連載小説
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結:吸い付き消えない痕付けて
 この小さな魔物娘、チコが住処としていたのは、俺が住んでいるところとそんなに変わらない、どこにでもある小さなアパートだった。
 入ってすぐにトイレとバスルームへ続いているのだろう扉があって、キッチンはリビングと一緒になっていた。
 チコの部屋は簡素で落ち着いていた。
 特にポスターなども貼られていなければ、物が散らかっているという事も無かった。部屋の中に置かれているものと言えばパステルカラーのベッドやテーブルや本棚のような家具、あとは姿見の鏡や、小物棚、コルクボードくらいだった。
 よく整理しているのか、それとも趣味があまりないのか。
 本棚の上の小物棚にはデートしたときに買った香水や雑貨品が、コルクボートにもデートで撮った写真が貼ってあった。
 一緒に過ごした時間はまだ短かったけれど、それでも二人の物語が確かにそこにあった。
「お茶を淹れるから、座って待っていて」
 離れていこうとする小さな背中。ほんのわずかな距離であっても、黙って見送る事が出来なかった。
 腕を掴んで引き寄せて、その小さな身体を抱きしめる。
「あっ」
 息を飲み、もがくチコ。俺は力付くでそれを押さえつけ、決して離さなかった。
「好きだ。チコ。大好きだ」
 彼女の身体から緊張が抜けていく。
「……うん。知ってた」
「だったらどうして言ってくれなかったんだよ。俺の事そんなに信じられなかったか?」
「だって。……もし教えて、それで嫌われたらって思ったら、言い出せなかったんだよ。ボクは魔物娘、妖怪のあかなめなんだ。人間じゃないんだもの」
「それでも逃げる事は無いだろ?」
「怖かったんだ。厚司の反応を見るのが怖かった。もし怖がられたら、気持ち悪がられたら、嫌な顔されたら、ボクは……。
 でも、まさか追いかけて来て、家まで来るとは思わなかったけど」
「ストーカーみたいで気持ち悪いか?」
 チコが少し笑ってくれて。俺もちょっと安心した。
「でも、妖怪になんて見えないぞ? ただの女の子にしか見えない。あんまり可愛いから、どこにでもいる、とは言えないけど」
「も、もう。厚司ったら。
 えっとね。人間と見た目が変わらないような種族も居るんだよ。でも魔物娘は例外なく、男の人の精を得ないと生きていけないの。魔王様がサキュバスだから、みんなその影響を受けているんだ。
 だから魔物娘はみんなえっちな子なんだよ。淫乱なんだ。そんな子、嫌がるかなって……」
「チコは何人かと付き合ったり、えっちした事あるの? 店長さんからは処女だって聞いたけど」
 腕の中の彼女の首筋が、心なしか赤くなった気がする。
「な、何言ってるのさ。しょ、処女なわけ無いじゃない。食べまくりだよ。ボクみたいなあかなめは垢が主食なんだけど、飲み屋街で立ちんぼしてれば、酔っ払いなんてすぐに釣れるからね、誰彼構わず嘗め回して、食べ放題だよ。セックスだっていっぱいしたよ。一夜限りの関係だってたくさんあったんだから」
「なんか話が違うなぁ。魔物娘は一人の男に決めて、自分専用にするって聞いたけど?」
「それは、えっと……。ぼ、ボクは特別、気が多いたちで」
 恐らく嘘であろうが、今の言葉が本当かどうか俺には確かめるすべは無い。けれど、仮に彼女が処女じゃ無かったとしても、これまでたくさんの男を経験していたとしても、それでも、まぁいいかと思えてしまった。
 部屋を見る限り、そんな子には見えないし、他の男の影があるわけでも無い。仮にそうだったとしても、誰にも絶対チコを渡さない。
 俺はチコの髪に顔を埋める。初めてのデートの時に買った香水の、いつものいい匂いがした。
「それでもいいよ。チコが今まで誰と付き合ってようが、何人と寝てようが、複数人同時に変態プレイしてようが」
「余計なの増えたよね! そんなのしてないから!」
「根暗だろうが、虚勢を張ってようが、これまでがどうであろうと、これから先ずっと一緒に居て欲しいって思う。これからは、俺だけの為に、俺のそばに居て欲しいって思う」
 チコの身体が少し震えたようだった。
 彼女はしばし押し黙り、そして言葉の代わりに、俺の腕に雫が落ちてきた。熱い雫が。
「長い舌を見たでしょ。ボクはこの舌を使って、厚司の垢を食べていたんだよ。全身ぺろぺろして、腋の下とか、お尻とか、おちんちんとか喜んで舐めてたんだよ。汚いって思うでしょ。気持ち悪いって思うでしょ」
