連載小説
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妹編
グラビアページ

『妹と言えばバフォメット、バフォメットと言えば妹』
『妹界の雄バフォメットのメットさんです』
『お兄ちゃんは随時募集中』
『恋の魔術に堕ちませんか』

『妹界の万年2位…ゴホンゴホン』
『魔女のスノーさんです』
『恋の魔術をかけて欲しいお年頃』
『サバドでいつでもあなたを歓迎します』

『小さいと言えばフェアリーの桜さんです』
『楽しい事は良い事だ』
『気持ちい事は良い事だ』
『一緒にあそぼー』

『ある意味生まれる前から貴方の妹』
『いえいえ出会いの運命の為に生まれてきた?』
『ハンプティ・エッグの?さん』
『名前は貴方がつけてください』

『妹界のもう一方の雄、ベストオブ妹』
『アリスのファンさんです』
『一緒に寝ましょ』
『ぎゅっと抱きしめてあげる』


グラビアページの娘さんはお婿さん募集中です。募集された方は責任もってコンタクトさせて頂きます。

インタビューページ


アリスが妹の読者さん
「父親が再婚して、生まれたのが妹なんですが。とにかくかわいい。嫁にはやらんと父親と頑張ってたら私が婿にされました」

フェアリーが妹分の読者さん
「幼馴染で、子供の頃はよく妖精の国に連れて行ってもらいました。でも、普段の行動が行動何で妹分扱いですけど、どうも年上っぽいんですよ」

ホルスタウルスが妹な読者さん
「え、妹編のインタビュー?いいんですか。うちの妹はロリ巨乳ですよ。はあ、構わない。それでは。ホルスタウルスなので妹は俺より年下なのにもうミルクが出るんです。でも、おままごとに俺を赤ん坊役にするのはやめてほしいですね。ミルクを飲ませようとするんです」

ドーマウスが娘の読者さん
「まあ娘は眠り病を発症しまして、死ぬよりはとドーマウスになったんですが。気が付いたら一緒に寝ているんです。甘えて一緒に眠るんですが、何故かパンツをはいてなくて」

魔女が恋人の読者さん
「友人に騙されてサバドに言ったのが出会いのきっかけです。俺は一人っ子だったんで妹と言われてもピンとこなかったんですが、『お兄ちゃん』と言われてもう抱きしめまくっていました」

サハギンが娘の読者さん
「俺が漁に出ている間に幼馴染がサハギンになっちまったんだよ。一緒に漁に出てくれるのは嬉しいんだが、いつの間にか上に乗っかってくるのは良いのかね。甘えてくれるのは嬉しいが」

インプが妹の読者さん
「一つ訂正があります。妹がアークインプになりました。悪戯好きでしょっちゅう俺だけが狙われていたんですが、成長して威力効果ともに倍以上になっています。俺は生き残れるんだろうか」

アカオニが義妹の読者さん
「親の再婚で義妹が出来て早何年か。可愛いのは良いんですが、必ず腹部目がけて突撃してくるので腹筋が強くなりました」

ハンプティ・エッグが恋人の読者さん
「ある意味究極のロリ!生まれる前から恋されたって、ロマンチックですね」

エンジェルが恋人の読者さん
「清楚な天使が恋人。こういえば聞こえは良いですね。ただ魔物娘なので夜は物凄いのがギャップというか何というか」

ドワーフが妹の読者さん
「鍛冶師だった母が何故かドワーフになりまして、生まれた妹です。ただ力が強いので逆レイプ状態。私も対抗しようと合気道を学びました」

ハーピィが恋人の読者さん
「まあハーピィ属はスレンダーなので年上よりは年下に見られがちなんですが。私の恋人は年上ですよ?ただ鳥部分がマメハチドリなので言わずもがなですが」


ちょっとコーヒーブレイク
さて、今回は最近勢力を伸ばしている『だっこ倶楽部』のYさんにお邪魔しました。それでは代表者の方にお話を伺いましょう。

「だっこ倶楽部は甘えて抱っこされたいと言う欲求から生まれたサークルです。男女問いませんので旦那さんが奥さんの膝に抱かれたり奥さんが旦那さんの膝に乗ったりとそこは夫婦で色々です。まあ大きい方が小さい方を抱っこするのが普通ですが、大きい方が膝枕されて頭を抱っこされるなんてものあります。ドラゴンの奥さんが抱っこされたり、バフォメットの奥さんが抱っこされたりといちゃいちゃするのを見せつけるのも活動の一種ですね。最後に分かりやすく活動中の写真をどうぞ」
『ええと、どう見てもナニをしているご夫婦がアヘ顔ダブルピースしているんですが』
「まあそういう事もあるという事で」

