連載小説
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23 次の日からはフラグの予感…
谷の霧をどうにかする方法が昨日、思いも寄らない場所で見つかったんだが…
「……うぅ…」
なぜだろうか?凄く体がだるいんだよ…今
最近変な夢ばかり見るしなぁ…イヤラシイ夢ばかり見るんだよ俺…
まぁ、森で一日、宿を借りたときは夢は見なかったんだがね?
そろそろ俺の中に眠る男が目を覚まし始めたということなのか!?
「やばいぞ…これは何とかしないと…」
「何を何とかするのじゃ?」
「へっ?うわっ!!ぞ、ゾーネ…なんで俺の部屋にいるんだよ!」
ゾーネにだけは俺がさっき考えていた夢のことをばれてはいけない…
いや、他のラグーンメンバーにもだ!!バレたら厄介なことになってしまう…
あくまで清く!正しく!美しい人生をだ!うん…

俺は少し落ち着きを取り戻すと、メリィの部屋に行くことにした。
いや…霧蒸散器のことをメリィには詳しく言っておいたほうがいいと思って…
「すいません…メリィ、今暇ですか?」
「…ん?デメトリオ?どうした…?」
俺が部屋に入ると、牛乳をビン3本飲んだにも関わらずまだ牛乳を飲もうとしているメリィがいた。
…あんなに牛乳飲んで、おなか痛くならねえのかな…?俺だったら確実にお腹を壊す量だぞあれ…
「どうしたの…?用があってきたんじゃないの…?」
はっ…そうだったぜ…
危ない危ない…最近別の出来事があるとすぐにもともとの目的を忘れちゃうんだよなぁ…
「昨日、この里の中でヤマトという人に出会って…その人から霧蒸散器を譲ってもらうことになったんですよ!これで、ここで無理に問題を解決しなくてもよくなりましたよ!」
「あぁ…知って…(いや…待ちなさいよ…ここで知ってるというと…いくら馬鹿なデメトリオでも気付くわよね…ここは知らない振りをして昨日の晩に後を着けたことを内緒にしておかないと…)そうなの?面倒が省けて助かったわ…」
ん…?さっきの行動…なんか怪しかったような気がしたんだけど…気のせいだな。
いやぁ…ここまで来るのに凄い時間をかけたのにここに留まるのはたったの一日とは…なんだかなぁ〜…

「そういえばデメトリオ…私、胸大きくなったと思わない?」
「え…?い、いきなりどうしたんですかメリィ…?」
「いや…毎朝牛乳をたくさん飲んでるからそろそろ胸が大きくなってもいいころかなと…どう思う?」
「い…いやぁ…?俺、男なんでそこはよく分かりませんよ…」
「揉んでみる…?いいわよ別に…」
「結構ですよ!!お、俺よりも…他のラグーンメンバーに確かめてもらったほうがいいですって!」
そういうと、俺は速攻でその場を後にした…
言えない…決してぜんぜん大きさ変わってないよ?ふっ…
なんて言えない…言ったらフルボッコにされてしまうかも知れないしな…
さすがは俺…緊急フラグ回避はお手の物だ!!
今回だけ回避できたんだよとは…絶対に言わせないぜーーー!!

そうして朝日が昇り、8時くらいになったころだろうか?
みんなが起きて里の出口と書かれた門の前で今、俺はヤマトを待ってる訳だが…
「あいつ…時間にルーズすぎるぞ…本当に…」
「悪いー!!待ったかデメトリオ!」
…ようやく来たぜあいつ…まぁ、そんなに待ってるわけじゃないんだけどな?
「霧蒸散器がどこにあるか探すのに必死でよーー…まぁ、見つかったから良かったけど…」
そう言いながら、大き目のランタンのような機械を俺に渡してくる…
これが霧蒸散器か…結構アンティーク物のような見た目をしてるんだが…大丈夫か!?
心配だ…どこも壊れてないといいけど…
「じゃあ…また近くに寄ったら来てく…」
「ヤマトーー!!どこにいるんだーー!?」
……誰かヤマトのことを呼んでいるのか?

