路地裏のお姉さん
両親が夫婦水入らずの旅行に出かけた、その日の夜。
少年は、近所のコンビニに出かけていった。
(しばらく一人かぁ…何をしようかな)
店を出ながら、少年は今後の予定について考えを巡らせていた。
(あれ? 誰かいる?)
帰路についた少年は、通り道である路地裏に誰かが座りこんでいるのを見つけた。
「…………えっ?」
少年は、その人物の姿を確認すると言葉を失った。
それは、少年の近所で一人暮らしをしている、女子大生の魔物娘だった。
前々から知り合ってはいたが、どのような魔物なのかは把握していない。
赤い顔を見るに、どうやら泥酔して眠ってしまっているようで、全く反応がない。
「Zzz…♪」
少年は、見知った顔のだらしない姿に戸惑いを隠せない。
まして、「近所の綺麗なお姉さん」だった彼女がそんな姿を見せているのだ。
「…だ、大丈夫ですか?」
声をかけるが、反応はない。
肩を叩いたり、揺さぶったりしても、起きる気配はない。
「…………どうしよう」
困惑しながらも、少年は彼女の身体から目を離せずにいた。
ワイシャツははだけ、豊満な胸の谷間とブラ、細い腰とヘソまで見えている。
あぐらをかくように座っているため、短いスカートからは白い下着がモロに出ている。
こんなにも、無防備。
少年は、思わず股間に圧迫感を覚えてしまう。
辺りを見回す。
人影は全く見当たらず、近所の家にはもう明かりが点いていない。
家の方角に目を向ける。
ここからたったの20m。彼女の家にも遠くはない。
自分の家の中の様子を思い返す。
両親はしばらく不在で、自分一人。
そして目の前には、無防備に眠っているお姉さん。
「…………」
不純な思いが芽生えてしまっても、誰が少年を責められよう。
少年はその女性を背負い、注意深く辺りを見まわしながら歩きだした。
自分より身体の大きな相手を背負うのは大変だが、足は動いてしまう。
このまま、彼女自身の家まで送り届けることもできる。
家の鍵を探らないといけないが、そうするのが一番無難だろう。
しかし少年は、そのまま自分の家へと向かう。
そして彼女を背負ったまま中に入り、鍵をかけてしまった。
・
・
・
少年は、彼女を自分の寝室のベッドに横たえた。
豆電球のみで薄暗い部屋の中、彼女はまだ眠ったままだ。
「…………」
今ならまだ、「一旦自分の家に運んだだけ」と言ってしまえる。
外に置いておくのは物騒だったから、でも彼女の家の鍵を探すのも大変だったから、と。
ここで部屋を出て、朝まで別の場所で眠る。
起きた彼女に事情を話して、自分の家に帰す。
それで、問題はないはずだ。
しかし、少年はもう、劣情を抑えきれなかった。
近所のお姉さんの、こんな無防備な姿を見せられて。
辺りに誰もいない、家にも誰もいないなどという状況で。
興奮で吐息が荒くなる。
震える手で、恐る恐る彼女のワイシャツに手を伸ばす。
大きく唾を呑み込み、辛うじて留まっていたワイシャツのボタンを慎重に外す。
外し終わると、そっとワイシャツを開いた。
大きく、柔らかそうな乳房が、一方で細い腰回りが、すべて露わになる。
まだ引き返せる。
少年は一瞬だけそう躊躇ったが、結局はその手を止められない。
ゆっくりと、その柔らかそうな乳房に手を近付けていく。
そして、その胸に触れた。
少し触っただけでも、そのマシュマロの様な、フワフワとした柔らかさに魅了される。
ゆっくりと、その胸を揉む。
手の中で、ブラ越しにも分かる柔らかな感触が、簡単に形を変える。
彼女の表情を見るが、眠ったままで、反応はない。
こうなると、もう突き進むしかない。
生憎とブラの外し方は知らないので、上の方にずらしてみる。
ブラの下から、綺麗な桃色の乳頭が顔を覗かせた。
恐る恐る、その小さな突起を指でつまむ。
少し触ると、その突起は固くなり、弾力を感じるようになった。
再び、彼女を見る。これでもやはり、特別な反応はない。
少年は思い切って、乳房に顔を寄せる。
そして、その乳首にゆっくりと吸い付く。
流石に母乳などまだ出ないが、少年の舌にはその突起の感触がはっきりと残る。
胸を吸いながら、その体勢のままで彼女の顔を見る。
化粧もしていないのに綺麗な顔が、無防備にすぐ近くにある。
少年は顔を彼女の顔へと寄せて、その唇に唇で触れた。
つい一時間前までは、こんな形でファーストキスをするなんて思いもしなかった。
そして少年は、彼女の下半身に目をやる。
むちむちとした太ももが、短いスカートから伸びている。
もう、ここまで来たら。
少年は彼女のスカートに手を伸ばす。
捲りあげると、先程も見た白い下着が姿を現す。
幸いにも左右に紐がついているタイプで、脱がせるのは簡単そうだ。
その内には、初めて生で見る、女性の秘所。
毛の生えていない、その秘所の中心。ピンク色の肉に包まれた入口。
更に下の方には、細い尻尾が背中の方へと延びているのが分かる。
(こ、これが…女の、人、の…)
反射的に、少年はそこへ手を伸ばした。
湿った感触が、少年の指先に伝わる。
プニプニとした弾力のある肉が、少年の指に押されて形を変える。
膣口の中に、二本指を入れる。
温かく、湿った肉壁が、その指を包み込む。
指がそのまま根元まで、ズブズブと呑み込まれていく。
指を引き抜く。
膣の中で湿らされた指が、外気に触れてひやりと感じる。
思わず、その指を舐める。
ほんの少しだけしょっぱい。
これが、彼女のナカの味。
少年の肉棒は、さっきから痛いほどにガチガチに勃起している。
彼女の顔を見る。これだけされても、全く起きる気配はない。
そしてその身体を見る。胸も、膣も、すべて曝け出された、無防備すぎる寝姿。
もう止められない。
少年は、ゆっくりとズボンを、パンツを脱ぎ捨てた。
自分でも今まで見たことがないほど、固く大きくなったそれが下着から跳ねあがる。
少年は彼女の足元から、ベッドに膝立ちで上がりこむ。
膝歩きで近付きながら、彼女の膝を持ち、両脚をM字に開いて曲げさせる。
少年の肉棒が、彼女の膣口のすぐそばに。
肉棒を掴み、膣口に照準を合わせる。
まだ、今なら引き返せる。
「触っただけ」なら、服さえ戻せば彼女が起きても気付かれない。
自慰ぐらいに留めれば、法的にはともかく、バレてしまうことはない。
だが。
こんなに無防備に。こんなに近くに。自分たちしかいない家で。
魔物相手に、我慢するなど、とても、とても、
「…………」
背徳への興奮と恐れで、少年はそのまましばらく固まっていた。
自分は、いけないことをしようとしている。
今度こそ、起きてしまうかもしれない。
分かっている、分かっている、だけど、でも、
…彼女が、悪いのだ。
あんなところで、酔っぱらって、寝ていて、無防備で、何しても起きなくて、
こんなにも、魅力的な、身体を、曝け出して、…………
少年は再び、彼女の全身を見た。
相変わらず反応はない。
綺麗で、魅力的で、扇情的な身体。
目の前にあるコレを、今、自分は、好き放題にできる…
意を決して、少年は亀頭を彼女の膣口に押し当てる。
先程触った肉の感触が、最も敏感なところに伝わる。
少年は、そのまま腰を前に押し出した。
ずぶ。ずぶ。ずぶぶ。
少年は、そこから目を離せなかった。
憧れの、お姉さんの、膣に、自分の、肉棒が、呑み込まれて、
あたたかい。
きもちいい。
肉壁を押し広げていき、とうとう根元まで。
肉棒が、完全に彼女の膣内に収まってしまった。
興奮のあまり、逆に息を詰まらせながら、彼女の顔をまた覗く。
自身の膣にガチガチの肉棒が入っているというのに、それでも起きる気配はない。
少年は、腰をゆっくりと前後に動かし始めた。
引くときは、カリに肉壁が絡みつき、
押すときは、亀頭を肉壁が撫で上げ、
一突きごとに、これまで想像したこともない快感が脳へ上ってくる。
「んっ♪」
少年は、ハッと彼女の顔に目を向ける。
今、明らかに彼女の声がした。
だが、彼女は喘ぎ声を漏らしながらも、起きてはいないらしい。
反射的に声が出ているだけのようだ。
「んっ…んっ♪」
その可愛らしい喘ぎ声は、ますます少年の興奮を煽る。
少年は彼女の胸へと手を伸ばし、その柔らかな乳房を再び揉みしだき始める。
腰の動きも、段々速くなってくる。
腰と腰がぶつかる、弾力のあるパンパンという音が、喘ぎ声と共に少年の耳に響く。
初めてのセックスにして、こんなシチュエーションで、魔物娘の身体で。
それほど経たないうちに射精感が上ってくるのも、無理もない話だ。
でも、流石に。
膣内射精してしまうのは、流石に、流石に、いけない事どころではないだろう。
せめて、出すときは、外に、
…止まらない。
このままではまずいと思っても、膣から肉棒を引き抜くことができない。
そうこうしているうちに、肉棒の根元まで精液が上がってくるのが分かった。
(だ、駄目、駄目、駄目、駄目、駄目っ…!)
