お礼巡りと償いの終わり
次の日、朝食を済ませてお礼巡りをすることにした。
アイン「なら、まずは水の守護竜のところか」
セラ「うん♪」
はじめの頃に比べると二割ほどの時間で泉に着いた
アイン「どうも…」
守護竜「治ったようですね…良かった…」
セラ「はい♪ありがとうございました!」
守護竜「貴方」
アイン「?」
守護竜「…」
何とも言えない感覚のまま次は風と雷の守護竜のところに向かう
守護竜「病を完治させたか、何よりだ…」
セラ「はい♪いろいろありがとうございました!」
守護竜「…」
そして風と雷の守護竜も私を見ている
アイン「?」
守護竜「まあ、こういうことはあいつに任せるか」
アイン「…」
よくわからないものは少し大きくなるも次は大地の守護竜のところに向かう
守護竜「病を克服したか、良かったな…」
セラ「はい♪いろいろありがとうございました!」
守護竜「しようもないことを考えているな」
アイン「?」
守護竜「まあ、いい」
疑念はさらに大きくなるも気にしないようにして炎の守護竜のところに向かう。
アイン「ふう…着いたな」
セラ「うん」
守護竜「お、帰ってきたか」
セラ「お世話になりました!」
守護竜「おいアイン」
アイン「いつの間に名前を…?」
守護竜「お前、セラが成竜になったら自然に返すつもりだろ」
アイン「!ばれてましたか…」
守護竜「ふざけたこと抜かしてんじゃねえぞおい!!!!」
アイン「え」
凄まじい剣幕に間抜けな声が漏れる
守護竜「確かに償いとしては終わったかもしれねえ、だがそれが一緒にいていけない理由にはならねえだろうが!!!!」
アイン「…いずれ、私は彼女を置いて死んでしまいます。だからこそ今なら…」
守護竜「…とりあえず、お前の考えはわかった」
アイン「…」
守護竜「だが、んな事したらセラが裏切られて心を閉ざすことを考えなかったのか?」
アイン「…」
守護竜「とりあえず、天空竜たちが呼んでる。行ってこい」
アイン「あ、はい…」
天空竜たちは何というだろうか
そのまま上に、上に飛ぶ
アイン「着いたな。」
着くことは着いたが夕方になっていた
セラ「アインさん、さっきのはなし、本当?」
アイン「…ああ」
セラ「どうして?」
アイン「私は君を今までの人生の償いのために引き取った。何とか成体になれたなら後は自力で生きていけると思っている。」
セラ「…」
そう話していると天空竜の声が聞こえてきた
天空竜「なるほど…確かにこれは…」
アイン「あ、どうも…」
天空竜「アイン、貴方はひとつ大きく取り返しのつかない間違いを犯そうとしている」
アイン「…」
天空竜「確かに寿命の問題で貴方が先に死ぬのは事実でしょう…」
アイン「…」
天空竜「でも、貴方はセラの唯一の家族です。その事は覚悟をしていると思いますよ?」
アイン「そうなのか?」
セラ「うん…いずれ来る問題だとは思うけどまだ先の話だとも思う」
アイン「そうか…」
守護竜「貴方の償いはもう終わったといっても良いでしょう、特に仙竜郷に行く前の発作が起きた時に彼女を抱えて必死に向かい退院できるまで寄り添った地点で終わっていると言って良いでしょう…」
アイン「…」
守護竜「もう、ここからは償いのことは考えなくても良いでしょう。家族として彼女の側に居るべきです」
アイン「…」
セラ「私は、アインさんと一緒に居たい。」
迷いなくセラは私を見てきた
アイン「そうか…セラの意思なら…」
これからは償いではなく自分の意思でセラと共に生きよう。
セラ「うん…♪」
天空竜「もうひとつ、朗報があります」
アイン「??」
天空竜「それは…」
その事を聞き、私たちは心底驚くのだった
おわり
アイン「なら、まずは水の守護竜のところか」
セラ「うん♪」
はじめの頃に比べると二割ほどの時間で泉に着いた
アイン「どうも…」
守護竜「治ったようですね…良かった…」
セラ「はい♪ありがとうございました!」
守護竜「貴方」
アイン「?」
守護竜「…」
何とも言えない感覚のまま次は風と雷の守護竜のところに向かう
守護竜「病を完治させたか、何よりだ…」
セラ「はい♪いろいろありがとうございました!」
守護竜「…」
そして風と雷の守護竜も私を見ている
アイン「?」
守護竜「まあ、こういうことはあいつに任せるか」
アイン「…」
よくわからないものは少し大きくなるも次は大地の守護竜のところに向かう
守護竜「病を克服したか、良かったな…」
セラ「はい♪いろいろありがとうございました!」
守護竜「しようもないことを考えているな」
アイン「?」
守護竜「まあ、いい」
疑念はさらに大きくなるも気にしないようにして炎の守護竜のところに向かう。
アイン「ふう…着いたな」
セラ「うん」
守護竜「お、帰ってきたか」
セラ「お世話になりました!」
守護竜「おいアイン」
アイン「いつの間に名前を…?」
守護竜「お前、セラが成竜になったら自然に返すつもりだろ」
アイン「!ばれてましたか…」
守護竜「ふざけたこと抜かしてんじゃねえぞおい!!!!」
アイン「え」
凄まじい剣幕に間抜けな声が漏れる
守護竜「確かに償いとしては終わったかもしれねえ、だがそれが一緒にいていけない理由にはならねえだろうが!!!!」
アイン「…いずれ、私は彼女を置いて死んでしまいます。だからこそ今なら…」
守護竜「…とりあえず、お前の考えはわかった」
アイン「…」
守護竜「だが、んな事したらセラが裏切られて心を閉ざすことを考えなかったのか?」
アイン「…」
守護竜「とりあえず、天空竜たちが呼んでる。行ってこい」
アイン「あ、はい…」
天空竜たちは何というだろうか
そのまま上に、上に飛ぶ
アイン「着いたな。」
着くことは着いたが夕方になっていた
セラ「アインさん、さっきのはなし、本当?」
アイン「…ああ」
セラ「どうして?」
アイン「私は君を今までの人生の償いのために引き取った。何とか成体になれたなら後は自力で生きていけると思っている。」
セラ「…」
そう話していると天空竜の声が聞こえてきた
天空竜「なるほど…確かにこれは…」
アイン「あ、どうも…」
天空竜「アイン、貴方はひとつ大きく取り返しのつかない間違いを犯そうとしている」
アイン「…」
天空竜「確かに寿命の問題で貴方が先に死ぬのは事実でしょう…」
アイン「…」
天空竜「でも、貴方はセラの唯一の家族です。その事は覚悟をしていると思いますよ?」
アイン「そうなのか?」
セラ「うん…いずれ来る問題だとは思うけどまだ先の話だとも思う」
アイン「そうか…」
守護竜「貴方の償いはもう終わったといっても良いでしょう、特に仙竜郷に行く前の発作が起きた時に彼女を抱えて必死に向かい退院できるまで寄り添った地点で終わっていると言って良いでしょう…」
アイン「…」
守護竜「もう、ここからは償いのことは考えなくても良いでしょう。家族として彼女の側に居るべきです」
アイン「…」
セラ「私は、アインさんと一緒に居たい。」
迷いなくセラは私を見てきた
アイン「そうか…セラの意思なら…」
これからは償いではなく自分の意思でセラと共に生きよう。
セラ「うん…♪」
天空竜「もうひとつ、朗報があります」
アイン「??」
天空竜「それは…」
その事を聞き、私たちは心底驚くのだった
おわり
20/09/20 02:51更新 / サボテン
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