もしも、こんな車内販売員がいたら・・・
出張や家族旅行などで利用する新幹線。
その車内では、販売員が商品と共に、各車両を回り、利用客へ販売しています。
と言うわけで、お馴染み悪乗りもしもシリーズ。
3回目は“もしも、こんな車内販売員がいたら・・・”
*****************************
〜CASE1〜 バフォメット
「東京まで2時間かぁ、遠いな〜・・・」
ガラガラ・・・ピタッ・・・
(販売員がワゴンを押して、男の横で止まった)
「・・・・・・・・」(じぃ〜〜〜〜っ)
「・・・・・・?」
「・・・・・・・・・!?」(ビクッ!)
「あの〜、何か用ですか?」
「な、何か、買ってくれんかの・・・?」
「あぁ・・・車内販売か〜。・・・何があります?」
「色々、あるのぢゃ。ホレ、見てみるのぢゃ」
「え〜っと、そうだなぁ〜・・・あ、そのリンゴ貰えます?」
「150円なのぢゃ!」
(チャリ〜ン♪男はお金を払った!)
「ありがとうなのぢゃ♪」
(そう言って、販売員はリンゴを手に持った。しかし、何を思ったのか、そのリンゴを“自分で”むしゃむしゃと食べてしまった!)
「モグモグモグ・・・・」
「・・・・・・・・・・・え!?」
「はぁぁ〜♪・・・リンゴ、買って貰っちゃったのぢゃ〜♪」
(そして、何事も無かったかのように、販売員はワゴンを押して去っていった・・・)
「何か買ってくれんかの〜・・・何か、買ってくれんかのぉ〜・・・・」
「・・・・・・だめだ、こりゃ ><;」
*****************************
〜CASE2〜 ボブゴブリン
「あぁ〜、何か腹減ったな〜。販売員が来たら、弁当と茶を買うか〜・・・」
ガラガラ・・・
(販売員がワゴンを押してやってきた)
「え〜、“賞味期限の切れた”お弁当、“生ぬるい”お茶、“溶けかけの”アイスはいかがですか〜?」
(ズルッ!男は座席からずり落ちた!)
「あらら〜?どうしたんですか、お客様?」
「どうしたんですか、じゃないよ!!何だよ、今のは!?」
「何って、私、車内販売員ですよ〜?」
「いや、そうじゃなくって、なんてモン売ってんだよアンタは!?」
「え?お弁当と〜、お茶と〜、アイスですよ〜?」
「さっきと言ってた事違うよねッ!?」
「え?い、嫌だなぁ〜、お客様。そんな訳無いじゃないですか〜?」
「・・・まぁ、いいや。ビールは無いの?」
「あ、ビールですか?ありますよ〜?」
「じゃあ、それ頂戴」
「300円で〜す♪」
(チャリーン♪男はお金を払った!)
「それじゃ、いただk『あ、しまった忘れてた!!』」
(ブシャ〜〜〜〜!!)
「ぶふぅ!?」
(ビールが勢いよく缶から噴きだした!!)
「それ〜、さっきジュースと間違えて〜、思いっきり振っちゃったから〜、気を付けてくださいね〜・・・って、もう遅かったみたい、テヘッ♪」
「ゲホッ、ゲホッ・・・・・・・・だめだ、こりゃ ><;」
*****************************
〜CASE3〜 ホルスタウロス
「・・・・・・・」
(ぼんやり外を眺める男)
ガラガラ・・・
「失礼いたします。お客様、車内販売でございますが、何かご入用はありませんか?」
「え?あ、あぁ、すみません・・・それじゃあ、お弁当とお茶を下さい」
「560円になります」
(チャリ〜ン♪男はお金を払った!)
「ありがとうございます。・・・ところで、お客様。今日はどちらへ行かれるんですか?」
「これから出張で新宿へ行くんですよ」
「へぇ〜、そうだったんですかぁ〜?大変ですねぇ〜」
「いえいえ、出張なんていつもの事ですから・・・」
「それではまた何かありましたら・・・・って、あ、そうだ♪」
(パン!と両手を鳴らす販売員)
「・・・?どうしました?」
「実は、今日お客様に是非ともお勧めしたいものがあるんですが、いかがいたしましょう?」
「お勧めしたいもの?」
「ええ。疲れも取れる栄養のある飲み物なんですが・・・」
「・・・何ですか?」
「えっと・・・////」
(急に顔が赤くなる販売員)
「・・・・・ミルク・・・です」
「・・・は?」
「で、ですから、ミルクですよ・・・いりますか?」
「あの・・・なんか顔が赤いんですが、どうかしました?」
「い、いえ!何でもないんです!ち、ちょっと車内が暑くって・・・あ、あはは・・・で、どうですか?」
「ん〜、折角だし、貰おうかな?幾らなの?」
「あ、代金はサービスします♪・・・では、少々お待ちくださいね・・・」
(急に後ろ向きで服を脱ぎだし、上半身裸になって男の方に向き直った!)