駄目だと思いながらも、肉棒は膣の奥を突こうとするのを止められない。
伴う快感が、次第に彼の思考まで蕩けさせてしまう。
もう、どうなってもいい。
このまま、出してしまいたい。
彼女に覆い被さり、胸を揉みし抱き、耳元で喘ぎ声を聞きながら、腰は動く。
もはや射精は止められない。
抜かなければ大変なことになるが、抜いてしまえない。
一際強く膣奥を突くと共に、彼女の膣が、絶頂したのか肉棒をギュッと締め付ける。
同時に、限界が訪れた。
ドクン、ドクン。
肉棒が脈打つのが分かった。
亀頭の中を、ドロリとした液状のものが次々と通り抜けていくのが分かった。
出して、しまった。
眠っているお姉さんの膣内に。
最奥部に、子宮の中に。
大量に、射精してしまった。
脳みそを駆け巡る快感が落ち着くと、途端に焦りが出始める。
とんでもないこと、取り返しのつかないことをしてしまった。
肉棒を引き抜くと、亀頭は白く染まっている。
膣口からは、ドロリと精液がこぼれる。
少年は慌てて膣口からこぼれる精液を拭き取る。
自身の亀頭に付着した分も拭き取る。
これからどうするか。
何とかして鍵を探して、彼女を家に送り届ける。
それとも、元いた路地裏に戻す。
起きたとき、これを自分がやったとバレない方法はないわけではない。
と、窓の外から、水音が聞こえてくる。
まさかと思って窓を開けると、急に強い雨が降りだした。
少年は、天気予報で、今晩から明日にかけて強い雨が降ると言っていたのを思い出す。
しかもよく見れば、路地裏の近くの家に電気が点いている。
夜遅くに誰かが帰ってきたのだろうか。窓を開ければ見つかってしまう。
これで、少なくとも外に置いてはいけない。
彼女を背負ったまま、雨の中を行くのも大変だ。
明日まで降り続けるなら、雨が止むのを待つわけにもいかない。
それでも、バレてしまうよりは。
少年は彼女を送り届けるため、鍵を探し始めた。
彼女の荷物や服を探ってみるが、それらしきものは見当たらない。
まさか、何処かに落としてしまっているのだろうか?
それでは、元々家には帰れなかったということではないか。
少年の首筋を、冷たい汗が流れる。
起きるまで、ここに置いておくしかない。
少年は家の中から、ビニール紐とガムテープ、アイマスクを探し出した。
起きて、暴れられれば。
助けを求めようと、大声を出されれば。
どこかに連絡されてしまえば。
一巻の終わりだ。
せめて、動けないように。
少年は、彼女の両手首、両足首を、ビニール紐で縛った。
そして、口をガムテープで塞ぎ、アイマスクをつける。
声と視界、身動きを封じられ、横向きに寝かされた彼女の姿が、少年に突き刺さる。
自分は確実に、やってはいけないことをしている。
なんてことをしているんだろう。
ああ、でも。
その身体と、その快感を知ってしまったら、もう戻れない。
手放したく、なくなってしまう。
そう、元々は、あんなところで泥酔して眠ってしまっていた彼女にも責任がある。
必死に自分を正当化すると、部屋に毛布を敷いて、自分はそこにくるまる。
とは言っても、興奮と恐怖で眠れそうにないのだが。
・
・
・
翌朝も、やはり雨。
結局一睡もできなかった少年は、彼女が起きるのを待った。
「…………ん…んぅっ!?」
彼女が目を覚ました。
自身の状況を把握できず、ベッドの上で身体をよじらせる。
「…暴れないで!」
少年が、口を開いた。
声を出さずにいればバレないとも思ったが、話せないとこういう時に説得できない。
「んっ!? ん…んん!?」
恐らく、声の主が誰であるかも気付いただろう。
家が近所なので、話をしたことも一度や二度ではなかった。
少年は、彼女のアイマスクを外す。
「ボクです。お姉さんをこうしたのは」
「んっ…!?」
「昨夜、お姉さん、酔っぱらって、そこの路地裏で寝てたんですよ」
「んー…んぅ」
「鍵も見つからないし、雨も降るし、ボクの家に連れてきて…」
「…………ん? ん!?」
と、彼女は自身の身体の違和感に気付いた。
下腹部に視線を向け、太ももを擦り合わせている。
恐らく、昨日何をされたか何となく気付いたことだろう。
「…………お姉さんが、悪いんです」
「?」
「あんな…あんなに、無防備で、何をしても起きなくて、ボクは…ボクは…っ!」
少年は、彼女の背中に抱き着いた。
「んっ!?」
「お姉さんは、もう、ボクの、ものです…っ」
「んぅ、んぅっ!?」
「知って、ますよ…魔物って、男の人の精液、ごはんにするんでしょ…?」
「ん…んぅ…」
「だから…今からっ、また…お姉さんをっ!」
少年の理性は、異様な状況の中で、完全に壊れてしまっていた。
残っているのは、独占欲と情欲。
少年はまた肉棒を出し、後ろから彼女の膣に押し当てる。
「んっ!? んんんっ!」
「もう、だめです、とまり、ません…っ」
そしてそのまま、膣内へと再び肉棒をねじ込んだ。
「んぅぅぅっ!」
「あぁ…あったかい、です、おねえさんの、なか、やっぱり、きもちいい…♪」
もはや何の躊躇もなく、少年は腰を振り始め、背後からその胸を揉みしだく。
「んぅっ、んんっ、んっ…♪」
「おねえさんも、きもちいいん、でしょ…? だから、いいじゃない、ですか…♪」
思わず喘ぎ声を漏らす彼女を、少年は四つん這いの体勢にする。
そのまま、後背位で膣を夢中で突きまくる。
「んっ♪ んっ♪ んぅっ、んっ♪」
「なんどでも、なんどでも、こうしてあげますっ…♪」
抵抗できない相手を、乱暴に犯す。
「抵抗しない」だった昨夜のそれよりも、興奮は段違いに高まる。
そして、絶頂に向かうのもそう遅くはない。
「あぁ♪ もうすぐ…でそうです…♪ いいですよね…? なかだし、します…♪」
「んっ…んぅぅっ!? んん! んんぅっ!」
驚きか恐怖かで、彼女は声を上げる。
その声は、少年の情欲を更に滾らせるだけだった。
「あぁっ…♪ でる…でるでる、でますっ、おねえさんのなかに、だしますっ♪」
「んんん! んぅっ!?」
腰の動きが激しくなったかと思うと、一際強く、膣奥へと肉棒がねじ込まれた。
どくん。どくん。
肉棒が、脈打つ感覚。
その音が、二人の耳に届きそうなほど。
少年は、彼女の子宮に精液をぶちまけた。
「あ…あぁぁ…♪ でてます…♪ いっぱい、なかに…♪」
「んぅぅぅぅ…」
彼女は、うなだれるようにがっくりとベッドに倒れ込む。
「今日から…もっと、ずっと、こうしていましょうね、お姉さん…♪」
「んぅ…」
少年は肉棒を引き抜くと、すぐに彼女のカバンから何かを取りだす。
