水木とあの神社に訪れてから二日経った。
昨日は水木が珍しく遊びに来なかった、気になって水木の家に行って両親にどこに行ったのか聞いてみたが朝早くに出掛けたというだけで、どこに行ったのかまでは分からずじまいだった。
「神社の神様に祟られた……なんて、あるわけないか」
ありもしない想像をしながら動画を流し見する。
しばらくしてそろそろお昼頃になるかと思った時。

　　　ガラガラッ

聞き覚えのある音がした。
その音を聞いた瞬間に足が動いていた。

「お、お邪魔します」
「水木！」
「ひあっ！　か、翔？　どうしたの……？」

玄関に水木の姿が見えた瞬間、大声を出していた。
たった一日離れただけでここまで寂しくなるものかと思った。
まるで数ヶ月離れていたと錯覚するほどだった、
「あ、いや……急に大声出してごめん……」
「ううん、こっちこそ……昨日は遊びにいけなくてごめんね」
「……どこ行ってたんだ？」
「神社に、一人で……少し気になったことがあって」
「そっか、病気とか事故にあったとかじゃなくてよかった」
安堵して胸をなでおろす、しかし、先程から違和感を覚える部分がある。
水木が妙におとなしいのだ。
いつもならこちらが押されるぐらい元気だというのに、今日はやけにおとなしい。
いつもならがっつり開いている足も、何故かしっかり足を揃えて閉じている。
恥ずかしそうに俯く顔と相まって普段の水木には見られない女の子らしさが見える。
そう思えばいつもは見慣れたタンクトップから見える白い肌も褐色の足も、どれもエロさを感じさせる。
「あ、あのさ……そんなにじろじろ見られるとさ……」
そう水木に言われハッとする。
どうやら自分は水木の体に釘付けになっていたらしい。
水木の顔を見ると少し赤くなっていた。
普段は異性として意識できないのに。
何故か今日だけは、異性として意識してしまう。


居間に上がってから一時間程経っただろうか。
水木は相変わらずおとなしい。
心配になって、やっぱり体調が悪いんじゃないかと聞いたが凄い勢いで否定される。
神社に行った時の話も、普段ならすぐに喋りだすはずなのにどういうわけか話題に上がることは無かった。
「そういえばさ、昨日神社に一人で行ってきたっていったよな」
「っ！　う、うん」
我慢できずこちらから話を切り出す、水木はなぜかびくりと体を震わせた。
「何があったんだ？　あの神社の中に入ったのか？」
「な、何も無かったよ……」
「ふーん」
じゃあやっぱり、あの時に感じた気配は気のせいだったのか。
そう思いつつ自分は水木のタンクトップの隙間に目をやる。
自分の目線は水木のタンクトップの丁度袖のところにある。
こういう時程自分の背の低さに感謝したことはない。
ぶかぶかなタンクトップを着ているせいか、常に胸が見えそうになっている水木。
案の定、袖の隙間からピンク色の乳首が見える。
いつもなら全く意識しない部分も、先程の水木を見てからでは全く違って見える。
興奮で心臓が高鳴っているのが分かる。
今すぐ触りたい、つまみたいなど卑猥な考えな頭に浮かぶ。
自分も健全な中学生男子だ、ネットでエロい画像を探しオナニーだってしたことがある。
自分の股間は、痛いほどに張っていた。

「ねえ」

水木の声で我に返った。
目線を上げると、俯いていたはずの顔がこちらを見ていた。
「……！　いや、そのっ！　こ、これは違くて……！」
必至に弁解を試みるが、十中八九バレているだろう。
土下座をしてでも許してもらおうとした時だった。
「もっと、見たい？」
「……え？」
帰ってきた言葉は予想外のものだった。
嫌がって拒否するどころか、自分からもっと見たいか聞いてくるなんて。
自分は言葉も出さずただひたすらに頷いた。
すると、水木はタンクトップを肩からスルリと外し上半身を露にする。

「翔になら、いっぱい見せてあげる……♥」

水木の体は想像以上にエロかった。
露出している部分はしっかりと焼けているのに、それ以外の部分は白い。
そのコントラストが余計に興奮を誘う。
ピンク色の乳首はピンと張って誰が見ても分かるくらいに勃起していた。
はぁはぁと息を荒げ、まるで見せていることに興奮しているかのように体をよじる水木。
その度に小さくても胸だと分かる膨らみがふるふると揺れる。
その光景に理性を奪われた自分は乳首に吸い付こうと顔を寄せる。
突然頭を腕で抱き寄せられ顔が胸に密着する。
鼻で息を吸うと、胸いっぱいに水木の匂いが入り込んでくる。
女の子特有の甘い匂いに頭がボーッとする。
水木が腕を離すと同時に、自分は乳首にむしゃぶりつく。
「あっ♥」
吸い付いた瞬間の甘い声は一瞬水木のものとは思えないほどかわいらしい声だった。
口に含んだ乳首をコロコロと舌で転がす。
「あひっ♥きもちいい♥翔に乳首舐められてる♥」
そのたびにびくびくと体を震わせる水木に更に興奮し乳首を舐め続ける。
股間のものはもはや限界を迎えようとしていた。
その時、不意に柔らかな感触が股間に振れる。
それは股間のものを握ると上下に優しくシゴきだす。
「翔のおちんぽ♥握ってるだけでイっちゃいそう♥」
「水木……！　それやばっ……！」
「もうイっちゃうの？　いいよ♥イって♥あたしの手でビューッビューッ♥て射精して♥」
「うあっ……出る……！」
水木の手コキで自分はあっけなく射精してしまう。
それと同時に水木も体を震わせる。
どうやら水木もイったらしい。