ヤマトの名前を呼んでいた人物は、こっちにいるヤマトに気がつくと、若干駆け足でこっちに走ってきた。
「よぉ…はぁっ、はぁっ…いいお知らせがあるんだ!」
「……なんでしょうか領主様…?俺はこの後門番の仕事があるし、俺のような小物にあなたは用はないのではと思うのですが…?」
敵意が微妙に込められているな…あの台詞…
俺も今度勝ち組相手に使ってみよっと!
俺がそう決意すると、微妙に連れない台詞を言われた領主が複雑そうな顔で言った訳だ…
「ヤマト……そんなに邪険に扱わなくてもいいじゃないか…今回の話というのは他でもない…いつも頑張って一人仕事しているお前に春を届けようと思ってよ…」
「春…ですか?またそのような嘘をついて俺を落胆させるつもりでしょう?あなたは結構人を信じさせる嘘をつくので…」
「違うよ!!この里で唯一結婚してないのはもうお前だけ……本音、つらいだろう?」
「くっ…そ、そんなことありませんよ…仕事ですから…」
「無茶するなって!俺…妻と毎晩ヤってるからさ…妻の妖気でたくさん狐火が生まれたんだ…で、偶然家の窓からお前を見つけた俺たちの娘…というのか分からないが、狐火がお前を気に入ってさ…」
「はぁ…?それが俺とどういう関係に…?」
「わからねえか?お前とあの狐火を結婚させるんだよ!!お前は心の傷が埋まる…狐火のあの子は男を手に入れる…まさに両者幸せな関係になるってことだ!」

……なんなんだこの展開は?
え?何…俺が旅立とうとしているときに限ってこういうフラグを起こすのが最近のブームな訳か!?
駄目駄目!!そんなフラグ!でも…なぁ…
さすがに、自分に結婚イベントがないからって、他人のチャンスを奪うのはよくないことだよな…
結局、俺は物事を見守ることにした。決めるのはヤマトって事だな。
「結婚…ですか?俺が?はっはっは…冗談でしょう?」
「はぁ?」
「こんな都合よく物事が発展するわけがないんだ!!つまり!冗談だこの話は!」
「…そんなに思うならつれてきてやるよ!待ってろ!」

そうして5分後……はぁ、どうして俺たち待ってるんだろ?
本音、そう思ってしまった俺は確かにそこにいた。
「はぁっ、はぁっ、お…お兄さぁん…」
「……え?ま…マジか…?」
「…どうだよ!本当だったろ!娘よ…」
「はぁい…何ですかぁ?」
「あいつを犯れ!!もう体の関係であいつを縛り付けろ!!お前は自由にヤってもいいんだ!…妻がな、これでヤマトが落ちれば堂々と里のどこでもHが出来るってうるさいからさ…あと、俺もヤりたい!!里の広場とかで!」
……あいつ、なんという考えの男なんだ…
「わかったよ!!結婚する!よろこんでするから!!」
……そして、ヤマトが裏切ったのを確認した俺…ふっ…やっぱ俺の近くにいる男の親友はすぐに結婚して俺から離れていくんだな…
「なぁ…ヤマト…」
「うっ…で、デメトリオ……わ、悪い…先、結婚するわ俺…」
「あぁ……うぅっ…くぅぅっ…爆散しろ畜生ぉーーーーーー!!」
そして俺は、里のほうを振り返ることも無く、出口の門を抜け泣きながら走り去っていった。

里から逃げるように去っていってから…早くも2時間が経過した!!
今現在、俺はあとから追いかけてきたラグーンメンバーのみんなと一緒に崖沿いの道を歩いていたんだ…
認めたくないが…ヤマトのくれた霧蒸散器はかなりいい仕事をしてくれていて、辺り一帯の霧はきれいに晴れてくれている…
「くそっ…ヤマト…いいやつじゃねえかよ…しっかりと使用可能か確かめた状態で渡してくるなんて…」
いや…なぜ分かるかというと…俺たちが使う前の霧蒸散器の最終使用時間が5分前だったからさ…これは一回使ってきたと考えるのが妥当…
でもな…俺、素直に喜べねぇ…
…待てよ?
「そうだ!!俺にはヤマトとは違い、自分で選ぶ自由があるじゃないか!!」
「…どうしたの?デメトリオ…」
「あ…何でもないです。はい…」
…思わず大きな声で言ってしまったが、そうだよ!俺は今、自由なんだ!!
つまり…まだ俺にはフラグが残ってるって事だよ!
そのことに気付いた俺は、ヤマトの件でくよくよするのをやめた。