 魔物娘だからならではの活動です。皆さんも一度参加してみませんか。



インタビューページ
 さて、読者の中から対談しても良い、と言われた方々の内、さらに編集部の厳選と都合で選ばれた方達においで頂きました。皆さん奥さんが魔物娘ですが、種族は被らないように調整しております。

編集員のカラステング(以下略)『それでは対談を始めたいと思います。雑誌ではこちらから時計回りにAさんからFさんまでとさせていただきます。まず奥さんの種族をどうぞ』
A「バフォメットが妻のAです」
B「アリスが妻のBです」
C「エンジェルが妻のCです」
D「デビルが妻のDです」
E「ドワーフが妻のEです」
F「ラージマウスが家族のFです」
G「アークインプが妻のGです」
A「何だか数が増えてますけど、今度から8人体制ですか?」
『あまりにも乱入されるので、先に潜入させてみました。誰が本来呼ばれない人かは後で発表します』
D「無茶ブリだ」

『まずは奥さんが年下のような姿なわけですがまずはそれについて言いたいことがあればどうぞ。Aさんからお願いします』
A「ハイル!ロリータ」
B「ジーク!ロリータ」
C「ロリ体形こそ至高!」
D「何だこの変な新興宗教みたいなノリ。あ、俺はめんどいんでだっこ倶楽部のパンプに書いてある事と同じという事で」
E「ロリコンなんじゃない、好きになった女がロリだっただけだ」
F「まあ僕は襲われた結果なのでこっちからどうしようと言う話ではなかったんですが」
G「小さいのとロリとはイコールなのか?」
『この前はおっぱい星人で今度はロリコン共か。何だかやっていく自信が無くなって来た。というか、後半はロリコンである事を否定しているようにしか聞こえませんね』
A「ああ、よく聞く言葉だな」
『ええと、ロリコンを否定はしないんですね』
B「この集まった人の奥さんの感じから行くとわざとでしょう?」
C「吾輩は、普通に好きなんですな」

『ロリ編という事で、読者さんは関係が気になると思うんですが、そういう関係がある方はどうぞ。また、出会いとどうやって惚れた、惚れられたかをBさんからお願いします』
B「母がサキュバスになってから生まれたのが妹です。普通に生まれた時から見ているんですが、こう、見ているだけで可愛くて」
『やや兄馬鹿をこじらせていますね』
C「吾輩の妻との出会いは妻が迷子になっているのを助けたところからですな。吾輩、普通にスレンダー系が好みだったので、その後は清いお付き合いの後現在に至りますな」
『見た目からしてオタクな感じですけど、根は清いんですね』
C「どちらかというと、無理やりは嫌なだけですから。結婚できないならできないでそういう人生もありでしたし」
『ある意味悟っていただけでしたか』
D「俺の所も普通に、俺がある日歩いていたら空から急降下してきて嫁に捕まったってだけだな」
B「いやいや。結構ポジティブな奥さんの勝利でしょうそれは」
D「まあめんどいから別に良いけど」
E「俺の妻は幼馴染の妹分だったんです。同じ職場だからよく一緒に働いて、そのまま自然とこうくっついたんです」
F「さっきも言いましたが野原を散歩していたら穴に落ちまして、そのままですね。娘もたくさんいますが孫もたくさんいます」
G「妹というか義妹というか。父の使い魔だったんですが、いつの間にか養子になってました」
A「同じ職場での結婚なので、それほど凄い事はないな」

『次に、結婚後の周囲の反応を教えてください。Cさんからどうぞ』
C「結婚後『なんでお前が』『リア充抹殺』とほめられましたな」
B「いやそれは周囲の感じから行くとモテナイオタクの中で結婚を成功させたからでは」
C「自分たちも天使に会いに行くと、自殺の名所に飛び込んでいきましたな」
B「意味違いませんか?止めましょうよ」
『まあそういうところには魔物娘さんが網を張っているので結果的には良かったんでは?』
D「俺の所は勘違いした近所のゴーストバスターが押しかけてきた」
『どうなったんです』
D「幽霊じゃないから役に立たなかったと挫折して帰った」
A「なんだそれ」
E「俺の所も職場結婚なので、見る目は変わりませんでしたね」
F「まあ僕は現在の家である穴に落ちてからあんまり外出しないのでよく分かりませんね」
G「何しろ父の使い魔だったと言いましたから、出会った最初で押し倒されてそのままなので変化も何もありません」
A「周りから『お前そういう趣味だったのか』と、弾劾され…。悪い事は…してない…よな」
『周りの人は子供みたいな相手を連れてくると普通に驚きますからね』
A「畜生、引くと言っても良いよ、この場でオブラートに包まれると気がめいるわ」

