている事を心配していた。
それをマヌケは「己の名にかけて浮気はしてない事を誓おう！」とほざきやがった。
母親はそこを心配しているわけではなかったが名前に誓われた気迫に押され何も言えなかった。
後々わかったが深夜に外出した理由は母親にバレないよう高級品を見つけて買い漁る為らしい。
本当に人間のクズだな。
そしてこの社会のゴミは遂にやりやがった。
母親が自分を孕んだ事が発覚したらボロクズは財産や高級品を全て持って逃げやがったんだ！
既に生活は苦しかったはずなのに母親は自分を産んで更に苦しくなっていた！
そして栄養失調と働きすぎの疲労により母親は死んだんだ！
今でこそアンデット（ヴァンパイア）となって生きてはいるが怒り、憎しみは今でも存在する！
・・・だが母親は「お父さんを恨まないであげて？」と言ってくる。
自分を一人で育ててくれた母親には悪いがそいつはできそうにない。
母親はその死に損ないのせいで苦労して死んだ。
あいつの血がこの体に流れていると思うだけで、気が狂いそうになるッ！
現在あのくたばり損ないは自警団に居場所を突き止められ既に囮調査で現行犯逮捕された。
だがどういうわけか母親が話をつけてあの極悪非道嘘吐き犯罪者を釈放することになったのだ！
それを聞いた瞬間頭の中が真っ白になったね。
話によると、クソ親父はそれに感動して改心して母親と遠距離恋愛をしているようだ。
しかし、俺にとってはクソ親父はクソ親父、母親を傷つけた事には変わりない。
その廃棄物を処理しに行かないのは母親の言葉と魔物娘である妖狐と結婚したからだろう。
魔物娘は人間が大好きだ、だから何が何でも生かそうとする。
例えそれが凶悪強盗犯でも、快楽殺人鬼でも、自殺悲願者でも、誰であろうと生かそうとする。
まあ、そういう甘いところも好きだけどな。
だから必然的に母親の仇の所へは行けない。
まあ多分してしまえば母親が悲しむだろうし、結局できないんだけどな。
そして今、そのクズの様な父親とほぼ同じ状況になりかけているのでは？と疑問に思い始めた。
それが確信に変わったのは妻が悩みを持っていることだ。
信頼しあっているはずなのに何故悩みを打ち明けないのか？
それは悩みの種が俺自身の可能性もある。
が、最も可能性が高いのは俺が信頼できないからだろう。
だから悩みを話してくれないと俺は思ったわけだ。
つまり、
母親はクソ親父の悩みを持っていた。
↓
俺は妻に悩みを持たせてしまっている。
↓
つまりクソ親父と同格。
と言う訳だ。
このままでは、折角築き上げた幸せも、何もかもおしまいだぁ。
そんなこんなを色々考えていたら、自宅に着いた。
・・・妻はもう帰っているようだ。
俺は重い足取りで玄関の扉を開けた。
《妖狐と夫の家》
夫
「ただいまー」
俺は靴を脱ぎながら妻に帰ってきたことを伝える。
妖狐
「あら？お帰りなさーい♪」
夫
（なんだ？今日は元気そうじゃないか）
そう思いつつリビングの扉を開けると・・・。
夫
「どうしたー？今日は何か良い事でも・・・ファッ！？」
妖狐
「ダーリン♥これどうかしら？似合う？」
そこにはいつもと違う妻が立っていた。
ぱっと見いつも通り赤いチャイナドレスを着た普通の妖狐に見えるだろう。
しかし、それは大きな間違いだ。
まず、肌の露出がいつもと比べて少ない。
どれくらい少ないかというと、まず胸部分に穴がないし、前掛け部分にも穴がない。
腕は完全に露出されているが谷間の部分や前掛けの部分に穴がないのは驚きだった。
しかも左足の方にスリットはない。
淫乱である妖狐がこんな清楚な格好をするとは、一体どうしたというのか？
夫
「ど、どうしたんだい・・・？その格好・・・？」
妖狐
「ある人から教えてもらったの。これもエロスの道の一つなのよ？」
夫
「いやいや、その清楚な格好のどこにエロが混じっているんだい？」
妖狐
「フフフ♪私のチャイナドレスをよく見てみて♪そうすればきっとわかるはずよ？」
夫
「？？？どれどれ・・・？」
私は妖狐をよく見てみた。
そして私はこの服に隠されたある秘密を知ってしまった。
そう、これは誘惑用ではなく甘酸っぱい性春用の服だったのだ！
え？つまり、どういうことだってばよ？だって？
まず順を追って腕から説明しよう。
その手には当然手袋の類はない。
普段は他に目が行ってしまうので見る機会は少なくなる。
しかし、改めて見るとポキッと折れてしまいそうに細く、爪も美しく、見てるとドキドキしてしまう。
腕はふにふにして柔らかそうで、思わず頬でスリスリしてしまいそうになる。
そしてなんとその下半身にもドキドキ要素が含まれていた！
