連載小説
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24 港町とは人と物が作るものだとさ
さぁて…一応地図を手に入れるために目の前の掲示板に歩いてきた俺だが…
偶然にも残っていた地図が一つだけだったってのは、俺に運が向いてきた証拠といったところなのかな?
などと思いながら、最後の地図を手に取り、早速町をうろついてみることにした。折角来たんだから、全部の通りは歩いてみるかな?
といっても、全部の店を回るほど時間に余裕があるわけでもないからな…
結果的に、全部の通りは回るが、全部の店は回らない方向で回ることにした。
「…じゃあ、一番近い俺が今いるこの通りでも適当にうろつくかな…?」
俺は今いる、小川通りをうろついてみることにした。
「なるほど…やっぱりこの町の出入り口だから人が多いなぁ…しかも、どこをどう見てもご夫婦とカップル方ばかりだし」
正直、とてもうらやま…いや、違うぞ!?羨ましいなんてこれっぽっちも考えてないからな!?

そして俺は、小川通りの道沿いを歩いたところに孤児院があるのを見つけた。
へぇ…孤児院かぁ…少し寄っていってみるかな…
俺は最近の人間にしては珍しく、こういった場所が好きだ!
いや…別に子供たちとかに哀れみの心を持って接するのが好きだとか、偽善者みたいなことを考えているわけではないぞ!?
ま、偽善者ってどんなやつのことか俺は知らないんだけどな?
とにかく、俺は子供たちが他人よりも早く世の中の現実を知ることになるこの場所で…どんなことを考えているのかが知りたいだけだからさ?
そして俺は孤児院の扉を開けた…

「あはは〜!!」
「待ってくださいきーちゃん!!早いですよ〜!」
「お姉ちゃん達…待てぇ〜!!」
……おや?先にどうやらメアリーときーちゃん…そしてルタがここに来ていたんだな…
見ると、メアリーときーちゃんが鬼ごっこで遊んでおり、ルタは自慢話を得意げに他の子供たちに教えていた。
「あれ…?デメトリオ…あたいたちに何か用?」
「いや…町を回っているときに偶然目に付いて…気にしないでくれよ?」
「あ…そう?じゃあ早速…さっきの続きだけど、あたい…空き缶をポイ捨てしたことあるんだ〜!」
「えぇっ!?お、お姉ちゃん…それはよくない事だって他の先生達が…」
「それをするのか…最強の悪い女になるための試練なのよ!まぁ、私ほどの実力があれば…一瞬ね!!」
「おぉーーー!!」
…突っ込まないぞ…
大したことしてないじゃないかとか…突っ込まないからな…?
俺は心で何か言いながらも、端っこにあった椅子でその光景を微笑ましげに見ていた訳だ…

すると、多分この孤児院の院長かも知れない人がこっちに向かって歩いてきた!見るところによると…ネレイスの女性だ。
「どうも…旅の人にはいつも本当にお世話になっております…ローズと申します…」
「あ…どうも…」
「あの方たちには子供たちの遊び相手になっていただいて…本当に助かっていますよ、あなたはまたどうしてこの町に?」
「少々用事がありまして…所で、ここにいる孤児ってあそこの彼女達だけですか?」
……男の姿が一切見えないのは仕様なんだろうか?
などと、頭の中で変なことを考えながら俺はそのことをローズさんに聞いてみた。まぁ、本当に大したことではないんだけどね?

「この孤児院はもともとは男の子も大勢いたのですけど…定期的に男の子だけを受け取ってくれる親切な人がいまして…」
「受け取ってくれる…?いいんですか?そんな事をして…」
こういった話は子供たちとも話し合って決めるべき内容だとは思うけど…
そこのところはちゃんと気を使っているように見えるなこの人は…
「子供たちとは真剣に話し合った結果、皆行くといったので…両親を失って孤児になったとはいえ、一人の人間でしたから…送り出したんです。もちろん、戻ってきたら受け入れてあげるつもりもあるんですが、今のところ戻ってきた子はいません。手紙でやり取りはしていますけどね?」
など、いろいろなことを教えてくれた結果、判ったことが一つある…
うん、この人はいい人だ!