『次はDさんから、ロリ娘とはいっても魔物娘は年上の場合もあるでしょう、そんな自分より年上っぽい所を見せられてドキッとっした事をどうぞ』
D「ドキッというか、嫁はデビルだから甘やかしてくるんだよな。至りつくせりで有難い」
『デビルの特製ですもんね』
D「面倒が無くなるのは便利だ。そんな中で、俺が悪い事をすると叱る。その姿が大人びてドキッとする」
E「鍛冶の腕はやっぱりドワーフの方が上ですし、例えば剣を打った後、真剣に剣を見つめ続けて悪い所がないか、もっとよくできないか考えるところは熟練の職人の姿です。憧れますし尊敬します」
『職人的な目線ですね』
F「そうですね、まあ家族が多いので、食料を買い忘れてお腹を空かせている所を見るとドキドキします」
『それは食べられないかという生命危機を感じているんでは?』
F「あ、そうなんですか。じゃあ違うな。ええと、娘を叱るときなんか、小さいのに母親してるなぁと思います」
『まあ、それなら間違いではないですね』
G「僕は、やっぱり夜ですね。こう奴隷を見るような目で見られるとぞくっとします」
『調教が進んでいるようです』
A「私は、妻は実際に年上だから、そういう対応になる。けれど自分の分からない仕事の案件を素速く片付けていくところなんか、カッコいい」
『年上というか、年の功にドキッとしていますね』
B「私の所では見た目が見た目なので、年上的なドキドキする感じはそんなにないです。強いて言えば、何を見るでもなく遠くを見ている時、まるで何もかも知っているような顔になってドキドキします」
C「やっぱり天使なので、悪い事をしている人間は嫌いなんですな。ある時、小犬をいじめていた大人が天罰で電撃を食らってました。その様子を見る目が、ひどく厳かでしたな」
『皆さん奥さんが怖すぎるような気がします』

『次はEさんですね。それでは逆に、甘えてきたりして子供っぽい齢相応な話はありますか』
E「妻のですか。たくさんあるんですが、良いですか?」
『はい』
E「それでは。まず首飾りを作るとき間違えて鎖を断ち切ってしまった時の顔、寝ぼけ眼で金槌を振り下ろして地面にずれた気まずそうな顔、眠たそうなときに膝に載って来て頭を預ける仕草、後ろからそっと頭をこすり付けてくる様子…」
『わかりましたからそのくらいにしてください。ブラックコーヒーが欲しくなりました』
A「奥さん愛してるな〜」
E「はい。大事な奥さんたちですから」
F「奥さんたち?」
E「八人家族で私以外ドワーフなんです」
『子沢山ですね』
E「いえ、まだ子供はいないんです。欲しいですが」
D「もしかしてハーレム」
C「逆白雪姫ですな」
『Fさん以外にもハーレム持ちいたんですねですね。Fさんどうぞ』
F「うちはハーレムなのか?群れだとは思いますが。可愛い所と言えば、チーズを頬張って食べている所ですね」
G「ああ分かります。取りはしないのに好物を口いっぱいに頬張って、喉が詰まって気絶するのが我が家でワンセットです」
A「私は妻がバフォメットなのである意味万能です。しかし時々やらかすドジの後の情けない顔が可愛い」
B「アリスちゃんに可愛くない所など存在しない!」
『これは話すと長くなりそうですね。Cさん続けてください』
C「良いんですかの?吾輩の妻はまだ天界から降りて間もないので、天界と違う事を見ると訪ねてきて、驚いたりすると飛びついてくるのが可愛いですな」
D「デビルで可愛い所?……あ、この前俺がリードしたらえらく可愛らしかった」
『リードって、エッチですねぇ』
D「デートのプランを一から決めて食事まで持っていく事のどこがえっちなんだ」
A「深読みしすぎですよ」