「こぼれないうちに、これで塞ぎますね…♪」
「ん? …んぅぅっ!?」
そしてそれを、膣口に押し込む。
それは、肉棒を模したピンク色のディルドだった。
「カバンの中にこんなの入れて、持ち歩いてるなんて…使ってたんですよね…?」
「んぅっ…んん…」
「やっぱり、おねえさん、えっちです…こうされても、仕方ないですよね…♪」
そしてそのまま、部屋を出ようとする。
「また後で来ます。また、いっぱい、しましょうね…♪」
少年が退室し、彼女は一人残される。
「…………んふふ…♪」
彼女―クノイチが密かに発した笑い声は、少年に届くことはなかった。
・
・
・
少年は、その日のうちにも、何度も彼女を犯した。
「あぁっ、でるよっ、いっぱいっ♪ うけとめてっ、おねえさんっ♪」
「んぅぅぅぅっ♪」
何度膣内射精を繰り返しても、次に犯すまでには充填が完了している。
そのたびにディルドで塞がれ、彼女の下腹部は精液で膨らんでいた。
夕方には彼女を風呂につれていって洗い、そこでもやはり犯す。
その膣からは、1リットルに届こうかという程の精液が零れ出た。
「んぅ…っ」
「ふふ…ボク、こんなに…いっぱい…おねえさんに…♪」
ビニール紐とガムテープも、抵抗させないように押さえながら取り換える。
今度は両腕を後ろ手に回し、足は開かせて足首を物干し竿に括り付ける。
対面で犯せるようにしたのだ。
夜中にも、何度も何度も彼女を犯し続ける。
正常位で、その胸にむしゃぶりつきながら、再び幾度も膣内射精を繰り返す。
「ちゅぷっ、ちゅぱっ♪ あぁ…おっぱいも、おまんこも、きもちいいっ…♪」
「ん…んん…」
両手首をベッドに括り付け直すと、今度は胸で肉棒を挟ませる。
柔らかな乳房に包まれ、彼女の顔に向けて何発も射精した。
「おねえさん…いっぱい、だすよっ…♪ そのきれいなおかお、汚しちゃうね…っ♪」
「んっ、んぶっ…!」
その姿に興奮した少年は、膣内射精だけでなく幾度も身体に向けて射精しだす。
日付が変わる頃には、彼女の全身は真っ白に汚されてしまった。
「おねえさん…とっても、えっちだよ…ボクに…ぜんぶ、よごされちゃってる…♪」
「…………んぅ…」
意識が朦朧とした様子の彼女を尻目に、少年はまた毛布にくるまる。
精力は湧いてくるが、体力は無尽蔵とまではいかない。
昨夜は徹夜で、日中は何度も犯して疲れたためか、少年はすぐに眠ってしまった。
「…………」
少年が眠るのを見届けると、彼女―クノイチは行動を起こし始めた。
・
・
・
翌朝、目を覚ました少年は、すぐに違和感に気付いた。
目を開けているはずなのに、真っ暗。
毛布ではなく、ベッドの上にいる感触。
口を覆われている感触。
手首と足首に紐の感覚があり、動かすことができない。
これは、まるで。
昨日、自分が彼女にしたのと、同じ状態。
両手足を縛られ、視界と声を封じられている。
訳がわからず混乱していると、声が響く。
「どう? 目が覚めたかしら?」
「…………!?」
彼女の声だった。
おかしい、動けないはず。喋れないはず。
「わけがわからない、って感じね」
アイマスクを外される。
やはり、自分の部屋で、自分がベッドに寝かされていた。
声の方を向くと、彼女は一昨日の晩と同じ服装をしていた。
「私、クノイチだよ? 尻尾を使えば、紐なんてすぐに切れちゃうもん」
「ッ!?」
クノイチは、その尻尾を伸ばして見せる。
少年はそれでも状況が呑み込めなかった。
それができるなら、どうして…
「さてと、それじゃあ…」
考える間もなく、クノイチが少年のズボンをずり下げた。
「お仕置き、しちゃうわね♪」
「んぅっ!?」
抵抗しようとするが、手足を押さえられると、全く身動きがとれない。
これほどに力があるなら、自分に押さえつけられても動けたはずなのに…
「暴れちゃダメ。ねぇ、キミは私に何をしたか…覚えてるよね?」
その言葉に、少年の動きが止まる。
一昨日の晩、眠っている彼女を家に連れ込んだ。
全く動かないのを良いことに、体中を触り、犯し、中出しまでした。
そのまま身動きを封じて、翌日、何度も、何度も、何度も、何度も…
「そうそう…気付いてないみたいだけど、昨日、ベッドにカメラ、仕込んだの」
「…………!?」
「昨日、キミがここで何をしたか…全部、映ってるわ」
「ッ!」
いつの間に、と思うより早く、その事実に恐怖を覚えた。
思い返しただけで、そこにどれほどとんでもないものが映っているかは察せられる。
「みんなに公開しちゃってもいい?」
「!? んんっ、んんんーっ!」
あんなものが世に出てしまったら。
家族や知人に、見られてしまったら。
もう、自分はまともに生きていけなくなるだろう。
「…だから、キミはもう、私に逆らえないの? わかった?」
「んんんっ…!」
これから一体、どのようなお仕置きをされてしまうのか。
自分のしでかした事を思い返して、少年の顔が青くなる。
「ふふ…♪ じゃあ、覚悟してね…♪」
そう言うとクノイチは、曝け出された肉棒をパックリと咥え込んだ。
「んっ!?」
「じゅぶっ、じゅぼっ、ちゅぷぷっ…♪」
そのまま、激しい舌遣いと吸い付きで、肉棒を弄り始める。
舌と頬肉が、肉棒の先から根元までを、唾液でぐちゅぐちゅにする。
「んぅっ♪ んんっ、んぅぅ♪」
「じゅぷぷ、じゅぶるっ、じゅぼぼっ♪」
少年も思わず喘ぎ声をあげ、腰をひくつかせる。
自分が彼女を犯したときとは全く違う、激しく、搾られるような快感。
あっという間に、少年の肉棒の根元まで精液が上がってくる。
射精まで、時間の限界…
「じゅぶ…………っと、やーめた♪」
「んぅっ…!?」
クノイチは、突然肉棒から口を離してしまう。
もう少しで射精できそうなところを止められ、イキきれなくなってしまう。
そして、射精感は収まってしまった。
「んぅ…」
「うふふ、もういいかしらね…………じゅぶぶっ、じゅぼっ♪」
「ッ!?」
かと思えば、クノイチは再び肉棒に吸い付き、激しくしゃぶり始める。
突然の再開に、少年の腰が跳ねる。
また、射精感が上ってくる。
今度こそ、もう…
「…………ぷはっ♪ だーめ♪」
「んんっ…んぅ…っ」
またしても絶頂を迎えられず、肉棒から口を離される。
「これが、私のお仕置き…♪ イカせてあげない♪」
「んっ…!? んぅ…!」
抗議の声も届かず、クノイチは再び肉棒をしゃぶり出した。
幾度、射精を止められたのだろう。
どれほどしゃぶられても、射精するギリギリで止められてしまう。
