夢見心地にお邪魔します
「ご主人様、そろそろお休みの時間ですよ」
全身にふわふわと触り心地の良さそうな白い毛をまとい、
どこか嬉しそうな、にこやかな表情を浮かべる女性が就寝の時刻を告げる。
「お着替えはもうお済ですね、さあさあ寝室へ参りましょう」
彼女の種族からは想像しにくい、きびきびとした動作で寝室まで手を引かれる。
まるで楽しい何かを待ちきれず、早くと急かす子供の様な感覚を覚える。
「ささ、ベッドにお入りくださいな、今日もご主人様が良く眠れるようにしっかりとご用意をさせていただきました」
寝室に入ると、見た目だけでよく眠れそうだと分かるベッドが見える。
「シーツも整えてありますし、毛布も一日お日様に当ててぽかぽかですよ」
一切の皺が無いシーツは手で触れると滑らかな肌触りを返し、
彼女と同じ白い羊毛で出来た毛布は触れた場所に程良い熱を与えてくれる。
「それではお休みなさいませ、ご主人様が眠られるまで、私がしばらくお側でお付きそいをいたしますね」
主が身を預けるベッドに寄り添うように、女性は主人の寝顔を眺め始める。
「いかがですか、どこかご不満な点があれば何でもおっしゃってくださいね」
体が沈んでしまいそうな錯覚を覚えるほど柔らかいベッドと、
同じく柔らかく、軽く、暖かく身を包む毛布に不満を挟める要素は何一つ見つけられない。
「ありがとうございます、私の自慢の羊毛を使ったベッドですから、褒めていただけると私も嬉しくなってしまいます」
女性は常に浮かべている笑顔を少しだけ、より嬉しそうにゆるませる。
「さあご主人様……そろそろ寝かしつけて差し上げますね」
少し落とした声音でそうささやくと、
そっと毛布の上に手を乗せてゆっくりと滑らせながら胸とお腹のあいだ辺りを探り当て…
ポン… ポン…
優しく、一定のリズムで、毛布越しに心地良い振動を与え始める。
ポン… ポン…
「ご主人様はこうやって寝かされるのが大好きなんですよね……甘えん坊さんですね」
ポン… ポン…
「いいんですよ……いっぱい甘やかされてくださいね」
ポン… ポン…
「お目目がとろけてきましたね……良いお顔」
ポン… ポン…
「さあ……ゆっくりお休みくださいましね」
ポン… ポン…
ポン… ポン…
ポン… ポン…
… … … … …
「そろそろ……かな、失礼いたします……ね」
不意にリズムを刻む手を止め、女性はそっと音を立てないようにベッドに上がる。
「丁度眠りかけの、ふわふわな意識と夢が交わりあう一番気持ちの良い時間」
するりと毛布の中に体を滑らせると、主人の体に手を這わせる。
「私が……それをもっと気持ち良くして差し上げますね」
そのまま愛しそうに手でまさぐりながら、ゆっくりとその身を主人にすり付けていく。
「…ン……ご主人様ぁ」
ふわふわの彼女の体毛が優しく体を撫でる、
まさぐる手が少しずつ寝巻きを脱がし、直接その心地良さを肌に教え込む。
「眠りかけて……うとうとするときの気持ち良さと」
ベッドから放出されていた眠りの魔力にその持ち主の魔力が加わり、
より強力にとろけるようなまどろみを与えてくれる。
「ン……ッチュ……それと………私の大好きなエッチの気持ち良さ」
主人の体にそっと加えられる愛の吸い付けと、
じわじわと下半身に迫る手の愛撫が完全に眠りに落ちるのを防ぎ続ける。
「両方の気持ち良さを……存分に味わってくださいね」
とうとう下着の中にまで進入した手が、まだ柔らかいペニスを捕らえてしごき始める。
「ご主人様の……おちんちん……ン…」
手淫によって直接与えられる快楽と、
寄り添われ、すり付けられるたびに感じる柔らかい双球の感触に、
ペニスは徐々に硬度を増し始め、その存在を主張していく。
「おっきく……なってきましたね……もっと……気持ち良くなりますよ」
毛布を横に退け、音も立てずにそびえ立ったペニスの前に移動する。
「いっぱい気持ち良くなって……いっぱい……私にくださいね」
口を大きく開けて、ゆっくりと顔を近づけていき。
「ちゅ……ちゅるる……ン…ちゅる…ちゅる」
そのままペニスをほおばり、舐め啜り始める。
「…ン……ちゅぱ…ご主人様のおちんちん……おいしいのぉ…れろぉ…ちゅ…」
