連載小説
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フェンリル高校群像劇
入学式

フェンリル第三高校。魔物娘も、人間も、異世界から来た人間も含む多くの生徒が在籍している大規模高校。

20XX年。今年も数多くの生徒が新しく入って来た。

新入生、約600名。現在の生徒数、約4000人。教師の数は500人。圧倒的な人員を用いた教育はそこらの高校に負けはしない。当然のことだが、偏差値は高く、入って来た者たちは皆努力を欠かさなかった、純粋な努力者たちである。

入学してくる人は実にさまざま。ジパングの人間だけでなく、レスカティエ教国から来たものや、魔界から来た者。反魔物領から来る留学生もいるほどである。当然だが、魔物はありとあらゆる者が来ている。魔王の娘も一般生徒として多く入学しており、世界的にも一目置かれている。

フェンリル第三高校には数多くの部活がある。体育系の部活であるなら、陸上部やバスケットボールなど有名な物から、中には総合格闘研究部といった人間で入部するものがいるのかわからないものや、カバディ部といった、もはや最初に部を設立した奴はネタで作っただろうという部活もある。
文科系ともなればもはや混沌としており、名前を聞いただけでは何をするのかわからないものもある。

さて、本日はフェンリル第三高校、第三十四期生の入学式である。ざっと新入生の席を見る限り、まさにカオスというのにふさわしい様相だった。パイプ椅子に座れず、ベンチやプールを用いる生徒。既に異性に狙いを定めようとしているのか、辺りをきょろきょろしている生徒。居眠りをしている生徒、真面目に校長の話を聞こうと背を正している生徒……実に様々だ。

この少年少女たちは、卒業までの三年間、どのような物語を紡ぐのだろうか……


一組目:サキュバスになった幼馴染と、生徒会庶務のリリムのお話

二組目:元祖ツンデレヴァンパイアと不器用な男の子のお話
フレンドリィラブ(サキュ&リリム)−113/11/25 08:44
フレンドリィラブー213/11/25 08:44
手と手をつないであなたがほしい(ヴァンパイア)−113/11/25 08:44

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まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33