「まぁ本音を言えば、ほんのちょっとだけな。びっくりしたって言うか、なんと言うか。でも、あんなに気持ちいい事は生まれて初めてだったし。それでチコの事を好きじゃ無くなるなんてことは無いよ。愛情表現なんだとすれば、これ以上嬉しい事も無い」
 ぽたぽたと、腕に雫が垂れ落ち続ける。チコはしゃっくり上げ、鼻水を啜り、嗚咽混じりになりながらつぶやくように言う。
「ごめん、なさい。嘘ついて、ごめんなさい」
「うん」
「男の人舐めたの、厚司が初めてだから。本当はセックスだってした事無いから」
「うん」
「どんなにお腹が空いても好きな人以外を舐めるの何て嫌だったんだもん。好きな人以外としたく無かったんだもん」
「うん」
「あと、大人数で変態プレイなんて絶対してないからぁ」
「分かってる。悪かった」
「……厚司ぃ」
「うん?」
「大好きぃ」
 振り返った彼女の顔は鼻水と涙でぐちゃぐちゃで。でも堪らなく可愛くて愛おしくて。俺はその唇に、自分の唇を押し付けた。


 恥ずかしそうに顔をティッシュで拭った後、チコは俺の手を引いてベッドに視線を送った。つまり、そういう事らしい。
 引かれるままにベッドの上に座り、チコと真正面から向かい合う。
 可愛いチコ。感情的なやり取りの後だからか、少し肌蹴た浴衣から、ほんのり赤みを帯びた肌がのぞいていた。
 これからの事を考えると、胸が急に強く打ち始める。
「ちょ、ちょっと緊張しすぎじゃない?」
「そっちこそ」
 目と目が合い、お互い顔が真っ赤な事が気まずくて目を反らす。
 ちょっと身体を動かすだけでギシリとベッドが軋む。その音だけでも、何だか妙にいやらしく聞こえてしまう。
「そ、それにしても、何で処女じゃないなんて嘘吐いたんだ?」
「だ、だって、処女だって聞くと面倒だって思う男の人が多いから、ちょっと遊んでるくらいの方がいいとかって、雑誌に……。それに、こういう気まずさとかも、無しで済むかなって」
「気まずいかな。俺、この雰囲気嫌いじゃないぞ。上手く言えないけど、不安もあるけど、嫌な不安じゃないし、期待も大きいし」
「そ、そう? それなら、良かった。……うん。ボクもこういうの、嫌いじゃない」
 何だか青春みたいだ。とは言え、来るのが遅すぎる春ではあったが。
 けれどいくら遅かったとしても春は春だ。孤独に震える生活を送ってきた自分には、やはり嬉しい事この上ない。
「服、脱がないとな」
「……厚司、脱がせてよ。ボクも厚司の脱がすし」
「わ、分かった」
 胡坐をかいている俺に対し、チコは膝立ちで近づいて来てワイシャツのボタンに手を伸ばしてきた。
 俺は彼女の髪を撫でて、それから帯の結び目に手を掛ける。
「……考えてみたら、俺着物の脱がせ方とか知らないんだが」
「適当でいいよ」
「引っ張ったら、あーれーとか言ってクルクル回るのか?」
「回したい?」
「んー。今度でいいかな」
 言われるまま、帯を適当に外していく。
 その間に俺はワイシャツを脱がされ、今度はベルトに掛かられる。
 衣擦れの音と吐息の音が混じり、妙に艶っぽい。ただそれだけで体が熱くなり、あそこが反応してきてしまう。
 帯が外れきると、チコの浴衣が崩れる。胸元やへそがあらわになる。
「腰、浮かせて」
「ああ」
 ズボンとパンツを同時に脱がされる。
 と同時に、俺は襟に指をかけて、するすると引き下ろしていく。
 最後の衣が擦れる音が部屋に響き終わった後には、一糸まとわぬチコがそこに居た。
「チコ。……綺麗だ」
 傷一つない美しく艶やかな白い肌。ほっそりした首筋、浮き出た鎖骨に、細い肩。
 そこから胸元へ描かれる曲線。決して大きくは無い。どちらかと言えば慎ましい方かもしれない。けれどもだからこそ形作られている、淫らさとは違った、奇跡のような美しさがそこにあった。
 曲線美の頂きにはツンと上を向いた妖艶な果実が実っていて、見ているだけでおかしくなってしまいそうな程に官能的だ。
 身体は程よく引き締まっていて、少し浮き出たあばら骨も色っぽい。
 ウエストから腰元、お尻にかけてのくびれもおっぱいの曲線に負けずに美しくて、今にも抱きつきたくて堪らなくなる。
 ほっそりとはしているが痩せすぎているという事は無く、お尻も太ももも柔らかそうで魅力的だった。
 足の付け根には何も生えていなかった。つるつるとしたクレバスがそこにあった。あの奥に、チコの……。思わず生唾を飲み込んでしまう。