暖かい口の中で、とろとろの唾液を攪拌しつつまんべんなく塗りつけながら、
一舐め一舐め丁寧に舌をペニスに絡みつけていく、
舌がペニスにこすれるたびにとろとろの快楽が蓄積していき、
唾液と共にペニスを吸われるたびに蓄積された快楽がこみ上げられ開放を待ちわびる。
「ちゅ…ちゅ…ちゅ…ちゅるるる……」
夢中になって舐めしゃぶり続ける彼女はそれに気づく様子がなく、
眠りと性の二つの快楽にとろけた頭は、それを告げることを考えることが出来ない。
やがて限界を迎えた快楽は、
耐える事の出来ない持ち主の欲望のままにその滾りを放出してしまう。
「…ング!?…ゴク…ゴク……ゴク」
突然の暴発にも関わらず、彼女はその白濁を全て喉に通していく。
「…あ……はあ……おいしい……おいしいよぉごしゅじんさまぁ」
ペニスから口を放した彼女は今まで以上に嬉しそうな笑みをとろけさせる。
指を咥えてちゅぶちゅぶと精の残る口内をかき混ぜ、
名残惜しそうにそれを飲み込んでいく。
「ごしゅじん…さまぁ……もっと…くださぁい」
種族相応のふわふわとした声音になっておねだりをしながら、
ゆっくりと膝で立ち、なお力を失わないペニスに、露出させたヴァギナを当てつける。
「さあ……ごしゅじんさまぁ……きもちよぉく……なりましょお」
本当に、本当にゆっくりと、ほとんど音を立てずに自らの中に肉棒を納める。
「はああ……はいってるぅ…ごしゅじんさまのぉ」
わずかに腰を揺らす程度の動きで、体にこそほとんど動きは見られないが、
彼女の中で蠢く膣肉がとろとろの愛液と共に絡みつき、確かな快楽を与えてくれる。
「ン…フ…あぁ……ごしゅじんさまぁぁ……」
激しい動きを伴わない彼女の性交は、眠りの心地良さを妨げることなく、
且つ、魔物の体が与える魔性の快楽が完全に眠りに落ちることを許さない。
「ごしゅじん………さまぁ……ンゥ……きもちいいですぅ…きもちいいですぅぅぅ」
ゆっくりゆっくり、抵抗できない、我慢できない、心も体も、
全てがふわふわな優しい快楽に沈み込んでいく。
「ごしゅ…じんさまぁ………おしたいして……おしたいしておりますぅぅ」
うわ言のように、彼女は主に対して恋慕の情を告白し始める。
「ごめん……なさいぃ……ごしゅじんさまにぃ……ごしゅじんさまにだまってこんなふしだらなマネをしてごめんなさいぃ」
常に崩さなかった笑みを曇らせ、目から涙を浮かべつつ謝り続ける。
「まいばんこんなことしてぇ……きかれたらゆめじゃないかってごまかしてぇ……ごめんなさいぃ……ごめんなさいぃぃぃ」
その贖罪の最中にも生み出され続ける快楽は、限界へと向かってその高まりを極めていく。
「だけどぉ……だいすきなのぉ……ごしゅじんさまぁ……だいすきぃぃぃ!!!」
一際大きいその告白を合図に、
静かに溜まりきった快楽がゆっくりとあふれて彼女の中に飲み込まれる。
「ッ!?……………ごしゅじん……さま……ァ……………」
彼女も、感極まったように体を震わせ、主人の体に倒れこみ、
絶頂の余韻に震えながら体を擦り付けていく。
「………あぁ……起きて……片付けなきゃ……」
そのまま眠ってしまいそうなとろけた瞳で、彼女は体を起こそうともがく。
「また……ばれない様に……片付け……て………」
しかし、今日は普段より乱れたためか、
ふわふわと体を主人にすり付けるばかりで起き上がることが出来ない。
「だめ……ねたら……ねた…ら……ごしゅじんさまにぃ……………」
体の動きが少しずつ止まっていき、その瞳もすぅっと閉じられて………
「………むにゃ……ごひゅひんひゃまぁ………」
「ふえ?……ごしゅじんさま?………」
「ごごごごごご主人様!?!?!? あ! ああ!! 嘘! そんな!」
「ももも申し訳ございません、これはその、あのですね」
「……え……あ……そっか……そうでしたよね」
「昔の夢を見たんです、あのころの……」
「飼われてる立場だからって、好きだって言えなくて、こっそり黙って交わっていたころの」
「ふふ、本当に、あの時ばれちゃって良かった」
「そのおかげで、いくらでも、はっきりと言えるから」
「大好きですよ………旦那様」