イキたいのに、イケない。
気が狂いそうになり、目で必死に訴えかける。
「んんっ…んんんっ…!」
「…イキたいの?」
「んっ、んんっ!」
激しく首を縦に振り、涙目になりながら懇願する。
「…………そうねぇ、それじゃあ」
クノイチが、少年の耳元で囁く。
「何でもするって、約束しなさい」
「…ッ!?」
「これから、キミはずぅっと私のおもちゃ。それでいいなら、イカせてあげる」
「んぅ…」
昨日、少年がしたことの意趣返し。いや、それ以上。
ずっと、このクノイチの言いなりにされ続ける。
一瞬、躊躇する。
それを見たクノイチは、少年の考えがまとまる前に背を向けてしまう。
「ダメなら、もう終わり。じゃ、バイバーイ♪」
「んっ! んんんーっ!」
少年は口を塞がれたまま、必死に叫んで呼び止めようとする。
「なぁに? どうしてほしいの?」
「んん…んんん…」
クノイチは振り返ると、少年の口のガムテープを慎重に剥がす。
「なんでも…します…」
「…何をするってー?」
「おもちゃに…なります…」
「えー? 聞こえなーい♪」
わざとらしく聞き返す。
少年は、すべてのプライドを打ち砕かれ、叫んだ。
「なんでもしますっ! おもちゃになりますっ! だからっ…!」
「だから?」
「…イカせて…くださいっ…おねがい…します…っ!」
それを聞いたクノイチは、満足げな笑みを浮かべた。
「そう…♪ いいわよ、イカせてあげる…♪」
「ッ…!」
「ただし…ずぅっと、ずぅっとイカせ続けてあげる…♪」
「…え…?」
クノイチは、少年の上に跨った。
スカートをめくり上げると、下着をつけておらず、秘所が丸見えになっている。
「やめてって言っても…やめてあげない…♪ 私の気が済むまで…してあげる…♪」
「そんな…っ」
声を上げようとするが、クノイチが一気に腰を落とすと、その声は途切れた。
ズブブッと激しい音を立てて、肉棒が膣内に呑み込まれる。
昨日とは比べ物にならない圧力で、肉棒を締め付けている。
「あぁぁっ!?」
「うふふ…こんなに、固くして…♪」
そのままクノイチは、腰を前後左右、上下に激しく振りまくる。
同時に、膣肉が肉棒をぐちゅぐちゅに揉みしだしていく。
「んぁっ、あぁっ、ひっ、やぁぁ♪」
「良い声…昨日、こんな可愛い声、出してくれなかったじゃない…♪」
自分が犯すのと犯されるのでは、出る声も全く違う。
言語の体を成していない喘ぎ声しか出せず、少年は腰を震えさせる。
そして、先程までずっと我慢させられていた精液が、再び肉棒へと上ってくる。
「あっ、あぁぁっ、おねっ、さっ、ボク…イキ、そ…っ♪」
「出したいのね? いいわよ、いっぱい出しちゃって…♪」
クノイチの腰使いが更に激しくなる。
先程までは止められていたところでも止まらず、射精に導かれる。
「あっ、あぁっ、あっ、あぁぁぁぁぁ♪」
喘ぎ声と共に、肉棒が脈打つ。
溜め込まれていた精液が、クノイチの子宮内に注ぎ込まれる。
「ようやくイケたねー♪」
「はぁっ…はぁっ…♪」
「じゃ、まだまだイッちゃおうね…♪」
「え…? あ…あぁぁっ!?」
余韻に浸る前に、クノイチは再び腰を動かし始める、
射精したばかりの肉棒が、再び肉壁でもみくちゃにされていく。
「やぁっ…! まだっ、イッたばっかり…っ、ああっ♪」
「言ったでしょー? やめてあげない、って…♪」
犯す時と違って、自分のペースで射精できない。
敏感になった肉棒は、次の射精の準備をすでに始めてしまう。
「あっ、あぁっ、あっあっあっ、あぁぁぁ♪」
「さー、どんどんイッちゃいなさいっ…♪」
二度目の射精の時は、クノイチは一瞬たりとも腰を止めなかった。
精液を搾られると同時に、次の射精に向けて激しく弄られていく。
「だっ、だめぇっ、だめえぇっ!」
「やめないよ…♪ 絶対やめない…♪ おかしくなるぐらい、イカせてあげる…♪」
クノイチは膣をギチギチと締め上げ、まだまだ精液を搾ろうとした。
三回。四回。五回。六回…
何度射精させられたか、途中から数えることもできなくなった。
既に、昨日一日中彼女を犯し続けて出した精液よりも多く搾られている。
少年の意識は朦朧としていた。
「あ…あぁぁ…あ、あぁ…♪」
「もうそろそろ限界かな? じゃ、これで…っ♪」
一際強く腰を沈めると同時に、肉棒が脈打つ。
精液が注ぎ込まれると同時に、少年はがっくりと気を失ってしまった。
クノイチの腹部は、大量の精液でぷっくりと膨らんでいた。
「ごちそうさま…♪」
クノイチは肉棒を引き抜くと、すぐさまディルドで膣口を塞ぐ。
あれほど大量の精液が、こぼれることなく膣内に収まった。
クノイチは、気を失っている少年に近付いて囁く。
「おかしいと、思わなかった?」
無論、もはや聞こえていないであろうことは承知の上だ。
「キミが帰ってくるまでの少しの時間で。何をしても起きないぐらい寝てる、って」
前々から少年を狙っていたクノイチは、昨夜、少年の外出直後に家を出た。
両親不在の情報を掴んでいた彼女は、すぐさま路地裏に入り込んだ。
そして、特殊な睡眠薬を飲んだうえで、あの格好で眠っていたのだ。
「顔は赤かったかもしれないけど、お酒臭くなんてなかったでしょ?」
すべては、彼女の策略。
魔物の魔力に充てられた少年が、自分に好き放題してしまうことも。
雨が降り出すことを予測して、戻せなくすることも。
家の鍵が指紋認証とは気付かない少年が、家に帰すのを諦めることも。
自身と交わる快楽に溺れた少年が、あれほど容易く堕ちてしまったのも。
「大丈夫、だからキミは悪くないのよ?」
全ては取り返しのつかないことをしたと思わせて、自身の所有物にする契約を結ぶ為。
おかげで、少年はすっかり彼女に堕とされてしまった。
聞こえないタイミングで全て明かすのも、そうだと知られないように。
「キミに激しく犯されるのも、悪くなかったよ? 気持ちよかったわ♪」
少年優位で犯されたのも、これからは彼女自身が主導権を握るから。
そうなれば、しばらくはこれほど激しく扱われることも難しくなりそうで。
「じゃ、これからもずぅっと、一緒に、私のモノになっててね…♪」
そしてクノイチは、少年に口づけする。
少年を「暗殺」した、その証として。
・
・
・
皆さんも、酔っぱらって寝ている魔物を路地裏で見かけたときはご注意を。
少年は、近所のコンビニに出かけていった。
(しばらく一人かぁ…何をしようかな)
店を出ながら、少年は今後の予定について考えを巡らせていた。
(あれ? 誰かいる?)