まぁ、他にも回るところはたくさんあるんだから、長居はしないほうがいいな…
そう思いながら、俺は孤児院を去ろうとした…って、危ない危ない…
「ローズさん…これ、乾パンっていう食べ物なんですけど孤児のみんなと食べてやってくださいね?」
「ありがとうございます!きっと皆喜びます!」
……いやぁ、いい事をしたぜ…
なんだか、ルタ辺りが異常に乾パンを食べる気が若干頭で渦巻いており、少々不安だが…まぁいいかな?

そうして町を動き回っていると、俺は面白そうなものを見つけた。
…この変な機械、なんだろうな?モグラの達人と書いているが…
近くで見てみると、変な穴が12個ほど、適当に造られており中から何かが出ますよ〜的な機械だった。
…ボタンを押すと遊べるのか?そうだなぁ…遊んでみるか?
タダで出来るようだし、暇つぶしにはなるかなぁ〜?と思ったわけだよ。
【ようこそ、いらっしゃいました!
 今回はモグラの達人、バージョン1.09をプレイしてくださり、ありがとうございます〜
 プレイの仕方はとっても簡単…お客様の足元のハンマーで出てくるモグラをポカっとするだけです!1000点を越えると景品をプレゼント〜!
 では…3、2、1…スタート!】
おぉ…ほ、本格的だな…よし!ここは景品ゲットのためにやってやるぜ!!

ウィーンという効果音と共に、物凄い量のモグラが一斉に出てきた!
それを俺は必死に追いかけて、叩き続けていた!
でも、ほとんどモグラが早すぎて当たらなかった!!
結局、俺は一回目の点数が20点という、とてつもないほどに情けない数字を取ってしまったのだった。
「…ま、まぁ…所詮はゲームだしな?く、悔しくなんて…」
【残念でした〜…
 20点…20点でーす!近所の子供やおじさんでももっと点数が取れますので、お客様はとてものろまで屑のような情けない人なんですね〜!
 やーい!近所の子供以下〜!!ふっふっふ…あっはっはっは!!】
…さっきの発言を少々取り消させてもらうよ?
この機械風情が俺をここまで…ここまでコケにしてくれるとは…
「初めてですよ…俺をここまで本気にさせたお馬鹿さんは……許さん!許さんぞーー!!」
本気で挑んだ2戦目…結果は何と!!
【40点です〜!まるでそこらの虫けらと同じですね?あはは!!】
…壊してやろうかこの機械…
俺は本気で壊すかどうか悩んだが、何とか壊すこともなく踏みとどまった。
この機械は面白いと思うけど、終わった後の点数システムの後の台詞のアレ…本音いらない気がするのは俺だけでしょうか?

そして俺は、そこから先2時間ずっとやり続け、未だにこの機械から離れられないでいた。
なんとか800点まではいけるようになったのだが…残り200の壁があまりにも高くて硬すぎる…
くそ!もう一回だ!
「お兄さん!私達にも代わってよ〜!」
「黙りなさい!!お兄さんは今忙しいんだ!うおぉぉぉぉぉーーーー!!」
俺は後ろで並んでいた魔物の女の子達に順番を譲ることもなく一人、この機械を独占している状態だ。
それに…今回はなんだか調子がいいぞ!?いける…いけるぞ!!
そうやって、機械のほうに全集中力を注いでいたからだろうか?いきなり後ろから誰かが俺を殴ってきた!
しかも…きれいに当たって思いっきり機械のほうに頭を近づけてモグラに頭突きされる始末だ…
誰だよ…?俺のこのモグラの達人の邪魔をするのは…

俺は、結局800の壁が越えられず今回もミスしたこともあり、いきなり殴ってきたやつのことを恨んだ。
誰だ…?まったく!
こう思いながら後ろを振り返ると、メリィがそこには立っていた。
…や、やばいなぁコレって…
雰囲気的にだけど…
さっきまでの文句はどこに行ったのか…俺はすっかり怖気ついてしまっていた。だって、怖いし!
「デメトリオ…子供にあの台詞は酷いと思うわよ?だいたい…」
「うぅ…す、すみません!言い過ぎました!」
結局俺は、メリィや他のラグーンメンバーの前では強気になれないようだな…
そう思いながら、未練はかなりあるが俺はあの機械の前から去っていった。