「さ、さぁ!ど・・・どうぞ!あ、あの・・・セ、セルフサービスなので、ミ・・・ミルクは、お客様で絞ってください・・・あ、ちなみに、飲み放題ですから・・・ね♪////」
(ここにトンデモナイ車内販売員がいた!!)
「・・・・だ、だめだ、こりゃ ><;」
*****************************
〜CASE4〜 アカオニ
「ふむふむ・・・」
(新聞を読む男)
ガラガラ・・・
「え〜、おべんとにおちゃ、おさけはいかがれすかぁ〜あっはは〜〜♪・・・ヒック!」
ガシャン!
(販売員はよろめいて、商品を載せたワゴンを座席にぶつけてしまった!)
ガンッ!
「〜〜〜〜〜ッ!?」
(何故か男の頭に“空の一斗缶”が落ちてきた!)
「あれぇ〜?ろうしたんれすかぁ〜?・・・ヒック!」
「いったいなぁ〜もぅ!どうしたんですか?じゃないよ、アンタ!しかも何で酔っ払ってるんだよ!?」
「え〜?わらし、酔ってなんかないれすよ〜?・・・・ヒック!」
「酔ってる人は皆そう言うの!ったく・・・」
「ところで、何かいりませんかぁ〜?・・・ヒック!」
「アンタ、ホントに大丈夫なの?ったくもぅ〜・・・・それじゃ、お酒貰おうかな」
「100円れ〜す」
「あ・・・細かいの無いや。1000円からね」
(チャリ〜ン♪男は1000円渡した!)
「はい、毎度どうも〜。それじゃ、お酒をどうぞ〜♪・・・ヒック!・・・それじゃ〜失礼しますね〜♪」
(そのまま去ろうとする販売員)
「ちょっと待った!」
(販売員の服を掴む)
「ふぇ?・・・なんれすかぁ〜?」
「お釣り、お釣り返してよ!」
「あらら?わらし、返してませんれしたかぁ〜?」
「そうだよ!900円返して貰ってないよ!」
「あれ?でもわらし1000円受け取ったんれすよ?」
「じゃあ、このお酒幾らよ?」
「100円れすよ?」
「じゃあ、おかしいでしょうよ!なんで、高くなってんですか!?・・・アンタ絶対酔ってるでしょ!?
「酔ってませんってば〜!わらし、お医者様に止められてるんれすよ〜」
「じゃあ、なんでお金の計算がでk・・・・・」
(トンネル通過中・・・)
「・・・るんれすから、わらしは飲んでませんっていうより飲めないんれすよ?」
「とにかくお釣り返して・・・・・って、あ〜〜〜ッ!?」
「な、なんれすか〜?」
「アンタ、飲んだでしょ!コレ!?」
「飲んでないれすよ?」
「さっきより、減ってるんだけど!?というか、蓋も知らないうちに開いてるし!」
「自分で、飲んじゃったんじゃないんれすかぁ〜?」
「いや、だから蓋を開けた覚えが無いんだって!!」
「んもぅ〜、わらしがお客様のお酒、勝手に飲むわけg・・・・・・」
(トンネル通過中・・・)
「とにかくさっさと釣りを・・・・・・って、あ〜〜〜〜〜ッ!?」
「今度は何れすか〜?」
「アンタ、また飲んだでしょ!?」
「だから、わらしお医者様に飲んじゃいけないって言われてるんれすから、飲めないんれすってば〜・・・ヒック!」
「だいぶ減ってるんだけど!?・・・・あ、またトンネルだ」
(しかし、その先にトンネルなど無かった!)