さらに!!それから1時間が経過し、今俺は干し肉を食べながら道沿いに歩いているところだ…
さっき、道端の看板に【港町リクリスタまで…残り10km】と書かれていたのを見つけたけど…俺はその看板の内容を頭から消すので必死だ…
いや、距離が分かってると、辛い事もあるじゃないか?
俺はとにかく、無心で道を進みたかっ…
「げほぉ!!ほ…干し肉が…のどに詰まっただとぉ……かはっ!」
……お…おま…え〜っと…お前は何も見なかった…
って事で、見逃してくださるとうれしく思います。
くっ…こ…コショウを振りすぎていたようだな…次からはちゃんと量を考えよう…
そして、最近一つ思うことがあるんだ…

「でさぁ〜…あそこのパスタがおいしかったんだぁ…」
「…パスタか…いいわねそれも…」
「……今度作りましょうか?リーダー…?」
「お願いするわ…ホワイトソース大目でね?」
なんでラグーンメンバーと一緒に行動しているはずなのに、俺一人会話に入れないんだ!?
あと…レベッカ!!リーダーってメリィに対して言ってるけど…お前を雇ったのはこの俺だぞ!?
と、内心思ったりしてみたが…レベッカに言っても多分無視されるな…
もしかすると…ラグーンメンバーの中では口先だけのザコと思われているのでは…?
微妙にこう考えながら道を歩いていると、向こうのほうから一人…旅人が歩いてくるのが見えた訳だ…

「あれ?旅ですか?」
「……はい!あなた達は…?」
「あぁ…俺たちも旅の冒険者…ってやつですかね…」
俺は、偶然すれ違った旅人と会話を始めた…見る限りだと、ワーウルフか?
いやぁ…群れを作らずに一人で行動しているワーウルフって珍しいなぁ…
いや…よくさ、ワーウルフは群れを作って行動するって聞いたんだよ…
やっぱり…俺の情報網って若干間違ってるんだなぁ…今になって思えば、山でウシオニを見たときの情報も嘘だったわけだし…
そういえば、あの山賊たちは今、どうなってるんだろうか?
無事だといいと本気で思うよ…うん。

「冒険者…ですか?ですけど…明らかにいろいろな魔物娘達を引き連れてこんな谷を通っているあなたって…一体…?」
「ははっ…引き連れているわけじゃないんですよ…むしろ俺がむりやり連れて行かれてるんで…」
「そうか…ならいいんですよ…てっきり、魔物娘を不当に売りさばいている奴隷商人か何かかと思ったので…すみません」
……俺が奴隷商人なんて出来るわけないだろ…というか、いまどきそのような奴がいるのか!?
この世の中も…まだまだ安心とは言えないようだ…
「今のご時勢にそんな屑のような人がいるんですね…」
「そうです…世も末ですよね……人の弱みに付け込んで…人間の癖に…」
……ここは、そこまで俺は意見を言う気にはなれなかった…
いや、人間の癖にって人間である俺の目の前で言うってどういうことなんだよ…?
まぁ、確かにこういう話を聞くと、世も末だと思うよ…
待て…じゃあ、俺たちの国、フェルス興国の男たちを拉致っていったメガロス帝国の連中も同類なのか…?
…もしも聞く機会があったら一回聞いてみるかな…
などと思いながら、俺とこのワーウルフとの間に妙な沈黙が流れた…

「すみません…あなたも人間なのにあんなことを言ってしまって…」
「いや、いいですよ?俺も一つ知りたいことが出来たんで…そうだ、ここで会ったのも何かの縁です!もし良かったら名前でも教えてくれませんか?」
ふっ…一回であった人の名前は出来るだけ聞くというのが俺の中での礼儀だ!
まぁ…何回も礼儀を忘れてしまったことはあるけど…
この女性とは、また会う気がするんだよな〜…
「私の名前はラズベリー…ラズベリー・ワンドっていいます…」
「俺はデメトリオっていうんだ、気が向いたら覚えておいてくださいよ!」
いや、こういったけど俺には判る…
このワーウルフは90%くらいの確立で…俺のことを忘れる!!
だってさぁ…普通は旅の道中で出会った一般人の事なんか覚えてたりしないだろ!?
俺は無駄に覚えてるけどさぁ……