それからいろいろな通りを歩いては見たが…大きな町だからといって気になる建物が多くあるって訳じゃないんだな…
俺は、若干残念な気分で町の中を歩いていたわけだ…
すると、俺の目の前に少し気になる看板があったことに気がついた。
……この、旅人の男性大歓迎!!急募します結婚相手!!と書かれた看板は一体何なんだ?いや…結婚用掲示板的なものだとは思うけどさ…
俺はあの掲示板を見た瞬間、二つのことに同時に気がついた。
一つは、この町にはつまり男で未結婚者はいないということ…
二つ目は、この町は明らかに男より魔物の女の子のほうが数が多いというところだ。
俺もこの看板に書かれている住所に行ってみようかな…?と一瞬考えたが、今は旅の途中だしなぁ…という事で思いとどまった。

看板を通り抜け、いよいよ最後の通りに差し掛かった時、早速一つの大きな店が目に入った。
いや…他の店より明らかに大きいあの店は…一体!?
儲かっているって事なのか!?そうなのかーーー!?
など、いろいろなことを頭で考え、俺は一回立ち寄って見ることにした。
まぁ、大きな店に行くって事は…それだけいい商売のアイデアを学べるって事だしな?

中に入った瞬間に、俺は即座にこの店が成功した理由を悟った。
店の中はなんと、あらゆるお客様に対しても満足できるように清潔にされており、なおかつカーペット仕様…しかも、店員の方々はとても楽しそうに仕事をしている!
その空気に感化されて、俺もなんだか気が楽になった。
ところどころに配置されてある慣用植物の存在も、結構ポイントが高い気がする!
なるほどな…勉強になるぜ…
「お客様、何か御用でしょうか〜?」
俺が少し考え事をしていると、後ろのほうから不意に、マーメイドの女性が床を泳ぐようにこちらにやってきた。
この床のカーペットの繊維が肌との摩擦を最小限に抑え、衣類との摩擦はそのまま残すようなつくりになっているために出来る事なのか…!?
凄いな…凄すぎる…
俺は感心しながら、目の前のマーメイドの女性にここに来た目的を告げることにした。
まぁ、不審者扱いされると嫌だしね?
「あ…どうも、俺は旅の人でして…今回、町をうろついているときにこの大きな建物を見て気になって入ってみたのですが…すごいですね!」
「でしょ〜?これも母様が立ち上げたアイデアでして…お客様の要望や会社側独自のシステム!これで会社は大きくなっていったんですよ〜?」

そうか…じゃあ、この会社…及び店を立ち上げたこの人の母さんは凄い人なんだな…
えっ、てことは俺、何気に凄い人と今会話してるのか!?
…ふっ、俺…すげぇ…
など、若干自分自身、優越感を感じていたが…良く考えたら、俺が凄いんじゃないじゃないかよ!?
少し、虚しくなった俺…いや、まだ次はあるさ!!きっとそうだ!
俺は、一体どのような次を求めているのか本音自覚せず…ただ単にそう考えていた。
「あの…あなたはこの会社の…社長ですか?」
「いえいえ〜…私はこの会社で社長をしている妹の様子を見にきただけですよ〜…」
そうなのか……まあ、このようなおっとりしている人が社長なんて…務まる訳ないよなぁ…
俺はそう割り切り、ちょうど小腹も空いたので茶々凜亭で購入したお饅頭とやらを食べてみることにした。
そして…俺が懐からお饅頭を取り出した瞬間!俺の手元からお饅頭はきれいにロストしていたわけだな?うん!
…うん!じゃねえよ!!どこに行ったんだ俺の饅頭!?