おしまい
全身にふわふわと触り心地の良さそうな白い毛をまとい、
どこか嬉しそうな、にこやかな表情を浮かべる女性が就寝の時刻を告げる。
「お着替えはもうお済ですね、さあさあ寝室へ参りましょう」
彼女の種族からは想像しにくい、きびきびとした動作で寝室まで手を引かれる。
まるで楽しい何かを待ちきれず、早くと急かす子供の様な感覚を覚える。
「ささ、ベッドにお入りくださいな、今日もご主人様が良く眠れるようにしっかりとご用意をさせていただきました」
寝室に入ると、見た目だけでよく眠れそうだと分かるベッドが見える。
「シーツも整えてありますし、毛布も一日お日様に当ててぽかぽかですよ」
一切の皺が無いシーツは手で触れると滑らかな肌触りを返し、
彼女と同じ白い羊毛で出来た毛布は触れた場所に程良い熱を与えてくれる。
「それではお休みなさいませ、ご主人様が眠られるまで、私がしばらくお側でお付きそいをいたしますね」
主が身を預けるベッドに寄り添うように、女性は主人の寝顔を眺め始める。
「いかがですか、どこかご不満な点があれば何でもおっしゃってくださいね」
体が沈んでしまいそうな錯覚を覚えるほど柔らかいベッドと、
同じく柔らかく、軽く、暖かく身を包む毛布に不満を挟める要素は何一つ見つけられない。
「ありがとうございます、私の自慢の羊毛を使ったベッドですから、褒めていただけると私も嬉しくなってしまいます」
女性は常に浮かべている笑顔を少しだけ、より嬉しそうにゆるませる。
「さあご主人様……そろそろ寝かしつけて差し上げますね」
少し落とした声音でそうささやくと、
そっと毛布の上に手を乗せてゆっくりと滑らせながら胸とお腹のあいだ辺りを探り当て…
ポン… ポン…
優しく、一定のリズムで、毛布越しに心地良い振動を与え始める。
ポン… ポン…
「ご主人様はこうやって寝かされるのが大好きなんですよね……甘えん坊さんですね」
ポン… ポン…
「いいんですよ……いっぱい甘やかされてくださいね」
ポン… ポン…
「お目目がとろけてきましたね……良いお顔」
ポン… ポン…
「さあ……ゆっくりお休みくださいましね」
ポン… ポン…
ポン… ポン…
ポン… ポン…
… … … … …
「そろそろ……かな、失礼いたします……ね」
不意にリズムを刻む手を止め、女性はそっと音を立てないようにベッドに上がる。
「丁度眠りかけの、ふわふわな意識と夢が交わりあう一番気持ちの良い時間」
するりと毛布の中に体を滑らせると、主人の体に手を這わせる。
「私が……それをもっと気持ち良くして差し上げますね」
そのまま愛しそうに手でまさぐりながら、ゆっくりとその身を主人にすり付けていく。
「…ン……ご主人様ぁ」
ふわふわの彼女の体毛が優しく体を撫でる、
まさぐる手が少しずつ寝巻きを脱がし、直接その心地良さを肌に教え込む。
「眠りかけて……うとうとするときの気持ち良さと」
ベッドから放出されていた眠りの魔力にその持ち主の魔力が加わり、
より強力にとろけるようなまどろみを与えてくれる。
「ン……ッチュ……それと………私の大好きなエッチの気持ち良さ」
主人の体にそっと加えられる愛の吸い付けと、
じわじわと下半身に迫る手の愛撫が完全に眠りに落ちるのを防ぎ続ける。
「両方の気持ち良さを……存分に味わってくださいね」
とうとう下着の中にまで進入した手が、まだ柔らかいペニスを捕らえてしごき始める。
「ご主人様の……おちんちん……ン…」
手淫によって直接与えられる快楽と、
寄り添われ、すり付けられるたびに感じる柔らかい双球の感触に、
ペニスは徐々に硬度を増し始め、その存在を主張していく。
「おっきく……なってきましたね……もっと……気持ち良くなりますよ」
毛布を横に退け、音も立てずにそびえ立ったペニスの前に移動する。
「いっぱい気持ち良くなって……いっぱい……私にくださいね」
口を大きく開けて、ゆっくりと顔を近づけていき。
「ちゅ……ちゅるる……ン…ちゅる…ちゅる」
そのままペニスをほおばり、舐め啜り始める。
「…ン……ちゅぱ…ご主人様のおちんちん……おいしいのぉ…れろぉ…ちゅ…」
