連載小説
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S仕様ver.01 - サキュバス
プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャッ

「もしもし」

「指名が入りました。
 名はユリア
 種族はサキュバス
 仕様は『 失敗に厳しい年上男性 』だそうです。」

「了解」

ーーーーーー暗示催眠開始

俺は年上の男。
俺は失敗に対して執拗に罰を与える男。
俺は辱める事を愛する男。

・・・・・・・・・・・・・・・。

ガチャ・・・

「ここかな?」

背中に生える悪魔の翼からサキュバスと確認。
椅子に座りながら俯いている男を発見。

「あの〜・・・」

「おい」

男は低い声で言う。

「は、はい!」

突然の事に戸惑いながらも反射的に返事をする。

「そこに座れ」

指し示されたのは床。
彼女は命令に従い、指示された床に正座。
そして悟る
既に始まっている、と。

「俺に対しての挨拶はそれでいいのか?ユリア」

男は鋭い目つきでサキュバスを見下ろす。

「い、いいえ」

怒られている。
そんな状況でも彼女は喜びを見出していた。
自分を蔑む目。
そんな体勢から言い放たれる自分の名前。
自分の理想が目の前にあるのだ
喜ばずにいられるはずがない。

「罰(ペナルティ)だな」

男は椅子を立ち彼女の元まで歩み寄ると
屈んで彼女の目の高さを合わせる。

「脱げ」

サキュバスの目を見つめる。
男の目は冷徹で
その瞳の奥にある光は、彼女の性をより駆り立てるものだった。
・・・と、

どすっ

「くあっ・・・」

彼女の腹部に衝撃が走る。
突然のことに無防備だった彼女は
衝撃と同時に唾液を吐き出す。
うずくまった直後
男はサキュバスの顎に手をやり
くいっと持ち上げ、再び視線を合わせる。

「聞こえなかったのか?・・・脱げ」

「は・・・い・・・」

痛みはまだあるものの
命令を遂行したい、という彼女の想いが
彼女を立ち上がらせる。
部屋に衣擦れの音が静かに響く。
大きな乳房を覆っていた胸当てを外し
熱くなる秘所を覆っていた下着を脱ぐ。

「出来・・・ました・・・」

サキュバスは下半身に物足りなさを感じるのか
もじもじと太腿を摺り合わせる。

「なら、まず最初にやること・・・わかるだろ?」

「・・・は、い」

男は暗示する。
彼女はその意を汲み
自らの秘所に手をもっていき、性器を弄り始める。

「はぁ、ん、ん、く・・・ぅ・・・」

脱衣の時点で既に熱くなっていた秘所から
快楽の汁が漏れるのにさほど時間はかからなかった。
にちゃにちゃと淫靡な水音をならしながら
頂点に達するまで弄り続ける。
彼女の赤く染まった頬は、決して羞恥からではない。
男からの無表情での視姦
男の視界を独占してることに対する満足感による
全き興奮の色。

「んっ、ああっ、んんっ・・・あああああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・!!」

びくんびくん

直立のまま痙攣を起こす。
体をもどかしそうに捩るが
行く宛など無く
男はただそれを視姦するだけ。
筋肉の弛緩から
どさっ・・・とサキュバスは膝から崩れ落ちる。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