そうして、俺が自分の饅頭を探していると、探し物は意外と近くで見つかった…
そう、目の前の女性がもきゅもきゅと食べている…あれだよ…
と、落ち着いている場合じゃない!!よし…心の準備はOK!!いくぜ!
「何食べてるんですかーーー!!」
いったー!!突っ込みのタイミングはまさに…完璧だぜ!!
「はっ…すいません〜…つい…」
「ついって…いきなり俺のお饅頭を食べるなんて…どういう神経をしているんですか!?」
「はうぅ〜…す…すみません…これで勘弁していただけると…」
そう言いながら、目の前の女性があろう事か自分の衣類に手を伸ばし、服を脱ごうとしはじめた!!
待て待て待て!!いくら俺が怒っているからってそう簡単にその行為にいくのはどうかと思うぞ!?なんかコレだと…俺が無理やり何か言って服を脱がせようとしている悪役じゃないかよ!!
「も…もうこれ以上はぁ…許してくださいぃ…う…うぅ…」
「ちょっ…ちが…」
「え〜?なになに〜?」
「おい!暴漢が出たんだってよ!!」
「なに!?事もあろうに大社長を狙うとは…誰か!警備員呼んで来い!!」
「警備員じゃ生ぬるいわ!!もう…処刑シスターズを呼んで精処刑してもらうしかないわよ!!」
「えっ…それはちょっとやりすぎじゃ…」
「男は黙ってなさい!!」
「は、はいぃっ!!」

やばいな…本当になんか精処刑とやらをされそうな雰囲気に…冗談じゃないぞ!!俺、被害者なのに…
「わかりましたよ!!お饅頭のことはいいです!!もう何も言いませんから!」
「あ…ありがとうございます〜!」
うぅっ…いいさ…今度アルフォンスのやつにはがきで手紙を送って…お饅頭送ってきてもらうからさぁ…
俺は、自分自身の食べたいという感情を隠し、この事件をなかったことにした。
辺りにいた社員の方々もそれぞれ自分の職場に戻っていく…

「ふぅ〜…おいしかったです〜…」
「……では、俺はコレで…ははっ…」
精神的ダメージは計り知れないが…これ以上ここにいても俺に利益はないよな…うん。
そうきっぱりと判断できた俺は、おとなしくこの場を去ろうとしたんだ。
あぁ!!この饅頭を食べられた悲しみを抱えながらなぁ!!
…俺の昼飯が一瞬で…ふぅ…悲しくなんてないよ?ないけど…はぁ…
「待ってください〜…」
ん?まだ俺に何かあるというのか?俺は今、あんたに饅頭とやらを食べられて気分がブルーなんだから…早く開放してもらいたいぜ…
俺は投げやりな心境を抱えながら、声をかけられたのでその場で止まり、後ろを振り返った。
「なんですか?俺、他にも行くところが一箇所あって忙しいんですけど?」
「うぅ〜…そ、そんなに冷たく当たらなくてもいいじゃないですか〜」
冷たく当たっているつもりは全然ないんだけど…今の俺はそう見えるのか?
まぁいいや…他に何か用がないのなら本当にもうここからは去るつもりなんだけど…何かあるのか?
「そ、そうだ!!お詫びに…この会社で一番重要な部屋に連れて行って上げますよ!!」
「…一番重要な部屋!?」
なぜだろうか?一番という言葉と重要という言葉の入った場所には無性に行きたくなる…行くべきか?

俺はしばらくの間迷った末に、今現在リフトで地下に向かっているところだ。
上にだけ大きいと思っていたら…下にもこれほどの大きさの空間が…
と感心してしまったが…なんだかんだで洞窟の中だし、俺は頭上を気にしていた。落盤とか起こったら本当に洒落にならない場所だしな?
「そんなに心配しなくても…もうすぐつきますよ〜!」
といい終わるよりも若干早めに、リフトは目的地の場所に着いたようだ。
俺は相変わらず頭上を見つめながらも、マーメイドの女性の後をついて行った。
途中で、2回壁に額を打ち付けたが…気にしないでくれよ!?