「・・・・ゴク・・・ゴク・・・」
「やっぱり、飲んでるんじゃないよ!?」
「ぷはぁ〜♪・・・・・・あ〜、何だか眠くなってきちゃった〜・・・ヒック!・・・・・オヤスミなさ〜い・・・・・・Zzz・・・・」
(販売員は空いていた席に座ると、すぐに眠り始めてしまうのであった・・・・・・)
「・・・・・・だめだ、こりゃ ><;」
その車内では、販売員が商品と共に、各車両を回り、利用客へ販売しています。
と言うわけで、お馴染み悪乗りもしもシリーズ。
3回目は“もしも、こんな車内販売員がいたら・・・”
*****************************
〜CASE1〜 バフォメット
「東京まで2時間かぁ、遠いな〜・・・」
ガラガラ・・・ピタッ・・・
(販売員がワゴンを押して、男の横で止まった)
「・・・・・・・・」(じぃ〜〜〜〜っ)
「・・・・・・?」
「・・・・・・・・・!?」(ビクッ!)
「あの〜、何か用ですか?」
「な、何か、買ってくれんかの・・・?」
「あぁ・・・車内販売か〜。・・・何があります?」
「色々、あるのぢゃ。ホレ、見てみるのぢゃ」
「え〜っと、そうだなぁ〜・・・あ、そのリンゴ貰えます?」
「150円なのぢゃ!」
(チャリ〜ン♪男はお金を払った!)
「ありがとうなのぢゃ♪」
(そう言って、販売員はリンゴを手に持った。しかし、何を思ったのか、そのリンゴを“自分で”むしゃむしゃと食べてしまった!)
「モグモグモグ・・・・」
「・・・・・・・・・・・え!?」
「はぁぁ〜♪・・・リンゴ、買って貰っちゃったのぢゃ〜♪」
(そして、何事も無かったかのように、販売員はワゴンを押して去っていった・・・)
「何か買ってくれんかの〜・・・何か、買ってくれんかのぉ〜・・・・」
「・・・・・・だめだ、こりゃ ><;」
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〜CASE2〜 ボブゴブリン
「あぁ〜、何か腹減ったな〜。販売員が来たら、弁当と茶を買うか〜・・・」
ガラガラ・・・
(販売員がワゴンを押してやってきた)
「え〜、“賞味期限の切れた”お弁当、“生ぬるい”お茶、“溶けかけの”アイスはいかがですか〜?」
(ズルッ!男は座席からずり落ちた!)
「あらら〜?どうしたんですか、お客様?」
「どうしたんですか、じゃないよ!!何だよ、今のは!?」
「何って、私、車内販売員ですよ〜?」
「いや、そうじゃなくって、なんてモン売ってんだよアンタは!?」
「え?お弁当と〜、お茶と〜、アイスですよ〜?」
「さっきと言ってた事違うよねッ!?」
「え?い、嫌だなぁ〜、お客様。そんな訳無いじゃないですか〜?」
「・・・まぁ、いいや。ビールは無いの?」
「あ、ビールですか?ありますよ〜?」
「じゃあ、それ頂戴」
「300円で〜す♪」
(チャリーン♪男はお金を払った!)
「それじゃ、いただk『あ、しまった忘れてた!!』」
(ブシャ〜〜〜〜!!)
「ぶふぅ!?」
(ビールが勢いよく缶から噴きだした!!)
「それ〜、さっきジュースと間違えて〜、思いっきり振っちゃったから〜、気を付けてくださいね〜・・・って、もう遅かったみたい、テヘッ♪」
「ゲホッ、ゲホッ・・・・・・・・だめだ、こりゃ ><;」
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〜CASE3〜 ホルスタウロス
「・・・・・・・」
(ぼんやり外を眺める男)
ガラガラ・・・
「失礼いたします。お客様、車内販売でございますが、何かご入用はありませんか?」
「え?あ、あぁ、すみません・・・それじゃあ、お弁当とお茶を下さい」
「560円になります」
(チャリ〜ン♪男はお金を払った!)
「ありがとうございます。・・・ところで、お客様。今日はどちらへ行かれるんですか?」
「これから出張で新宿へ行くんですよ」
「へぇ〜、そうだったんですかぁ〜?大変ですねぇ〜」
「いえいえ、出張なんていつもの事ですから・・・」
「それではまた何かありましたら・・・・って、あ、そうだ♪」
(パン!と両手を鳴らす販売員)
「・・・?どうしました?」
「実は、今日お客様に是非ともお勧めしたいものがあるんですが、いかがいたしましょう?」
「お勧めしたいもの?」
「ええ。疲れも取れる栄養のある飲み物なんですが・・・」
「・・・何ですか?」
「えっと・・・////」
(急に顔が赤くなる販売員)
「・・・・・ミルク・・・です」
「・・・は?」
「で、ですから、ミルクですよ・・・いりますか?」
「あの・・・なんか顔が赤いんですが、どうかしました?」
「い、いえ!何でもないんです!ち、ちょっと車内が暑くって・・・あ、あはは・・・で、どうですか?」
「ん〜、折角だし、貰おうかな?幾らなの?」
「あ、代金はサービスします♪・・・では、少々お待ちくださいね・・・」
(急に後ろ向きで服を脱ぎだし、上半身裸になって男の方に向き直った!)