「ふっ・・・中々楽しめたぞ」

自分の精液で汚れた床に座り込むサキュバスに
男は言い聞かせるようにそう言った。

「褒美をやってもいいぞ?」

「・・・・・・・ぃ」

「・・・」

「・・・ください」

「ああ、いいだろう。その前に・・・床が汚れている、まず掃除しろ」

「・・・はい」

彼女は床に這い蹲ると
男の指す”汚れ”を舐め始める。

「しゅる・・・じゅる・・・ぴちゃ、ぴちゃ」

時には床に口を付け、それを吸う。

「ほう・・・だいぶんわかってきたな。これは別の褒美だ。」

ぎゅう

男はサキュバスの頭を踏みつけ
彼女の顔面が汚れに押しつけられる。

「んっ・・・じゅる、ん、んんっ」

それでも尚床を舐め続ける。
彼女にとってそれは喜び
褒美なのだから。
床に液体が無くなるのを確認すると
サキュバスは顔をあげる。

「はぁ、はぁ、お、終わりました・・・」

その顔は濡れており
そこからは独特の芳香が漂う。

「はは、汚いな。・・・まあいい、それじゃあ褒美をやろう」

男は座り込んでいるサキュバスの目の前で衣服を脱ぎ始める。
露わになる男の体。
細身ではあるが、筋肉に無駄のない逞しい上半身
太くて大きな性器が下半身から天を穿つ。
彼女にとって
その肉体を見るだけでも堪らなかった。

「させてやってもいいが?」

男は腰を少し前に出し男槍を強調する。

「や、らせてください」

最高の褒美だった。
それに触れたとき
再び自らの性器から液が漏れだすのが分かる。
まだ何もしていないはずなのに
胸が締め付けられるような苦しさを覚え
息を荒くする。

「いつでもいいぞ?」

「はい・・・・・・はむっ」

彼女の体がゾクゾクッと震える。
くわえた時に感じる肉の質感
弾力と温かみ。
あまりの心地よさに
くわえたまま動くことが出来ない。

「ふぅ、ふぅ、ふぅ、ふぅ」

「どうした?動かないのか?」

もし今動いてしまったら
自分が逝ってしまうと確信してしまった
故に動けない。

「そうか。ならば俺が動こう」

「・・・っ!!」

待って
彼女は心の中でそう叫んだに違いない
だが口は塞がれていて使うことが出来ず
何より彼女の性欲という本能が
絶頂の快感を欲していたのだ。

「ぐじゅ、はわ・・・むぅっ、ずぶ、んぐ」

ビシャシャシャ・・・

口内の男性器の動きで絶頂。
再び床が汚れるが
今回は気にも留めることなく
男は腰を振り彼女の口内を犯す。

「ふっ、ふっ、ふっ・・・おい」

「じゅるん、ぐちゅ、ぷわ・・・はい」

「そこに横たわれ」

「・・・はい」

もはや
いや、今更ではあるが
見事なまでの主人と奴隷。
濡れた床に平気で仰向けになるその姿は
奴隷そのもの。

「それでいい・・・いくぞ」

「・・・・・・っ!!!」

男は再度、彼女の口にペニスを挿入する。
腰が動き出し
その重みは、対象が下にあることにより
重力が加わり重くなる。
槍先はサキュバスの喉奥に当たる。

「かはっ、うぷっ!!・・・ぐじゅる、くちゅ」

体内のものを吐き出したくなる衝動に襲われるが
男の太い肉槍がそれを許さない。
すかさず彼女の口内をそれで塞ぐ。
そして

びゅるるるるっ、びゅるんっ、びゅんっ、びゅんっ

口内に白濁液が放射される。
それさえもが喉に当たり
流れ込んできた精液を幾分か吐き出す。

「かはっ、げほっ・・・んぐ、ごくっ」

しかし忠実な奴隷は
主人の期待に応えようと必死に飲み干そうとする。
だが

「げほっ・・・えはっ、かはっ」

容量を超え吐き出す。

「ほう、褒美を吐き出すとはいい度胸だ。」

お仕置きが来る
そう思っただけで心が満たされる。
確かに主人の期待に沿えなかった無念さはあるが
それに勝るいたぶられる事に対する愛。
サキュバスは胸の高鳴りが抑えられない
そんな満ち足りた表情をしていた。