「ここが、『人魚商会』の社長室ですよ〜!!普通の人はめったに入れないんですけど…特別ですよ〜?」
社長室!?まさに…選ばれた者のみがいけるといわれる聖域か!?
初めてだ…初めてきたぞ!!これが…
一見普通の部屋に見えるが…社長室というからには物凄いものがあるのだろう!?それはもう…一生見ることの出来ないほどの豪華な壷とか…金庫も見れるかも知れないな…
初めて来たこの空間の雰囲気に当てられ、俺のテンションは一気に加速して行った!もう…饅頭の事なんか忘れてしまうくらいにだ!!
まぁ…覚えてはいるけどさ…

「す…凄いな…社長室…へぇ〜…」
「うふふっ…驚いてるようですね〜、ここ、只の私たちの家ですけど…」
「え…い、家?」
「はい!母様がジパングに隠居してからは…私が各支部の様子を見て回り、妹達がちゃんと仕事をしているかを見回っているんですよ〜!」
「妹…?妹さんがここの会社の社長なんですか?」
「はい〜…裏方作業に徹してはいますが…アイデアの鋭さは他の子にも劣りませんよ〜、呼んできますのでその辺にあるお菓子でもつまんでおいてください!」
そういうと、マーメイドの女性はそのまま去っていった…

社長室といいながらも社長の家…長いなこの呼び名…
まぁいいや!とにかく、そこに残された俺は一人、目の前にあるお菓子を食べるべきかどうか非常に悩んだ…
食べてもいいといっていたから…食べてもいいんだよな?
だが、今までの経験から判断するに…食べると必ず何かが起こる気がする!
俺は、この旅で得た危険を察知する能力を最大限に発揮している今の状況で食べるということに対して…躊躇していた!
「食べたい…だが、後が怖い…」
時間が経過して行くごとに、食べたいという欲求は強くなってくる…
なるほどな…これが、飴と鞭というやつなのか!?

………もういいや!!食うぜ俺は!!
こんなに甘そうなお菓子を目の前にして…我慢なんて出来るか!!
そして、一口…口に恐る恐るチョコレートを運んだ…
「…おぉ!?こ、この口でとろけるような甘さ…さわやかな口当たり…これはうまいぞ!!」
そして、一口チョコレートを食べ、その味を知り調子に乗って俺はまるで化け物のように容赦なく食べ続けた。

「すみません…お待たせしま…」
「うおぉぉぉぉ!!食うぜーー!!」
「あの…もうお菓子はないのですが…」
「へ…?うぉ!?」
気がつくと、俺は目の前のマーメイドの人が教えてくれるまでチョコレートの外の銀紙を食べていた。
……ぺっ!!う…一体どれほど俺は食べたのだろうか…?
誰か、俺に教えて欲しい!などといっても誰も答えてくれるわけはなく、その場には気まずい雰囲気が流れていたわけだが…
誰か!この空気を変えてくれ!!

俺がそう思いながら固まっていると、目の前のマーメイドの女性の後ろから一人の女性がこっちに歩いて来た。
しかも、全身白濁液を浴びていた状態でだ…
みんなが何を言いたいかは良くわかる…
いや、本音を言えばわからないのだが…俺の後に続いていって欲しいんだ!
さぁ…準備はいいかーー!?
「(思いっ切り空気を吸って…)何して来たんだぁーーーーーっ!!」
けふっ…む、むせた…
とにかく…この人物は何者なのか…いや、雰囲気とタイミングだともうわかるのだが…
はたして次はどのようなイベントがわが身に降りかかるのか……
はぁっ…
12/03/05 21:10更新 / デメトリオン
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■作者メッセージ
うぐぐ…お、俺はやられないぜ…
今回の話は中途半端に終わってしまいました…
(すみません、文字数の関係でちょっと…)
では、レベッカがいない今の間に次回予告を…
なんと次回……港から海に…旅立ちます!!

そして…海は広い!!大きい!!
というわけで…魔物娘達の情報を相変わらず送っていただけると…うれしいです!お願いしますね〜!!

はっ…れ、レベッカが来た!?やばい…死んだ振りをしておかないと…
ではまた次回お会いしましょう!!

レ「ここらで話し声がしたと思ったんだけど…気のせいだったのかなぁ〜…ま、いいか…」
デ「作者…このメッセージ欄だけは…命を懸けて頑張れ…応援してるからな!」

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