 じっくり鑑賞していると、チコの肌が少しずつ赤くなっているような気がした。
「厚司、見すぎ。流石に恥ずかしいよ」
「あ、ごめん。……でも、チコだって俺の裸見てただろ。一方的に」
「だ、だってあれは仕事だから」
「と言うかちんぽまで見られてたんだよな。考えてみたら舐められてたんだよな」
「だって……。舐めたかったんだもん。好きな人のおちんちんが目の前にあったら、魔物娘だったら誰だってそうなるよ」
「そう、か。そうだよな。好きな人の肌が目の前に晒されてたら、舐めたくなるよな」
 そうだ。誰だって舐めたくなる。俺が舐めたくなったって、何もおかしくは無い。
 俺はチコの腰をぐっと抱き寄せて、お腹に顔を押し付ける。いい匂いがした。チコ自身の、まじりっけの無い甘い体臭だ。
 俺はそのままへそに舌を這わせた。唾液を塗し、舐め上げ、音を立てて啜る。
「わ、わわ。いきなり何?」
「何って。舐めたかったから舐めてるんだよ。ん、ちゅう」
「ちょ、舐めるのはボクの役目、って、はぁん」
 お腹を舐めながら、お尻を鷲掴みにする。指が埋まってゆく柔らかな感触を一しきり堪能し、それから指をお尻の割れ目から前の方へと動かしてゆきながら、股間をまさぐってゆく。
「チコ、言ってたよな。全身嘗め回すなんて気持ち悪いんじゃないか、汚いんじゃないか、ってさ」
「いっ、言った、けど」
「だったら俺もそうするよ。チコの全身を嘗め回して、腋の下も、おまんこも、尻の穴だって舐めてやるよ。そうすればおあいこだ。気持ち悪い、汚いなんて思ってたら、そんな事出来ないもんな」
「い、いいよ、そこまで、あん、しなくても」
「俺が舐めたいんだよ。好きな人をすみずみまで嘗め回したい。チコはこんな俺を、どう思う?」
 頬を染めて瞳を少しずつ欲望で濁らせながら、チコはうわごとのように呟く。
「そんな事、言えるわけ無いよ。……分かってるくせに。言わせないでよ、恥ずかしぃ」
「舐めても、いいって事だよな」
 無言を肯定と受け止め、俺は冒険を再開する。
 へそから胸へと舐め上げてゆく。緩やかな勾配を登ってゆき、山頂の果実に喰らい付く。
 唇でついばみ、甘噛みし、吸い、ちょっと強めに噛り付く。
 チコの息遣いが荒くなってゆく。彼女の指が俺の髪を掻き回す。抱き寄せようか引き剥がそうか迷うように、その指は震えていた。
「ごめんね。おっぱい大きく無くて。挟んだりも出来ないし」
「だから俺はこれくらいが好きだって、前にも言ったろ」
「ば、バカ。……でも、ありがと」
 ぎゅうっと胸に抱きしめられる。顔に押し付けられるおっぱいの柔らかさは、大きい小さい関係無く至福だった。
「ねぇ。舐めるのはもういいから」
「駄目」
 今度は鎖骨を甘噛みし、くぼみに舌を這わせる。
 腕や、指先まで丁寧に。腋の下はしつこいくらいにねちっこく、舌で舐め上げ続ける。
 息を荒げながら、猫のような声を出すチコが愛しくてたまらない。
「ボクの、せいかな。ボクの魔力が、染み渡ったから、……あ、う……。厚司も、ボクの肌を舐めたく、なったのかも」
「なるほど、俺が変態になったのは、チコのせいってわけだ」
「むー。前言撤回。厚司は最初から変態さんだ。……あ」
「まぁ、それでもいいさ」
 首筋をゆっくりと舐めてゆく。耳のくぼみにまで舌を捻じ込み、耳の穴まで舐めてやる。
 それから頬を舐め、唇を重ねて、舌同士を絡ませる。
 息が続く限り、長い長いキスをした。チコの舌が俺の口の中いっぱいに伸びて来て、歯茎の裏や舌の裏などそこらじゅうを舐めて来た。
 たまらず勃起した。今すぐ入れたくてたまらなかったが、でもまだ駄目だ。
「んちゅぅっ。ぷはぁ。厚司、もう入れてよぉ。我慢の限界だよぉ」
 チコの顔はもう真っ赤で、目も潤み切っていた。さかりの付いた雌の獣のように、臆面も無くおねだりしてくる。
「厚司ぃ。厚司ぃ」
 俺は彼女のまたぐらに手を伸ばす。指で割れ目をなぞり、全ての雄が目指すそこを探り当てる。そこはぬるぬるとした粘液で既に濡れそぼっていた。
「はあぁぁぁ」
 チコは俺に抱きついて来ながら、甘い甘い吐息を漏らす。
「い、入れて」
 人差し指を入れようとしたが、なかなか入っていかなかった。小指でも第一関節までが限界だった。
「まずは、よくほぐさないとな」
「いいよ。痛くてもいいから、無理矢理にでも捻じ込んで、激しくして?」
「駄目だよ。ほら、うつぶせになるんだ」