「さ、さぁ!ど・・・どうぞ!あ、あの・・・セ、セルフサービスなので、ミ・・・ミルクは、お客様で絞ってください・・・あ、ちなみに、飲み放題ですから・・・ね♪////」
(ここにトンデモナイ車内販売員がいた!!)
「・・・・だ、だめだ、こりゃ ><;」
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〜CASE4〜 アカオニ
「ふむふむ・・・」
(新聞を読む男)
ガラガラ・・・
「え〜、おべんとにおちゃ、おさけはいかがれすかぁ〜あっはは〜〜♪・・・ヒック!」
ガシャン!
(販売員はよろめいて、商品を載せたワゴンを座席にぶつけてしまった!)
ガンッ!
「〜〜〜〜〜ッ!?」
(何故か男の頭に“空の一斗缶”が落ちてきた!)
「あれぇ〜?ろうしたんれすかぁ〜?・・・ヒック!」
「いったいなぁ〜もぅ!どうしたんですか?じゃないよ、アンタ!しかも何で酔っ払ってるんだよ!?」
「え〜?わらし、酔ってなんかないれすよ〜?・・・・ヒック!」
「酔ってる人は皆そう言うの!ったく・・・」
「ところで、何かいりませんかぁ〜?・・・ヒック!」
「アンタ、ホントに大丈夫なの?ったくもぅ〜・・・・それじゃ、お酒貰おうかな」
「100円れ〜す」
「あ・・・細かいの無いや。1000円からね」
(チャリ〜ン♪男は1000円渡した!)
「はい、毎度どうも〜。それじゃ、お酒をどうぞ〜♪・・・ヒック!・・・それじゃ〜失礼しますね〜♪」
(そのまま去ろうとする販売員)
「ちょっと待った!」
(販売員の服を掴む)
「ふぇ?・・・なんれすかぁ〜?」
「お釣り、お釣り返してよ!」
「あらら?わらし、返してませんれしたかぁ〜?」
「そうだよ!900円返して貰ってないよ!」
「あれ?でもわらし1000円受け取ったんれすよ?」
「じゃあ、このお酒幾らよ?」
「100円れすよ?」
「じゃあ、おかしいでしょうよ!なんで、高くなってんですか!?・・・アンタ絶対酔ってるでしょ!?
「酔ってませんってば〜!わらし、お医者様に止められてるんれすよ〜」
「じゃあ、なんでお金の計算がでk・・・・・」
(トンネル通過中・・・)
「・・・るんれすから、わらしは飲んでませんっていうより飲めないんれすよ?」
「とにかくお釣り返して・・・・・って、あ〜〜〜ッ!?」
「な、なんれすか〜?」
「アンタ、飲んだでしょ!コレ!?」
「飲んでないれすよ?」
「さっきより、減ってるんだけど!?というか、蓋も知らないうちに開いてるし!」
「自分で、飲んじゃったんじゃないんれすかぁ〜?」
「いや、だから蓋を開けた覚えが無いんだって!!」
「んもぅ〜、わらしがお客様のお酒、勝手に飲むわけg・・・・・・」
(トンネル通過中・・・)
「とにかくさっさと釣りを・・・・・・って、あ〜〜〜〜〜ッ!?」
「今度は何れすか〜?」
「アンタ、また飲んだでしょ!?」
「だから、わらしお医者様に飲んじゃいけないって言われてるんれすから、飲めないんれすってば〜・・・ヒック!」
「だいぶ減ってるんだけど!?・・・・あ、またトンネルだ」
(しかし、その先にトンネルなど無かった!)
「・・・・ゴク・・・ゴク・・・」
「やっぱり、飲んでるんじゃないよ!?」
「ぷはぁ〜♪・・・・・・あ〜、何だか眠くなってきちゃった〜・・・ヒック!・・・・・オヤスミなさ〜い・・・・・・Zzz・・・・」
(販売員は空いていた席に座ると、すぐに眠り始めてしまうのであった・・・・・・)
「・・・・・・だめだ、こりゃ ><;」
12/09/16 14:21更新 / 四爺麓参
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