それからの彼ら
二度目の襲撃も終わり、それから二週間たちエキシビションマッチが開催される
流ノ介「長かったな…」
翔「懲りん奴らのせいでな…ったく…」
五郎「まあ、魔物たちは奴らに忙殺されてるだろうよ」
翔「観客は誰もいなくなっちまったが、やるか」
流ノ介「ああ…」
観客は安全のため入れなくなってしまった、それでも最後くらいは楽しみたいものだが
プールに俺達は競技用の強化装甲を着て対峙する
流ノ介「では、よろしく」
翔「ああ、悔いなくやろう」
そのまま互いにプールへ飛び込む
酸素ボンベをつけているので水中でも安心だ
そのまま試合が始まる。ルールは水中でも水上でも身体が規定ラインの外に出る、または触れたら負けと言うものだ
流ノ介「…」
どうでてくる?と思ったがここまで来た以上戦法はそう変えないだろう…
翔「!!」
最初から突っ込んできた、まあそうだろうな…
そのまま組み合う
流ノ介「…」
出力はほぼ互角、なら…
翔「!!」
脇腹に蹴りを入れ間合いを取り、酸素ボンベとは別にある両腕の装備した空気を圧縮していれてあるポンプから圧縮した空気の砲弾を放つ
翔「!!!!」
翔の機体は近接と機動力こそ俺の機体より上だが、そのぶん中距離より長いレンジの攻撃はほとんどない
流ノ介「…」
そのまま弾がなくなるまで空気の砲弾を撃ち続ける
翔「!!!!」
よし、あいつの機体はもう少しで場外だ
流ノ介「っ!!!!」
といったところで弾切れだ…なら…
翔「!!!!」
向こうより分が悪いが近接にするしかない
流ノ介「…」
そのまま格闘用に装備を切り替え対峙する
流ノ介「…」
どうやら水上での戦いが良いようだ
流ノ介「…」
良いだろう、水上での白兵戦が好みなら乗ってやる
翔「あれで終わるとは思ってないだろ?」
流ノ介「ああ、場外になるようならな」
翔「なら、始めようか」
流ノ介「ああ。」
互いの手が届く範囲にまで飛んで近づく
翔「だっ!!!」
流ノ介「はっ!!!!」
互いの拳が胸部にぶつかる
流ノ介「でゃっ!!!!」
翔「だりゃっ!!!!」
今度は蹴りが互いの脇腹に決まる
翔「おれがもとめていたのは、これだ…!!」
流ノ介「そうだな…!!!!」
今度は組み合って頭突きを互いにぶつける
翔「がっ!!!!」
流ノ介「っ!!!!」
頭に衝撃が来るがそれさえも楽しい
エルザ『わぁ…泥臭いぶつかり合い…』
五郎「あいつらには小手先は決定打とならないからな…なら泥臭い殴り合い、蹴り合いになるのも必然だろう」
エルザ『でも、殺意や悪意はない…あいつらが来たときとはまるで違う…♪』
流ノ介「はぁ…はぁ…」
翔「はぁ…はぁ…」
片方の頬は腫れ、身体中痛い…でもそれは向こうも同じはずだ
流ノ介「…」
翔「…」
恐らくこれが互いに最後の一撃だろう…
流ノ介「っ!!!!!!」
翔「っ!!!!!!」
互いの拳が心臓の辺りにクリーンヒットする
翔「が…っ!!!!!!」
流ノ介「っ…!!!!!!」
立っていられなくなり倒れる
翔「俺の負け…だな…」
流ノ介「いや、俺も立てん…」
翔「やっぱり流ノ介は強いな…」
流ノ介「チャンプとしての矜持がある、それにな…」
翔「なるほど…ははは…」
流ノ介「翔こそさらに強くなったな…」
翔「そりゃ、な…」
流ノ介「やべ…意識が…」
翔「…」
翔に至っては失神したらしい…
流ノ介「今回も、引き分けか…」
そのまま俺の意識も薄れていく…
俺達が目を覚ますと、どうやら医務室だった
エルザ『目を覚ましたわね』
流ノ介「あ、ああ…」
翔「ああ…」
エルザ『なんというか、魔物としては止めないといけないんだけど互いに殺意も悪意もなくただぶつかり合ってるのを楽しんでいたわね…』
流ノ介「ああ、一応チャンプの俺が認める最強のプレイヤーだからな」
翔「自分を除いてを言い忘れてるよ全く…」
流ノ介「いや、翔は俺と互角に戦える最強のプレイヤーだよ」
翔「だが、俺も流ノ介は流石チャンプと思う」
手を伸ばして握手を交わす
流ノ介「やっぱり翔との試合が一番熱くなれる」
翔「それは俺も同感だ…」
エルザ『ライバルでもあり強い友情…愛に引けを取らない尊い感情ね…♪』
流ノ介「そいつはどうも…」
五郎「混ざりたくなるが混ざれない神聖な感じもあるんだよな…」
流ノ介「はは…」
翔「こうして話してるのも楽しいな…」
流ノ介「そうだな…」
エキシビションマッチは終わった…ここからどうなるのか…