「はぁっ……はぁっ……」
「すごい……♥翔の精液、いっぱい……♥んちゅ♥」

水木は自分の手に着いた俺の精液を舐めとる。
その光景はまるで漫画等で見るサキュバスに瓜二つのエロさだった。
気のせいか目にハートを浮かべているようにも見える。

「ちゅぴ……♥ぷはっ♥」

手に着いた精液を舐め終えた水木はいやらしい目つきでこちらを見る。
「翔のせーえき♥すごいおいしい♥ねぇ、もっとちょうだい♥」
そういうとズボンに手をかけて素早く脱ぎ去る。
驚いたことに、あれだけ出したはずがいまだに萎えずにそそりたっていた。
「翔にも舐めてほしいな♥あたしのおまんこ♥あたしが翔のおちんぽしゃぶるから♥翔はあたしのおまんこ舐めて気持ちよくして♥」
そういうとホットパンツを素早く脱ぎ去る水木。
ホットパンツに隠されていた部分は白く汗で輝いており、おまんこは漏らしたのかと錯覚するほど濡れていた。
いわゆるシックスナインの形になり水木がいち早くちんぽにしゃぶりつく。

「んじゅぅ♥じゅるっ♥じゅるるう♥」

先端から根本まで激しくしゃぶられる。
あまりの気持ちよさにすぐにでも出してしまいたかったが、負けじとこちらも水木のおまんこを舐めていく。
スジに合わせて舌を這わせるとビクンッと水木の腰が跳ねる。
それを手で押さえつけ逃げられなくする。
乱暴に外側を舐めまあわし、中に舌を入れさらに舐めまわす。
そのたびにおまんこからは甘い蜜が出続ける。

「んぅ！♥んぷっ……ぷはっ♥あ♥ひゃめ……♥イっちゃうよぉ♥」

逃げられないと悟りおまんこを押し付けやめるように力なく言う水木。
俺はお構いなしに舐め続けた。

「やあっ！♥ダメッ♥イクっ♥イグッ♥イグぅぅぅぅぅ♥」

絶頂と同時にびしゃびしゃと大量の潮を吹く水木。
全部顔にかかってしまうが、嫌な気分は無くむしろ最高の気分だった。
自分の舌で水木をイかせることができた、それが嬉しかった。

「翔♥我慢できないの♥おまんこにおちんぽ入れてほしいの♥」

そういうと体をおこし、おまんこにちんぽをあてがう。
「翔のおちんぽでっ♥おまんこかき回して♥いっぱい気持ちよくして♥中にいっぱい出して♥」
そう言い終わると同時に腰を下ろし一気にちんぽを中に入れる。
「ああああっ♥きた♥きたあ♥翔のおちんぽきたあ♥気持ちいいよお♥翔♥かけるぅ♥」
初めての相手は幼馴染の水木だった。水木の膣内はキツくあまりの刺激に耐え切れず射精してしまう。
「おおっ♥きたっ♥かけるのせーえききたっ♥おまんこにでてる♥いっぱいでてるぅ♥」
同時に水木もイったらしく、潮を吹き俺の体と顔を濡らしていく。
「あっ♥うごくよ♥かける♥」
そういうと腰を跳ねさせる水木。
「ぱちゅんぱちゅんってぇ♥いやらしいおとでてる♥かけるのおちんぽとあたしのおまんこ♥こすりあっていやらしいおとでてるっ♥」
あまりの激しさにすぐに限界が近づく。

「ぐっ……！　水木、出る……！」
「きてっ！♥おまんこにいっぱいだして！♥にんしんするぐらいこいのだしてぇ！♥」
「ああっ！　出るっ！」
「あっ♥ああっ！♥出てるぅ！♥ビューッビューッて♥すっごいこいのでてるっ！♥イグッ！♥イグッ！♥イっ……グぅぅぅぅぅぅ！♥」

お互いに大きな声を出し、快感を貪る。
水木は大きく仰け反り、舌を出しながら犬のようにはっはっと短い呼吸をしている。
すると、突然水木がビクリと跳ねたかと思うと。

「あっ♥きたあ♥変わるっ♥生まれ変わるの♥翔といっぱいえっちできるようになる♥嬉しい♥嬉しひぃっ♥イグッ♥おおおおおおお♥」

突然水木の頭にくるんと巻かれたツノが生える。
それと同時に腰から蝙蝠のような翼と先端がハートの形になった尻尾が生えてくる。

「おっ♥翔、驚かしてごめんね♥あたし、サキュバスになったの♥」

水木からの突然の告白、けれど自分はすぐに受け入れられた。

「昨日神社に一人で行った時に、神社の中で龍の神様に出会ったの♥その龍の神様に翔があたしを好きになってくれるように、あたしに魔力を塗り込んでくれたの♥」
「……」
「それでね♥あたしは魔物娘になったの♥翔のことをずーっと愛せるように♥いつまでも一緒にいられるように♥」
「……」
「だから言わせてほしいの♥あたし、翔のことが大好き♥これからもずっと一緒にいよう♥ずーっとらぶらぶえっちしてすごそう♥」
「ああ……これからずっと一緒にえっちしよう、愛し合おう」
「……！♥　かけるっ！♥」
「うわっ、ちょっ、水木！　激し……！」

こうして俺たちはこの日を境に異性として……
いや、夫婦として過ごすことになった。
きっかけを与えてくれたあの神社の龍の神様には感謝している。
だって、こんなにかわいい幼馴染がいることに気づかせてくれたのだから。














「ここからでも魔力を感じますわ……」
「おめでとうですわ、お二人とも」

■作者メッセージ
最終話です、無事に終わりました。
次がいつになるか分かりませんが、いいネタが浮かんだらまた書いていきます。
褐色の男っぽい幼馴染はえっちだなあ……