そして俺達は…といっても話していたのは俺だけだったけど、まぁいいさ。
とにかく、俺はワンドと分かれると、また無言で道を歩き始めたわけだな?
……たまにだが、こういう風に一人無言で歩いていると、体を張って何かしたい気にならないか?
ということで!!俺は今から体を張ってみます!!
といっても…何をするべきかなっと…?おぉ!?
あ、あんなところにちょうどいい大きさの木が植えてる…
これは…飛ぶしかない!!
「うおぉぉぉーーー!!デメトリオスーパーアルティメットジャンピング(ry…」
俺は助走をつけて思いっ切り…飛んだーーー!!
俺の体はきれいに木を飛び越え、地面に着地する…って俺の頭の中はこういうプランになってたんだが…
現実って厳しいんですね…はい…

結局俺は、ジャンプしたにも関わらず思いっ切り玉を強打した…
しかも、きれいに玉だけを攻撃してくる手際のよさ…あの木…出来る…!
………ふっ
「ぐおぉぉーーっ!!た、玉がぁーー!!俺の右側の玉がぁーー!」
……激痛は俺に容赦してくれなかった…
《これはおじさんの金の玉…おじさんの金の玉だからね?》
……なんだ!?さっきの声は!?あ…あの声は…
さっき聞こえてきた声は確か…俺が子供のときに裏路地で金ピカのビー玉をくれたおじさんじゃないか……
どうして今になって思い出してしまったんだろう…

「……見てたわよ?やっぱりデメトリオは馬鹿ね…サリィも、こんな男のどこがよかったんだか…」
「お兄さん!!大丈夫ですか?」
「せ…セムちゃん…と、ジュンコさん…」
「このクリームを大事な部分に塗って…これから1週間は!いくらか気が楽になるから!」
俺はジュンコさんから、中身がたくさん入った薬ビンを受け取った…
た、助かったぜ…いや、本当にさぁ…
さっそく俺は、メンバーたちから這いながら離れ、隅のほうで玉の部分にクリームを塗った…
粘度が凄いが…文句は言っていられない!!それに…心なしか痛みが引いた気がする!
決めた…俺、この薬ビンは使い終わった後も大切なもの入れの中に入れておこう…
え?大切なもの入れには他に何が入っているか気になるか?
気にならない?気にならないとか言うなよ!!
そう思いながら、俺は大切なもの入れの中に薬ビンを入れた。中には他に、いろいろな場所で俺を助けた空き箱の破片…特に、墓場で散った空き箱の破片は俺の大切な戦友だ…あとは…俺が森に落下したときに俺を助けてくれたキノコの端っこ部分とか、もこもこのあの謎の毛糸っぽいやつかな?
アルラウネの蜜も見つけた…これで全部のようだな…
こうして見てみると…なかなか集めたなぁ…俺も!

そして、なんだかんだで港町までは残り3km…早いな…こう考えてみると…
微妙に玉が痛くなってきたんだが…あの薬の効き目時間はどれくらいなんだ?
俺の勘違いなのか…それとも効果が切れたのか…これが重要だ!
さっきまでの殺風景な谷を通り過ぎ、今は整備された街道を歩いているところだ。
俺の目でも確認できるように…微妙にだが街道の奥のほうに海が見える。
あと少しで着くと思うと、微妙に足取りも軽くなった気がする…
まぁ……実際は物凄く足は痛いわけだけどさ…
ん…あの人たちは…前にあったことがある気がするぞ!?

俺の目の前には、谷でであった二人組みの商人が店を開いている模様が展開されていた。
「いらっしゃいませ〜…あれ!?お客様たちは谷で出会った…」
「あの時はどうも…ここでも商売ですか?」
「はい!!もうすぐ本国に一時的に戻りますので、一気に商売をと思いまして…」
「ししょ〜!仕入れルート確保の依頼が終わりました〜!」
「ご苦労様…さて…何か買っていきますか?今回は食糧が主ですけど…」
金…大丈夫かなぁ…ご都合よく金を常に持っているわけじゃないから…
俺の手持ち…5金…かぁ…これを使ってこれからの宿屋生活を切り盛りしないといけないと思うと…使えるのは良くて3銀くらいかな…
俺は財布から3銀を取り出すと、早速食料を見始めた!
買うよ…おなかすいたし、たまには干し肉とチーズ以外のものも食べたいしなぁ…
「…折角だから、珍しいものが食べたいな…何かいいものは…お!?」
「お客様!それは私の本国の食べ物…お饅頭というものです!」
「おまんじゅう…?へぇ…これがなぁ…」
名前だけなら聞いたことがある……何でも、いろいろな種類や味があり人気だとか…
そういえば、餡子とやらが入ったタイプもあるみたいだぞ!?
「そうだなぁ…これとこれ…買います!」
「お饅頭と油揚げですね?ありがとうございます!」
そして、まんじゅうと油揚げとやらを買った俺は、茶々凜亭から出ると心も軽くなった気がした…
懐も軽くなったけどもさぁ…

