連載小説
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‐北上‐ Going north
俺はグロリアが言った「どこへでも行ける力と機動力あるんだしどこにでも行けば良いじゃない。」という言葉をきっかけに今度は北上してみることにした

グロリア『貴方が力を得た意味とか、見つかると良いわね』

光輝「ああ、また機会があれば」

そのまま俺は飛んで今度は北上していく…

光輝「お、あれは…」

昼過ぎに飛び立ち、次の日の朝まで飛んでいると大きな陸地が見えてきた

光輝「オーストラリアか?あれは…」

どうやらオーストラリアらしく、その国旗が見えた

光輝「せっかくだしウルルとか見てくか…」

そのまま気づかれないように移動して坑道らしきものを見つけた

光輝「どうやらここも廃鉱らしいな…」

今日はここの廃鉱を宿にしよう

光輝「まあ、廃鉱だしそこまで多くはないか…」

取れる金属はそこまで多くはないが俺の身体は金属系の物質だけを濾して吸収できるので少しずつ吸収していく…

光輝「ふう…」

なんというか、身体を変形させてみようかなと思う、翼が出せたならできる可能性がある…

光輝「お、いろいろできるな」

イメージしたかたちにどんどん変わる、これはすごい…

光輝「なら…」

さすがに上半身裸に翼はまずいので服の形を作り翼は一度体内に戻す

光輝「ということは…」

イメージすると、槍が身体から引っ張り出せた

光輝「確かにこれはすごい力だ…その気になれば確かに…」

金属の意思の言うことも尤もだ、これなら人間や魔物に攻撃を仕掛けられる

光輝「なるほど…」

もう人間とも魔物ともできるなら余り関わりたくはないからあくまでも自己防衛ではあるが…

光輝「さて…」

まだ夕方だが寝ることにする…





















光輝「よし…起きるか…」

それから夜明けの少し前に起きた、今日はウルルから夜明けを見に行こう

光輝「いくか…」

ウルルまで一直線に飛んでいく…

光輝「これなら文句も言われないだろう…」

ウルルに触れずに近くで浮いた状態で夜明けを見る…

光輝「…」

今日は晴れていてよかった、きれいな夜明けだ…

光輝「さて、次はどこへいくかな…」

そのままとりあえずさらに北へ向かおう…

光輝「あれは…」

火山らしきものが見える、赤く光っている…

光輝「そういえば、この金属って…」

すると金属の意思が答えてくれた

金属「ああ、溶岩も取り込めるぞ」

光輝「なら、少しだけ貰ってみるか…何か小規模とは言えグツグツしてるし…」

そのまま頂上近くに着地して流れている溶岩に触れる…確かに熱いが火傷や燃える感覚はない…

光輝「これなら…」

金属「生体のように見える首から上も同素材のようなものだ…」

光輝「マジか」

金属「ああ…お前が望むならどんな力も吸収してお前のものとする」

光輝「適合したら凄まじいレアメタルなのか…」

金属「ああ、そうかもしれないな」

俺はある決心を決めた

続く
21/02/18 00:14更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

次回に続きます

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