帰路についた少年は、通り道である路地裏に誰かが座りこんでいるのを見つけた。
「…………えっ?」
少年は、その人物の姿を確認すると言葉を失った。
それは、少年の近所で一人暮らしをしている、女子大生の魔物娘だった。
前々から知り合ってはいたが、どのような魔物なのかは把握していない。
赤い顔を見るに、どうやら泥酔して眠ってしまっているようで、全く反応がない。
「Zzz…♪」
少年は、見知った顔のだらしない姿に戸惑いを隠せない。
まして、「近所の綺麗なお姉さん」だった彼女がそんな姿を見せているのだ。
「…だ、大丈夫ですか?」
声をかけるが、反応はない。
肩を叩いたり、揺さぶったりしても、起きる気配はない。
「…………どうしよう」
困惑しながらも、少年は彼女の身体から目を離せずにいた。
ワイシャツははだけ、豊満な胸の谷間とブラ、細い腰とヘソまで見えている。
あぐらをかくように座っているため、短いスカートからは白い下着がモロに出ている。
こんなにも、無防備。
少年は、思わず股間に圧迫感を覚えてしまう。
辺りを見回す。
人影は全く見当たらず、近所の家にはもう明かりが点いていない。
家の方角に目を向ける。
ここからたったの20m。彼女の家にも遠くはない。
自分の家の中の様子を思い返す。
両親はしばらく不在で、自分一人。
そして目の前には、無防備に眠っているお姉さん。
「…………」
不純な思いが芽生えてしまっても、誰が少年を責められよう。
少年はその女性を背負い、注意深く辺りを見まわしながら歩きだした。
自分より身体の大きな相手を背負うのは大変だが、足は動いてしまう。
このまま、彼女自身の家まで送り届けることもできる。
家の鍵を探らないといけないが、そうするのが一番無難だろう。
しかし少年は、そのまま自分の家へと向かう。
そして彼女を背負ったまま中に入り、鍵をかけてしまった。
・
・
・
少年は、彼女を自分の寝室のベッドに横たえた。
豆電球のみで薄暗い部屋の中、彼女はまだ眠ったままだ。
「…………」
今ならまだ、「一旦自分の家に運んだだけ」と言ってしまえる。
外に置いておくのは物騒だったから、でも彼女の家の鍵を探すのも大変だったから、と。
ここで部屋を出て、朝まで別の場所で眠る。
起きた彼女に事情を話して、自分の家に帰す。
それで、問題はないはずだ。
しかし、少年はもう、劣情を抑えきれなかった。
近所のお姉さんの、こんな無防備な姿を見せられて。
辺りに誰もいない、家にも誰もいないなどという状況で。
興奮で吐息が荒くなる。
震える手で、恐る恐る彼女のワイシャツに手を伸ばす。
大きく唾を呑み込み、辛うじて留まっていたワイシャツのボタンを慎重に外す。
外し終わると、そっとワイシャツを開いた。
大きく、柔らかそうな乳房が、一方で細い腰回りが、すべて露わになる。
まだ引き返せる。
少年は一瞬だけそう躊躇ったが、結局はその手を止められない。
ゆっくりと、その柔らかそうな乳房に手を近付けていく。
そして、その胸に触れた。
少し触っただけでも、そのマシュマロの様な、フワフワとした柔らかさに魅了される。
ゆっくりと、その胸を揉む。
手の中で、ブラ越しにも分かる柔らかな感触が、簡単に形を変える。
彼女の表情を見るが、眠ったままで、反応はない。
こうなると、もう突き進むしかない。
生憎とブラの外し方は知らないので、上の方にずらしてみる。
ブラの下から、綺麗な桃色の乳頭が顔を覗かせた。
恐る恐る、その小さな突起を指でつまむ。
少し触ると、その突起は固くなり、弾力を感じるようになった。
再び、彼女を見る。これでもやはり、特別な反応はない。
少年は思い切って、乳房に顔を寄せる。
そして、その乳首にゆっくりと吸い付く。
流石に母乳などまだ出ないが、少年の舌にはその突起の感触がはっきりと残る。
胸を吸いながら、その体勢のままで彼女の顔を見る。
化粧もしていないのに綺麗な顔が、無防備にすぐ近くにある。
少年は顔を彼女の顔へと寄せて、その唇に唇で触れた。
つい一時間前までは、こんな形でファーストキスをするなんて思いもしなかった。
そして少年は、彼女の下半身に目をやる。
むちむちとした太ももが、短いスカートから伸びている。
もう、ここまで来たら。
少年は彼女のスカートに手を伸ばす。
捲りあげると、先程も見た白い下着が姿を現す。
幸いにも左右に紐がついているタイプで、脱がせるのは簡単そうだ。
その内には、初めて生で見る、女性の秘所。
毛の生えていない、その秘所の中心。ピンク色の肉に包まれた入口。
更に下の方には、細い尻尾が背中の方へと延びているのが分かる。
(こ、これが…女の、人、の…)
反射的に、少年はそこへ手を伸ばした。
湿った感触が、少年の指先に伝わる。
プニプニとした弾力のある肉が、少年の指に押されて形を変える。
膣口の中に、二本指を入れる。
温かく、湿った肉壁が、その指を包み込む。
指がそのまま根元まで、ズブズブと呑み込まれていく。
指を引き抜く。
膣の中で湿らされた指が、外気に触れてひやりと感じる。
思わず、その指を舐める。
ほんの少しだけしょっぱい。
これが、彼女のナカの味。
少年の肉棒は、さっきから痛いほどにガチガチに勃起している。
彼女の顔を見る。これだけされても、全く起きる気配はない。
そしてその身体を見る。胸も、膣も、すべて曝け出された、無防備すぎる寝姿。
もう止められない。
少年は、ゆっくりとズボンを、パンツを脱ぎ捨てた。
自分でも今まで見たことがないほど、固く大きくなったそれが下着から跳ねあがる。
少年は彼女の足元から、ベッドに膝立ちで上がりこむ。
膝歩きで近付きながら、彼女の膝を持ち、両脚をM字に開いて曲げさせる。
少年の肉棒が、彼女の膣口のすぐそばに。
肉棒を掴み、膣口に照準を合わせる。
まだ、今なら引き返せる。
「触っただけ」なら、服さえ戻せば彼女が起きても気付かれない。
自慰ぐらいに留めれば、法的にはともかく、バレてしまうことはない。
だが。
こんなに無防備に。こんなに近くに。自分たちしかいない家で。
魔物相手に、我慢するなど、とても、とても、
「…………」
背徳への興奮と恐れで、少年はそのまましばらく固まっていた。
自分は、いけないことをしようとしている。
今度こそ、起きてしまうかもしれない。
分かっている、分かっている、だけど、でも、
…彼女が、悪いのだ。
あんなところで、酔っぱらって、寝ていて、無防備で、何しても起きなくて、
こんなにも、魅力的な、身体を、曝け出して、…………
少年は再び、彼女の全身を見た。
相変わらず反応はない。
綺麗で、魅力的で、扇情的な身体。
目の前にあるコレを、今、自分は、好き放題にできる…
意を決して、少年は亀頭を彼女の膣口に押し当てる。
先程触った肉の感触が、最も敏感なところに伝わる。
少年は、そのまま腰を前に押し出した。
ずぶ。ずぶ。ずぶぶ。
少年は、そこから目を離せなかった。
憧れの、お姉さんの、膣に、自分の、肉棒が、呑み込まれて、
あたたかい。
きもちいい。
肉壁を押し広げていき、とうとう根元まで。
肉棒が、完全に彼女の膣内に収まってしまった。
興奮のあまり、逆に息を詰まらせながら、彼女の顔をまた覗く。
自身の膣にガチガチの肉棒が入っているというのに、それでも起きる気配はない。
少年は、腰をゆっくりと前後に動かし始めた。
引くときは、カリに肉壁が絡みつき、
押すときは、亀頭を肉壁が撫で上げ、
一突きごとに、これまで想像したこともない快感が脳へ上ってくる。
「んっ♪」
少年は、ハッと彼女の顔に目を向ける。
今、明らかに彼女の声がした。
だが、彼女は喘ぎ声を漏らしながらも、起きてはいないらしい。
反射的に声が出ているだけのようだ。
「んっ…んっ♪」
その可愛らしい喘ぎ声は、ますます少年の興奮を煽る。
少年は彼女の胸へと手を伸ばし、その柔らかな乳房を再び揉みしだき始める。
腰の動きも、段々速くなってくる。
腰と腰がぶつかる、弾力のあるパンパンという音が、喘ぎ声と共に少年の耳に響く。
初めてのセックスにして、こんなシチュエーションで、魔物娘の身体で。
それほど経たないうちに射精感が上ってくるのも、無理もない話だ。
でも、流石に。
膣内射精してしまうのは、流石に、流石に、いけない事どころではないだろう。
せめて、出すときは、外に、
…止まらない。
このままではまずいと思っても、膣から肉棒を引き抜くことができない。
そうこうしているうちに、肉棒の根元まで精液が上がってくるのが分かった。
(だ、駄目、駄目、駄目、駄目、駄目っ…!)