暖かい口の中で、とろとろの唾液を攪拌しつつまんべんなく塗りつけながら、
一舐め一舐め丁寧に舌をペニスに絡みつけていく、
舌がペニスにこすれるたびにとろとろの快楽が蓄積していき、
唾液と共にペニスを吸われるたびに蓄積された快楽がこみ上げられ開放を待ちわびる。
「ちゅ…ちゅ…ちゅ…ちゅるるる……」
夢中になって舐めしゃぶり続ける彼女はそれに気づく様子がなく、
眠りと性の二つの快楽にとろけた頭は、それを告げることを考えることが出来ない。
やがて限界を迎えた快楽は、
耐える事の出来ない持ち主の欲望のままにその滾りを放出してしまう。
「…ング!?…ゴク…ゴク……ゴク」
突然の暴発にも関わらず、彼女はその白濁を全て喉に通していく。
「…あ……はあ……おいしい……おいしいよぉごしゅじんさまぁ」
ペニスから口を放した彼女は今まで以上に嬉しそうな笑みをとろけさせる。
指を咥えてちゅぶちゅぶと精の残る口内をかき混ぜ、
名残惜しそうにそれを飲み込んでいく。
「ごしゅじん…さまぁ……もっと…くださぁい」
種族相応のふわふわとした声音になっておねだりをしながら、
ゆっくりと膝で立ち、なお力を失わないペニスに、露出させたヴァギナを当てつける。
「さあ……ごしゅじんさまぁ……きもちよぉく……なりましょお」
本当に、本当にゆっくりと、ほとんど音を立てずに自らの中に肉棒を納める。
「はああ……はいってるぅ…ごしゅじんさまのぉ」
わずかに腰を揺らす程度の動きで、体にこそほとんど動きは見られないが、
彼女の中で蠢く膣肉がとろとろの愛液と共に絡みつき、確かな快楽を与えてくれる。
「ン…フ…あぁ……ごしゅじんさまぁぁ……」
激しい動きを伴わない彼女の性交は、眠りの心地良さを妨げることなく、
且つ、魔物の体が与える魔性の快楽が完全に眠りに落ちることを許さない。
「ごしゅじん………さまぁ……ンゥ……きもちいいですぅ…きもちいいですぅぅぅ」
ゆっくりゆっくり、抵抗できない、我慢できない、心も体も、
全てがふわふわな優しい快楽に沈み込んでいく。
「ごしゅ…じんさまぁ………おしたいして……おしたいしておりますぅぅ」
うわ言のように、彼女は主に対して恋慕の情を告白し始める。
「ごめん……なさいぃ……ごしゅじんさまにぃ……ごしゅじんさまにだまってこんなふしだらなマネをしてごめんなさいぃ」
常に崩さなかった笑みを曇らせ、目から涙を浮かべつつ謝り続ける。
「まいばんこんなことしてぇ……きかれたらゆめじゃないかってごまかしてぇ……ごめんなさいぃ……ごめんなさいぃぃぃ」
その贖罪の最中にも生み出され続ける快楽は、限界へと向かってその高まりを極めていく。
「だけどぉ……だいすきなのぉ……ごしゅじんさまぁ……だいすきぃぃぃ!!!」
一際大きいその告白を合図に、
静かに溜まりきった快楽がゆっくりとあふれて彼女の中に飲み込まれる。
「ッ!?……………ごしゅじん……さま……ァ……………」
彼女も、感極まったように体を震わせ、主人の体に倒れこみ、
絶頂の余韻に震えながら体を擦り付けていく。
「………あぁ……起きて……片付けなきゃ……」
そのまま眠ってしまいそうなとろけた瞳で、彼女は体を起こそうともがく。
「また……ばれない様に……片付け……て………」
しかし、今日は普段より乱れたためか、
ふわふわと体を主人にすり付けるばかりで起き上がることが出来ない。
「だめ……ねたら……ねた…ら……ごしゅじんさまにぃ……………」
体の動きが少しずつ止まっていき、その瞳もすぅっと閉じられて………
「………むにゃ……ごひゅひんひゃまぁ………」
「ふえ?……ごしゅじんさま?………」
「ごごごごごご主人様!?!?!? あ! ああ!! 嘘! そんな!」
「ももも申し訳ございません、これはその、あのですね」
「……え……あ……そっか……そうでしたよね」
「昔の夢を見たんです、あのころの……」
「飼われてる立場だからって、好きだって言えなくて、こっそり黙って交わっていたころの」
「ふふ、本当に、あの時ばれちゃって良かった」
「そのおかげで、いくらでも、はっきりと言えるから」
「大好きですよ………旦那様」
おしまい
12/05/18 22:53更新 / びずだむ