『やっぱりやめてほしい所もあるでしょう。そんな出来事は何かありますか?Fさん』
F「やめてほしいのは、娘が年頃になるとまず第一の婿候補に僕を選ぶ事です」
『娘ハーレムが広がってるんですね』
「娘には普通の恋愛をして欲しいんですが。いや可愛いのは確かなんですが」
G「僕の妻はインプの頃から悪戯好きで、それに命を懸けるんです。必要な材料だからってドラゴンから宝を盗んで来るとか。命を懸けるのをやめてほしい」
A「バフォメットだからなのか本人の性格なのか、暇つぶしに買った雑誌についているグラビアが巨乳だと次見た時にそのページが貧乳になっている。どうやっているのか知らないけど魔力の無駄なような気がするのでやめてほしい」
B「アリスちゃんに嫌なことなどない!」
『はいはい。それでも雑誌の都合がありますので上げてみてください』
B「ううん。強いて言えば、俺以外の男に笑顔を振りまく事とか?」
『ヤンデレですね』
C「男のヤンデレは面白くないですな」
B「ヤンデレじゃない。無理に言ったら何で文句言われるんだ」
C「吾輩は掃除ですな。いや、掃除してくれるのは有難いんですが、中古の本を捨てられることがあって困りますな」
E「価値ある物なんですか?」
C「いやまったく。でも、吾輩が子供の頃に欲しいと思っていた本なので、探してきたのです」
B「ああ、大人によくある子供の頃のおもちゃなんかを買う話ですね」
D「やめてほしい事ね。特にないな」
『デビルの甘やかしに染まりましたか』
D「面倒な事を率先してやってくれるんだ。感謝しても嫌がる事はない」
E「そうですね、皆性格が違うのでそれぞれあるんですが、外で飲みすぎない事でしょうか。七人の奥さんが同時にべろべろに酔っぱらって帰って来てみなさい。流石に文句を言いたくなります」
『ああ、ドワーフのあるあるの凄い版ですね』

『最後に、子ども扱いしたら怒られたと言う出来事をお願いします』
G「僕の番ですか。さっきの話の続きみたいになるんですが、お菓子を食べている時に『これいる?はいあげた』という昔ながらの遊びをやったら無茶苦茶怒って、逆さづりにされるは召喚魔法の生贄にされるわと一週間酷い目に合いました」
A「はあ、それは凄い。私の所は何気なしに似合うと思って子供服買って言ったら怒られた」
『いやそれは普通に酷いんじゃないかと』
A「でも悪気はなかった」
C「無自覚なのが質が悪いというやつですな」
B「妹は子供だから結婚の話ではいはいという感じで頷いてたら当時仕えた最大の魔法を使ってきました」
『魔物娘を結婚でからかっちゃだめですよ』
C「出会ってすぐの頃、よく泣くので高い高いをしてあげたら怒られましたな」
D「天使ならもっと高い所から見下ろせるからじゃないか?俺は抱っこ倶楽部のイベント参加にはまだ早いと言ったら叱られた」
『そう言えば会員でしたね』
E「ドワーフは見かけどおりなので、最初にあった時飴玉をあげようとしたら殴られました」
F「子ども扱いも何も、娘を昔と同じように扱ったらちゃんと公平に愛せと叱られました」
『見かけのせいか、大体で出会ったばかりの頃にやらかしているようですね』

『さて、それではここまでで雑誌からの質問は終わりです。皆さん、自由におしゃべりしてください』
E「あ、始まりに言っていた乱入者、誰だかわかりました」
C「吾輩も分かりましたな」
A「えっ誰なんですか?」
D「分からない方がおかしいだろう」
B「まもふぇち見てたら普通に予想がつくよな」
F「せーので言いましょう」
G「せーの」
「「「「「「Aさん」」」」」」
『やっぱりばれてましたか』
E「それはね、まあバフォメットが奥さんな所よりも、何回か編集者さんを見る目が恐怖におののいていたからね」
C「そういえばお聞きしたいんですが、他の奥さんはどうなさいましたかの?やっぱりロリ化しましたか?」
A「いえ、元が職場の中で認め合った中だったのでそういうのはないですね。ただ夜の生活で胸を何かすると、その倍はバフォメット奥さんに構ってやらないと後がきついですが」
『ふむ、今度忍び込んでの取材をしましょうか。元編集長の弱みを握れば』
バフォメット(以下、バ)「そういう碌でもない事を考えておるから、お主は出世しないんじゃろう」
『ひえっ何で、ここに?』
バ「うむ、今度から別の雑誌で編集長をすることになったのでその移動辞令をもらいにの。ああ、安心するがよい。お主も一緒じゃ。旦那とは離れて暮らすことになるが、出世の花道じゃからな」
『いーやーっ出世よりも旦那が良いーっ』
A「何だろう、このぐだぐだ。もう解散しましょうか」
D「そうだな、あ、抱っこ倶楽部のチラシだ。よかったら貰ってくれ。ふう、面倒な仕事が終わった。飲みに行くか」
15/12/06 23:18更新 / 夜矢也
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■作者メッセージ
 ようやく出来た。長かった。急な寒さにやる気が起こらず、ストーブをつけたらやる気が満ち溢れてきた、そんな今頃です。

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