「厚司ぃ」
「じゃないと、入れてあげないよ?」
 最後の一言は効いたらしい。チコは泣きそうな顔になりながらも、大人しく横になってくれた。
 作戦は成功だった。上半身を舐めたのだ、下半身まで全部舐めてやらなければ気が済まない。
 太ももを舐めはじめるとチコが不満そうな声を上げたが、お尻を引っ叩くと大人しくなった。胸の奥がちょっとぞくぞくする。たまにはこういうのもいいかもしれない。あくまで、たまにはだが。
 太ももやふくらはぎを舐め、時に噛み、脚をじっくり味わう。
 上半身の時も思ったが、チコの肌の味わいはほのかに甘く、そしてこれまた不思議な事に、舐めているだけで舌が気持ちよかった。
 口づけしている時に比べれば弱いものの、舐めているだけでも興奮した。下半身に血液が集まってくるのが分かった。
 おかげで今はかつてない程にあそこがガチガチに勃ち上がっていて、だからこそ初めてのチコをほぐしておいてやらなければと思ったのだ。
 かかとやつま先までじっくり味わった俺は、ようやくチコの腰を掴んで、そのお尻の割れ目に顔を埋める。
「ひゃん」
 チコの匂いがした。濃い匂いだ。
 尻を舐めて、甘噛みする。このまま食べてしまいたくなるような、倒錯的な想いを抱く。
「チコ、お尻突き出して」
 命じられた通り、チコは腰を浮かせる。
 お尻の肉を押し広げれば、感じやすいお豆も、濡れそぼった淫らな貝も、いやらしい菊の花も丸見えだった。
「やだ。恥ずかしいよぉ」
「いつもと違って弱弱しいな。凄く可愛いけど」
「……舐めるのには慣れてるけど、舐められたことなんて無かったもん。当たり前だけど、こんなところ見られたの初めてだよ」
「それは光栄だ。と言うか、俺だって裸を見られた女はチコが初めてだよ」
「……え、それって」
 いらない事を言ってしまった。まぁいい。
「とりあえず、よくほぐさないとな。まずは気持ち良くして、と」
 最初に豆を責めてやる事にした。唇と舌で皮を剥き、ゆっくりじっくりと唾液を付けて、舌先で転がしてやる。
「あ、や、ダメ。感じ、過ぎちゃう、あ、あ、あああっ」
 暴れ出そうとするチコの両腕を掴んで、背中で拘束する。チコの腕は細いので、一度掴んでしまえばまとめて片手で抑える事も出来た。
 もう片方の腕はチコを可愛がるために空けておく。仮に暴れられたとしても腰を掴んでやれば逃げられることも無い。
「やめて、厚司、やめ、あ、あ」
 より強く舌先を押し当て、擦り続けると、チコはびくびくと身体を震わせた。逝ったのかもしれなかった。
 姿見の鏡に目をやると、チコがどこか遠くを見るような目で俺を見ていた。
 甘酸っぱい蜜が垂れ落ちて来る。俺は本来の目的を思い出して、舌で蜜を舐め上げながら淫らな肉の穴を目指した。
 指を入れる。やはり小指の先しか入らなかった。
 ならば、こじ開けるしかない。
 俺は顔を押し付けて、舌を捻じ込んだ。
「ひぁっ」
 ぴったり閉じた穴を、唾液を流し込みながら舌で押し広げてゆく。
 粘膜質が舌に絡み付く。甘酸っぱい味に、匂いに、理性と思考が痺れてゆく。
 舌を出し入れして刺激してやると、蜜が次々に滴り始め、入り口も良くほぐれてきた。これなら指でも入りそうだった。
 試しに人差し指を入れると、思った通りに今度はするりと入った。
 チコの中は熱く、狭く、細やかな襞襞でいっぱいだった。指を入れただけでも、類を見ない名器だという事が感じ取れた。
 チコは肌を赤く染め、だらしなくよだれを垂らして感じていた。
 ちょっと悪戯心が出てしまう。
 指を折り曲げ、チコの中を掻き回す。そして指を動かしながら、敏感なお豆さんもぐりぐりと弄ってやる。
「ふあぁ、だめ、だめだめだめぇー」
 膣内が蠕動し指に絡み付いてくる。
 菊の花が引くついている。誘うようなその動きに、俺は何も考えず舌を這わせていた。
「ひっ。厚司? どこ舐めてるの。汚いよ。ダメだよ。ダメ」
「チコだって舐めたろ?」
「ボクはいいの。でも、あつしは、あ、あああっ」
 独特の味わいだった。けれど、これもチコの味だと思うと悪く無かった。
 肌を桜色に染めながら、チコは拘束から逃れようと身をよじる。そんな姿を見ていると、もう少し苛めたくなってしまう。
 舌でお尻を刺激しながら、指で膣内とクリトリスをいじくり続ける。
「ダメ、なんか来ちゃう、出ちゃう、やめ」
 びくんとチコの身体が跳ねて。
「いや、あああぁ」