続く
流ノ介「長かったな…」
翔「懲りん奴らのせいでな…ったく…」
五郎「まあ、魔物たちは奴らに忙殺されてるだろうよ」
翔「観客は誰もいなくなっちまったが、やるか」
流ノ介「ああ…」
観客は安全のため入れなくなってしまった、それでも最後くらいは楽しみたいものだが
プールに俺達は競技用の強化装甲を着て対峙する
流ノ介「では、よろしく」
翔「ああ、悔いなくやろう」
そのまま互いにプールへ飛び込む
酸素ボンベをつけているので水中でも安心だ
そのまま試合が始まる。ルールは水中でも水上でも身体が規定ラインの外に出る、または触れたら負けと言うものだ
流ノ介「…」
どうでてくる?と思ったがここまで来た以上戦法はそう変えないだろう…
翔「!!」
最初から突っ込んできた、まあそうだろうな…
そのまま組み合う
流ノ介「…」
出力はほぼ互角、なら…
翔「!!」
脇腹に蹴りを入れ間合いを取り、酸素ボンベとは別にある両腕の装備した空気を圧縮していれてあるポンプから圧縮した空気の砲弾を放つ
翔「!!!!」
翔の機体は近接と機動力こそ俺の機体より上だが、そのぶん中距離より長いレンジの攻撃はほとんどない
流ノ介「…」
そのまま弾がなくなるまで空気の砲弾を撃ち続ける
翔「!!!!」
よし、あいつの機体はもう少しで場外だ
流ノ介「っ!!!!」
といったところで弾切れだ…なら…
翔「!!!!」
向こうより分が悪いが近接にするしかない
流ノ介「…」
そのまま格闘用に装備を切り替え対峙する
流ノ介「…」
どうやら水上での戦いが良いようだ
流ノ介「…」
良いだろう、水上での白兵戦が好みなら乗ってやる
翔「あれで終わるとは思ってないだろ?」
流ノ介「ああ、場外になるようならな」
翔「なら、始めようか」
流ノ介「ああ。」
互いの手が届く範囲にまで飛んで近づく
翔「だっ!!!」
流ノ介「はっ!!!!」
互いの拳が胸部にぶつかる
流ノ介「でゃっ!!!!」
翔「だりゃっ!!!!」
今度は蹴りが互いの脇腹に決まる
翔「おれがもとめていたのは、これだ…!!」
流ノ介「そうだな…!!!!」
今度は組み合って頭突きを互いにぶつける
翔「がっ!!!!」
流ノ介「っ!!!!」
頭に衝撃が来るがそれさえも楽しい
エルザ『わぁ…泥臭いぶつかり合い…』
五郎「あいつらには小手先は決定打とならないからな…なら泥臭い殴り合い、蹴り合いになるのも必然だろう」
エルザ『でも、殺意や悪意はない…あいつらが来たときとはまるで違う…♪』
流ノ介「はぁ…はぁ…」
翔「はぁ…はぁ…」
片方の頬は腫れ、身体中痛い…でもそれは向こうも同じはずだ
流ノ介「…」
翔「…」
恐らくこれが互いに最後の一撃だろう…
流ノ介「っ!!!!!!」
翔「っ!!!!!!」
互いの拳が心臓の辺りにクリーンヒットする
翔「が…っ!!!!!!」
流ノ介「っ…!!!!!!」
立っていられなくなり倒れる
翔「俺の負け…だな…」
流ノ介「いや、俺も立てん…」
翔「やっぱり流ノ介は強いな…」
流ノ介「チャンプとしての矜持がある、それにな…」
翔「なるほど…ははは…」
流ノ介「翔こそさらに強くなったな…」
翔「そりゃ、な…」
流ノ介「やべ…意識が…」
翔「…」
翔に至っては失神したらしい…
流ノ介「今回も、引き分けか…」
そのまま俺の意識も薄れていく…
俺達が目を覚ますと、どうやら医務室だった
エルザ『目を覚ましたわね』
流ノ介「あ、ああ…」
翔「ああ…」
エルザ『なんというか、魔物としては止めないといけないんだけど互いに殺意も悪意もなくただぶつかり合ってるのを楽しんでいたわね…』
流ノ介「ああ、一応チャンプの俺が認める最強のプレイヤーだからな」
翔「自分を除いてを言い忘れてるよ全く…」
流ノ介「いや、翔は俺と互角に戦える最強のプレイヤーだよ」
翔「だが、俺も流ノ介は流石チャンプと思う」
手を伸ばして握手を交わす
流ノ介「やっぱり翔との試合が一番熱くなれる」
翔「それは俺も同感だ…」
エルザ『ライバルでもあり強い友情…愛に引けを取らない尊い感情ね…♪』
流ノ介「そいつはどうも…」
五郎「混ざりたくなるが混ざれない神聖な感じもあるんだよな…」
流ノ介「はは…」
翔「こうして話してるのも楽しいな…」
流ノ介「そうだな…」
エキシビションマッチは終わった…ここからどうなるのか…
続く
20/11/17 23:29更新 / サボテン
戻る
次へ