「仕置きしてやる。立て」

サキュバスが立ち上がると
男はそれに密着するように立つ。

「はぅ・・・」

思わず声が漏れる。
歓喜の呻き。
互いの性器同士がふれあっているのだ。

「なんだ?挿して欲しいのか?」

「・・・はい」

「くくく、素直なのはいいことだが」

ぼこっ

「あうっ」

「これが仕置きだということを忘れるな。」

サキュバスの腹部にパンチが命中。
威力は大きくないものの
上体がふらつく。

ぼこっ

「んあっ」

「あまり痛くないだろう、でもこれを繰り返せばどうなるかわかるか?」

ぼこっ

「ああっ」

「ほら・・・」

ぼこっ

「んっ!」

腹部への執拗なまでのパンチ。
ダメージは蓄積されていき
確実に意識を刈り取ろうとカウントダウンを始める。

ぼこっ

「やんっ!」

何十発目だろう
サキュバスはその場に座り込んでしまった。

「立て、まだ終わってないぞ?」

「・・・うっ」

ズキッと腹部が疼き
思うように立ち上がれない。

「なら、壁を背にして立て」

確かにそれなら大丈夫そうだ。
サキュバスは壁に寄りかかりながらも何とか立ち上がる。

「よし、再開だ」

ぼこっ

「ああんっ」

再び始まるパンチの嵐。
しかし彼女にとっては喜び。
肉体は苦痛でも精神は快楽。

ぼこっ

そんな混沌とした感情の中
彼女の意識は徐々に薄れていく。

ぼこっ

「・・・。」

どさっ

その場に静かに崩れ落ちる。
そして再び出来る水溜まり。
サキュバスの瞳からは光が消え
ぴくぴくと痙攣を起こしている。
表情は実に穏やかで
この時を存分に楽しんだことが窺い知れる。
男はサキュバスから離れていき
電話をとる。

ガチャ・・・

「もしもし、お客様がお帰りになられるそうだ」

男は備品の清潔なタオルでサキュバスの体を丁寧に拭き
脱ぎ捨ててある下着を身につけさせ、抱き上げる。
無抵抗な彼女は
そのまま男に抱きかかえられ
ドアの向こうの
時の流れる世界へ
再び戻っていった。


- 領収書 -

仕様選択  720 デリー
オチ×1   120 デリー

計      840 デリー


- インタビュー -

Q:すみませ〜ん
A:え?
Q:先程までこの店利用してましたよね?
A:ああ、はい
Q:感想を聞きたいのですが
A:感想?!
Q:はい。
A:ま、まさか
Q:全部見てました
A:・・・・・
Q:・・・・・
A:・・・・・。
Q:・・・・・。
A:人って何発殴れば記憶飛ぶんだっけ?
Q:わっ、ま、待って下さい!私、店の関係者なんです(嘘八百
A:え?
Q:店の向上に向けていくつか質問させていただけないでしょうか?
A:う〜ん・・・参考になるかなぁ〜?
Q:なりますなります。これを見たいって言う人もいるんですから
A:これ?
Q:な、何でもないです、はい。
A:・・・・・
Q:早速質問ですが、ズバリMですか?
A:これ答えるのぉ?
Q:はい、是非!
A:・・・Mです
Q:ですよね〜〜〜、見てたのでわかります!
A:(ギロッ)
Q:ひっ・・・つ、次に、今回はどこに一番感じましたか?
A:口に肉棒突っ込まれて時かなぁ
Q:ほうほう、それはなぜ
A:強要されるところ。そこが堪らないよ・・・
Q:メモメモ・・・ちなみに次も利用したいと思いますか?
A:もちろん!
Q:やっぱり彼をご指名ですか?
A:ご指名ですっ
Q:仕様とかは?
A:そうだなぁ・・・『 年下のませた男 』とか、そそるなぁ
Q:マ、マニアックデスネ
A:ありがと
Q:他にもまだ聞きたいことが・・・
A:いいよ、いつでも。何でも聞いて♪
10/10/14 17:46更新 / パっちゃん
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■作者メッセージ
リクエストにお応えしての一作です。
M女さ、表現しきれてますでしょうか?
今回は中々難しかったです。
女性の喜ぶ方法を考えるのなんか特に。

でも、まだまだネタだけはあります。
今回のようなリクエストをこれからもお待ちしています。
どんどんお寄せください!!

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