 ぷしゅっ、っと愛液が噴き出してシーツに染みを作った。
 チコの身体が痙攣し、やがてくたりと力を失って崩れ落ちる。
「やだ……。潮、吹いちゃったよぉ」
 チコは泣きながら、本当に恥ずかしそうに顔を伏せる。
「ねぇ。もういい加減してよぉ。そうじゃないと、ボクもう厚司の事嫌いになっちゃうよぉ」
 つい調子に乗ってしまったが、流石にちょっと苛めすぎたかもしれない。自分でもこんな性癖があるとは思わなかった。
「ごめん、調子に乗り過ぎた。俺ももう限界だ。入れるよ」
 目の前でトロトロに蕩けきった雌穴が口を開いている。
 俺が自分のそれを入り口に押し当てると、チコは安心したように表情を緩め、淫らに蕩けさせた。
 女の小さな入り口には、紅潮し膨張したそれはなかなか入っていかなかった。指で支えながら捻じ込む様にしてようやくわずかに食い込み、そこからゆっくりゆっくり慎重に押し込んでいった。
「ア……。入って、来た」
 当然、途中で何かを破る感触があった。眩暈がするほどの興奮を覚えながらも、俺は冷静を保ちつつ奥を目指し続けた。
「あ、奥、奥まで、来て、あ、あ、あぁー。凄い、おっきぃよぉ」
 指を入れて分かっていた事だったが、チコの中はかなり狭く、きつかった。細かい肉襞が強く激しく絡み付いて締め上げてきて、気を緩めるとすぐにでも出てしまいそうだった。
「硬いよぉ。硬くて、熱くて、大きいよぉ」
 ぐぐっ、と突き込んでゆき、全てが埋まり切るほんの手前で行き止まりにたどり着いた。こりこりとした感触に突き当たった時、チコも身体を震わせていたので、まず間違いないだろう。
 ゆっくり引き出し、また奥に捻じ込む。
 きつく強く柔肉が絡み付いて来るので動かしづらいものの、愛液が潤滑油になっているので少しずつ出し入れしやすくなってくる。
「擦れてるの、凄く分かる。あぁ、かりに、引っ掻き回されて……」
 ぐちゅぐちゅと水音が立ち始め、大きくなってゆく。出し入れするほどに溢れ始める。
「厚司の、ボクのに馴染んできてる。あぁ、厚司ぃ」
 感じているのはチコだけでは無い。彼女の中を擦れば擦る程、こちらも擦られている。腰を動かす度に、みっちりと敷き詰められた細やかな柔襞が、ねっとりと絡み付いてかりや裏筋を舐め上げるように蠢き、締め付けてくる。全身に鳥肌が立ち、快感に身体が震えてくる。
 欲棒がこれまでになく硬く熱くなっている事が分かる。そして硬く熱くなればなるほどに、チコの淫肉もまた俺の硬さと熱を自分の物にしようとするかのようにより強くしがみついてくる。
 我慢すればするほど、全身に広がる官能の波はより強まってゆく。
 そして俺は、ついにその波に理性の全てを押し流されてしまう。
 俺はチコに覆いかぶさり、乳房を掴み、乳首を優しくつねる。
 熱い息を吐いた口に唇を押し付け、舌を絡めて、そして。
 全身を包む快感に限界を超えた熱が、一気に決壊した。
「あ、あああっ」
「いく、いっちゃうよぉぉ」
 尿道を押し広げて迸る精液が、勢いよくチコの胎内へと叩きつけられてゆく。
「でてる。あつしのせーえき、あぁ、いっぱい……」
 脈打つごとに全身に走り抜ける快楽は、まるで津波のようにどうしようもなく俺を翻弄した。俺はチコの身体にしがみつくようにして、溺れそうになる自分を抑える。
 脈動はなかなか止まらず、欲望は溢れ続けた。
「子宮、いっぱいになっちゃう」
 十回を超える脈動の末、ようやく射精は止まった。布団に少し精液が零れ落ちてしまう程の射精量だった。
「あ、まだ抜いちゃダメ。もう少し、余韻に浸りたいから」
 チコがそう言うので、俺はしばらくチコの中に入ったままで居る事にした。
 温かい体温。心地よい気怠さ。部屋を包み込む、雄と雌の体液の混ざり合った、まぐわいの後の淫らな匂い。
「ボク達、とうとうしちゃったね」
「あぁ」
 照れながらも穏やかな幸福感に満ちたチコの笑顔。
 身体の中身を全部出してしまうような激しい射精の後だというのに、胸の中には更に熱が込み上げて来る。
 俺はチコにキスをした。
 それから、互いに見つめ合って笑い合った後、もう一度キスした。


「あ、ああっ」
 ペニスを引き抜くと、ごぽっ、っと音を立てて精液が漏れ出てきた。
「まだ敏感みたい。声、出ちゃった。あ、勿体ない」
 すかさずチコは舌を伸ばして、自分の穴から滴り落ちた白濁を舐め取っていく。
「ん、おいしぃ」