右足だけ露出というのが清楚を保ちつつ微妙で絶妙ないやらしさを兼ね揃えている。
スリットもギリギリまでとなっていて前掛けを少し捲れば見えてしまいそうだ。
が、あとちょっとで見えそうなのにまだまだ見えないというもどかしさが下半身にはあった。
『見えそうで見えない』『チラリズム』『露出少なめ』という上級者向けのエロス。
俺はそれに興奮を通り越して感動を覚えていた。
夫
「そういうことか・・・」
妖狐
「わかってくれた？」
夫
「ああ！最高だよ！」
妖狐
「ありがと、フフ♪」
君達も経験した事があるだろう？
階段を上がってゆく等で女子のスカートの中が見えそうになっている時とか。
見えそうで見えない・・・あとちょっと・・・成功か失敗か問わずその行為はドキドキしたはずだ。
そんな感じの滲み出るエロスを再現したのが今の妻の服装だ。
夫
「たまにはこういうのもいいなぁ・・・」
妖狐
「・・・ねぇ、貴方。」
夫
「ん？なんだい？」
妖狐
「見て・・・」
そう言って妖狐はスルスルと前掛けをたくし上げ始めた。
徐々に露出されていく太もも、撫で回したいくらいにスベスベしている。
そう考えている間にも前掛けはどんどんたくし上げられていく。
そしてそれは期待している瞬間に確実に近づいていた。
もう内ももまで見えてしまっている。
あとちょっとでパンツが見える！というところで・・・。
妖狐
「はい！おしまい！」
無情にも前掛けは戻されていた。
妖狐
「フフフフ♪見たかった？」
山岸夫
「なぜ・・・！なの・・・？なぜ！？やめちゃうの・・・？どうして途中でやめちゃうのォオオオ～ッ！！」
妖狐
「残念でした！ちなみに今夜はセックスもしません！」
夫
「何故だぁ！！」
妖狐
「それはヒミツ、しばらくの間我慢して♪」
壊死夫
「あァァァんまりだァァアァ！！」
この日の夜、悶々としながら眠りについたのは言うまでもない。
しかしここからが本当の地獄だった。
妖狐
「えい♥」
夫
「ボフゥ！？」
あるときはパフパフされたり・・・。
妖狐
「寝心地はどう？」
夫ータ
「最高っすよー！」
膝枕されたり・・・。
妖狐
「私の尻尾を枕にしてみて♪尻尾は気持ちいいかな？」
夫ジュン
「凄く・・・気持ちいいです・・・」
更に尻尾で枕の代わりにして寝っ転がったり・・・。
妖狐
「よしよし♪」
夫
「わーい。」
またあるときは添い寝からのナデナデ攻撃だったり・・・。
しかし、イかせてはくれないので、生殺しもいいことだった。
そして・・・とうとう我慢の限界がきてしまった。
《寝室》
夫
「頼む・・・ヤらせてください！」
妖狐
「ダーメ！」
夫
「どうして！？何故！？」
妖狐
「どうしても教えて欲しいなら私の質問に答えなさい！」
夫
「は、はい！」
妖狐
「一体何で悩んでいるの？」
夫
「そ、それは・・・」
妖狐
「言えないの？私の事が嫌いなの？」
夫
「それは違う！」
妖狐
「じゃあ言えるよね？」
夫
「わかった！言うよ！もう・・・」
そして俺はエロには勝てず、白状したのだった。
夫
「最近妻が悩みを持っているみたいだから心配で・・・」
妖狐
「それで？」
夫
「全然相談してくれなかったから、もしかしたら俺は信用されてないのかと・・・」
妖狐
「え・・・？」
夫
「そのまま俺に愛想を尽かして何処かに行ってしまうんじゃないかと心配で・・・」
妖狐
「そんなわけがないじゃない！」
夫
「！？」
妖狐
「断言するわ！私は貴方を愛している！」
夫
「俺もだ！キミを愛している！！」
妖狐
「貴方ァ！！」
夫
「おっとっと・・・」
愛を再確認したところで妻が俺の胸に飛び込んできた。
やっぱり俺には妻以外と一緒なんてありえないな。
なぜなら俺は妻を世界で一番愛しているからだ。
―HAPPYEND―
妖狐
「ところで・・・事後は何を悩んでいたの？」
夫
「エロのバリエーションを考えていたのだが・・・」
妖狐
「私は別れるのか心配していたのだけれど・・・」
パラ夫
「え！？す、すまんかった！だから魔力を静めろ、我妻よ。」
妖狐
「私の苦労は一体・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ（ry
夫ガス
「お、おお！や・・・やめろ！妻よ！それ以上魔力を高めるなー！やめろ！妻よ！落ち着けェ！」
妖狐
「もう知らない！罰として後一週間射精禁止！！」
夫
「勘弁してくれーッ！！」
結局最初のお願いが叶う事はなかった・・・。
～リア充爆発した～
13/12/26 17:14更新 / 6（｀ロ）9