そして、それからたいしたイベントもなく、俺達は港町【リクリスタ】に着いたのだった…
さすがは俺たちのいる大陸で最大の大きさを誇る町…俺の住んでたフェルス興国や、今まで行った町とはぜんぜん比べ物にならないぜ……
人は大勢行き来しており、建物も多い…多くの人が町内を歩いていたりなど…
さ、さすが都会だ……
「じゃあ、折角この町に来たんだし…各自夜になるまでは自由行動でいいわね?夜にあそこの宿屋…【シー・キャッスル】に集まりましょう!」
微妙にメリィのテンションが…違うだと…?
メリィでさえ、大きな町に来たらテンションが上がるということなんだろうか?それとも、別の理由なのか…
まぁ、自由に行動できるんだから俺ものんびりと町の中を探索するとするかなぁ〜…
……みんな俺を置いていっている事だしさ…
せめて…行くときに何か行って欲しかったよ俺は……
こうして…心で愚痴を言いながらも、俺は大きな町の中を歩いて回ることにしたわけだな。
これだけ広いと…さぞかし結婚できないやつらもいるに違いない…
そう、俺と境遇が同じ奴がなぁ!!
俺は、違う意味でもテンションが上がった……
これで、未結婚者がいないとかいう事にもしもなってしまったら…これは凄いショックだな…あ!?これは決してフラグをそっち方向にもって行きたいからわざと言っているわけじゃないぞ!?
どうでもいいけど…俺って結構こんな大きな町の中でも存在が浮いている気がするんだ…気のせいかな?
そう思いながら、俺は目の前の掲示板のところにある町の全体地図に向かって足を進めたのだった…

12/03/02 21:37更新 / デメトリオン
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■作者メッセージ
どうも皆さん!
ついに次回の話で……
レ「ふんっ!!」
(ポカっという効果音)
デ「……や、やりやがった…あいつ作者を…」
レ「今からこの次回作の紹介のところは私達モンスターラグーンが占領した!作者には…少しの間眠っておいてもらうわ!」
デ「…作者、いいやつだったのに……」
レ「さて……では、ヒュウちゃん!出番よ!」
ヒ「やったぁ〜!!はじめのほうで敵国の兵士さんを吹っ飛ばしてから…出番無いと思っていたんだ〜…次回予告、行くね〜?」
デ「……忘れてたぜ、きれいに…」
ヒ「次回…デメトリオがついに……ついにあんなことに!今までの出来事が変わるくらいのHなイベントが…はぁ…はぁ…じゅるぅっ…」
レ「…ちょっとヒュウ…話の内容が変わってるわよ…?ちゃんと私の台本どおりに…もういいわ…(ナナ、早く風邪治らないかなぁ…)」
デ「いいのかよ!?みなさん…デメトリオは常に清い体ですよ!?そんなイベント…起こりませんからね!?」

レ「あと…港町で出会う新しいキャラクターの情報等ございましたら…お願いしますね!!…ぼそっ」
デ「さっき…小声で『出番減るんですけどねー…』って聞こえたんだが!?皆さん!キャラクター情報は本当にお願いしますよ!?皆さんのおかげで…俺のストーリーは成り立っているし、とうもろこしで気絶させられた作者も浮かばれるって物ですから…」
レ「さぁ!これから次回予告は私のコーナーよ!!」
うぅっ…何ださっきの…?
レ「てぃっ!!」
ぐはぁっ!?
デ「…ジャガイモ投げやがった…皆さんは、食べ物は大切に食べてやってくださいね?決して人に向かっては投げないで下さい…では、また次の話で〜!」

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