 恍惚そうな表情で呟き、自分の中に指を入れて精液を確かめて、またそれを舐めては幸せそうな顔になる。
 指先を舐め終える。が、まだ物足りなそうだった。
 チコは俺の顔を見て、それから視線を下げて目を輝かせる。ちょうど、俺の股間、いまだ天井に向かってそそり立つ愚息のある場所だった。
 すかさず舌が伸びて来て、肉茎に巻き付いてくる。
 あっという間に、睾丸までもまとめて、舌でぐるぐる巻きにされてしまった。
「ちょ、チコ」
「お掃除しないとねぇ」
 舌がぐちゅぐちゅと音を立てて肉茎を揉み上げ、舐め上げてくる。
 こびりついたわずかな体液や恥垢でさえも逃さんとするかのように、繊細な動きで細やかなところまで擦ってくる。
「ありがと。とっても気持ち良かったよ」
「それ、ちんぽに向かって言われると何だか複雑な気分」
「うふふ」
 鈴口を舌先でくすぐられる。身体から力が抜けて、腰が勝手に跳ねてしまう。
「はい。綺麗になった」
 舌が離れていった後には、本当に雫一つ付いていない綺麗な自身がそこにあった。
「いつもこうやってフェラチオしてたんだな」
「口じゃなくて舌だから、舌フェラ、かなぁ。気持ち良かったでしょ? 毎回凄い量射精してたし。回数重ねるごと増えてたしね」
「そんなにか?」
「ふふふ。今回なんて、おまんこから溢れちゃったじゃないか。ボクの魔力に馴染んでいってたって事だよ。ほら、あれだけ出したのに、まだこんなに元気なんだから」
 チコは娼婦のような笑みを浮かべて、俺のアソコに口づけし、頬ずりする。
「ボクを女にしてくれた、愛しいおちんちん」
「……」
「なんてね。ちょっと妬いた?」
「妬いたというか、セックスの相手としか見られてないような気分になる」
 チコはくすくすと笑い、俺の首に腕を絡め、額と額を重ねてくる。
 息も触れ合う程の距離まで、愛しい人の顔が近づく。穏やかな色の瞳の奥には、貧相な面構えをした男が、けれど確かに幸せそうな顔をしていた。
「そんなわけ無いでしょ? セックスはもちろん好きだけど、こうやって抱き合ったり、一緒にご飯を食べたり、遊びに行ったり。話しているだけでも、すっごく幸せ」
 唇同士が触れ合う。
「厚司と出会えて、本当に良かった」
「俺もだよ。チコ」
「嬉しいなぁ」
 チコは満面の笑みを浮かべる。
 その笑顔が、しかし瞬きするほどの間に、いつの間にか意味合いの違う笑みに変わる。
 貪欲な嗜虐的な笑みに。獲物が罠にかかった事を確信した狩人にも似た、ほくそ笑むような笑みに。
「まぁ、それはそれとして。……まだ、出来るよね?」
「え?」
「セックス、したりないよね? だってまだこんなに硬いんだもん」
 チコは俺に抱きつくような姿勢、対面座位のような体勢になっていて、ちょうど俺のペニスの真上にチコの入り口があった。
 チコの細い指が俺の一物を包み、自分の入口へと誘う。
「さっきはいっぱい苛めてくれたよね」
「いや、その、あれは……」
「とっても気持ち良かったよ。だから、ボクもいっぱい気持ち良くしてあげる」
 チコはゆっくりと腰を下ろしてゆく。
 亀頭が再び柔らかな肉の中に埋まり、欲棒がずぶずぶと飲み込まれてゆく。雄を融かして食べてしまう柔肉の中に、再び包み込まれる。
 先程は後ろからだったので見えなかったが、つるつるの割れ目の奥に青筋の浮き出る勃起した一物が消えてゆく様は、ぞくぞくとした後ろめたさを感じさせながらも、なんとも言えない背徳的な快楽があった。
「ん、あ、はぁっ。分かる? 子宮の入り口と、おちんちんの先っちょがキスしたの」
「ああ」
 チコは俺の背に腕を回し、強く抱きついて来る。
 俺は、返事をするように同じようにチコの身体を抱き抱える。するとチコは、ついには両の脚を俺の腰に絡み付けてきた。
 全身にチコを感じた。胸がそれほど大きく無いので圧迫感は無いが、代わりに肌と肌の密着感は強かった。
 正面から愛し合うのも、やはりいいものだった。自分の胸の上で愛しい相手のおっぱいが潰れる程の密着感も味わえるし、すべすべした肌の滑らかさも、太もものむっちりした感触も、贅沢な程に愉しめる。相手の顔も良く見えるし、柔らかな髪を触りながらキスする事も出来る。
 さっきまでと違って、激しいながらも甘く蕩けるようなセックスになりそうだ。
「もっといっぱいキスしようね。気持ち良くなろうね。出したくなったら、いつでもびゅーびゅー射精していいからね」
 チコは俺にしがみつきながら、腰を上下に揺すり始める。
