連載小説
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そろそろバトルものに行く予感。てか書きたい。
前回のあらすじ



晩ご飯ごちそうになりました→いつの間にかデュラハンのルシールさんって人(人じゃねーんだけど)が飯食ってました→お皿洗いと食器の片付け開始







「お前が後片付けをやるんだろう?」
「今の流れで聞くんすか・・・やるんですよ。それじゃ、最初の恩返しはじめっかな。」




―――目が覚めた。



あの後、頭を働かせながら皿洗いして食器を棚に片付けていた俺は、色々とやばい事に気づいた。
(これから学校どうすっかな、こっちにも学校あるみたいだし・・・でも学費とか払って貰うのは気が引ける。そいや、お金の単位ってゲームによって違ってたな。きっとこっちも、単位は円とか$は無いんだろな。まずはそこからかな。物の数え方は喋ってるの日本語なんだから、一つ二つとか一個二個でも大丈夫だろうし。ん、てことは書いてる文字も、きっと日本語なのかな。だったら楽だなぁ。あ、でも時間は1日24時間で――)

「ふあぁ〜・・・」
なんてことを、延々と考えてたら欠伸が出てしまった。頭はまだこれからの事、今置かれてる状況を一生懸命思い描いてるが、体がギブアップらしい。
「あの、すいません・・・もう寝ます・・・」
キッチンを後にして、リビングに居るであろうミリアちゃんと、おばさんとルシールさん全員に聞こえるように言った。
「む、もう寝るのか。」
「はい、話し合いはまた今度でお願いします。色々聞きたいのは、俺も一緒ですから・・・」
「そうか、まぁ明日もまたここに来れば問題あるまい。別に構わんだろ?」
「えぇ、別にいいわ。」
「だそうだ。」
この人たちの関係が気になるな、これは明日聞くとするかな。
「それじゃまた明日、お休みなさい。」
「「お休みなさい」」
さて、二階に行くかな。
「・・・ん、どうしたの?」
リビングを出て、二階に行く階段を上りきるとミリアちゃんが居た。
「あ・・・お兄さんはもう寝ますか?」
さっきのリビングで、なんか寂しいなと思ったらこれか。でもまぁ、かける言葉はとくに特別でもなくて
「うん、お休みなさい。」
ポン、とミリアちゃんの頭の上に手を置いて横を過ぎ去る。もうちょいなんか声をかけてあげればよかったんだろうけど、さっきまで考え事してた頭と違って、完全に今日は寝ると決め込んだもんだから、眠くて眠くてしょうがない。
「あ、お休みなさい・・・///」
どっか今までの反応と違うような・・・?
「そだそだ、明日学校から帰ってきても俺が寝てたら、叩き起こしてでもいいから起こしてね、野菜見たいから。」
「は、はい!」




―――で、気づいたらベッドの中か。
「はぁ〜、ん〜!」
大きな欠伸をして、腕を伸ばす。
「腹減ったな・・・」
第一声がこれか、と心の中で突っ込みして、一人ニヤリと笑った。これではまるで、主人公みたいではないか。とまたニヤリ。
部屋を出て階段を降りながら、下から暖かい空気と良い匂いと楽しそうな声が聞こえてくる。
「・・・でね、今日は帰ってきたらお兄さんとお庭見るの!」
「あら、それは楽しみね。」
「そうか、それは楽しみだな。」
「・・・おはようございます。」

さて、これからどうすっかな・・・











11/06/16 06:21更新 / のりゆき
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■作者メッセージ
眠いんで短めに〆

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