駄目だと思いながらも、肉棒は膣の奥を突こうとするのを止められない。
伴う快感が、次第に彼の思考まで蕩けさせてしまう。
もう、どうなってもいい。
このまま、出してしまいたい。
彼女に覆い被さり、胸を揉みし抱き、耳元で喘ぎ声を聞きながら、腰は動く。
もはや射精は止められない。
抜かなければ大変なことになるが、抜いてしまえない。
一際強く膣奥を突くと共に、彼女の膣が、絶頂したのか肉棒をギュッと締め付ける。
同時に、限界が訪れた。
ドクン、ドクン。
肉棒が脈打つのが分かった。
亀頭の中を、ドロリとした液状のものが次々と通り抜けていくのが分かった。
出して、しまった。
眠っているお姉さんの膣内に。
最奥部に、子宮の中に。
大量に、射精してしまった。
脳みそを駆け巡る快感が落ち着くと、途端に焦りが出始める。
とんでもないこと、取り返しのつかないことをしてしまった。
肉棒を引き抜くと、亀頭は白く染まっている。
膣口からは、ドロリと精液がこぼれる。
少年は慌てて膣口からこぼれる精液を拭き取る。
自身の亀頭に付着した分も拭き取る。
これからどうするか。
何とかして鍵を探して、彼女を家に送り届ける。
それとも、元いた路地裏に戻す。
起きたとき、これを自分がやったとバレない方法はないわけではない。
と、窓の外から、水音が聞こえてくる。
まさかと思って窓を開けると、急に強い雨が降りだした。
少年は、天気予報で、今晩から明日にかけて強い雨が降ると言っていたのを思い出す。
しかもよく見れば、路地裏の近くの家に電気が点いている。
夜遅くに誰かが帰ってきたのだろうか。窓を開ければ見つかってしまう。
これで、少なくとも外に置いてはいけない。
彼女を背負ったまま、雨の中を行くのも大変だ。
明日まで降り続けるなら、雨が止むのを待つわけにもいかない。
それでも、バレてしまうよりは。
少年は彼女を送り届けるため、鍵を探し始めた。
彼女の荷物や服を探ってみるが、それらしきものは見当たらない。
まさか、何処かに落としてしまっているのだろうか?
それでは、元々家には帰れなかったということではないか。
少年の首筋を、冷たい汗が流れる。
起きるまで、ここに置いておくしかない。
少年は家の中から、ビニール紐とガムテープ、アイマスクを探し出した。
起きて、暴れられれば。
助けを求めようと、大声を出されれば。
どこかに連絡されてしまえば。
一巻の終わりだ。
せめて、動けないように。
少年は、彼女の両手首、両足首を、ビニール紐で縛った。
そして、口をガムテープで塞ぎ、アイマスクをつける。
声と視界、身動きを封じられ、横向きに寝かされた彼女の姿が、少年に突き刺さる。
自分は確実に、やってはいけないことをしている。
なんてことをしているんだろう。
ああ、でも。
その身体と、その快感を知ってしまったら、もう戻れない。
手放したく、なくなってしまう。
そう、元々は、あんなところで泥酔して眠ってしまっていた彼女にも責任がある。
必死に自分を正当化すると、部屋に毛布を敷いて、自分はそこにくるまる。
とは言っても、興奮と恐怖で眠れそうにないのだが。
・
・
・
翌朝も、やはり雨。
結局一睡もできなかった少年は、彼女が起きるのを待った。
「…………ん…んぅっ!?」
彼女が目を覚ました。
自身の状況を把握できず、ベッドの上で身体をよじらせる。
「…暴れないで!」
少年が、口を開いた。
声を出さずにいればバレないとも思ったが、話せないとこういう時に説得できない。
「んっ!? ん…んん!?」
恐らく、声の主が誰であるかも気付いただろう。
家が近所なので、話をしたことも一度や二度ではなかった。
少年は、彼女のアイマスクを外す。
「ボクです。お姉さんをこうしたのは」
「んっ…!?」
「昨夜、お姉さん、酔っぱらって、そこの路地裏で寝てたんですよ」
「んー…んぅ」
「鍵も見つからないし、雨も降るし、ボクの家に連れてきて…」
「…………ん? ん!?」
と、彼女は自身の身体の違和感に気付いた。
下腹部に視線を向け、太ももを擦り合わせている。
恐らく、昨日何をされたか何となく気付いたことだろう。
「…………お姉さんが、悪いんです」
「?」
「あんな…あんなに、無防備で、何をしても起きなくて、ボクは…ボクは…っ!」
少年は、彼女の背中に抱き着いた。
「んっ!?」
「お姉さんは、もう、ボクの、ものです…っ」
「んぅ、んぅっ!?」
「知って、ますよ…魔物って、男の人の精液、ごはんにするんでしょ…?」
「ん…んぅ…」
「だから…今からっ、また…お姉さんをっ!」
少年の理性は、異様な状況の中で、完全に壊れてしまっていた。
残っているのは、独占欲と情欲。
少年はまた肉棒を出し、後ろから彼女の膣に押し当てる。
「んっ!? んんんっ!」
「もう、だめです、とまり、ません…っ」
そしてそのまま、膣内へと再び肉棒をねじ込んだ。
「んぅぅぅっ!」
「あぁ…あったかい、です、おねえさんの、なか、やっぱり、きもちいい…♪」
もはや何の躊躇もなく、少年は腰を振り始め、背後からその胸を揉みしだく。
「んぅっ、んんっ、んっ…♪」
「おねえさんも、きもちいいん、でしょ…? だから、いいじゃない、ですか…♪」
思わず喘ぎ声を漏らす彼女を、少年は四つん這いの体勢にする。
そのまま、後背位で膣を夢中で突きまくる。
「んっ♪ んっ♪ んぅっ、んっ♪」
「なんどでも、なんどでも、こうしてあげますっ…♪」
抵抗できない相手を、乱暴に犯す。
「抵抗しない」だった昨夜のそれよりも、興奮は段違いに高まる。
そして、絶頂に向かうのもそう遅くはない。
「あぁ♪ もうすぐ…でそうです…♪ いいですよね…? なかだし、します…♪」
「んっ…んぅぅっ!? んん! んんぅっ!」
驚きか恐怖かで、彼女は声を上げる。
その声は、少年の情欲を更に滾らせるだけだった。
「あぁっ…♪ でる…でるでる、でますっ、おねえさんのなかに、だしますっ♪」
「んんん! んぅっ!?」
腰の動きが激しくなったかと思うと、一際強く、膣奥へと肉棒がねじ込まれた。
どくん。どくん。
肉棒が、脈打つ感覚。
その音が、二人の耳に届きそうなほど。
少年は、彼女の子宮に精液をぶちまけた。
「あ…あぁぁ…♪ でてます…♪ いっぱい、なかに…♪」
「んぅぅぅぅ…」
彼女は、うなだれるようにがっくりとベッドに倒れ込む。
「今日から…もっと、ずっと、こうしていましょうね、お姉さん…♪」
「んぅ…」