 さっきは俺の方から動いていたが、今度は完全にチコのペースだった。
 肉棒が、とにかく激しくねちっこく愛撫される。もう自分では何がどうなっているのか分からない。ただひたすらに気持ちがいい。嵐のような快楽だった。
 考えている余裕も無くなってくる。
 それはチコも同じようで、チコはチコで身体をびくびくと震わせながら、白い首を仰け反らせて感じていた。
 たまらず首筋に舌を這わせ、甘噛みする。
「あン。ボクも、もっと厚司を舐めちゃおっと」
 チコの口の端がにたりと歪んだ。かと思えば、そこから舌が伸び始める。予想以上に伸びたそれは、俺の胴体を余裕で二週以上するほどの長さがあった。
「はぁ、厚司の肌、厚司の垢、おいしぃよぉ」
 粘膜質の感触が胸を撫で、腹をくすぐり、背中を這い回る。
 腋の下や首筋まで舐め上げられて、ペニスだけでなく、全身に与えられる快楽に脳が溶けそうになってくる。
 耳の穴にも入ってくる。気持ち良すぎて全身が痙攣し、本当に脳が舐められているのではないかと錯覚してしまう。
「う、ああぁ」
 舌が耳から離れる。ようやく一息つけるかと思いきや、今度は舌が尻の割れ目に伸びてきた。
 さっき俺がやった仕返しとばかりに、穴の中に入ってくる。
「おおおおお」
 射精とは違う気持ち良さに、まぶたの裏に火花が散る。
「前立腺を刺激してあげると、凄く気持ちいいんだって。やってあげるね」
「だ、大丈夫なのか? いきなりそんな事して」
「えっとね、実は、あかすりのマッサージの時に、ちょっとずつ準備してて……。だから、大丈夫」
 何だかさらっととんでもない事を言われた気がしたのだが。
 しかし考えている余裕は、それ以上は無かった。
 脳天を貫く激しい感覚の後で、全身が激しい快楽に包まれている事を感じ取る。自分では制御しようも無い射精感のまま、俺は思い切りチコの中に精液をぶちまけてしまっていた。
「うあ、あああっ」
「あ、せーえき、すごいりょう。しきゅう、はれつしちゃいそう」
 止まらなかった。身体の中で何かが蠢くたびに身体が跳ね、おびただしい量の射精が繰り返されていった。
 チコの手が震える俺の背中を、髪を撫でる。さながら子供をあやす母親のように。
「だいじょうぶだよ。あつしのせーえきは、いってきもむだにしない。わ、わたしが、ぜんぶ、しぼりとってあげるから。
 でも、あぁ、もうだめ、わたしも、いくっ」
 きゅっと膣がすぼまり、その締め付けの良さに俺は更なる絶頂を迎える。射精が更に勢いを増して、チコの身体を内側から白く染め上げてゆく。
 快楽の海でおぼれないように、俺達二人は必死で互いにしがみついた。けれども意識は明らかに遠のいて行き、やがて俺の意識は黒々とした沼の中に沈んでいった。


『一晩中繋がったままで居ようね。射精したかったらいつでもしていいから、もう絶対離さないでね』
 夢の中で、そんな言葉が聞こえた気がした。
 目が覚めると、見知らぬ天井がそこにあった。
 ここはどこか思い返し、恋人の家だと思い出す。
 夢では無かったのだ。チコと初めてセックスして、そのあとわけのわからないまま激しく求め合って、繋がったまま一晩を過ごしたのだった。
 動かずに繋がっているだけでも心地よくて、何度も射精をして、その度気絶しては、どういう方法でかチコに目を覚まさせられて、もう一度快楽の海に引きずり込まれて。
 気が付いたら日が昇っていて、それで今は……。
 時計を探し当てて時間を確認する。二つの針は真上を指していた。
「もう、昼か」
「んちゅ。あ、おはよう」
 視線を下げると、愛しい人が自分の腰元で何かしていた。
 おはようと言う時間でも無いが、挨拶を終えた彼女は再び作業に没頭し始める。
 ちゅ、ちゅ、じゅるるる。と卑猥な音を立てて、唇をすぼめて俺の一物にむしゃぶりついている。
「チコ? 起き抜けに何を?」
「別にボクは寝て無かったけどね。えっと、厚司の寝顔も見飽きたところだったから、普通にフェラして夢精させてやろうって思ったんだけど……。もう目が覚めちゃったから夢精じゃないね。まぁいいや」
 目覚めたばかりの寝惚けた五感でも、チコのねっとりした口淫は気持ち良すぎた。頬の柔肉が竿を隙間無く覆い尽くし、吸い上げ、舌先が裏筋やかり、鈴口を責め立てる。
 俺は何の遠慮も無しに、あっけない程簡単に射精してしまった。
「んっ。んんっ」
 これが店長さんの言っていた、魔物娘専用になった、と言う事なのだろうか。
