連載小説
[TOP][目次]
〜突発老人神様?コント〜



「ねぇねぇ?ミカエルちゃん!」



「何、ラクエルちゃん?」



「ちょっと、私達の老後の姿を想像したんだけど、聞いてくれる?」



「・・なんか、嫌〜な予感がMAXなんだけど・・・いいわ、聞かせてちょうだい」




「えっとね〜・・・・・・」










*****************************







「のう、ミカエルの婆さんや?」



「なんじゃ?ラクエルの婆さんや?」



「ワシもお前さんもすっかり、年を取ってしもうたのぅ〜」



「・・・・あ〜〜〜?な〜にを言うとるんじゃ?ワシはまだ50000歳だでよ?お前さんとかわらんべよ?」



「・・・・あ〜〜〜?ワシはまだ50002歳だでよ?お前さん、ま〜たボケたんで無いかえ?」




「2つも3つも、対して変わらんべよ?」



「「えひゃひゃひゃwww」」



「そんなことより、ミカエル婆さんや、最近は長閑すぎてつまらんのう〜」



「ああ〜?喉に詰まったぁ〜?」



「最近はつまらんべ!!」



「ああ〜?何が詰まったって〜?」



「・・・・最近は退屈でつまらんと言うとるんじゃ!!」



「ああ〜、すまんのぅ〜・・・こう年を取ると、耳が遠くなっていかんわい〜」



「やっぱりお前さんボケたんや無いかえ?」



「お前さんもボケとるんやないかえ?」



「「いひひひw」」



「そういや、お前さんの妹の、娘の、孫の、娘の、姪っ子の婿はなかなかエエ男やのぅ〜」



「そういうお前さんの妹の、娘の、孫の、孫の、娘の婿も愛い男よのぅ」



「ワシがもうちっと若けりゃ声掛けとったんじゃがのぅ〜」



「な〜に言ってるんだべか?お前さんが若いって言ったら49800歳くらい前でねぇか?その時にゃ〜その婿殿はいねぇだよ?」



「まぁ〜、この年になっても、ワシらにゃ婿殿はおらんがの!」



「「えひゃひゃひゃwww」」




「おお、そんなことよりお前さん、ここに煎餅あるけど食うべか?」



「おお〜、わしゃ歯が悪くてのぅ〜・・・悪いけど煎餅貰うよ?」



「ほほ〜そうかいそうかい。わしも、歯が悪くなってのぅ〜。わしも煎餅食うべよ?」






「んぐぐ・・・」



「んぎぎぎ・・・」




(バキッ!!)


(バキッ!!)



「ふがっ!?」


「あがっ!?」




「ふぁふぁふふぇふふぇんふぁい・・・・」

(※固くて食えんわい・・・)


「ふぁんふぇ、ふぇんふぇいふぁ、ふぉんふぁふぃふぁふぁふぃふぉふぁふぉう?」

(※何で、煎餅はこんなに固いのかのう?)



「ふぉふぁふぇふぁん、ふぁふぃふぃふぉふふぁふぁふぁふぁんふぁい」

(※お前さん、何言っとるか分からんわい)


「ふぉふふふふぉふぁふぇふぁんふぉふぁ!」

(※そういうお前さんもな!)


「「ふぁっふぁふぁっふぁっふぁ〜!www」」

(※あっははっはっは〜〜!www)




*****************************






「・・・って、感じになるんじゃないかと思うのね?老後の私達って・・・・」



「何か、えらく生々しい未来の想像図ね・・・・・っていうか、最後の煎餅で歯が砕けるってベタすぎじゃない?しかも何で、私だけ耳が遠くてボケてる設定なのよ・・・虚しすぎて、涙ちょちょ切れるわ・・・」



「老後はこんな感じで、のほほんとしましょうね〜!」



「あっさり流された!?・・・とにかく!!イヤよ!?そんな煎餅で歯が砕ける事が前提の老後なんて!せめて縁側でお茶を啜るとか選択肢プリーズ!?」




「そもそも、縁側自体ココには無いよ?」



「わかってるわよッ!それくらい!だからせめてって言ってるでしょ!?」




「てか、ミカエルちゃん?私達、何歳になっても姿は変わらないんだよ?」




「ん?と、いうことは・・・・・・・」




「うん、仮に50000歳になっても、姿はこのままだから、結論言うと、ロリババ○になるだけなんだよ?」



「ちょ!?もっと大事なトコ隠しなさい!?それ、伏字の意味無いから!?」



「え?○リババア?」



「余計露骨になってるわよッ!?」



「あっはっはっは〜www」




「・・・もう、どうにでもしてちょうだい・・・・・・はぁ〜」




〜終?〜




*****************************





〜オマケ的な超SS〜



「何故ぢゃ!何故こんな事になったのぢゃ!!」


バンッ!と、机を叩くバフォメット。


「お、落ち着いてくださいよ〜ジルバ様・・・」


オロオロとなりながら、宥める魔女。


「〜〜〜〜ッ!!コレが落ち着いてなど居られるかッ!?エメリーよ!コレは一大事なんぢゃぞッ!?」


怒りを露わにするジルバ、相当ドタマに来ているようだ。


「あ、あわわ・・・・・」


さらにオロオロするエメリー。

・・・まぁ、ジルバが無意識のうちに鎌を振り回しながら怒ってるもんだから無理も無いが。



「なぜ・・・なぜぢゃ・・・・・」


ひとしきりブンブンと鎌を振り終え、がっくしと項垂れ、そのまま地面に頽れるジルバ。




「なぜ・・・ワシの大好物のプリンが無くなってるんぢゃ〜〜〜!?」


机の上にはプリンが入っていたであろう空の容器とスプーンが転がっていた。


「(い、言えない・・・ついうっかり食べちゃったなんて、言える訳が無い・・・)ジルバ様、私が買ってきましょうか?」



「ホ、ホントか!?では、大至急プッ○ンプリンを買って来るのぢゃ!アレが無いと仕事が出来んからの!」


「アイアイサ〜!(良かった、バレなくて・・・)」



※目の前にあるからといって、勝手に食べてはいけません。



                                
〜終〜
12/09/22 23:08更新 / 四爺麓参
戻る 次へ

■作者メッセージ
申し訳ありませんが、一旦ココで打ち切ります。


理髪店ネタについては完成次第載せますので、気長にお待ちください・・・

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33