少年は肉棒を引き抜くと、すぐに彼女のカバンから何かを取りだす。
「こぼれないうちに、これで塞ぎますね…♪」
「ん? …んぅぅっ!?」
そしてそれを、膣口に押し込む。
それは、肉棒を模したピンク色のディルドだった。
「カバンの中にこんなの入れて、持ち歩いてるなんて…使ってたんですよね…?」
「んぅっ…んん…」
「やっぱり、おねえさん、えっちです…こうされても、仕方ないですよね…♪」
そしてそのまま、部屋を出ようとする。
「また後で来ます。また、いっぱい、しましょうね…♪」
少年が退室し、彼女は一人残される。
「…………んふふ…♪」
彼女―クノイチが密かに発した笑い声は、少年に届くことはなかった。
・
・
・
少年は、その日のうちにも、何度も彼女を犯した。
「あぁっ、でるよっ、いっぱいっ♪ うけとめてっ、おねえさんっ♪」
「んぅぅぅぅっ♪」
何度膣内射精を繰り返しても、次に犯すまでには充填が完了している。
そのたびにディルドで塞がれ、彼女の下腹部は精液で膨らんでいた。
夕方には彼女を風呂につれていって洗い、そこでもやはり犯す。
その膣からは、1リットルに届こうかという程の精液が零れ出た。
「んぅ…っ」
「ふふ…ボク、こんなに…いっぱい…おねえさんに…♪」
ビニール紐とガムテープも、抵抗させないように押さえながら取り換える。
今度は両腕を後ろ手に回し、足は開かせて足首を物干し竿に括り付ける。
対面で犯せるようにしたのだ。
夜中にも、何度も何度も彼女を犯し続ける。
正常位で、その胸にむしゃぶりつきながら、再び幾度も膣内射精を繰り返す。
「ちゅぷっ、ちゅぱっ♪ あぁ…おっぱいも、おまんこも、きもちいいっ…♪」
「ん…んん…」
両手首をベッドに括り付け直すと、今度は胸で肉棒を挟ませる。
柔らかな乳房に包まれ、彼女の顔に向けて何発も射精した。
「おねえさん…いっぱい、だすよっ…♪ そのきれいなおかお、汚しちゃうね…っ♪」
「んっ、んぶっ…!」
その姿に興奮した少年は、膣内射精だけでなく幾度も身体に向けて射精しだす。
日付が変わる頃には、彼女の全身は真っ白に汚されてしまった。
「おねえさん…とっても、えっちだよ…ボクに…ぜんぶ、よごされちゃってる…♪」
「…………んぅ…」
意識が朦朧とした様子の彼女を尻目に、少年はまた毛布にくるまる。
精力は湧いてくるが、体力は無尽蔵とまではいかない。
昨夜は徹夜で、日中は何度も犯して疲れたためか、少年はすぐに眠ってしまった。
「…………」
少年が眠るのを見届けると、彼女―クノイチは行動を起こし始めた。
・
・
・
翌朝、目を覚ました少年は、すぐに違和感に気付いた。
目を開けているはずなのに、真っ暗。
毛布ではなく、ベッドの上にいる感触。
口を覆われている感触。
手首と足首に紐の感覚があり、動かすことができない。
これは、まるで。
昨日、自分が彼女にしたのと、同じ状態。
両手足を縛られ、視界と声を封じられている。
訳がわからず混乱していると、声が響く。
「どう? 目が覚めたかしら?」
「…………!?」
彼女の声だった。
おかしい、動けないはず。喋れないはず。
「わけがわからない、って感じね」
アイマスクを外される。
やはり、自分の部屋で、自分がベッドに寝かされていた。
声の方を向くと、彼女は一昨日の晩と同じ服装をしていた。
「私、クノイチだよ? 尻尾を使えば、紐なんてすぐに切れちゃうもん」
「ッ!?」
クノイチは、その尻尾を伸ばして見せる。
少年はそれでも状況が呑み込めなかった。
それができるなら、どうして…
「さてと、それじゃあ…」
考える間もなく、クノイチが少年のズボンをずり下げた。
「お仕置き、しちゃうわね♪」
「んぅっ!?」
抵抗しようとするが、手足を押さえられると、全く身動きがとれない。
これほどに力があるなら、自分に押さえつけられても動けたはずなのに…
「暴れちゃダメ。ねぇ、キミは私に何をしたか…覚えてるよね?」
その言葉に、少年の動きが止まる。
一昨日の晩、眠っている彼女を家に連れ込んだ。
全く動かないのを良いことに、体中を触り、犯し、中出しまでした。
そのまま身動きを封じて、翌日、何度も、何度も、何度も、何度も…
「そうそう…気付いてないみたいだけど、昨日、ベッドにカメラ、仕込んだの」
「…………!?」
「昨日、キミがここで何をしたか…全部、映ってるわ」
「ッ!」
いつの間に、と思うより早く、その事実に恐怖を覚えた。
思い返しただけで、そこにどれほどとんでもないものが映っているかは察せられる。
「みんなに公開しちゃってもいい?」
「!? んんっ、んんんーっ!」
あんなものが世に出てしまったら。
家族や知人に、見られてしまったら。
もう、自分はまともに生きていけなくなるだろう。
「…だから、キミはもう、私に逆らえないの? わかった?」
「んんんっ…!」
これから一体、どのようなお仕置きをされてしまうのか。
自分のしでかした事を思い返して、少年の顔が青くなる。
「ふふ…♪ じゃあ、覚悟してね…♪」
そう言うとクノイチは、曝け出された肉棒をパックリと咥え込んだ。
「んっ!?」
「じゅぶっ、じゅぼっ、ちゅぷぷっ…♪」
そのまま、激しい舌遣いと吸い付きで、肉棒を弄り始める。
舌と頬肉が、肉棒の先から根元までを、唾液でぐちゅぐちゅにする。
「んぅっ♪ んんっ、んぅぅ♪」
「じゅぷぷ、じゅぶるっ、じゅぼぼっ♪」
少年も思わず喘ぎ声をあげ、腰をひくつかせる。
自分が彼女を犯したときとは全く違う、激しく、搾られるような快感。
あっという間に、少年の肉棒の根元まで精液が上がってくる。
射精まで、時間の限界…
「じゅぶ…………っと、やーめた♪」
「んぅっ…!?」
クノイチは、突然肉棒から口を離してしまう。
もう少しで射精できそうなところを止められ、イキきれなくなってしまう。
そして、射精感は収まってしまった。
「んぅ…」
「うふふ、もういいかしらね…………じゅぶぶっ、じゅぼっ♪」
「ッ!?」
かと思えば、クノイチは再び肉棒に吸い付き、激しくしゃぶり始める。
突然の再開に、少年の腰が跳ねる。
また、射精感が上ってくる。
今度こそ、もう…
「…………ぷはっ♪ だーめ♪」
「んんっ…んぅ…っ」
またしても絶頂を迎えられず、肉棒から口を離される。
「これが、私のお仕置き…♪ イカせてあげない♪」
「んっ…!? んぅ…!」
抗議の声も届かず、クノイチは再び肉棒をしゃぶり出した。