 起き上がると、チコはわざわざ口を開けて俺がどれだけの精液を放ったのか見せつけてきた。
 精液塗れの舌をちろちろと動かして見せて、それから音を立てて嚥下して、にっこりとほほ笑む。
「ごちそうさま。おいしかったよ」
「プレイとか演技とかじゃ無く?」
「うん。本当においしいの。厚司の垢と精液は、ボクにとって世界一のご馳走なんだ」
 抱きついてきたチコを、俺は抱き締め返した。
 ギシリとベッドが軋み、冷たくなったシーツがぐちゅりと湿った音を立てる。
「ベッド、びちょびちょになっちゃったな」
「クリーニングに出すよ。うちの、アビスグループのクリーニング店ならあっという間に新品同様だから」
「そうなのか?」
「同じ魔物娘がやってるお店だからね。魔物の魔力に、この現代の科学力が合わさってるからとんでもない事になってるよ。そうだ。一緒に行こ。これからデートしに行こうよ」
「そうだな。そうするか」
 もう昼だが、まぁでもそれも悪く無い。
「まずは銭湯に行こう。カップルなら混浴で入れるところがあるんだ」
「それもグループのお店?」
「うん。それから、他にも行ってみたいところがあって、えっと、こういう関係にもなれたし、アビスグループのアダルトショップに『雌の穴』ってお店があって。そらからそれから」
「グループのラブホとか?」
「も、いいけど。えっと、その」
 チコははにかみ、もじもじとしながら目を伏せる。昨日の激しさが嘘のような、初心な処女のような恥じらいようだ。
「厚司の、おうちに行ってみたいな」
 こんな態度でこんな事を言われて、ハートを打ち抜かれずにいられる男がいるだろうか。


 その後の俺の生活だが、特に大きく変化したという事も無かった。
 朝早くに家を出て、電車と言う名の狭い鉄の箱の中に大量の人間と一緒に押し込まれて、苦労と苦痛の絶えない職場まで運ばれる。
 そこで日が暮れるまでお客と上司に無理難題を押し付けられて、それでも何とか、綱渡りながらも仕事を切り抜け生き延びて。
 夜になったら、疲れた体を再び電車に預けて家まで揺られてゆく。
 何の変わり映えもしない、ストレスの多い生活。
 だけど。
「おかえりなさい厚司。ごはん出来てるよ。今日は魔界豚が手に入ったから魔界豚の酢豚だよー」
 家に帰れば、愛している可愛い妻が迎えてくれる。
「ねぇねぇ、どうこのエプロン。裸の上に着るにはちょっと大人しすぎるかな」
「はいはい外に見えかねないから早く戻れって。俺以外の人間に見られたら許さないぞ。お前の裸は俺だけのもんだ」
「えへへ。今晩も可愛がってあげるからね」
「それ普通俺のセリフだろ」
 愛し合う相手が居る。一緒にご飯を食べているだけで温かな気持ちになって、話しているだけで楽しくて、そばに居るだけで幸せで。
 そんな相手が居るだけで、俺は生きていると実感できる。十分すぎる程に幸せだ。
 たとえそれが人間でなくても、人間でないからこそ、お互いの事を深く思い合える。
「あっ。もう、ご飯食べてからって、やぁん」
 ……おまけに、それが毎晩一晩中愛し合っても飽きが来ない女だとすれば、これはもう贅沢すぎる程の幸せだと言っていいだろう。
15/05/06 01:23更新 / 玉虫色
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■作者メッセージ
と言うわけで、これにて二人の物語は完結です。
連休中だったので、一日一章更新を目指してみました。こういう機会が無いとなかなか出来ない事でもあるので。まぁ、少し遅れてはしまいましたが。
毎日新着SS更新を確認されてる方の、少しでも楽しみになっていたとしたら嬉しいです。

現実世界の方がなかなか忙しいものでそんなに頻繁には更新出来ないのですが、少しずつでも時間を見つけて書いていきたいとは思っています。
書いてみたい魅力的な新種族も多いですしねぇ……。
本当、一日でも早く魔物娘達が侵略に来て、現代社会を愛と平和に満ちた世界にしてくれることを願うばかりです。

楽しんで頂けていたら幸いです。
ここまで読んで頂き、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また次のお話でお会い出来たらと思います。

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