幾度、射精を止められたのだろう。
どれほどしゃぶられても、射精するギリギリで止められてしまう。
イキたいのに、イケない。
気が狂いそうになり、目で必死に訴えかける。
「んんっ…んんんっ…!」
「…イキたいの?」
「んっ、んんっ!」
激しく首を縦に振り、涙目になりながら懇願する。
「…………そうねぇ、それじゃあ」
クノイチが、少年の耳元で囁く。
「何でもするって、約束しなさい」
「…ッ!?」
「これから、キミはずぅっと私のおもちゃ。それでいいなら、イカせてあげる」
「んぅ…」
昨日、少年がしたことの意趣返し。いや、それ以上。
ずっと、このクノイチの言いなりにされ続ける。
一瞬、躊躇する。
それを見たクノイチは、少年の考えがまとまる前に背を向けてしまう。
「ダメなら、もう終わり。じゃ、バイバーイ♪」
「んっ! んんんーっ!」
少年は口を塞がれたまま、必死に叫んで呼び止めようとする。
「なぁに? どうしてほしいの?」
「んん…んんん…」
クノイチは振り返ると、少年の口のガムテープを慎重に剥がす。
「なんでも…します…」
「…何をするってー?」
「おもちゃに…なります…」
「えー? 聞こえなーい♪」
わざとらしく聞き返す。
少年は、すべてのプライドを打ち砕かれ、叫んだ。
「なんでもしますっ! おもちゃになりますっ! だからっ…!」
「だから?」
「…イカせて…くださいっ…おねがい…します…っ!」
それを聞いたクノイチは、満足げな笑みを浮かべた。
「そう…♪ いいわよ、イカせてあげる…♪」
「ッ…!」
「ただし…ずぅっと、ずぅっとイカせ続けてあげる…♪」
「…え…?」
クノイチは、少年の上に跨った。
スカートをめくり上げると、下着をつけておらず、秘所が丸見えになっている。
「やめてって言っても…やめてあげない…♪ 私の気が済むまで…してあげる…♪」
「そんな…っ」
声を上げようとするが、クノイチが一気に腰を落とすと、その声は途切れた。
ズブブッと激しい音を立てて、肉棒が膣内に呑み込まれる。
昨日とは比べ物にならない圧力で、肉棒を締め付けている。
「あぁぁっ!?」
「うふふ…こんなに、固くして…♪」
そのままクノイチは、腰を前後左右、上下に激しく振りまくる。
同時に、膣肉が肉棒をぐちゅぐちゅに揉みしだしていく。
「んぁっ、あぁっ、ひっ、やぁぁ♪」
「良い声…昨日、こんな可愛い声、出してくれなかったじゃない…♪」
自分が犯すのと犯されるのでは、出る声も全く違う。
言語の体を成していない喘ぎ声しか出せず、少年は腰を震えさせる。
そして、先程までずっと我慢させられていた精液が、再び肉棒へと上ってくる。
「あっ、あぁぁっ、おねっ、さっ、ボク…イキ、そ…っ♪」
「出したいのね? いいわよ、いっぱい出しちゃって…♪」
クノイチの腰使いが更に激しくなる。
先程までは止められていたところでも止まらず、射精に導かれる。
「あっ、あぁっ、あっ、あぁぁぁぁぁ♪」
喘ぎ声と共に、肉棒が脈打つ。
溜め込まれていた精液が、クノイチの子宮内に注ぎ込まれる。
「ようやくイケたねー♪」
「はぁっ…はぁっ…♪」
「じゃ、まだまだイッちゃおうね…♪」
「え…? あ…あぁぁっ!?」
余韻に浸る前に、クノイチは再び腰を動かし始める、
射精したばかりの肉棒が、再び肉壁でもみくちゃにされていく。
「やぁっ…! まだっ、イッたばっかり…っ、ああっ♪」
「言ったでしょー? やめてあげない、って…♪」
犯す時と違って、自分のペースで射精できない。
敏感になった肉棒は、次の射精の準備をすでに始めてしまう。
「あっ、あぁっ、あっあっあっ、あぁぁぁ♪」
「さー、どんどんイッちゃいなさいっ…♪」
二度目の射精の時は、クノイチは一瞬たりとも腰を止めなかった。
精液を搾られると同時に、次の射精に向けて激しく弄られていく。
「だっ、だめぇっ、だめえぇっ!」
「やめないよ…♪ 絶対やめない…♪ おかしくなるぐらい、イカせてあげる…♪」
クノイチは膣をギチギチと締め上げ、まだまだ精液を搾ろうとした。
三回。四回。五回。六回…
何度射精させられたか、途中から数えることもできなくなった。
既に、昨日一日中彼女を犯し続けて出した精液よりも多く搾られている。
少年の意識は朦朧としていた。
「あ…あぁぁ…あ、あぁ…♪」
「もうそろそろ限界かな? じゃ、これで…っ♪」
一際強く腰を沈めると同時に、肉棒が脈打つ。
精液が注ぎ込まれると同時に、少年はがっくりと気を失ってしまった。
クノイチの腹部は、大量の精液でぷっくりと膨らんでいた。
「ごちそうさま…♪」
クノイチは肉棒を引き抜くと、すぐさまディルドで膣口を塞ぐ。
あれほど大量の精液が、こぼれることなく膣内に収まった。
クノイチは、気を失っている少年に近付いて囁く。
「おかしいと、思わなかった?」
無論、もはや聞こえていないであろうことは承知の上だ。
「キミが帰ってくるまでの少しの時間で。何をしても起きないぐらい寝てる、って」
前々から少年を狙っていたクノイチは、昨夜、少年の外出直後に家を出た。
両親不在の情報を掴んでいた彼女は、すぐさま路地裏に入り込んだ。
そして、特殊な睡眠薬を飲んだうえで、あの格好で眠っていたのだ。
「顔は赤かったかもしれないけど、お酒臭くなんてなかったでしょ?」
すべては、彼女の策略。
魔物の魔力に充てられた少年が、自分に好き放題してしまうことも。
雨が降り出すことを予測して、戻せなくすることも。
家の鍵が指紋認証とは気付かない少年が、家に帰すのを諦めることも。
自身と交わる快楽に溺れた少年が、あれほど容易く堕ちてしまったのも。
「大丈夫、だからキミは悪くないのよ?」
全ては取り返しのつかないことをしたと思わせて、自身の所有物にする契約を結ぶ為。
おかげで、少年はすっかり彼女に堕とされてしまった。
聞こえないタイミングで全て明かすのも、そうだと知られないように。
「キミに激しく犯されるのも、悪くなかったよ? 気持ちよかったわ♪」
少年優位で犯されたのも、これからは彼女自身が主導権を握るから。
そうなれば、しばらくはこれほど激しく扱われることも難しくなりそうで。
「じゃ、これからもずぅっと、一緒に、私のモノになっててね…♪」
そしてクノイチは、少年に口づけする。
少年を「暗殺」した、その証として。
・
・
・
皆さんも、酔っぱらって寝ている魔物を路地裏で見かけたときはご注意を。
16/09/06 02:09更新 / 第四アルカ騎士団